JP4909595B2 - 事故点標定システムおよび事故点標定方法、事故点標定システムの端末装置および標定演算装置 - Google Patents
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(構成)
図1は、本実施形態に係る事故点標定システムの全体構成図であり、図2は、図1に示す端末装置および標定演算装置の構成を詳細に示すブロック図である。また、図3は図1で内部事故が発生した場合の事故電流の流れる状態を示す図である。
図2の例では、端末装置1a1、・・・1b2が、通信ネットワーク50を介して標定演算装置60との間で情報の送受信をする様子を示している。
ここでは、データのサンプリング同期をとる手段としてGPSを使用する例で説明するが、同期手法はこの方法に限定するものではなく、他の方法によっても実現可能である。
ただし、ID;差動電流、
iA;A端子の電流、
iB;B端子の電流、
||;絶対値の符号、
例えば、第1回線送電線331についていえば、iAは端末装置1a1から得た電流データi1a1であり、iBは端末装置1b1から得た電流データi1b1である。これらの電流データi1a1およびi1b1を用いて、各々付与された絶対時刻を基準にこれらの電流データの同期を合わせた上で、上記(1)式に代入して電流差動演算を行なう。
第2回線送電線332についても同様にして端末装置1a2の電流データi1a2と、端末装置1b2の電流データi1b2とを(1)式に代入して差動電流IDを求め、この差動電流IDについて、(2)式が成立する場合は内部事故、成立しない場合は外部事故と判定する。
次に、本実施形態の作用について、図1、図2および図3を参照して説明する。
図3は、図1に示した電力系統30において、第1回線送電線331のF1に内部事故が発生した場合の事故電流の流れる状態を示す図である。
ただし、Z ;単位送電線のインピーダンス、
L ;送電線全長、
VA;A端子の電圧、
VB;B端子の電圧、
iA;A端子の電流、
iB;B端子の電流、
なお、B端子から事故点Fまでの距離XBを求める場合は、XB=L−XAでもよいし、(3)式における添字A,Bを以下の(3´)式のように入れ替えてもよい。
また、事故判別手段66は、第2回線送電線332についても端末装置1a2、1b2から得られた電流データi1a2、i1b2を使用して(1)式により電流差動演算を実施し、
ID2=i1a2+i1b2
=i1a2+(−i1a2)≒0
なる演算結果を得、(2)式に代入する。差動電流ID2は所定値Kより小さいので、事故判別手段66は外部事故と判定する。
1.以上述べた実施形態では、事故判別手段66における内部事故の判定方法として、電流差動演算方式を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、送電線の各端子の電圧を基準とした電流の方向で判定する方向比較方式や、送電線の両端子の電流位相で判定する位相比較方式などでも実現することができる。
Claims (4)
- 電力系統の各端子に配置されてサンプリング同期された電圧および電流の電気量情報を取得する各端末装置と、前記各端末装置で取得され、サンプリング同期された前記電気量情報を入力して事故点の標定演算を行なう標定演算装置とからなる事故点標定システムにおいて、
前記端末装置は、電力系統の前記電圧および電流の電気量情報を入力し所定周期でサンプリングしてアナログ信号をディジタルデータに変換して出力するアナログ/ディジタル変換手段と、前記アナログ/ディジタル変換手段から出力されたデータの同期を取る時刻同期手段と、前記アナログ/ディジタル変換手段から出力されたデータを入力して電力系統の事故発生を検出する事故検出手段と、前記事故検出手段から系統事故検出信号を入力し、前記アナログ/ディジタル変換手段からの所定期間分のディジタルデータを前記時刻同期手段で検出した絶対時刻データとともにデータ記憶装置に保存処理をするデータ記録手段と、前記データ記録手段がデータ保存処理を行なった場合、当該保存されたデータのうち絶対時刻データおよび系統事故検出結果のデータを前記標定演算装置へ送出する記録情報送出手段と、前記標定演算装置からのデータ要求情報を受信し、その内容を解読して出力する要求情報受信手段と、前記要求情報受信手段の出力を受け取り前記標定演算装置が指定した絶対時刻に見合う範囲のデータを、前記データ記憶装置に保存されているデータの中から抽出して事故点標定演算に必要なデータとして出力する要求データ抽出手段と、前記要求データ抽出手段から出力されたデータを前記標定演算装置へ出力するデータ送出手段とを備え、
前記標定演算装置は、各端末装置の記録情報送出手段から出力された送信データである系統事故検出結果のデータおよび系統事故検出時の絶対時刻データを入力する記録情報受信手段と、前記記録情報受信手段により入力された各端末装置からの前記送信データに基づいて送信元の端末装置を識別し、さらに、電力系統の構成に従って予め関連付けられた端末装置群の中から事故点標定に必要なデータを保存する端末装置を1つ以上選択するデータ要求先端末装置選択手段と、前記データ要求先端末装置選択手段で選択した1つ以上の予め関連付けられた端末装置に対し、事故点標定演算に必要とするデータの絶対時刻を指定して、データ要求情報を出力する要求情報送出手段と、データ要求した端末装置から事故点標定演算に必要なデータを受信するデータ受信手段と、受信した当該事故点標定演算に必要なデータを保存するデータ保存手段と、予め設定されている系統構成に基づいて故障点標定演算対象となる送電線の両端の端末装置を順次選択し、該当する端末装置から得られた前記保存されているデータのうち、各端子の電流データの差動分を演算する電流差動演算方式、または、端子電圧データを基準としたときの電流データの方向を判定する方向比較方式、または、両端子の電流位相で判定する位相比較方式のいずれかの判定方式により当該故障点標定演算対象送電線に関する内部事故か否かを判定する事故判別手段と、前記の事故判定手段が内部事故と判定した場合に、前記データ保存手段に保存してあるデータを用いて事故点標定を行なう標定演算手段と、この標定演算手段の演算結果を出力するデータ出力手段と、を備えたことを特徴とする事故点標定システム。 - 前記複数の端末装置は、通信ネットワークを介して前記標定演算装置との間で信号の入出力を行なうことを特徴とする請求項1記載の事故点標定システム。
- 前記標定演算装置を、前記通信ネットワークを介さずに前記複数の端末装置のいずれか1つと接続して信号の入出力を行なうことを特徴とする請求項1記載の事故点標定システム。
- 電力系統の各端子に配置された端末装置で取得され、サンプリング同期された電気量情報を標定演算装置に入力して、事故点の標定演算を行なうようにした事故点標定方法において、
前記端末装置は、電力系統の前記電圧および電流の電気量情報を入力し所定周期でサンプリングしてアナログ信号をディジタルデータに変換して出力するアナログ/ディジタル変換機能と、前記アナログ/ディジタル変換機能から出力されたデータの同期を取る時刻同期機能と、前記アナログ/ディジタル変換機能から出力されたデータを入力して電力系統の事故発生を検出する事故検出機能と、前記事故検出機能から系統事故検出信号を入力し、前記アナログ/ディジタル変換機能からの所定期間分のディジタルデータを前記時刻同期機能で検出した絶対時刻データとともにデータ記憶装置に保存処理をするデータ記録機能と、前記データ記録機能がデータ保存処理を行なった場合、当該保存されたデータのうち絶対時刻データおよび系統事故検出結果のデータを前記標定演算装置へ送出する記録情報送出機能と、前記標定演算装置からのデータ要求情報を受信し、その内容を解読して出力する要求情報受信機能と、前記要求情報受信機能の出力を受け取り前記標定演算装置が指定した絶対時刻に見合う範囲のデータを、前記データ記憶装置に保存されているデータの中から抽出して事故点標定演算に必要なデータとして出力する要求データ抽出機能と、前記要求データ抽出機能から出力されたデータを前記標定演算装置へ出力するデータ送出機能とを備え、
前記標定演算装置は、各端末装置の記録情報送出機能から出力された送信データである系統事故検出結果のデータおよび系統事故検出時の絶対時刻データを入力する記録情報受信機能と、前記記録情報受信機能により入力された各端末装置からの前記送信データに基づいて送信元の端末装置を識別し、さらに、電力系統の構成に従って予め関連付けられた端末装置群の中から事故点標定に必要なデータを保存する端末装置を1つ以上選択するデータ要求先端末装置選択機能と、前記データ要求先端末装置選択機能で選択した1つ以上の予め関連付けられた端末装置に対し、事故点標定演算に必要とするデータの絶対時刻を指定して、データ要求情報を出力する要求情報送出機能と、データ要求した端末装置から事故点標定演算に必要なデータを受信するデータ受信機能と、受信した当該事故点標定演算に必要なデータを保存するデータ保存機能と、予め設定されている系統構成に基づいて故障点標定演算対象となる送電線の両端の端末装置を順次選択し、該当する端末装置から得られた前記保存されているデータのうち、各端子の電流データの差動分を演算する電流差動演算方式、または、端子電圧データを基準としたときの電流データの方向を判定する方向比較方式、または、両端子の電流位相で判定する位相比較方式のいずれかの判定方式により当該故障点標定演算対象送電線に関する内部事故か否かを判定する事故判別機能と、前記の事故判定機能が内部事故と判定した場合に、前記データ保存機能に保存してあるデータを用いて事故点標定を行なう標定演算機能と、この標定演算機能の演算結果を出力するデータ出力機能と、を備えたことを特徴とする事故点標定方法。
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