JP4908508B2 - 無線通信システムにおける逆方向リンク送信電力制御 - Google Patents

無線通信システムにおける逆方向リンク送信電力制御 Download PDF

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Description

関連文献
本特許出願は、2005年7月21日に提出され、そして、特許仮出願番号第60/701,886号を与えられた “無線通信システムにおける逆方向リンク送信電力制御”と題する米国特許仮出願に優先権を主張する。この仮出願の全開示は、本出願の開示の一部に考慮されている。
本特許出願は、一般に多重搬送波無線通信システムに係わり、そして更に特に、逆方向リンク開ループ電力制御に関する。
通信システムは、単一搬送波周波数若しくは多重搬送波周波数を用いることが出来る。無線通信システムでは、通信路は、接続ネットワーク(access network)(AN)120からアクセス端末(access terminal)(AT)106への伝送のための順方向リンク(forward link)(FL)及びAT106からAN120への伝送のための逆方向リンク(reverse link)(RL)から構成される。(AT106は遠隔局、移動局あるいは加入者局としても知られる。又、アクセス端末(AT)106は、移動体であることも或いは固定であることも可能である。それぞれのリンクは、種々の異なる数の搬送波周波数を組み入れる。更に、アクセス端末106は、無線通信路を介して或いは、例えば光ファイバや同軸ケーブルを用いる、有線通信路を介して通信する任意のデータ・デバイスであることが出来る。アクセス端末106は、更に、PCカード、コンパクト・フラッシュ、外部又は内部モデム、或いは無線又は有線電話を含むがこれ等に限られない多数の型のデバイスの何れであっても良い。)セルラ通信システム100の例が図1Aで示され、該図において、参照番号102A〜102Gは、セルを表し、参照番号160A〜160Gは、基地局を表し、参照番号106A〜106Gは、アクセス端末を表す。
データ・レート制御(data rate control)(DRC)チャネル、データ源制御(data source control)(DSC)チャネル、受領通知(acknowledge)(ACK)チャネル、逆方向レート指標(reverse rate indicator)(RRI)チャネル、パイロット及びデータ(或いはトラヒック)チャネルは、逆方向リンク上で送信されるチャネルである、ということが注目される。DRC、DSC、ACK、RRI及びパイロットは、オーバーヘッド・チャネルである。逆方向リンク搬送波上に1つのDSCのみしかない場合、1つの順方向リンク搬送波、1次順方向リンク(FL)搬送波、に関する情報が基地局160に供給される。他方、基地局160に1次及び2次FL搬送波に関する情報を提供する複数のDRC及びACKチャネルがあることが可能である。又、ATに情報を提供するそれぞれの逆方向リンク搬送波上に1つのRRIチャネルと1つのパイロット・チャネルがあることもある。FL搬送波は、トラヒック(又はデータ)チャネル及びACKチャネルのようなオーバーヘッド・チャネル、逆方向電力チャネル(reverse power channel)(RPC)及び逆方向アクティビティ・ビット(reverse activity bit)(RAB)チャネルを搬送することも注目される。これ等のオーバーヘッド・チャネルは、ATに情報を提供する。
システム100は、例えばHDR標準に規定されているような、ハイ・データ・レート(High Data Rate)、HDR、オーバーレイ・システムを有する符号分割多元接続(code division multiple access)(CDMA)システムであることが出来る。HDRシステムでは、HDR基地局160は、アクセス・ポイント(access point)(AP)、モデム・プール・トランシーバ(modem pool transceiver)(MPT)と記載されることもある。本明細書中でアクセス端末(AT)106と呼ばれる、HDR加入者局106は、本明細書中でモデム・プール・トランシーバ(MPT)160と呼ばれる、1又は複数のHDR基地局160と通信することが出来る。
通信システムに関するアーキテクチャの参照モデルは、無線インターフェースを介してAT106と通信する接続ネットワーク(AN)120を含むことが出来る。アクセス端末106は、該無線インターフェースを介し本明細書ではモデム・プール制御器130(modem pool controller)(MPC)と呼ばれる、HDR基地局制御器130に、1又は複数のモデム・プール・トランシーバ160を介して、データ・パケットを送信しそして受信する。AN120は、該無線インターフェースを介してAT106と、システム内のその他の諸AT106と同様に、通信する。アクセス端末106がモデム・プール・トランシーバ160に信号を送る通信リンクは、逆方向リンクと呼ばれる。モデム・プール・トランシーバ160がアクセス端末106に信号を送る通信リンクは、順方向リンクと呼ばれる。モデム・プール・トランシーバ160とモデム・プール制御器130は、接続ネットワーク(AN)120の一部である。AN120は、複数のセクタを含み、そこでは各セクタは、少なくとも1つのチャネルを供給する。チャネルとは、所与の周波数割り当て内におけるAN120とAT106間の伝送のための通信リンクの集合として定義される。チャネルは、AN120からAT106への伝送のための順方向リンクとAT106からAN120への伝送のための逆方向リンクから構成される。接続ネットワーク120は、更に該接続ネットワーク120外部の、企業内イントラネット或いはインターネットのような、付加的ネットワーク104に接続されることが出来て、それぞれのアクセス端末106とそのような外部ネットワーク104との間でデータ・パケットを輸送することが出来る。1又は複数のモデム・プール・トランシーバ160とのアクティブ・トラヒック・チャネル接続を確立したアクセス端末106は、アクティブアクセス端末106と呼ばれ、そしてトラヒック状態にあると言われる。1又は複数のモデム・プール・トランシーバ130とのアクティブ・トラヒック・チャネル接続を確立する手続き中にあるアクセス端末106は、接続準備状態にあると言われる。
図1Bは、例示的なCDMA通信システムの簡略化された機能ブロック図である。上述のように、基地局制御器130は、ネットワーク104と地理学的領域にあまねく分散された全ての基地局160との間のインターフェースを提供するために使用されることが出来る。説明を簡明にするために、ただ1つの基地局160が示される。地理学的領域は、一般にはセル102として知られるより小さな領域に細分化される。それぞれの基地局160は、その対応するセル内の全ての加入者局106を取り扱うように構成される。ある高度なトラヒック・アプリケーションでは、セル102は、複数のセクタに分割されることが出来て、基地局160は、それぞれのセクタにサービスする。記載の例示的な実施形態では、基地局160と通信する3つの加入者局106A−Cが示される。それぞれの加入者局106A−Cは、基地局制御器130の制御下にある1又は複数の基地局160を介して、ネットワーク104に接続することが出来る、或いは他の加入者局106と通信することが出来る。
近代的な通信システムは、多数の利用者が共通の通信媒体に接続できるように設計される。当業界では、多数の多元接続技術が知られており、例えば、時分割多元接続(time division multiple-access)(TDMA)、周波数分割多元接続(frequency division multiple-access)(FDMA)、空間分割多元接続、偏波分割多元接続(polarization division multiple-access)、符号分割多元接続(code division multiple-access)(CDMA)、及びその他類似の多元接続技術がある。多元接続の概念は、複数の利用者が共通の通信リンクに接続することを可能にするチャネル割り当て方法体系である。チャネル割り当ては、特定の多元接続技術に依存して多様な形態をとることができる。例として、FDMAシステムでは、全周波数スペクトルは、多数のより小さなサブバンドに分割され、そして各利用者は、通信リンクに接続するために自分自身のサブバンドを与えられる。それに代わり、TDMAでは、各利用者は、周期的に繰り返すタイム・スロットの期間全周波数スペクトルを与えられる。CDMAシステムでは、各利用者は、全ての期間全周波数スペクトルを与えられるが、符号の利用を介して自身の伝送を判別する。
多元接続通信システムでは、複数の利用者間の相互干渉を低減するための技術が利用者容量を増やすためにしばしば利用される。例として、各利用者の送信電力を所望のサービス品質を達成するのに必要な電力に制限するために、電力制御技術が利用されることが出来る。この手法は、各利用者が必要最小限の電力のみを送信して決して高すぎないことを保証し、それによって、他の利用者によって観察される全雑音への寄与を可能な限り最小限にする。これ等の電力制御方法は、複数のチャネル能力を用いて利用者達を支える多元接続通信システムでは、さらに複雑になる可能性がある。利用者の送信電力を制限することに加えて、割り当てられた電力は、利用性能を最適化するように複数のチャネル間で調和されるべきである。
電力制御技術は、複数の加入者局106間の相互干渉を低減するために利用されることが出来る。該電力制御技術は、所望のサービス品質を達成するために順方向リンクと逆方向リンク両者に亘って送信電力を制限するために使用されることが出来る。逆方向リンク送信電力は、一般的には、開ループと閉ループ、2つの電力制御ループを用いて制御される。第1の電力制御ループは、開ループ制御である。開ループ制御は、経路損失、基地局160ローディングの影響、及び高速フェージングとシャドウイングのような環境誘起現象などの関数として、逆方向リンク送信電力を制御するために設計される。
第2の電力制御ループは、閉ループ制御である。閉ループ制御は、基地局160において所望の信号対雑音比(SNR)を達成するために開ループ推定値を補正する機能を有する。これは、基地局160において逆方向リンク送信電力測定して、加入者局106へ逆方向リンク送信電力を調整するためのフィードバックを提供することによって達成されることが出来る。フィードバック信号は、基地局160において測定された逆方向リンク送信電力電力制御設定点と比較することによって生成される逆方向電力制御(reverse power control)(RPC)命令の形式であることが出来る。もし測定された逆方向リンク送信電力が該設定点を下回るならば、その場合RRCアップ命令が加入者局106に供給されて逆方向リンク送信電力を増大させる。もし測定された逆方向リンク送信電力が該設定点を上回るならば、その場合RRCダウン命令が加入者局106に供給されて逆方向リンク送信電力を減少させる。
開ループ制御及び閉ループ制御は、種々の逆方向リンク・チャネル構造の送信電力を制御するために使用されることが出来る。例として、あるCDMA通信システムでは、逆方向リンク波形は、音声及びデータ・サービスを基地局160に搬送するトラヒック・チャネル及び該音声とデータの一貫した復調のために基地局によって使用されるパイロット・チャネルを含む。これ等のシステムでは、開ループ制御及び閉ループ制御は、パイロット・チャネルの逆方向リンク電力を制御するために使用されることが出来る。
移動体106が最初にアクセス・ポイント160との接続を確立する場合の、最初の移動体の送信電力電力制御の問題である。基地局160は、移動体106が基地局160との接続を確立する前に移動体160を制御することは出来ない。かくして、移動体106は、基地局160に接続することを最初に試みる場合、その要求を伝送するためにいかなる電力レベルを使用するべきであろうか?IS−95標準で特定されるような逆方向リンク、単一搬送波に対する開ループ制御下では、移動体106は、基地局160に接続することを最初に試みる場合、移動体106は、該単一逆方向リンク搬送波上に一連のアクセス・プローブを送信する。従って、“最初の搬送電力は”、開ループ制御ループによって推定される。
単一搬送波システムでは、AT106は、ネットワーク120に接続するためにAN120にアクセス・プローブを送る。アクセス・プローブは、順次高い電力になる一連の伝送である。移動体106は、その最初のアクセス・プローブを比較的低電力で送信し、そこで該移動体は、基地局160からの応答を待つ。もし移動体106が無作為な時間間隔の後基地局から受領通知を受信しなければ、そこで移動体106は、僅かに高い電力で第2のアクセス・プローブを送信する。該プロセスは、移動体106が基地局160からの返信で接続チャネル受領通知(Access Channel Acknowledge)(ACAck)の形で受領通知を受信するまで繰り返す。このようにして、応答において、AN120は、接続チャネル受領通知信号ACAckを送る。該受領通知、ACAck、は、接続チャネル上で受信される。このようにして、逆方向リンク・トラヒック・チャネルのための最初の送信電力は、接続チャネル受領通知信号及び対応するアクセス・プローブの電力レベル、によって決定される。システム・パラメータPWR_STEPは、単一アクセス・プローブ補正のためのステップの大きさである。
「cdma2000高速パケット・データ無線インターフェース仕様書(High Rate Packet Data Air Interface Specification)」、3GPP2 CS0024、第2版、2000年10月27日。
本発明のサマリー
上記を考慮して、本発明の説明される特徴は、一般に通信スピーチのための1又は複数の改良されたシステム、方法及び/又は装置に関する。
1つの実施形態では、本特許出願は、順方向リンク電力差分を計算すること、逆方向リンク電力差分を計算すること、及び1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルに該順方向リンク電力差分と該逆方向リンク電力差分とを加算することによって、少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整することによるアクセス端末の電力を制御するための装置、方法及び手段を具備する。
別の実施形態では、本特許出願は、順方向リンク電力差分を計算すること、逆方向リンク負荷差分を計算すること、及び1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルに該順方向リンク電力差分と該逆方向リンク負荷差分とを加算することによって、少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整することによるアクセス端末の電力を制御するための装置、方法及び手段を具備する。
[詳細な説明]
添付図面に関連して下記に説明される詳細な説明は、本発明の例示的な諸実施形態の説明として意図され、本発明が実行されることが出来る唯一の実施形態を表すことを意図していない。本説明を通して使用される用語“例示的”は、“例、事例、又は実例としての役割を果たす”ことを意味し、必ずしも他の実施形態と比べて好適又は有利であると解釈されるべきではない。詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供する目的のために特定の詳細を含む。しかしながら、本発明は、これ等の特定の詳細がなくても実行されることが出来ることは、当業者には明らかである。いくつかの事例では、周知の構成及びデバイスが本発明の概念を曖昧化することを避けるためにブロック図形式で示される。
これ等の電力制御方法の多様な態様は、CDMA通信システムとの関連で説明されるが、しかしながら、当業者等は、複数の逆方向チャネルの開ループ電力制御のための方法が種々のその他の通信環境における使用についても同様に好適であることを理解する。従ってCDMAシステムに対する何れの参照も本発明の創意に富む諸態様を、このような創意に富む諸態様が多岐にわたる応用を有することを認識しつつ、説明するためにのみ意図される。
CDMAは、スペクトル拡散通信に基づく変調及び多元接続方式である。CDMA通信システムでは、多数の信号が同一周波数スペクトルを共有し、その結果、利用者容量の増加をもたらす。これは、搬送波を変調しそしてそれによって信号波形のスペクトルを拡散する様々な異なる擬似ランダム雑音(pseudo-random noise)(PN)符号を用いて、それぞれの信号を送信することによって達成される。送信された信号は、対応するPN符号を使用して所望の信号のスペクトルを逆拡散する相関器によって受信機内で分離される。PN符号が符合しない望まれない信号は、帯域内で逆拡散されず雑音にのみ寄与する。
多様なデータ・レート要求方式に対応する例示的なCDMA通信システムは、高速データ・レート(High Data Rate)(HDR)通信システムである。HDR通信システムは、一般的には、“第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3.sup.rd Generation Partnership Project)”と呼ばれる共同企業体によって公表された“cdma2000高速パケット・データ無線インターフェース仕様書(High Rate Packet Data Air Interface Specification)”、3GPP2 CS0024、第2版、2000年10月27日、のような、1又は複数の標準に適合するように設計される。
データ伝送に関しては、AN120は、AT106からデータ要求を受信する。該データ要求は、該データが送られるべきデータ・レート、送信されるデータ・パケットの長さ、及びデータが発信されるべきセクタ、を特定する。AT106は、AN120とAT106との間のチャネルの品質に基づいてデータ・レートを決定する。1つの実施形態では、チャネルの品質は、搬送波対干渉波比(Carrier-to-Interference ratio)、C/I、によって決定される。それに代わり、諸実施形態は、チャネル品質に対応する他の測定基準を使用することが出来る。AT106は、データ・レート制御(Data Rate Control)、DRC、メッセージをDRCチャネルと呼ばれる特別なチャネルを介して送ることによって、データ伝送に対する要求を与える。DRCメッセージは、データ・レート部分とセクタ部分を含む。データ・レート部分は、AN122がデータを送るための要求されたデータ・レートを示し、そしてセクタ部分は、AN122がデータを発信するべきセクタを示す。データ・レートとセクタ情報は、共に一般的にはデータ伝送を処理するために要求される。データ・レート部分は、DRC値と呼ばれ、そしてセクタ部分は、DRCカバー(cover)と呼ばれる。DRC値は、無線インターフェースを介してAN120に送られるメッセージである。1つの実施形態では、各DRC値は、事前に決定されたDRC値割り当てによる関連パケット長を有するKbits/secを単位とするデータ・レートに対応する。該割り当ては、ゼロ・データ・レートを特定するDRC値を含む。実際的には、ゼロ・データ・レートは、AT106がデータを受信することが出来ないことをAN120に示す。1つの場合には、例えば、AT106がデータを精確に受信するためにはチャネル品質が不十分である。
動作に際して、AT106は、チャネル品質を連続的にモニタすることが出来て、AT106が次のデータ・パケット伝送を受信できるデータ・レートを計算する。AT106は、次に対応するDRC値を生成する。該DRC値は、AN120に送信されてデータ伝送を要求する。一般的には、データ伝送は、パケットに分割されることに注目する。1パケットのデータを送信するために要求される時間は、適用されるデータ・レートの関数である。
このDRC信号は、チャネル・スケジューラがそれぞれのキュー(queue)と関連付けられるそれぞれの遠隔局に対する情報を消費する(又は送信データを受信する)ための瞬時レートを決定するために使用する、情報も提供する。一実施形態によれば、任意の遠隔局106から送信されるDRC信号は、該遠隔局106が複数の有効データ・レートの任意の1つでデータを受信することが出来ることを示す。
HDR通信システムで動作する例示的な加入者局106の機能的ブロック図が図2Aに示される。該例示的な加入者局106は、共にアンテナ252に接続される受信機と送信機を含む。受信機は、RFフロント・エンド254、復調器256及び復号器258を含む。送信機は、符号器259、変調器260を含み、そして受信機とRFフロント・エンド254を共有する。送信機は、送信機利得制御手段264も含み、後述で更に詳細に論じられる方法で逆方向リンク送信電力を制御する。
RFフロント・エンド254は、アンテナ252に接続される。該フロント・エンド254の受信機部分は、アンテナ252により受信された信号を周波数ダウンコンバートし、フィルタ処理し、増幅しそしてディジタル化する。該RFフロント・エンド254の受信機部分は、該ディジタル化された信号のダイナミック・レンジを最大にするためのAGC(図示されない)も含む。AGCは、開ループ電力制御推定の期間基地局160と加入者局との間の経路損を計算するために送信機利得制御手段264によって利用されることが出来る。RFフロント・エンド204の受信機部分からのディジタル化された信号は、次に復調器206に接続されることが出来て、該復調器では該信号は、短PN符号を用いて直交復調され、ウォルシュ符号によってデカバーされ、そして長PN符号を用いて逆スクランブルされる。復調された信号は、次に順方向誤り訂正のため復号器258に供給されることが出来る。復調器256は、逆方向リンクの伝送からRPC命令を抽出するために使用されることも出来て、閉ループ電力制御計算のためにそれを送信機利得制御手段264に供給することが出来る。
送信機は、一般的には、逆方向リンク・トラヒック・チャネルの畳み込み符号化とインターリービングを供給する符号器259を含む。符号化された1次逆方向搬送波は、変調器260に供給され、該変調器においてそれは、ウォルシュ・カバーを用いて拡散され、送信機利得制御手段264によって計算される1次搬送波(G)だけ増幅される。2つの2次逆方向搬送波、S1...SN、も又変調器260に供給され、該変調器においてそれ等は、それぞれ異なるウォルシュ・カバーを用いて拡散され、送信機利得制御手段264によって計算されるそれぞれ対応するチャネル利得(GS1)及び(GSN)だけ増幅される。複数のチャネルは、次に結合され、長PN符号を用いて拡散され、そして短PN符号を用いて直交変調される。直交変調された信号は、RFフロント・エンド254の送信機部分に供給され、該フロント・エンドにおいてそれは、周波数アップコンバートされ、フィルタ処理され、そしてアンテナ252を介する無線順方向リンク送信のために増幅される。RFフロント・エンド254の送信機部分における直交変調された信号の増幅は、送信機利得制御手段264からのAGC信号によって制御される。
HDR伝送に対応しそして複数利用者への伝送をスケジュールするために適応する通信システムの1つの例が図2Bに示される。図2Bは、下記に詳述され、該図で具体的には、基地局160と基地局制御器130がパケット・ネットワーク・インターフェース146とインターフェースする。基地局制御器130は、システム120における伝送に対するスケジューリング・アルゴリズムを実行するためのチャネル・スケジューラ132を含む。チャネル・スケジューラ132は、サービス間隔の長さを決定する。該間隔の間に、データが(最新の受信DRC信号で指示されるような)データを受信するために遠隔局の関係する瞬間レートに基づいて任意の特定遠隔局に送信されることになる。サービス間隔は、時間的に連続的であることは出来ないがnスロット毎に1度行われることが出来る。1つの実施形態によれば、パケットの第1部分は、最初に第1スロットの間に送信され、そして、第2部分は、後続の時間に4スロット後で送信される。又、パケットの任意の後続部分は、同様な4スロットの広がりを有する複数スロット経過後に、即ち互いに4スロット離れて、送信される。一実施形態によれば、データを受信する瞬間レートRiは、特定のデータ・キューと関連付けられるサービス間隔長Liを決定する。
更に、チャネル・スケジューラ132は、伝送のために特定のデータ・キューを選択する。送信されるべきデータの関連量が次にデータ・キュー172から検索されそしてデータ・キュー172と関連付けられる遠隔局への伝送のためにチャネル・エレメント168に供給される。下記に説明されるように、チャネル・スケジューラ132は、データを供給するためのキューを選択する。該キューは、それぞれのキューと関連付けられる重みを含む情報を使用して後続のサービス間隔で送信される。送信されるキューと関連付けられる重みが次に更新される。
基地局制御器130は、パケット・ネットワーク・インターフェース146、公衆電話交換回線網(Public Switched Telephone Network)(PSTN)148、及び該通信システム内の全ての基地局(簡単化するため図2Bでは唯1つの基地局160が図示される)、とインターフェースする。基地局制御器130は、該通信システム内の遠隔局とパケット・ネットワーク・インターフェース146及びPSTN148に接続される他の利用者との間の通信を調整する。PSTN148は、標準電話回線網(図2では示されない)を介して利用者とインターフェースする。
基地局制御器130は、多数のセレクタ(selector)エレメント136を含む、しかしながら簡単化するため唯1つのみが図2Bで示される。それぞれのセレクタ・エレメント136は、1又は複数の基地局820と1つの遠隔局(図示されない)との間の通信を制御するために割り当てられる。もしセレクタ・エレメント136が所与の遠隔局に割り当てられていなかったならば、呼制御プロセッサ818が該遠隔局を呼び出す必要性について通報される。呼制御プロセッサ818は、次に基地局160に命令して該遠隔局を呼び出す。
データ源802は、所与の遠隔局に送信されるべき、多量のデータを含む。データ源802は、該データをパケット・ネットワーク・インターフェース146に供給する。パケット・ネットワーク・インターフェース146は、該データを受信して該データをセレクタ・エレメント136に転送する。セレクタ・エレメント136は、次に該データを宛先遠隔局と通信する各基地局160に送信する。例示的な実施形態では、それぞれの基地局160は、データ・キュー172を保持し、該キューは、遠隔局に送信されるべきデータを記憶する。
データは、データ・キュー172からチャネル・エレメント168へデータ・パケットで転送される。例示的な実施形態では、順方向リンク上で、“データ・パケット”は、最大1024ビットの量のデータであって所定の“タイム・スロット”(例えば≒1.667msec)以内で宛先遠隔局に送信されるべき量のデータを指す。それぞれのデータ・パケットに対して、チャネル・エレメント168は、必要な制御フィールドを挿入する。例示的な実施形態では、データ・パケットと制御フィールドを符号化するチャネル・エレメント168は、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check)、CRC、を実行し、そして、コード・テール・ビットのセットを挿入する。データ・パケット、制御フィールド、CRCパリティ・ビット、及びコード・テール・ビットは、フォーマットされたパケットを構成する。例示的な実施形態では、チャネル・エレメント168は、次に該フォーマットされたパケットを符号化し、そして該符号化されたパケットの内部でシンボルをインターリーブ(又は再配列)する。例示的な実施形態では、該インターリーブされたパケットは、ウォルシュ符号を用いてカバーされ、そして短PNI及びPNQ符号を用いて拡散される。該拡散されたデータは、RFユニット170に供給され、該ユニットは、その信号を直交変調し、フィルタ処理し、そして増幅する。該順方向リンク信号は、順方向リンクに対するアンテナを介して無線送信される。
遠隔局106では、該順方向リンク信号は、アンテナによって受信され、そして受信機に転送される。受信機は、該信号をフィルタ処理し、増幅し、直交復調し、そして量子化する。ディジタル化された信号は、復調器(demodulator)(DEMOD)に供給される。復調器では該信号は、短PNI及びPNQ符号を用いて逆拡散され、そしてウォルシュ符号を用いて逆カバーされる。該復調信号は、復号器に供給され、該復号器は、基地局160で行われる信号処理機能の逆、具体的には、逆インターリーブ、復号、及びCRC検査機能、を実行する。復号されたデータは、データ・シンクに供給される。
上記で指摘されたように、ハードウェアは、データ、メッセージ、音声、動画像、及び順方向リンクを介するその他の通信の可変レート伝送をサポートする。データ・キュー172から送信されるデータのレートは、信号電力と遠隔局106における雑音環境の変化に適応するために変化する。それぞれの遠隔局106は、好ましくは、データ・レート制御(Data Rate Control)(DRC)信号を関連基地局160にタイム・スロット毎に送信する。該DRC信号は、基地局160に、遠隔局106の識別番号と該遠隔局がその関連データ・キューからデータを受信するレートを含む、情報を提供する。従って、遠隔局106における回路系は、信号電力を測定しそして該遠隔局106における雑音環境を推定して、DRC信号で送信されるべきレート情報を決定する。
各遠隔局によって送信されるDRC信号は、逆方向リンク・チャネルを介して伝搬しRFユニット170に結合された受信アンテナを介して基地局160で受信される。例示的な実施形態では、該DRC情報は、チャネル・エレメント168で復調されて基地局制御器130に置かれるチャネル・スケジューラ132、又は、基地局160に置かれるチャネル・スケジューラ132に供給される。第1の例示的実施形態では、チャネル・スケジューラ132は、基地局制御器130に置かれ、そして基地局制御器130内の全てのセレクタ・エレメント136に接続する。
それぞれのDRCインデックスと互換性のあるFL送信フォーマットは、1xEV−DO Rel−0及び改訂版AとBの仕様書にそれぞれ定義され、DRCインデックス0x0、0x1、及び0x2に対して互換性のある複数利用者フォーマットを定義した改訂版Aへの最近の提案において発議された変更を含む、プロトコル・サブタイプのセットのために記載されている。Rev.A仕様におけるように、送信フォーマットは、3項構成(パケットサイズ,スパン,プリアンブル長)によって表わされる。“パケットサイズ”は、該送信フォーマットが巡回冗長符号(CRC)及びテールを含む搬送するビット数である。“スパン”は、送信インスタンスが順方向リンク上で運ぶ公称(例えば、最大)スロット数である。“プリアンブル長”は、プリアンブル・チップの総数である。1xEV−DO仕様書の改訂版Aにおけるように、それぞれのDRCのための“標準的(canonical)”送信フォーマットが太字体で示される。Rel-0は、単一利用者送信フォーマットのみを定義するが、他方、改訂版AとB中のあるサブタイプは、単一利用者フォーマットと複数利用者フォーマット双方を定義することに注意しよう。更に、改訂版AとBでは、多重送信フォーマットがそれぞれのDRCインデックスに対して定義されることが出来る。AT106は、これ等のフォーマットのそれぞれでパケットを受信しようと試みる。複数利用者フォーマットは、その独自なMACインデックスによって識別される、即ち、それぞれの複数利用者フォーマットに対するプリアンブルは、明瞭に区別できるウォルシュ・カバーを使用する。単一利用者フォーマットは、全て一利用者に割り当てられたMACインデックスを使用する。
念のため、送信インスタンスは、それによって搬送されるために選択された1又は複数のキューから、特定のセットのビットを持つ送信フォーマットのことを言う。候補送信インスタンスは、可能な伝送に対するスケジューラのアルゴリズムによって評価されるべき送信インスタンスのことを言う。複数利用者送信フォーマット(1024,4,256)、(2048,4,128)、(3072,2,64)、(4096,2,64)及び(5120,2,64)は、標準的複数利用者送信フォーマットと呼ばれる。複数利用者送信フォーマット(128,4,256)、(256,4,256)、及び(512,4,256)は、“非標準的(non-canonical)複数利用者フォーマット”と呼ばれる。導出される送信フォーマットは、単に対応する定義されたフォーマットのスパンを公称値より小さな値にセットすることによって、求められる(あたかも該定義されたフォーマットから早期終了によって求められるかのように)。要するに、送信フォーマットとインスタンスは、標準的又は非標準的であることが出来る、単一利用者又は複数利用者であること、及び、定義されたもの又は導出されたものであることが出来る。用語“公称スロット数”は、定義された送信フォーマットに対する最大スロット数及び導出された送信フォーマットに対する再定義された最大スロット数、のことを呼ぶために使用される。
高速パケット・データ伝送のためのリンク適応をサポートするシステム、及び各自特定の好ましい伝送及び基準を有する絶えず増大する利用者数をサポートするシステムでは、さらに多数のDRCインデックスを提供することが望まれると云える。これは、複数の従来又は現在指定されたレート間のレートを考慮すると、データ・レートの細分性(granularity)を増やす。更に、拡大されたDRCインデックスリストを受け入れることはFLデータ・レートを決定するに際してより細かな細分性を考慮し、従って、より高い最高データ・レート及び改良されたハイブリッドARQ(H−ARQ)利得を受け入れることが出来る。
例示的な送信機利得制御手段264、変調器260及びRFフロント・エンド254の送信機部分の機能的ブロック図が図3に示される。送信機利得制御手段264は、下記で説明される1次及び2次搬送波に対する利得を計算するための電力及び利得計算ブロック302を含む。例えば、下記に説明されるように、それぞれの2次リンク搬送波に対する利得計算は、それぞれの2次リンク搬送波と1次リンク搬送波との間の電力差分に基づくことが出来る。
該搬送波利得は、次に“スロットルされる”又は“後退させられる”又は“増大させられる”ことが出来る。帰還ループは、リミッタ304と電力スロットル・ブロック306を含む。リミッタ304は、事前に決定された電力比から結果として与えられる総逆方向リンク送信電力が送信機の最大電力能力を超えるかどうかを決定する。送信機の最大電力能力は、RFフロント・エンド254中の可変利得増幅器(variable gain amplifier)(VGA)308及び電力増幅器(図示されない)によって制限される。
送信機利得制御手段264は、例として、組込み通信ソフトウェアを含む種々の技術を用いて実装されることが出来る。組込み通信ソフトウェアは、プログラム可能なディジタル信号プロセッサ(digital signal processor)(DSP)上で動かされることが出来る。それに代わって、送信機利得制御手段264は、ソフトウェア・プログラムを動かす汎用プロセッサ、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit)(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array)(FPGA)或は他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリート・ゲート(discrete gate)或はトランジスタ論理回路(transistor logic)、ディスクリート・ハードウェア部品(discrete hardware components)、或はこれ等の任意の組合せ、を用いて実装されることが出来る。
図3の参照に戻って、電力及び利得計算ブロック302により計算される搬送波利得は、変調器260につなげられることが出来る。変調器260は、符号器からの符号化された第1−2次搬送波をウォルシュ関数を用いて拡散するために使用される、ミキサ316Bを含む。1次搬送波、第2−2次搬送波、及び第n−2次搬送波もそれぞれミキサ316A、316C、及び316Dに供給され、そこでそれ等は、それぞれ異なるウォルシュ・カバーを用いて拡散される。ウォルシュ・カバーされた搬送波は、それぞれ利得エレメント318A−Dに供給され、そこで電力及び利得計算ブロック306によって計算されたそれぞれ対応する利得が適用される。利得エレメント318a−dの出力は、加算器320に供給される。結合されたチャネルは、次にミキサ322に接続され、そこでそれ等は、長PN符号を用いて拡散される。拡散されたチャネルは、次に同相(in-phase)(I)成分と直交位相(quadrature phase)(Q)成分を有する複素信号に分解される。該複素信号は、RFフロント・エンド254の送信機部分に出力される前に、短PN符号を用いてミキサ324A及び324Bにより直交変調される。
複素ベースバンド・フィルタ326は、直交変調された信号の帯域外成分を排除するためにRFフロント・エンド254への入力部に置かれる。フィルタ処理された複素信号は、直交ミキサ328Aと328Bに供給され、そこで該信号は、加算器330によって結合される前に搬送波波形上に変調される。結合された信号は、次に、アンテナを介する逆方向リンク送信の電力を制御するために、VGA308に供給される。電力及び利得計算ブロック302からのAGC信号は、VGA308の利得を設定するために使用される。
図4は、本特許出願によるAT106の別の実施形態を図示する。本願では、AT106は、送信回路系264(PA308を含め)、受信回路系408、スロットル制御手段306、復号処理ユニット258、処理ユニット302、多重搬送波制御ユニット412及びメモリ416を含む。電力制御ユニット306の部分が図6Aで更に図説される。図6Aでは、比較器200は、1次FL搬送波受信電力レベル及び2次搬送波受信FL電力レベルを受け取る。比較器200は、該2つの(又は複数の)レベルの間の差分値を決定する。該差分値は、2次搬送波送信電力レベル計算ユニット202に供給される。更に、電力差分制御情報がユニット202に供給されて2次搬送波送信電力レベルを生成するために使用される。
従来技術では、逆方向リンクが多重搬送波で構成される場合、アクセス・プローブは、それでも尚単一逆方向リンク搬送波上で送信され、ここにおいてAT106は、AN120から追加の又は2次逆方向リンク搬送波を要求することが出来る。そこでAN120は、AT106に追加の逆方向リンク搬送波(単数又は複数)を割り当てる。AT106は、2次逆方向リンク搬送波に対するアクセス・プローブを送ることが出来ないので、該追加の又は2次逆方向リンク搬送波上でのAT106からの伝送に対して電力レベルを決定する必要がある。即ち、追加の逆方向リンク搬送波(即ち、2次逆方向リンク搬送波)が接続ネットワーク120に加えられる場合、従来技術におけるアクセス端末106は、それぞれの2次逆方向リンク搬送波に対する初期送信電力レベルを決定するために2次逆方向リンク搬送波のためのアクセス・プローブを送らない。それでは、前記2次逆方向リンク搬送波を使用して最初に送信する時、2次搬送波に対するパイロットを送信するために移動体106は、如何なる電力レベルを使用するべきであろうか?
提案される解決法が下記の例示的な実施形態で説明される。1次逆方向リンク搬送波電力に関連して2次逆方向リンク搬送波電力をどこまで調整すべきかを決定するために、1次順方向搬送波と2次順方向搬送波との間の電力差分が使用されることが出来る。1次逆方向リンク搬送波に対するチャネル状態と比べて2次逆方向リンク搬送波に対するチャネル状態は、変わる可能性がある。そこで、2次逆方向リンク搬送波電力電力レベルが1次逆方向リンク搬送波電力に関連して調整される必要があると云える。
第1の実施形態では、AT106は、1次逆方向リンク搬送波の電力レベルに相対的な2次逆方向リンク搬送波の電力レベル差分を使用して対応する2次逆方向リンク搬送波の電力レベルを計算する。それぞれの2次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルは、1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルプラス前記差分に等しいと設定される。(EV−DOでは、一旦パイロット送信電力が知られると、該チャネルの残部の送信電力レベルが知られる。その理由は、他の信号は、該パイロット送信電力の利得設定に相対的な事前に決定された利得設定を用いて送信されるからである。)前述の初期時点から進むと、それぞれの逆方向リンク搬送波に対するパイロット・チャネルの電力レベルは、独立に制御される。即ち、一旦AT106が2次搬送波上にパイロットを送信開始すると、その後2次搬送波のパイロットは、独立に電力制御される。このようにして、AT106は、2次搬送波の初期送信電力を1次搬送波の現在の電力レベルから決定し、そして、電力制御計算が2次搬送波のために2次搬送波によって独立に行われることが出来るまでこれを使用する。
この要点は、図5に図説される流れ図500に示される。1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算する(ステップ510)そして2次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算する(ステップ512)。次に、2次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルと比較する(ステップ515)、これによって1次逆方向リンク搬送波パイロットと2次逆方向リンク搬送波パイロットとの間の差分が生成される。1次逆方向リンク搬送波電力、(PPRL)、と2次順方向搬送波電力、(PSRL)、との間のこの差分は、逆方向リンク・デルタΔRLと呼ばれることが出来る。次に2次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベル、(PSRL)、は、1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベル、(PPRL)、とΔRLに等しいと調整される。(ステップ520)。
(PSRL)=(PPRL)+ΔRL 数式1
ここに|PSRL−P(S±1)RL|<Zdbであって、Zdbは、2つの隣接搬送波間の送信電力差分を表し、(P(S±1)RL)は、2次逆方向リンク搬送波パイロット、(PSRL)、に隣接する別の2次逆方向リンク搬送波パイロットを表す。
1xEV−DOでは、一旦パイロット・チャネルの送信電力が知られると、該チャネルの残部の送信電力レベルが知られるが故に、パイロット送信電力が決定される。その理由は、その他のチャネルは、パイロット・チャネルの送信電力の利得に相対的な事前に設定された利得設定を用いて送信される、ためである。
第2の実施形態では、アクセス端末106は、1次順方向リンク搬送波の電力レベルに相対的な2次順方向リンク搬送波の計算された電力レベル差分を使用して対応する2次逆方向リンク搬送波の電力レベルを計算する。従って、2次逆方向リンク搬送波の初期パイロット・チャネル送信電力レベルは、1次FL搬送波と2次FL搬送波との間の差分に基づいて決定される。
このような差分は、2つの順方向リンク搬送波の受信電力レベルを比較することによって計算されることが出来る。(上記で述べられたように、1次順方向リンク搬送波と2次順方向リンク搬送波との間のチャネル状態の差は、1次逆方向リンク搬送波と2次逆方向リンク搬送波との間のチャネル状態の差を示していると云える)。図4から306の部分を説明する、図6Aで示されるように、比較器200は、1次FL搬送波の受信電力レベルと2次FL搬送波の受信電力レベルを受け取る。該比較器200は、該2つのレベルを比較して差分値を生成する。1次順方向リンク搬送波電力と2次順方向リンク搬送波との間のこの差分は、順方向リンク・デルタΔFLと呼ばれることが出来る。該差分値は、次に2次RL搬送波パイロット送信電力レベル計算ユニット202に供給される。該ユニットは、電力差分制御情報も受け取る。該2次RL搬送波パイロット送信電力レベル計算ユニット202は、次に2次RL搬送波パイロット送信電力レベルを生成する。1つの実施形態では、2次搬送波順方向リンク受信パイロット電力は、1次順方向リンク受信電力と比較される。例えば、もし該2次順方向リンク電力が1次順方向リンク電力よりも20db小であれば(−20db)、その場合比較器によって+20dbの差分値が出力される。これは、2次搬送波パイロット電力は、1次逆方向リンク搬送波パイロット電力と比べて+20db高く調整されて、1次チャネルと比べられた場合2次チャネルの超過損失20を補償する、ということを意味する。これは数式2で説明される
(PSRL)=(PPRL)+ΔFL 数式2
ここに|PSRL−P(S±1)RL|<Zdbであって、Zdbは2つの隣接搬送波間の送信電力差分を表し、(P(S±1)RL)は2次逆方向リンク搬送波パイロット、(PSRL)、に隣接する別の2次逆方向リンク搬送波パイロットを表す。
更に、順方向リンク上の1次と2次との間の差分を利用することに加えて、本発明の方法と装置は、逆方向リンク上の1次パイロット電力と2次パイロット電力との間の差分、即ち、逆方向リンク・デルタΔRL、を使用することが出来る。これは数式3で説明される。
(PSRL)=(PPRL)+ΔFL+ΔRL 数式3
ここに|PSRL−P(S±1)RL|<Zdbであって、Zdbは2つの隣接搬送波間の送信電力差分を表し、(P(S±1)RL)は2次逆方向リンク搬送波パイロット、(PSRL)、に隣接する別の2次逆方向リンク搬送波パイロットを表す。
この要点は、図6Bに図説される流れ図600に示される。1次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算する(ステップ610)そして2次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算する(ステップ612)。また、対応する1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベル及び2次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算する(それぞれステップ613及び614)。次に、2次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを1次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルと比較する(ステップ615)、これによって1次順方向リンク搬送波パイロットと2次順方向リンク搬送波パイロットとの間の差分が生成される。1次順方向リンク搬送波電力、(PPFL)、と2次順方向搬送波電力、(PSFL)、との間のこの差分は、順方向リンク・デルタΔFLと呼ばれることが出来る。
同様に、2次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルと比較する(ステップ617)、これによって1次逆方向リンク搬送波パイロットと2次逆方向リンク搬送波パイロットとの間の差分が生成される。1次順方向リンク搬送波電力、(PPRL)、と2次順方向搬送波電力、(PSRL)、との間のこの差分は、逆方向リンク・デルタΔRLと呼ばれることが出来る。
次に2次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベル、(PSRL)、は、1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベル、(PPRL)、とΔFLとΔRLに等しいと調整される。(ステップ620)。
この手法の背後にある論理的根拠は、順方向リンクと逆方向リンク上の条件が類似する場合には、順方向リンク上の電力差分は、逆方向リンク上の電力差分に比例する(又は、示している)、ということである。理論的には、もしRL上の条件がFL上の条件と等しいならば、その場合比例係数は1である。
第3の方法では、1次逆方向リンクと2次逆方向リンクとの間の、例えば平均ライズ−オーバー−サーマル(rise-over-thermal)(RoT)差分のような、逆方向リンク負荷差分が、逆方向電力差分がどれだけか、即ち1次逆方向リンク搬送波と2次逆方向リンク搬送波との間の差分、を示すことが出来る。ライズ−オーバー−サーマル差分は、AN120により測定されて、次にAT106に送られる。AT106は、それを使用して2次逆方向リンク搬送波の電力レベルを調整し、上記で使用された逆方向リンク・デルタΔRLの代わりに使用されることが出来る。
CDMA無線システムでは、逆方向リンク容量は、干渉制限を受ける。セル/セクタ混雑度の1つの尺度は、基地局160における総受信電力である。基地局160における総受信電力の熱雑音に対する比は、混雑度の正規化された尺度を与え、ライズ−オーバー−サーマル(RoT)と呼ばれる。あるセクタにおけるRoTは、総受信電力の熱雑音電力に対する比と定義される。それは該システムにおける混雑度の一尺度である。1つの実施形態では、RoTは≦5dbに保たれる。この量は、容易に測定可能で且つ自己校正的であって、それぞれのAT106により見られる干渉の推定値を与える。下記は、RoTを計算するために使用される数式である。
Figure 0004908508
ここにNは熱雑音に等しく、
Figure 0004908508
は利用者信号を表し、そして
Figure 0004908508
は全ての利用者信号の総和である。
RoTの使用は、図7に例示される流れ図700に説明される1次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算する(ステップ710)そして2次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算する(ステップ712)。次に、2次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを1次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルと比較する(ステップ715)、これによって1次順方向リンク搬送波パイロットと2次順方向リンク搬送波パイロットとの間の差分が生成される。1次順方向リンク搬送波電力、(PPFL)、と2次順方向リンク搬送波電力、(PSFL)、との間のこの差分は、順方向リンク差分、又はデルタΔFLと呼ばれることが出来る。
同様に、接続ネットワーク120は、1次逆方向リンク搬送波のRoTを計算する(ステップ717)。次に接続ネットワーク120は、2次逆方向リンク搬送波のRoTを計算する(ステップ719)。次に接続ネットワーク120は、1次逆方向リンク搬送波のRoTを2次逆方向リンク搬送波のRoTと比較して該RoTのデルタ、逆方向リンク・デルタΔRoT、を生成し、そしてこのRoT差分をAT106に送る(ステップ720)。
この場合2次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベル、(PSRL)、は、1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベル、(PPRL)、とΔFLとΔRoTに等しいと調整される。(ステップ725)。これは数式5で説明される。
(PSRL)=(PPRL)+ΔFL+ΔRoT 数式5
ここに|PSRL−P(S±1)RL|<Zdbであって、Zdbは2つの隣接搬送波間の送信電力差分を表し、(P(S±1)RL)は2次逆方向リンク搬送波パイロット、(PSRL)、に隣接する別の2次逆方向リンク搬送波パイロットを表す。
更に、逆方向リンク負荷差分の他の指標が順方向リンク上の平均ライズ−オーバー−サーマル差分に加えて使用されることが出来る。例えば、RoTの別の変種は、総セル負荷である。基地局160と通信する各アクセス端末106によるセル負荷の寄与は、信号対干渉強度比によって測定されることが出来る。
別の実施形態では、ライズ−オーバー−サーマル(RoT)とは別の他の尺度が2次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを調整するために使用されることが出来る。例えば、インターフェランス−オーバー−サーマル(interference-over-thermal)(IoT)が使用されることが出来る。IoTは、相殺されることが出来ない他のセルからの干渉を表す。
1つの実施形態では、図2Bの基地局160は、RFユニット170に結合される電力差分制御ユニット161を更に含む、ここで該制御ユニット161は、AT106に送信される電力差分指標を決定する。図8Aは、電力差分計算ユニット161の動作を更に詳説する。該図では、差分計算ユニット163は、1次搬送波逆方向リンク及び2次搬送波逆方向リンク上の逆方向負荷情報を受け取る。差分計算ユニット163は、次に電力差分指標を決定する。該電力差分指標は、AT106への送信のためにRFユニット170に供給される。AN120の構成要素は、基地局160における様に、多様な差分指標情報を利用することが出来る。このような情報は、1次RL搬送波と2次RL搬送波との間の平均ライズ−オーバー−サーマル差分を含むことが出来るがこれに限定されない、或いは、逆方向リンク負荷差分の別の指標を含むことが出来る。AT106は、AN120から電力差分指標を受信する。AT106は、1次FL搬送波と2次FL搬送波上で受信された信号に対して順方向リンク電力差分を決定する。AT106は、次にこの順方向リンク受信電力差分とAN122からの電力差分指標を使用して、2次RL搬送波パイロットのための逆方向リンク送信電力を決定する。
IoTの利用は、図8Bに例示される流れ図800に説明される1次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算する(ステップ810)そして2次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算する(ステップ812)。次に、2次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを1次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルと比較する(ステップ815)、これによって1次順方向リンク搬送波パイロットと2次順方向リンク搬送波パイロットとの間の差分が生成される。1次順方向リンク搬送波電力、(PPFL)、と2次順方向リンク搬送波、(PSFL)、との間のこの差分は、順方向リンク・デルタΔFLと呼ばれることが出来る。
同様に、接続ネットワーク120は、1次逆方向リンク搬送波のRoTを計算する(ステップ817)。次に接続ネットワーク120は、2次逆方向リンク搬送波のRoTを計算する(ステップ819)。そこで接続ネットワーク120は、1次逆方向リンク搬送波のRoTと2次逆方向リンク搬送波のRoTを比較して該RoTのデルタ、逆方向リンク・デルタΔRoT、を生成し、そしてこの差分をAT106に送る(ステップ820)。
次に2次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベル、(PSRL)、は、1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベル、(PPRL)、とΔFLとΔRoTに等しいと調整される。(ステップ725)。これは数式6で説明される。
(PSRL)=(PPRL)+ΔFL+ΔIoT 数式6
ここに|PSRL−P(S±1)RL|<Zdbであって、Zdbは2つの隣接搬送波間の送信電力差分を表し、(P(S±1)RL)は2次逆方向リンク搬送波パイロット、(PSRL)、に隣接する別の2次逆方向リンク搬送波パイロットを表す。
上述の流れ図で実行される諸ステップは、1つの実施形態では、プロセッサ又はプロセッサ手段302により実行されることが出来る命令としてメモリ416中に記憶されることが出来る。図4参照。上述の流れ図で実行される諸ステップは、1つの実施形態では、電力差分計算ユニット161或いは接続ネットワーク120中の他のプロセッサ又はプロセッサ手段により実行されることが出来る命令としてメモリ162中に記憶されることが出来る。図2B参照。
上記で説明された図5、図6B、図7及び図8Bの方法及び装置は、それぞれ図9〜12で図説された対応する手段プラス機能ブロックにより実行される。換言すれば、図5における装置510、512、515及び520は、図9における手段プラス機能ブロック910、912、915及び920に対応する。図6Bにおける装置610、612、613、614、615、617及び620は、図10中の対応する手段プラス機能ブロック1010、1012、1013、1014、1015、1017及び1020により実行される。図7で図説された装置710、712、715、717、719、720及び725は、図11中の対応する手段プラス機能ブロック1110、1112、1115、1117、1119、1120及び1125により実行される。図8Bで図説された装置810、812、815、817、819、820及び825は、図12中の対応する手段プラス機能ブロック1210、1212、1217、1219、1220及び1225により実行される。
当業者等は、情報と信号は、任意の種々の異なる技術体系と個別技術を使用して表されることが出来ることを理解する。例えば、上述の説明全体に亘って参照されることが出来る、データ、指示、命令、情報、信号、ビット、シンボル、及び、チップは、電圧、電流、電磁波、磁場又は磁性粒子、光学的場又は光学粒子,或はこれ等の任意の組合せ、により表されることが可能である。
当業者等は、更に、本明細書中で開示された諸実施形態と関連して説明された種々の説明的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズム・ステップは、エレクトロニック・ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、或は両者の組合せとして実装されることが可能であること、を認識する。ハードウェアとソフトウェアのこの交換可能性を明確に説明するために、種々の説明的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップが上述において一般にそれ等の機能性を表す言葉で説明された。このような機能性がハードウェアとして実装されるか或はソフトウェアとして実装されるかは、システム全体に課される特別な応用上及び設計上の制約に依存する。当業者等は、説明された機能性を各特別な応用に対して種々の方法で実装することが出来る、しかし、そのような実装的な解決は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすので、説明されるべきではない。
本明細書中で開示された諸実施形態と関連して説明された種々の説明的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor)(DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit)(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array)(FPGA)或は他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリート・ゲート(discrete gate)或はトランジスタ論理回路(transistor logic)、ディスクリート・ハードウェア部品(discrete hardware components)、或は本明細書に記載された機能を実行するために設計されたそれ等の任意の組合せ、を用いて実装又は実行されることが出来る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであって良い、しかし、その代わりに、プロセッサは、任意の通常のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、或はステート・マシン(state machine)であって良い。プロセッサは、計算デバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと結合された1又は複数のマイクロプロセッサ、或は任意の他のこのような構成、として実装されることも可能である。
本明細書中で開示された諸実施形態に関連して説明された方法或はアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサにより遂行されるソフトウェア・モジュールにおいて、或は両者の組合せにおいて、具体化されることが可能である。ソフトウェア・モジュールは、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory)(RAM)、フラッシュ・メモリ(flash memory)、読み出し専用メモリ(Read Only Memory)(ROM)、電気的プログラム可能ROM(Electrically Programmable ROM)(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能ROM(Electrically Erasable Programmable ROM)(EEPROM)、レジスタ、ハード・デイスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、或は他の任意の公知の記憶媒体形式、中に常駐することが出来る。具体例としての記憶媒体は、プロセッサと接続されており、従ってプロセッサは、該記憶媒体から情報を読み出し、そこに情報を書き込むことが出来る。それに代わって、該記憶媒体は、プロセッサと統合されることも出来る。プロセッサと記憶媒体は、ASICの中に常駐することが可能である。該ASICは、利用者端末の中に常駐することが出来る。それに代わって、プロセッサと記憶媒体は、利用者端末中で個別的部品として常駐することが可能である。
開示された諸実施形態の前記説明は、当業者の誰もが本発明を作る或は利用することを可能にするために提供されている。これ等の諸実施形態への種々の変更は、当業者等には容易に明白であり、そして、本明細書中で定義される包括的な諸原理は、本発明の精神或は範囲を逸脱することなく、他の諸実施形態に適用されることが出来る。かくして、本発明は、本明細書中に示される諸実施形態に限定されるようには意図されておらず、本明細書で開示された原理及び新規性と首尾一貫する最も広い範囲を認容されるべきである。
図1Aは、セルラ通信システムの略図である。 図1Bは、CDMA通信システムにおける動作に対して適応された例示的な加入者局の簡略化された機能的ブロック図である。 図2Aは、CDMA通信システムにおける動作に対して適応された例示的な加入者局の機能的ブロック図である。 図2Bは、基地局制御器及び基地局を含む、通信システムの一部である。 図3は、図1Bの加入者局からの例示的な送信機利得制御及び送信機の機能的ブロック図である。 図4は、本特許出願によるアクセス端末(AT)の一実施形態を図示する。 図5は、2次逆方向リンク搬送波の電力レベルが1次と2次逆方向リンク搬送波パイロット電力レベル間の差分に基づいて設定される場合、実行される諸ステップを図示する流れ図である。 図6Aは、多重搬送波システムにおいてFL搬送波に対する送信電力レベルを計算するための装置である。 図6Bは、1次と2次順方向リンク搬送波パイロット電力レベル間の差分及び1次及び2次逆方向リンク搬送波パイロット電力レベル間の差分に基づいて、2次逆方向リンク搬送波パイロット電力レベルを設定することを図説する流れ図である。 図7は、1次と2次逆方向リンク搬送波ライズ−オーバー−サーマル間の差分及び1次及び2次順方向リンク搬送波パイロット電力レベル間の差分に基づいて、2次逆方向リンク搬送波を設定することを図説する流れ図である。 図8Aは、逆方向リンク負荷差分を計算するための装置である。 図8Bは、1次と2次順方向リンク搬送波電力レベル間の差分及び1次と2次逆方向リンク搬送波インターフェランス−オーバー−サーマル間の差分に基づいて、2次逆方向リンク搬送波を設定することを図説する流れ図である。 図9は、1次と2次逆方向リンク搬送波パイロット電力レベル間の差分に基づいて、2次逆方向リンク搬送波の電力レベルを設定するための手段を図説する機能的ブロック図である。 図10は、1次と2次順方向リンク搬送波パイロット電力レベル間の差分及び1次と2次逆方向リンク搬送波パイロット電力レベル間の差分に基づいて、2次逆方向リンク搬送波パイロット電力レベルを設定するための手段を図説する機能的ブロック図である。 図11は、1次と2次逆方向リンク搬送波ライズ−オーバー−サーマル間の差分及び1次と2次順方向リンク搬送波パイロット電力レベル間の差分に基づいて、2次逆方向リンク搬送波を設定するための手段を図説する機能的ブロック図である。 図12は、1次と2次順方向リンク搬送波電力レベル間の差分および1次および2次逆方向リンク搬送波インターフェランス−オーバー−サーマル間の差分に基づいて、2次逆方向リンク搬送波を設定するための手段を図説する機能的ブロック図である。
100…セルラ通信システム、102…セル、106…アクセス端末、120…接続ネットワーク、130…基地局制御器、160…基地局、316、322、324…ミキサ、320、330…加算器、328…直交ミキサ、FL…順方向リンク(forward link)、RL…逆方向リンク(reverse link)、RPC…逆方向電力制御(reverse power control)、DRC…データ・レート制御(Data Rate Control)、ACK…受領通知(acknowledge)、PN…擬似ランダム雑音(pseudo-random noise)、VGA…可変利得増幅器(variable gain amplifier)、RoT…ライズ−オーバー−サーマル(rise-over-thermal)、IoT…インターフェランス−オーバー−サーマル(interference-over-thermal)。

Claims (21)

  1. 処理ユニット、
    前記処理ユニットに機能上で接続されたメモリ、ここにおいて、前記メモリは少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整するための命令を具備する、
    前記処理ユニットに操作可能に接続された受信回路系、
    前記受信回路系に操作可能に接続されたアンテナ、
    単一搬送波動作及び多重搬送波動作の双方で使用される電力増幅器を有する送信回路系、ここにおいて、前記送信回路系は前記処理ユニット及び前記アンテナに操作可能に接続される、及び
    前記電力増幅器に操作可能に接続され、少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整するための前記命令を実行することに適応した電力制御ユニット
    を具備し、少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整するための前記命令は、
    順方向リンク電力差分を計算すること、なお、順方向リンク電力差分を計算することは、1次順方向リンク搬送波の電力レベルを計算し、少なくとも1つの2次順方向リンク搬送波の電力レベルを計算し、前記1次順方向リンク搬送波の前記電力レベルと前記少なくとも1つの2次順方向リンク搬送波の前記電力レベルとを比較することである、
    逆方向リンク電力差分を計算すること、なお、逆方向リンク電力差分を計算することは、1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算し、前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波パイロットの前記電力レベルを計算し、前記1次逆方向リンク搬送波パイロットの前記電力レベルと前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波パイロットの前記電力レベルとを比較することである、及び
    1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルに前記順方向リンク電力差分と前記逆方向リンク電力差分とを加算すること
    を具備することを特徴とする、アクセス端末。
  2. 処理ユニット、
    前記処理ユニットに機能上で接続されたメモリ、ここにおいて、前記メモリは少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整するための命令を具備する、
    前記処理ユニットに操作可能に接続された受信回路系、
    前記受信回路系に操作可能に接続されたアンテナ、
    単一搬送波動作及び多重搬送波動作の双方で使用される電力増幅器を有する送信回路系、ここにおいて、前記送信回路系は前記処理ユニット及び前記アンテナに操作可能に接続される、及び
    前記電力増幅器に操作可能に接続され、少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整するための前記命令を実行することに適応した電力制御ユニット
    を具備し、少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整するための前記命令は、
    順方向リンク電力差分を計算すること、なお、順方向リンク電力差分を計算することは、1次順方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算し、前記少なくとも1つの2次順方向リンク搬送波パイロットの前記電力レベルを計算し、前記1次順方向リンク搬送波パイロットの前記電力レベルと前記少なくとも1つの2次順方向リンク搬送波パイロットの前記電力レベルとを比較することである、
    逆方向リンク負荷差分を計算すること、及び
    1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルに前記順方向リンク電力差分と前記逆方向リンク負荷差分とを加算すること
    を具備することを特徴とする、アクセス端末。
  3. 前記逆方向リンク負荷差分は、ライズ−オーバー−サーマル(rise-over-thermal)である、請求項に従うアクセス端末。
  4. 前記逆方向リンク負荷差分は、インターフェランス−オーバー−サーマル(interference-over-thermal)である、請求項に従うアクセス端末。
  5. 前記逆方向リンク負荷差分は、セル負荷である、請求項に従うアクセス端末。
  6. 逆方向リンク負荷差分を計算するための前記命令は、
    1次逆方向リンク搬送波のライズ−オーバー−サーマルを計算すること、
    前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波のライズ−オーバー−サーマルを計算すること、及び
    前記1次逆方向リンク搬送波の前記ライズ−オーバー−サーマルと前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の前記ライズ−オーバー−サーマルとを比較すること
    を具備することを特徴とする、請求項に従うアクセス端末。
  7. 逆方向リンク負荷差分を計算するための前記命令は、
    1次逆方向リンク搬送波のインターフェランス−オーバー−サーマルを計算すること、
    前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波のインターフェランス−オーバー−サーマルを計算すること、及び
    前記1次逆方向リンク搬送波の前記インターフェランス−オーバー−サーマルと前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の前記インターフェランス−オーバー−サーマルとを比較すること
    を具備することを特徴とする、請求項に従うアクセス端末。
  8. 移動体が基地局との接続を確立する時に前記移動体の電力を制御するための方法であって、
    少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整すること
    を具備し、少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整する前記ステップは、
    順方向リンク電力差分を計算すること、なお、前記順方向リンク電力差分を計算することは、1次順方向リンク搬送波の電力レベルを計算し、少なくとも1つの2次順方向リンク搬送波の電力レベルを計算し、前記1次順方向リンク搬送波の前記電力レベルと前記少なくとも1つの2次順方向リンク搬送波の前記電力レベルとを比較することである、
    逆方向リンク電力差分を計算すること、なお、前記逆方向リンク電力差分を計算することは、1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算し、前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波パイロットの前記電力レベルを計算し、前記1次逆方向リンク搬送波パイロットの前記電力レベルと前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波パイロットの前記電力レベルとを比較することである、及び
    1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルに前記順方向リンク電力差分と前記逆方向リンク電力差分とを加算すること
    を具備することを特徴とする、方法。
  9. 移動体が基地局との接続を確立する時に前記移動体の電力を制御するための方法であって、
    少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整すること
    を具備し、少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整する前記ステップは、
    順方向リンク電力差分を計算すること、なお、前記順方向リンク電力差分を計算することは、1次順方向リンク搬送波の電力レベルを計算し、少なくとも1つの2次順方向リンク搬送波の電力レベルを計算し、前記1次順方向リンク搬送波の前記電力レベルと前記少なくとも1つの2次順方向リンク搬送波の前記電力レベルとを比較することである、
    逆方向リンク負荷差分を計算すること、及び
    1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルに前記順方向リンク電力差分と前記逆方向リンク負荷差分とを加算すること
    を具備することを特徴とする、方法。
  10. 前記逆方向リンク負荷差分は、ライズ−オーバー−サーマルである、請求項に従う方法。
  11. 前記逆方向リンク負荷差分は、インターフェランス−オーバー−サーマルである、請求項に従う方法。
  12. 前記逆方向リンク負荷差分は、セル負荷である、請求項に従う方法。
  13. 逆方向リンク負荷差分を計算する前記ステップは、
    1次逆方向リンク搬送波のライズ−オーバー−サーマルを計算すること、
    前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波のライズ−オーバー−サーマルを計算すること、及び
    前記1次逆方向リンク搬送波のライズ−オーバー−サーマルと前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の前記ライズ−オーバー−サーマルとを比較すること
    を具備することを特徴とする、請求項10に従う方法。
  14. 逆方向リンク負荷差分を計算する前記ステップは、
    1次逆方向リンク搬送波のインターフェランス−オーバー−サーマルを計算すること、
    前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波のインターフェランス−オーバー−サーマルを計算すること、及び
    前記1次逆方向リンク搬送波の前記インターフェランス−オーバー−サーマルと前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の前記インターフェランス−オーバー−サーマルとを比較すること
    を具備することを特徴とする、請求項11に従う方法。
  15. 移動体が基地局との接続を確立する時に前記移動体の電力を制御するための手段であって、
    少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整するための手段
    を具備し、少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整するための前記手段は、
    順方向リンク電力差分を計算するための手段、なお、前記順方向リンク電力差分を計算するための前記手段は、1次順方向リンク搬送波の電力レベルを計算するための手段と、少なくとも1つの2次順方向リンク搬送波の電力レベルを計算するための手段と、前記1次順方向リンク搬送波の前記電力レベルと前記少なくとも1つの2次順方向リンク搬送波の前記電力レベルとを比較するための手段である、
    逆方向リンク電力差分を計算するための手段、なお、前記逆方向リンク電力差分を計算するための前記手段は、1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルを計算するための手段と、前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波パイロットの前記電力レベルを計算するための手段と、前記1次逆方向リンク搬送波パイロットの前記電力レベルと前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波パイロットの前記電力レベルとを比較するための手段である、及び
    1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルに前記順方向リンク電力差分と前記逆方向リンク電力差分とを加算するための手段
    を具備することを特徴とする手段。
  16. 移動体が基地局との接続を確立する時に前記移動体の電力を制御するための手段であって、
    少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整するための手段
    を具備し、少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の電力を調整するための前記手段は、
    順方向リンク電力差分を計算するための手段、なお、前記順方向リンク電力差分を計算するための前記手段は、1次順方向リンク搬送波の電力レベルを計算するための手段と、少なくとも1つの2次順方向リンク搬送波の電力レベルを計算するための手段と、前記1次順方向リンク搬送波の前記電力レベルと前記少なくとも1つの2次順方向リンク搬送波の前記電力レベルとを比較するための手段である、
    逆方向リンク負荷差分を計算するための手段、及び
    1次逆方向リンク搬送波パイロットの電力レベルに前記順方向リンク電力差分と前記逆方向リンク負荷差分とを加算するための手段
    を具備することを特徴とする手段。
  17. 前記逆方向リンク負荷差分は、ライズ−オーバー−サーマルである、請求項16に従い移動体が基地局との接続を確立する時に移動体の電力を制御するための手段。
  18. 前記逆方向リンク負荷差分は、インターフェランス−オーバー−サーマルである、請求項16に従い移動体が基地局との接続を確立する時に前記移動体の電力を制御するための手段。
  19. 前記逆方向リンク負荷差分は、セル負荷である、請求項16に従い移動体が基地局との接続を確立する時に前記移動体の電力を制御するための手段。
  20. 逆方向リンク負荷差分を計算する前記ステップは、
    1次逆方向リンク搬送波のライズ−オーバー−サーマルを計算すること、
    前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波のライズ−オーバー−サーマルを計算すること、及び
    前記1次逆方向リンク搬送波の前記ライズ−オーバー−サーマルと前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の前記ライズ−オーバー−サーマルとを比較すること、
    を具備することを特徴とする、請求項17に従い移動体が基地局との接続を確立する時に前記移動体の電力を制御するための手段。
  21. 逆方向リンク負荷差分を計算するための前記手段は、
    1次逆方向リンク搬送波のインターフェランス−オーバー−サーマルを計算するための手段、
    前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波のインターフェランス−オーバー−サーマルを計算するための手段、及び
    前記1次逆方向リンク搬送波の前記インターフェランス−オーバー−サーマルと前記少なくとも1つの2次逆方向リンク搬送波の前記インターフェランス−オーバー−サーマルとを比較するための手段
    を具備することを特徴とする、請求項18に従い移動体が基地局との接続を確立する時に前記移動体の電力を制御するための手段。
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