JP4908374B2 - コネクタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラグコネクタのような相手方コネクタをゼロ挿抜力で挿抜可能なコネクタ装置に関する。
この種のコネクタ装置としては、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されたものがある。特許文献1及び特許文献2に開示されたコネクタ装置は、いずれも複数ペアの金属製のコンタクトを有し且つペアとなっているコンタクト間を開くためのカム機構を備えたものであり、カム機構を操作して開いたコンタクト間に相手方コネクタのような接続被対象物を挿入し、その後、カム機構を再び操作することによりコンタクトのバネ性を利用して、挿入された相手方コネクタを挟持するものである。
特開2003−142215号公報 特開2005−129470号公報
通常、金属性のコンタクトのバネ性を利用する場合に安定した電気的接続を得るためには、30g/芯以上の接圧が必要となる。
コンタクトと相手方コンタクトの有する相手方コンタクトとの接圧を大きくすると、コンタクトを保持する筐体等にかかる反力も大きくなる。大きな反力に対応するためには、筐体等の強度を高めなければならず、その結果、筐体等の構造の大型化を招くこととなり、コスト面及びスペース面において不利となる。
そこで、本発明は、接圧による反力を抑えつつ、相手方コネクタを挿抜力ゼロで挿抜可能なコネクタ装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、第1のコネクタ装置として、
第1対向面を有する第1押圧部材と
第2対向面を有する第2押圧部材と、
前記第1対向面と前記第2対向面を対向させた状態で前記第1押圧部材及び前記第2押圧部材をそれぞれ回動可能となるように支持するシャフトと、
前記第1対向面上に取り付けられた第1弾性部材と、
第1接触部を有する第1導体パターンが形成された第1フィルムであって、該第1接触部が前記第1弾性部材上に位置するように、前記第1押圧部材に保持された第1フィルムと、
前記第1弾性部材に対応させるようにして前記第2対向面上に取り付けられた第2弾性部材と、
第2接触部を有する第2導体パターンが形成された第2フィルムであって、該第2接触部が前記第1接触部と対向し且つ前記第2弾性部材上に位置するように、前記第2押圧部材に保持された第2フィルムと
を備えており、
前記シャフトを軸として前記第1押圧部材と前記第2押圧部材をそれぞれ回動させ、前記第1接触部と前記第2接触部で相手方コネクタを挟んだ状態で、前記第1接触部と前記第2接触部との間の距離を更に縮めることにより、前記第1弾性部材と前記第2弾性部材とを変形させ、変形した前記第1弾性部材と前記第2弾性部材の復元力を利用して、前記第1接触部及び前記第2接触部と該相手方コネクタとの接触を図るコネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第2のコネクタ装置として、第1のコネクタ装置において、前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材はいずれも絶縁性弾性体からなる、コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第3のコネクタ装置として、第1又は第2のコネクタ装置において、
前記第1弾性部材は前記第1対向面上に固定されており、
前記第2弾性部材は前記第2対向面上に固定されている、
コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第4のコネクタ装置として、第1乃至第3のコネクタ装置のいずれかにおいて、
前記第1押圧部材は、前記第1対向面を有する第1板状主部と、該第1板状主部の両端から前記第2対向面に向かって突出した2つの第1耳部とを備えており、
該第1耳部のそれぞれには第1孔部が形成されており、
前記第2押圧部材は、前記第2対向面を有する第2板状主部と、該第2板状主部の両端から前記第1対向面に向かって突出した2つの第2耳部とを備えており、
該第2耳部のそれぞれには第2孔部が形成されており、
前記シャフトは、前記第1孔部及び前記第2孔部に挿通されている
コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第5のコネクタ装置として、第4のコネクタ装置において、
前記第1導体パターンに接続された第1コネクタ部材と前記第2導体パターンに接続された第2コネクタ部材を更に備えており、
前記第1押圧部材は、前記シャフトの軸方向と直交する第1径方向において前記第1耳部を挟むようにして位置する第1上側縁部及び第1下側縁部を有しており、前記第1上側縁部の近傍には前記第1コネクタ部材が設けられ、前記第1下側縁部の近傍には前記第1弾性部材が設けられており、
前記第2押圧部材は、前記軸方向と直交する第2径方向において前記第2耳部を挟むようにして位置する第2上側縁部及び第2下側縁部を有しており、前記第2上側縁部の近傍には前記第2コネクタ部材が設けられ、前記第2下側縁部の近傍には前記第2弾性部材が設けられている、
コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第6のコネクタ装置として、第5のコネクタ装置において、
前記第1コネクタ部材及び前記第2コネクタ部材は、ケーブルコネクタ、FPC(Flexible Printed Circuit)コネクタ、FFC(Flexible Flat Cable)コネクタのいずれかである、
コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第7のコネクタ装置として、第4乃至第6のコネクタ装置のいずれかにおいて、
略クランク軸形状の被保持部及び該被保持部と連続した操作部を有するレバーを更に備えており、
前記第1押圧部材には、第1長孔が設けられており、
該第1長孔は、前記第1孔部と前記第1上側縁部との間に位置しており、
前記第2押圧部材には、第2長孔が設けられており、
該第2長孔は、前記第2孔部と前記第2上側縁部との間に位置しており、
前記被保持部は、前記第1長孔及び前記第2長孔に挿通され、保持されている
コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第8のコネクタ装置として、第7のコネクタ装置において、
前記第2耳部は、いずれも、前記シャフトの軸方向において前記2つの第1耳部の間に位置しており、
前記第1長孔は、前記第1耳部に形成されており、
前記第2長孔は、前記第2耳部に形成されており、
前記被保持部は、クランクジャーナルに相当する第1部位と、該第1部位から延びるクランクアームに相当する第2部位と、該第2部位により前記第1部位と接続されるクランクピンに相当する第3部位とを有しており、
前記第1長孔は、前記第1部位を回動可能に保持しており、
前記第2長孔は、前記第3部位を摺動可能に保持している
コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第9のコネクタ装置として、第1乃至第8のコネクタ装置のいずれかにおいて、
前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材を変形させつつ前記第1接触部及び前記第2接触部と前記相手方コネクタを接触させた状態で、前記第1押圧部材及び前記第2押圧部材の位置関係をロックするロック手段を更に備えている、コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第10のコネクタ装置として、
略板状の第1押圧部材及び第2押圧部材と、
前記第1押圧部材及び前記第2押圧部材を洗濯ばさみ状に可動するようにそれぞれ回動支持するシャフトと、
前記第1押圧部材及び前記第2押圧部材の相手方コネクタを挟む側の端部近傍にそれぞれ配置された第1弾性部材及び第2弾性部材と、
第1接触部を有する第1導体パターンが形成された第1フィルムであって、該第1接触部が前記第1弾性部材上に位置するように、前記第1押圧部材に保持された第1フィルムと、
第2接触部を有する第2導体パターンが形成された第2フィルムであって、該第2接触部が前記第1接触部と対向し且つ前記第2弾性部材上に位置するように、前記第2押圧部材に保持された第2フィルムと
を備えており、
前記シャフトを軸として前記第1押圧部材と前記第2押圧部材をそれぞれ回動させ、前記第1接触部と前記第2接触部で前記相手方コネクタを挟んだ状態で、前記第1接触部と前記第2接触部との間の距離を更に縮めることにより、前記第1弾性部材と前記第2弾性部材を変形させ、変形した前記第1弾性部材と前記第2弾性部材の復元力を利用して、前記第1接触部及び前記第2接触部と該相手方コネクタとの接触を図るコネクタ装置が得られる。
本発明によるコネクタ装置では、金属製のバネコンタクトに代えて、第1及び第2導体パターンがそれぞれ形成された第1及び第2フィルム並びに第1及び第2弾性部材を用いることとし、金属性のバネコンタクトの役割のうち電気的接続を図ることについては第1及び第2導体パターンを利用することとし、接圧を確保することについては第1及び第2弾性部材の弾性力を利用することとしたため、安定した電気的接続に必要とされる接圧を下げることができる。
加えて、フィルム上に形成される導体パターンの一部を端子(コンタクト)としたことから、複数のコンタクトを一体化することができ部品点数を大幅に減らすことができると共に、端子の狭ピッチ化を容易に図ることができる。
更には、相手方コネクタ等の接続対象の変更に伴い変更すべき部品は第1及び第2フィルム(より詳しくは第1及び第2導体パターン)などであり、第1押圧部材及び第2押圧部材、シャフト、並びに第1弾性部材及び第2弾性部材は、様々な接続対象に対して共通に使用可能であり、安価にできる。
以下、本発明の実施の形態によるコネクタ装置について、図1乃至図6を参照して、詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施の形態におけるコネクタ装置200は、プラグコネクタである相手方コネクタ100を挿抜力ゼロで挿抜可能な装置である。なお、相手方コネクタ100は、長手方向両端に凸部111を有する相手方ハウジング110と、相手方ハウジング110に保持された相手方コンタクト120を備えている。
図2及び図3に示されるように、本実施の形態におけるコネクタ装置200は、略板状の第1押圧部材310及び第2押圧部材320と、第1押圧部材310及び第2押圧部材320を洗濯ばさみ状に可動するようにそれぞれ回動支持するシャフト400と、第1押圧部材310及び第2押圧部材320の相手方コネクタ100を挟む側の端部近傍にそれぞれ配置された第1弾性部材510及び第2弾性部材520と、第1接触部611を有する第1導体パターンが形成された第1フィルム610と、第2接触部621を有する第2導体パターンが形成された第2フィルム620と、第1フィルムの第1導体パターンに接続された第1コネクタ部材710と、第2フィルムの第2導体パターンに接続された第2コネクタ部材720と、第1押圧部材310及び第2押圧部材320の開閉を操作するためのレバー800と、第1押圧部材310及び第2押圧部材320を閉じた状態でロックするためのロック部材910を備えている。以下の説明においては、シャフト400の延びる方向を軸方向という。
図2に示されるように、第1押圧部材310は、第1対向面311aを有する第1板状主部311と、第1板状主部311の両端から第2押圧部材320に向かって突出した2つの第1耳部312を備えている。第1耳部312のそれぞれは、第1押圧部材310の上側の縁部(「第1上側縁部310a」という)と下側の縁部(「第1下側縁部310b」という)に挟まれた位置に設けられている。第1耳部312の軸方向内側には、収容凹部312aが形成されている。第1耳部312のそれぞれには、第1孔部313及び第1長孔314が形成されている。このうち、第1長孔314は、第1孔部313と第1上側縁部310aとの間に位置しており、上下方向に長手を有するような略楕円形状(又は競技用トラック形状や長方形等の形状でも良い。)を有している。第1対向面311a上における第1上側縁部310aの近傍には、第1コネクタ部材710を搭載するためのコネクタ部材搭載エリア311bが形成されている。一方、第1下側縁部310bの近傍には第1弾性部材510が設けられる。第1押圧部材310の第1下側縁部310b近傍であって第1対向面311aの裏側には、ロック部材910の一部(後述)を収容する凹部315が形成されている。凹部315には、第1下側縁部310bと連通する孔315aが形成されている。また、第1押圧部材310には、第1下側縁部310b近傍から、第2押圧部材320に向かって突出した規制部316が設けられている。
図2及び図3から理解されるように、第2押圧部材320は、第2対向面321aを有する第2板状主部321と、第2板状主部321の両端から第1押圧部材310に向かって突出した2つの第2耳部322を備えている。第2耳部322のそれぞれは、第2押圧部材320の上側の縁部(「第2上側縁部320a」という)と下側の縁部(「第2下側縁部320b」という)に挟まれた位置に設けられている。本実施の形態における第2耳部322は、いずれも、軸方向において2つの第1耳部312の間に位置している。即ち、図1及び図2から理解されるように、コネクタ装置200が組み立てられた状態において、軸方向に沿って、第1耳部312、2つの第2耳部322、第1耳部312の順に並んでいる。図2から理解されるように、第2耳部322のそれぞれには、第2孔部323及び第2長孔324が形成されている。このうち、第2長孔324は、第2孔部322と第2上側縁部320aとの間に位置しており、上下方向に長手を有するような略楕円形状(又は競技用トラック形状や長方形等の形状でも良い。)を有している。第2対向面311a上における第2上側縁部320aの近傍には、第2コネクタ部材720を搭載するためのコネクタ部材搭載エリア321bが形成されている。一方、第2下側縁部320bの近傍であって第1弾性部材510に対応する位置には第2弾性部材520が設けられる。第2押圧部材320の第2下側縁部320b近傍であって第2対向面321aの裏側には、ロック部材910の一部(後述)を係止する係止凹部325が形成されている。また、第2押圧部材320には、第2下側縁部310b近傍から、第1押圧部材310に向かって突出した規制部326が設けられている。この規制部326は、第1押圧部材310に設けられた規制部316と共に、コネクタ装置200に対して相手方コネクタ100が嵌合された状態において相手方ハウジング110の凸部111を受けるように構成されている。即ち、規制部316及び326は、嵌合状態にあるコネクタ装置200と相手方コネクタ100の抜去方向への相対的な移動を規制する手段として機能する。
図1乃至図3から理解されるように、シャフト400は、第1対向面311aと第2対向面321aを対向させた状態で、第1孔部313及び第2孔部323に挿通されており、それによって、前述したように、第1押圧部材310及び第2押圧部材320をそれぞれ回動支持している。
本実施の形態における第1弾性部材510及び第2弾性部材520は、いずれも絶縁性弾性体、具体的には、軸方向に伸びる棒状の弾性体ブロックからなるものである。詳しくは、本実施の形態による第1弾性部材510及び第2弾性部材520は、シリコーンゴムやゲルなどの粘弾性を有する粘弾性体からなる。本実施の形態における第1弾性部材510及び第2弾性部材520は、第1対向面311a及び第2対向面321aのそれぞれの面上に接着剤を用いて固定されている。
第1フィルム610上の第1接触部611を有する第1導体パターンや第2フィルム620上の第2接触部621を有する第2導体パターンは、フォトリソグラフィ及びエッチングを利用して形成されたものであり、一般的な金属製のコンタクトと比較して、容易に微細化することが可能であるため、狭ピッチ化が容易となる。第1フィルム610は、第1接触部611が第1弾性部材510上に位置するように、第1押圧部材310及び第1弾性部材510に接着剤を用いて固定されている。同様に、第2フィルムは、第2接触部621が第1接触部611と対向し且つ第2弾性部材520上に位置するように、第2押圧部材320及び第2弾性部材520に接着剤を用いて固定されている。
本実施の形態における第1コネクタ部材710及び第2コネクタ部材720は、FPC(Flexible Printed Circuit)コネクタである。これらのコネクタ部材710,720は、他のI/Oコネクタ、例えば、ケーブルコネクタやFFC(Flexible Flat Cable)コネクタであってもよい。
図2に示されるように、本実施の形態によるレバー800は、略クランク軸形状の被保持部810と、被保持部810と連続した操作部820を有している。詳しくは、レバー800の被保持部810は、第1部位811と、第1部位811から延びる第2部位812と、第2部位812により第1部位811と接続される第3部位813とを有している。第1部位811はクランク軸におけるクランクジャーナルに相当する部位であり、第2部位812はクランク軸におけるクランクアームに相当する部位である。また、第3部位813は、クランク軸におけるクランクピンに相当する部位である。このうち、第1部位811の一方は、操作部820に接続されている。なお、本実施の形態においては、操作部820の長手方向と第2部位812の延びる方向とは一致している。被保持部810が第1長孔314及び第2長孔324に挿通され、それにより、第1部位811は第1長孔314に回動可能に保持され、第3部位813は第2長孔324に摺動可能に保持されている。なお、初期状態(操作部820が降りている状態)において、第1部位811は第3部位813よりも上方に位置している。
ロック部材910は、一端に係止用のフック911を備えるものであり、他端を第1押圧部材310の凹部315に挿入され且つ孔315aを通したピン920により軸支されている。これにより、ロック部材910は、ピン920を軸として回動可能となる。かかるロック部材910のフック911を第2押圧部材320に形成された係止凹部325に係止することにより、第1押圧部材310と第2押圧部材320を閉じた状態にロックすることができる。
以上説明した構成を備えるコネクタ装置200に対する相手方コネクタ100の挿抜動作について図3乃至図6を用いて説明する。なお、図3及び図6においては、相手方コネクタ100の搭載される基板150、並びに、第1コネクタ部材710及び第2コネクタ部材720にそれぞれ接続されるFPC715,725も図示されている。また、図3及び図6においては、動作理解を容易にするため、レバー800についての断面を省略している。
まず、図3及び図4に示されるように、ロック部材910のフック911を第2押圧部材320の係止凹部325から外した上で、操作部820を反時計回りに90度回転させることにより、第2耳部322の第2長孔324を第2孔部323よりも、第1押圧部材310側に移動させることができる。この際、図2及び図4から理解されるように、第2押圧部材320の第2耳部322は、第1押圧部材310の第1耳部312の内側に形成された収容凹部312aに少なくとも部分的に収容される。従って、図3及び図4に示されるように、第1上側縁部310aと第2上側縁部320aとの距離を初期状態(例えば、図1の状態)よりも縮めることができる。第1上側縁部310aと第2上側縁部320aとの距離を縮めると、その作用として、第1下側縁部310bと第2下側縁部320bとの距離を離すことができる。本実施の形態によれば、このようにして、第1押圧部材310と第2押圧部材320の夫々の下側縁部側を開き、相手方コネクタ100をコネクタ装置200内に挿入力ゼロで挿入することができる。
相手方コネクタ100をコネクタ装置200内に挿入した後、操作部820を時計回りに90度回転させて元の位置に戻すと、第1弾性部材310及び第2弾性部材320を変形させつつ第1接触部611及び第2接触部621と相手方コネクタ100の相手方コンタクト120を接触させることができる。この状態で、ロック部材910のフック911を係止凹部325に係止させることにより、第1押圧部材310及び第2押圧部材320の位置関係をロックすると、変形した第1弾性部材510と第2弾性部材520の復元力を利用して、安定した電気的接続に必要とされる接圧を下げつつ、第1接触部611及び第2接触部621と相手方コネクタ100の相手方コンタクト120との良好な接触を図ることができる。具体的には、金属性のコンタクトの場合、30g/芯以上の接圧が必要であったが、本実施の形態では、それを3g/芯程度に下げることが可能となる。
上述した実施の形態においては、第1押圧部材310と第2押圧部材320との開閉を操作するための手段としてレバー800を用いていたが、図7に示されるように、シャフト400にトーションバネ850を取り付ける、及び/又は、第1押圧部材310の第1上側縁部310a近傍と第2押圧部材の第2上側縁部320a近傍との間にコイルバネ860を取り付けるなどして、第1押圧部材310と第2押圧部材320との開閉を補助することとしてもよい。また、レバー800や、トーションバネ850及びコイルバネ860などを用いずに、第1押圧部材310と第2押圧部材320との開閉を完全手動で行うこととしてもよい。
更に、上述した実施の形態においては、相手方コネクタが金属製のコンタクトを備えているものとして説明してきたが、相手方コネクタのコンタクト部分も導体パターンの形成されたフィルムと弾性体ブロックで構成することとしてもよい。
本発明の実施の形態によるコネクタ装置と相手方コネクタを示す斜視図である。 図1のコネクタ装置を示す分解斜視図である。 図1のコネクタ装置と相手方コネクタを模式的に示す断面図である。 図1のコネクタ装置に対して相手方コネクタを挿入する際の操作を説明するための斜視図である。 図1のコネクタ装置に対して相手方コネクタを挿入する際の操作を説明するための他の斜視図である。 図5のコネクタ装置と相手方コネクタを模式的に示す断面図である。 図1のコネクタ装置についての変形例を示す斜視図である。
符号の説明
100 相手方コネクタ
110 相手方ハウジング
111 凸部
120 相手方コンタクト
200 コネクタ装置
310 第1押圧部材
310a 第1上側縁部
310b 第1下側縁部
311 第1板状主部
311a 第1対向面
311b コネクタ部材搭載エリア
312 第1耳部
312a 収容凹部
313 第1孔部
314 第1長孔
315 凹部
316 規制部
320 第2押圧部材
320a 第2上側縁部
320b 第2下側縁部
321 第2板状主部
321a 第2対向面
321b コネクタ部材搭載エリア
322 第2耳部
323 第2孔部
324 第2長孔
325 係止凹部
326 規制部
400 シャフト
510 第1弾性部材
520 第2弾性部材
610 第1フィルム
611 第1接触部
620 第2フィルム
621 第2接触部
710 第1コネクタ部材
720 第2コネクタ部材
800 レバー
810 被保持部
811 第1部位
812 第2部位
813 第3部位
820 操作部
850 トーションバネ
860 コイルバネ
910 ロック部材
911 フック
920 ピン

Claims (5)

  1. 第1対向面を有する第1押圧部材と
    第2対向面を有する第2押圧部材と、
    前記第1対向面と前記第2対向面を対向させた状態で前記第1押圧部材及び前記第2押圧部材をそれぞれ回動可能となるように支持するシャフトと、
    前記第1対向面上に取り付けられた第1弾性部材と、
    第1接触部を有する第1導体パターンが形成された第1フィルムであって、該第1接触部が前記第1弾性部材上に位置するように、前記第1押圧部材に保持された第1フィルムと、
    前記第1弾性部材に対応させるようにして前記第2対向面上に取り付けられた第2弾性部材と、
    第2接触部を有する第2導体パターンが形成された第2フィルムであって、該第2接触部が前記第1接触部と対向し且つ前記第2弾性部材上に位置するように、前記第2押圧部材に保持された第2フィルムと
    を備えており、
    前記シャフトを軸として前記第1押圧部材と前記第2押圧部材をそれぞれ回動させ、前記第1接触部と前記第2接触部で相手方コネクタを挟んだ状態で、前記第1接触部と前記第2接触部との間の距離を更に縮めることにより、前記第1弾性部材と前記第2弾性部材とを変形させ、変形した前記第1弾性部材と前記第2弾性部材の復元力を利用して、前記第1接触部及び前記第2接触部と該相手方コネクタとの接触を図るコネクタ装置であって、
    前記第1押圧部材は、前記第1対向面を有する第1板状主部と、該第1板状主部の両端から前記第2対向面に向かって突出した2つの第1耳部とを備えており、
    該第1耳部のそれぞれには第1孔部が形成されており、
    前記第2押圧部材は、前記第2対向面を有する第2板状主部と、該第2板状主部の両端から前記第1対向面に向かって突出した2つの第2耳部とを備えており、
    該第2耳部のそれぞれには第2孔部が形成されており、
    前記シャフトは、前記第1孔部及び前記第2孔部に挿通されている
    コネクタ装置。
  2. 前記第1導体パターンに接続された第1コネクタ部材と前記第2導体パターンに接続された第2コネクタ部材を更に備えており、
    前記第1押圧部材は、前記シャフトの軸方向と直交する第1径方向において前記第1耳部を挟むようにして位置する第1上側縁部及び第1下側縁部を有しており、前記第1上側縁部の近傍には前記第1コネクタ部材が設けられ、前記第1下側縁部の近傍には前記第1弾性部材が設けられており、
    前記第2押圧部材は、前記軸方向と直交する第2径方向において前記第2耳部を挟むようにして位置する第2上側縁部及び第2下側縁部を有しており、前記第2上側縁部の近傍には前記第2コネクタ部材が設けられ、前記第2下側縁部の近傍には前記第2弾性部材が設けられている、
    請求項1記載のコネクタ装置。
  3. 略クランク軸形状の被保持部及び該被保持部と連続した操作部を有するレバーを更に備えており、
    前記第1押圧部材には、第1長孔が設けられており、
    該第1長孔は、前記第1孔部と前記第1上側縁部との間に位置しており、
    前記第2押圧部材には、第2長孔が設けられており、
    該第2長孔は、前記第2孔部と前記第2上側縁部との間に位置しており、
    前記被保持部は、前記第1長孔及び前記第2長孔に挿通され、保持されている
    請求項1又は請求項2記載のコネクタ装置。
  4. 前記第2耳部は、いずれも、前記シャフトの軸方向において前記2つの第1耳部の間に位置しており、
    前記第1長孔は、前記第1耳部に形成されており、
    前記第2長孔は、前記第2耳部に形成されており、
    前記被保持部は、クランクジャーナルに相当する第1部位と、該第1部位から延びるクランクアームに相当する第2部位と、該第2部位により前記第1部位と接続されるクランクピンに相当する第3部位とを有しており、
    前記第1長孔は、前記第1部位を回動可能に保持しており、
    前記第2長孔は、前記第3部位を摺動可能に保持している
    請求項3記載のコネクタ装置。
  5. 前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材を変形させつつ前記第1接触部及び前記第2接触部と前記相手方コネクタを接触させた状態で、前記第1押圧部材及び前記第2押圧部材の位置関係をロックするロック手段を更に備えている、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコネクタ装置。
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