JP4907313B2 - 撮影装置および撮影装置制御方法 - Google Patents

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本発明は、被写体に向けて閃光を発光する閃光発光部を備え、撮像素子上に被写体を結像させて該被写体を表わす画像信号を生成する撮影を行う撮影装置および撮影装置制御方法に関する。
従来より、合焦を、撮像素子上に結像される被写体像のコントラストに基づいて行う撮影装置が知られている。
この様な撮影装置には被写体までの距離の把握精度の低いものがあり、フラッシュなどの閃光発光部を使用する撮影の際に被写体までの距離の把握が不正確だと、設定されている受光感度によっては、いわゆる白飛びや黒つぶれなどによる画質低下が引き起こされるおそれがある。
そこで、閃光発光部を使用する撮影の際には、本発光の際の発光光量に比べて発光光量の少ない、いわゆるプレ発光を被写体に向けて行い、このプレ発光による被写体からの反射光を閃光発光部に備えられた調光センサで受光し、この調光センサでの受光光量に基づいて被写体までの距離を推測することにより受光感度を制御する撮影装置が提案されている(特許文献1参照)。
ところが、上記提案でも、撮影光軸と調光センサとの間の視差により、やはり被写体までの距離の推測精度は低く、白飛びや黒つぶれなどによる画質低下が引き起こされるおそれがある。
そこで、このプレ発光による被写体からの反射光を撮影光軸との視差がない撮像素子で受光し、撮像素子の中央部を中心に受光レベルを判断することで、被写体までの距離の推測精度を上げる提案がなされている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−222049号公報 特開2004−236300号公報
しかしながら、上記提案では、主被写体が中央に存在しない場合に誤った感度に設定されるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、閃光発光部を使用する撮影における画質の低下を抑制する工夫が図られた撮影装置および撮影装置制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の撮影装置のうちの第1の撮影装置は、
被写体に向けて閃光を発光する閃光発光部を備え、二次元的に配列された複数の単位受光素子の集合からなる撮像素子上に被写体を結像させてこの被写体を表わす画像信号を生成する撮影を行う撮影装置において、
閃光発光を伴う撮影指示を受けた際、撮影に先立って上記閃光発光部にプレ発光を行わさせるプレ発光制御部と、
上記閃光発光部によるプレ発光により被写体側から反射してきた反射光の上記撮像素子における受光光量を検出する受光光量検出部と、
上記撮像素子を構成する複数の単位受光素子を複数のエリアに分割したときの各エリア内の各単位受光素子における上記プレ発光による受光光量をエリア毎に積算し、積算された受光光量を1以上の各閾値と比較してこの閾値で区切られた各受光光量範囲内のエリアの数を計数し、この計数値の分布に基づいて受光感度を設定する感度設定部と、
上記感度設定部により設定された受光感度に基づいて、上記プレ発光に引き続き上記閃光発光部に行わさせる本発光の光量を決定する本発光光量決定部と、
上記プレ発光に引き続く撮影の際に、上記閃光発光部に上記本発光光量決定部で決定された光量での本発光を行わさせる本発光制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の第1の撮影装置では、撮像素子上でのエリア毎の受光光量を計数し、例えばその計数の分布が受光光量の多い方に偏っていれば被写体までの距離が短いと判断して受光感度を下げ、受光光量の少ない方に偏っていれば被写体までの距離が長いと判断して受光感度を上げることで白飛びや黒つぶれの発生を抑制される。したがって、本発明の第1の撮影装置によれば、主被写体が撮影画角内のいずれにあってもこの主被写体の輝度を感度設定に反映させることができることから、閃光発光部を使用する撮影における画質の低下を抑制することができる。また、本発明の第1の撮影装置によれば、撮影素子上の複数の単位受光素子をある程度纏めたエリア毎の受光光量に基づいて感度設定が行われていることから、撮影素子上の単位受光素子それぞれの受光光量に基づいて感度を設定する場合に比べ、処理の迅速化が図ることができる。
上記目的を達成するための本発明の撮影装置のうちの第2の撮影装置は、
被写体に向けて閃光を発光する閃光発光部を備え、二次元的に配列された複数の単位受光素子の集合からなる撮像素子上に被写体を結像させてこの被写体を表わす画像信号を生成する撮影を行う撮影装置において、
閃光発光を伴う撮影指示を受けた際、撮影に先立ってこの閃光発光部にプレ発光を行わさせるプレ発光制御部、
上記閃光発光部によるプレ発光により被写体側から反射してきた反射光の上記撮像素子における受光光量を検出する受光光量検出部、
上記撮像素子を構成する複数の単位受光素子を複数のエリアに分割したときの各エリア内の各単位受光素子における上記プレ発光による受光光量をエリア毎に積算した積算値と、現在設定されている受光感度とに基づいて、上記プレ発光に引き続き上記閃光発光部に行わさせる本発光の基準となる基準光量を決定する基準光量決定部、
上記基準光量決定部で決定された基準光量を1以上の各閾値と比較してこの閾値で区切られた各領域のうちこの基準光量が属する領域に応じた受光感度に設定し直す感度設定部、
撮影の際に上記プレ発光に引き続き上記閃光発光部に行わさせる本発光の光量を、上記受光光量検出部による検出結果と、上記感度設定部により設定された感度とに基づいて決定する本発光光量決定部、および
上記プレ発光に引き続く撮影の際に、上記閃光発光部に上記本発光光量決定部で決定された光量の本発光を行わさせる本発光制御部を備えたことを特徴とする。
本発明の第2の撮影装置では、撮像素子上でのエリア毎に積算した受光光量に基づいて決定した基準光量の多寡に基づいて被写体までの距離を高精度に推測することができる。つまり、本発明の第2の撮影装置では、主被写体が撮影画角内のいずれにあってもこの主被写体の輝度を基準光量に反映させることができ、この基準光量に基づいて高精度に得られた被写体までの距離に応じた受光感度の設定が行われ、新たに設定された感度に基づいて本発光光量が決定される。したがって、本発明の第2の撮影装置によれば、白飛びや黒つぶれの発生を抑えることができ、閃光発光部を使用する撮影における画質の低下を抑制することができる。
ここで、本発明の第2の撮影装置では、上記感度設定部は、上記基準光量が大きな領域に属する程高い感度に設定し直すものであることが好ましい。
この様にすると、閃光の到達距離が延びたのと同様の効果を得ることができる。
上記目的を達成するための本発明の撮影装置制御方法のうちの第1の撮影装置制御方法は、被写体に向けて閃光を発光する閃光発光部を備え、二次元的に配列された複数の単位受光素子の集合からなる撮像素子上に被写体を結像させてこの被写体を表わす画像信号を生成する撮影を行う撮影装置を制御する撮影装置制御方法において、
閃光発光を伴う撮影指示を受けた際、撮影に先立って上記閃光発光部にプレ発光を行わさせるプレ発光過程と、
上記プレ発光過程により被写体側から反射してきた反射光の上記撮像素子における受光光量を検出する受光光量検出過程と、
上記撮像素子を構成する複数の単位受光素子を複数のエリアに分割したときの各エリア内の各単位受光素子における上記プレ発光による受光光量をエリア毎に積算し、積算された受光光量を1以上の各閾値と比較してこの閾値で区切られた各受光光量範囲内のエリアの数を計数し、この計数値の分布に基づいて受光感度を設定する受光光量に基づいて受光感度を設定する感度設定過程と、
上記感度設定過程により設定された受光感度に基づいて、上記プレ発光に引き続き上記閃光発光部に行わさせる本発光の光量を決定する本発光光量決定過程と、
上記プレ発光に引き続く撮影の際に、上記閃光発光部に上記本発光光量決定過程で決定された光量での本発光を行わさせる本発光過程とを備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の撮影装置制御方法のうちの第2の撮影装置制御方法は、
被写体に向けて閃光を発光する閃光発光部を備え、二次元的に配列された複数の単位受光素子の集合からなる撮像素子上に被写体を結像させてこの被写体を表わす画像信号を生成する撮影を行う撮影装置制御方法において、
閃光発光を伴う撮影指示を受けた際、撮影に先立ってこの閃光発光部にプレ発光を行わさせるプレ発光制御過程、
上記プレ発光制御過程によるプレ発光により被写体側から反射してきた反射光の上記撮像素子における受光光量を検出する受光光量検出過程、
上記撮像素子を構成する複数の単位受光素子を複数のエリアに分割したときの各エリア内の各単位受光素子における上記プレ発光による受光光量をエリア毎に積算した積算値と、現在設定されている受光感度とに基づいて、上記プレ発光に引き続き上記閃光発光部に行わさせる本発光の基準となる基準光量を決定する基準光量決定過程、
上記基準光量決定過程で決定された基準光量を1以上の各閾値と比較してこの閾値で区切られた各領域のうちこの基準光量が属する領域に応じた受光感度に設定し直す感度設定過程、
撮影の際に上記プレ発光に引き続き上記閃光発光部に行わさせる本発光の光量を、上記受光光量検出過程による検出結果と、上記感度設定過程により設定された感度とに基づいて決定する本発光光量決定過程、および
撮影の際に上記プレ発光に引き続き、上記閃光発光部に上記本発光光量決定過程で決定された光量の本発光を行わさせる本発光制御過程を備えたことを特徴とする。
本発明の撮影装置および撮影装置制御方法によれば、閃光発光部を用いた撮影における画質の低下を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の撮影装置制御方法の一実施形態が実施される、本発明の第1の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラの外観斜視図である。
図1には、本発施形態であるデジタルカメラ1の前方からの外観斜視図が示されている。
図1に示すデジタルカメラ1の筐体10の前面中央には、レンズ鏡胴11が備えられており、このレンズ鏡胴11には、ズームレンズ111などが内蔵されている。また、この筐体10の前面上部には、ファインダ対物窓10aが設けられており、ファインダ対物窓10aの右横には、撮影補助発光窓10bが設けられている。この撮影補助発光窓10bからは、後述するAE検出回路23(図2参照)の検出結果によって撮影補助光の照射が必要であると判定された場合に被写体に向けて撮影補助光が照射される。また、筐体10の上面には、シャッタボタン12およびモードダイヤル13が備えられている。モードダイヤル13は、撮影モードや再生モードなどから所望のモードを選択する際に操作され、図1での詳しい図示は省略したが、ダイヤル上面にはモードに応じた絵柄131がプリントされている。
このデジタルカメラ1では、筐体10の上面にプリントされている矢印132に、所望するモードに対応した絵柄を合わせることで、矢印に合わされた絵柄に対応したモードが選択されるようになっている。
また、図1(b)には、このデジタルカメラ1の背面側からの外観斜視図が示されている。このデジタルカメラ1の筐体10の背面には、液晶パネル14が備えられており、その上方にはファインダ接眼窓10cが設けられている。液晶パネル14の右横には、メニューボタン16、OKスイッチ17、およびキャンセルスイッチ18が備えられており、メニューボタン16の右斜め上方には、十字キー19が備えられている。メニューボタン16は、感度設定や記録画素数の設定などのメニューを液晶パネル14に表示する際に操作され、十字キー19は、メニューボタン16が操作されたことで液晶パネル14に表示されたメニューの中のいずれかを選択する際に操作される。液晶パネル14に表示されたメニューについて十字キー19を操作することでいずれかを選択した後、OKスイッチ17を操作することで、この選択が、このデジタルカメラ1の動作全体を制御しているCPU20(図2参照)によって認識される。また、キャンセルスイッチ18の右側には電源スイッチ15が備えられており、この電源スイッチ15がオン操作されると、このデジタルカメラ1が動作状態となる。尚、この十字キー19は、液晶パネル14にメニューが表示されていない場合には、光学ズームの調節にも利用される。
図2は、図1に示すデジタルカメラ内部の電気系統の構成ブロック図である。
本実施形態のデジタルカメラ1は、前述したCPU20によって全体が統括的に制御されており、このCPU20には、図1に示したモードダイヤル13、十字キー19、メニューボタン16、電源スイッチ15などから信号が送信されるようになっている。CPU20では、送信されてきた信号に応じた処理が行われ、また、このCPU20には、データバス200を介してEEPROM202が接続されており、このEEPROM202には、デジタルカメラ1が動作するために必要なプログラムが書き込まれている。また、SDRAM201には、詳しくは後述する3つのカウンタ領域が確保されている。
ここで、電源スイッチ15が投入されたときのデジタルカメラ1における動作制御について説明しながら、このデジタルカメラ1の内部構成について詳細に説明する。
電源スイッチ15がオンされると、電源である電池30から電力がデジタルカメラ1の内部の各部に供給され、モードダイヤル13により撮影モードが選択されている場合には、レンズ鏡胴を通過してCCD40上に結像された被写体像を表す画像信号がCCD40から出力され、その出力された画像信号が表す被写体像が液晶パネル14に表示される。このCCD40には、タイミングジェネレータ(以下、このタイミングジェネレータをTGと称す。)41からタイミング信号が供給されており、このタイミング信号によって所定の間隔ごとに画像信号が間引かれて出力される。このTG41は、CPU20からの指示によりタイミング信号を出力しており、このタイミング信号は、CCD40の他、レンズ鏡胴11に内蔵されている機械式シャッタ114および撮影補助装置50の動作も制御する。
CCD40から出力された画像信号は、A/D部42でデジタルの画像信号に変換され、ホワイトバランス・γ調整部43では、ホワイトバランス調整およびγ調整が行なわれる。さらに、ホワイトバランス・γ調整部43を経た画像信号は、YC処理部22に供給され、YC分離の処理が行なわれる。画像バッファ21は、ホワイトバランス・γ調整部43とYC処理部22との間の処理タイミングをあわせるためのものである。画像バッファ21を経てYC処理部22に供給された画像信号は、YC処理部22でRGB信号からYC信号に変換され、その後、データバス200を介して液晶パネル14に向けて供給されるとともにY信号がAE検出回路23およびAF検出回路24に供給される。
YC信号は、YC/RGB変換部28でYC信号からRGB信号に変換され、変換されたRGB信号がドライバ281に供給され、さらに、このドライバ281によって液晶パネル14にRGB信号に基づく被写体像が表示される。
輝度信号を含むY信号が供給されるAE検出回路23では、このY信号に基づいてアイリス113の絞り径を制御して適正な明るさを持つスルー画を得るために必要な露出が調整される。
また、輝度信号を含むY信号が供給されるAF検出回路24では、このY信号からコントラストを検出しフォーカスレンズ112の位置を制御することでスルー画像のピント調節が絶えず行われる。
これにより、液晶パネル14には、ズームレンズ111などが向けられた方向の被写体が被写体像として常に表示され続ける。この表示され続けている被写体像を視認しながらシャッタボタン12を押下すると、CCD40上に結像された被写体像を表す画像信号がRGB信号となって出力され、液晶パネル14にRGB信号に基づく被写体像が静止画で表示される。そこで図1(b)に示すOKスイッチ17を押下すると、このRGB信号は、YC処理部22でYC信号に変換された後、圧縮・伸張部27で圧縮されて、インターフェース(I/F)271を介して記録メディア60にヘッダ部付きで記録される。この圧縮・伸張部27では、JPEG規格に準拠した圧縮方法で圧縮が行われ、ヘッダ部には圧縮情報や撮影情報などが書き込まれる。尚、シャッタボタン12の押下により、液晶パネル14にRGB信号に基づく被写体像が静止画で表示された際に、図1(b)に示すキャンセルスイッチ18を押下すると、液晶パネル14にはスルー画像が再び表示される。
一方、このデジタルカメラ1のモードダイヤル13において再生モードが選択されると、記録メディア60からヘッダ部が読み出され、そのヘッダ部内の圧縮情報に基づいてこれに対応する圧縮画像信号が読み出される。圧縮・伸張部27では、読み出した圧縮画像信号が伸張されて画像信号が復元される。復元された画像信号は、前述のルートを経て液晶パネル14に表示される。
また、このデジタルカメラ1には、CPU20に接続されたレンズドライバ110が備えられており、AE検出回路23およびAF検出回路24での検出結果に応じて、アイリス113の開口の大きさの変更およびフォーカスレンズ112の移動がレンズドライバ110により行われる。また、レンズドライバ110は、十字キー19の操作に応じてズームレンズ111を移動させる。
また、このデジタルカメラ1では、AE検出回路23からの検出結果によっては、撮影補助装置50により撮影補助光が被写体に向けて照射されるようになっている。
このデジタルカメラ1に備えられている撮影補助装置50は、撮影補助光の光量が時間の長さによって制御されるタイプのものであり、少量発光の場合には発光時間が短く、また、大量発光の場合には発光時間が長く制御されるようになっている。
ここで、本実施形態のデジタルカメラ1では、AE検出回路23からの検出結果により撮影補助光の照射が必要と判定した場合には、撮影補助装置50から被写体に向けた本発光に先立ち、プレ発光と呼ばれる小発光が行われる。このプレ発光により被写体から反射してきた反射光は、CCD40で受光される。
CCD40は、300万を超える単位受光素子が二次元的に配列された、所謂300万画素の撮像素子であり、これらは縦8列と横8列とからなる64個のエリアに概念的に分割されている。
図3は、このデジタルカメラに備えられているCCDが64個のエリアに概念的に分割されている様子を示す図である。
図3には、CCD40が縦8列横8列の計64エリアに概念的に分割されている様子が示されており、これらの64個の各エリアには1から64までの数字が振られている。説明の便宜上、以下では各エリアに振られた番号を用いて説明する。
図4は、本実施形態のデジタルカメラで行われている、撮影補助装置を用いた場合の撮影制御の流れを示す図である。
このデジタルカメラ1では、撮影補助光の照射が必要と判定した場合には、まず、図4に示すステップS100のプレ発光過程において、撮影補助装置50によるプレ発光が行われ、ステップS110のエリア積算過程において、プレ発光により被写体で反射し、CCD40上で受光された受光光量が1から64のエリア毎にそれぞれ積算される。ステップS120のエリア数計数過程において、2つの積算閾値A、Bによって分けられた3つの領域のいずれにこれら64の各エリアが属するかが各エリアの積算値に応じて振り分けられ、振り分けられたエリア数が領域毎に計数される。ステップS130の感度設定過程において、各領域のエリア数に基づいて受光感度が設定される。ステップS140の本発光光量決定過程においては、ステップS130の感度設定過程において設定された受光感度と、現在の被写界輝度とに基づいて撮影補助装置50の本発光の発光時間が決定される。ステップS150の本発光過程では、ステップS140の本発光光量決定過程で決定された発光時間での本発光が行われる。
ステップS110のエリア積算過程、ステップS120のエリア数計数過程、およびステップS130の感度設定過程についての撮影制御は、実際には、図2に示す感度設定回路25、発光光量決定回路26、およびCPU20が動作してなされており、プレ発光により被写体から反射してきた反射光はCCD40で受光され、図3に概念的に示す64個の各エリア(第1エリアから第64エリアまで)に属する各単位受光素子における受光光量はエリア毎に積算され、プレ発光による各エリアでの積算値が積算値A以上のエリア数、積算値が積算値A未満ではあるものの積算値B以上のエリア数、および積算値B未満のエリア数をそれぞれ計数し、積算値が積算値A以上であるエリア数が所定数C以上であれば、主被写体の輝度は高い可能性が高いとして受光感度は相対的に低感度に設定されるようになっている。また、積算値が積算値B未満のエリア数が所定数D以上であれば、主被写体の輝度は低い可能性が高いとして受光感度は相対的に高感度に設定され、積算値が積算値A以上であるエリア数が所定数C以上あるわけでもなく、また積算値B未満のエリア数が所定数D以上あるわけでもない場合には、受光感度は相対的に中感度に設定されるようになっている。その後、設定された受光感度と、AE検出回路23での検出結果である被写界輝度とに基づいて、撮影補助装置50からの本発光光量が決定される。このデジタルカメラ1では、この決定光量に応じた時間だけ撮影補助装置50が発光するようになっている。
以上に説明した本実施形態のデジタルカメラ1では、CCD40上でのエリア毎の受光光量を計数し、その計数値の分布が受光光量の多い方に偏っていれば被写体までの距離が短いと判断して受光感度を下げ、受光光量の少ない方に偏っていれば被写体までの距離が長いと判断して受光感度を上げることで、主被写体が撮影画角内のいずれにあってもこの主被写体の輝度を感度設定に反映させることができることから、撮影補助装置50を使用する撮影における白飛びや黒つぶれの発生による画質の低下を抑制することができる。また、本実施形態のデジタルカメラ1では、CCD上の複数の単位受光素子をある程度纏めたエリア毎に受光光量に基づいて感度設定が行われていることから、CCD上の単位受光素子それぞれの受光光量に基づいて感度を設定する場合に比べ、処理の迅速化が図られている。
図5は、シャッタボタンを押下した際に本実施形態のデジタルカメラにおいて実行されるルーチンのフローチャートを示す図である。
図5に示すステップS1では、まず被写界輝度を検出するためにAE検出回路23による輝度検出を指示し、ステップS2では、AF検出回路24によるピント位置の検出を指示する。ステップS3では、AE検出回路23での検出結果に基づいて撮影補助装置50による補助光が必要か否かを判定する。ステップS3において、補助光が必要ないと判定すると、ステップS18に進み、補助光が必要であると判定すると、ステップS4に進む。ステップS4では撮影補助装置50にプレ発光を指示する。ステップS5では、このプレ発光によるCCD40の各エリアの受光光量のエリア毎の積算を指示する。ステップS6では、図1に示すSDRAM201に確保されているカウンタNに、エリア番号を表すカウント値1を代入する。ステップS7では、カウンタNのカウント値が1であることから第1エリア(図3参照)での受光光量の積算値が積算値A以上であるか否かを判定する。ステップS7において、積算値A以上であると判定すると、ステップS8に進み、積算値A以上であるエリア数をカウントするための、SDRAM201に確保されているカウンタLのカウント値を1インクリメントし、その後、ステップS11に進む。ステップS7において、積算値A未満であると判定すると、ステップS9に進み、第1エリアでの受光光量の積算値が、積算値Aよりも値の小さな積算値B未満であるか否かを判定する。ステップS8において、第1エリアでの積算値が積算値B以上であると判定すると、ステップS10に進み、ステップS9において、第1エリアでの積算値が積算値B未満であると判定すると、ステップS10に進み、積算値B未満のエリア数をカウントするための、SDRAM201に確保されているカウンタMのカウント値をインクリメントし、その後、ステップS11に進む。一方、ステップS9において、第1エリアでの積算値が積算値A未満であるものの積算値B以上である判定すると、ステップS11に進む。ステップS11では、エリア数をカウントするための、SDRAM201に確保されているカウンタMのカウント値を1インクリメントする。ステップS12では、カウンタNのカウント値が65未満か否かの判定、即ち第1エリアから第64エリアまでの積算値の判定が終了したか否かを判定し、ステップS12において、カウンタNのカウント値が65未満であると判定すると、ステップS7に戻り、ステップS12において、カウンタNのカウント値が65以上であると判定すると、ステップS13に進み、カウンタLのカウント値、すなわち相対的に積算値の高いエリア数をカウントしているカウンタLのカウント値が所定値Cを上回ったか否かを判定する。ステップS13において、カウンタLのカウント値が所定値C以上、即ち、受光光量が多いエリア数が多かったと判定すると、ステップS14に進み、設定感度を低感度に設定させ、その後、ステップS18に進む。ステップS13において、カウンタLのカウント値が所定値C未満であると判定すると、ステップS15に進む。ステップS15では、カウンタMのカウント値、すなわち相対的に積算値の低いエリア数をカウントしているカウンタMのカウント値が所定値Dを上回ったか否かを判定する。ステップS15において、カウンタMのカウント値が所定値Dを上回った、即ち受光光量が少ないエリア数が多かったと判定すると、ステップS16に進み、設定感度を高感度に設定させ、その後、ステップS18に進む。ステップS15において、カウンタMのカウント値が所定値D未満であったと判定すると、ステップS17に進み、設定感度を中感度に設定させ、その後、ステップS18に進む。ステップS18では、設定された感度と、AE検出回路23における検出結果とに基づいて撮影補助装置50による撮影補助光の発光光量が算出し、補助光の発光を指示する。ステップS19では、カウンタN、カウンタL、およびカウンタMのカウント値をゼロリセットして、このルーチンを終了する。
以上に説明した実施形態では、積算値の閾値として積算値A、Bで区切られた3つの受光光量範囲内に属するエリア数をそれぞれ計数し、積算値A以上のエリア数が所定値C以上であれば低感度、積算値B未満のエリア数が所定値D以上であると高感度、それ以外は中感度にそれぞれ設定する例を挙げて説明したが、本発明は、エリア毎に積算された受光光量を1以上の各閾値と比較するものであれば、2つあるいは4つ以上の受光光量範囲二属するエリア数をそれぞれ計数してもよく、また、1以上の閾値で区切られた各受光光量範囲内のエリアの数を計数し、この計数値の分布に基づいて受光感度を設定するものであれば、所定値Cや所定値Dにはこだわらない。
次に、本発明の第2の撮影装置制御方法の一実施形態が実施される、本発明の第2の撮影装置の一実施形態について説明する。
本実施形態のデジタルカメラと、本発明の第1の撮影装置制御方法の一実施形態が実施される、本発明の第1の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラ1との間の相違点は、前述のデジタルカメラ1における感度設定が、プレ発光による、CCD40の各エリアでの受光光量の分布に基づいて行われているのに対し、本実施形態のデジタルカメラにおける感度設定は、プレ発光による、CCDの各エリアでの受光光量の積算値と、感度設定仕直す前の設定感度とに基づいて決定した、撮影補助装置50による本発光における発光光量の基準となる基準発光光量のレベルに基づいて行われる点である。さらに、本実施形態のデジタルカメラでは、基準発光光量のレベルが高い、即ち発光量が多い程被写体までの距離が長いとして、受光感度は高感度に設定仕直されるようになっている。尚、本実施形態のデジタルカメラの外観および内部ブロックもほぼ同じであることから、これらの図示および詳細な説明は省略する。尚、以下では、本実施形態のデジタルカメラに備えられている部材で、第1の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラ1に備えられている部材と同じ種類の部材には、デジタルカメラ1において付されている符号と同じ符号を付して説明する。
図6は、本実施形態のデジタルカメラで行われている、撮影補助装置を用いた場合の撮影制御の流れを示す図である。
このデジタルカメラ1では、撮影補助光の照射が必要と判定した場合には、まず、図6に示すステップS200のプレ発光過程において、撮影補助装置50によるプレ発光が行われ、ステップS210のエリア積算過程において、プレ発光により被写体で反射し、CCD40上で受光された受光光量が1から64のエリア毎にそれぞれ積算される。ステップS220の基準光量決定過程において、ステップS210のエリア積算過程で積算された合計の受光光量と、現在設定されている受光感度とに基づいて撮影補助装置50における本発光時の発光光量の基準となる基準発光時間が決定される。ステップS230の感度設定過程において、2つの時間閾値A、Bによって分けられた3つの領域のいずれにこの基準発光時間が属するかに基づいて受光感度が設定される。ステップS240の本発光光量決定過程においては、ステップS230の感度設定過程において設定された受光感度と、現在の被写界輝度とに基づいて撮影補助装置50の本発光の発光時間が決定される。ステップS250では、ステップS240の本発光光量決定過程で決定された発光時間での本発光が行われる。
ステップS210のエリア積算過程、ステップS220の基準光量決定過程、およびステップS230の感度設定過程についての撮影制御は、実際には、図2に示す感度設定回路25、発光光量決定回路26、およびCPU20が動作してなされており、プレ発光により被写体から反射してきた反射光はCCD40で受光され、図3に概念的に示す64個の各エリア(第1エリアから第プレ発光により被写体から反射してきた反射光はCCD40で受光され、図3に概念的に示す64個の各エリア(第1エリアから第64エリアまで)に属する各単位受光素子における受光光量はエリア毎に積算されて合計される。この合計された積算値と、現在設定されている受光感度とに応じて決定された、本発光時の発光時間の基準となる基準発光時間が時間閾値A以上であれば、被写体までの距離が遠いとして高感度に受光感度が設定され、時間閾値A未満ではあるものの時間閾値B以上であれば、中感度に設定される。基準発光時間が時間閾値B未満であれば、被写体までの距離が短いとして低感度に設定される。その後、設定された受光感度と、AE検出回路23での検出結果である被写界輝度とに基づいて、撮影補助装置50からの本発光光量が決定される。このデジタルカメラ1では、この決定光量に応じた時間だけ撮影補助装置50が発光するようになっている。
図7は、上述した基準発光光量を決定する際に参照するテーブルの内容を表すグラフ図である。
図7には、縦軸にEv値、横軸に基準発光時間(μsec)をとったグラフ上に、プレ発光により被写体から反射してきた反射光を64個の各エリアに属する各単位受光素子における受光光量としてエリア毎に積算し、これらを合計した合計積算値:ipreと、プレ発光が終了した直後の同一被写体からの各エリアでの受光光量の合計積算値:ithと、目標とする合計積算値:iobとを、以下に示す数式
Ev=log(iob/(ipre−ith))
に代入することで得られたEv値と、このEv値に応じた基準発光時間との相関関係が示されている。
上記数式は、‘iob/(ipre−ith)’の分子の‘iob’が一定であることから、分母である‘ipre−ith’が大きくなれば、即ち被写体までの距離が短ければEv値はマイナス側に大きくなり、分母である‘ipre−ith’が小さくなれば、即ち被写体までの距離が遠くなればEv値はプラス側に大きくなる。ここで例えば、上記式におけるEv値が‘−4’とされた場合の基準発光時間は‘10μsec’となり、また、上記式におけるEv値が‘3’とされた場合の基準発光時間は‘90μsec’となる。
基準発光時間が決定されると、その基準発光時間の長さに応じて感度が設定仕直される。その後、AE検出回路での検出結果である被写界輝度と、設定仕直された感度とに基づいて、撮影補助装置50からの本発光光量が決定される。尚、前述したように、この撮影補助装置50での発光光量の制御は、発光時間で制御されている。
以上説明したように、本実施形態のデジタルカメラでは、主被写体が撮影画角内のいずれにあってもこの主被写体の輝度を基準光量に反映させることができ、この基準光量に基づいて高精度に得られた被写体までの距離に応じた受光感度の設定が行われ、新たに設定された感度に基づいて本発光光量が決定される。したがって、本実施形態のデジタルカメラによれば、白飛びや黒つぶれの発生を抑えることができ、撮影補助装置50を使用する撮影における画質の低下を抑制することができる。また、本実施形態のデジタルカメラによれば、感度設定が、基準光量が大きな領域に属する程高い感度に設定し直されることから、閃光の到達距離が延びたのと同じ効果を得ることができるとともに、閃光発光量が極端に少量であることによる閃光発光の不安定さを軽減することができる。
図8は、シャッタボタンを押下した際に本実施形態のデジタルカメラにおいて実行されるルーチンのフローチャートを示す図である。尚、以下では、ユーザによる指示がなくても、撮影補助装置50による撮影補助光の発光が被写界輝度に応じて自動的になされることになっているとして話を進める。
図8に示すステップS21では、まず被写界輝度を検出するためにAE検出回路による輝度検出を指示し、ステップS22では、AF検出回路によるピント調整を指示する。ステップS23では、撮影補助装置50にプレ発光を指示する。ステップS24では、このプレ発光によるCCD40上の各エリア毎の受光光量の積算を指示する。ステップS25では、上述の数式およびテーブルに基づいて基準発光時間を取得する。ステップS26では、得られた基準発光時間が時間A以上であるか否かを判定し、ステップS26において基準発光時間が時間A以上であると判定すると、ステップS27に進み、相対的に高い感度を設定し、その後、ステップS31に進む。また、ステップS26において基準発光時間が時間A未満であると判定すると、ステップS28に進み、得られた基準発光時間が時間B以上であるか否かを判定する。ステップS28において、基準発光時間が時間B未満であると判定すると、ステップS30に進み、相対的に低い感度が設定され、その後、ステップS31に進む。ステップS28において基準発光時間が時間B以上であると判定すると、ステップS29に進み、中程度の感度が設定され、その後、ステップS31に進む。ステップS31では、設定仕直された感度と、AE検出回路で検出されている被写界輝度とに基づいて撮影補助装置による本発光時間を算出し、それに基づいた発光を行い、このルーチンを終了する。
以上に説明した実施形態では、基準発光光量に応じた発光時間の閾値として時間閾値A、Bで区切られた3つの発光時間範囲のうちのいずれに属するかを判定する例を挙げて説明したが、本発明は基準発光時間を1以上の各閾値と比較するものであれば、2つあるいは4つ以上の発光時間範囲のうちのいずれに属するかを判定してもよく、また、発光時間ではなく発光光量を制御してもよい。また、基準発光時間の決定は上記式に限るものでもない。
本発明の第1の撮影装置制御方法の一実施形態が実施される、本発明の第1の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラの外観斜視図である。 図1に示すデジタルカメラ内部の電気系統の構成ブロック図である。 このデジタルカメラに備えられているCCDが64個のエリアに概念的に分割されている様子を示す図である。 本実施形態のデジタルカメラで行われている、撮影補助装置を用いた場合の撮影制御の流れを示す図である。 シャッタボタンを押下した際に本実施形態のデジタルカメラにおいて実行されるルーチンのフローチャートを示す図である。 本実施形態のデジタルカメラで行われている、撮影補助装置を用いた場合の撮影制御の流れを示す図である。 上述した基準発光光量を決定する際に参照するテーブルの内容を表すグラフ図である。 シャッタボタンを押下した際に本実施形態のデジタルカメラにおいて実行されるルーチンのフローチャートを示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
11 レンズ鏡胴
12 シャッタボタン
13 モードダイヤル
14 液晶パネル
20 CPU
25 感度設定回路
26 発光光量決定回路
40 CCD
50 撮影補助装置

Claims (4)

  1. 被写体に向けて閃光を発光する閃光発光部を備え、二次元的に配列された複数の単位受光素子の集合からなる撮像素子上に被写体を結像させて該被写体を表わす画像信号を生成する撮影を行う撮影装置において、
    閃光発光を伴う撮影指示を受けた際、撮影に先立って該閃光発光部にプレ発光を行わさせるプレ発光制御部、
    前記閃光発光部によるプレ発光により被写体側から反射してきた反射光の前記撮像素子における受光光量を検出する受光光量検出部、
    前記撮像素子を構成する複数の単位受光素子を複数のエリアに分割したときの各エリア内の各単位受光素子における前記プレ発光による受光光量をエリア毎に積算した積算値と、現在設定されている受光感度とに基づいて、前記プレ発光に引き続き前記閃光発光部に行わさせる本発光の基準となる基準光量を決定する基準光量決定部、
    前記基準光量決定部で決定された基準光量を1以上の各閾値と比較して該閾値で区切られた各領域のうち該基準光量が属する領域に応じた受光感度に設定し直す感度設定部、
    前記プレ発光に引き続く撮影の際に、前記閃光発光部に行わさせる本発光の光量を、前記受光光量検出部による検出結果と、前記感度設定部により設定された感度とに基づいて決定する本発光光量決定部、および
    撮影の際に前記プレ発光に引き続き、前記閃光発光部に前記本発光光量決定部で決定された光量の本発光を行わさせる本発光制御部を備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記感度設定部は、前記基準光量が大きな領域に属する程高い感度に設定し直すものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 被写体に向けて閃光を発光する閃光発光部を備え、二次元的に配列された複数の単位受光素子の集合からなる撮像素子上に被写体を結像させて該被写体を表わす画像信号を生成する撮影を行う撮影装置制御方法において、
    閃光発光を伴う撮影指示を受けた際、撮影に先立って該閃光発光部にプレ発光を行わさせるプレ発光制御過程、
    前記プレ発光制御過程によるプレ発光により被写体側から反射してきた反射光の前記撮像素子における受光光量を検出する受光光量検出過程、
    前記撮像素子を構成する複数の単位受光素子を複数のエリアに分割したときの各エリア内の各単位受光素子における前記プレ発光による受光光量をエリア毎に積算した積算値と、現在設定されている受光感度とに基づいて、該プレ発光に引き続き前記閃光発光部に行わさせる本発光の基準となる基準光量を決定する基準光量決定過程、
    前記基準光量決定過程で決定された基準光量を1以上の各閾値と比較して該閾値で区切られた各領域のうち該基準光量が属する領域に応じた受光感度に設定し直す感度設定過程、
    前記プレ発光に引き続く撮影の際に、前記閃光発光部に行わさせる本発光の光量を、前記受光光量検出過程による検出結果と、前記感度設定過程により設定された感度とに基づいて決定する本発光光量決定過程、および
    撮影の際に前記プレ発光に引き続き、前記閃光発光部に前記本発光光量決定過程で決定された光量の本発光を行わさせる本発光制御過程を備えたことを特徴とする撮影装置制御方法。
  4. 前記感度設定過程は、前記基準光量が大きな領域に属する程高い感度に設定し直す過程であることを特徴とする請求項記載の撮影装置制御方法
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