JP4907018B2 - 送風機及び空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ファンとファンモーターで構成される送風機の防振構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、例えば実開平1−85497号公報に開示された従来の送風機を示す断面図である。図において、2はファンモーター、3はファンモーター2により駆動される遠心ファン、7はファンモーターの軸、8はボス部で、ボス部8は内筒9、外筒10、弾性体11で構成され、内筒9と外筒10に対して弾性体11は加硫接着されている。
【0003】
上記のように構成された送風機において、内筒9にファンモーターの軸7が嵌り、ネジ等で固定されファンモーター2の回転力を遠心ファン3に伝達するが、弾性体11はファンモーター2の速度制御にともない発生する磁気的変動やトルク変動による振動を吸収し、この振動に起因する異常音の発生を防止している。
【0004】
ボス部8はファンモーター2の回転を伝えるため、十分な強度を有する必要がある。ボス部8に加わる主な荷重はファンモーター2で発生する回転トルクと、軸方向に遠心ファン3が流体から受ける推力と、遠心ファン3の自重である。ボス部8の強度の低い部位は弾性体11であり、前記の荷重により弾性体11に最大応力が発生する部位は内筒9との接着面で、主成分は剪断応力である。接着が不十分な場合、前記剪断応力で破壊し、異常音が発生する恐れがあった。このため、実開平1−85497号公報に開示された従来の送風機では内筒9に溝部19を設けて、発生する応力の一部を圧縮応力または引張応力に分散して保持している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の送風機は以上のように構成されているので、限られたスペースの中で防振効果を上げるためには、内筒9および外筒10は薄くなり、そのため溝部19の深さが浅くなるため剪断応力が支配的となり、前述のように弾性体11と内筒9との接着面が破壊し、異常音の発生に至ることがあった。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、防振効果を下げることなく、ボス部における弾性体の接着面の剪断応力を軽減し、異常音の発生を抑制する送風機の防振構造、ファンのボス部及び空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】
また、ボス部における弾性体の接着が不十分な場合でも、回転に支障を来さない送風機の防振構造、ファンのボス部及び空気調和機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る送風機の防振構造は、ファンモーターと、このファンモーターの回転力を伝達する軸と、この軸に嵌合する円環状の内筒およびその外側に配置された外筒の間に接着固定された弾性体を有するボス部と、このボス部の外側にファンとを設けた送風機において、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に、ボス部に加わる軸方向の荷重の中の支配的な荷重により弾性体に圧縮応力が働くように、軸方向に径が変化する部分を設けたことを特徴とする。
【0009】
また、この発明の請求項2に係る送風機の防振構造は、軸方向に径が変化する部分をテーパーとしたことを特徴とする。
【0010】
また、この発明の請求項3に係る送風機の防振構造は、送風機がファンモーターとファンとを縦方向に配置したものであり、ボス部に加わる軸方向の荷重の中の支配的な荷重がファンの自重であることを特徴とする。
【0011】
また、この発明の請求項4に係る送風機の防振構造は、ファンに遠心ファンを用いたことを特徴とする。
【0012】
また、この発明の請求項5に係る送風機の防振構造は、送風機がファンモーターとファンとを水平方向に配置したものであり、ボス部に加わる軸方向の荷重の中の支配的な荷重がファンの流体から受ける推力であることを特徴とする。
【0013】
また、この発明の請求項6に係る送風機の防振構造は、内筒外周部または外筒内周部に発生する応力に応じて、発生する応力の大きい方に軸方向に径が変化する部分を設けることを特徴とする。
【0014】
また、この発明の請求項7に係る送風機の防振構造は、弾性体にプラスチックと一体成型が可能なエラストマー系の材料を用い、外筒をファンと一体成型したことを特徴とする。
【0015】
また、この発明の請求項8に係る送風機の防振構造は、ボス部を別部品とし、締結部品でファンに固定することを特徴とする。
【0016】
また、この発明の請求項9に係る送風機の防振構造は、ファンモーターと、このファンモーターの回転力を伝達する軸と、この軸に嵌合する円環状の内筒およびその外側に配置された外筒の間に接着固定された弾性体を有するボス部と、このボス部の外側にファンとを設けた送風機において、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に突起を設けたことを特徴とする。
【0017】
また、この発明の請求項10に係る送風機の防振構造は、ファンモーターと、このファンモーターの回転力を伝達する軸と、この軸に嵌合する円環状の内筒およびその外側に配置された外筒の間に接着固定された弾性体を有するボス部と、このボス部の外側にファンとを設けた送風機において、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に、ボス部に加わる軸方向の荷重の中の支配的な荷重により弾性体に圧縮応力が働くように、軸方向に径が変化する部分を設けると共に、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に突起を設けたことを特徴とする。
【0018】
また、この発明の請求項11に係る送風機の防振構造は、突起の断面形状は、先端が円弧形状で内筒または外筒に繋がる根元部が滑らかな曲線で結ばれていることを特徴とする。
【0019】
また、この発明の請求項12に係る送風機の防振構造は、内筒または外筒に繋がる根元部を、R形状としたことを特徴とする。
【0020】
また、この発明の請求項13に係る送風機の防振構造は、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に複数の突起を設け、回転バランスを保つことを特徴とする。
【0021】
この発明の請求項14に係るファンのボス部は、ファンモーターの軸に嵌合する円環状の内筒およびその外側に配置された外筒の間に接着固定された弾性体を有するファンのボス部において、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に、軸方向に径が変化する部分を設けたことを特徴とする。
【0022】
また、この発明の請求項15に係るファンのボス部は、軸方向に径が変化する部分をテーパーとしたことを特徴とする。
【0023】
また、この発明の請求項16に係るファンのボス部は、ファンモーターの軸に嵌合する円環状の内筒およびその外側に配置された外筒の間に接着固定された弾性体を有するファンのボス部において、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に突起を設けたことを特徴とする。
【0024】
また、この発明の請求項17に係るファンのボス部は、ファンモーターの軸に嵌合する円環状の内筒およびその外側に配置された外筒の間に接着固定された弾性体を有するファンのボス部において、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に、軸方向に径が変化する部分を設けるとともに、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に突起を設けたことを特徴とする。
【0025】
また、この発明の請求項18に係るファンのボス部は、突起の断面形状は、先端が円弧形状で内筒または外筒に繋がる根元部が滑らかな曲線で結ばれていることを特徴とする。
【0026】
また、この発明の請求項19に係るファンのボス部は、内筒または外筒に繋がる根元部を、R形状としたことを特徴とする。
【0027】
この発明の請求項20に係る空気調和機は、請求項1乃至13の何れかに記載の送風機の防振構造を適用した送風機を用いたことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜3は実施の形態1を示す図で、図1は送風機が取り付けられた天井埋め込み形空調機の断面図、図2は空調機から取り出した送風機部分の断面図、図3はボス部の取付を変更した送風機の断面図である。
【0029】
図1において、1は天井埋め込み形空調機の風路を構成する筐体、2は筐体1にボルト等で取り付けられるファンモーター、3はこのファンモーター2で駆動されるプラスチック製の遠心ファン、4は遠心ファン3の周囲に設置された冷凍サイクルの熱交換器、5は室内の空気を吸い込む吸込み口、6は熱交換器4と熱交換した空気を吹き出す吹出し口である。この天井埋め込み形空調機は吸込み口5、吹出し口6を天井面から露出し、筐体1を天井内に埋め込んで室内に設置される。
【0030】
空調機における送風機の作用について説明する。まず、ファンモーター2の回転力でこのファンモーターの軸に取り付けられた遠心ファン3が回転する。このとき、空気の流れは次のようになる。空気は空調機の吸込み口5から吸い込まれ、遠心ファン3の中央から外周方向に向かって送られ、熱交換器4を通過して熱交換を行い、冷却または暖められて吹出し口6から吹き出される。
【0031】
図2において、7はファンモーターの軸、8はボス部である。ボス部8は金属製で円環状の内筒9および外筒10と、その間にゴムを加硫し成型された弾性体11とで構成される。弾性体11はあらかじめ内筒9および外筒10に塗布されている接着剤で接着される。ボス部8は遠心ファン3の成型時に組み込み、周りを樹脂で一体成型する。ファンモーターの軸7は内筒9の内側に嵌り込み、ナット12で固定される。
【0032】
ボス部8の内筒9外周および外筒10内周には、遠心ファン3の自重(矢印14方向)及び遠心ファン3が流体から受ける推力(自重とは逆方向)等の軸方向の荷重が作用するが、図1に示す天井埋め込み形空調機の場合は、矢印14方向の遠心ファン3の自重が支配的である。そのため矢印14方向に内筒外径が大きくなるような、また、外筒内径が矢印14方向に大きくなるようなテーパー13を設けている。
【0033】
上記のような構造であれば、内筒9または外筒10と弾性体11の接着が不十分な場合でも常に軸方向に加わる荷重で圧縮応力が働くので、弾性体11の接着面が破壊しにくくなる。また、従来の内筒に設けた溝などに比べて、テーパー状なので、力を分散して受けることができ、応力集中が生じにくい。ここでは内筒9および外筒10の両方にテーパー13を設けたが、内筒9または外筒10に発生する応力に応じて、発生する応力の大きい方のみ設けても良い。
【0034】
内筒外径、外筒内径にテーパー13を設けたものを示したが、テーパー13に限定されるものではない。軸方向に加わる荷重で弾性体11に圧縮応力が働くように内筒外径、または外筒内径が軸方向に変化する形状であればよい。
【0035】
また、テーパー13は、内筒外径、外筒内径の全体に設けても、その一部に設けてもよい。
【0036】
上記実施の形態1では、外筒10と遠心ファン3を異種材料としているが、例えば、プラスチックと一体成型が可能なエラストマー系の弾性体を用いれば、外筒10を遠心ファン3一体として成型できる。
【0037】
また、実施の形態1では遠心ファン3とボス部8を一体成型としているが、図3のようにボス部8を別パーツとしてネジまたはリベット等15で遠心ファン3に固定しても良い。この方法であれば遠心ファン3が例えばアルミや鋼などの金属でも適用できる。
【0038】
上述の実施の形態1では、天井埋め込み形空調機の送風機を例として、縦方向にファンモーター2と遠心ファン3が配置されたものを説明したが、この発明はこれに限定されない。
例えば、ファンモーターとファンが水平に配置されたもので、ファンが流体から受ける推力が軸方向の荷重となるものにも適用される。ファンが流体から受ける推力による弾性体の接着面の破壊を抑制することができる。
【0039】
また、ファンとして遠心ファンを用いたものを示したが、シロッコファン、プロペラファンでも同様である。
【0040】
実施の形態2.
図4,5は実施の形態2を示す図で、図4は送風機の断面図、図5は突起16近傍を拡大した図である。図4に示すように、実施の形態1で説明したテーパーに加えて、ボス部8の内筒9外周および外筒10内周にそれぞれ3カ所の突起16を設けている。
【0041】
図5に示すように、突起16の形状は応力集中を受けないよう、突起先端17は円弧状で、また、内筒9外周および外筒10内周の突起根元18もR形状とし、応力集中を受けない形状としている。突起先端17および突起根元18をR形状としているが、滑らかにつながった曲面であればよい。
【0042】
また、突起16の数は特に限定されないが、回転のバランスを保つためには2カ所以上設け、バランスが崩れないように配置するのが好ましい。
【0043】
上記のような突起16を設ければ、内筒9または外筒10と弾性体11の接着が不十分な場合でも突起16が回転方向に弾性体11を押すので、推進力を得ることができ、遠心ファン3の回転に支障を来さない。
【0044】
実施の形態1,2をそれぞれ単独に実施してもよいし、また、両方を併用してもよい。
【0045】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係る送風機の防振構造は、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に、ボス部に加わる軸方向の荷重の中の支配的な荷重により弾性体に圧縮応力が働くように、軸方向に径が変化する部分を設けたことにより、軸方向の支配的な荷重で常に弾性体の接着面を押し付けるため、接着面が破壊しにくく、異常音の発生を抑制できる。
【0046】
また、この発明の請求項2に係る送風機の防振構造は、軸方向に径が変化する部分をテーパーとしたことにより、ボス部の製作が容易に行える。
【0047】
また、この発明の請求項3に係る送風機の防振構造は、送風機がファンモーターとファンとを縦方向に配置したものであり、ボス部に加わる軸方向の荷重の中の支配的な荷重がファンの自重であることにより、ファンの自重で弾性体の接着面を押し付けるので、接着面が破壊しにくく、異常音の発生を抑制できる。
【0048】
また、この発明の請求項4に係る送風機の防振構造は、ファンに遠心ファンを用いたことにより、天井埋め込み形空調機の送風機に適用することができる。
【0049】
また、この発明の請求項5に係る送風機の防振構造は、送風機がファンモーターとファンとを水平方向に配置したものであり、ボス部に加わる軸方向の荷重の中の支配的な荷重がファンの流体から受ける推力であることにより、ファンの流体から受ける推力で弾性体の接着面を押し付けるので、接着面が破壊しにくく、異常音の発生を抑制できる。
【0050】
また、この発明の請求項6に係る送風機の防振構造は、内筒外周部または外筒内周部に発生する応力に応じて、発生する応力の大きい方に軸方向に径が変化する部分を設けることにより、異常音の発生抑制効果は略同様で、構成を簡単にすることができる。
【0051】
また、この発明の請求項7に係る送風機の防振構造は、弾性体にプラスチックと一体成型が可能なエラストマー系の材料を用い、外筒をファンと一体成型したことにより、安価な送風機の防振構造が得られる。
【0052】
また、この発明の請求項8に係る送風機の防振構造は、ボス部を別部品とし、締結部品でファンに固定することにより、ファンが金属でも適用できる。
【0053】
また、この発明の請求項9に係る送風機の防振構造は、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に突起を設けたことにより、回転方向に弾性体を押すことで推進力を得ることができるので、回転に支障を来さない。
【0054】
また、この発明の請求項10に係る送風機の防振構造は、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に、ボス部に加わる軸方向の荷重の中の支配的な荷重により弾性体に圧縮応力が働くように、軸方向に径が変化する部分を設けると共に、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に突起を設けたことにより、軸方向の支配的な荷重で常に弾性体の接着面を押し付けるため、接着面が破壊しにくく、異常音の発生を抑制できると共に、回転方向に弾性体を押すことで推進力を得ることができるので、回転に支障を来さない。
【0055】
また、この発明の請求項11に係る送風機の防振構造は、突起の断面形状は、先端が円弧形状で内筒または外筒に繋がる根元部が滑らかな曲線で結ばれていることにより、応力集中を避けることができる。
【0056】
また、この発明の請求項12に係る送風機の防振構造は、内筒または外筒に繋がる根元部を、R形状としたことにより、容易に製作できる。
【0057】
また、この発明の請求項13に係る送風機の防振構造は、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に複数の突起を設け、回転バランスを保つことができる。
【0058】
この発明の請求項14に係るファンのボス部は、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に、軸方向に径が変化する部分を設けたことにより、送風機に組み込み時に異常音の発生を抑制可能である。
【0059】
また、この発明の請求項15に係るファンのボス部は、軸方向に径が変化する部分をテーパーとしたことにより、製作が容易に行える。
【0060】
また、この発明の請求項16に係るファンのボス部は、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に突起を設けたことにより、回転方向に弾性体を押すことで推進力を得ることができるので、回転に支障を来さない。
【0061】
また、この発明の請求項17に係るファンのボス部は、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に、軸方向に径が変化する部分を設けるとともに、内筒外周部と外筒内周部の少なくとも一方に突起を設けたことにより、送風機に組み込み時に異常音の発生を抑制可能であると共に、回転方向に弾性体を押すことで推進力を得ることができるので、回転に支障を来さない。
【0062】
また、この発明の請求項18に係るファンのボス部は、突起の断面形状は、先端が円弧形状で内筒または外筒に繋がる根元部が滑らかな曲線で結ばれていることにより、応力集中を避けることができる。
【0063】
また、この発明の請求項19に係るファンのボス部は、内筒または外筒に繋がる根元部を、R形状としたことにより、容易に製作できる。
【0064】
この発明の請求項20に係る空気調和機は、請求項1乃至13の何れかに記載の送風機の防振構造を適用した送風機を用いたことにより、送風機の異常音の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、天井埋め込み形空調機の断面図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、送風機の断面図である。
【図3】 実施の形態1を示す図で、ボス部の取付を変更した送風機の断面図である。
【図4】 実施の形態2を示す図で、送風機の断面図である。
【図5】 実施の形態2を示す図で、突起を拡大した断面図である。
【図6】 従来の送風機を示す断面図である。
【符号の説明】
1 筐体、2 ファンモーター、3 遠心ファン、4 熱交換器、5 吸込み口、6 吹出し口、7 ファンモーターの軸、8 ボス部、9 内筒、10 外筒、11 弾性体、12 ナット、13 テーパー、14 荷重が加わる方向を示す矢印、15 ネジまたはリベット、16 突起、17 突起先端、18 突起根元。

Claims (9)

  1. ファンモーターと、このファンモーターの回転力を伝達する軸と、この軸に嵌合する円環状の内筒と前記内筒の外側に配置された外筒と前記内筒及び前記外筒の間に接着固定された弾性体を有するボス部と、このボス部の外側に設けられたファンとを備えた送風機において、
    前記ファンモーターと前記ファンとが縦方向に配置され、
    前記内筒外周部に設けられ前記内筒の外径が前記ファンの自重方向に大きくなるように傾斜するテーパー部分前記外筒内周部に設けられ前記外筒の内径が前記ファンの自重方向に大きくなるように傾斜するテーパー部分との少なくとも一方を有することを特徴とする送風機。
  2. 前記ファンに遠心ファンを用いたことを特徴とする請求項1記載の送風機。
  3. 前記内筒外周部に設けられたテーパー部分と前記外筒内周部に設けられたテーパー部分との両方を有することを特徴とする請求項1または2に記載の送風機。
  4. 前記弾性体にプラスチックと一体成型が可能なエラストマー系の材料を用い、前記外筒を前記ファンと一体成型したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の送風機。
  5. 前記ボス部を前記ファンとは部品とし、前記ボス部を締結部品で前記ファンに固定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の送風機。
  6. 記内筒外周部と前記外筒内周部の少なくとも一方に突起を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の送風機。
  7. 前記突起の断面形状は、先端が円弧形状で前記内筒または前記外筒に繋がる根元部が滑らかな曲線で結ばれていることを特徴とする請求項6記載の送風機。
  8. 前記内筒外周部と前記外筒内周部の少なくとも一方に前記突起を複数設け、回転バランスを保つことを特徴とする請求項6または7に記載の送風機。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の送風機を用いたことを特徴とする空気調和機。
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