JP4906589B2 - 解体機 - Google Patents

解体機 Download PDF

Info

Publication number
JP4906589B2
JP4906589B2 JP2007133326A JP2007133326A JP4906589B2 JP 4906589 B2 JP4906589 B2 JP 4906589B2 JP 2007133326 A JP2007133326 A JP 2007133326A JP 2007133326 A JP2007133326 A JP 2007133326A JP 4906589 B2 JP4906589 B2 JP 4906589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pressure
pilot
speed
turning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007133326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008285938A (ja
Inventor
純平 小林
正治 中川
義行 桑原
建男 市川
洋行 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2007133326A priority Critical patent/JP4906589B2/ja
Publication of JP2008285938A publication Critical patent/JP2008285938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4906589B2 publication Critical patent/JP4906589B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

本発明は、鉄筋コンクリート製建物の床の上等のように作業する支持盤の支持強度が弱い所で能率良く建物の解体作業を行うための解体機に関する。
鉄筋コンクリート製建物の解体を行なう場合、階上に解体機を設置して壁、天井等の建物構成部の解体を行なう。このような従来の解体機は、例えば特許文献1に開示されているように、走行体上に旋回装置を介して旋回体を設置し、旋回体に多関節アームを取付け、この多関節アームに解体用作業具を取付けたものが用いられる。多関節アームとしては、一般的に油圧ショベルに用いられるくの字形のブームとその先端に取付けられた直線状のアームとを有するものを用い、解体用作業具には、油圧シリンダにより開閉される鋏状の破砕具やブレーカ等が用いられる。
特開平6−254420号公報
階上で作業する場合、解体機を支持する支持盤の強度が弱く、また、狭い場所で作業を行なう必要があるため、従来は小型軽量の油圧ショベルをベースマシンに用い、そのアームの先端に破砕具を取付けて解体機を構成している。しかしながら、小型の油圧ショベルをベースマシンに用いた場合、必然的にエンジン出力が弱く、破砕具の破砕力が弱いため、解体作業の能率が悪いという問題点がある。そこで小型の油圧ショベル等をベースマシンに用いつつ、出力の増大したエンジンおよび油圧ポンプを搭載して解体作業の能率向上を図ることが考えられる。しかしながら出力の増大したエンジンおよび油圧ポンプを使用し、走行体を駆動すると、油圧ポンプの吐出油量が大であるために、例えば走行速度が必要以上に速くなり、狭い場所で作業を行なうには走行用操作レバーの操作量をわずかにして速度調整を行なう必要があり、操作性が悪くなるという問題点がある。また、走行に限らず、多関節アームや解体用作業具の操作についても同様の問題が生じる。
本発明は、上記問題点に鑑み、油圧ショベル等のベースマシンにそのベースマシンに本来搭載されるエンジンや油圧ポンプより出力の増大した上位クラスのエンジンおよび油圧ポンプを搭載して、解体用作業具に上位クラスのものを使用しても、走行等の操作性が低下せず、能率向上が図れる構成を有する解体機を提供することを目的とする。
請求項1の解体機は、走行体上に旋回装置を介して旋回体を設置し、前記旋回体に多関節アームを取付け、前記多関節アームに解体用作業具を取付けた解体機において、
前記走行体の操作装置が操作されたことを検出する検出手段を備えると共に、
前記検出手段の出力により前記走行体の走行速度を低下させる走行速度制御手段として、走行モータに作動油を吐出する主油圧ポンプの傾転制御用のサーボ弁にポンプコントローラからの制御圧力を供給するパイロット回路に設けられた減圧弁装置を備え、
前記減圧弁装置は、前記操作装置が操作された際の前記検出手段の出力により切換わる切換弁と、この切換弁の切換えにより前記パイロット回路に挿入され、前記制御圧力を低下させて前記主油圧ポンプの吐出流量を低減させる減圧弁とを備えることを特徴とする。
請求項の解体機は、請求項に記載の解体機において、
前記旋回体の旋回速度を低下させる旋回速度制御手段、前記ブームを起伏させるブームシリンダの伸縮速度を低下させるブーム起伏速度制御手段および前記解体用作業具を回動させる作業具シリンダの伸縮速度を低下させる作業具回動速度制御手段のうちの少なくとも1つの速度制御手段をさらに備えことを特徴とする。
請求項の解体機は、請求項に記載の解体機において、
前記旋回速度制御手段として、旋回モータと旋回モータ用コントロール弁との間の作動油供給回路に挿入された逆止弁と可変絞りとからなるスローリターン弁を備えることを特徴とする。
請求項の解体機は、請求項またはに記載の解体機において、
前記ブーム起伏速度制御手段として、ブーム起伏用パイロット弁とブームシリンダ用コントロール弁の受圧室との間のパイロット回路に挿入され、パイロット圧を低下させる減圧弁と逆止弁とからなる減圧弁装置を備えることを特徴とする。
請求項の解体機は、請求項からまでのいずれか1項に記載の解体機において、
前記作業具回動速度制御手段として、作業具回動用パイロット弁と作業具シリンダ用コントロール弁の受圧室との間のパイロット回路に挿入され、パイロット圧を低下させる減圧弁と逆止弁とからなる減圧弁装置を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、走行速度を走行体の操作装置の操作量に見合う走行速度より低下させる速度制御手段を備えたので、使用するベースマシンとして通常使用されるエンジンおよび油圧ポンプよりも出力(馬力、吐出流量)が増大した上位クラスのベースマシン用のエンジンおよび油圧ポンプを用いても、そのベースマシンに通常使用されるエンジンや油圧ポンプを用いた場合と同様の操作装置の操作量により同様の好適な速度で走行させることができ、操作性が低下しない。一方、解体用作業具には、上位クラスのエンジンおよび油圧ポンプの出力に適合した規模の大きな破砕力の大きい解体用作業具を用いることができ、解体作業を能率良く行なうことができる。
また、もし走行モータの作動油回路にスローリターン弁を設けて走行速度を低下させると、スローリターン弁の絞りにおける圧損による発熱でのオーバヒートの要因となる虞がある。また、実機においては、作動油回路にスローリターン弁を取付けることはスペースの面で困難である。このため、本発明は、サーボ弁に制御圧力を供給するパイロット回路にパイロット回路に減圧弁装置を設け、主油圧ポンプの流量制限により速度を調整するようにしたものである。すなわち、走行速度制御手段を、走行モータに作動油を吐出する主油圧ポンプの傾転制御用のサーボ弁にポンプコントローラからの制御圧力を供給するパイロット回路に設けられた減圧弁装置によって構成することにより、オーバヒートの発生を回避でき、スペースの問題も解決できる。
また、走行速度を低下させる手段として、走行モータ用コントロール弁のパイロット回路に減圧弁を設けて走行モータ用コントロール弁の受圧室に加えるパイロット圧を低下させる速度制御手段も採り得るが、しかしこのような減圧弁を設けると、コントロール弁のスプールがフルストローク押されない虞があり、フルストローク押されないと、走行モータからの戻りラインが絞られ、走行速度の如何にかかわらず、走行モータへコントロール弁の絞りによる負荷がかかることになる。しかしながら、主油圧ポンプの傾転角制御により吐出流量を制限して走行速度を低下させれば、コントロール弁のパイロット回路に減圧弁を設けた場合のコントロール弁の絞りによる戻りラインにおける負荷発生の問題が軽減される。
請求項の発明において、旋回装置による旋回体の旋回速度を低下させる旋回速度制御手段をさらに備えた場合には、ベースマシンとして通常使用されるエンジンおよび油圧ポンプよりも出力が増大した上位クラスのベースマシン用のエンジンおよび油圧ポンプを用いても、そのベースマシンに通常使用されるエンジンや油圧ポンプを用いた場合と同様の操作装置の操作量により同様の好適な速度で旋回させることができ、操作性が低下しない。
また、請求項の発明において、ブーム起伏速度を低下させるブーム起伏速度制御手段をさらに備えた場合には、ベースマシンとして通常使用されるエンジンおよび油圧ポンプよりも出力が増大した上位クラスのベースマシン用のエンジンおよび油圧ポンプを用いても、そのベースマシンに通常使用されるエンジンや油圧ポンプを用いた場合と同様の操作装置の操作量により同様の好適な速度でブームを起伏させることができ、操作性が低下しない。
また、請求項の発明において、前記解体用作業具を回動させる作業具シリンダの伸縮速度を低下させる作業具回動速度制御手段をさらに備えた場合には、ベースマシンとして通常使用されるエンジンおよび油圧ポンプよりも出力が増大した上位クラスのベースマシン用のエンジンおよび油圧ポンプを用いても、そのベースマシンに通常使用されるエンジンや油圧ポンプを用いた場合と同様の操作装置の操作量により同様の好適な速度で作業具を回動させることができ、操作性が低下しない。
請求項の発明によれば、旋回装置による旋回体の旋回速度を低下させる旋回速度制御手段として、旋回モータと旋回モータ用コントロール弁との間の作動油供給回路に挿入されたスローリターン弁を設けたので、旋回モータの手前で作動油の流量を絞られ、旋回速度を低下させることができる。旋回速度を低下させる旋回速度制御手段として、旋回モータ用コントロール弁のパイロット回路に減圧弁を設けることも可能であるが、しかしこのような減圧弁を設けると、コントロール弁のスプールがフルストローク押されない虞があり、フルストローク押されないと、旋回モータからの戻りラインが絞られ、旋回速度の如何にかかわらず、旋回モータへ常時負荷がかかることになる。しかしながら、作動油回路にスローリターン弁を設ければ、パイロット回路に減圧弁を設けた場合のコントロール弁の絞りによる戻りラインにおける負荷発生の問題が軽減される。
請求項の発明は、ブーム起伏速度を低下させるブーム起伏速度制御手段として、ブーム起伏用パイロット弁とブームシリンダ用コントロール弁の受圧室との間のパイロット回路に挿入され、パイロット圧を低下させる減圧弁を設けたものである。このブーム起伏速度を低下させる手段として、旋回速度低下のための速度制御手段として前述したように作動油回路にスローリターン弁を設けることが考えられるが、しかしブームシリンダの速度制御手段としてこのようなスローリターン弁を設けると、ブームは頻繁に起伏させるものであるため、スローリターン弁に含まれる絞りにおける圧損による発熱量が多くなり、オーバヒート等の要因となる虞がある。一方、ブーム起伏用パイロット弁とブームシリンダ用コントロール弁の受圧室との間のパイロット回路に減圧弁を設ければ、このようなオーバーヒートの発生を回避することができる。
請求項の発明によれば、前記解体用作業具を回動させる作業具シリンダの伸縮速度を低下させる作業具回動速度制御手段として、作業具回動用パイロット弁と作業具シリンダ用コントロール弁の受圧室との間のパイロット回路に挿入され、パイロット圧を低下させる減圧弁を設けたものである。この作業具も頻繁に回動させるものであるため、前述のように作動油回路にスローリターン弁を挿入する場合に比較し、オーバーヒートの発生を回避することができる。
図1は本発明の解体機の一実施の形態を示す側面図である。図1において、1はクローラ式走行体、2はこの走行体1上に旋回装置3を介して設置された旋回体である。旋回体2上には運転室5、油圧パワーユニット6、カウンタウエイト7等が搭載される。8は旋回体2に取付けられた多関節アームである。この多関節アーム8は、旋回体2にブームシリンダ9により起伏可能に取付けられたブーム10と、このブーム10の先端にアームシリンダ11により回動可能に取付けられたアーム12とからなる。13はアーム12の先端に回動可能に取付けられた解体用作業具である。14はアーム12に取付けられた作業具シリンダであり、そのピストンロッドと作業具13とは、回動範囲拡大用のアームリンク15と作業具リンク16とを介して接続され、作業具シリンダ14の伸縮により作業具13が回動する。
ここで、ブーム10は油圧ショベルに通常用いられるくの字形でのものではなく、短い直線状のものであり、アーム12の長さの1.0〜1.3倍程度とすることにより、狭い階上での解体作業が容易に行なえるようにしている。
図2は旋回体2上の機器の配置を示す平面図である。旋回体2に搭載された油圧パワーユニット6は、エンジン17、オイルや作動油等の冷却装置18、エンジン17により駆動される油圧ポンプ群19、燃料タンク20、作動油タンク21、コントロールバルブ集合体22等により構成される。エンジン17や油圧ポンプ群19の各油圧ポンプおよび解体用作業具13は、このクラスの油圧ショベル等のベースマシンに搭載される規模、出力より大きな規模、出力を持つ上位クラスものである。また、旋回体2の後部にカウンタウエイト7が搭載される。3は前記旋回装置である。このような機器の配置は、このベースマシンに通常用いられるエンジン17や油圧ポンプ群19等として上位クラスの規模、出力のものを搭載可能とするために採用したものである。
図3はこの実施の形態の解体機における油圧回路を示す。9,11,14はそれぞれ図1に示したブームシリンダ、アームシリンダ、作業具シリンダである。また、1a、1bはそれぞれ走行体1の左右のクローラを駆動する走行モータ、3aは前記旋回装置3に備えられた旋回モータ、13aは作業具13の開閉用油圧シリンダである。
17は図2に示したエンジンであり、19A,19Bは主油圧ポンプ、19Cはパイロット油圧ポンプであり、これらの油圧ポンプ19A,19B,19Cは前記油圧ポンプ群19を構成するものであり、エンジン17により駆動されるものである。22A〜22Eは一方の主油圧ポンプ19Aから吐出される作動油の供給先、方向を切換えるコントロール弁であり、これらはいずれも操作レバー等の操作量に見合う流量の作動油を通過させる流量制御機能を有し、互いに縦続接続される。22F〜22Iは他方の主油圧ポンプ19Bから吐出される作動油の供給先、方向を切換えるコントロール弁であり、これらはいずれも左右の受圧室に加わるパイロット油圧に見合う流量の作動油を通過させる流量制御機能を有し、互いに縦続接続される。24〜41はコントロール弁22A〜22Iの受圧室に導かれるパイロット回路を示す。
主油圧ポンプ19A,19Bの吐出回路にそれぞれ設けられた2つのコントロール弁22E,22Fの各2つの二次側作動油回路44,45および46,47はそれぞれ左右のクローラを駆動する走行モータ1a,1bに接続される。
走行モータ1a,1b、旋回モータ3a、ブームシリンダ9、アームシリンダ11、作業具シリンダ14はこのベースマシンに見合う規模、出力(ただしブームシリンダ9は通常より短くしている)ものである。解体用作業具13は規模、出力を大きくしたエンジン17や主油圧ポンプ19A,19Bに見合う規模、出力(破砕力)のものであるから、当然、開閉用油圧シリンダ13aは規模、出力の大きなものである。
図4は走行モータ1a,1bの作動による走行速度を制御する手段を構成する油圧回路を示す。図4において、49,50はそれぞれ左右走行モータ1a,1b用のパイロット弁である。左側走行モータ用パイロット弁49の二次側のパイロット回路32,33は図3に示す走行モータ用コントロール弁22Eの左右の受圧室に接続される。また、図4に示す右側走行モータ用パイロット弁50の二次側のパイロット回路34,35は図3に示す走行モータ用コントロール弁22Fの左右の受圧室にそれぞれ接続される。
そして、操作レバー49aを矢印a(b)方向に操作すると、操作量に見合うパイロット圧がパイロット回路32(33)に現れ、そのパイロット圧に相当するストローク分だけ走行モータ用コントロール弁22Eのスプールが右行(左行)し、左側走行モータ1aが操作レバー49aの操作量に見合う速度で前進方向(後進方向)に作動する(ただし本実施の形態においては図4について後述する制御回路により速度制限を受ける。)。同様に、操作レバー50aを矢印c(d)方向に操作すると、操作量に見合うパイロット圧がパイロット回路35(34)に現れ、そのパイロット圧に相当するストローク分だけ走行モータ用コントロール弁22Fのスプールが左行(右行)し、右側走行モータ1bが操作レバー50aの操作量に見合う速度で前進方向(後進方向)に作動する(ただしこの場合も図4について後述する制御回路により速度制限を受ける。)。
次に図4により走行モータ1a、1bの速度を制限する手段について説明する。油圧ポンプ19A,19Bは例えば斜板ポンプであり、容量可変機構である斜板19d,19eの傾転をレギュレータ53,54で制御することによりそれぞれのポンプ吐出流量が制御される。
油圧ポンプ19A,19Bのレギュレータ53,54は、それぞれ、傾転アクチュエータ55,55と、傾転制御用のサーボ弁56,56と、これらのサーボ弁56,56によりパイロット油圧ポンプ19Cから傾転アクチュエータ55,55に作用する圧油の圧力を制御し、油圧ポンプ19A,19Bの傾転が制御される。なおサーボ弁としては傾転制御用のサーボ弁以外に入力トルク制限制御用のサーボ弁を備えてもよい。
各傾転アクチュエータ55,55は、両端に大径の受圧部と小径の受圧部とを有する作動ピストン58と、この作動ピストン58の大小の受圧部がそれぞれ位置する受圧室59,60とを有し、両受圧室59,60の圧力が等しいときは作動ピストン58は右方向に移動し、これにより斜板19dまたは19eの傾転量は大きくなりポンプ吐出流量が増大し、大径側の受圧室59の圧力が低下すると、作動ピストン58は左方向に移動し、これにより斜板19dまたは19eの傾転量は小さくなりポンプ吐出流量が減少する。また、大径側の受圧室59はサーボ弁56を介してパイロット油圧ポンプ19Cの吐出回路61に接続され、小径側の受圧室60は直接パイロット油圧ポンプ19Cの吐出回路61に接続されている。
サーボ弁56はその受圧室に後述のポンプコントローラ71から加えられる制御圧力Pにより作動する弁であり、制御圧力Pが高いときは弁体が右方向に移動し、パイロット油圧ポンプ19Cからのパイロット圧を減圧せずに受圧室59に伝達し、油圧ポンプ19Aまたは19Bの吐出流量を多くし、制御圧力Pが低下するにしたがって弁体がバネ65の力で左方向に移動し、パイロット油圧ポンプ19Cからのパイロット圧を減圧して受圧室59に伝達し、油圧ポンプ19Aまたは19Bの吐出流量を減少させる。
74,75は圧力センサであり、これらの圧力センサ74,75はそれぞれパイロット弁49のパイロット回路32,33およびパイロット弁50の34,35間に挿入されたシャトル弁72,73を介してパイロット回路32,33および34,35に接続される。
ポンプコントローラ71は、主油圧ポンプ19A,19Bの吐出圧力と、圧力センサ74,75等の各種アクチュエータの操作レバーの操作を検出する検出圧力と、アクセル操作信号と、エンジン回転数とを入力し、所定の演算処理を行い、制御圧力Pを出力する。そして、それぞれパイロット弁49,50の操作レバー49a,50a等が中立位置にあるときには制御圧力Pを低くし、操作レバー49a,50a等が操作されると、その操作量が増大するに従って制御圧力Pを高める。
66,67はそれぞれポンプコントローラ71とサーボ弁56,56の受圧室との間のパイロット回路80,81に本発明により挿入された減圧弁装置であり、これらの減圧弁装置66,67は、それぞれ前記圧力センサ74,75により検出される圧力信号、すなわちパイロット弁49,50が操作されたことを検出する信号によって切換えられる切換弁として設けたソレノイド弁77と、減圧弁78と、ポンプコントローラ71からの制御圧力Pまたはそれを減圧弁78により減圧した制御圧力をサーボ弁56の受圧室に供給するシャトル弁79とを含む。
図3、図4の油圧回路において、パイロット弁49、50の一方または双方が操作されると、パイロット回路32〜35のいずれかにパイロット油が供給され、圧力スイッチ74,75の少なくともいずれかが作動し、ソレノイド弁77が左位置に切換わるため、ポンプコントローラ71からパイロット回路80,81を介して供給される制御圧力Pは減圧弁78により減圧されてサーボ弁56の受圧室に供給される。このため、減圧弁78を設けない場合に比較し、サーボ弁56の受圧室に供給されるパイロット油圧が低下し、主油圧ポンプ19A,19Bからの吐出流量の増加量は少なくなる。すなわち、操作レバー49a,50aを操作して走行させる場合、上位クラスのエンジン17や主油圧ポンプ19A,19Bを用いても、走行速度が過大になることなく、操作レバー49a,50aの操作量に見合う走行速度で解体機が走行する。
このように、この実施の形態においては、走行速度を低下させる速度制御手段を備えたので、標準的エンジンおよび油圧ポンプよりも出力が増大した上位クラスのエンジン17および吐出流量の増大した油圧ポンプ19A,19Bを用いても、小型の走行モータ1a,1bに見合う制限された流量が走行モータ1a,1bに供給され、好適な速度で走行させることができ、走行操作性が低下しない。
一方、解体用作業具13の開閉用油圧シリンダ13aには上位クラスのエンジン17や主油圧ポンプ19A,19Bに見合う上位クラスの解体用作業具を用いることができるので、不図示の操作レバー等によりコントロール弁22Dを操作することにより、操作レバーの操作量に見合う流量の作動油が吐出流量の増大した主油圧ポンプ19Aから供給されるため、解体作業を能率良く行なうことができる。
次に旋回装置の構成、動作について説明する。図3、図5において、主油圧ポンプ19Aの吐出回路に設けられた旋回モータ用コントロール弁22Aの2つの二次側作動油回路82,83はそれぞれスローリターン弁84,85を介して旋回装置3の旋回モータ3aに接続される。スローリターン弁84,85はそれぞれ逆止弁86,87と可変絞り88,89とを並列接続したものである。
90は旋回モータ用コントロール弁22Aのパイロット弁であり、その二次側パイロット回路24,25はそれぞれコントロール弁22Aの左側受圧室、右側受圧室に接続され、パイロット弁90の操作レバー90aを矢印e方向(f方向)に操作すると、コントロール弁22Aが右位置(左位置)に切換わり、主油圧ポンプ19Aからの吐出油は、作動油回路82(83)、可変絞り88(89)、旋回モータ3a、逆止弁87(86)、作動油回路83(82)を通して流れ、いずれの場合も旋回モータ3aへ供給される作動油の流量が絞られ、操作レバー90aの操作量に見合う旋回速度よりも低下させた速度で右旋回(左旋回)させる。
このように、この実施の形態においては、旋回速度を低下させる旋回速度制御手段を備えたので、標準的エンジンおよび油圧ポンプよりも出力が増大した上位クラスのエンジン17および主油圧ポンプ19A,19Bを用いても、ベースマシンに通常用いられるエンジンや主油圧ポンプを用いた場合と同様の操作量で制限された好適な流量が旋回モータ3aに供給され、小型の旋回モータ3aにより好適な速度で旋回させることができ、操作性が低下しない。
図5において、93はアームシリンダ11用のパイロット弁であり、その一方の二次側パイロット回路94はそれぞれパイロット回路26,41を介してアームシリンダ用コントロール弁22Bの左側受圧室26、アームシリンダ用コントロール弁22Iの右側受圧室に接続される。また他方の二次側パイロット回路95は、それぞれパイロット回路27,40を介してコントロール弁22Bの右側受圧室、コントロール弁22Iの左側受圧室に接続される。
このパイロット弁93の操作レバー93aを矢印g(h)方向に操作すると、コントロール弁22Bが右位置(左位置)、コントロール弁22Iが左位置(右位置)に切換わり、主油圧ポンプ19A,19Bの吐出油が作動油回路96(97)で合流してアームシリンダ11のボトム室(ロッド室)に供給されてアームシリンダ11が伸長(収縮)する。
なお、この実施の形態のアームシリンダの油圧回路においては、アーム12やアームシリンダ11として通常の長さのものを使用したので、伸縮速度を制限する手段を設けていないが、操作レバー93aの操作量に見合う伸縮速度よりも低下した速度で伸縮させるように、例えば後述の図6について示すようにパイロット弁のパイロット回路に減圧弁を挿入する等の対策を採用してもよい。
図6はブームシリンダ9と作業具シリンダ14の油圧回路である。98はブームシリンダ9を操作するためのパイロット弁である。その二次側パイロット回路99(100)は減圧弁装置101およびパイロット回路29,38(28,39)を介してブームシリンダ用コントロール弁22Cの右側受圧室、ブームシリンダ用コントロール22Hの左側受圧室(コントロール弁22Cの左側受圧室、コントロール22Hの右側受圧室)に接続される。減圧弁装置101はパイロット回路99(100)に挿入された減圧弁102(103)とこれに並列に接続された逆止弁104(105)とからなる。
106は作業具シリンダ14を操作するためのパイロット弁である。その二次側パイロット回路36,37は減圧弁装置109を介して作業具シリンダ用コントロール弁22Gの左側受圧室(右側受圧室)に接続される。減圧弁装置109はパイロット回路36(37)に挿入された減圧弁110(111)とこれに並列に接続された逆止弁112(113)とからなる。
図6において、パイロット弁98の操作レバー98aを矢印i(j)方向に操作すると、二次側パイロット回路99(100)に供給されるパイロット圧油は減圧弁102(103)で減圧され、パイロット回路29,38(28,39)を介してブームシリンダ用コントロール弁22Cの右側受圧室(左側受圧室)とブームシリンダ用コントロール弁22Hの左側受圧室(右側受圧室)に供給される。これによりコントロール弁22Cが右位置(左位置)に切換わると同時に、コントロール弁22Hが左位置(右位置)に切換わり、主油圧ポンプ19A,19Bの吐出油がコントロール弁22C,22Hを通過して二次側作動油回路114(115)で合流し、ブームシリンダ9のボトム室(ロッド室)に供給されるので、ブーム9が伸長(収縮)する。
また、パイロット弁106の操作レバー106aを矢印k(m)方向に操作すると、二次側パイロット回路36(37)に供給されるパイロット圧油は減圧弁110(111)で減圧されて作業具シリンダ用コントロール弁22Gの左側受圧室(右側受圧室)に供給される。これによりコントロール弁22Gが左位置(右位置)に切換わり、主油圧ポンプ19Bの吐出油がコントロール弁22Gを通過して二次側作動油回路116(117)を経て作業具シリンダ14のボトム室(ロッド室)に供給されるので、作業具シリンダ14が伸長(収縮)する。
このように、この実施の形態においては、ブームシリンダ9や作業具シリンダ14の伸縮速度を低下させる速度制御手段を備えたので、ベースマシンとして通常使用されるエンジンおよび油圧ポンプよりも出力が増大した上位クラスのエンジン17および油圧ポンプ19A,19Bを用いても、小型の油圧シリンダに見合う制限された流量がブームシリンダ9、作業具シリンダ14に供給され、好適な速度でこれらのシリンダ9,14を伸縮させることができる。特にこの実施の形態においては、ブーム10およびブームシリンダ9の長さを短くしているので、ブームシリンダ9の伸縮速度を遅らせることは、ブーム10の起伏速度を好適な速度に調整する上で有効である。
なお、ブームシリンダ9や作業具シリンダ14の伸縮速度を制限する手段としては、コントロール弁22C,22Hまたは22Gの二次側作動油回路114,115あるいは116,117にスローリターン弁を挿入してもよい。ただし、ブームシリンダ9や作業具シリンダ14は頻繁に動作するアクチュエータであるため、スローリターン弁に含まれる絞りにおける圧損による発熱量が多くなり、オーバヒート等の要因となる虞があるため、本実施の形態においては、減圧弁装置101,109による速度調整を行ない、これによりオーバーヒートの発生を回避している。
一方、図5に示した旋回装置の速度制限において、ブームシリンダ9等と同様にパイロット回路24,25に減圧弁を設けることにより行なってもよいが、しかしパイロット回路24,25に減圧弁を設けると、コントロール弁22Aのスプールがフルストローク押されない虞があり、フルストローク押されないと、旋回モータ3aからの戻りラインが絞られ、旋回モータ3aへの負荷が懸念されるため、本実施の形態においては、スローリターン弁84,85を使用して、旋回モータ3aの手前で作動油の流量を絞り、旋回速度を調整するようにしたものである。
また、走行モータ1a、1bの速度制限については、前述のように、スローリターン弁の使用は圧損による発熱でのオーバヒートの要因となり、このオーバーヒートを回避するためと、前述のように走行モータ1a,1bの戻りラインを絞ることによる戻りラインの負荷の増大を極力避けるためであり、さらにスローリターン弁を取付けることはスペースの面で困難であるという理由もあり、このため、主油圧ポンプ19A,19Bの流量制限により速度を調整するようにしたものである。
本発明による解体機の一実施の形態を示す側面図である。 本発明の解体機における旋回体上の機器の配置の一例図である。 本発明の解体機の油圧ポンプ、コントロール弁、アクチュエータの関連構成の一例を示す油圧回路図である。 本発明の解体機の走行速度制限の一実施の形態を示す油圧回路図である。 本発明の解体機の旋回速度制限の一実施の形態を示す油圧回路図である。 本発明の解体機のブームシリンダおよび作業具シリンダの伸縮速度制限の一実施の形態を示す油圧回路図である。
1:クローラ式走行体、2:旋回体、3:旋回装置、3a:旋回モータ、5:運転室、6:油圧パワーユニット、7:カウンタウエイト、8:多関節アーム、9:ブームシリンダ、10:ブーム、11:アームシリンダ、12:アーム、13:解体用作業具、13a:開閉用油圧シリンダ、14:作業具シリンダ、15:アームリンク、16:作業具リンク、17:エンジン、18:冷却装置、19:油圧ポンプ群、19A,19B:主油圧ポンプ、19C:パイロット油圧ポンプ、19d,19e:斜板、20:燃料タンク、21:作動油タンク、22:コントロールバルブ集合体、22A〜22I:コントロール弁、24〜41:パイロット回路、49,50:走行用パイロット弁、49a,50a:操作レバー、53,54:レギュレータ、55:傾転アクチュエータ、56:傾転制御用サーボ弁、58:作動ピストン、59:大径受圧室、60:小径受圧室、65:バネ、66,67:減圧弁装置、71:ポンプコントローラ、72,72:シャトル弁、74,75:圧力センサ、77:ソレノイド弁、78:減圧弁、79:シャトル弁、84,85:スローリターン弁、86,87:逆止弁、88,89:可変絞り、90:旋回用パイロット弁,90a:操作レバー、93:アームシリンダ用パイロット弁、93a:操作レバー、98:ブームシリンダ用パイロット弁、98a:操作レバー、101:減圧弁装置、102,103:減圧弁、104,105:逆止弁、106:作業具シリンダ用パイロット弁、106a:操作レバー、109:減圧弁装置、110,111:減圧弁、112,113:逆止弁

Claims (5)

  1. 走行体上に旋回装置を介して旋回体を設置し、前記旋回体に多関節アームを取付け、前記多関節アームに解体用作業具を取付けた解体機において、
    前記走行体の操作装置が操作されたことを検出する検出手段を備えると共に、
    前記検出手段の出力により前記走行体の走行速度を低下させる走行速度制御手段として、走行モータに作動油を吐出する主油圧ポンプの傾転制御用のサーボ弁にポンプコントローラからの制御圧力を供給するパイロット回路に設けられた減圧弁装置を備え、
    前記減圧弁装置は、前記操作装置が操作された際の前記検出手段の出力により切換わる切換弁と、この切換弁の切換えにより前記パイロット回路に挿入され、前記制御圧力を低下させて前記主油圧ポンプの吐出流量を低減させる減圧弁とを備えることを特徴とする解体機。
  2. 請求項に記載の解体機において、
    前記旋回体の旋回速度を低下させる旋回速度制御手段、前記ブームを起伏させるブームシリンダの伸縮速度を低下させるブーム起伏速度制御手段および前記解体用作業具を回動させる作業具シリンダの伸縮速度を低下させる作業具回動速度制御手段のうちの少なくとも1つの速度制御手段をさらに備えことを特徴とする解体機。
  3. 請求項に記載の解体機において、
    前記旋回速度制御手段として、旋回モータと旋回モータ用コントロール弁との間の作動油供給回路に挿入された逆止弁と可変絞りとからなるスローリターン弁を備えることを特徴とする解体機。
  4. 請求項またはに記載の解体機において、
    前記ブーム起伏速度制御手段として、ブーム起伏用パイロット弁とブームシリンダ用コントロール弁の受圧室との間のパイロット回路に挿入され、パイロット圧を低下させる減圧弁と逆止弁とからなる減圧弁装置を備えることを特徴とする解体機。
  5. 請求項からまでのいずれか1項に記載の解体機において、
    前記作業具回動速度制御手段として、作業具回動用パイロット弁と作業具シリンダ用コントロール弁の受圧室との間のパイロット回路に挿入され、パイロット圧を低下させる減圧弁と逆止弁とからなる減圧弁装置を備えることを特徴とする解体機。
JP2007133326A 2007-05-18 2007-05-18 解体機 Expired - Fee Related JP4906589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007133326A JP4906589B2 (ja) 2007-05-18 2007-05-18 解体機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007133326A JP4906589B2 (ja) 2007-05-18 2007-05-18 解体機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008285938A JP2008285938A (ja) 2008-11-27
JP4906589B2 true JP4906589B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=40145931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007133326A Expired - Fee Related JP4906589B2 (ja) 2007-05-18 2007-05-18 解体機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4906589B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04143428A (ja) * 1990-10-05 1992-05-18 Komatsu Ltd 建設機械の制御装置
JP2945237B2 (ja) * 1993-03-09 1999-09-06 日立建機株式会社 解体機
JP4559867B2 (ja) * 2005-01-21 2010-10-13 日立建機株式会社 把持力制御装置および作業機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008285938A (ja) 2008-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1743980B1 (en) Hydraulic excavator having a hydraulic control apparatus
KR101644198B1 (ko) 유압 셔블의 유압 회로 장치
JP6134614B2 (ja) 作業機械の駆動装置
JP5192367B2 (ja) 作業車両および作業車両の制御方法
JP5369030B2 (ja) 作業車両の油圧回路
KR20120123109A (ko) 유압 작업기
JP6298716B2 (ja) 作業機械
WO2015146219A1 (ja) 作業機械の油圧システム
JP4715400B2 (ja) 建設機械の油圧制御装置
JP2011196439A (ja) 旋回作業車の油圧回路
JP6663539B2 (ja) 油圧駆動装置
JP2017226972A (ja) ショベル
KR20070095446A (ko) 유압 구동 장치
JP4121466B2 (ja) 油圧作業機の油圧回路
WO2020179204A1 (ja) 建設機械
JP4906589B2 (ja) 解体機
JP7297401B2 (ja) ショベル
EP3940152B1 (en) Work machine
JP3539720B2 (ja) 建設機械の制御装置
JP2010190368A (ja) 建設機械の油圧制御装置
JP2009274474A (ja) 解体機
WO2021066029A1 (ja) 建設機械
WO2023127552A1 (ja) 作業機の油圧システム
JP2002038534A (ja) 多機能の掘削作業機の追加装備された複数のアクチュエータの操作切換制御回路
WO2023171295A1 (ja) 建設機械の制御装置およびこれを備えた建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees