JP4906325B2 - 冷却システム、磁気共鳴診断装置及び冷却方法 - Google Patents

冷却システム、磁気共鳴診断装置及び冷却方法 Download PDF

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Description

本発明は、2つ以上の熱源を有する冷却システム、磁気共鳴診断装置及び冷却方法に関する。
近年、核磁気共鳴現象を利用して被検体中の所望の検査部位における原子核スピンの密度分布、緩和時間分布等を計測して、その計測データから被検体の断面を画像表示する磁気共鳴イメージング(MRI)等を行う、磁気共鳴診断装置(MR装置)が普及している。
MR装置では、被検体に強い磁場を照射するための各種コイルが使用されている。このうち、勾配コイルの冷却に関しては、水冷による冷却を施すのが一般的である。
一方、MR装置の信号処理や画像処理等のコンピュータの冷却には、ファン等の空冷が一般的であった。
しかし、空冷には騒音が大きい、冷却能力が低い、等の不具合があり、この不具合を解消する方法として、勾配コイルの冷却及び電子機器類の冷却の両方を水冷とする方法がある。
すなわち、勾配コイルの冷却を1次冷却、電子機器類の冷却を2次冷却とし、1次側は冷却器によって冷やされた冷媒が流れ、2次側の冷媒は熱交換器で1次側の冷媒によって冷やされる。
ここで、一般に1次側(勾配コイル側)を2次側(電子機器類側)に対してより強く、例えば、20℃まで冷却する。すなわち、上述した方法では、1次側の冷媒の温度が2次側よりも低いため、熱交換器内では常に1次側の冷媒による2次側の冷却が行われてしまう。2次側の冷媒は1次側と同程度の温度にまで冷却する必要は無いため、この場合、無駄に冷却が行われていた。
本発明は、2次側の冷媒を必要以上に冷やさない冷却システム、磁気共鳴診断装置及び冷却方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解消するために、第1の観点の発明の冷却システムは、第1の熱源及び第2の熱源を冷却する冷却システムであって、第1の冷媒を冷却する冷却器と、第1のポンプと、第2のポンプと、第2の冷媒の流路を切り替える流路切り替え部と、前記第1の冷媒の熱と前記第2の冷媒の熱を交換する熱交換器と、を有し、前記第1のポンプと、前記第1の熱源と、前記熱交換器と、前記冷却器とが連結され、前記第1のポンプは、前記第1の熱源と、前記熱交換器と、前記冷却器とに前記第1の冷媒を循環させ、前記第2のポンプと、前記第2の熱源と、前記流路切り替え部とが連結されて第1の流路を形成し、前記前記流路切り替え部と、前記熱交換器とが連結されて第2の流路を形成し、前記流路切り替え部は、前記第2の冷媒が所定の温度未満であるときは前記第2の流路を閉じ、前記第2の冷媒が所定の温度以上であるときは前記第2の流路を開き、前記第2のポンプは、前記第1の流路及び前記第2の流路に前記第2の冷媒を循環させ、前記熱交換器において、前記第1の冷媒の温度は前記第2の冷媒の温度より低い。
好適には、前記流路切り替え部は、前記第1の流路と前記第2の流路との分岐点に設置される。
好適には、前記第1の熱源は、磁気共鳴診断装置の勾配コイルである。
好適には、前記第2の熱源は、磁気共鳴診断装置のRFコイル駆動部または/及び勾配コイル駆動部である。
好適には、前記流路が流路を切り替える基準である前記所定の温度は任意に設定可能である。
好適には、前記第1の冷媒及び前記第2の冷媒は、液体である。
第2の観点の発明の磁気共鳴診断装置は、静磁場内の被検体に高周波磁場を印加した後、前記被検体からの磁気共鳴信号を計測するスキャンを実施するスキャン部と、前記スキャン部により得られた前記磁気共鳴信号に基づいて前記被検体の画像の生成を行う操作コンソール部と、RFコイルや勾配コイル部を駆動するRFコイル駆動部または/及び勾配コイル駆動部とを冷却する冷却部とを有する磁気共鳴診断装置であって、前記冷却部は、第1の冷媒を冷却する冷却器と、第1のポンプと、第2のポンプと、第2の冷媒の流路を切り替える流路切り替え部と、前記第1の冷媒の熱と前記第2の冷媒の熱を交換する熱交換器と、を有し、前記第1のポンプと、前記第1の熱源と、前記熱交換器と、前記冷却器とが連結され、前記第1のポンプは、前記第1の熱源と、前記熱交換器と、前記冷却器とに前記第1の冷媒を循環させ、前記第2のポンプと、前記第2の熱源と、前記流路切り替え部とが連結されて第1の流路を形成し、前記前記流路切り替え部と、前記熱交換器とが連結されて第2の流路を形成し、前記流路切り替え部は、前記第2の冷媒が所定の温度未満であるときは前記第2の流路を閉じ、前記第2の冷媒が所定の温度以上であるときは前記第2の流路を開き、前記第2のポンプは、前記第1の流路及び前記第2の流路に前記第2の冷媒を循環させ、前記熱交換器において、前記第1の冷媒の温度は前記第2の冷媒の温度より低い。
第3の観点の発明の冷却方法は、第1の冷媒を冷却する冷却器と、第1のポンプと、第2のポンプと、第2の冷媒の流路を切り替える流路切り替え部と、前記第1の冷媒の熱と前記第2の冷媒の熱を交換する熱交換器とを有し、第1の熱源と第2の熱源とを冷却する冷却システムの冷却方法であって、前記第1のポンプと、前記第1の熱源と、前記熱交換器と、前記冷却器とが連結され、前記第1のポンプは、前記第1の熱源と、前記熱交換器と、前記冷却器とに前記第1の冷媒を循環させ、前記第2のポンプと、前記第2の熱源と、前記流路切り替え部とが連結されて第1の流路を形成し、前記前記流路切り替え部と、前記熱交換器とが連結されて第2の流路を形成し、前記流路切り替え部は、前記第2の冷媒が所定の温度未満であるときは前記第2の流路を閉じ、前記第2の冷媒が所定の温度以上であるときは前記第2の流路を開き、前記第2のポンプは、前記第1の流路及び前記第2の流路に前記第2の冷媒を循環させる。
本発明によれば、2次側の冷媒を必要以上に冷やさない冷却システム、磁気共鳴診断装置及び冷却方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明にかかる実施形態において、磁気共鳴診断装置1の構成を示す構成図である。
図1に示すように、磁気共鳴診断装置1は、スキャン部2と、操作コンソール部3と、冷却システム4を有する。
スキャン部2について説明する。
スキャン部2は、図1に示すように、静磁場マグネット部12と、勾配コイル部13と、RFコイル部14と、テーブル15とを有しており、静磁場が形成された撮影空間内において、被検体SUの撮影領域を励起するように被検体SUに電磁波を照射し、その被検体SUの撮影領域において発生する磁気共鳴信号を得るスキャンを実施する。
スキャン部2の各構成要素について、順次、説明する。
静磁場マグネット部12は、たとえば、超伝導磁石により構成されており、被検体SUが収容される撮像空間に静磁場を形成する。ここでは、静磁場マグネット部12は、被検体SUの体軸方向に沿った方向Yに静磁場の方向が沿うように静磁場を形成する。なお、静磁場マグネット部12は、永久磁石により構成されていてもよい。
勾配コイル部13は、静磁場が形成された撮像空間に勾配磁場を形成し、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号に空間位置情報を付加する。ここでは、勾配コイル部13は、x方向とy方向とz方向との3系統からなり、撮像条件に応じて、周波数エンコード方向と位相エンコード方向とスライス選択方向とのそれぞれに勾配磁場を形成する。具体的には、勾配コイル部13は、被検体SUのスライス選択方向に勾配磁場を印加し、RFコイル部14がRFパルスを送信することによって励起させる被検体SUのスライスを選択する。また、勾配コイル部13は、被検体SUの位相エンコード方向に勾配磁場を印加し、RFパルスにより励起されたスライスからの磁気共鳴信号を位相エンコードする。そして、勾配コイル部13は、被検体SUの周波数エンコード方向に勾配磁場を印加し、RFパルスにより励起されたスライスからの磁気共鳴信号を周波数エンコードする。
また、本実施形態においては、冷却システム4によって冷却される。
RFコイル部14は、図1に示すように、被検体SUの撮像領域を囲むように配置される。RFコイル部14は、静磁場マグネット部12によって静磁場が形成される撮像空間内において、電磁波であるRFパルスを被検体SUに送信して高周波磁場を形成し、被検体SUの撮像領域におけるプロトンのスピンを励起する。そして、RFコイル部14は、その励起された被検体SU内のプロトンから発生する電磁波を磁気共鳴信号として受信する。
テーブル15は、被検体SUを載置する台を有する。
次に、操作コンソール部3について説明する。
操作コンソール部3は、図1に示すように、RF駆動部22と、勾配駆動部23と、データ収集部24と、制御部30と、画像生成部31と、操作部32と、表示部33と、記憶部34とを有する。
操作コンソール部3の各構成要素について、順次、説明する。
RF駆動部22は、RFコイル部14を駆動させて撮像空間内にRFパルスを送信させて高周波磁場を形成する。RF駆動部22は、制御部30からの制御信号に基づいて、ゲート変調器を用いてRF発振器からの信号を所定のタイミングおよび所定の包絡線の信号に変調した後に、そのゲート変調器により変調された信号を、RF電力増幅器によって増幅してRFコイル部14に出力し、RFパルスを送信させる。
勾配駆動部23は、制御部30からの制御信号に基づいて、勾配パルスを勾配コイル部13に印加して駆動させ、静磁場が形成されている撮像空間内に勾配磁場を発生させる。勾配駆動部23は、3系統の勾配コイル部13に対応して3系統の駆動回路(図示なし)を有する。
また、本実施形態においては、RF駆動部22及び勾配駆動部23は、冷却システム4によって冷却される。
データ収集部24は、制御部30からの制御信号に基づいて、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号を収集する。ここでは、データ収集部24は、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号をRF駆動部22のRF発振器の出力を参照信号として位相検波器が位相検波する。その後、A/D変換器を用いて、このアナログ信号である磁気共鳴信号をデジタル信号に変換して出力する。
制御部30は、コンピュータと、コンピュータを用いて所定のスキャンに対応する動作を各部に実行させるプログラムとを有しており、各部を制御する。ここでは、制御部30は、操作部32からの操作データが入力され、その操作部32から入力される操作データに基づいて、RF駆動部22と勾配駆動部23とデータ収集部24とのそれぞれに、所定のスキャンを実行させる制御信号を出力し制御を行うと共に、画像生成部31と表示部33と記憶部34とへ制御信号を出力し制御を行う。
画像生成部31は、コンピュータと、そのコンピュータを用いて所定のデータ処理を実行するプログラムとを有しており、制御部30からの制御信号に基づいて、被検体SUからの磁気共鳴信号に基づいて、被検体SUのスライスについてのスライス画像を再構成する。そして、画像生成部31は、その生成した画像を表示部33に出力する。
操作部32は、キーボードやポインティングデバイスなどの操作デバイスにより構成されている。操作部32は、オペレータによって操作データが入力され、その操作データを制御部30に出力する。
表示部33は、CRTなどの表示デバイスにより構成されており、制御部30からの制御信号に基づいて、表示画面に画像を表示する。たとえば、表示部33は、オペレータによって操作部32に操作データが入力される入力項目についての画像を表示画面に複数表示する。また、表示部33は、被検体SUからの磁気共鳴信号に基づいて生成される被検体SUのスライス画像についてのデータを画像生成部31から受け、表示画面にそのスライス画像を表示する。
記憶部34は、メモリにより構成されており、各種データを記憶している。記憶部34は、その記憶されたデータが必要に応じて制御部30によってアクセスされる。
次に、本実施形態の冷却システム4について説明する。
図2は、本実施形態の冷却システム4の構成の一例を示す図である。
図2に示すように、冷却システム4は、冷却器41、タンク42、ポンプ43、タンク44、ポンプ45、熱交換器46、温度検出部47及び流路切り替え部48を有し、上述した勾配コイル部13、RF駆動部22及び勾配駆動部23を熱源とする。
冷却器41、タンク42、ポンプ43、勾配コイル部13及び熱交換器46が構成する冷却系を1次側の冷却系、タンク44、ポンプ45、RF駆動部22、勾配駆動部23、熱交換器46、温度検出部47及び流路切り替え部48が構成する冷却系を2次側の冷却系とする。
冷却器41は、勾配コイル部13或いは勾配コイル部13及び熱交換器46の両方によって温められた液体冷媒Aを冷却する。液体冷媒Aには、例えば、水を用いる。本実施形態では、冷却器41は液体冷媒Aを例えば20℃まで冷却する。
タンク42は、冷却器41が冷却した液体冷媒Aを一時的に溜めておく。
ポンプ43は、冷却器41と、タンク42と、ポンプ43と、熱交換器46と、勾配コイル部13とに液体冷媒Aを循環させる。
勾配コイル部13は、熱源であり、液体冷媒Aに熱を伝える。
なお、図2では冷却器41、タンク42、ポンプ43、熱交換器46および勾配コイル部13が直列に連結された例を説明したが、本発明はこれには限定されない。すなわち、図3に示すように、勾配コイル部13と熱交換器46とが並列に連結されていてもよい。
タンク44は、後述する熱交換器46によって冷却された2次側冷却系の液体冷媒Bを一時的に溜めておく。液体冷媒Bには、例えば水を用いる。
ポンプ45は、タンク44に一時的に溜められた液体冷媒Bを送り出し、図2に示すように、タンク44と、ポンプ45と、RF駆動部22及び/または勾配駆動部23と、流路切り替え部48、温度検出部47とが連結されて形成される第1の流路を循環させる。
また、ポンプ45は、図2に示すように、熱交換器46と流路切り替え部48とが連結されて形成される第2の流路を循環させる。
RF駆動部22及び勾配駆動部23は、RFコイル部14及び勾配コイル部13の制御を行うために所定の電流を与えるユニットである。すなわち、RFコイル部14及び勾配コイル部13の電源と言えるものであり、従って、熱を発する熱源であり、液体冷媒Bに熱を伝える。
熱交換器46は、隔壁を介して液体冷媒Bの熱を液体冷媒Aに伝える。熱交換器には、例えば多管円筒形熱交換器、二重管式熱交換器、プレート式熱交換器等があるが、本発明ではいずれを使用してもよい。
温度検出部47は、液体冷媒Bを通過させる際にその温度を検出し、流路切り替え部48に出力する。
流路切り替え部48は、温度検出部47が検出した液体冷媒Bの温度に応じて流路を制御する。温度に応じて流路を変化させる流路切り替え部48には、例えば、サーモワックス等、温度変化によって膨張・収縮する材料を利用するものがある。本発明では、流路切
り替え部48の構造等は限定しない。
流路切り替え部48は、図4(a)に示すように、例えば、流路切り替え部48を通る際の液体冷媒Bの液温が所定の温度未満の場合は熱交換器46を含む第2の流路を閉じ、液体冷媒Bの液温が所定の温度以上の場合には、図4(b)に示すように、熱交換器46を含む第2の流路を開いて液体冷媒Bを通す。所定の温度は、RF駆動部22と勾配駆動部23に影響を与えない温度、例えば30℃とする。この所定の温度は、例えば、流路切り替え部48を電子制御式にする等の方法で、任意に制御できるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の冷却システム4では、2次側の冷却系の液体冷媒Bの液温が所定の温度未満の場合と、所定の温度以上の場合とで2次側冷却系の流路が異なる。
以下、一例として所定の温度を30℃とした場合に、液体冷媒Bの液温が30℃未満の場合と、30℃以上の場合それぞれの場合について説明する。
<液体冷媒Bが30℃未満の場合>
液体冷媒Bの液温が30℃未満の場合、上述したように、また図4(a)に示すように、流路切り替え部48は熱交換器46を含む第2の流路を閉じ、第1の流路にのみ液体冷媒Bを通す。
すなわち、1次側の冷却系においては、冷却器41によって冷却された液体冷媒Aは、勾配コイル部13によってのみ加熱され、熱交換器46によっては加熱されない。すなわち、それほど液温は上がらず、冷却器41にかかる負担は小さい。
2次側の冷却系においては、RF駆動部22または/及び勾配駆動部23によって加熱された液体冷媒Bは、流路切り替え部48によって熱交換器46を通過しない第1の流路のみを通される。しかし、液温は30℃未満と高くないので、RF駆動部22や勾配駆動部23に悪影響を及ぼすことはない。
<液体冷媒Bが30℃以上の場合>
液体冷媒Bの液温が30℃以上の場合、上述したように、流路切り替え部48は熱交換器46を含む第2の流路を開き、液体冷媒Bを通す。
すなわち、1次側の冷却系においては、冷却器41によって冷却された液体冷媒Aは、勾配コイル部13及び熱交換器46によって加熱される。
2次側の冷却系においては、RF駆動部22または/及び勾配駆動部23によって加熱された液体冷媒Bは、流路切り替え部48によって熱交換器46を含む第2の流路に通される。熱交換器46において、液体冷媒Aによって液体冷媒Bが冷却され、冷却された液体冷媒BがRF駆動部22または/及び勾配駆動部23を冷却する。
以上説明したように、本実施形態の冷却システム4によれば、2次側冷却系の冷媒が所定の温度未満の場合は流路切り替え部48によって熱交換器46を含む第2の流路を閉じているため、2次側の液体冷媒Bの液温が所定の温度未満である場合には2次側の冷媒は冷却せず、2次側の液体冷媒Bを冷やしすぎることによる結露の発生を防ぐことができ、RF駆動部22や勾配駆動部23の結露によるショート等の被害を防止できる。
また、2次側の液体冷媒Bが所定の温度未満の場合には、1次側の冷却器41にかかる負担が小さくなり、冷却器のランニングコストをセーブすることができる。これにより、例えば、更に3次以上の冷却系を冷却システム4に加え、冷却器41に新たに加えた冷却系の冷却をさせることも可能になる。
更に、2次側の冷却系では、液体冷媒Bの温度変化が抑えられるため、冷却システム4の長寿命化も期待できる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、冷却システム4は磁気共鳴診断装置1に組み込まれており、勾配コイル部13が1次側冷却系の熱源、RF駆動部22または/及び勾配駆動部23が2次冷却系の熱源であるとしたが、本発明はこれに限定されず、その他の熱源を冷却する冷却システムであってもよい。
また、本実施携帯で示した第1の冷却系及び第2の冷却系の各構成要素が連結されている順序は一例であり、本発明はこれに限定されない。
また、本実施形態では、液体冷媒A及びBには水を用いたが、その他の液体冷媒でもよく、本発明では限定しない。
また、冷却システム4は、1次及び2次の冷却系のみを有する冷却システムに限定されるものではなく、より多くの冷却系を含む冷却システム或いはその一部であってもよい。
図1は、磁気共鳴診断装置1の構成を示す構成図である。 図2は、本実施形態の冷却システム4の構成の一例を示す図である。 図3は、本実施形態の冷却システム4の構成の別の一例を示す図である。 図4は、流路切り替え部48による2次冷却系の流路の変化を説明するための図である。
符号の説明
1…磁気共鳴診断装置、2…スキャン部、3…操作コンソール部、4…冷却システム、12…静磁場マグネット部、13…勾配コイル部、14…コイル部、15…テーブル、22…駆動部、23…勾配駆動部、24…データ収集部、30…制御部、31…画像生成部、32…操作部、33…表示部、34…記憶部、41…冷却器、42…タンク、43…ポンプ、44…タンク、45…ポンプ、46…熱交換器、47…温度検出部、48…流路切り替え部

Claims (8)

  1. 第1の熱源及び第2の熱源を冷却する冷却システムであって、
    第1の冷媒を冷却する冷却器と、
    第1のポンプと、
    第2のポンプと、
    第2の冷媒の流路を切り替える流路切り替え部と、
    前記第1の冷媒の熱と前記第2の冷媒の熱を交換する熱交換器と、
    を有し、
    前記第1のポンプと、前記第1の熱源と、前記熱交換器と、前記冷却器とが連結され、
    前記第1のポンプは、前記第1の熱源と、前記熱交換器と、前記冷却器とに前記第1の冷媒を循環させ、
    前記第2のポンプと、前記第2の熱源と、前記流路切り替え部とが連結されて第1の流路を形成し、
    前記流路切り替え部と、前記熱交換器とが連結されて第2の流路を形成し、
    前記流路切り替え部は、前記第2の冷媒が所定の温度未満であるときは前記第2の流路を閉じ、前記第2の冷媒が所定の温度以上であるときは前記第2の流路を開き、
    前記第2のポンプは、前記第1の流路及び前記第2の流路に前記第2の冷媒を循環させ、
    前記第2の流路が開いた場合、前記第2の流路に通された前記第2の冷媒を用いて前記第2の熱源を冷却し、
    前記熱交換器において、前記第1の冷媒の温度は前記第2の冷媒の温度より低い
    冷却システム。
  2. 前記流路切り替え部は、前記第1の流路と前記第2の流路との分岐点に設置される
    請求項1に記載の冷却システム。
  3. 前記第1の熱源は、磁気共鳴診断装置の勾配コイルである
    請求項1または2に記載の冷却システム。
  4. 前記第2の熱源は、磁気共鳴診断装置のRFコイル駆動部または/及び勾配コイル駆動部である
    請求項1から3のいずれか一項に記載の冷却システム。
  5. 前記流路が流路を切り替える基準である前記所定の温度は任意に設定可能である
    請求項1から4のいずれか一項に記載の冷却システム。
  6. 前記第1の冷媒及び前記第2の冷媒は、液体である
    請求項1から5のいずれか一項に記載の冷却システム。
  7. 静磁場内の被検体に高周波磁場を印加した後、前記被検体からの磁気共鳴信号を計測するスキャンを実施するスキャン部と、前記スキャン部により得られた前記磁気共鳴信号に基づいて前記被検体の画像の生成を行う操作コンソール部と、RFコイルや勾配コイル部を駆動するRFコイル駆動部または/及び勾配コイル駆動部とを冷却する冷却部とを有する磁気共鳴診断装置であって、
    前記冷却部は、
    第1の冷媒を冷却する冷却器と、
    第1のポンプと、
    第2のポンプと、
    第2の冷媒の流路を切り替える流路切り替え部と、
    前記第1の冷媒の熱と前記第2の冷媒の熱を交換する熱交換器と、
    を有し、
    前記第1のポンプと、前記第1の熱源と、前記熱交換器と、前記冷却器とが連結され、
    前記第1のポンプは、前記第1の熱源と、前記熱交換器と、前記冷却器とに前記第1の冷媒を循環させ、
    前記第2のポンプと、前記第2の熱源と、前記流路切り替え部とが連結されて第1の流路を形成し、
    前記流路切り替え部と、前記熱交換器とが連結されて第2の流路を形成し、
    前記流路切り替え部は、前記第2の冷媒が所定の温度未満であるときは前記第2の流路を閉じ、前記第2の冷媒が所定の温度以上であるときは前記第2の流路を開き、
    前記第2のポンプは、前記第1の流路及び前記第2の流路に前記第2の冷媒を循環させ、
    前記第2の流路が開いた場合、前記第2の流路に通された前記第2の冷媒を用いて前記第2の熱源を冷却し、
    前記熱交換器において、前記第1の冷媒の温度は前記第2の冷媒の温度より低い
    磁気共鳴診断装置。
  8. 第1の冷媒を冷却する冷却器と、第1のポンプと、第2のポンプと、第2の冷媒の流路を切り替える流路切り替え部と、前記第1の冷媒の熱と前記第2の冷媒の熱を交換する熱交換器とを有し、第1の熱源と第2の熱源とを冷却する冷却システムの冷却方法であって、
    前記第1のポンプと、前記第1の熱源と、前記熱交換器と、前記冷却器とが連結され、
    前記第1のポンプは、前記第1の熱源と、前記熱交換器と、前記冷却器とに前記第1の冷媒を循環させ、
    前記第2のポンプと、前記第2の熱源と、前記流路切り替え部とが連結されて第1の流路を形成し、
    前記流路切り替え部と、前記熱交換器とが連結されて第2の流路を形成し、
    前記流路切り替え部は、前記第2の冷媒が所定の温度未満であるときは前記第2の流路を閉じ、前記第2の冷媒が所定の温度以上であるときは前記第2の流路を開き、
    前記第2のポンプは、前記第1の流路及び前記第2の流路に前記第2の冷媒を循環させ、
    前記第2の流路が開いた場合、前記第2の流路に通された前記第2の冷媒を用いて前記第2の熱源を冷却する
    冷却方法。
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