JP4905036B2 - 駆動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動力伝達装置に関するものである。
従来、駆動力の入力により回転する筒状の外側回転部材と、該外側回転部材の筒内に回転自在に同軸配置された軸状の内側回転部材とを備え、これら外側回転部材と内側回転部材との間に設けられたクラッチ機構により前記外側回転部材及び内側回転部材をトルク伝達可能に連結可能とした駆動力伝達装置がある(例えば、特許文献1参照)。この駆動力伝達装置には、図7に示すカム機構が備えられている。このカム機構は、メインカム体81とパイロットカム体82との間に球状カム体83を配設し、メインカム体81とパイロットカム体82との間にストッパ体84を設け、捩りバネ85によりメインカム体81の突起86とストッパ体84の係止突起87が係合するように付勢する。
パイロットカム体82には、電磁クラッチによって接続されるパイロットクラッチを介して車両の前部に備えられたエンジン(何れも不図示)の回転が伝達され、該パイロットカム体82に発生する回転トルクが捩りバネ85の付勢力を上回って該パイロットカム体82とメインカム体81とが相対回転する。その相対回転により、両カム体81,82間に配設された球状カム体83によってメインカム体81が軸方向に移動してメイン摩擦クラッチ(図示略)に圧接力が発生してこれが接続され、後輪に駆動力が伝達される。一方、被牽引時には電磁クラッチがオフされ、後輪の回転によりパイロットクラッチに引きずりトルクが生じても、捩りバネ85の付勢力以下のトルクではパイロットカム体82とメインカム体81との相対回転が規制されるため、メインクラッチに圧接力が生じることを防止できる。
特開2004−108575号公報
ところで、上記のような駆動力伝達装置では、メイン摩擦クラッチの非係合時においてもクラッチプレート同士が擦れ合うことがある。また、その多くは、各クラッチプレート間に潤滑油が介在された所謂湿式クラッチとして構成されている。このため、緊急時に用いられるテンパータイヤ等の異径タイヤ装着時や急加速時に後輪よりも前輪の回転数が多くなった場合、クラッチプレートの間に介在された潤滑油の粘性に起因して一部のトルクが伝達されることがある。そして、これらが、引きずりトルクとなって、従動側に伝達されるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、前後輪の回転差に基づき発生する引きずりトルクを低減することができる駆動力伝達装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、前輪に連結された第1回転部材と後輪に連結された第2回転部材との間に設けられて両回転部材間の駆動力の伝達を行うメインクラッチと、前記第1回転部材又は前記第2回転部材を介して伝達される回転トルクによって発生する第1カム部材と第2カム部材との相対回転により前記メインクラッチに軸方向の押圧力を発生するカム機構と、を備えた駆動力伝達装置において、前記カム機構は、ともに円盤状に形成された前記第1カム部材及び前記第2カム部材と、両カム部材の間に介在されたボール部材と、本体部がともに円形環状に形成され、前記第2カム部材に対して相対回転可能に組み付けられた正転用プレート及び逆転用プレートと、前記第1カム部材を中立位置に向けて付勢する第1の弾性部材と、前記第1の弾性部材による付勢方向と逆方向であって、前記第2カム部材を中立位置に向けて付勢する第2の弾性部材と、を備え、前記正転用プレートの本体部から径方向外側に突出形成されている複数の正転用係止片が相対回転よって前記第2カム部材の周方向に沿って配列されている複数の係止部と係合することにより、前記第1の弾性部材による付勢方向において前記第1カム部材が中立位置を越えて前記第2カム部材と相対回転することを規制し、前記逆転用プレートの本体部から径方向外側に突出形成されている複数の逆転用係止片が相対回転よって前記第2カム部材の周方向に沿って配列されている複数の係止部と係合することにより、前記第2の弾性部材による付勢方向において前記第2カム部材が中立位置を越えて前記第1カム部材と相対回転する。
上記構成によれば、第1カム部材第2カム部材確実に中立位置まで付勢されるため、前輪の回転数よりも後輪の回転数が大きいときと、後輪の回転数が前輪の回転数よりも大きいときにおいて、メインクラッチに対する押圧力の発生が抑えられ、引きずりトルクが低減される。
請求項2に記載の発明は、前記第1カム部材には、複数の係止突起が形成され、前記正転用プレート及び逆転用プレートの本体部には、前記係止突起と周方向において係合する係合凹部がそれぞれ形成され、前記正転用プレートの係合凹部は、前記第1カム部材の正転によって係合し、該第1カム部材が所定角度だけ逆転した後に係合するように形成され、一方、逆転用プレートの係合凹部は、前記第1カム部材の逆転によって係合し、該第1カム部材が所定角度だけ正転した後に係合するように形成されている。
請求項3に記載の発明は、前記第1の弾性部材による付勢力と、前記第2の弾性部材による付勢力とを互いに相違するように設定した。上記構成によれば、前輪の回転数よりも後輪の回転数が大きいときと、後輪の回転数が前輪の回転数よりも大きいときのそれぞれに対して発生する引きずりトルクを設定することができる。
請求項4に記載の発明は、前記両回転部材間に配置されたパイロットクラッチを更に備え、前記パイロットクラッチは、前記第1回転部材と前記カム機構との間で駆動力の伝達を制御し、前記パイロットクラッチは、電磁クラッチ、前記第1回転部材内に支持されたアーマチャ、前記第1回転部材に係合されたアウタクラッチ、及び前記カム機構に係合されたインナクラッチを含み、前記アーマチャがアウタクラッチ及びインナクラッチを摩擦係合させるよう電磁石により吸引されたとき、前記第1回転部材及び前記カム機構は、それらの間にトルクを伝達可能とするよう互いに連結されている。上記構成によれば、パイロットクラッチの作動を通じてメインクラッチの作動、即ち、第1回転部材と第2回転部材との間で伝達可能な駆動力を自在に制御可能となっている。
本発明によれば、前後輪の回転差に基づき発生する引きずりトルクの低減が可能な駆動力伝達装置を提供することができる。
以下、本発明を、4輪駆動車両の前後輪間での駆動力伝達を行う駆動力伝達装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示す駆動力伝達装置10は、前輪にエンジンや電気モータ等の駆動源の駆動力が常時伝達され、車両の走行状態に応じて必要時に後輪にも駆動力が配分される前輪駆動ベースの四輪駆動車両に用いられている。この四輪駆動車両の概略を説明すると、車両の前部に搭載された駆動源の駆動力は、トランスファを介して前輪のアクスルシャフトに伝達され、前輪を駆動する。また、トランスファはドライブシャフトを介して駆動力伝達装置10にも連結され、駆動力伝達装置10はトライブピニオンシャフト及びデファレンシャルギヤを介して後輪のアクスルシャフトに連結されている。この駆動力伝達装置10によってドライブシャフトとドライブピニオンシャフトとがトルク伝達可能に連結され、エンジンの駆動力はアクスルシャフトに伝達され、後輪を駆動する。
駆動力伝達装置10は、有底筒状に形成された第1回転部材としてのフロントハウジング11と、中空軸状に形成されてフロントハウジング11の筒内に回転自在に同軸配置された第2回転部材としてのインナシャフト12とを備えている。
フロントハウジング11の底部11aには、連結部としてのネジ孔13が形成されており、同フロントハウジング11は、このネジ孔13によってプロペラシャフト(図示略)と連結されることにより、駆動源であるエンジン(図示略)の発生する駆動力に基づき回転する。尚、フロントハウジング11に連結部として外周にスプラインを有する軸状の連結部を立設し、この連結部によりプロペラシャフトと連結してもよい。
また、フロントハウジング11の開口端11bには、環状のリヤハウジング14が嵌着されており、インナシャフト12は、その一端がリヤハウジング14の中央孔14aに挿通された状態で、同中央孔14aに設けられた軸受15及びフロントハウジング11の筒内に設けられたボール軸受16により回転自在に支承されている。そして、そのリヤハウジング14側(同図中、右側)の軸端内周には、図示しないリヤディファレンシャルとの連結部(スプライン嵌合部)17が形成されている。
また、フロントハウジング11の筒内には、フロントハウジング11とインナシャフト12とをトルク伝達可能に連結可能なクラッチ機構としてのメインクラッチ21と、このメインクラッチ21の軸方向、リヤハウジング14側に並置されたパイロットクラッチ22とが設けられている。また、フロントハウジング11の筒内には、これらメインクラッチ21とパイロットクラッチ22との間に介在されたカム機構23が設けられている。
メインクラッチ21には、軸方向に移動可能に設けられた複数のアウタクラッチプレート21a及びインナクラッチプレート21bを交互に配置してなる多板式の摩擦クラッチが採用されている。具体的には、各アウタクラッチプレート21aはフロントハウジング11の内周に、各インナクラッチプレート21bはインナシャフト12の外周にスプライン嵌合されることにより、それぞれ軸方向に移動可能、且つ対応するフロントハウジング11又はインナシャフト12と一体回転可能に設けられている。メインクラッチ21は、これら各アウタクラッチプレート21a及びインナクラッチプレート21bが軸方向に押圧され、互いに摩擦係合することにより、フロントハウジング11とインナシャフト12とを結合、即ちトルク伝達可能に連結するように構成されている。
図2に示すように、カム機構23は、第1カム部材としてのパイロットカム31と、第2カム部材としてのメインカム32と、両カム31,32の間に介在されたボール部材33とを備えてなる。パイロットカム31は、インナシャフト12に支承されることにより回転中心線12aを中心として回転自在に設けられ、メインカム32は、インナシャフト12の外周にスプライン嵌合されることにより回転中心線11cを中心として同インナシャフト12と一体回転可能、且つ軸方向に移動可能に設けられている。
パイロットカム31及びメインカム32は、ともに円盤状に形成され、パイロットカム31はリヤハウジング14側に、メインカム32はメインクラッチ21側に配置されている。パイロットカム31の外周面はインナクラッチプレート22bの内周端とスプライン嵌合し、メインカム32はインナシャフト12の外周にスプライン嵌合している。パイロットカム31及びメインカム32の対向面のそれぞれには、複数のカム面34,35が互いに対向するように形成されており、ボール部材33は、これら対向する各カム面34,35内に配置された状態でパイロットカム31及びメインカム32により挟持されている。そして、カム機構23は、パイロットカム31とメインカム32とが相対回転することにより、これらパイロットカム31とメインカム32との間が離間、即ちメインカム32がメインクラッチ21側に軸方向移動するように構成されている。
また、第2クラッチとしてのパイロットクラッチ22には、上記メインクラッチ21と同様に、軸方向に移動可能に設けられた複数のアウタクラッチプレート22a及びインナクラッチプレート22bを交互に配置してなる多板式の摩擦クラッチが採用されている。具体的には、各アウタクラッチプレート22aは、フロントハウジング11の内周に、インナクラッチプレート22bはパイロットカム31の外周にスプライン嵌合されることにより、それぞれ軸方向に移動可能、且つ対応するフロントハウジング11又はパイロットカム31と一体回転可能に設けられている。そして、パイロットクラッチ22は、これら各アウタクラッチプレート22a及びインナクラッチプレート22bが軸方向に押圧され、互いに摩擦係合することにより、フロントハウジング11とパイロットカム31とをトルク伝達可能に連結するように構成されている。
即ち、メインカム32との間にボール部材33を挟持したパイロットカム31は、パイロットクラッチ22の非作動時、同メインカム32、即ちインナシャフト12に連れて回転する状態となっており、フロントハウジング11とパイロットカム31との間には、同フロントハウジング11とインナシャフト12との回転差に相当する回転差が生ずることとなる。そして、パイロットクラッチ22は、その作動により、フロントハウジング11とパイロットカム31とをトルク伝達可能に連結することで、フロントハウジング11とインナシャフト12(パイロットカム31)との回転差に基づくトルクをカム機構23に伝達するようになっている。
つまり、駆動力伝達装置10では、パイロットクラッチ22の作動により、フロントハウジング11とインナシャフト12との回転差に基づくトルクがカム機構23に伝達され、カム機構23は、そのトルクにより生ずるパイロットカム31とメインカム32との間の回転差に基づいて同メインカム32を軸方向メインクラッチ側に移動させる。即ち、カム機構23は、パイロットクラッチ22を介して伝達されたフロントハウジング11とインナシャフト12との回転差に基づくトルクを軸方向の押圧力に変換する。そして、そのメインカム32がメインクラッチ21を押圧することにより、同メインクラッチ21が作動、即ちフロントハウジング11とインナシャフト12とがトルク伝達可能に連結されるように構成されている。
図1に示すように、パイロットクラッチ22は、電磁石22cを駆動源とする電磁クラッチとして構成されている。具体的には、リヤハウジング14には、フロントハウジング11の筒外(反フロントハウジング側、図1中右側)に開口する環状溝22dが形成されており、電磁石22cは、この環状溝22d内に収容されている。尚、本実施形態では、リヤハウジング14には、その中央孔14aから軸方向、反フロントハウジング側に延びる円筒部14bが設けられており、電磁石22cは、この円筒部14bに設けられたボール軸受24によりリヤハウジング14(及びフロントハウジング11)と相対回転可能に支承されている。
また、フロントハウジング11の筒内には、円環状に形成されたアーマチャ22eが、同アーマチャ22eとリヤハウジング14との間に上記アウタクラッチプレート22a及びインナクラッチプレート22bを挟む位置において、軸方向に摺動可能にスプライン嵌合されている。そして、本実施形態のパイロットクラッチ22は、このアーマチャ22eが、電磁石22cの電磁力に吸引され、リヤハウジング14との間に各アウタクラッチプレート22a及びインナクラッチプレート22bを挟み込むように移動することにより、該各アウタクラッチプレート22a及びインナクラッチプレート22bが摩擦係合するように構成されている。
このように、駆動力伝達装置10では、電磁石22cに対する電力供給を通じてパイロットクラッチ22の作動(摩擦係合力)を制御することが可能である。そして、このパイロットクラッチ22の作動を通じてメインクラッチ21の作動、即ち、フロントハウジング11とインナシャフト12との間で伝達可能な駆動力を自在に制御可能な構成となっている。
次に、カム機構23の構成を詳述する。
図3に示すように、メインカム32は、インナシャフト12が挿入されたボス壁部41と、このボス壁部41の外周部から半径方向へ延びる端壁部42と、この端壁部42の外周部でボス壁部41に面して突設された外周壁部43と、この外周壁部43とボス壁部41との間に形成された収容室44とを備えている。ボス壁部41には、カム面35が形成されている。パイロットカム31には、カム面35と相対向してカム面34が形成されている(図2参照)。両カム面34,35は、図1に示す回転中心線11c,12aを中心とする回転方向へ等間隔で複数組並設されている。この各組の両カム面34,35間には球状のボール部材33(連動体)がそれらのカム面34,35に接触し得るように嵌め込まれている。これらのカム面34,35において回転方向Rで切断した断面形状は、一対の半円錐面をそれらの底側で回転方向Rへ重ねた形状になっている。この両カム面34,35の内側円弧面の半径は、互いにほぼ等しくなっているとともに、ボール部材33の外周球面の半径ともほぼ等しく設定されている。
収容室44内には、複数(本実施形態では6個)の係止部45a〜45fがメインカム32の周方向に沿って配列されている。各係止部45a〜45fは、外周壁部43から径方向内側に沿って延びる板状に形成されている。この収容室44には、正転用プレート46、逆転用プレート47が嵌め込まれ、メインカム32に対して相対回転可能に組み付けられている。また、収容室44には円形環状に形成されたフタ部材48が嵌め込まれている。
正転用プレート46の本体部51は円形環状に形成され、該本体部51から径方向外側に向かって複数(本実施形態では2個)の正転用係止片52a,52bが突出形成されている。また、本体部51の外周側端部からメインカム32に向かって延びる環状規制部53が円筒状に形成されている。環状規制部53は、メインカム32の係止部45a〜45fより径方向内側に挿入されるように形成されている。
逆転用プレート47の本体部54は円形環状に形成され、該本体部54から径方向外側に向かって複数(本実施形態では4個)の逆転用係止片55a〜55dが突出形成されている。
図5(a)(b)に示すように、各正転用係止片52a,52bと、逆転用係止片55a〜55dは、それぞれがメインカム32の各係止部45a〜45fの間に配置されている。正転用プレート46の環状規制部53は、メインカム32の端壁部42及び外周壁部43と、フタ部材48ととにより、各係止部45a〜45f間にバネ収容室を形成し、図4に示すように、各バネ収容室にはそれぞれ付勢部材としてのコイルバネ57a〜57fが収容されている。各コイルバネ57a〜57fは圧縮コイルバネであり、各係止部45a〜45f間にそれぞれ配置された係止片52a,52b,55a〜55dと、各係止部45a〜45fとを周方向に沿って相対的に付勢する。
例えば、第1の弾性部材としてのコイルバネ57a,57dは、メインカム32と正転用プレート46とを、相対的に逆方向に回転するように付勢する。正転用プレート46の係止片52a,52bは、相対回転よってメインカム32の第1の係止機構としての係止部45b,45eと係合する。従って、係止部45b,45eは、メインカム32と正転用プレート46との相対回転を規制する。
同様に、第2の弾性部材としてのコイルバネ57b,57c,57e,57fは、メインカム32と逆転用プレート47とを、相対的に逆方向に回転するように付勢する。尚、正転用プレート46の回転方向と、逆転用プレート47の回転方向は逆となるように、各コイルバネ57a〜57fが配設されている。そして、逆転用プレート47の係止片55a,55b,55c,55dは、相対回転よってメインカム32の第2の係止機構としての係止部45b,45c,45e,45fと係合する。従って、係止部45b,45c,45e,45fは、メインカム32と逆転用プレート47との相対回転を規制する。
メインカム32の外周壁部43にはスナップリング49(規制体)が嵌め込まれている。このスナップリング49は、正転用プレート46、逆転用プレート47、及びフタ部材48をメインカム32の端壁部42との間で挟んで、プレート46,47、フタ部材48及びコイルバネ57a〜57fがメインカム32に対し軸方向へ移動するのを規制する。これらプレート46,47、フタ部材48、コイルバネ57a〜57f及びスナップリング49は、メインカム32とともに軸方向へ一体的に移動し得る。
パイロットカム31にはメインカム32に向かって複数(本実施形態では2個であり、図3では1個のみが表されている)の係止突起58(係止部)が形成され、正転用プレート46の本体部51と逆転用プレート47の本体部54には、係止突起58と周方向において係合する係合凹部61,62が形成されている。正転用プレート46の本体部51に形成された係合凹部61は、図5(a)に示すように、図に示した位置から、パイロットカム31の正転(図において反時計方向の回転)によって係合し、パイロットカム31が所定角度だけ逆転(図において時計方向の回転)した後に係合するように形成されている。一方、逆転用プレート47の本体部54に形成された係合凹部62は、図5(b)に示すように、図に示した位置から、パイロットカム31の逆転によって係合し、パイロットカム31が所定角度だけ正転した後に係合するように形成されている。
正転用プレート46と逆転用プレート47は、コイルバネ57a〜57fによってメインカム32に対して互いに逆方向に回転するように付勢されている。従って、パイロットカム31は、コイルバネ57a〜57fによって、図5(a)(b)に示すように、両プレート46,47と係合しない位置に付勢される。このとき、メインカム32及びパイロットカム31は、互いのカム面35とカム面34(図2参照)の間に配設されたボール部材33によって、軸方向の移動力が発生しない状態となる。この時のメインカム32及びパイロットカム31の位置を、中立位置という。
メインカム32とパイロットカム31とが相対回転した場合、その回転角度差に応じて互いのカム面34,35とボール部材33とによってメインカム32を軸方向に移動させる力が発生する。そして、各コイルバネ57a〜57fは、正転用プレート46又は逆転用プレート47を介して、メインカム32及びパイロットカム31を中立位置に向かって付勢する。
例えば、図5(a)において、パイロットカム31が正転(図において反時計方向に回転)した場合、そのパイロットカム31の係止突起58は、正転用プレート46の係合凹部61と係合してその正転用プレート46を正転させる。このとき、正転用プレート46の係止片52a,52bとメインカム32の係止部45a,45dとの間に配設されたコイルバネ57a,57dは、正転用プレート46をパイロットカム31の回転方向と逆方向に、メインカム32をパイロットカム31の回転方向と同方向に付勢する。つまり、コイルバネ57a,57dは、カム機構23を、中立位置に向かって付勢する。そして、正転用プレート46の係止片52a,52bがメインカム32の係止部45b,45eと係合すると、それ以上付勢されない。従って、係止部45b,45eは、正転用プレート46の係止片52a,52bと係合することで、メインカム32とパイロットカム31とが中立位置を越えて相対回転するのを規制する。
同様に、図5(b)において、パイロットカム31が逆転(図において時計方向に回転)した場合、コイルバネ57a〜57fは、メインカム32をパイロットカム31と同方向に向かって付勢する、つまり、カム機構23を中立位置に向かって付勢する。そして、逆転用プレート47の係止片55a〜55dがメインカム32の係止部45b,45c,45e,45fと係合することにより、メインカム32とパイロットカム31とが中立位置を越えて相対回転することが規制される。尚、メインカム32が回転した場合においても上記と同様になるため、説明を省略する。
尚、本実施形態のカム機構23において、正転用プレート46を付勢するために2本のコイルバネ57a,57dを備え、逆転用プレート47を付勢するために4本のコイルバネ57b,57c,57e,57fを備えた。各プレート46,47に対するコイルバネの本数は、メインカム32とパイロットカム31とを中立位置に向かって付勢する付勢力に差を持たせるためである。つまり、コイルバネの本数によって、正転用プレート46とメインカム32との間に発生する付勢力に比べて、逆転用プレート47とメインカム32との間に発生する付勢力を大きくしている。これにより、正転用プレート46に加わる回転トルクに対して、より大きな回転トルクが逆転用プレート47に加わらないと、メインカム32が移動しない。つまり、正転用プレート46によるメインカム32の移動に対して、逆転用プレート47によりメインカム32が移動し難くしている。言い換えれば、メインカム32とパイロットカム31の相対移動に、より大きな回転トルクを必要としている。
上記のように構成された駆動力伝達装置10において、例えばコイルバネ57a〜57fの弾性力に対して小さな回転トルクtがパイロットカム31に加わると、コイルバネ57a〜57fがメインカム32を中立位置に向かって付勢するため、図6(a)に示すように、パイロットカム31とメインカム32とが相対的な角度差を持たずに回転する。このため、メインカム32には軸方向に向かって移動する力が発生しない。
図6(b)に示すように、パイロットカム31に対してコイルバネ57a,57dの弾性力に抗する回転トルクT1が加わると、パイロットカム31とメインカム32との間に相対角度差が発生し、ボール部材33がカム面34,35に対して相対移動して、メインカム32に軸方向への移動力が発生する。このメインカム32の移動によって、メインクラッチ21が接続され、駆動力が伝達される。
図6(c)に示すように、パイロットカム31に対してコイルバネ57b,57c,57e,57fの弾性力に抗する回転トルクT2が加わると、パイロットカム31とメインカム32との間に相対角度差が発生し、ボール部材33がカム面34,35に対して相対移動して、メインカム32に軸方向への移動力が発生する。このメインカム32の移動によって、メインクラッチ21が接続され、駆動力が伝達される。
前輪と後輪の回転数の差によって、回転トルクが発生する。例えば、被牽引時のようにパイロットクラッチ22がオフされ、前輪の回転数に対して後輪の回転数が大きくなると、後輪の回転によりパイロットクラッチ22に引きずりトルクが発生する。この引きずりトルクによってパイロットカム31が回転され、逆転用プレート47が回転する。この時、引きずりトルクがコイルバネ57b,57c,57e,57fの弾性力よりも小さいため、コイルバネ57b,57c,57e,57fによってメインカム32が中立方向に向かって付勢され、パイロットカム31とメインカム32との相対回転が規制される。従って、メインクラッチ21に圧接力が生じることを防止できる。
逆に、急発進時や異径タイヤの装着などによって後輪に対して前輪の回転数が大きくなると、前輪の回転によりパイロットクラッチ22に引きずりトルクが発生し、この引きずりトルクによってパイロットカム31が回転され、正転用プレート46が回転する。このとき、引きずりトルクがコイルバネ57a,57dの弾性力よりも小さいため、コイルバネ57a,57dによってメインカム32が中立方向に向かって付勢され、パイロットカム31とメインカム32との相対回転が規制される。従って、メインクラッチ21に圧接力が生じることを防止できる。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)カム機構23は正転用プレート46と逆転用プレート47とを備え、各プレート46,47をコイルバネ57a〜57fによって、互いに逆方向に付勢するようにした。前輪の回転数に対して後輪の回転数が大きくなると、逆転用プレート47が回転し、その逆転用プレート47の回転に対してコイルバネ57b,57c,57e,57fによって中立位置に向かって付勢されたメインカム32が逆転用プレート47と一体的に回転し、パイロットカム31とメインカム32との相対回転が規制される。後輪の回転数に対して前輪の回線数が大きくなると、正転用プレート46が回転し、その正転用プレートの回転に対してコイルバネ57a,57dによって中立位置に向かって付勢されたメインカム32が正転用プレート46と一体的に回転し、パイロットカム31とメインカム32との相対回転が規制される。この構成により、前後輪の回転数の差によって発生するパイロットカム31とメインカム32との相対回転が規制される。このため、メインクラッチ21に対する圧接力の発生を防ぎ、メインクラッチ21におけるひきずりトルクを低減することができる。そして、引きずりトルクを低減することにより、パイロットクラッチ22をオフした時のエンジンに対する負荷を少なくすることができ、燃費向上を図ることができる。
また、引きずりトルクが低減されるため、前輪と後輪とに対する制御性がよくなる。例えば、前輪と後輪とに対するブレーキ力をそれぞれ制御する場合、引きずりトルクが制御に加わらない、又は影響が少なくなるため、その制御を容易に行うことができるようになる。
(2)メインカム32と正転用プレート46との間の付勢力と、メインカム32と逆転用プレート47との間の付勢力を相違するようにした。その結果、前輪の回転数が後輪の回転数よりも多い場合と、後輪の回転数が前輪の回転数よりも多い場合とで、発生する引きずりトルクを変更することができる。
(3)メインカム32と正転用プレート46との間に介在させるコイルバネ57a,57bの本数と、メインカム32と逆転用プレート47との間に介在させるコイルバネ57b,57c,57e,57fの本数とを異ならせることにより、メインカム32と正転用プレート46との間の付勢力と、メインカム32と逆転用プレート47との間の付勢力を相違するようにした。その結果、それぞれの付勢力を容易に設定することができる。
(4)正転用プレート46にあっては、係止片52a,52bがメインカム32の係止部45b,45eと係合することにより中立位置以上の付勢が規制され、逆転用プレート47にあっては、係止片55a〜55dがメインカム32の係止部45b,45c,45e,45fと係合することにより中立位置以上の付勢が規制される。従って、メインカム32とパイロットカム31を確実に中立位置まで付勢することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態は、駆動力伝達装置を前輪駆動ベースの四輪駆動車に適用した場合について説明したが、エンジンが車両の後部に搭載された後輪駆動ベースの四輪駆動車に適用してもよい。
・本実施形態では、メインカム32と正転用プレート46との間、メインカム32と逆転用プレート47との間に介在させるコイルバネの本数をそれぞれ相違させることにより、それぞれに対して発生する付勢力を相違させるようにしたが、コイルバネの本数と長さと太さのうちの少なくとも1つを変更することにより、付勢力を相違させるようにしてもよい。
・本実施形態では、コイルバネ57a〜57fによって、メインカム32とプレート46,47との間に付勢力を発生させるようにしたが、捩りバネによって付勢力を発生させるようにしてもよい。
・本実施形態では、ボール部材33とカム面34,35によって、パイロットカム31とメインカム32との相対角度に応じて該メインカム32を移動させてメインクラッチ21に対する押圧力を発生させたが、その他の構成によるカム機構を用いてもよい。例えば、パイロットカム31とメインカム32とに、周方向において互いに当接する傾斜面を設け、その傾斜面によってメインカム32が軸方向に移動するカム機構を用いてもよい。
一実施形態の駆動力伝達装置を示す断面図である。 駆動力伝達装置の部分拡大断面図である。 カム機構の分解斜視図である。 カム機構の一部分解斜視図である。 (a)(b)はカム機構の断面図である。 (a)〜(c)はカム機構の動作説明図である。 従来のカム機構の分解斜視図である。
符号の説明
21…メインクラッチ、22…パイロットクラッチ、23…カム機構、31…パイロットカム、32…メインカム、33…ボール部材、46…正転用プレート、47…逆転用プレート、57a〜57e…コイルバネ、45a〜45f…係止部、52a,52b…係止片、55a〜55d…係止片。

Claims (4)

  1. 前輪に連結された第1回転部材と後輪に連結された第2回転部材との間に設けられて両回転部材間の駆動力の伝達を行うメインクラッチと、
    前記第1回転部材又は前記第2回転部材を介して伝達される回転トルクによって発生する第1カム部材と第2カム部材との相対回転により前記メインクラッチに軸方向の押圧力を発生するカム機構と、を備えた駆動力伝達装置において、
    前記カム機構は、
    ともに円盤状に形成された前記第1カム部材及び前記第2カム部材と、両カム部材の間に介在されたボール部材と、本体部がともに円形環状に形成され、前記第2カム部材に対して相対回転可能に組み付けられた正転用プレート及び逆転用プレートと、前記第1カム部材を中立位置に向けて付勢する第1の弾性部材と、前記第1の弾性部材による付勢方向と逆方向であって、前記第2カム部材を中立位置に向けて付勢する第2の弾性部材と、を備え
    前記正転用プレートの本体部から径方向外側に突出形成されている複数の正転用係止片が相対回転よって前記第2カム部材の周方向に沿って配列されている複数の係止部と係合することにより、前記第1の弾性部材による付勢方向において前記第1カム部材が中立位置を越えて前記第2カム部材と相対回転することを規制し、
    前記逆転用プレートの本体部から径方向外側に突出形成されている複数の逆転用係止片が相対回転よって前記第2カム部材の周方向に沿って配列されている複数の係止部と係合することにより、前記第2の弾性部材による付勢方向において前記第2カム部材が中立位置を越えて前記第1カム部材と相対回転することを特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 前記第1カム部材には、複数の係止突起が形成され、前記正転用プレート及び逆転用プレートの本体部には、前記係止突起と周方向において係合する係合凹部がそれぞれ形成され、
    前記正転用プレートの係合凹部は、前記第1カム部材の正転によって係合し、該第1カム部材が所定角度だけ逆転した後に係合するように形成され、
    一方、逆転用プレートの係合凹部は、前記第1カム部材の逆転によって係合し、該第1カム部材が所定角度だけ正転した後に係合するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の駆動力伝達装置。
  3. 前記第1の弾性部材による付勢力と、前記第2の弾性部材による付勢力とを互いに相違するように設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の駆動力伝達装置。
  4. 前記両回転部材間に配置されたパイロットクラッチを更に備え、
    前記パイロットクラッチは、前記第1回転部材と前記カム機構との間で駆動力の伝達を制御し、
    前記パイロットクラッチは、電磁クラッチ、前記第1回転部材内に支持されたアーマチャ、前記第1回転部材に係合されたアウタクラッチ、及び前記カム機構に係合されたインナクラッチを含み、
    前記アーマチャがアウタクラッチ及びインナクラッチを摩擦係合させるよう電磁石により吸引されたとき、前記第1回転部材及び前記カム機構は、それらの間にトルクを伝達可能とするよう互いに連結されていることを特徴とする請求項1記載の駆動力伝達装置。
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