JP4904319B2 - 高スペクトル純度ワイヤレスシステム - Google Patents

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Description

本発明は、概してワイヤレスコミュニケーションに関する。具体的には、本発明は送信機能を持つワイヤレス装置に関する。
ワイヤレス装置は長年にわたり音声とデータのモバイル通信を可能にするために利用されてきた。それらの機器とは、例えば、携帯電話、ワイヤレスで使用可能な個人情報端末(PDA)などである。図1は、それらワイヤレス装置の中心的構成要素の一般的なブロック図である。ワイヤレスコア10は、ワイヤレス装置のアプリケーション固有の機能を制御し、また無線(RF)送受信チップ14へ音声あるいはデータ信号を送受信するためのベースバンドプロセッサ12を備える。RF送受信チップ14は、送信信号の周波数アップコンバージョンと、受信信号の周波数ダウンコンバージョンを担う。RF送受信チップ14は、基地局又はほかのモバイル機器から送信された信号を受信するためのアンテナ18に接続されている受信部コア16と、そのアンテナ18を通じて信号を送信するための送信部コア20を備える。当業者は、図1は単純化されたブロック図であり、適切な操作及び機能を作動させるためにはその他の機能ブロックを含む必要がある場合もあることを理解するだろう。例えば、ワイヤレス装置10は、送信部コア20からの信号を増幅させるための電力増幅装置、またアンテナ18を通じて受信した信号を増幅させるための低雑音増幅装置を備えることもある。
一般的に、送信部コア20は、送信のためにベースバンドからより高い周波数への電磁信号のアップコンバートすることを担い、一方、受信部コア16は、受信部に達する時これら高周波数をそれらの元の周波数域へ戻すダウンコンバートすることを担い、これらの過程はそれぞれアップコンバージョン、ダウンコンバージョンとして知られている。その元の(又は、ベースバンドの)信号とは、例えば、データ、音声、映像である。これらのベースバンドの信号は、マイクロフォン、ビデオカメラ、などの変換機によって作り出されたり、コンピューターによって生み出されたり、又は電気的記憶装置から転送されてもよい。一般的に、高周波数はベースバンド信号よりも長域であり高容量のチャンネルを提供し、高周波数無線(RF)信号は空気中を伝播できるので、それらは配線又はファイバーチャンネルと共にワイヤレス送信に好んで利用される。
これらの信号全ては、概して無線(RF:Radio Frequency)信号と称され、電磁信号である。つまり、無線波伝搬に通常伴う電磁スペクトル内で電気的及び磁気的な性質を持つ波形のことである。
図2は、送信部コアとそのアンテナ18への出力経路の更なる詳細を示す概念図である。送信経路は、送信部コア20と電力増幅装置22とアンテナ18を備える。送信部コア20は、電圧コントロール発振器(VCO)30とN分割回路32とミキサー34とプレドライバー/増幅部36を備える。一般的に、VCO30は、プレドライバー/増幅部36によって供給される出力周波数の倍数である発振周波数信号を提供するように設定されている。例えば、プレドライバー/増幅部36の出力周波数がfTの場合、VCOは4fTで駆動できる。N分割回路32がそのVCO信号を受信し、ミキサー34に送るためにN、この例ではN=4、により分割する。ミキサー34は、fT での出力信号を発生させるために、ベースバンドプロセッサからのデータ信号BBoutを結合させ、それはアンテナ18を通して送信するために電力増幅装置22に供給される。
RF送受信機14と、特にVCO30とN分割回路32と送信部コア20とミキサー34の一例である構造は、直接変換構造として知られている。この直接変換構造は、例えばGSM/GMSK規格などの複数の規格のもとで、狭帯域信号を発生させる汎用性がある。これは、同じ回路が異なる狭帯域規格に利用することができるので汎用性があり、よってマルチモードRF送受信機を大幅に単純化できる。もちろん、それぞれの規格には、送信仕様のように、モバイル機器が満たす、もしくは超えなければならない仕様がある。GSM規格に対する一つの仕様は、隣接する又次に隣接するチャンネルでの送信操作中のワイヤレス装置により発生する雑音の許容量である。残念なことに、直接変換送信部コア構造の問題点は、VCOの位相雑音に影響する高調波摂動の影響を受けやすいことである。
実験を通して、その非線形特性により、電力増幅装置22はfTでの出力信号に応じて高調波を発生させるということが発見された。特に、それら高調波のひとつは、4fT(nfT)に位置し、図示されるように、リーク経路38を経て送信部コア14とVCO30に戻りリークする。この高調波妨害は、VCO30にリークし、VCOの相違雑音を劣化させ、順に電力増幅装置22へ向けた出力信号の下流向きの生成を劣化させる。この性能劣化は図3の雑音(dB)と周波数(f)のグラフで示されている。
図3では、電力増幅装置22からの理想的な出力応答が曲線50として描かれている。fTでの望しい信号は高パワまたは低損失であるべきであるが、側波帯は最少にパワが抑えられているべきである。あるワイヤレスの規格では、fT−Δf以下及びfT+Δf以上に位置する信号の最高パワはMax_dBを超えてはならないということが要求される場合もある。ΔfとMax_dB の実際の仕様は、利用される規格によって異なる。一例として、Max_dB は−60dBであり、Δfは400kHzである。しかしながら、電力増幅装置22からVCO30への高調波雑音のリークにより、信号のスペクトル純度は低くなり、結果として曲線52の劣化した出力応答となる。ここで、Δfが変調周波数補正値であるとき、fT−Δf及びfT+ΔfでのパワはMax_dBよりも大きなレベルとなる。送受信機がこの劣化を埋め合わせる十分な余裕を与えない場合は、その機器は要求される仕様を満たさないということになる。電力増幅装置から発生する高調波は4fT に限られてはおらず、送信部コアの直接変換構造に依存して、nが高調波の位数である場合、どんな周波数nfTでもよい。
スペクトルの劣化には他の原因もあるかもしれないが、電力増幅装置22による高調波の発生により起こる劣化に比べるととるに足らない。よって、出力信号のスペクトル純度を保持するためには、電力増幅装置による高調波に影響されないワイヤレス装置を提供することが望ましい。
本出願の目的は、過去の電源除去回路の少なくとも一つの不利点を防ぐ又は軽減させることである。
第一の態様において、本発明はワイヤレス装置を提供する。ワイヤレス装置は、送信回路、電力増幅装置、高調波トラップを備える。送信回路はある送信周波数で出力信号を供給する。電力増幅装置は出力信号を受信し、増幅出力信号を供給し、その結果、この電力増幅装置はある特定の周波数の高調波を生成する。高調波トラップは、その送信周波数の出力信号は通過させ、高調波がその送信回路に入ることは妨ぐ。
本実施態様においては、その特定の周波数は送信周波数の整数倍であり、高調波トラップは送信回路と電力増幅装置の間の出力信号の経路に位置する個別装置でもよく、その高調波トラップは送信回路又は電力増幅器と一体化されてもよい。
本態様のさらなる実施例においては、高調波トラップは、特定の周波数でその高周波を弱める効果のある周波数応答を持つように構成されたコンデンサを備える受動回路である。あるいは、受動回路は、特定の周波数でその高周波を弱める効果のある周波数応答を持ち互いに並列接続されて選択的に使用可能となる一組のコンデンサを備える。あるいは、高調波トラップは能動回路である。また、ほかの実施例では、送信回路と電力増幅装置はプリント回路板にはんだ付けされ、高調波ラップは分布伝送線としてそのプリント回路板に組み込まれている。
第2の態様において、本発明は、電力増幅装置に出力信号を供給する無線送受信機を提供する。その無線送受信機は、送信部コアと高調波トラップを備える。送信部コアは、ある送信周波数でその出力信号を生成する。高調波トラップは、その送信周波数の出力信号を通過させ、電力増幅装置によって発生される高調波が送信部コアに入るのを抑制する。本実施態様において、その特定の周波数はその送信周波数の整数倍であり、高調波トラップは受動回路又は能動回路である。
第3の態様において、本発明は、送信回路から受信された出力信号に対応して、増幅信号を提供する電力増幅装置を提供する。電力増幅装置は、増幅回路と高調波トラップを備える。増幅回路は、増幅信号を生成するために出力信号を受信し、増幅回路はある特定の周波数で高調波を生成する。高調波トラップは、ある送信周波数の出力信号を通過させ、高調波がその送信回路に入るのを妨ぐ。本態様において、その特定の周波数はその送信周波数の整数倍である。
本出願の他の態様また特徴は、添付されている図と共に以下の本発明の実施例の記載を検討することにより当業者には明らかとなる。
概して、本発明は、高スペクトル純度の出力信号を有するワイヤレスシステムを提供する。このワイヤレスシステムは、出力信号を供給する送信回路と、アンテナによるワイヤレス送信のために出力信号を増幅する電力増幅装置を備える。送信回路と電力増幅装置の間の出力信号に沿って配置される高調波トラップは、電力増幅装置で生成された所定の周波数帯域内の高調波がその送信回路にリークするのを妨ぐことができるように設定されている。高調波トラップは個別装置として実装されてもよく、または送信回路と一体化されてもよく、または電力増幅装置と一体化されてもよい。高調波が送信回路にリークすることを妨ぐことにより、送信回路の性能の劣化が抑えられる。
図4は、本発明の実施例におけるワイヤレスシステム100の送信経路の概念図である。ワイヤレスシステム100は、例えばRF送受信機などのように受信経路と送信経路を両方有してもよく、又は単に送信経路のみでもよい。ワイヤレスシステム100は、携帯電話又は無線通信機能を有する機器の一部とすることができる。当業者は、送信経路機能を作動させるためにはその他の回路も必要であるかもしれないが、本出願の実施例にそれらは関係ないため、概念図を単純化するために図示していないと理解するだろう。ここで図示されている送信経路は、送信回路102、高調波トラップ104、電力増幅装置106、およびアンテナ108を備える。送信経路の構成要素の一般的な機能は以下でさらに詳細に説明される。
送信回路102は、ベースバンド信号データを受信し、それをある特定の通信規格、例えばGSM、に望ましい送信RF周波数fTで変換する。変換された出力信号はD_OUTと称される。送信回路102は、RF送受信機の直接変換送信機コアとすることができ、図2の送受信機コア20に示される構成要素に対応する構成要素を備える。高調波トラップ104は、送信回路102と電力増幅装置106の間に出力信号D_OUTと直列に接続される。高調波トラップ104は、fTでD_OUTが通過するように設定された双方向回路であるが、ある特定域の周波数が通過するのを防ぐ。この文脈では、“防ぐ”とは信号の通路を塞ぐ、又は信号を減衰するということである。さらに具体的には、高調波トラップ104は、その特定の周波数で高調波のパワを低減するための特定の応答を有するフィルターとして働く。高調波トラップ104の特性は、送信回路102のある特定の直接変換構造の実装形態と電力増幅装置106により発生した高調波の理解に基づき調整することができる。
電力増幅装置106は、送信回路102によって供給されたD_OUT信号を増幅するために使われる標準的な構成要素である。この増幅された信号は、ワイヤレス送信のためにアンテナ18に供給される。上記のように、電力増幅装置106は、高調波が送信回路102に戻ってリークするため、送信回路102の性能を劣化させる可能性のある高調波発生源として認識されてきた。電力増幅装置106により発生するもっとも有害である高調波は主にnfT、ただしnはN分割回路32のようなN分割回路の分割比率、なので、高調波を防ぐための高調波トラップ104の構造はnfTに対して設定される。図4に図示されるように、電力増幅装置106はnfT高調波を発生させ続け、それは送信回路102とVCOへ向けて経路110を通過する。しかしながら、高調波トラップ104のため、有害な高調波が送信回路102又はVCOへ入るのは防がれる。
一旦電力増幅装置106により発生する高調波がnfTとわかれば、送信回路102から高調波が戻りリークするのを防ぐために、公知技術によりさまざまな受動あるいは能動回路を作成することができる。図5には、高調波トラップ104の周波数(f)に対する減衰応答曲線が示されている。図5に示されるように、fTでのパワは高調波トラップを通じて低損失で通過するが、nfTでのパワ信号は、ゼロ、もしくは送信回路102の機能を劣化させるのには不十分なごくわずかな値にまで落ちる。図5の応答特性を有するどんな受動又は能動回路も、ワイヤレスシステムに対し同様な結果を得る。
図4の実施例はワイヤレスシステム100の送信経路の実装を図解する。多くの場合、送信回路102と電力増幅装置104とアンテナは、一緒に組立てられ、プリント回路版(PCB)にはんだ付けされており、それぞれは個別の装置であるか、又は装置の集合体である。たとえば、送信回路102はRF送受信チップの一部となることができ、また、電力増幅装置102はそれ自身のチップ上に組立てられることができる。図6及び図7に示される他の実施例においては、高調波トラップは送信回路102または電力増幅装置104と一体化されている。
図6は、本発明の一実施例におけるワイヤレスシステム200の送信経路の概念図である。ここで図示される送信経路は、送信回路202と電力増幅装置204とアンテナ206を備える。電力増幅装置204とアンテナ206は、図4の電力増幅装置106とアンテナ108と同様である。送信回路202は概してデータを、例えばベースバンドプロセッサなどのアップストリーム回路から受信し、そのデータを指定されたフォーマットに周波数転送fTで変換する。ここで示されている送信回路202は、電力増幅装置204により発生した高調波がその性能を劣化させるのを防ぐ。送信回路202の詳細はさらに詳しく以下に述べられる。
送信回路202は、VCO210とN分割回路212とミキサー214とドライバー/増幅部216などの直接変換回路を備える。これらの構成要素は、図2に示されているそれぞれの回路と同様でよい。この実施例においては、高調波トラップ218はドライバー/増幅部216の出力を通過させるために、直接変換回路と同じチップ上に一体化される。出力信号D_OUTは高調波トラップ218の出力から電力増幅装置204へ供給される。電力増幅装置204はnfTで高調波を発生させ続け、それは経路220を通り送信回路202へと通過する。しかしながら、直接変換回路、つまりドライバー/増幅部216と電力増幅装置204の間の出力信号に直列に配置された高調波トラップ218を有するため、高調波がどの直接変換回路に達するのも防がれる。一体化された高調波トラップ218は、nfTで信号が通過するのを防ぐように設定された受動又は能動回路として実装される。
図7は、本発明のもう一つの実施例におけるワイヤレスシステム300の送信経路の概念図である。ここで図示される送信経路は、送信回路302と電力増幅装置304とアンテナ306を備える。送信回路302とアンテナ306は、図2の送信回路20とアンテナ18と同様である。送信回路20の構成要素は、図2のそれらと同様に符号がつけられる。図6に図示されるように送信回路と一体化するかわりに、高調波トラップ308は電力増幅装置304と同じチップ上に一体化され、送信回路302と電力増幅装置304の電力増幅回路の間の出力信号D_OUTに直列に配置される。ここで、電力増幅回路はnfTで高調波を発生させ、これらは高調波トラップ308により減衰される。従って、高調波は送信回路302、特にVCOへは、決して大出力では戻ってリークしない。
上記で述べられているワイヤレスシステムの図4、6、7の実施例は、高調波トラップの可能なシステムレベルの実装について示している。図6と7の実施例の利点は、個別の高調波トラップが不要なため、PCB領域が縮小できることである。さて、図8、9では、図4、6、7のワイヤレスシステムの実施例で使用可能な高調波トラップの実施例を図示している。
図8は、高調波トラップの一般的な実装例を図示している。高調波トラップ400はコンデンサ402を備え、それは、送信回路と電力増幅装置の間、直接変換回路と電力増幅装置の間、又は送信回路と電力増幅装置の電力増幅回路の間の信号線に接続しているターミナルを有する。どの場合でも、コンデンサ402は、送信周波数fT(DATA_fT)でデータを運ぶ信号線に接続されている。コンデンサ402の他のターミナルは接地されている。当業者は、コンデンサ402のパラメーターと寄生的で受動的な機能劣化は、ある特定の周波数の第一の範囲は通過される一方、第一の範囲より高い周波数の第二の範囲は回路を通らないよう遮断または減衰させ、所望の応答を得るように調節することができると理解するだろう。より具体的には、本発明の実施例の高調波トラップ400は、第二の範囲の周波数の高調波が送信回路に戻るのを防ぐ。
図8の高調波トラップの実施例は、電力増幅装置によって発生した高調波が送信回路へ戻ってリークすることを防ぐよう設定された受動回路の一例である。当業者は、高調波の周波数が判明したら、その通路を防ぐようにどんな受動回路も設定できると理解するだろう。周知の構造を持つ能動回路と受動部も、同様な効果があり利用することができる。一つのコンデンサ402が図示されているが、コンデンサ402は互いに並列接続された一組のコンデンサとして実装されてもよい。さらに、それぞれのコンデンサは、例えばヒューズなどのようにプログラムで制御できるレジスタ、または不揮発性のプログラミング手段によりコントロールされた単純なスイッチ式の方法により、選択的にその応答を有効及び無効に変えることができる。従って、周波数応答は、システムの機器の特定の配置、構造、機器に対し、テスト段階でカスタマイズすることができる。
図6及び7の送信経路の実施例は、他の回路内の高調波トラップの一体化について図示しており、高調波トラップは受動又は能動的部品のどちらとして実装してもよい。もう一つの実施例においては、高調波トラップはPCB自体と一体化している。図9は、送信回路602と高調波トラップ604と電力増幅装置606とアンテナ606を備えるワイヤレスシステム600が図示されている概念図である。この実施例は、受動的装置を必要としないが、PCBの分散送信線を使用する。このワイヤレスシステムでは、送信回路602と電力増幅装置606はPCB610に固定されている。PCBは少なくとも2つの層を有し、それらの層の間にさまざまな装置を相互に接続するための導体線が通っている。送信回路602の出力と電力増幅装置606の入力は送信線によって繋がっている。この導体線は図5に示されるように応答するように設計できる分布分岐導体線612を有するとしてもよい。
本発明の実施例に示されるように、送信回路と電力増幅装置の間に直列接続された高調波トラップは、電力増幅装置により発生した高調波が送信回路に戻ることを防ぐことに有効である。高調波トラップは個別装置として実装されることも、PCBの領域を節約するために送信回路または電力増幅装置と一体化されることもできる。
本発明の上記に述べられた実施例は、単に例であることを意図されている。当業者によって、ここに添付されている請求項のみにより定義された発明の範囲を逸脱せず、個々の実施例に改正、変更、修正などを行なってもよい。
さて、本発明の実施例を、添付されている図を参照として、例示のためのみの目的でこれから述べる。
ワイヤレス装置の中心的構成要素のブロック図。 先行技術のワイヤレス装置の、送信経路の概念図。 図2の送信経路により発生させられた出力信号の出力と周波数のグラフ。 本発明の実施例による個別高調波トラップを備える送信経路の概念図。 図4に示される高調波トラップの応答曲線。 本発明の実施例による送信回路と一体化している高調波トラップを備える送信経路の概念図。 本発明の実施例による送信回路と一体化している電力増幅装置を備える送信経路の概念図。 本発明の実施例による高調波トラップの概念図。 PCBと一体化している高調波トラップと備える送信経路の概念図。
符号の説明
10 ワイヤレスコア
12 ベースバンドプロセッサ
14 送受信チップ
16 受信部コア
18 アンテナ
20 送信部コア
22 電力増幅装置
30 電圧コントロール発振器(VCO)
32 N分割回路
34 ミキサー
36 プレドライバー/増幅部
38 リーク経路
50 曲線
52 曲線
100 ワイヤレスシステム
102 送信回路
104 高調波トラップ
106 電力増幅装置
108 アンテナ
110 経路
200 ワイヤレスシステム
202 送信回路
204 電力増幅装置
206 アンテナ
210 VCO
212 N分割回路
214 ミキサー
216 ドライバー/増幅部
218 高調波トラップ
220 経路
300 ワイヤレスシステム
302 送信回路
304 電力増幅装置
306 アンテナ
308 高調波トラップ
400 高調波トラップ
402 コンデンサ
600 ワイヤレスシステム
602 送信回路
604 高調波トラップ
606 電力増幅装置
608 アンテナ
610 PCB
612 分布分岐導体線

Claims (17)

  1. 特定の周波数の発振周波数信号を供給する電圧コントロール発振器と、
    前記発振周波数信号をN分周して送信周波数の信号を生成するN分割回路と、
    データ信号と前記N分割回路で生成された信号とを結合して、前記送信周波数の出力信号を供給するミキサーと、を備えた送信回路と、
    前記出力信号を受信し、増幅出力信号を供給する電力増幅装置であり、前記特定の周波数の高調波を発生させる電力増幅装置と、
    前記特定の周波数の位置に減衰極が形成された周波数応答特性を有し、前記送信周波数を有する前記出力信号を通過させ、前記電力増幅装置で発生した前記特定の周波数の前記高調波が前記送信回路の前記電圧コントロール発振器に戻るのを防ぐ高調波トラップと、
    を備えることを特徴とするワイヤレス装置。
  2. 前記特定の周波数は、前記送信周波数のN倍であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス装置。
  3. 前記送信回路は、前記ミキサーで結合された信号が入力されて前記電力増幅装置に前記出力信号を供給するプレドライバー/増幅部を備え、
    前記高調波トラップは、前記プレドライバー/増幅部と前記電力増幅装置の間で前記出力信号と直列に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス装置。
  4. 前記高調波トラップは、前記送信回路と前記電力増幅装置の間の出力信号の経路に位置する個別装置であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス装置。
  5. 前記高調波トラップは前記送信回路と一体化されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス装置。
  6. 前記高調波トラップは前記電力増幅装置と一体化されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス装置。
  7. 前記高調波トラップは受動回路であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス装置。
  8. 前記受動回路は、前記特定の周波数で前記高調波を減衰する効果のある周波数応答性を持つように構成されたコンデンサを備えることを特徴とする請求項7に記載のワイヤレス装置。
  9. 前記受動回路は、前記特定の周波数で前記高調波を減衰する効果のある周波数応答を持ち、互いに並列接続されて選択的に使用可能となる一組のコンデンサを備えることを特徴とする請求項7に記載のワイヤレス装置。
  10. 前記高調波トラップは能動回路であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス装置。
  11. 前記送信回路と前記電力増幅装置はプリント回路板にはんだ付けされ、前記高調波トラップは分布伝送線として前記プリント回路板に組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス装置。
  12. 電力増幅装置に出力信号を供給する無線送受信機であり、
    特定の周波数の発振周波数信号を供給する電圧コントロール発振器と、
    前記発振周波数信号をN分周して送信周波数の信号を生成するN分割回路と、
    データ信号と前記N分割回路で生成された信号とを結合して、前記送信周波数の出力信号を供給するミキサーと、を備えた送信部コアと、
    前記特定の周波数の位置に減衰極が形成された周波数応答特性を有し、前記送信周波数の出力信号を通過させ、前記電力増幅装置で発生した前記特定の周波数の高調波が前記送信部コアの前記電圧コントロール発振器に戻るのを防ぐ高調波トラップと、
    を備えることを特徴とする無線送受信機。
  13. 前記特定の周波数は前記送信周波数のN倍であることを特徴とする請求項12に記載の無線送受信機。
  14. 前記高調波トラップは受動回路であることを特徴とする請求項12に記載の無線送受信機。
  15. 前記高調波トラップは能動回路であることを特徴とする請求項12に記載の無線送受信機。
  16. 送信回路から受信された出力信号に対応する増幅信号を供給する電力増幅装置であり、
    前記送信回路は、特定の周波数の発振周波数信号を供給する電圧コントロール発振器と、前記発振周波数信号をN分周して送信周波数の信号を生成するN分割回路と、データ信号と前記N分割回路で生成された信号とを結合して、前記送信周波数の出力信号を供給するミキサーと、を備え、
    前記増幅信号を発生させるために前記出力信号を受信する増幅回路であり、前記特定の周波数の高調波を発生させる増幅回路と、
    前記特定の周波数の位置に減衰極が形成された周波数応答特性を有し、前記送信周波数の出力信号を通過させ、前記増幅回路で発生した前記特定の周波数の高調波が前記送信回路の前記電圧コントロール発振器に戻るのを防ぐ高調波トラップと、を備えることを特徴とする電力増幅装置。
  17. 前記特定の周波数は前記送信周波数のN倍であることを特徴とする請求項16に記載の電力増幅装置。
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