JP4904176B2 - 両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体、これを用いた遮光フィルム - Google Patents
両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体、これを用いた遮光フィルム Download PDFInfo
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Description
さらに、この態様に係る両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体は、前記透明蛍光体の透明蛍光シートが少なくとも前記一方の表面に複数の微細な凸構造体を持つものにおいて、周囲に穏やかな窪み構造を持つ前記凸構造体の最高位置が前記一方の表面よりも低くなるように形成し、前記一方の表面に保護フィルムを接合させたことを特徴とする。
上記両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体を用い、前記透明蛍光シート又は前記透明蛍光フィルムに、前記蛍光物質の蛍光色素が吸収する色の補色に相当する波長帯域に吸収を持つ別の色素を前記蛍光物質と一緒に含有させ、前記凸構造体もしくは凹構造体を形成していない側に対しては遮光機能を示し、前記凸構造体もしくは凹構造体を形成してある側に対しては強い蛍光を放つ蛍光シート機能を示すシートの裏側を見えにくくする効果を持つことを特徴とする。
(参考例発明1の実施形態)
本発明の参考例発明1に係る両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体10を、図1乃至図3に基づいて説明する。
複数の微細な凸構造体12が形成された透明蛍光シート11の一方の表面11aを見ると強い蛍光が見られるが、その他方の表面11bを見ると蛍光を感じさせないという、従来には無かった蛍光強度の異方性を持つ両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体10を得ることができる。
本発明の参考例発明2に係る両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体10Aを、図4に基づいて説明する。
以上の構成を有する参考例発明2によれば、以下の作用効果を奏する。
図5は本発明の参考例発明3に係る両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体10Aを示している。
図6に示す参考例発明4に係る両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体10Bは、上記第1実施形態において、透明蛍光シート11の一方の表面11aに、ドーム形状の凸構造体12に代えて、複数の微細な多角錐形状、例えば三角錐形状の凸構造体12Bが形成されている。
図7は本発明の参考例発明5に係る両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体10Cを示している。
まず、透明フィルム21の一方の表面21aに、図7に示すように、凸構造体22に対応する凹構造24aを持つモールド(金型)24に透明フィルム21を熱プレスすることで形成することができる。
この後、透明フィルム21を所望の形に切断して透明蛍光シート20の一方の表面20aに貼り付ける。
図8は参考例発明6の実施形態に係る両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体10Dを示している。
この後、透明フィルム26を所望の形に切断して透明蛍光フィルム25の一方の表面25aに貼り付ける。
この後、透明蛍光フィルム25の他方の表面25bを透明基板27の一方の表面27aに貼り付ける。
図9は本発明の第1実施形態に係る両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体10Eを示している。
図7、図8は本発明の第2実施形態に係る遮光フィルム29を示している。
ここで、第2実施形態においては、前記透明蛍光シート又は前記透明蛍光フィルムに、前記蛍光物質の蛍光色素が吸収する色の補色に相当する波長帯域に吸収を持つ別の色素を前記蛍光物質と一緒に含有させ、前記凸構造体もしくは凹構造体を形成していない側に対しては遮光機能を示し、前記凸構造体もしくは凹構造体を形成してある側に対しては強い蛍光を放つ蛍光シート機能を示すシートの裏側を見えにくくする効果を持たせたものである。
(1)透明蛍光シートとしてアクリル樹脂中にフルオレセイン蛍光色素を含有させたものを用いる。この蛍光シートは主に480〜500nmの青緑色の光を吸収し、510〜530nmの緑色の蛍光を放つ。
(実施例)
(1)蛍光色素を含有させたPS(ポリスチレン)シートの表面に周囲に穏やかな窪み構造を持つ凸構造体の最高位置が前記一方の表面よりも低くなるように凸構造体を周期的に形成し、その上からPSの屈折率(1.59)よりも低い屈折率(1.49)をもつPMMA(ポリメタクリル酸メチル)を素材とする平滑な保護フィルムを貼り付ける。PSシートの凹構造体から放出された蛍光は外部に取り出されるためにPMMA保護フィルムを透過しなければならないが、この場合屈折率の関係からPMMA保護フィルムに入射した蛍光がその内部で全反射による伝搬モードを取ることはない。
上記各実施形態で説明した凸構造体或いは凹構造体は一例であり、上記各実施形態において、凸構造体或いは凹構造体として、円錐形、多角錐形、ドーム形状など任意の形状の凸構造体或いは凹構造体を形成した透明蛍光体に本発明は適用可能である。
11、20…透明蛍光シート
11a、20a…一方の表面
11b,20b…他方の表面
12,12B,12E,22,28…凸構造体
12A…凹構造体
13…蛍光
15,18…保護フィルム
17…頂部(最高位置)
21、26…透明フィルム
21a、26a…一方の表面
21b、26b…他方の表面
24…モールド(金型)
24a…モールド(金型)の凹構造
25…透明蛍光フィルム
25a…一方の表面
25b…他方の表面
27…透明基板
27a…透明基板の一方の表面
27b…透明基板の他方の表面
29…遮光フィルム
50…三角錐
52…底面
54…側面
Claims (6)
- 透明な母材中に蛍光物質を含有させシート状に成形した透明蛍光シートの一方の表面に複数の微細な凸構造体もしくは凹構造体を形成することにより前記一方の表面での蛍光取り出し効率を高めた両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体であって、
前記透明蛍光体の透明蛍光シートが少なくとも前記一方の表面に複数の微細な凸構造体を持つものにおいて、周囲に穏やかな窪み構造を持つ前記凸構造体の最高位置が前記一方の表面よりも低くなるように形成し、前記一方の表面に保護フィルムを接合させたことを特徴とする両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体。 - 前記複数の凸構造体もしくは凹構造体の表面の一部を、前記複数の凸構造体もしくは凹構造体がそれぞれ形成された前記一方の表面に対して所定角度を持つ斜面で形成し、前記斜面が特定方位を向くように前記複数の凸構造体もしくは凹構造体を配置したことを特徴とする両面で異なる光取り出し効率を有する請求項1に記載の透明蛍光体。
- 透明で母材中に蛍光物質を含有させシート状に成形した透明蛍光シートあるいは薄膜状に成形した可撓性のある透明蛍光フィルムと、一方の表面に複数の微細な凸構造体もしくは凹構造体を形成した透明フィルムとを備え、前記透明フィルムの他方の表面が前記透明蛍光シートあるいは前記透明蛍光フィルムの一方の表面に貼り付けられており、前記透明フィルムの一方の表面での蛍光取り出し効率を高めた両面で異なる光取り出し効率を有する透明蛍光体を用いた遮光フィルムであって、
前記透明蛍光シート又は前記透明蛍光フィルムに、前記蛍光物質の蛍光色素が吸収する色の補色に相当する波長帯域に吸収を持つ別の色素を前記蛍光物質と一緒に含有させ、前記凸構造体もしくは凹構造体を形成していない側に対しては遮光機能を示し、前記凸構造体もしくは凹構造体を形成してある側に対しては強い蛍光を放つ蛍光シート機能を示すシートの裏側を見えにくくする効果を持つことを特徴とする遮光フィルム。 - 前記凸構造体もしくは凹構造体の配列が模様を成していることを特徴とする請求項3に記載の遮光フィルム。
- 前記凸構造体もしくは凹構造体の大きさが5〜50μmであることを特徴とする請求項3または4に記載の遮光フィルム。
- 前記凸構造体もしくは凹構造体を形成した表面の面積に対する前記凸構造体もしくは凹構造体の面積比率が1〜20%であることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の遮光フィルム。
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