JP4902382B2 - シートベルト装置 - Google Patents
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Description
したがって、従来のシートベルト装置においては、プリテンショナ機構が作動を開始する閾値を比較的高く設定し、プリテンショナ機構が頻繁に作動しないようしているのが実情である。
これにより、車両の走行状態のパターンの変化が走行状態遷移判定手段によって判定されると、巻取り位置検知手段によって検知される現在のベルトリールの巻取り位置と、走行状態検知手段によって検知される走行状態のパターンと、走行状態遷移判定手段によって判定される走行状態の遷移状況に応じて目標巻取り位置が設定される。そして、ベルトリールを駆動するモータは、ベルトリールが車両の走行状態の遷移状況を反映した目標巻取り位置になるように制御される。
また、走行状態の遷移前後で巻取り量が多くなる側の巻取り位置が目標巻取り位置となるため、車両の走行状態が短時間に遷移を繰り返す状況においても、乗員がウェビングによって確実に拘束される。
これにより、遷移前の実際のベルトリールの巻取り位置が目標巻取り位置からずれている場合であっても、次の走行状態に対応した目標巻取り位置まで規定の時間でベルトリールが巻き取られる。
これにより、車両の走行状態の遷移状況により、その遷移状況に適した時間で目標巻取り位置までのベルトリールの巻取りが行われる。
これにより、第2の走行状態のパターンでのベルトリールの巻取り制御に第1の走行状態のパターンでの目標位置修正が反映されるようになる。
これにより、ベルトリールの実際の巻取り位置が目標巻取り位置に近づくように制御され、目標巻取り位置と実際の巻取り位置の差が所定値以下になると、モータによるベルトリールの位置制御が実質的に停止する。
図1は、この発明にかかるシートベルト装置1の全体概略構成を示すものであり、同図中2は、乗員3の着座するシートである。この実施形態のシートベルト装置1は、所謂三点式のシートベルト装置であり、図示しないセンタピラーに取付けられたリトラクタ4からウェビング5が上方に引き出され、そのウェビング5がセンタピラーの上部側に支持されたスルーアンカ6に挿通されるとともに、ウェビング5の先端がシート2の車室外側寄りのアウタアンカ7を介して車体フロアに固定されている。そして、ウェビング5のスルーアンカ6とアウタアンカ7の間にはタングプレート8が挿通されており、そのタングプレート8は、シート2の車体内側寄りの車体フロアに固定されたバックル9に対して脱着可能となっている。
まず、ステップS100においては、乗員がウェビング5を引き出してバックル9を係合した後に、ウェビング5が乗員の身体にフィットするようにベルトリール12の巻取り基準位置を設定する。
次のステップS101においては、前方物体検出装置20、加速度センサ21,22、VSA23等の走行状態検知手段からの情報を読み込むとともに、回転センサ14の信号に基づいて求めたベルトリール12の巻取り位置を読み込む。
ステップS102では、走行状態に変化があったどうかの判定を行い、変化があった場合には、ステップS103に進み、変化がなかった場合には処理を終了する。
ステップS103では、前ステップ(S102)での判定が走行後初回の判定であるかどうかを判定し、初回の判定である場合には、ステップS104に進み、2回目以降の場合にはステップS105に進む。
ステップS104では、現在の走行状態に対応するベリトリール12の制御目標位置(モータ10の制御目標値)を設定する。即ち、走行状態の判定が初めてである場合には、走行状態の遷移を判定せずに現在(遷移後)の走行状態に対応する位置を制御目標位置として設定する。
つづく、ステップS106では、今回の仮目標位置が前回目標位置よりも小さいかとうかを判定し、小さい場合にはステップS107に進み、小さくない場合にはステップS108に進む。
ステップS107では、前回目標位置を選択し、ステップS108では、今回の仮目標位置を選択する。即ち、これらのステップS106〜S108では、前回と今回の制御目標位置のうちのベルトリール12の巻取り量が多くなる側を選択する。
つづく、ステップS109では、前ステップ(S107またはS108)で選択した目標位置を今回の正式な制御目標位置(以下、「今回目標位置」と呼ぶ)として設定する。
ステップS110においては、今回目標位置とベルトリール12の現在の巻取り位置(以下、「現在巻取り位置」と呼ぶ)を比較し、今回目標位置と現在巻取り位置の差が充分に小さい所定値よりも大きいかどうかを判定し、所定値よりも大きい場合にはステップS111にそのまま進み、所定値によりも大きくない場合には、ステップS112を経てからステップS111に進む。
ステップS112では、今回目標位置を現在巻取り位置に再設定する。ここでは、今回目標位置と現在巻取り位置の差が所定値以下で充分に小さいことから、制御目標位置を現在の位置に設定することによってベルトリール12の位置調整を実質的に停止する。
この後、ステップS115においては、走行状態が安定したかどうかの判定を行い、安定した場合には処理を終了し、安定しない場合にはステップS101に戻って同ステップ以下の処理を繰り返す。
2…シート
5…ウェビング
10…モータ
12…ベルトリール
14…回転センサ(巻取り位置検知手段)
20…前方物体検出装置(走行状態検知手段)
21…前後加速度センサ(走行状態検知手段)
22…横加速度センサ(走行状態検知手段)
23…VSA(走行状態検知手段)
24…巻取り位置検知部(巻取り位置検知手段)
25…走行状態検知部(走行状態検知手段)
26…走行状態遷移判定手段
27…目標位置設定手段
28…モータ制御手段
Claims (5)
- シートに着座した乗員を拘束するウェビングが巻回されるベルトリールと、
このベルトリールに駆動力を伝達して前記ウェビングの巻取りを行うモータと、を備え、
車両の走行状態に応じて前記モータを制御してウェビングの巻取り状態を調整するシートベルト装置において、
前記ベルトリールの巻取り位置を検知する巻取り位置検知手段と、
車両の走行状態が複数パターンの走行状態のうちのいずれに相当するかを検知する走行状態検知手段と、
この走行状態検知手段から検知信号を受けて走行状態の遷移状況を判定する走行状態遷移判定手段と、
前記巻取り位置検知手段の検知信号と、前記走行状態検知手段の検知信号と、前記走行状態遷移判定手段によって判定される走行状態の遷移状況に応じて、ベルトリールの目標巻取り位置を設定する目標位置設定手段と、
この目標位置設定手段で設定した目標巻取り位置になるように前記モータを制御するモータ制御手段と、
を備え、
前記目標位置設定手段は、車両の走行状態のパターンに対応したウェビングの弛み状態となる目標巻取り位置の設定を基本にしつつ、先の走行状態のパターンから後の走行状態のパターンに遷移するときに、先の走行状態のパターンに対応する目標巻取り位置が後の走行状態のパターンに対応する目標巻取り位置よりも、ウェビングの弛みが少ない側である場合には、先の走行状態のパターンに対応する目標巻取り位置を維持するようにしたことを特徴とするシートベルト装置。 - 前記モータ制御手段は、車両の走行状態が第1の走行状態のパターンからそれと異なる第2の走行状態のパターンに遷移し、ベルトリールの目標巻取り位置が、第1の走行状態のパターンに対応する目標巻取り位置から第2の走行状態のパターンに対応する別の目標巻取り位置に変更されたときに、予め設定した規定の時間でベルトリールの巻取りを行うことを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
- 前記ベルトリールの巻取りを行う規定の時間は、前記走行状態遷移判定手段によって判定される遷移状況に応じて個別に設定することを特徴とする請求項2に記載のシートベルト装置。
- 前記目標位置設定手段で設定した目標巻取り位置になるように前記モータを制御しているときに、目標巻取り位置を修正する目標位置修正手段を備え、
第1の走行状態のパターンに対応する目標巻取り位置が前記目標位置修正手段で修正された後に、車両の走行状態が第1の走行状態のパターンからそれと異なる第2の走行状態のパターンに遷移したときに、前記目標巻取り位置の修正量に基づいて第2の走行状態のパターンに対応する目標巻取り位置を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシートベルト装置。 - 前記モータ制御手段は、目標位置設定手段で設定した目標巻取り位置と巻取り位置検知手段で検知した実際の巻取り位置の差が所定値以下のときに、実際の巻取り位置を目標巻取り位置としてモータを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシートベルト装置。
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