JP4901957B2 - テレビジョン受像機、サーバ、テレビジョン受像機の操作システムおよびテレビジョン受像機の操作用プログラム - Google Patents

テレビジョン受像機、サーバ、テレビジョン受像機の操作システムおよびテレビジョン受像機の操作用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介して、外部端末によるテレビジョン受像機の操作を可能にするテレビジョン受像機、サーバ、テレビジョン受像機の操作システムおよびテレビジョン受像機の操作用プログラムに関する。
近年、デジタルTV放送が開始され高解像高精細な映像音声がテレビジョン受像機で視聴できるようになった。また、ほぼ時を同じくしてテレビジョン受像機のネットワーク対応化が進んでいる。そして、それに伴いテレビジョン受像機の機能が増加している。その結果、テレビジョン受像機の操作や各種設定方法が複雑になり、製造業者等の用意するお客様相談センターへの問い合わせが増えた。
一般的に、問い合わせを受けたオペレータは、まずユーザにリモコン操作をしてもらいユーザのテレビジョン受像機の状況や事態の原因を把握し、その後、再びユーザへリモコン操作を促して問題解決を図る。
ところが、上記のように操作方法が複雑になったため、オペレータが指示した通りにユーザが操作できない場合が多く、結果としてユーザに不愉快な思いを強いることや、すぐにユーザのトラブルを解決できないといった問題があった。そこで、インターネットなどの通信網に接続されている機器を用いて、オペレータが端末により通信網を経由して直接的に、あるいは間接的にユーザの電気機器を操作することによりトラブルの解決を図る方法が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1で取り組まれている課題の1つに、お客様相談センター側から電話をかけてきているユーザの機器を特定すること、が挙げられる。インターネットに代表される通信網にはパーソナルコンピュータをはじめ携帯電話機など多数の端末が接続している。この中からお客様相談センターは電話をかけてきているユーザが所有している機器を即座に探し出し、操作することができる。
電話をかけてきたユーザを識別するために、上記の従来例ではユーザのIDを使用している。このIDすなわち識別情報として、ユーザ宅の電話番号、ユーザの氏名、住所、メールアドレス、パスワードなどを挙げている。
特開2002−92206号公報
ところが、外部端末がユーザのサポート対象機器にネットワークを介して接続するための具体的手段、手続き等は特許文献1に開示されていない。通常、上記の情報を用いて、ユーザ宅の機器にネットワークを介して接続するためには、事前にユーザの識別情報とユーザが所有する機器とを一致させておくための事前登録が必要である。このように、事前の登録がなければ、オペレータは、通信網に接続された多数の機器から、目的となるユーザ所有機器を特定することができない。
しかし、事前に登録を行っていないユーザが、お客様相談センターに電話をかけてくる場合は多々ある。したがって、事前に登録が必要な従来の方法では、ユーザ登録を行っていないユーザからの問合せには対応できない。その場でユーザ登録を行うということも考えられるが、問い合わせたユーザは聞きたいことを聞く前に登録を強いられるため非常に煩わしく感じてしまう。また、登録するためにはMACアドレス等の機器の固有情報が必要であり、これをユーザが調べなければならない。そのため、ユーザがMACアドレス等を調べられない場合には、登録が成立しない可能性すらある。
さらに、ユーザ宅にネットワーク接続可能な機器が複数存在する場合、通常の識別情報では、それらを区別することができず、対象機器を識別することが不可能である。また、上記の識別情報はいずれも個人情報である場合がある。そのため、プライバシーの観点から、極力他人には伝えたくない情報である。悪意ある第三者に識別情報が洩れた場合には、盗聴やなりすましによりその者にユーザ自身の情報やサポート対象の家電機器の情報を盗み見られる危険性をもはらんでいる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、外部端末が接続し、容易に操作することができるテレビジョン受像機、サーバ、テレビジョン受像機の操作システムおよびテレビジョン受像機の操作用プログラムを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明に係るテレビジョン受像機は、ネットワークを介して操作可能なテレビジョン受像機であって、テレビジョン受像機の操作要求を特定する鍵情報を、ユーザに通知する通知部を備え、前記鍵情報に基づく外部からの前記テレビジョン受像機の操作を可能にすることを特徴としている。
これにより、鍵情報に基づいて外部端末や外部のシステム等からテレビジョン受像機にアクセスしてテレビジョン受像機を操作することが可能となる。その結果、たとえばユーザ登録を行うこともなく外部端末等からテレビジョン受像機を操作して設定することが可能となる。
その結果、その場でユーザ登録を行うこともなく容易にテレビジョン受像機の設定が可能となる。また、ユーザは聞きたいことを聞く前に負担を強いられることもなく、煩わしく感じることもなくなる。また、ユーザ宅にネットワーク接続可能な機器が複数存在する場合でも、それらを区別してサポート対象のテレビジョン受像機を的確に遠隔操作することができる。また、特に個人情報をオペレータに伝える必要はない。
(2)また、本発明に係るテレビジョン受像機は、ユーザによる所定の操作に応じて、前記鍵情報をサーバに要求するためのリクエスト情報を生成するリクエスト生成部と、前記リクエスト情報を前記サーバに送信し、前記サーバが生成した鍵情報を受信する受像機側送受信部と、を更に備えることを特徴としている。
このように、本発明のテレビジョン受像機は、リクエストの応答としてサーバから受信した鍵情報をユーザに通知する。これにより、ユーザは電話等を用いて容易に鍵情報をオペレータに伝えることができる。そして、オペレータは、事前登録がなくても外部端末や外部のシステム等から鍵情報を用いてユーザのテレビジョン受像機にアクセスし、操作することが可能となる。
(3)また、本発明に係るテレビジョン受像機は、ユーザによる所定の操作に応じて、鍵情報を生成する鍵情報生成部と、前記鍵情報をサーバに送信する受像機側送受信部と、を更に備え、前記鍵情報に基づいて外部端末からアクセスがあったとき、前記外部端末からの前記テレビジョン受像機の操作を可能にすることを特徴としている。
このように、本発明のテレビジョン受像機は、生成した鍵情報をサーバに送信するとともにユーザに通知する。これにより、たとえばユーザは電話等で容易に鍵情報をオペレータに伝えることができる。そして、オペレータは、事前登録がなくても外部端末から鍵情報を用いてユーザのテレビジョン受像機にアクセスし、操作することが可能となる。その結果、ユーザが負担を強いられることなく、個人情報をオペレータに伝えることもなく、サポート対象のテレビジョン受像機を的確に特定することができる。
(4)また、本発明に係るテレビジョン受像機は、外部端末を特定する外部端末識別情報を受信し、ユーザにより入力された鍵情報をサーバに送信する受像機側送受信部を備え、前記外部端末識別情報に基づいて前記外部端末にアクセスしたとき、前記外部端末からの前記テレビジョン受像機の操作を可能にすることを特徴としている。
このように、本発明のテレビジョン受像機は、たとえばオペレータから伝達された鍵情報の入力を受け付け、入力された鍵情報をサーバに送信し、サーバを介して外部端末に接続することが可能である。これにより、ユーザは電話等でオペレータから聞いた鍵情報を入力するだけで、オペレータにテレビジョン受像機を操作してもらうことができる。そして、オペレータは、事前登録がなくても外部端末から鍵情報を用いてユーザのテレビジョン受像機にアクセスし、操作することが可能となる。その結果、ユーザが負担を強いられることなく、個人情報をオペレータに伝えることもなく、外部端末はサポート対象のテレビジョン受像機を的確に特定することができる。
(5)また、本発明に係るテレビジョン受像機は、前記通知部が、画像信号もしくはバーコードの表示、または音の出力により、前記ユーザに鍵情報を通知することを特徴としている。このように、本発明のテレビジョン受像機は、他人が鍵情報を窃取しにくい媒体により鍵情報をユーザに通知する。これにより、セキュリティを高めることができる。
(6)また、本発明に係るテレビジョン受像機は、前記通知部が、前記外部端末からの操作に基づき制御されている現在の状態を通知することを特徴としている。このように、本発明のテレビジョン受像機は、外部端末により操作されている状態をその場でユーザに通知する。これにより、ユーザは自身が所有するテレビジョン受像機の状態を確認することができ、安心してオペレータに操作を任せることができる。
(7)また、本発明に係るサーバは、ネットワークを介して、外部端末によるテレビジョン受像機の操作を可能にするサーバであって、ユーザによるテレビジョン受像機の操作要求を特定する鍵情報と前記テレビジョン受像機を特定する受像機識別情報とを対応付けて記憶する記憶部を備え、外部端末から鍵情報を受信したとき、前記記憶部を参照し、前記受信した鍵情報に一致する鍵情報から特定されるテレビジョン受像機に対して、前記外部端末からアクセスおよび操作を可能にすることを特徴としている。
このように、本発明のサーバは、外部端末から鍵情報を受信したとき、受信した鍵情報に一致する鍵情報から特定されるテレビジョン受像機へ、外部端末からのアクセスおよび操作を可能にする。これにより、ユーザは電話等を用いて鍵情報をオペレータに伝え、オペレータは、外部端末から鍵情報を用いてユーザのテレビジョン受像機にアクセスし、操作することが可能となる。その結果、ユーザが負担を強いられることなく、個人情報をオペレータに伝えることもなく、サポート対象等のテレビジョン受像機を的確に特定することができる。
(8)また、本発明に係るサーバは、鍵情報を要求するリクエスト情報および受像機識別情報を前記テレビジョン受像機から受信し、前記リクエスト情報を送信したテレビジョン受像機に生成した鍵情報を送信するサーバ用送受信部と、前記リクエスト情報に応じて、鍵情報を生成する鍵情報生成部と、外部端末から鍵情報を受信したとき、前記受信した鍵情報と前記記憶部に記憶されている鍵情報とを照合する照合部と、を更に備え、前記テレビジョン受像機から受信した外部端末識別情報および前記生成した鍵情報を前記記憶部に記憶させ、前記記憶部を参照し、前記外部端末から受信した鍵情報と同一の鍵情報により特定されるテレビジョン受像機に対して、前記外部端末からアクセスおよび操作を可能にすることを特徴としている。
このように、本発明のサーバは、リクエストに応じて鍵情報を発生させてユーザに通知する。これにより、ユーザは電話等を用いて容易に鍵情報をオペレータに伝えることができる。そして、オペレータは、ユーザが事前登録されてなくても外部端末から鍵情報を用いてユーザのテレビジョン受像機にアクセスし、操作することが可能となる。その結果、ユーザが負担を強いられることなく、個人情報をオペレータに伝えることもなく、サポート対象のテレビジョン受像機を的確に特定することができる。
(9)また、本発明に係るサーバは、テレビジョン受像機から鍵情報および受像機識別情報を受信するサーバ用送受信部と、外部端末から受信した鍵情報と前記記憶部に記憶されている鍵情報とを照合する照合部と、を更に備え、前記テレビジョン受像機から受信した鍵情報および外部端末識別情報を前記記憶部に記憶させ、前記記憶部を参照し、前記外部端末から受信した鍵情報と同一の鍵情報により特定されるテレビジョン受像機に対して、前記外部端末からアクセスおよび操作を可能にすることを特徴としている。
このように、本発明のサーバは、テレビジョン受像機で生成され受信した鍵情報を受像機識別情報に対応付けて記憶する。一方、ユーザは電話等で鍵情報をオペレータに伝えることができる。そして、オペレータは、外部端末から鍵情報をサーバに送信して、ユーザのテレビジョン受像機にアクセスし、操作することが可能となる。その結果、ユーザに負担を強いることなく、個人情報をオペレータに伝えることもなく、サポート対象のテレビジョン受像機を的確に特定することができる。
(10)また、本発明に係るサーバは、ネットワークを介して、外部端末によるテレビジョン受像機の操作を可能にするサーバであって、テレビジョン受像機の操作要求を特定する鍵情報と前記操作要求がなされた外部端末を特定する外部端末識別情報とを対応付けて記憶する記憶部を備え、前記テレビジョン受像機から鍵情報を受信したとき、前記記憶部を参照し、前記受信した鍵情報に一致する鍵情報から特定される外部端末により、前記テレビジョン受像機の操作を可能にすることを特徴としている。
このように、本発明のサーバは、テレビジョン受像機から鍵情報を受信したとき、受信した鍵情報に一致する鍵情報から特定される外部端末により、テレビジョン受像機の操作を可能にする。これにより、オペレータは電話等を用いて鍵情報をユーザに伝え、ユーザは、テレビジョン受像機から外部端末にアクセスし、オペレータはテレビジョン受像機を操作することが可能となる。その結果、ユーザが負担を強いられることなく、個人情報をオペレータに伝えることもなく、サポート対象のテレビジョン受像機を的確に特定することができる。
(11)また、本発明に係るサーバは、鍵情報を要求するリクエスト情報および外部端末識別情報を受信し、前記リクエスト情報を送信した外部端末に生成した鍵情報を送信するサーバ用送受信部と、前記リクエスト情報に応じて、鍵情報を生成する鍵情報生成部と、テレビジョン受像機から鍵情報を受信したとき、前記受信した鍵情報と前記記憶部に記憶されている鍵情報とを照合する照合部と、を更に備え、前記外部端末から受信した外部端末識別情報および前記生成した鍵情報を前記記憶部に記憶させ、前記記憶部を参照し、前記テレビジョン受像機から受信した鍵情報と同一の鍵情報により特定される外部端末により、前記テレビジョン受像機の操作を可能にすることを特徴としている。
このように、本発明のサーバは、リクエストに応じて鍵情報を発生させてオペレータに通知する。これにより、オペレータは電話等を用いて容易に鍵情報をユーザに伝えることができる。そして、ユーザは、テレビジョン受像機から鍵情報を用いて外部端末にアクセスし、オペレータはテレビジョン受像機を操作することが可能となる。その結果、ユーザが負担を強いられることなく、個人情報をオペレータに伝えることもなく、サポート対象のテレビジョン受像機を的確に特定することができる。
(12)また、本発明に係るサーバは、外部端末から鍵情報および外部端末識別情報を受信するサーバ用送受信部と、テレビジョン受像機から鍵情報を受信したとき、前記受信した鍵情報と前記記憶部に記憶されている鍵情報とを照合する照合部と、を更に備え、前記外部端末から受信した鍵情報および外部端末識別情報を前記記憶部に記憶させ、前記記憶部を参照し、前記テレビジョン受像機から受信した鍵情報と同一の鍵情報により特定される外部端末により、前記テレビジョン受像機の操作を可能にすることを特徴としている。
このように、本発明のサーバは、外部端末で生成され受信した鍵情報を外部端末識別情報に対応付けて記憶する。一方、オペレータは電話等で鍵情報をユーザに伝えることができる。そして、ユーザは、テレビジョン受像機から鍵情報をサーバに送信して、外部端末にアクセスし、オペレータはテレビジョン受像機を操作することが可能となる。これにより、ユーザは電話等で聞いた鍵情報を入力するだけで、オペレータにテレビジョン受像機を操作してもらうことができる。その結果、ユーザが負担を強いられることなく、個人情報をオペレータに伝えることもなく、外部端末はサポート対象のテレビジョン受像機を的確に特定することができる。
(13)また、本発明に係るサーバは、前記鍵情報生成部が、画像信号もしくはバーコードまたは音として出力される鍵情報を生成することを特徴としている。このように、本発明のサーバは、他人が鍵情報を窃取しにくい媒体により鍵情報の通知を可能にする。これにより、セキュリティを高めることができる。
(14)また、本発明に係るテレビジョン受像機の操作システムは、テレビジョン受像機と、サーバと、外部端末の装置群から構成されるテレビジョン受像機の操作システムであって、前記テレビジョン受像機に、テレビジョン受像機の操作要求を特定する鍵情報をユーザに通知する通知部を備え、前記サーバに、前記鍵情報と前記テレビジョン受像機を特定する受像機識別情報とを対応付けて記憶する記憶部を備え、前記サーバは、外部端末から鍵情報を受信した場合には、前記記憶部を参照し、前記受信した鍵情報に一致する鍵情報から特定されるテレビジョン受像機に対して、前記外部端末からアクセスおよび操作を可能にすることを特徴としている。
このように、本発明のテレビジョン受像機の操作システムは、鍵情報をユーザに通知する。これにより、ユーザは電話等を用いて容易に鍵情報をオペレータに伝えることができる。そして、オペレータは、外部端末から鍵情報を用いてユーザのテレビジョン受像機にアクセスし、操作することが可能となる。その結果、ユーザが負担を強いられることなく、個人情報をオペレータに伝えることもなく、サポート対象のテレビジョン受像機を的確に特定することができる。
(15)また、本発明に係るテレビジョン受像機の操作システムは、テレビジョン受像機と、サーバと、外部端末の装置群から構成されるテレビジョン受像機の操作システムであって、前記外部端末に、テレビジョン受像機の操作要求を特定する鍵情報をその操作者へ通知する通知部を備え、前記サーバに、前記鍵情報と前記外部端末を特定する外部端末識別情報とを対応付けて記憶する記憶部を備え、前記サーバは、テレビ受像機から鍵情報を受信した場合には、前記記憶部を参照し、前記受信した鍵情報に一致する鍵情報から特定される外部端末により、前記テレビジョン受像機の操作を可能にすることを特徴としている。
このように、本発明のテレビジョン受像機の操作システムは、鍵情報をオペレータに通知する。これにより、オペレータは電話等を用いて容易に鍵情報をユーザに伝えることができる。そして、ユーザは、テレビジョン受像機から鍵情報を用いて外部端末にアクセスし、オペレータはテレビジョン受像機を操作することが可能となる。その結果、ユーザが負担を強いられることなく、個人情報をオペレータに伝えることもなく、サポート対象のテレビジョン受像機を的確に特定することができる。
(16)また、本発明に係るテレビジョン受像機の操作用プログラムは、テレビ受像機と外部端末との間の接続を仲介するサーバに実行させるプログラムであって、テレビジョン受像機の操作要求を特定する鍵情報と、外部端末および前記テレビ受像機のいずれか一方の端末の識別情報とを対応付けて記憶する記憶処理と、他方の端末から鍵情報を受信したとき、記憶された情報を参照し、前記受信した鍵情報に対応する端末を特定する端末特定処理と、を前記サーバのコンピュータに実行させ、前記外部端末による前記テレビジョン受像機の操作を可能にすることを特徴としている。
このように、本発明のテレビジョン受像機の操作用プログラムは、テレビジョン受像機の操作要求を特定する鍵情報と、外部端末およびテレビ受像機のいずれか一方の端末の識別情報とを対応付けて記憶する。そして、ユーザおよびオペレータのいずれかは、他方の端末から鍵情報を用いて一方の端末にアクセスしたときに、端末によるテレビジョン受像機の操作を可能とする。その結果、ユーザが負担を強いられることなく、個人情報をオペレータに伝える必要もなく、サポート対象のテレビジョン受像機を的確に特定することができる。
(17)また、本発明に係るテレビジョン受像機は、前記鍵情報に基づいて外部端末からアクセスがあったとき、前記外部端末からの前記テレビジョン受像機の操作を可能にすることを特徴としている。このように、本発明のテレビジョン受像機は、サーバから受信した鍵情報がユーザを介してオペレータに伝わる。そして、オペレータは、事前登録がなくても外部端末や外部のシステム等から鍵情報を用いてユーザのテレビジョン受像機にアクセスし、操作することが可能となる。
本発明によれば、ユーザは電話等を用いて容易に鍵情報をオペレータに伝えることができる。そして、オペレータは、事前登録がなくても外部端末から鍵情報を用いてユーザのテレビジョン受像機にアクセスし、操作することが可能となる。その結果、その場でユーザ登録を行うこともなく容易にテレビジョン受像機の設定が可能となる。また、ユーザは聞きたいことを聞く前に負担を強いられることもなく、煩わしく感じることもなくなる。
実施形態1に係るテレビジョン受像機の操作システムの構成を示す概念図である。 実施形態1に係るテレビジョン受像機の操作システムの各部の構成を示すブロック図である。 実施形態1に係るテレビジョン受像機の操作システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 実施形態1に係るサーバの動作を示すフローチャートである。 テーブルの一例を示す図である。 (a)、(b)バーコードを用いて受付番号を通知するテレビジョン受像機の態様を示す図である。 (a)〜(g)操作中におけるテレビジョン受像機の画面表示例を示す図である。 実施形態2に係るテレビジョン受像機の操作システムの各部の構成を示すブロック図である。 実施形態2に係るテレビジョン受像機の操作システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 実施形態2に係るサーバの動作を示すフローチャートである。 実施形態3に係るテレビジョン受像機の操作システムの各部の構成を示すブロック図である。 実施形態3に係るテレビジョン受像機の操作システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 実施形態4に係るテレビジョン受像機の操作システムの各部の構成を示すブロック図である。 実施形態4に係るテレビジョン受像機の操作システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
符号の説明
100、200、300、400 テレビジョン受像機の操作システム
110、210、310 テレビジョン受像機
111、151 操作部
112、356 リクエスト生成部
113 受像機側送受信部
115 通知部(表示画面)
117、357 認証部
118 受像機側制御部
120、220 サーバ
121 サーバ側送受信部
122、216、458 鍵情報生成部
123 テーブル記憶部(記憶部)
125 照合部
126 サーバ側制御部
130 携帯電話機(ユーザ側伝達機器)
140 オペレータ側伝達機器
150、350、450 外部端末
152、452 表示部(通知部)
154 外部端末側送受信部
155 外部端末側制御部
315 表示部
358 表示画面(通知部)
500 接続中アイコン
501 非接続中アイコン
OP オペレータ
U ユーザ
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
(実施形態1)
(操作システムの構成)
図1は、テレビジョン受像機の操作システム100の構成を示す概念図である。テレビジョン受像機の操作システム100は、テレビジョン受像機110、およびサーバ120を含んで構成されている。テレビジョン受像機110、サーバ120および外部端末150は、ネットワークを介して接続可能である。図1に示す矢印は、本発明の主要な情報の伝達を示している。なお、以下の図面においても情報の伝達については、主要なもののみを表し、その他の情報については省略する。
テレビジョン受像機110は、ネットワークを介してサーバ120に接続可能なテレビジョン受像機の機種である。テレビジョン受像機110は、チューナを備えており、テレビ用の電波を受信し、番組の視聴を可能にするとともに、ネットワークに接続され端末としても機能する。ネットワークは、有線無線を問わず一般的なネットワークである。テレビジョン受像機の操作システム100は、たとえば、ユーザUがテレビジョン受像機110を使用開始する際に自分では設定できないためオペレータOPに電話機130で連絡した場面に用いられる。
ユーザUがヘルプボタンを押すと、テレビジョン受像機110は、サーバ120から鍵情報を得て、画面上に鍵情報を表示する。鍵情報とは、ユーザUとオペレータOPの間で共有可能な鍵として機能するコードであり、ユーザUおよびオペレータOPにとってユニークなものである。鍵情報は、テレビジョン受像機の操作要求を特定する情報である。鍵情報は、たとえば4桁の英数字で構成される。ユーザUは、表示された鍵情報を電話等の伝達手段Tを用いてオペレータOPに伝える。オペレータOPは、外部端末150をサーバ120にアクセスさせ、鍵情報をサーバ120に送信する。サーバ120は、外部端末150から得た鍵情報と最初に発行した鍵情報とが一致するかを判定し、一致する場合には、外部端末150とテレビジョン受像機110とを接続する。その結果、オペレータOPは、外部端末150により、テレビジョン受像機110を遠隔操作することが可能になる。以下に、各装置の構成を説明する。
図2は、テレビジョン受像機の操作システム100の各部の構成を示すブロック図である。テレビジョン受像機110は、操作部111、リクエスト生成部112、受像機側送受信部113、通知部115、認証部117および受像機側制御部118を備えている。操作部111は、たとえばリモートコントローラやテレビジョン受像機110の本体に設けられている操作パネルであり、ユーザUからの操作を受け付ける。操作部111には、ヘルプボタンが設けられており、ヘルプボタンが押されると、それに応じてリクエスト生成部112はリクエスト情報を生成する。
リクエスト生成部112は、ヘルプボタンが押されたという信号に基づいて、サーバ120に鍵情報を生成するよう要求する内容のリクエスト情報を生成する。リクエスト信号を生成する方法はヘルプボタンを用いる方法に限定されるものではなく他の方法、例えばメニューで選ぶ、ある特定のwebサイトへアクセスする等の方法でも良い。以下では説明の簡単のためにヘルプボタンによる方法で統一して説明する。受像機側送受信部113は、ネットワークに対するインタフェースであり、外部との情報の送受信を行う。受像機側送受信部113は、リクエスト情報をサーバ120に送信し、サーバ120が生成した鍵情報を受信する。
通知部115は、たとえば表示画面であり、受信した鍵情報をユーザUに通知する。通知部115は、図1に示すように表示画面上に鍵情報として「受付番号1234」等の表示を行う。なお、通知部115は、表示画面に限定されず、音声で鍵情報を出力する場合には、スピーカであってもよい。つまり、鍵情報を通知できる機能を有していれば形態は限定されない。
認証部117は、サーバ120が外部端末150からの鍵情報の照合に成功した場合に外部端末150からのアクセスの認証を行う。その場合のアクセスの方法は、サーバ120を介してもよいし、サーバ120を介さなくてもよい。受像機側制御部118は、外部端末150からのアクセスが認証されたとき、外部端末150からの操作に基づいて、各部の制御を行う。すなわち、外部端末150から受信した操作情報に基づいて、テレビジョン受像機110は操作される。操作の一形態としては、テレビジョン受像機110にあらかじめ遠隔操作用のプログラムをインストールしておき、外部端末150では、サーバ120にアクセスしてブラウザ上のGUIにより操作することが可能である。
サーバ120は、サーバ側送受信部121、鍵情報生成部122、テーブル記憶部123、照合部125およびサーバ側制御部126を備えている。サーバ側送受信部121は、ネットワークに対するインタフェースであり、外部との情報の送受信を行う。サーバ側送受信部121は、テレビジョン受像機110から、リクエスト情報を受信し、鍵情報を返信する。また、サーバ側送受信部121は、外部端末150から、別途に鍵情報を受信する。
鍵情報生成部122は、サーバ120がリクエスト情報を受信したときに、鍵情報を生成する。なお、鍵情報は、たとえば4桁の英数字とすることができ、画像信号もしくはバーコードまたは音として出力される情報であってもよい。これらのものは特にコード化されているため、セキュリティに優れている。また、これらの他にも、画像、文字、カラーバー、絵または音声信号等の鍵情報も考えられる。テーブル記憶部123(記憶部)は、生成された鍵情報とリクエスト情報を送信したテレビジョン受像機の識別情報(受像機識別情報)とを対応付けてテーブルとして記憶する。受像機識別情報とは、たとえばMACアドレス、IPアドレス、製品番号等、機器の識別を可能とする機器固有の情報をいう。
照合部125は、別途に外部端末150から受信した鍵情報とテーブルに記憶されている鍵情報とを照合し、同一の鍵情報があるか否かを判定する。同一の鍵情報があると判定した場合には、テーブルを参照して外部端末150から受信した鍵情報に対応する受像機識別情報を読み出す。読み出された受像機識別情報は、テレビジョン受像機110を特定するために利用される。そして、照合部125は、読み出された受像機識別情報を用いて、外部端末150による受像機識別情報に対応するテレビジョン受像機110へのアクセスおよびテレビジョン受像機110の操作を可能にする。具体的には、照合部125が仲介して、外部端末150とテレビジョン受像機110の接続を確立する。接続確立すれば、外部端末150とテレビジョン受像機110間の通信は、両者間の通信をサーバ120が中継する方法、あるいは両者にお互いの識別情報をサーバ120が教えることによりピアツーピアで行う方法等によることが考えられるが、ここでは特定しない。このような方法は、両者の識別情報(MACアドレス、IPアドレス)を結びつけるテーブルをサーバ120が保持することにより、可能となる。サーバ側制御部126は、サーバ120の各部の制御を行う。
伝達手段Tは、ユーザ側伝達機器130およびオペレータ側伝達機器140から構成されている。ユーザ側伝達機器130は、たとえば携帯電話機のような機器であり、オペレータOPへの鍵情報の伝達を可能にするものである。オペレータ側伝達機器140は、固定電話等であり、鍵情報の伝達を受けることを可能にするものである。これらにより、ユーザUはオペレータOPに、鍵情報を口頭で伝えることができ、両者は設定に関する相談等のコミュニケーションをとることができる。伝達手段Tには、上記の例以外に、テレビ電話機、メール機能を有するパソコンや携帯電話機、バーコード、二次元コードやカラーバーを表示するためのカメラまたはカメラ付き携帯電話機も利用可能である。
外部端末150は、パソコン(PC)等であり、ネットワークを介してサーバ120にアクセスが可能である。外部端末150は、操作部151、表示部152、外部端末側送受信部154および外部端末側制御部155を備えている。操作部151は、たとえばキーボード、マウス等の入力装置であり、オペレータOPの操作を受け付ける。操作部151は、オペレータOPが鍵情報を入力する際に、その入力を受け付ける。表示部152は、たとえば表示画面が該当し、オペレータOPにより入力された鍵情報等の情報を表示する。オペレータOPは、自己が入力した鍵情報が間違いないことを確認することができる。
外部端末側送受信部154は、ネットワークに対するインタフェースであり、外部との情報の送受信を行う。外部端末側送受信部154は、オペレータOPにより入力された鍵情報をサーバ120に送信する。その他、外部端末150がテレビジョン受像機110にアクセスする際にも用いられる。外部端末側制御部155は、外部端末150の各部の制御を行う。なお、外部端末150は、オペレータOPにより操作されるオペレータ端末に限定されず、テレビジョン受像機110とはあらかじめ関係のない外部の端末が含まれる。
(操作システムの動作)
次に、このように構成されたテレビジョン受像機の操作システムの動作を説明する。図3は、テレビジョン受像機の操作システム100の動作の一例を示すシーケンスチャートである。たとえば、前提として以下の状況を想定する。ユーザUは、テレビジョン受像機110を購入し、インターネットへの接続は済ませたものの、その設定が順調に進まなかったため、オペレータOPに電話をかける。ユーザUは、オペレータOPから電話で「こちらで設定しますので、ヘルプボタンを押してください。」と指示される。
このような状況において、まず、テレビジョン受像機110は、ユーザによるヘルプボタンの押下を受け付ける(ステップS1)。ヘルプボタンが押されたことにより、テレビジョン受像機110はリクエスト情報を生成する(ステップS2)。そして、テレビジョン受像機110はリクエスト情報およびテレビジョン受像機110の受像機識別情報をサーバ120に送信する(ステップS3)。
サーバ120は、リクエスト情報の受信により受付番号(鍵情報)を生成する(ステップS4)。受付番号としては、たとえば4桁の英数字を用いることができる。そして、テーブルとして受付番号と受像機識別情報とを対応付けて記憶する(ステップS5)。それと同時に、生成した受付番号をテレビジョン受像機110に送信する(ステップS6)。
テレビジョン受像機110は、サーバ120から受信した受付番号を表示画面115(通知部)に表示してユーザUに通知する(ステップS7)。ユーザUは、表示された番号を電話(伝達手段T)でオペレータOPに伝え、オペレータOPは、伝えられた番号を外部端末150に入力する(ステップS8)。受付番号を入力された外部端末150は、受付番号をサーバ120に送信する(ステップS9)。
サーバ120は、受信した受付番号を記憶しているテーブルの受付番号と照合する(ステップS10)。照合の結果、同一の受付番号が見つかった場合には、その受付番号に対応する受像機識別情報を読み出す(ステップS11)。そして、サーバ120は、読み出した識別情報により特定されるテレビジョン受像機110と受付番号を送信した外部端末150との接続を確立する処理を行う(ステップS12)。なお、接続を確立する方法としては、サーバ120がテレビジョン受像機110にアクセスし、サーバ120経由で外部端末150の指示がテレビジョン受像機110に送信される状態を作る方法が考えられるが、これに限定されるものではない。つまり、テレビジョン受像機110と外部端末150との間でデータのやり取りが可能になれば十分であり、サーバ120がその仲介をしてもよいし、直接データのやり取りができるようにサーバ120が外部端末150にIPアドレスを送信することとしてもよい。なお、一旦接続が確立されたら、その時点でテーブルからは受付番号および受像機識別情報を削除する。削除のタイミングは、接続が切断される際とするか、あるいは接続が確立されない場合には、所定時間後に削除されることとしてもよい。
接続が確立されたら、外部端末150はオペレータOPからの操作を受け付け(ステップS13)、操作の情報をテレビジョン受像機110に送信する(ステップS14)。テレビジョン受像機110は、外部端末150から受信した操作の情報に従って操作の処理を行う(ステップS15)。これにより、テレビジョン受像機110は、外部端末150により遠隔操作され、オペレータOPがテレビジョン受像機110の初期設定をすることができる。なお、上記の例では、テレビジョン受像機110の初期設定を行う場合について本発明の操作システムを適用しているが、転居したときの地域特有のチャンネル設定を行う場合に適用してもよい。
(サーバの動作)
上記の動作のうち、特にサーバ120の動作を詳しく説明する。図4は、サーバ120の動作を示すフローチャートである。
まず、サーバ120は、テレビジョン受像機110からリクエスト情報および受像機識別情報を受信する(ステップT1)。そして、リクエスト情報を受信したら、受付番号を生成する(ステップT2)。サーバ120は、受付番号と受像機識別情報とを対応付けてテーブルに記憶する(ステップT3)。次いで、サーバ120は、生成した受付番号をテレビジョン受像機110に送信する(ステップT4)。
受付番号を送信したら、サーバ120は、受付番号の受信を待機し(ステップT5)、外部端末150から受付番号の受信があれば、ステップT6に進む。そして、サーバ120は、記憶しているテーブルに受信した受付番号と同一の受付番号があるか否かを判定する(ステップT6)。この判定は、受付番号が一致しているか否かの照合のステップともなっている。照合した結果、同一の受付番号が見つからない場合もありうる。たとえばユーザUからオペレータOPへの情報の伝達過程において、見間違い、聞き間違い、言い間違い等の原因により番号が変わってしまうことがある。
同一の受付番号がない場合には、エラーメッセージを表示するとともにステップT5に戻る。この場合には、もう一度最初からやり直すか、通知された受付番号の再伝達を行えばよい。同一の受付番号がある場合には、その受付番号に対応付けられた受像機識別情報を抽出する(ステップT7)。そして、サーバ120は、受付番号を送信した外部端末150と受像機識別情報により特定されるテレビジョン受像機110との接続を確立させる(ステップT8)。
(テーブルの例)
上記のように、外部端末150がテレビジョン受像機110を操作する際、サーバ120での照合処理にはテーブルが必要となる。テーブルは、サーバ120により受付番号と受像機識別情報とを対応付けて記憶される。図5は、テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、受付番号は4桁の英数字により構成されている。それぞれの受付番号に対しては、テレビジョン受像機のMACアドレス(受像機識別情報)が対応付けられ、サーバ120のテーブル記憶部123に記憶されている。
たとえば、図5に示す例では、受付番号1111に対してMACアドレス00:11:22:33:44:55が記憶されている。この場合では、MACアドレス00:11:22:33:44:55により特定されるテレビジョン受像機110のリクエスト情報に基づいてサーバ120は受付番号1111を生成し、テーブルに記憶している。そして、MACアドレス00:11:22:33:44:55により特定されるテレビジョン受像機110には、受付番号1111が送信されている。サーバ120が、外部端末150から受付番号1111を受信したときには、照合処理の後、MACアドレス00:11:22:33:44:55により特定されるテレビジョン受像機110と受付番号1111を送信した外部端末150との間で接続が確立される。ここではテレビジョン受像機119を識別するための情報としてMACアドレスを例に挙げているが、製品番号などの機器に固有の情報、IPアドレス、またはそれらの組合せをテレビジョン受像機119の識別情報としてもよい。
(鍵情報の例)
上記の例では、テレビジョン受像機110は、鍵情報として4桁の英数字をそのまま表示してユーザUに通知しているが、バーコードを用いることができる。図6(a)、(b)は、バーコードを用いて受付番号を通知するテレビジョン受像機110の態様を示す図である。図6(a)に示すように、太さの異なる線の組み合わせのバーコードを用いてもよいし、図6(b)に示すように二次元バーコードを用いてもよい。
(操作中の表示画面の例)
なお、このようにしてテレビジョン受像機110と外部端末150との接続が確立される場合において、テレビジョン受像機110が操作されている状態を画面(通知部)に表示することとしてもよい。図7(a)〜(g)は、操作中におけるテレビジョン受像機110の画面表示例を示す図である。
接続が確立されるとオペレータOPは、テレビジョン受像機110の基本情報を調査する。調査のための操作を行うと、テレビジョン受像機110は調査の処理を始める。図7(a)は、基本情報の調査中であることを示す画面例である。このような現状を表示するだけの画面の他に、確認のための画面を表示することとしてもよい。すなわち、ユーザUの許可を要請するための画面を表示してもよい。
図7(b)は、外からパラメータを変更する場合の事前確認のための画面表示である。画面は、オペレータOPの操作により地域設定を変えようとしている場合の確認画面を表示している。図7(c)は、外へパラメータを送信する場合の事前確認のための画面表示である。テレビジョン受像機110による調査結果を送信してよいかの確認画面を表示している。いずれの場合であっても、デフォルト値は「いいえ」となっている。この他にテレビジョン受像機110は、調査中(図7(d))、設定変更中(図7(e))、設定変更完了(図7(f))、接続の切断(図7(g))を示すための画面表示を行うことが可能である。また、現在接続中であるか、そうでないかをユーザに明示するために、たとえば図7に示すような接続中アイコン500、非接続中501によりユーザに通知する。アイコンに代えてランプ等で通知してもよい。
(実施形態2)
上記の実施形態では、サーバ120が鍵情報を生成するが、テレビジョン受像機110が鍵情報を生成してもよい。図8は、テレビジョン受像機の操作システム200の各部の構成を示すブロック図である。本実施形態では、テレビジョン受像機210が、リクエスト生成部112に代えて鍵情報生成部216を備えている。鍵情報生成部216は、たとえばヘルプボタンの押下という所定の操作に応じて、鍵情報を生成する。そして、受像機側送受信部113が鍵情報をサーバ220に送信する。一方、サーバ220は、鍵情報生成部122を有していない。その他の構成は実施形態1と同様である。なお、ユーザが直接入力した番号を受付番号として用いる場合も本実施の形態に含まれる。
このように構成されるテレビジョン受像機の操作システム200の動作を説明する。図9は、テレビジョン受像機の操作システム200の動作の一例を示すシーケンスチャートである。まず、テレビジョン受像機210は、ユーザUによるヘルプボタンの押下を受け付ける(ステップP1)。ヘルプボタンが押されたことにより、テレビジョン受像機210は受付番号(鍵情報)を生成する(ステップP2)。そして、テレビジョン受像機210は受付番号およびテレビジョン受像機210の受像機識別情報をサーバ220に送信する(ステップP3)。
サーバ220は、受付番号の受信により、テーブルとして受付番号と受像機識別情報とを対応付けて記憶する(ステップP4)。一方、テレビジョン受像機210は、生成した受付番号を表示画面115(通知部)に表示してユーザUに通知する(ステップP5)。それ以降のステップP6〜P13の動作は、実施形態1の場合のステップS8〜S15と同様に行われる。このようにして、オペレータOPは、テレビジョン受像機110を操作可能となる。
本実施形態では、サーバ220は鍵情報を生成しない点において、実施形態1の場合の動作と動作が異なる。図10は、本実施形態におけるサーバ220の動作を示すフローチャートである。サーバ220は、テレビジョン受像機210から受付番号および受像機識別情報を受信し(ステップQ1)、受付番号に受像機識別情報を対応付けてテーブルに記憶する(ステップQ2)。そして、ステップQ3〜Q6の処理は、実施形態1におけるステップT5〜T8の処理と同様に行われる。このようにして、鍵情報をテレビジョン受像機210で生成して、外部端末150からの操作を実現することも可能である。
(実施形態3)
上記の実施形態では、テレビジョン受像機110が操作に応じて受付番号をユーザUに通知し、外部端末150に入力された受付番号が先に生成された受付番号と照合されるが、外部端末350が操作に応じて受付番号をオペレータOPに通知し、テレビジョン受像機310に入力された受付番号が照合されてもよい。
図11は、テレビジョン受像機の操作システム300の各部の構成を示すブロック図である。本実施形態では、テレビジョン受像機310が、リクエスト生成部112および認証部117を有していない。また、テレビジョン受像機310は、通知部115に代えて表示部315を備えている。一方で、外部端末350は、リクエスト生成部356、認証部357を備えており、表示部152に代えて通知部358を備えている。リクエスト生成部356は、所定の操作に応じて鍵情報を要求するリクエスト情報を生成する。認証部357は、サーバ120がテレビジョン受像機310から送信した鍵情報の照合に成功した場合にテレビジョン受像機310からのアクセスの認証を行う。
このように構成されるテレビジョン受像機の操作システム300の動作を説明する。図12は、テレビジョン受像機の操作システム300の動作の一例を示すシーケンスチャートである。まず、外部端末350は、オペレータOPによるリクエスト操作を受け付ける(ステップR1)。リクエスト操作とは、所定のボタンをクリックする等のリクエスト情報をサーバに送信するための操作をいう。リクエスト操作が受け付けられることにより、外部端末350はリクエスト情報を生成する(ステップR2)。そして、外部端末350はリクエスト情報および外部端末350の外部端末識別情報をサーバ120に送信する(ステップR3)。外部端末識別情報とは、たとえばMACアドレス、IPアドレス、製品番号等、機器の識別を可能とする機器固有の情報をいう。
サーバ120は、リクエスト情報の受信により受付番号(鍵情報)を生成する(ステップR4)。そして、テーブルとして受付番号と外部端末識別情報とを対応付けて記憶する(ステップR5)。それと同時に、生成した受付番号を外部端末350に送信する(ステップR6)。
外部端末350は、サーバ120から受信した受付番号を表示画面358(通知部)に表示してオペレータOPに通知する(ステップR7)。オペレータOPは、表示された番号を電話(伝達手段T)でユーザUに伝え、ユーザUは、伝えられた番号をテレビジョン受像機310に入力する(ステップR8)。受付番号を入力されたテレビジョン受像機310は、受付番号をサーバ120に送信する(ステップR9)。
サーバ120は、受信した受付番号をあらかじめ記憶しているテーブルの受付番号と照合する(ステップR10)。照合の結果、同一の受付番号が見つかった場合には、その受付番号に対応する外部端末識別情報を読み出す(ステップR11)。そして、サーバ120は、読み出した識別情報により特定される外部端末350と受付番号を送信したテレビジョン受像機310との接続を確立する処理を行う(ステップR12)。
接続が確立されたら、外部端末350はオペレータOPからの操作を受け付け(ステップR13)、操作の情報をテレビジョン受像機310に送信する(ステップR14)。テレビジョン受像機310は、外部端末350から受信した操作の情報に従って操作の処理を行う(ステップR15)。これにより、テレビジョン受像機310は、外部端末350により遠隔操作され、オペレータOPがテレビジョン受像機310の初期設定等をすることができる。
(実施形態4)
上記の実施形態では、サーバ120が鍵情報を生成するが、外部端末450が鍵情報を生成してもよい。図13は、テレビジョン受像機の操作システム400の各部の構成を示すブロック図である。本実施形態では、外部端末450が、リクエスト生成部356に代えて鍵情報生成部458を備えている。鍵情報生成部458は、たとえば受付番号生成のためのボタンのクリックという所定の操作に応じて、鍵情報を生成する。そして、外部端末側送受信部154が鍵情報をサーバ220に送信する。通知部452は、たとえば表示画面(表示部)であり、受信した鍵情報をオペレータOPに通知する。
このように構成されるテレビジョン受像機の操作システム400の動作を説明する。図14は、テレビジョン受像機の操作システム400の動作の一例を示すシーケンスチャートである。まず、外部端末350は、オペレータOPによる受付番号生成の操作を受け付ける(ステップV1)。この操作がなされたことにより、外部端末350は受付番号(鍵情報)を生成する(ステップV2)。そして、外部端末350は受付番号および外部端末350の外部端末識別情報をサーバ220に送信する(ステップV3)。
サーバ220は、受付番号の受信により、テーブルとして受付番号と外部端末識別情報とを対応付けて記憶する(ステップV4)。一方、外部端末350は、生成した受付番号を452(通知部)に表示してオペレータOPに通知する(ステップV5)。それ以外にもステップV6〜V13の動作は、実施形態3の場合のステップR8〜R15と同様である。このようにして、オペレータOPは、テレビジョン受像機を遠隔操作できる。
なお、以上の実施形態では、外部端末によるテレビジョン受像機の操作を可能にしているが、上記の操作に代えて外部端末により設定用ファイルを送信して、テレビジョン受像機で一括設定を実行させることとしてもよい。
また、上記の実施形態では、伝達手段Tとして主に電話機を用いているが、テレビ電話機を用いて受付番号の表示をそのまま伝達することも可能である。この場合には、ユーザUの見間違いやオペレータOPの聞き間違い等の可能性を電話に比べて低減させることができる。また、カメラで撮った写真データを電子メール等で送ってもよい。その場合にも同様の効果が得られる。その他にメール本文にユーザが受付番号を記載して送信することとしてもよい。また、スピーカから発せられる音声信号をそのまま電話機でオペレータOPに伝えることとしてもよい。このようにして、言い間違いや聞き間違いのおそれを低くすることができる。また、プッシュトーン等の音声信号を電話機で伝達し、外部端末150に直接音を入力してもよい。

Claims (7)

  1. テレビジョン受像機と、サーバと、外部端末の装置群から構成され、外部端末からの地域特有のチャンネル設定を可能にするテレビジョン受像機の操作システムであって、
    テレビジョン受像機、外部端末から前記テレビジョン受像機を特定するために前記テレビジョン受像機を利用するユーザによる所定の操作に応じて生成された鍵情報を前記ユーザに通知する表示画面を備え、
    サーバ、前記鍵情報と前記テレビジョン受像機を特定する受像機識別情報とを対応付けて記憶する記憶部を備え、
    前記外部端末は、前記外部端末の操作者が前記テレビジョン受像機を利用するユーザにより通知された鍵情報を入力する外部端末側操作部を備え、
    前記サーバは、前記鍵情報を、前記外部端末から受信した場合には、前記記憶部を参照し、前記受信した鍵情報に一致する鍵情報から特定されるテレビジョン受像機に対して、前記外部端末からアクセスおよび操作を可能にし、
    前記テレビジョン受像機は、前記外部端末から地域特有のチャンネル設定の操作がなされているときには、前記チャンネル設定の操作に基づき制御されている現在の状態を前記表示画面に表示することを特徴とするテレビジョン受像機の操作システム。
  2. 前記テレビジョン受像機は、
    前記テレビジョン受像機を利用するユーザによる所定の操作に応じて、前記鍵情報をサーバに要求するためのリクエスト情報を生成するリクエスト生成部と、
    前記リクエスト情報および前記受像機識別情報を前記サーバに送信し、前記サーバが生成した鍵情報を受信する受像機側送受信部と、を更に備え、
    前記サーバは、
    前記リクエスト情報および前記受像機識別情報を前記テレビジョン受像機から受信し、前記リクエスト情報を送信したテレビジョン受像機に、前記サーバが生成した鍵情報を送信するサーバ用送受信部と、
    前記リクエスト情報に応じて、鍵情報を生成する鍵情報生成部と、
    前記外部端末から鍵情報を受信したとき、前記受信した鍵情報と前記生成された鍵情報とを照合する照合部と、を更に備えることを特徴とする請求項1記載のテレビジョン受像機の操作システム。
  3. 前記テレビジョン受像機は、
    前記テレビジョン受像機を利用するユーザによる所定の操作に応じて、鍵情報を生成する鍵情報生成部と、
    前記鍵情報および前記受像機識別情報をサーバに送信する受像機側送受信部と、を更に備え、
    前記サーバは、
    前記テレビジョン受像機から前記鍵情報および前記受像機識別情報を受信するサーバ用送受信部と、
    前記外部端末から受信した鍵情報と前記記憶部に記憶されている鍵情報とを照合する照合部と、を更に備えることを特徴とする請求項1記載のテレビジョン受像機の操作システム。
  4. 前記外部端末は、
    前記操作者により入力された鍵情報を前記サーバに送信し、前記サーバから前記受像機識別情報を受信する外部端末側送受信部を備え、
    前記受像機識別情報に基づいて前記テレビジョン受像機にアクセスし、前記外部端末からの前記テレビジョン受像機の操作を可能にすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のテレビジョン受像機の操作システム。
  5. 前記テレビジョン受像機の表示画面は、画像信号もしくはバーコードの表示により、前記テレビジョン受像機を利用するユーザに鍵情報を通知することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のテレビジョン受像機の操作システム。
  6. 前記サーバまたは前記テレビジョン受像機の鍵情報生成部は、画像信号もしくはバーコードまたは音として出力される鍵情報を生成することを特徴とする請求項2または請求項3記載のテレビジョン受像機の操作システム。
  7. 前記テレビジョン受像機は、更に、ユーザからの操作を受け付けるテレビジョン受像機側操作部を備え、
    前記テレビジョン受像機側操作部は、前記テレビジョン受像機に付属するリモートコントローラまたは前記テレビジョン受像機に設けられている操作パネルであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のテレビジョン受像機の操作システム。
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