JP4900040B2 - 撮影条件選択システム - Google Patents
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Description
これらの監視カメラを用いたシステムとしては、所定の場所を監視カメラにより随時に撮影して、映像情報をビデオとして記憶させておき、犯罪や事故などが発生した場合に、それらの記録しておいた映像情報をディスプレイに映し出して犯行の確認を行なったり、また、予め不審者侵入検出器などを備えておき、不審者が侵入した際に監視カメラを作動させて、不審者を撮影するシステムなどが公知となっている。(例えば、特許文献1乃至5、参照)
ところが、電子機器により重要情報を管理することは、事務処理の効率が上がるという反面、これらの電子機器の使用者が簡単に重要情報や大量のデータを盗み出すこともできるという危険性がある。
しかしながら、通常、監視カメラによる撮影は、予め設定した条件で撮影しているので、電子機器の使用者が訪問者であっても、メンテナンスなどで訪れた部外者であっても、社員などと同じ条件で撮影している。
電子機器の使用者が部外者である場合には、監視レベルを強化する必要があるものの撮影条件を自動的に変更させてより効果的な監視が図れないという問題がある。
以下、本発明の第1の実施形態に係る撮影条件選択システムについて、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮影条件選択システムの構成の概要を説明する図、図2及び図3は、本発明の第1の実施形態に係る撮影条件選択システムのシステムブロック図、図4は、本発明の第1の実施形態に係る撮影条件選択システムにおいて、撮影条件として撮影する電子機器を特定した場合を説明する図、図5は、本発明の第1の実施形態に係る撮影条件選択システムにおいて、撮影条件として1台の電子機器を複数の撮影装置で撮影する場合を説明する図、図6は、本発明の第1の実施形態に係る撮影条件選択システムにおいて、1台の撮影装置で電子機器に対する撮影領域を変更する例であり、(a)は、複写機の全体を撮影する場合を示す図、(b)は、複写機のカバーを開けた際に撮影される領域を説明する図、図7は、本発明の第1の実施形態に係る撮影条件選択システムにおいて、電子機器である複写機のカバーを開けた際に、2台の撮影装置で撮影される領域を説明する図、図8は、本発明の実施形態に係る撮影条件選択システムの処理手順を示すフローチャート図である。
更に、各電子機器2には、ICカードリーダからなる読取装置5が備えられている。この読取装置5は、使用者6が所持する記憶媒体であるICカード4に記憶された情報を非接触方式により読み取ることができる機能を有している。
更に、部屋1に入室しようとしている者を撮影するための入室者用監視カメラ12が備えられ、誰が入室したのかを撮影できるようにしてある。
そして、パソコン、コピー機、プリンタなどの電子機器2と、撮影装置3と、施錠管理装置10と、入室者用カードリーダ11と、入室者用監視カメラ12とは通信線8によりサーバ9と接続されている。
この撮影条件情報とは、撮影装置3が撮影を行う際にどのような条件で撮影を行うかを特定することができる情報であり、この撮影条件情報には、少なくとも、焦点の位置を定めるフォーカス情報と、撮影するときの倍率を定める撮影倍率情報が含まれ、予め撮影装置3の撮影機能の種類に対応させて撮影条件情報が設定されている。
撮影条件情報により選択可能な撮影条件の具体例を、図4から図6に基づいて説明する。 図4に示す場合の撮影条件は、撮影装置3の撮影領域に関して、撮影装置3が通常の状態では4台の電子機器を撮影可能な領域として設定されているとすると、ICカード4の記憶手段に記憶されている撮影条件情報を読取装置5が読み取ることで、撮影装置3が、その読取装置5が備えられている電子機器2だけをフォーカスして、その1台の電子機器2をズームアップして撮影するように切り替わる。
これにより、例えば、部外者が電子機器を使用した場合には、詳しい映像情報を入手して映像情報データベースに記憶させることができる。
つまり、1台の電子機器2に対して複数の撮影装置3で別の角度から撮影することで、不正行為が行われた際にもそれらの行為を多角的に撮影して映像として残しておくことができる。
まず、電子機器2に備えられた読取装置5には、送受信手段13、記憶手段14、制御手段15、インターフェース(I/F)16などが備えられている。
送受信手段13は、ICカード4から情報を非接触方式により受信する。記憶手段14には、制御用プログラムとが搭載されており、送受信手段13で受信した情報を、通信線17を介して電子機器2へ送信するようにプログラムされている。
認証手段18は、読取装置5から受信した社員番号などの固有情報から、その使用者がその電子機器2を使用することができると認められた者であるか否かの判定を行なう機能を有し、その判定は、記憶手段19に記憶された照合用の情報との照合処理により、照合一致した場合にその使用者に対して認証があるとの判定結果が下される。
電子機器2は、認証手段18での認証が認められるまでは、使用できないようにロック状態となっているが、認証処理で認められた場合には、ロック状態を解除させて電子機器2の使用を可能な状態とする。
そして、ICカード4は、記憶手段23に撮影装置3の撮影条件情報と、社員情報などの固有情報が記憶されており、撮影条件情報は撮影装置の撮影条件を特定可能な情報であり、また固有情報は、その利用者の本人認証を行う際に用いられる情報である。
図2に示す実施例では、固有情報を社員番号として用いた場合が示されている。
撮影手段26は、通常の状態では予め定められた領域を撮影して、その映像情報を取り込んで記憶手段28に記憶させている。
記憶手段28には、制御用プログラムが搭載されている。
映像情報送信手段27は、撮影手段26で撮影された映像情報を、通信回線8を介してサーバ9へ送信する機能を有している。
社員情報データベース38には、予め社員情報として、例えば、社員毎に設定された社員番号と、この社員番号に関係付けられて、氏名、役職、所属部署、電話番号、入社日、などの情報が登録されている。
また、登録手段33は、通信線8を介して、電子機器2から受信した固有情報である社員番号と、撮影装置3から受信した映像情報、時刻情報、撮影装置の管理番号とを関係付けて映像情報データベース37に登録する機能を有している。
更に、登録手段41は、電子機器2から受信した固有情報である社員番号に基づいて、社員情報データベース38に登録されている社員情報の中から予め設定された情報を選択して、映像情報データベース37に社員番号と関係付けて登録する機能を有している。
つまり、読取装置5で社員番号を読み取ったのと同じ時刻に撮影された映像には、その社員番号で特定される社員が映っており、社員番号から簡単に映像情報の検索ができるようにすることもできる。
入室用カードリーダ11には、送受信手段40、記憶手段41、制御手段42、インターフェース(I/F)43などが備えられている。
送受信手段40は、ICカード4の送受信手段24から社員番号や撮影条件情報を非接触方式により受信する。
施錠開閉手段44は、サーバ9からドアの施錠のロックを解除させるための指示信号を、通信線8を介して受信した場合に、ドアロックの解除を行い、入室可能な状態にする。
これにより、社員以外の第三者などのICカード4を所持していない者の入室を防止できるようにしてある。
まず、部屋1内に備えられているパソコン、コピー機、プリンタなどの電子機器2の使用者は、部屋1の入口から入る際に入室用カードリーダ11に対して、所持しているICカード4を近づけて、入室用カードリーダ11でICカード4に記憶されている社員番号などの固有情報を読み取らせる。(ステップS1)
入室用カードリーダ11は、読み取った固有情報を、通信線8を介してサーバ9へ送信する。(ステップS2)
この認証処理では、社員情報データベース38に登録されている社員情報から入室を認められているか否かの判定が行なわれ、入室の認証が認められている場合に、サーバ9から施錠管理装置10に対して、通信線8を介してロック解除を指示する信号が送信される。(ステップS4)
これにより施錠管理装置10のロックが解除されて、開閉ドアからの入室が可能となる。(ステップS5)
また、入室しようとする者が部外者である場合、受付などで入室が許可された場合には、その部外者に部外者用のICカード4が渡される。
この部外者用のICカード4に予め認証処理で認証が認められる固有情報が記憶されており、認証手段35での認証が認められ、サーバ9から施錠管理装置10に対して、通信線8を介してロック解除を指示する信号が送信されることで入室できるようにしてある。 また、部外者用のICカード4を用いて、電子機器2の使用認証が受けられるようにしてある。
そして、読取装置5で読み取った固有情報及び撮影条件情報は、電子機器2に送信される。(ステップS7)
次に、電子機器2内で、固有情報の認証処理を受ける。(ステップS8)
そして、電子機器2内での認証処理で、その固有番号の認証が認められた場合には、電子機器2の使用が可能な状態に制御される。(ステップS9)
ここで、撮影条件情報が送信される撮影装置3は、予め電子機器2毎に設定されており、それらの撮影装置3に対して撮影条件情報が送信される。
そして、撮影条件情報を受信した撮影装置3は、撮影条件情報により指定された撮影条件に切り替えて撮影を行う。(ステップS11)
更に、撮影装置3からサーバ9に対して、撮影した映像情報の送信を行なう。(ステップS12)
サーバ9は、撮影装置3から受信した映像情報を映像情報データベース37に記憶させる。(ステップS13)
また、部外者に限らずICカード4毎に、そのICカード4を所持させる者の属性などに応じて、様々な撮影条件情報を記憶させておくことができる。
第2の実施形態に係わる撮影条件選択システムは、電子機器2の使用者6が入室する部屋1ごとに撮影条件情報を変更するシステムである。上述した第1の実施形態に係わる撮影条件選択システムにおいては、記憶媒体であるICカード4に記憶された撮影条件情報は固定であった。しかし、同じ使用者6であっても入室する部屋1によっては部外者になるため、使用者6が入室する部屋1ごとに撮影条件情報を変更できることが望ましい。
第3の実施形態に係わる撮影条件選択システムは、電子機器2がサーバ9を介して撮影装置に対し撮影条件情報が送信する実施形態である。
2 電子機器
3 撮影装置
4 ICカード
5 読取装置
6 電子機器の使用者
7 開閉ドア
8,17 通信線
9,9a,9b サーバ
10 施錠管理装置
11 入室者用カードリーダ
12 入室者用監視カメラ
13,24,40 送受信手段
14,19,23,28,34,41 記憶手段
15,22,31,39,42,45 制御手段
16,21,29,32,43,46 インターフェース(I/F)
18 認証手段
26 撮影手段
27 映像情報送信手段
30 撮影条件選択手段
33 登録手段
36 ドア施錠制御手段
37 映像情報データベース
38 社員情報データベース
44 施錠開閉手段
130 撮影条件抽出手段
131 撮影条件データベース
Claims (3)
- 入室が管理された部屋に備えられた電子機器と、前記電子機器の使用者が所持する記憶媒体と、前記電子機器を撮影する撮影装置と、複数の前記電子機器及び複数の前記撮影装置と通信可能に接続されたサーバとから少なくとも構成される撮影条件選択システムであって、
前記記憶媒体は、前記記憶媒体を所持する使用者の属性に応じた前記撮影装置の撮影条件情報を記憶し、
前記電子機器は、前記電子機器の使用者が所持する前記記憶媒体に記憶された撮影条件情報を読み取る読取装置と、前記読取装置で読み取った撮影条件情報を予め設定された前記撮影装置に送信する手段を備え、
前記撮影装置は、前記電子機器から受信した撮影条件情報に基づいて撮影条件を選択する選択手段と、前記選択手段で選択された撮影条件で撮影された映像情報を前記サーバに送信する手段を備え、
前記サーバは、前記撮影装置から受信した映像情報を記憶させる映像情報データベースを備えることを特徴とする撮影条件選択システム。 - 前記撮影条件情報が、撮影倍率情報、撮影領域情報、フォーカス撮影情報のいずれかを特定する情報であることを特徴とする請求項1記載の撮影条件選択システム。
- 電子機器を撮影する撮影装置と通信可能に接続されたサーバであって、前記電子機器の使用者の属性に応じた前記撮影装置の撮影条件情報が記憶された記憶媒体から前記電子機器が読み取った前記撮影条件情報に基づいて選択された撮影条件で、前記撮影装置が前記電子機器を撮影した映像情報を受信する手段と、受信した前記映像情報を記憶させる映像情報データベースを備えたことを特徴とするサーバ。
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