JP4899900B2 - 作動特性測定装置 - Google Patents
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Description
前記回転軸方向の荷重を前記出力部に付与可能であり、且つその荷重の大きさを調節可能な荷重付与手段と、を備え、前記回転トルク付与手段と前記入力部とを連結する連結機構が前記装着部を始点として前記入力部の回転軸から離間する方向に延設されてなり、前記荷重付与手段は、前記出力部の変位に伴って同荷重付与手段から前記出力部に荷重が付与される状態と同荷重が付与されない状態とが切り替わる切り替え機構を備えてなることをその要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の作動特性測定装置において、前記回転トルク付与手段は前記連結機構より前記回転軸方向における一方側に配設されてなり、前記荷重付与手段は前記装着部より前記一方側に配設されてなることをその要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の作動特性測定装置において、前記荷重付与手段は、前記出力部に連結されて同出力部ともども変位する可動部材と、該可動部材を前記回転軸方向に付勢するばねとを更に備えてなり、前記切り替え機構は、装置本体に固定された固定部材と、前記可動部材の一部をなして前記回転軸方向において前記固定部材に対向する対向部とを備えてなるものであり、前記可動部材の変位に伴って前記固定部材から前記対向部が離間した状態と前記固定部材に前記対向部が当接した状態とが切り替わるものであることをその要旨とする。
図1に、本実施の形態にかかる作動特性測定装置によって作動特性が測定される直動機構の部分断面構造を示す。
サンシャフト10の外周面には、互いに離間した平歯車11及び平歯車12が設けられている。平歯車12に対し、平歯車11はサンシャフト10の前記一端側に一体形成されている。また、平歯車12はサンシャフト10に圧入されている。さらに、サンシャフト10の外周面にあって平歯車11及び平歯車12の間には、同サンシャフト10の軸方向に伸びる雄ねじ13が形成されている。この雄ねじ13は、例えば多条の右ねじとされている。また、サンシャフト10の一端には、その軸心と直行する方向に延びる貫通孔10aが形成されている。
図2に上記作動特性測定装置の平面構造を示し、図3に図2のA−A線に沿った断面構造を示す。
なお、図4はばね機構80からサンシャフト10に荷重が付与されない状態における断面構造を示しており、図5は同荷重が付与される状態における断面構造を示している。
切り替え機構90は基台61に固定された固定部材91を備えており、この固定部材91には貫通孔92が形成されている。上記ばね機構80の可動部材82は、同貫通孔92に挿通されるとともに一端がボールスプライン機構72側に突出するように配設されている。また、上記可動部材82の突出側の端部には、前記回転軸方向において上記固定部62に対向しつつ同可動部材82と共に変位する対向部93が設けられている。さらに、この対向部93は荷重センサ73を介してボールスプライン機構72の移動軸72aの一端に連結されている。
すなわち先ず、電動機65が駆動されて、直動機構1のナット20が強制回転される。これにより、その後においてばね機構80の可動部材82が前記回転軸方向におけるB側に移動して同ばね機構80の圧縮ばね83が徐々に圧縮され、これに伴って直動機構1のサンシャフト10にかかる荷重(詳しくは、サンシャフト10をばね機構80側に引っ張る方向に作用する荷重)が徐々に大きくなる。そして、荷重センサ73によって検出される上記荷重が予め定められた所定値になったときに、トルクセンサ67を通じて、電動機65から直動機構1のナット20に付与されている回転トルクが検出される。
このように、ロストルク分を予め求めておくようにしたのは以下の理由による。
すなわち先ず、作動特性が分かっている直動機構(荷重センサ73によって検出される荷重が予め定められた所定値になったときにおける必要トルク分が予め分かっている直動機構)が作動特性測定装置に取り付けられる。次に、荷重センサ73によって検出される荷重が予め定められた所定値になったときに、トルクセンサ67を通じて、電動機65から直動機構1のナット20に付与されている回転トルクが検出される。その検出した回転トルクから上記必要トルク分を減算した値が上記ロストルク分として求められる。
先ず、直動機構1のサンシャフト10が前記回転軸方向におけるC側に変位するように電動機65が駆動される。これにより、切り替え機構90の対向部93が固定部材91に当接した状態になる。この状態で、ボールスプライン機構72の移動軸72aに形成された貫通孔とサンシャフト10に形成された貫通孔10aとに挿入されている前記ピン75が引き抜かれる。これによりサンシャフト10とボールスプライン機構72の移動軸72aとの連結が解除される。その後、装着部60から直動機構1が引き抜かれる。
先ず、装着部60に直動機構1が挿入される。このとき同時に、直動機構1のサンシャフト10の端部がボールスプライン機構72の移動軸72aの連結部74内に挿入される。この状態で、ボールスプライン機構72の移動軸72aに形成された貫通孔とサンシャフト10に形成された貫通孔10aとに前記ピン75が挿入される。これによりサンシャフト10とボールスプライン機構72の移動軸72aとが連結される。
上記作動特性測定装置にあっては、装着部60の回転部63と電動機65とを連結するギア機構68が、同回転部63を始点に、直動機構1のナット20の回転軸から離間する方向に延設されている。これにより、直動機構1に隣接して配設されるボールスプライン機構72およびギア機構68のうちの同ギア機構68が、直動機構1のサンシャフト10の回転軸方向における上記装着部60の両端の一方を介することなく設けられている。また、電動機65が上記ギア機構68より前記回転軸方向におけるC側に配設されており、ボールスプライン機構72が上記装着部60より回転軸方向におけるC側に配設されている。
(1)装着部60の回転部63と電動機65とを連結するギア機構68を、同回転部63を始点に、直動機構1のナット20の回転軸から離間する方向に延設するようにした。さらに、電動機65を上記ギア機構68より前記回転軸方向におけるC側に配設するとともに、ボールスプライン機構72を上記装着部60より上記回転軸方向におけるC側に配設するようにした。そのため、電動機65やギア機構68、ボールスプライン機構72、並びにばね機構80等の構造物が配置されない部分を介して、それら構造物を取り外すことなく、作動特性測定装置への直動機構1の取り付けと作動特性測定装置からの直動機構1の取り外しとを行うことができ、直動機構1の交換作業を速やかに行うことができる。
・電動機65から直動機構1のナット20に付与される回転トルクを検出する方法は、トルクセンサ67を用いて検出する方法に限らず、例えば電動機65に供給される電力に基づいて推定する方法など、他の方法を用いることができる。
・直動機構1のナット20(正確には、装着部60の回転部63)に回転トルクを付与することができるのであれば、電動機65に代えて、例えば空気圧や油圧を用いた回転式のモータなど、他の構成を設けるようにしてもよい。
・ボールスプライン機構72が装着部60より前記回転軸方向におけるC側に配設された作動特性測定装置にあって、電動機65をギア機構68より前記回転軸方向におけるB側に配設するようにしてもよい。
・本実施の形態の作動特性測定装置は、サンシャフト10の平歯車11,12や、リングギア21,22、プラネタリシャフト30の平歯車31,32を有していない直動機構の作動特性を測定するものとして用いることができる。また、シャフトと同シャフトに螺合されたナットとにより構成される直動機構等、上記プラネタリシャフトを有していないタイプの直動機構の作動特性を測定するものとして、本実施の形態にかかる作動特性測定装置を用いることも可能である。
Claims (6)
- 入力部と同入力部に螺合された出力部とを有し、前記入力部に入力される回転トルクを同入力部の回転軸方向の駆動力に変換するとともに該駆動力により前記出力部を前記回転軸方向に変位させる直動機構の作動特性を測定する作動特性測定装置であって、
前記直動機構が装着される装着部と、
前記入力部に回転トルクを付与する回転トルク付与手段と、
前記回転トルクを検出する回転トルク検出手段と、
前記回転軸方向の荷重を前記出力部に付与可能であり、且つその荷重の大きさを調節可能な荷重付与手段と、を備え、
前記荷重付与手段は、前記出力部の変位に伴って同荷重付与手段から前記出力部に荷重が付与される状態と同荷重が付与されない状態とが切り替わる切り替え機構を備えてなる
ことを特徴とする作動特性測定装置。 - 入力部と同入力部に螺合された出力部とを有し、前記入力部に入力される回転トルクを同入力部の回転軸方向の駆動力に変換するとともに該駆動力により前記出力部を前記回転軸方向に変位させる直動機構の作動特性を測定する作動特性測定装置であって、
前記直動機構が装着される装着部と、
前記入力部に回転トルクを付与する回転トルク付与手段と、
前記回転トルクを検出する回転トルク検出手段と、
前記回転軸方向の荷重を前記出力部に付与可能であり、且つその荷重の大きさを調節可能な荷重付与手段と、を備え、
前記回転トルク付与手段と前記入力部とを連結する連結機構が前記装着部を始点として前記入力部の回転軸から離間する方向に延設されてなり、
前記荷重付与手段は、前記出力部の変位に伴って同荷重付与手段から前記出力部に荷重が付与される状態と同荷重が付与されない状態とが切り替わる切り替え機構を備えてなる
ことを特徴とする作動特性測定装置。 - 請求項2に記載の作動特性測定装置において、
前記回転トルク付与手段は前記連結機構より前記回転軸方向における一方側に配設されてなり、前記荷重付与手段は前記装着部より前記一方側に配設されてなる
ことを特徴とする作動特性測定装置。 - 請求項1または2に記載の作動特性測定装置において、
前記荷重付与手段は、前記出力部に連結されて同出力部ともども変位する可動部材と、該可動部材を前記回転軸方向に付勢するばねとを更に備えてなり、
前記切り替え機構は、装置本体に固定された固定部材と、前記可動部材の一部をなして前記回転軸方向において前記固定部材に対向する対向部とを備えてなるものであり、前記可動部材の変位に伴って前記固定部材から前記対向部が離間した状態と前記固定部材に前記対向部が当接した状態とが切り替わるものである
ことを特徴とする作動特性測定装置。 - 前記出力部の変位に要する負荷と予め定められた所定値とが一致するように前記直動機構を作動させるのに必要な回転トルクであって前記入力部に付与される回転トルクを測定するものであり、
前記作動特性を測定するのに先立って、前記一致する状況において前記回転トルク検出手段により検出される回転トルクのうち、前記直動機構以外の部分を作動させるために必要なロストルク分が予め求められてなり、
前記作動特性を測定する際には、前記一致する状況において前記回転トルク検出手段によって回転トルクを検出するとともに該検出した回転トルクから前記ロストルク分を減じた値を求め、同値を前記作動させるのに必要な回転トルクとする
請求項1〜4のいずれか一項に記載の作動特性測定装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の作動特性測定装置において、
前記直動機構は、外周面にねじを有するサンシャフトと、内周面にねじを有するナットと、前記各ねじに螺合するねじを有して前記サンシャフトの外周面と前記ナットの内周面との間に介在されるプラネタリシャフトと、前記ナットの中心線を軸心として同ナットとともに一体回転しつつ前記サンシャフトを支持する軸受とを備えて前記ナットの回転運動を前記サンシャフトの直線運動に変換するものである
ことを特徴とする作動特性測定装置。
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