JP4899655B2 - 熱交換器 - Google Patents

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超臨界冷媒を利用した冷凍サイクルにおいて機能する熱交換器に関する。
従来、CO2冷媒などの超臨界冷媒を用いた冷凍サイクルにおいて機能する熱交換器には、特許文献1のようなクロスフィン式の熱交換器がある。クロスフィン式の熱交換器は、冷媒の流通する1本の伝熱管をターンさせて複数の伝熱フィンと接触する部分を増やすことで、熱交換可能な面積を増加させ、熱交換の高効率化を図っている。特許文献1の技術では、伝熱管の外面に密着する伝熱フィンのピッチが空気と冷媒との温度差が最も小さくなった部分において密になっており、熱交換効率が高い。
特開2004−77021号公報
しかし、CO2冷媒などの超臨界冷媒を利用する熱交換器(ガスクーラ)では、熱交換器全体において、冷媒は、超臨界領域において作動するために凝縮せずに顕熱変化を伴って作動する。したがって、熱交換器として機能する場合は、冷媒温度が大きく変化し、伝熱管の入口側と出口側とでは大きな温度差が生じる。特許文献1の技術では、伝熱管の入口側と伝熱管の出口側とを伝熱フィンにより接続しているために、伝熱管の入口側と伝熱管の出口側とで熱交換を行うこととなり、熱損失が生じる原因となっている。
本発明の課題は、熱交換器の入口側の冷媒と熱交換器の出口側の冷媒とが互いに熱交換することを抑え、熱交換器の熱交換効率の向上を図ることにある。
第1発明に係る熱交換器は、互いに異なる冷媒経路である第1冷媒経路と第2冷媒経路を流れる超臨界冷媒を冷却するクロスフィン式の熱交換器であって、複数の伝熱フィンと、伝熱管とを備える。複数の伝熱フィンは、所定の間隔をあけて配列される板状部材からなる。伝熱管は、複数の伝熱フィンを略垂直に貫通し、少なくとも一回以上ターンして超臨界冷媒が流通する冷媒経路を構成する。伝熱管は、第1冷媒経路の入口に近い第1入口伝熱管部分と、第1冷媒経路の出口に近い第1出口伝熱管部分とを有し、複数の伝熱フィンは、第1入口伝熱管部分と第1出口伝熱管部分との伝熱フィンを介する熱交換を妨げるように形成されている。伝熱管は、第2冷媒経路の入口に近い第2入口伝熱管部分と、第2冷媒経路の出口に近い第2出口伝熱管部分とを有し、複数の伝熱フィンは、第2入口伝熱管部分と第2出口伝熱管部分との伝熱フィンを介する熱交換を妨げるように形成されている。複数の伝熱フィンは、第1出口伝熱管部分と第2入口伝熱管部分との伝熱フィンを介する熱交換を妨げるように形成されている。
超臨界冷媒を用いた冷凍サイクルにおいて機能する熱交換器(ガスクーラ)では、冷媒温度が、熱交換器の入口側と出口側とでは大きく変化するため、伝熱フィンにおける熱伝導損失が従来よりも大きくなり性能低下の恐れがある。
本発明では、熱交換器の入口側に近い伝熱管と出口側に近い伝熱管との伝熱フィンを介する熱交換を抑えるように伝熱フィンを形成している。これにより、伝熱フィンにおける熱伝導損失を低減することができ、熱交換器の性能低下を抑えることができる。
また、この熱交換器は、冷媒経路が複数ある場合に、異なる冷媒経路であっても第1入口伝熱管部分と第1出口伝熱管部分との熱交換を妨げるように伝熱フィンを形成している。このように、温度差が大きくなる伝熱管同士が熱交換を行わないように伝熱フィンを形成するため、伝熱フィンによる熱伝導損失を低減することができ、熱交換器の性能低下を抑えることができる。
第2発明に係る熱交換器は、第1発明に係る熱交換器であって、複数の伝熱フィンは、第1入口伝熱管部分と第1出口伝熱管部分との間、第2入口伝熱管部分と第2出口伝熱管部分との間、および、第1出口伝熱管部分と第2入口伝熱管部分との間に、それぞれ少なくとも一箇所以上のスリットを有する。
この熱交換器は、第1入口伝熱管部分と第1出口伝熱管部分との間にスリットを設けることにより、第1入口伝熱管部分と第1出口伝熱管部分との伝熱フィンを介する熱交換を妨げている。
このように、第1入口伝熱管部分と第1出口伝熱管部分とを伝熱フィンにより接続しないため、伝熱フィンにおける熱伝導損失を低減することができる。このため、熱交換器の性能低下を抑えることができる。
第3発明に係る熱交換器は、第1発明または第2発明に係る熱交換器であって、第1入口伝熱管部分と第1出口伝熱管部分とは、互いに隣り合うそれぞれ1本の直管部分である。第2入口伝熱管部分と第2出口伝熱管部分とは、互いに隣り合うそれぞれ1本の直管部分である。
この熱交換器では、入口に近い伝熱管の直管部1本と出口に近い伝熱管の直管部1本とが互いに隣り合っている。そして、伝熱フィンは、これらの伝熱管同士の伝熱フィンを介する熱交換を妨げるように形成されている。なお、ここにいう「第1入口伝熱管部分」とは、例えば、熱交換器における冷媒経路の入口管である。また、「第1出口伝熱管部分」とは、例えば、熱交換器における冷媒経路の出口管である。
このように、温度差が大きくなる伝熱管同士が熱交換を行わないように伝熱フィンを形成することにより、伝熱フィンにおける熱伝導損失を低減できる。このため、熱交換器の性能低下を抑えることができる。
第4発明に係る熱交換器は、第1発明から第3発明のいずれかに係る熱交換器であって、第1入口伝熱管部分と第1出口伝熱管部分との温度差が30℃以上である。第2入口伝熱管部分と第2出口伝熱管部分との温度差が30℃以上である。
この熱交換器は、温度差が30℃以上の伝熱管同士の熱交換を妨げるように伝熱フィンを形成している。このため、温度差が30℃以上の伝熱管同士の熱交換を妨げることができ、伝熱フィンによる熱伝導損失を低減することができる。したがって、熱交換器の性能低下を抑えることができる。
第1発明に係る熱交換器では、熱交換器の入口側に近い伝熱管と出口側に近い伝熱管との伝熱フィンを介する熱交換を抑えるように伝熱フィンを形成している。これにより、伝熱フィンにおける熱伝導損失を低減することができ、熱交換器の性能低下を抑えることができる。また、温度差が大きくなる伝熱管同士が熱交換できないように伝熱フィンを形成するため、伝熱フィンによる熱伝導損失を低減することができ、熱交換器の性能低下を抑えることができる。
第2発明に係る熱交換器では、第1入口伝熱管部分と第1出口伝熱管部分とを伝熱フィンにより接続しないため、伝熱フィンにおける熱伝導損失を低減することができる。このため、熱交換器の性能低下を抑えることができる。
第3発明に係る熱交換器では、温度差が大きくなる伝熱管同士が熱交換しないように伝熱フィンを形成することにより、伝熱フィンにおける熱伝導損失を低減できる。このため、熱交換器の性能低下を抑えることができる。
第4発明に係る熱交換器では、温度差が30℃以上の伝熱管同士の熱交換を妨げることができ、伝熱フィンによる熱伝導損失を低減することができる。したがって、熱交換器の性能低下を抑えることができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係るガスクーラ12の実施形態について説明する。
<超臨界冷凍サイクル>
図1に、冷媒に超臨界冷媒であるCO2冷媒を利用した冷凍回路1を示す。また、図2は、冷凍回路1を用いた超臨界条件下における冷凍サイクルをp−h線図(モリエル線図)により示している。冷凍回路1は、圧縮機11、ガスクーラ12、膨張弁13、および蒸発器14から構成されている。図2のA、B、C、およびDは、図1におけるそれぞれの点に対応した冷媒の状態を表している。
この冷凍回路1では、冷媒は、圧縮機11により圧縮されて高温高圧になる(A→B)。このとき、冷媒であるCO2は気体から超臨界状態となる。ここにいう「超臨界状態」とは、臨界点K以上の温度および圧力下における物質の状態であり、気体の拡散性と液体の溶解性とを併せ持っている状態のことである。超臨界状態とは、図2において、臨界温度等温線Tkの右側で、かつ、臨界圧力Pk以上の領域における冷媒の状態である。なお、冷媒(物質)が超臨界状態になると、気相と液相との区別が無くなる。なお、ここにいう「気相」とは、飽和蒸気線Svより右側で、かつ、臨界圧力Pk以下の領域における冷媒の状態である。また、「液相」とは、飽和液線Slより左側で、かつ、臨界温度等温線Tkよりも左側の領域における冷媒の状態である。そして、圧縮機11により圧縮されて高温高圧の超臨界状態となった冷媒は、ガスクーラ12により放熱されて高圧の冷媒となる(B→C)。このとき、冷媒は、超臨界状態にあるため、ガスクーラ12内部において顕熱変化(温度変化)を伴って作動している。そして、ガスクーラ12において放熱した冷媒は、膨張弁13が開放されることにより膨張して、圧力がP1からP2へと減圧される(C→D)。そして、膨張弁13により減圧された冷媒は、蒸発器14において熱を吸収し、蒸発して圧縮機11へ戻る(D→A)。
本発明に係る熱交換器は、図1におけるガスクーラ12であり、冷媒の状態を図2におけるB→Cのように変化させる。このガスクーラ12は、冷媒に例えばHFC系のフロン冷媒を用いた冷凍サイクルにおける凝縮器の役割を担っている。このガスクーラ12は、冷媒に超臨界条件下で作動するCO2を用いているため、凝縮器とは異なり、冷媒が顕熱変化を伴って作動し、冷媒が流入してくる冷媒入口部23と冷媒が流出する冷媒出口部24とでは大きな温度差が生じる。
<ガスクーラの構成>
次に、本発明に係るガスクーラ12の実施形態について説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る熱交換器の概略図である。
ガスクーラ12は、正面視が矩形平板状の外観形状であるクロスフィン式の熱交換器である。このガスクーラ12は、主に、伝熱管2と複数の伝熱フィン3とで形成されている。伝熱管2は、略平行に2列に配置された複数の直管部21(図3の破線および一点鎖線)と、複数の直管部21の端部を交互に連結している曲管部22とを有しており、1本の冷媒経路を形成している。この伝熱管2は、図3の正面視において、直管部21と曲管部22との組み合わせにより蛇行した形状のものが2列並んで形成されている。図3では、1列目(手前側)の直管部21である第1列伝熱管群G1を破線で表し、2列目(奥側)の直管部21である第2列伝熱管群G2を一点鎖線で表している。
図4にこのガスクーラ12の側面図を示す。ガスクーラ12は、正面視において、上部の手前側に冷媒入口部23を設け、上部の奥側に冷媒出口部24を設けている。冷媒は、冷媒入口部23からガスクーラ12に流入し(図3および図4に示す矢印R1参照)、第1列伝熱管群G1内に沿って蛇行しながら下部まで流通する。そして、最下部に到達した冷媒は、曲管部22の1つであるU字管27で折り返して第2列伝熱管群G2へ移行し(図4の矢印R2参照)、第2列伝熱管群G2内に沿って蛇行しながら上部方向へ流れ、冷媒出口部24から流出する(図3および図4の矢印R3参照)。
伝熱管2は、その直管部21が伝熱フィン3を板厚方向に貫通している。そして、伝熱フィン3は、伝熱管2の外面と密着している。また、伝熱フィン3は、伝熱管2の直管部21の長手方向に所定の間隔をあけて配置されている。すなわち、複数の伝熱フィン3は、伝熱管2の直管部21と略垂直に配置されており、伝熱管2の直管部21と密着している。伝熱フィン3は、伝熱管2が外部空気と触れる面積を大きくすることにより、伝熱管2内部に流入してくる高温高圧の超臨界冷媒とガスクーラ12を通り抜ける外部空気との熱交換を行っている。このように、伝熱フィン3は、高温高圧のCO2冷媒の熱を外部空気に放出し、CO2冷媒の冷却を行っている。
本実施例においては、冷媒入口部23から延びている入口直管部25と冷媒出口部24から延びている出口直管部26とが隣り合うように配置されている。そして、伝熱フィン3は、入口直管部25と出口直管部26との間にスリット31が設けられている。本発明のガスクーラ12では、冷媒に超臨界条件下で作動するCO2冷媒を利用しているために、ガスクーラ12全体において冷媒の温度が一定ではなく、入口直管部25と出口直管部26とでは30℃以上の大きな温度差が生じる。このスリット31を設けることで入口直管部25と出口直管部26との伝熱フィン3を介する熱交換を妨げている。
<特徴>
このガスクーラ12では、超臨界条件下で作動するCO2冷媒を用いている。このため、ガスクーラ12内の冷媒は、冷媒の入り口付近と出口付近とでは大きな温度差を生じている。
ガスクーラ12では、伝熱フィン3において、入口直管部25と出口直管部26との間にスリット31を設けている。このため、冷媒温度差が大きい入口直管部25と出口直管部26とが熱交換を行うことを妨げることができる。したがって、伝熱フィン3における熱伝導損失を低減することができる。このため、ガスクーラ12の性能低下を抑えることができる。
<変形例>
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)
上記実施例におけるガスクーラ12では、入口直管部25と出口直管部26との1組の直管部21の間のみにスリット31を設けているが、これに限らず、冷媒温度差が30℃以上ある複数組の直管部21の間全てにスリット31aを設けてもよい。
図5に、この場合のガスクーラ12aを示す。ガスクーラ12aは、入口直管部25から3本目の直管部までの第1伝熱管部分X1と出口直管部26から3本目の直管部までの第2伝熱管部分X2との冷媒温度差が30℃以上あり、4本目以降では冷媒温度差が30℃未満の熱交換器である。このため、スリット31aは、伝熱フィン3aにおいて第1伝熱管部分X1と第2伝熱管部分X2との間に設けられている。
このガスクーラ12aでは、冷媒の温度差が30℃以上の伝熱管同士を伝熱フィン3aにより直接接続しないため、より熱交換損失が起こることを防ぐことができる。
(2)
上記実施例におけるガスクーラ12では、伝熱管2は、入口直管部25が第1列伝熱管群G1に含まれ、出口直管部26が第2列伝熱管群G2に含まれる形状となっている。このため、ガスクーラ12の側面視において、伝熱フィン3に第1列伝熱管群G1(第2列伝熱管群G2)の列方向に対して略平行にスリット31を設けている。しかし、これに限らずに、伝熱管2aは、入口直管部25aと出口直管部26aとが両方とも第1列伝熱管群G1または第2列伝熱管群G2のいずれか1方に含まれる形状であってもよい。
図6に、この場合のガスクーラ12bを示す。伝熱フィン3bは、ガスクーラ12bの側面視において第1列伝熱管群G1(第2列伝熱管群G2)の列方向に対して垂直にスリット31bを設けるような形状となる。このガスクーラ12bでは、冷媒は、冷媒入口部23aからガスクーラ12bに流入し(図6に示す矢印R4参照)第2列伝熱管群G2内の入口直管部25aを流れる。そして、この冷媒は、入口直管部25aから第1列伝熱管群G1へ移行し、第1列伝熱管群G1内に沿って蛇行しながら下部まで流通する。そして、最下部に到達した冷媒は、U字管27aで折り返して第2列伝熱管群G2へ移行し(図6の矢印R5参照)、第2列伝熱管群G2内に沿って蛇行しながら上部方向へ流れ、冷媒出口部24aから流出する(図6の矢印R6参照)。
(3)
上記実施例におけるガスクーラ12では、冷媒経路が1系統であり、入口直管部25と出口直管部26との間にスリット31を設けているが、冷媒経路は1系統に限らず、2系統であっても良い。
この場合のガスクーラ12cを図7に示す。ガスクーラ12cでは、第1冷媒経路Y1が伝熱管2bにより形成され、第2冷媒経路Y2が伝熱管2cにより形成されている。スリット31cは、第1冷媒経路Y1における入口直管部25bと出口直管部26bとの間および第2冷媒経路Y2における入口直管部25cと出口直管部26cとの間だけでなく、出口直管部26bと入口直管部25cとの間にも設けられている。この場合に、第1冷媒経路Y1では、冷媒は、冷媒入口部23bから流入し(図7に示す矢印R7参照)、冷媒出口部24bから流出する(図7の矢印R8参照)。また、第2冷媒経路Y2では、冷媒は、冷媒入口部23cから流入し(図7に示す矢印R9参照)、冷媒出口部24cから流出する(図7の矢印R10参照)。
このガスクーラ12cは、冷媒経路が2系統ある場合に、異なる冷媒経路である第1冷媒経路Y1の出口直管部26bと第2冷媒経路Y2の入口直管部25cとの熱交換を妨げるように伝熱フィン3cを形成している。このように、温度差が大きくなる伝熱管同士が熱交換できないように伝熱フィン3cを形成するため、伝熱フィン3cによる熱伝導損失を低減することができ、ガスクーラ12cの性能低下を抑えることができる。
本発明に係る熱交換器は、伝熱フィンにおける熱伝導損失を低減することにより熱交換器の性能低下を抑えることができ、超臨界冷媒を利用した冷凍サイクルにおいて機能する熱交換器等として有用である。
本発明の一実施形態に係る超臨界冷媒を用いた冷凍回路図。 超臨界冷媒を利用した冷凍サイクルのp−h線図(モリエル線図)。 ガスクーラの正面図。 ガスクーラの側面図。 変形例(1)に係るガスクーラの側面図。 変形例(2)に係るガスクーラの側面図。 変形例(3)に係るガスクーラの側面図。
2〜2b 伝熱管
3〜3c 伝熱フィン
12〜12c ガスクーラ(熱交換器)
25〜25c,X1 入口直管部、第1伝熱管部分
26〜26c,X2 出口直管部、第2伝熱管部分
31〜31c スリット
Y1 第1冷媒経路
Y2 第2冷媒経路

Claims (4)

  1. 互いに異なる冷媒経路である第1冷媒経路と第2冷媒経路を流れる超臨界冷媒を冷却するクロスフィン式の熱交換器であって、
    所定の間隔をあけて配列される板状部材からなる複数の伝熱フィン(3c)と、
    前記複数の伝熱フィンを略垂直に貫通し、少なくとも一回以上ターンして前記超臨界冷媒が流通する冷媒経路を構成する伝熱管(2b,2c)と、
    を備え、
    前記伝熱管は、前記第1冷媒経路の入口に近い第1入口伝熱管部分(23b)と、前記第1冷媒経路の出口に近い第1出口伝熱管部分(24b)とを有し、
    前記複数の伝熱フィンは、前記第1入口伝熱管部分と前記1出口伝熱管部分との前記伝熱フィンを介する熱交換を妨げるように形成されており、
    前記伝熱管は、前記第2冷媒経路の入口に近い第2入口伝熱管部分(23c)と、前記第2冷媒経路の出口に近い第2出口伝熱管部分(24c)とを有し、
    前記複数の伝熱フィンは、前記第2入口伝熱管部分と前記第2出口伝熱管部分との前記伝熱フィンを介する熱交換を妨げるように形成されており、かつ、
    前記複数の伝熱フィンは、前記第1出口伝熱管部分(24b)と前記第2入口伝熱管部分(23c)との前記伝熱フィンを介する熱交換を妨げるように形成されている、
    熱交換器(12c)。
  2. 前記複数の伝熱フィンは、前記第1入口伝熱管部分と前記第1出口伝熱管部分との間、前記第2入口伝熱管部分と前記第2出口伝熱管部分との間、および、前記第1出口伝熱管部分(24b)と前記第2入口伝熱管部分(23c)との間に、それぞれ少なくとも一箇所以上のスリットを有する、
    請求項1に記載の熱交換器(12c)。
  3. 前記第1入口伝熱管部分(23b)と前記第1出口伝熱管部分(24b)とは、互いに隣り合うそれぞれ1本の直管部分であり、
    前記第2入口伝熱管部分(23c)と前記第2出口伝熱管部分(24c)とは、互いに隣り合うそれぞれ1本の直管部分である、
    請求項1または2に記載の熱交換器(12c)。
  4. 前記第1入口伝熱管部分(23b)と前記第1出口伝熱管部分(24b)との温度差が30℃以上になり、
    前記第2入口伝熱管部分(23c)と前記第2出口伝熱管部分(24c)との温度差が30℃以上になる、
    請求項1から3のいずれかに記載の熱交換器(12c)。
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