JP4899465B2 - ゴルフクラブ及びゴルフクラブシャフト - Google Patents
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Description
ゴルファは、自分に最適なフレックスのゴルフクラブを選定する際に、インパクト寸前のゴルフクラブのヘッドスピードだけを基準にして、ゴルフクラブシャフトの最適フレックスを決定していた。
また、各シャフトメーカーも、種々のゴルフクラブシャフトの選定基準を提案しているが、全てヘッドスピードを基準とするものであり、それ以外の指標を用いていなかった。
特許文献1には、個々のゴルファに最適なシャフトフレックスを決定付ける要因は、スイングスピード、トップ時のゴルフクラブシャフトの歪み量、スイング時間、加速度であるとの知見に基づいてゴルフクラブシャフトを選定するシャフト選定装置が提案されている。
また、シャフトフレックスを選定する指標であるキックポイントは、先調子や元調子というように、尺度のあいまいな表現が用いられており、ユーザにとっては極めて解りずらいものであった。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブを示す模式図である。
ゴルフクラブヘッド16は、特に限定されるものではなく、中空構造体からなる中空ゴルフクラブヘッド、いわゆるドライバー等のウッドと呼ばれる種類のヘッド、および一般的にアイアンと呼ばれる種類のヘッドが含まれる。
本発明に係るゴルフクラブシャフトは、各ゴルファに対して適合するゴルフクラブシャフトを選定するための指標を表示する表示部20を有するものである。これにより、各ゴルファは表示部に記載の指標に基づいてゴルフクラブシャフトを選定することで、自分に適合するゴルフクラブシャフトを容易に把握することができる。
ゴルフクラブシャフト12の表示部20は、比率Vh/Vg以外にもシャフトメーカを表す表示やゴルフクラブシャフトのシリーズを表す表示、ゴルフクラブシャフトを選定する指標など、種々の情報が記される。
表示部20は、例えば、ゴルフクラブシャフト12の表面に貼り付けられるラベルにより構成されるものである。
この表示部20は、シャフトメーカ、ゴルフクラブシャフトのシリーズ、およびゴルフクラブシャフトの商品名などが表示される第1の表示領域22と、シャフトスピードVgが表示される第2の表示領域24と、比率Vh/Vgの値が表示される第3の表示領域26とを有する。
ヘッドスピードは、従来から基準とされているゴルフクラブシャフトを選定するための指標であり、一般的に、ヘッドスピードの速いゴルファには、硬くて、しなりの少ないゴルフクラブシャフトが適しており、ヘッドスピードの遅いゴルファには、軟らかくて、ある程度しなるゴルフクラブシャフトが適している。
また、ヘッドスピードVhは、ゴルフクラブヘッドの端部の速度を示すものであるが、グリップ端部よりも700mm以上離間した位置における速度をヘッドスピードVhとして代用してもよい。この場合、グリップ端部からの位置の上限は、ゴルフクラブヘッドの端部である。
さらに、グリップスピードVgは、グリップ端部の速度を示すものであるが、グリップ端部より300mmの範囲内にある点における速度をグリップスピードVgとして代用してもよい。本発明においては、グリップ端部より200mmの範囲内にある点における速度をグリップスピードVgとして代用することが好ましい。
また、ゴルフクラブのヘッドスピードVhおよびグリップスピードVgは、ゴルフクラブが2点間を通過する時間により算出することができる、この場合、2点間の距離は、20〜200mmであることが好ましい。
なお、直接的に測定する以外にもヘッドスピードVhおよびグリップスピードVgは、ゴルフクラブのゴルフクラブシャフト上におけるグリップ位置とヘッド位置との間にある2つの測定位置の移動速度を測定し、各測定位置における移動速度に基づいて、それぞれ算出することもできる。
この場合、ゴルフクラブシャフト上の2つの測定位置の間隔をα、2つの測定位置のうちグリップ位置側にある一方の測定位置からグリップ位置までの距離をβ、グリップ位置とゴルフクラブヘッド位置との間隔をH、インパクト状態における一方の測定位置の移動速度をVa、他方の測定位置の移動速度をVbとする。このとき、インパクト直前におけるグリップスピードVgは下記式(1)を用いて算出される。また、インパクト直前におけるヘッドスピードVhは下記式(2)を用いて算出される。
Vg={(α+β)×Va−β×Vb}/α ・・・(1)
Vh={(α+β−H)×Va+(H−β)×Vb}/α ・・・(2)
ゴルファは、従来から行われているゴルフクラブのヘッドスピードVhに加えて、本願発明者が見出した新たな指標である比率Vh/Vgに基づいて、自分に適合するゴルフクラブシャフトを選定することができる。
そうすることにより、ゴルフクラブシャフトを提供する者は、ユーザからの詳細なニーズに対応して分類されたゴルフクラブシャフトを提供することができる。
本実施形態のゴルフクラブシャフトは、ゴルフクラブのヘッドスピードVgとともに比率Vh/Vgが表示されているため、ヘッドスピードに加えて比率Vh/Vgを基準として、ゴルフクラブ選定することで、ゴルフクラブシャフトの選定をより客観的に行うことができる。
例えば、下記表1に示すように、比率Vh/Vgの値が16付近であるものを「青色」に設定し、比率Vh/Vgの値が8付近であるものを「赤色」に設定し、比率Vh/Vgの値が12付近であるものを「白色」に設定する。
これらの色の設定に基づいて、比率Vh/Vgの値が16付近のゴルファに適したゴルフクラブシャフトの表示部20を青色で表示し、比率Vh/Vgの値が8付近のゴルファに適したゴルフクラブシャフトの表示部20を赤色で表示する。これらの中間である、比率Vh/Vgの値が12付近のゴルファに適したゴルフクラブシャフトの表示部20を白色で表示するなどしてもよい。
また、本発明においては、表示部20を色分けすることに限定されるものではなく、表示部20以外のゴルフクラブシャフト12の本体部を色分けしてもよい。
なお、比率Vh/Vgの値に応じて色を設定した場合には、比率Vh/Vgの値と、設定した色との関係を、表にまとめておき、この表を外部記録媒体の形態で表記することが好ましい。
表示画面40は、ダウンスイング中におけるゴルフクラブのヘッドスピードVgとグリップスピードVhの速度履歴を同時に表示するグラフ部42、ダウンスイング中のゴルフクラブの挙動を動的に表示する描画部44、インパクト直前におけるヘッドスピードVhとグリップスピードVgと比率Vh/Vgとを含むスイング特性値を表示する特性表示部46、ならびにグラフ部42および描画部44に表示させる動的なゴルフスイング中の区間をユーザに選択させたり、描画部44における描画の開始または終了を選択させたりする各種メニューボタン48が設けられている。
グラフ部42において、曲線43aが、ゴルフクラブヘッドにおける、トップからインパクトまでのヘッドスピードVhの速度履歴を示す曲線である。また、曲線43bが、ゴルフクラブのグリップ部の末端付近における、トップからインパクトまでのグリップスピードVgの速度履歴を示す曲線である。
より具体的には、トランスミッタの位置を基準位置として、互いの直交する座標軸をもつX,Y,Z座標上におけるレシーバの3次元位置(xm,ym,zm)と、オイラー角を用いて表されるX,Y,Z座標上におけるレシーバの向き(θy,θp,θr)とを計測し、時系列データを取得することにより、ゴルフクラブの所定位置における速度履歴は算出される。
このような3次元位置方向計測装置として、例えば、3SPACE FASTRAK (Polhemus社製)を挙げることができる。
この描画部44に表示された軌跡45は、ゴルフボールを打撃する場合における飛球線方向に対して側面から見たときの挙動、すなわち、スイング中のゴルファに対して側面を投影面に設定したときのゴルフクラブの挙動を示す。
このようなゴルフスイング中のゴルフクラブの挙動の描画は、投影面に3次元位置(xm,ym,zm)を投影し、オイラー角(θy,θp,θr)の時系列データから算出される時間経過に伴ったゴルフクラブシャフトの向きを用いることにより、作成することができる(詳しくは、特開2001−112903号公報参照。)。
ヘッドスピードVh及びグリップスピードVgは、インパクト直前の速度であり、動的な描画により表わされる軌跡45において、ゴルフクラブが最下点に位置するときの速度であり、グラフ部42において、スイング開始から最も時間が経過したときの速度である。なお、このヘッドスピードVh及びグリップスピードVgは、上記3次元位置方向計測装置を用いて計測することができる。
比率Vh/Vgは、インパクト直前におけるヘッドスピードVhとグリップスピードVgとの比率であり、ヘッドスピードVhをグリップスピードVgで除算して得られる値である。
これらの速度履歴は、各ゴルファによってそれぞれ固有な値を示すものである。つまり、ヘッドスピードVhが同一であるゴルファ同士であっても、グリップスピードVgが異なる値を示す場合がある。また、同一人のゴルファであっても、ゴルフクラブの重さや長さが異なるゴルフクラブをゴルフスイングしたときには、ヘッドスピードが異なる場合がある。
そのため、従来のようなゴルフクラブのヘッドスピードのみを考慮したゴルフクラブシャフトの選定方法は、各ゴルファに適したゴルフクラブシャフトを選定する方法としては不十分である。
そこで、本願発明者は、ゴルフスイングにおいてヘッドスピードのみならず、グリップスピードも、ゴルファのゴルフスイングを特徴付ける指標となることを見出した。
また、本願発明者によって、ゴルフスウィングにおいては、ヘッドスピードのみならず、グリップ端速度も、ゴルファのゴルフスウィングを特徴付ける重要な指標であることが見出されている(特願2004−305642号明細書)。
さらに、ゴルファに調子の種類の異なるゴルフクラブシャフトをスイングしてもらい、最も好ましい調子を選定してもらい、ゴルファがフィーリングにより選定した調子の種類(先調子、中調子、元調子)に応じてプロット点を区分けした。
図4は、インパクト直前のヘッドスピードおよびグリップスピードと、適正キックポイントとの関係を示すグラフである。適正キックポイントとは、ゴルファがフィーリングにより選定したゴルフクラブシャフトの調子である。
このように、各ゴルファの適正キックポイントとヘッドスピードとは直接関係がないことが分かる。
そこで、インパクト直前のヘッドスピードVhとグリップスピードVgの比率Vh/Vgに応じて、各調子の種類を選定したゴルファを分類すると、図4に示すように、元調子を選定したゴルファは、比率Vh/Vgの平均が8.0であり、中調子を選定したゴルファは、比率Vh/Vgの平均が10.3であり、先調子を選定したゴルファは、比率Vh/Vgの平均が12.0であった。
従って、各ゴルファに対して適合するゴルフクラブシャフトは、比率Vh/Vgに基づいて選定することができる。
また、本実施形態のゴルフクラブシャフトにおいては、その表面に、ヘッドスピードVhとグリップスピードVgの比率Vh/Vgを表示することにより、ゴルファが、従来から行われているゴルフクラブのヘッドスピードVhに加えて、本願発明者が見出した新たな指標である比率Vh/Vg を基準として、自分に適合したゴルフクラブシャフト単体を選択することができる。これにより、自分に適合するゴルフクラブシャフトを容易に把握することができる。
この場合、図5(a)〜(c)に示す本実施形態の変形例のように、表示部20aに設定されたレベルを示す「LOW」、「MID」、「HIGH」を表示するレベル表示領域28を設ける。
なお、本変形例においても、上記表2に示す比率Vh/Vgの値に応じて設定された3段階のレベル、および各レベルに設定された「LOW」、「MID」、「HIGH」の文字については、外部表示媒体に記録されていることが好ましい。
図6(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に係るゴルフクラブのゴルフクラブシャフトの表示部を示す模式図である。
なお、図2(a)〜(c)に示す第1の実施形態のゴルフクラブ10のゴルフクラブシャフト12の表示部20と同一構成物には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。また、図6(a)〜(c)においては、ゴルフクラブおよびゴルフクラブシャフトの図示は省略している。
このグリップスピードVgの値については、下記表3に示すように、各ヘッドスピード範囲において、それぞれ設定されている。各ヘッドスピード範囲におけるグリップスピードVgの値は、非常に多くのゴルファに測定結果から、統計的に得られた値である。本実施形態においては、各ヘッドスピード範囲毎に、3水準に分類している。好ましくは、2水準である。
なお、本実施形態においても、下記表3に示す各ヘッドスピード範囲に応じて設定されたグリップスピードVgについては、外部表示媒体に記録されていることが好ましい。
また、下記表3に示す「−」は、数値の前側にある場合には、「以下」を示し、数値の後側にある場合には、「超える」ことを示すものである。
この場合、予め、下記表4に示すように、各ヘッドスピード範囲に応じて設定されたグリップスピードVgの代表値を設定する。なお、本実施形態においても、下記表4に示す各ヘッドスピード範囲に応じて設定されたグリップスピードVgおよびグリップスピードVgの代表値については、外部表示媒体に記録されていることが好ましい。
また、下記表4に示す「−」は、数値の前側にある場合には、「以下」を示し、数値の後側にある場合には、「超える」ことを示すものである。
なお、図6(a)〜(c)に示す第2の実施形態のゴルフクラブシャフトの表示部20aと同一構成物には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。また、図7(a)〜(c)においては、ゴルフクラブおよびゴルフクラブシャフトの図示は省略している。
ここで、グリップスピードVgの代表値とは、例えば、グリップスピードVgを所定の範囲に区分した場合、各区分における中央の値(平均値)のことである。これ以外にも、グリップスピードVgの代表値としては、各区分における切りの良い数値、ユーザが分かり易い数値などを用いてもよい。
この場合においても、グリップスピードVgの値に応じて設定されたレベル、および各レベルに設定された文字、数値または色については、外部表示媒体に記録されていることが好ましい。
このような表示形態であっても、上述のように、各ゴルファに対して適合するゴルフクラブシャフトを、各ゴルフが選定することができるという効果が得られることはいうまでもない。
本発明においては、インパクト直前のゴルフクラブのヘッドスピードVhについても、ヘッドスピードVhの値に応じた複数のレベルを設定し、この設定されたレベルに応じて文字、数値または色を割り当ててもよい。この場合、ヘッドスピードVhの値に応じた文字もしくは数値をゴルフクラブシャフトに表示することができる。また、ヘッドスピードVhの値に応じた色でゴルフクラブシャフトを色分けすることができる。
なお、図2(a)〜(c)に示す第1の実施形態のゴルフクラブ10のゴルフクラブシャフト12の表示部20と同一構成物には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。また、図8(a)〜(c)においては、ゴルフクラブおよびゴルフクラブシャフトの図示は省略している。
ここで、ゴルフクラブシャフトの硬さを表示する慣用的な表現とは、一般的に、硬い順から、Extra Stiff(略称;X)、Stiff(略称;S)、Regular(略称;R)、Average(略称;A)、Ladies(略称;L)などが挙げられる。硬さを示す各略称についても、慣用的な表現であり、当業者であれば理解することができるものである。
また、Stiff(略称;S)とRegular(略称;R)との中間の硬さを表現するSR(略称)もある。さらには、Extra Stiff(略称;X)よりも硬いことを表現するXX(略称)、XXX(略称)を用いることもある。また、Regular(略称;R)の硬さの中で、更にR1(略称)、R2(略称)のように複数の段階を設けることもある。また、硬さの表現の一部を省略して、S(略称)、SR(略称)、R(略称)、L(略称)などの4段階で硬さの表示をすることもあり、さらには以上に示した硬さを組み合わせることなども当業者により適宜設定できる。
さらには、当業者であれば、ヘッドスピードVhが速いゴルファほど、比較的硬いゴルフクラブシャフトを選択する傾向を考慮して、ゴルフクラブシャフトの硬さの評価、および硬さの設定を適宜行うことができる。
また、本実施形態においては、表示部20dの第2の表示領域24を、設定したゴルフクラブシャフトの硬さ(略称を含む)に応じた色で色分けしてもよい。
図9(a)〜(c)は、本発明の第4の実施形態に係るゴルフクラブのゴルフクラブシャフトの表示部を示す模式図である。
なお、図5(a)〜(c)に示す本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブのゴルフクラブシャフトの表示部20aの変形例と同一構成物には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。また、図9(a)〜(c)においては、ゴルフクラブおよびゴルフクラブシャフトの図示は省略している。
なお、レベル表示領域28に、表示される。図9(a)〜(c)に示す「LOW」、「MID」、「HIGH」の文字は、上記表2に対応するものであるため、その詳細な説明は省略する。
なお、本実施形態においても、各ヘッドスピード範囲に応じて設定されたゴルフクラブシャフトの硬さについては、外部表示媒体に記録されていることが好ましい。
図10(a)〜(c)は、本発明の第5の実施形態に係るゴルフクラブのゴルフクラブシャフトの表示部を示す模式図である。
なお、図6(a)〜(c)に示す第2の実施形態のゴルフクラブ10のゴルフクラブシャフト12の表示部20bと同一構成物には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。また、図10(a)〜(c)においては、ゴルフクラブおよびゴルフクラブシャフトの図示は省略している。
本実施形態においては、ヘッドスピードが「49〜52m/s」のものを「XX(略称)」とした。ヘッドスピードが「46〜49m/s」のものを「X(略称)」とした。ヘッドスピードが「43〜46m/s」のものを「S(略称)」とした。ヘッドスピードが「40〜43m/s」のものを「SR(略称)」とした。ヘッドスピードが「37〜40m/s」のものを「R(略称)」とした。ヘッドスピードが「34〜37m/s」のものを「A(略称)」とした。ヘッドスピードが「25〜34m/s」のものを「L(略称)」とした。
なお、本実施形態においても、下記表5に示す各ヘッドスピード範囲に応じて設定されたゴルフクラブシャフトの硬さについては、外部表示媒体に記録されていることが好ましい。
また、下記表5に示す「−」は、数値の前側にある場合には、「以下」を示し、数値の後側にある場合には、「超える」ことを示すものである。
図11(a)〜(c)は、本発明の第5の実施形態に係るゴルフクラブのゴルフクラブシャフトの表示部を示す模式図である。
なお、図7(a)〜(c)に示す第2の実施形態の変形例のゴルフクラブ10のゴルフクラブシャフト12の表示部20cと同一構成物には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。また、図11(a)〜(c)においては、ゴルフクラブおよびゴルフクラブシャフトの図示は省略している。
本実施形態においては、ヘッドスピードが「49〜52m/s」のものを「X2(略称)」とした。ヘッドスピードが「46〜49m/s」のものを「S1(略称)」とした。ヘッドスピードが「43〜46m/s」のものを「S2(略称)」とした。ヘッドスピードが「40〜43m/s」のものを「R1(略称)」とした。ヘッドスピードが「37〜40m/s」のものを「R2(略称)」とした。ヘッドスピードが「34〜37m/s」のものを「L1(略称)」とした。ヘッドスピードが「25〜34m/s」のものを「L2(略称)」とした。
なお、本実施形態においても、下記表6に示す各ヘッドスピード範囲に応じて設定されたゴルフクラブシャフトの硬さについては、外部表示媒体に記録されていることが好ましい。
また、下記表6に示す「−」は、数値の前側にある場合には、「以下」を示し、数値の後側にある場合には、「超える」ことを示すものである。
12 ゴルフクラブシャフト
14 グリップ
15 グリップ端
16 ゴルフクラブヘッド
18a フェース部
18b ホーゼル部
20、20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g 表示部
22 第1の表示領域
24 第2の表示領域
26 第3の表示領域
28 レベル表示領域
30 グリップスピード表示領域
32 代表値表示領域
40 表示画面
42 グラフ部
43a、43b 曲線
44 描画部
45 軌跡
46 特性表示部
48 メニューボタン
Claims (8)
- ゴルフクラブシャフトと、前記ゴルフクラブシャフトの一端を被覆するグリップと、前記ゴルフクラブシャフトの他端に装着されるゴルフクラブヘッドとを有するゴルフクラブであって、
ゴルフクラブシャフトに適合するゴルファのゴルフスイングの指標である、ゴルフクラブのヘッドスピードVhと、グリップスピードVgとの比率Vh/Vgの値に応じた3段階のレベルが設定され、前記設定されたレベルに応じて、文字、数値または色が割り当てられており、前記比率Vh/Vgの値に応じた前記文字もしくは数値がゴルフクラブシャフトに表示されるか、または前記比率Vh/Vgの値に応じた色でゴルフクラブシャフトが色分けされており、
前記ヘッドスピードVhおよび前記グリップスピードVgは、それぞれ基準となるゴルフクラブをスイングした際のインパクト直前の値であることを特徴とするゴルフクラブ。 - 前記比率Vh/Vgが大きいものは、先調子または中調子のゴルフクラブシャフトであり、前記比率Vh/Vgが小さいものは、元調子のゴルフクラブシャフトである請求項1に記載のゴルフクラブ。
- ゴルフクラブシャフトと、前記ゴルフクラブシャフトの一端を被覆するグリップと、前記ゴルフクラブシャフトの他端に装着されるゴルフクラブヘッドとを有するゴルフクラブであって、
ゴルフクラブのヘッドスピードVhの値に応じた複数のレベルが設定され、前記設定されたレベルに応じて文字、数値または色が割り当てられており、前記ヘッドスピードVhの値に応じた前記文字もしくは数値がゴルフクラブシャフトに表示されるか、または前記ヘッドスピードVhの値に応じた色でゴルフクラブシャフトが色分けされ、さらに前記ヘッドスピードVhと、グリップスピードVgとの比率Vh/Vgが、その値に応じた3段階のレベルが設定され、前記設定されたレベルに応じて、文字、数値または色が割り当てられており、前記比率V h /V g の値に応じた前記文字もしくは数値がゴルフクラブシャフトに表示されるか、または前記比率V h /V g の値に応じた色でゴルフクラブシャフトが色分けされており、
前記ヘッドスピードVhおよび前記グリップスピードVgは、それぞれ基準となるゴルフクラブをスイングした際のインパクト直前の値であることを特徴とするゴルフクラブ。 - 前記比率Vh/Vgが大きいものは、先調子または中調子のゴルフクラブシャフトであり、前記比率Vh/Vgが小さいものは、元調子のゴルフクラブシャフトである請求項3に記載のゴルフクラブ。
- ゴルフクラブシャフトに適合するゴルファのゴルフスイングの指標である、ゴルフクラブのヘッドスピードVhと、グリップスピードVgとの比率Vh/Vgの値に応じた3段階のレベルが設定され、前記設定されたレベルに応じて、文字、数値または色が割り当てられており、前記比率Vh/Vgの値に応じた前記文字もしくは数値が表示されるか、または前記比率Vh/Vgの値に応じた色で色分けされており、
前記ヘッドスピードVhおよび前記グリップスピードVgは、それぞれ基準となるゴルフクラブをスイングした際のインパクト直前の値であることを特徴とするゴルフクラブシャフト。 - 前記比率Vh/Vgが大きいものは、先調子または中調子のゴルフクラブシャフトであり、前記比率Vh/Vgが小さいものは、元調子のゴルフクラブシャフトである請求項5に記載のゴルフクラブシャフト。
- ゴルフクラブのヘッドスピードVhの値に応じた複数のレベルが設定され、前記設定されたレベルに応じて文字、数値または色が割り当てられており、前記ヘッドスピードVhの値に応じた前記文字もしくは数値が表示されるか、または前記ヘッドスピードVhの値に応じた色で色分けされ、
さらに前記ヘッドスピードVhと、グリップスピードVgとの比率Vh/Vgが、その値に応じた3段階のレベルが設定され、前記設定されたレベルに応じて、文字、数値または色が割り当てられており、前記比率V h /V g の値に応じた前記文字もしくは数値が表示されるか、または前記比率V h /V g の値に応じた色で色分けされており、
前記ヘッドスピードVhおよび前記グリップスピードVgは、それぞれ基準となるゴルフクラブをスイングした際のインパクト直前の値であることを特徴とするゴルフクラブシャフト。 - 前記比率Vh/Vgが大きいものは、先調子または中調子のゴルフクラブシャフトであり、前記比率Vh/Vgが小さいものは、元調子のゴルフクラブシャフトである請求項7に記載のゴルフクラブシャフト。
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