JP4899226B2 - 管加工装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、管加工装置及び方法、特に波形状のひだを管状部材に形成する管加工装置及び方法に関する。
従来、素管(管状部材)を加工して、ベローズ管など、波形状のひだを有する成形管を製造する場合、金型を用いていた。
例えば、特許文献1には、素管の軸方向に複数の金型を配置し、素管内を加圧し、且つ各金型間の間隔を狭めることにより、ベローズを成形することが記載されている。金型のキャビティ空間の形状に合わせて素管が膨出されて、ベローズが成形される。
特開2003−202077号公報
しかしながら、上記従来の場合では、ベローズの形状(ピッチや山の高さ)に応じた金型が必要となるので、多数の金型を用意する必要があった。また、異なる形状のベローズを成形するごとに、金型を交換する必要があった。そのため、ベローズ管の製造コストが高いという問題があった。
本発明は、金型を用いることなく、ベローズ管など、波形状のひだを有する成形管を製造することが可能な管加工装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の管加工装置は、管状部材を変形させて波形状のひだを形成する管加工装置であって、前記管状部材の加熱部を加熱する加熱手段と、軸方向において前記加熱部を間に挟むように第1及び第2の保持位置で前記管状部材をそれぞれ保持する第1及び第2の保持手段と、前記第1及び第2の保持位置間で前記管状部材と当接して、該管状部材を支持する支持手段と、前記第1及び第2の保持位置間の距離を短縮させて、前記第1及び第2の保持位置間における前記管状部材の軸方向に圧縮力を付与する圧縮力付与手段とを備え
前記管状部材において前記加熱部を連続的に移動させながら、前記圧縮力付与手段は圧縮力を付与することを特徴とする。
本発明の管加工装置によれば、加熱部は加熱手段により加熱されて変形し易くなるが、加熱部以外の管状部材は加熱されないので変形し難い。そのため、第1及び第2の保持位置間における管状部材の軸方向に圧縮力を圧縮力付与手段により付与すると、加熱部のみに変形が発生する。従って、加熱部に波形状のひだを形成することが可能となる。
そして、管状部材の材料、形状(内径、肉厚等)、加熱部の温度、圧縮力付与手段が短縮させる距離、加熱部の幅などのパラメータに応じて、ひだの形状が変化する。よって、これらパラメータを適宜設定することにより、所望の形状を有したひだを形成することが可能となる。さらに、加熱部を順次移動させることにより、ひだを連続的に形成することができる。
以上により、金型を用いることなく、ベローズ管など、波形状のひだを有する成形管を製造することができる。そして、金型を用いないので、波形状のひだを有する成形管の製造コストを削減することが可能となる。
さらに、支持手段が第1及び第2の保持位置間で管状部材と当接して、管状部材を支持する。そのため、管状部材の支持スパンが短縮化する。従って、圧縮力付与手段が圧縮力を付与するときに、第1及び第2の保持位置間における管状部材に所望しない座屈変形が発生するおそれを低減させることができる。
尚、前記支持手段は、前記管状部材の内側に挿入され、該管状部材の内周面に当接する挿入体であってもよい。また、前記支持手段は、前記管状部材の外周面に当接する外周面当接体であってもよい。
また、本発明の管加工装置において、前記管状部材の内部を加圧する加圧手段を備えることが好ましい。
この場合、加圧手段を用いて管状部材の内部を加圧することにより、波状のひだをさらに容易に形成することが可能となる。さらに、管状部材の内圧に応じてひだの形状が変化するので、内圧を適宜設定することにより、所望の形状を有したひだをさらに容易に形成することが可能となる。
本発明の管加工方法は、管状部材を変形させて波形状のひだを形成する管加工方法であって、軸方向において加熱手段により加熱される加熱部を間に挟むように第1及び第2の保持位置で前記管状部材をそれぞれ保持するとともに、前記第1及び第2の保持位置間で前記管状部材に支持手段を当接させて、該管状部材を支持し、前記加熱手段より前記加熱部を加熱しつつ、前記管状部材において前記加熱部を連続的に移動させながら、前記第1及び第2の保持位置間の距離を短縮させて、前記第1及び第2の保持位置間における前記管状部材の軸方向に圧縮力を付与することを特徴する。
本発明の管加工方法によれば、加熱部は加熱されて変形し易くなるが、加熱部以外の管状部材は加熱されないので変形し難い。そのため、第1及び第2の保持位置間における管状部材の軸方向に圧縮力を付与すると、加熱部のみに変形が発生する。従って、加熱部に波形状のひだを形成することが可能となる。
そして、管状部材の材料、形状(内径、肉厚等)、加熱部の温度、短縮させる距離、加熱部の幅などのパラメータに応じて、ひだの形状が変化する。よって、これらパラメータを適宜設定することにより、所望の形状を有したひだを形成することが可能となる。さらに、加熱部を順次移動させることにより、ひだを連続的に形成することができる。
以上により、金型を用いることなく、ベローズ管など、波形状のひだを有する成形管を製造することができる。そして、金型を用いないので、波形状のひだを有する成形管の製造コストを削減することが可能となる。
さらに、支持手段が第1及び第2の保持位置間で管状部材と当接して、管状部材を支持する。そのため、管状部材の支持スパンが短縮化する。従って、圧縮力を付与したときに、第1及び第2の保持位置間における管状部材に所望しない座屈変形が発生するおそれを低減させることができる。
本発明の第1実施形態に係る管加工装置の概念図。 本発明の第2実施形態に係る管加工装置の概念図。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る管加工装置10について説明する。
図1を参照して、管加工装置10は、パイプPを変形させて所望の波形状のひだ(環状凹凸)を形成し、ベローズ管(蛇腹管)などの成形管を得る装置である。
パイプPは、一般的にベローズ管などの成形管の素管として用いられるパイプであればその形状(内径、肉厚等)や材質は特に限定されない。パイプPの材質は、例えば、ステンレス、銅、アルミニウム等の金属や樹脂である。また、パイプPの形状は、円筒状に限定されず、角筒状等であってもよい。さらに、パイプPは、図示しないが、繰出機から繰り出され、巻取機に巻装される長尺物であってもよい。パイプPは、本発明の管状部材に相当する。
管加工装置10は、第1チャック11、第2チャック12、マンドレル13、加熱コイル14、第1搬送機構15、第2搬送機構16及び制御ユニット17を備えている。
第1チャック11及び第2チャック12は、パイプPの軸方向において後述する加熱部Sを間に挟むように、第1及び第2の保持位置H1,H2でそれぞれパイプPを保持するものであり、本発明の第1及び第2の保持手段に相当する。加工中にパイプPが保持位置H1,H2からずれないように、チャック11,12はパイプPの外周面を適宜な保持力で保持する。
マンドレル13は、保持位置H1,H2間でパイプPと当接して、パイプPを支持するものであり、本発明の支持手段及び挿入体に相当する。マンドレル13は、ステンレス、アルミニウム等の金属や硬質樹脂などからなる丸棒形状であり、その径はパイプPの内径と同等である。
ここでは、マンドレル13は、パイプPの内側に予め挿入されている。マンドレル13は、パイプPの最初に加工する部分(最初の加熱部S)から第1の保持位置H1に亘って延在している。しかし、マンドレル13の挿入方法はこれに限定されず、保持位置H1,H2の端部間に少なくともマンドレル13が存在していればよい。例えば、マンドレル13を第2の保持位置H2側からパイプPの内側に挿入して、パイプPの最後に加工する部分(最後の加熱部S)から第2の保持位置H2に亘って延在させてもよい。
加熱コイル14は、加熱部Sを加熱するものであり、本発明の加熱手段に相当する。換言すれば、加熱部Sは、加熱コイル13により目標温度まで加熱される、パイプPの軸方向に短い環状部分である。
加熱コイル14は、加熱部Sを周方向に包囲するように配置されている。交流電源、発振回路、トランス等からなる高周波電流発生装置18から高周波電流が供給されると、加熱コイル14は、全周に亘って均一に高周波加熱により加熱部Sを加熱する。
尚、加熱コイル14に代えて、環状のヒータを用いて、ヒータに電流を供給して、通電加熱により加熱部Sを加熱してもよい。また、加熱コイル14に代えて、加熱部Sの周囲にレーザ加熱装置を均等に配置して、レーザ加熱により加熱部Sを加熱してもよい。
さらに、加熱コイル14に隣接させて冷却コイル19を設けることが好ましい。冷却コイル19は、冷媒供給装置20から水、油等の流体の冷媒が供給されて、加熱コイル14による加熱が伝熱して加熱部Sに隣接する部分が加熱されることを防止する。これにより、加熱部Sのみが局所的に加熱されることになる。加熱部Sの幅は、加熱コイル14のコイル幅及び加熱コイル14と冷却コイル19との離間距離等に応じて定まる。
また、加熱部Sに隣接させて温度センサ21が配設されている。温度センサ21は、非接触式の温度センサであり、加熱部Sの温度を検出する。
第1搬送機構15は、第1チャック11を移動させることにより、第1の保持位置H1におけるパイプPを搬送速度V1で、加熱部Sに向けて図1の右方向に搬送する(送り出す)。第1の保持位置H1は、加熱部Sより搬送方向上流側に位置することになる。
第1搬送機構15は、第1チャック11に固定されたボールナット部22、ボールナット部22と複数のボール23を介して噛合するボールねじ軸24、ボールねじ軸24に接続され、ボールねじ軸24を回転させるサーボモータ25を備えている。ボールナット部22は、直線運動ガイド機構であるガイド27に案内されて直線動作する。
モータドライバ26を介してサーボモータ25を回転駆動させると、ボールねじ軸24が回転して、ボールナット部22がガイド27に案内されて直線動作する。これにより、第1チャック11が図1の右方向に第1の搬送速度V1で移動する。
第2搬送機構16は、第2チャック12を移動させることにより、第2の保持位置H2におけるパイプPを搬送速度V2で加熱部Sから離れるように向けて図1の右方向に搬送する(引き抜く)。第2の保持位置H2は、加熱部Sより搬送方向下流側に位置することになる。
第2搬送機構16は、第2チャック12に固定されたボールナット部28、ボールナット部28と複数のボール29を介して噛合するボールねじ軸30、ボールねじ軸30に接続され、ボールねじ軸30を回転させるサーボモータ31を備えている。ボールナット部28は、直線運動ガイド機構であるガイド27に案内されて直線動作する。
モータドライバ32を介してサーボモータ31を回転駆動させると、ボールねじ軸30が回転して、ボールナット部28がガイド27に案内されて直線動作する。これにより、第2チャック12が図1の右方向に第2の搬送速度V2で移動する。
搬送速度の差ΔV(=V1−V2)により、保持位置H1,H2間の距離が短縮して、その間に位置するパイプPに軸方向の圧縮力が付与される。搬送機構15,16は、本発明の圧縮力付与手段に相当する。
尚、搬送機構15,16として、油圧シリンダを用いてもよい。この場合、油圧シリンダのピストンにチャック11,12が取り付けられる。
さらに、管加工装置10は、パイプPの内部を加圧する加圧機構35を備えている。加圧機構35は、本発明の加圧手段に相当する。
加圧機構35は、図示しない公知の手段により両端が密閉されたパイプPの内部に高圧の流体を充填させることにより、パイプPの内圧を高める。尚、流体として、例えば、窒素やアルゴン等の不活性ガス、空気、油などを用いることができる。加圧機構35は、パイプPの材質、内径、肉厚、加熱部Sの温度、幅などに応じて、パイプPの内圧を数気圧から数十気圧程度に高める。
制御ユニット17は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成されており、モータドライバ26,32を介してサーボモータ25,31に接続されている。各サーボモータ25,31には、それぞれサーボモータ25,31の回転数を検出するエンコーダ33,34が配設されている。
制御ユニット17の記憶部には、パイプPの材質や形状、形成すべきひだの形状等に応じた搬送速度V1,V2に対応するサーボモータ25,31の回転数が格納されている。制御ユニット17は、この回転数を参照し、エンコーダ33,34からの検出信号に応じて、モータドライバ26,32に制御信号を送信して、サーボモータ25,31を制御する。
さらに、制御ユニット17は、高周波電流発生装置18及び温度センサ21にも接続されている。制御ユニット17の記憶部には、パイプPの材質や形状、形成すべきひだの形状等に応じた加熱部Sの目標温度が格納されている。目標温度は、少なくともパイプPの軟化温度を超える温度である。
制御ユニット17は、この目標温度を参照し、温度センサ21からの検出信号に応じて、高周波電流発生装置18に制御信号を送信して、加熱コイル14に供給される高周波電流値を制御することにより、加熱部Sの温度を調整する。尚、制御ユニット17には冷媒供給装置20及び加圧機構35も接続されている。
次に、管加工装置10を用いた、本発明の第1実施形態に係る管加工方法について説明する。
まず、パイプPの加熱部Sを保持位置H1,H2の間に挟むようにして、チャック11,12を用いてパイプPを保持する保持工程を行う。このとき、パイプPの内側には、予めマンドレル13が挿入されている。尚、チャック11,12を用いて保持したパイプPの内側にマンドレル13を挿入してもよい。
次に、加熱部Sを加熱する加熱工程を行う。尚、加熱工程以降の工程は、図示しないスタートボタンの押下等により、制御ユニット17によって実行される。
加熱工程では、高周波電流発生装置18から高周波電流が加熱コイル14に供給され、加熱コイル14による高周波加熱によって、加熱部Sが全周に亘って均一に目標温度まで加熱される。そして、加熱部Sに隣接する部分は、冷却コイル19により少なくとも軟化温度未満に冷却されている。
そして、パイプPを搬送する搬送工程を行う。具体的には、第1搬送機構15を用いて第1チャック11を介して、第1の保持位置H1におけるパイプPを搬送速度V1で搬送させるとともに、第2搬送機構16を用いて第2チャック12を介して、第2の保持位置H2におけるパイプPを搬送速度V2で搬送させる。このとき、マンドレル13は、パイプPとともに搬送される。尚、加熱工程と搬送工程とは同時に行われ、加熱部Sは一定の搬送速度V2で搬送方向に移動する。
搬送速度の差ΔV(=V1−V2)により、保持位置H1,H2間の距離が短縮して、その間に位置するパイプPの軸方向に大きな圧縮力が付与される。このとき、マンドレル13には軸方向に圧縮力が略付与されない。ここで、加熱部Sは軟化温度を超えて加熱されており、容易に変形するようになっている。一方、加熱部S以外のパイプPの温度は軟化温度未満であり容易に変形しない。そのため、加熱部Sにのみ変形が発生する。
パイプPの断面形状による特性から、変形は径方向外方に張り出すように発生しやすい。さらに、加熱部Sの内側にはマンドレル13が挿入されており、径方向内方に張り出すように変形することが妨げられる。従って、加熱部Sに径方向外方に張り出すような変形が生じる。
そして、一定の搬送速度V2でパイプPが引き出されるので、加熱部Sも一定の搬送速度V2で移動する。結果として、パイプPには、波形状のひだが連続して形成されることになる。
尚、ひだのピッチ及び高さは、パイプPの材料、形状(内径、肉厚等)、加熱部Sの温度、搬送速度V1,V2、加熱部Sの幅、パイプPの内圧などのパラメータに応じて変化する。但し、パラメータが同一であれば、ひだの形状は同一になるので、加熱部Sの温度及び搬送速度V1,V2を一定に維持することにより、同一形状のひだが連続したパイプ、例えばベローズ管を形成することが可能となる。
搬送工程でパイプPに軸方向の圧縮力が付与されたとき、重力の影響等により保持位置H1,H2間のパイプPの軸線が一直線上に維持されずに、パイプPに所望しない座屈変形が発生するおそれがある。しかし、内側に挿入したマンドレル13によってパイプPを支持している。そのため、パイプPの支持スパンは、マンドレル13の先端と保持位置H2の端との間の距離となり、マンドレル13を挿入しない場合に比べて短縮化される。これにより、搬送工程でパイプPに所望しない座屈変形が発生するおそれを低減させることができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る管加工装置50について説明する。
図2を参照して、管加工装置50は、上述した管加工装置10と類似するので、異なる部分についてのみ説明する。
管加工装置50は、本発明の支持手段に相当するものとして、管加工装置10におけるマンドレル13の代わりに、ローラ51(51a及び51b),52(52a及び52b)を備えている。ローラ51,52は、第1及び第2の保持位置H1,H2間でパイプPの外周面とそれぞれ当接して、パイプPを支持し、本発明の外周面当接体に相当する。
ローラ51,52は、ステンレス、アルミニウム等の金属や硬質樹脂などからなる樽形状であり、回転自在に軸支されている。そして、ローラ51,52は、図示しない弾性機構により、その外周面がパイプPの外周面に当接されている。
ローラ51a,51bは、第1の保持位置H1の端部と加熱部Sとの間で、パイプPの外周面に上下方向から当接している。ローラ52a,52bは、第2の保持位置H2の端部と加熱部Sとの間で、パイプPの外周面に上下方向から当接している。
これにより、パイプPの支持スパンは、ローラ51,52との当接部位間の距離となり、ローラ51,52をパイプPに当接させない場合に比べて短縮化される。これにより、搬送工程でパイプPに所望しない座屈変形が発生するおそれを低減させることができる。尚、ローラ51,52の何れか一方を省略してもよい。
管加工装置50を用いた管加工方法は、上述した管加工装置10を用いた管加工方法と同様であるので、その説明は省略する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、管加工装置10,50が加圧機構35を備える場合について説明した。しかし、加圧機構35は省略してもよい。
また、管加工装置10,50では、パイプPを水平に搬送する場合について説明した。しかし、パイプPを垂直又は斜めに搬送するものであってもよい。
尚、パイプPを垂直に搬送する場合、搬送工程での圧縮力の作用方向と重力の作用方向とが同一方向となる。よって、パイプPに軸方向の圧縮力が付与されたときに、保持位置H1,H2間のパイプPの軸線が一直線上に維持されずに、パイプPに所望しない座屈変形が発生するおそれが低減される。しかし、それでもパイプPの支持スパンが長いと、パイプPに所望しない座屈変形が発生するおそれがある。よって、マンドレル13又はローラ51,52を用いて支持スパンを短縮化させることが必要となる。
また、本発明の管加工方法として、一定の搬送速度V1,V2でパイプPを搬送して、パイプPの軸方向に一定の圧縮力を付与し続けることにより、ひだを連続的に形成する場合について説明した。しかし、これに限定されず、保持位置H1,H2間のパイプPに軸方向の圧縮力を付与して、加熱部Sに波形状のひだを形成するものであればよい。
例えば、第1の把持位置H1を停止させた状態で、第2の搬送機構16を用いて第2チャック12を図1又は図2の左方向に移動させてパイプPを押し込むことにより、保持位置H1,H2間のパイプPに軸方向の圧縮力を付与して、加熱部Sにひだを形成してもよい。さらに、その後、第1及び第2搬送機構15,16を用いて第1チャック11及び第2チャック12を同一速度で移動させて、加熱部Sの位置を変更することにより、連続的に又は離散的にひだを形成することができる。
このように、管加工装置10,50は、搬送速度V1,V2、加熱部Sの温度及びパイプPの内圧等を制御ユニット17で制御することにより、パイプPにひだを逐次的に形成することができ、加工自由度が非常に高い。
10,50…管加工装置、 11…第1チャック(第1の保持手段)、 12…第2チャック(第2の保持手段)、 13…マンドレル(支持手段、挿入体)、 14…加熱コイル(加熱手段) 15…第1搬送機構(圧縮力付与手段)、 16…第2搬送機構(圧縮力付与手段)、 17…制御ユニット、 35…加圧機構(加圧手段)、 51,52…ローラ(支持手段、外周面当接体)、 H1…第1の保持位置、 H2…第2の保持位置、 P…パイプ(管状部材)、 S…加熱部。

Claims (5)

  1. 管状部材を変形させて波形状のひだを形成する管加工装置であって、
    前記管状部材の加熱部を加熱する加熱手段と、
    軸方向において前記加熱部を間に挟むように第1及び第2の保持位置で前記管状部材をそれぞれ保持する第1及び第2の保持手段と、
    前記第1及び第2の保持位置間で前記管状部材と当接して、該管状部材を支持する支持手段と、
    前記第1及び第2の保持位置間の距離を短縮させて、前記第1及び第2の保持位置間における前記管状部材の軸方向に圧縮力を付与する圧縮力付与手段とを備え
    前記管状部材において前記加熱部を連続的に移動させながら、前記圧縮力付与手段は圧縮力を付与することを特徴とする管加工装置。
  2. 前記支持手段は、前記管状部材の内側に挿入され、該管状部材の内周面に当接する挿入体であることを特徴とする請求項1に記載の管加工装置。
  3. 前記支持手段は、前記管状部材の外周面に当接する外周面当接体であることを特徴とする請求項1に記載の管加工装置。
  4. 前記管状部材の内部を加圧する加圧手段を備えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の管加工装置。
  5. 管状部材を変形させて波形状のひだを形成する管加工方法であって、
    軸方向において加熱手段により加熱される加熱部を間に挟むように第1及び第2の保持位置で前記管状部材をそれぞれ保持するとともに、前記第1及び第2の保持位置間で前記管状部材に支持手段を当接させて、該管状部材を支持し、
    前記加熱手段より前記加熱部を加熱しつつ、前記管状部材において前記加熱部を連続的に移動させながら、前記第1及び第2の保持位置間の距離を短縮させて、前記第1及び第2の保持位置間における前記管状部材の軸方向に圧縮力を付与することを特徴する管加工方法。
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