JP4898375B2 - 鋼管コンクリート柱・梁接合部の耐力評価方法 - Google Patents

鋼管コンクリート柱・梁接合部の耐力評価方法 Download PDF

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Description

本発明は、鋼管にコンクリートを充填すると共に、前記鋼管のうち鉄骨梁と接合する仕口部の全長にわたる厚肉化によりその仕口部を補剛した構造の鋼管コンクリート柱に鉄骨梁を溶接で接合させてある鋼管コンクリート柱・梁接合部の耐力を評価する方法に関する。
従来、この種の鋼管コンクリート柱・梁接合部の耐力を評価する方法としては、鉄骨梁のうち、引っ張り側のフランジが鋼管コンクリート柱の仕口部から抜け出すことで仕口部が破壊する抜け出し最大荷重を算定し、この抜け出し最大荷重を評価耐力とする方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、鋼管の剪断降伏強度Fsと仕口部の管厚tpと鉄骨梁の引っ張り側のフランジの周長φfとから抜け出し最大荷重Pmaxを式Pmax=Fs×tp×φfに基づいて算出していた。
しかし、この技術では、接合部の耐力を過大評価する傾向があることが実験等で確認され、改善の余地があった。
また、このような過大評価の傾向が改善されたものとしては、鋼管コンクリート柱と鉄骨梁との接合部のうち、鉄骨梁の引っ張り側のフランジと鋼管コンクリート柱との接合部を、フランジ幅方向の両端近くの端領域とそれら間の中央領域とに分け、これら端領域及び中央領域のそれぞれについて、鋼管の降伏耐力とフランジの降伏耐力とを求め、端領域については、鋼管の降伏耐力とフランジの降伏耐力とのうち小さい方を端降伏耐力とし、中央領域については、鋼管の降伏耐力とフランジの降伏耐力とのうち小さい方に応力ブロック係数を乗じた耐力を中央降伏耐力とし、これら端降伏耐力と中央降伏耐力との合力を評価耐力P(ζ)とする技術が提案された(例えば、特許文献2参照)。
そして、この技術においては、次の数2によって求めていた。
Figure 0004898375
特開平7‐324382号公報 特開2001−98642号公報
従来の耐力評価方法によれば、接合部が降伏する状態において評価耐力が求められるから、その結果をもとにして、該当する設計による安全率を認識することが可能となる。
しかしながら、例えば、鉄骨梁の降伏耐力が鋼管に比べて非常に小さくなるような状況においては、鉄骨梁のみが降伏してしまい、鋼管と鉄骨梁との接合部は非降伏の状態となり、接合部の評価耐力が存在しないことになる。
但し、評価耐力が求まらなかったにしても、接合部における降伏が無いことは確認できるから、入力設計値によって、接合部の安全を評価することができ、事実上、耐力評価としての問題は無かった。
しかし、従来法によれば、入力設計値でどの程度の安全率が確保されているかを認識することは不可能であり、経済設計を目指す上からも、安全率を認識できることが望まれた。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、接合部において降伏が発生しない場合でも評価耐力が求まり、耐力上の安全率を求めることができる鋼管コンクリート柱・梁接合部の耐力を評価する方法を提供するところにある。
本発明の第1の特徴構成は、鋼管にコンクリートを充填すると共に、前記鋼管のうち鉄骨梁と接合する仕口部の全長にわたる厚肉化によりその仕口部を補剛した構造の鋼管コンクリート柱に鉄骨梁を溶接で接合させてある鋼管コンクリート柱・梁接合部の耐力を評価する方法において、接合部のうち鉄骨梁の引っ張り側のフランジと鋼管コンクリート柱との接合部を、フランジ幅方向の両端近くの端領域とそれら間の中央領域とに分け、これら端領域及び中央領域のそれぞれについて、鋼管の降伏耐力とフランジの降伏耐力とを求め、端領域については、鋼管の降伏耐力とフランジの降伏耐力とのうち小さい方を端降伏耐力とし、中央領域については、鋼管の降伏耐力とフランジの降伏耐力とのうち小さい方に応力ブロック係数を乗じた耐力を中央降伏耐力とし、これら端降伏耐力と中央降伏耐力との合力を評価耐力P(ζ)とするにあたり、フランジのみが降伏して前記接合部が非降伏となって評価耐力が存在しない場合に、鋼管の厚み寸法を数値上減少させて降伏耐力が求められる少なくとも2点を想定し、それら2点どうしの鋼管厚み寸法と評価耐力との変化傾向から、該当する鋼管厚み寸法に対する評価耐力を算出するところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、前記接合部の耐力評価を精度よく実施できながら、本来であれば、降伏耐力が存在しないような状況(例えば、梁フランジのみが降伏して前記接合部が非降伏となるような状況)であっても、鋼管の厚み寸法を数値上減少させて接合部においても降伏する状態を少なくとも2点想定し、それら2点どうしの鋼管厚み寸法と評価耐力との変化傾向から、該当する鋼管厚み寸法に対する評価耐力を算出するから、何れの設計条件においても、接合部の降伏に対する余裕を数値的に認識でき、鋼管コンクリート柱・梁の接合部での安全率を評価上の数値として使用することができるようになる。
その結果、接合部での耐力評価として、単に『接合部では降伏しない』と言うだけの結果に止まらず、『接合部ではこの程度の安全率を備えた状態で降伏しない』と言う評価をすることが可能となり、例えば、安全率が高すぎる場合には、適正な安全率となるように部材厚みを小さくする等、合理的な部材設計をして、より無駄のない経済的な建物設計を行えるようになる。
本発明の第2の特徴構成は、次の設計式(F)を設定し、その設計式(F)に基づいて評価耐力P(ζ)を算定するところにある。
Figure 0004898375
本発明の第2の特徴構成によれば、本発明の第1の特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、設定した設計式に基づいて評価耐力を算出するから、評価耐力の算出を容易にしながらも、評価耐力の精度を向上させることができ、接合部の耐力評価を、より一層、迅速に適正に実施することが可能となる。
また、設計式(F)中の当該発明に深く係わる(k∞>C∞)の条件式について説明する。
柱・梁接合部(仕口部)の管厚を設計管厚Tpから徐々に薄くしていくと、応力ブロック係数k∞が減少するため、図7に示す限界線に到達し、解が存在するようになる。この時の限界仕口部管厚をTpa、接合局部降伏耐力をPTpaとする。更に、m領域における仕口部のパンチング耐力とm領域における梁フランジの引張降伏耐力が等しくなるまで仕口部管厚を薄くする。この時の仕口部管厚をTpb、接合局部降伏耐力をPTpbとする。
この二つの存在局部降伏耐力を二つの仕口部管厚に応じて外挿したTp外挿値を、非降伏の場合の評価耐力とした(図8参照)。
このような外挿の方法については、種々の設計例ケースを想定し、TpaとTpbの中点の仕口部管厚に対応する局部降伏耐力が直線状に乗るかを検証したところ、想定したすべてのケースにおいてほぼ直線状に乗ることが確認されたことから、直線補間でよいと評価された(図9参照)。
仕口部管厚を薄くする場合の好ましいルールは以下の通りである。
・外出し寸法hpoは不変とし、内出し寸法hpiのみ減少させ、内部コンクリートの断面積も変更する。
・減少させる仕口部管厚が設計柱管厚Tcに到達するまでは柱管厚を不変とするが、Tcを下回る場合、設計柱外径Dpを減少させ、柱管厚を仕口部管厚と等しくする。
・柱、及び仕口部に作用する軸力値は設計軸力値のまま不変とする。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2、図3に示すように、鋼管1にコンクリート2を充填すると共に、前記鋼管1のうちH型鋼利用の鉄骨梁3と接合する仕口部1Aの全長にわたる厚肉化によりその仕口部1Aを補剛した構造の鋼管コンクリート柱4に鉄骨梁3を溶接で接合してある鋼管コンクリート柱・梁接合部の耐力を評価する方法であって、接合部のうち鉄骨梁3の引っ張り側のフランジ3Fと鋼管コンクリート柱4との接合部を、フランジ幅方向の両端近くの端領域eとそれら間の中央領域mとに分け、これら端領域e及び中央領域mのそれぞれについて、鋼管1の降伏耐力とフランジ3Fの降伏耐力とを求め、端領域eについては、鋼管1の降伏耐力とフランジ3Fの降伏耐力とのうち小さい方を端降伏耐力とし、中央領域mについては、鋼管1の降伏耐力とフランジ3Fの降伏耐力とのうち小さい方に応力ブロック係数を乗じた耐力を中央降伏耐力とし、これら端降伏耐力と中央降伏耐力との合力を評価耐力とする方法である。
具体的には、スロープファクター1/3として実施する設計条件下での評価耐力(P(ζ))の算定条件が、ζ=∞の時には、数3で示す評価耐力(P(∞))を算定し、ζ=0の時には、数3で示す評価耐力(P(0))を算定し、0<ζ<∞の時には、数3で示す(P(ζ))を算定する。なお、スロープファクター1/3とは、図4に示すように、鋼管コンクリート柱・梁接合部の荷重変形曲線における弾性域の第1傾斜角θ1の1/3の傾斜角で定義される第2傾斜角θ2を接線角とする荷重変形曲線上の点に対応した荷重を降伏荷重とすることであり、本実施の形態では、降伏荷重としてスロープファクター1/3を採用したが、本発明では、スロープファクター1/3に替えて、例えば、スロープファクター1/2やスロープファクター1/4、スロープファクター1/5などの数値を採用しても良い。更には、降伏荷重の決定法はスロープファクター法に限定するものではなく、他の方法(ゼネラルイールド法や0.2%オフセット法等)でも良い。
ここで以下の説明を容易にするために、応力検討断面を示す接合部モデルを図5に基づいて説明する。
Lpは補剛部(仕口部1A)と非補剛部との境界からフランジ3Fまでの長さであり、Dpは補剛部の外径であり、hpiは補剛部の非補剛部から内方への突出長さであり、hpoは補剛部の非補剛部から外方への突出長さであり、Tpは補剛部の肉厚であり、Tcは非補剛部の肉厚であり、Tfはフランジ3Fの肉厚であり、Bfはフランジ3Fの幅である。また、S1はフランジ3F側辺の仕口部1Aへの溶接の余盛り量であり、S2はフランジ3F下辺の仕口部1Aへの溶接の余盛り量であり、S3はフランジ3F上辺の仕口部1Aへの溶接の余盛り量である。θsは接合部中心(左右中心)と柱中心とを結ぶ直線と、接合部左右余盛り端と柱中心とを結ぶ直線とが成す接合部角であり、mθは接合部中心(左右中心)と柱中心とを結ぶ直線と、領域境界と柱中心とを結ぶ直線とが成す中央領域角であり、eθは領域境界と柱中心とを結ぶ直線と、接合部左右余盛り端と柱中心とを結ぶ直線とが成す端領域角である。なお、本実施の形態では領域境界を、フランジ3Fの側辺からフランジ3Fの肉厚Tfの1/2の距離の位置に設定してあるが、その位置設定は適宜変更可能である。
Figure 0004898375
ここで、pσyを補剛部鋼管の材料降伏応力度として、ζは、数3のように定義する。
そして、フランジ3Fに引っ張り力が作用した場合に接合部に作用する応力を数4に示す式に基づいて算出する。
Figure 0004898375
Figure 0004898375
そして、端領域eのうちフランジ厚さ方向に沿った余盛りが施された鋼管部分の横断面部分(I)の降伏耐力eQ1、端領域eのうちフランジ幅方向に沿った余盛りが施された上下鋼管部分の一方の横断面部分(II)の降伏耐力eQ2、端領域eのフランジ部分の横断面部分の降伏耐力eT、中央領域mをフランジ幅方向で二分した一方の領域部分のうち余盛りが施された上下鋼管部分の一方の横断面部分(II)の降伏耐力mQ2、中央領域mをフランジ幅方向で二分した一方の領域部分のフランジ部分の横断面部分の降伏耐力mT、Lp=0の場合の端領域eにおける補剛部と非補剛部との境界部の横断面部分(III)の降伏耐力eQ3、Lp=0の場合の中央領域mをフランジ幅方向で二分した一方の領域部分における補剛部と非補剛部との境界部の横断面部分(III)の降伏耐力mQ3は、数6で示す式で表される。
Figure 0004898375
そして、数3における応力ブロック係数は、表1及び数7で示す式で定義されている。
Figure 0004898375
Figure 0004898375
次に、本実施形態の評価方法によって鋼管コンクリート柱・梁接合部の耐力を適正に評価できることを確認するために条件を変えた139モデルについて、数3による計算と、FEM解析とを行った。
各モデル20〜158の各寸法(形状)を表2〜4に、また、物性を表5〜7にそれぞれ示す。
Figure 0004898375
Figure 0004898375
Figure 0004898375
Figure 0004898375
Figure 0004898375
Figure 0004898375
〈結果〉
FEM解析値cPyと算定した評価耐力(P(ζ))の一覧を表8〜10に示す。
尚、表中の()内の数値は、Tp外挿値である。
Figure 0004898375
Figure 0004898375
Figure 0004898375
また、FEM解析値と、本実施形態評価方法で算定した評価耐力との関係を図6に示す。
以上の結果から、本実施形態の評価方法によるときは、従来の評価方法に比較して、過大評価すること少なく、かつ、バラツキ少なく適正に降伏耐力を評価することができることが判る。
更に、本発明は、円形以外に各種断面形状の鋼管コンクリート柱4を備えた接合部の耐力評価に適用することができる。
尚、数3における非降伏時の評価耐力の外挿に関する考え方は、鋼管の肉厚を減少させながら行う解析に替えて、梁フランジ厚Tfを増加させた二点を外挿しても、局部降伏耐力ポテンシャルTf外挿値を求めることができる(図10参照)。種々の設計例ケースを想定し、同様にしてTf外挿値を調べたところ、想定したすべてのケースにおいて中点がほぼ直線状に乗ること、Tf外挿値は常にTp外挿値を上回ることが確認されている。
この時、降伏・非降伏の判定前の式による応力ブロック面積比を外挿することにより得られる値(k外挿値)は常にTp外挿値とTf外挿値の間に存在することも確認されている。
因みに、これらの関係は、図11に示すとおりである。図11は、モデル番号71についてTp外挿値、Tf外挿値を求めた結果を示しており、これから見られるように、Tp外挿値が最も小さい値となっており、最も安全側といえる。
また、これらの方法の他、柱・梁接合部における鋼管の材料降伏強度pσyを減少させた二点を外挿する方法や、梁フランジの材料降伏強度fσyを増大させた二点を外挿する方法によっても局部降伏耐力ポテンシャルをそれぞれ求めることができる。そして、こうして求められた外挿値は、先のTp外挿値やTf外挿値に近い値となることが確認されている。外挿する方法に関しては、解が存在するように何らかの数値を増減させればよい。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
鋼管コンクリート柱・梁接合部の切り欠き正面図 鋼管コンクリート柱・梁接合部の横断平面図 鋼管コンクリート柱・梁接合部の切り欠き側面図 荷重と変形量との関係を示すグラフ図 鋼管コンクリート柱・梁接合部の模式図 FEM解析値と算定した評価耐力との関係を示すグラフ図 k∞とTp/Dpとの関係図 仕口部管厚と局部降伏耐力との関係図 仕口部管厚と局部降伏耐力との関係図 梁フランジ厚と局部降伏耐力との関係図 各外挿値の関係を示す説明図
符号の説明
1 鋼管
1A 仕口部
2 コンクリート
3 鉄骨梁
3F 引っ張り側のフランジ
4 鋼管コンクリート柱
e 端領域
m 中央領域

Claims (2)

  1. 鋼管にコンクリートを充填すると共に、前記鋼管のうち鉄骨梁と接合する仕口部の全長にわたる厚肉化によりその仕口部を補剛した構造の鋼管コンクリート柱に鉄骨梁を溶接で接合させてある鋼管コンクリート柱・梁接合部の耐力を評価する方法であって、
    接合部のうち鉄骨梁の引っ張り側のフランジと鋼管コンクリート柱との接合部を、フランジ幅方向の両端近くの端領域とそれら間の中央領域とに分け、これら端領域及び中央領域のそれぞれについて、鋼管の降伏耐力とフランジの降伏耐力とを求め、端領域については、鋼管の降伏耐力とフランジの降伏耐力とのうち小さい方を端降伏耐力とし、中央領域については、鋼管の降伏耐力とフランジの降伏耐力とのうち小さい方に応力ブロック係数を乗じた耐力を中央降伏耐力とし、これら端降伏耐力と中央降伏耐力との合力を評価耐力P(ζ)とするにあたり、フランジのみが降伏して前記接合部が非降伏となって評価耐力が存在しない場合に、鋼管の厚み寸法を数値上減少させて降伏耐力が求められる少なくとも2点を想定し、それら2点どうしの鋼管厚み寸法と評価耐力との変化傾向から、該当する鋼管厚み寸法に対する評価耐力を算出する鋼管コンクリート柱・梁接合部の耐力評価方法。
  2. 次の設計式(F)を設定し、その設計式(F)に基づいて評価耐力P(ζ)を算定する請求項1記載の鋼管コンクリート柱・梁接合部の耐力評価方法。
    Figure 0004898375
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