JP4896700B2 - ダイヤル錠 - Google Patents

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Description

本発明は、郵便受箱の郵便受箱本体に開閉可能に設けられた扉体等に取り付けられ、扉体の開閉時にラッチの大きな衝突音が生じず、しかも扉体を開けている時に誤ってラッチを回動させても扉体をスムーズに閉めることができるダイヤル錠に関する。
郵便受箱の中には郵便受箱本体に開閉可能に取り付けられた扉体が勝手に開けられることを防止するために前記扉体にダイヤル錠を取り付けた郵便受箱がある。
この郵便受箱に使用されるダイヤル錠の中には扉体の開閉時に大きなラッチ音が発生するのを防止できるタイプのダイヤル錠が提案されている(特許文献1)。
このダイヤル錠は、前記扉体を開けた場合はラッチを保持するラッチ保持体の回動を規制する抑止体を設けることによりラッチが勢いよく回動してラッチとダイヤル錠の他の構成部分が衝突するのを阻止し、扉体を閉めた場合はラッチ受をラッチとスライド板とで挟むようにすることによりラッチとダイヤル錠の他の構成部分が衝突するのを阻止して、大きなラッチ音が発生するのを防止している。
しかし、このタイプのダイヤル錠は扉体を開けた状態の時にラッチに手等が当たってラッチが前方向に回動してラッチが施錠状態の位置に動いてしまうと扉体を閉めた時にラッチが郵便受箱本体に設けられているラッチ受に当たってもラッチを回動できず前記扉体を施錠することができない。
従って、扉体を開けた状態の時にラッチに手等が当たってラッチが前方向に回動してラッチが施錠状態の位置に動いてしまったような場合は操作人はラッチを指等で押して後方向に回動させてラッチを解錠状態の位置に戻してから扉体を閉めなければならず煩雑である。
また、操作人がラッチが施錠状態になっていることに気が付つかないで扉体を閉めてもダイヤル錠はラッチ受と係合した状態で施錠されていないので第三者が容易に扉体を開けることができる。
特開2006−249861公報
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、扉体の開閉時に大きなラッチの衝突音が生じることを防止できると共に扉体を開けている時に誤ってラッチを施錠方向に回動させた状態にして扉体を閉めても円滑に施錠することができるダイヤル錠を提供するものである。
請求項1の発明は、本体ケースと、この本体ケースに回転可能に設けられたダイヤル摘みと、このダイヤル摘みの操作により開錠状態又は施錠状態にできるダイヤル錠であって、ダイヤル摘みを操作して開錠状態にすると軸線方向に移動可能な抑止体と、この抑止体に形成されたラッチ保持体回動阻止面及びラッチ保持体回動案内面と、前記本体ケースに取り付けられたラッチケースと、このラッチケースに形成されたラッチ保持体収容部に回動可能に収容されたラッチ保持体と、このラッチ保持体の側面に形成されたスライド板収容凹部と、前記ラッチ保持体の基端部に形成された第1抑止体当接面及び第2抑止体当接面と、前記ラッチ保持体に形成されたラッチ収容溝にスライド可能に収容されたラッチと、前記ラッチ保持体とラッチに跨って配設されてラッチを突出方向に常時付勢するラッチバネと、前記スライド板収容凹部にスライド可能に収容されたスライド板と、このスライド板と前記ラッチ保持体に係止してスライド板を突出方向に常時付勢するスライド板バネと、前記スライド板本体部に連続して形成されたスライド板ラッチ受当接部と、を有してなることを特徴としている。
請求項2の発明は、本体ケースと、この本体ケースに回転可能に設けられたダイヤル摘みと、このダイヤル摘みの操作により開錠状態又は施錠状態にできるダイヤル錠であって、ダイヤル摘みを操作して開錠状態にすると軸線方向に移動可能な抑止体と、この抑止体に形成されたラッチ保持体回動阻止面及びラッチ保持体回動案内面と、前記本体ケースに取り付けられたラッチケースと、このラッチケースに形成されたラッチ保持体収容部に回動可能に収容されたラッチ保持体と、このラッチ保持体の一側面に形成された第1ラッチバネ収容長孔と、前記ラッチ保持体の他側面に形成されたスライド板収容凹部と、このスライド板バネ収容部の一端部に突設されたスライド板バネ係止突起と、前記ラッチ保持体の基端部に形成された第1抑止体当接面及び第2抑止体当接面と、前記ラッチ保持体に貫通形成されたラッチ保持体回動パイプ挿通孔と、前記ラッチ保持体に形成されたラッチ収容溝にスライド可能に収容されたラッチと、このラッチのラッチ本体部に形成された第2ラッチバネ収容長孔と、前記第1ラッチバネ収容長孔及び第2ラッチバネ収容長孔に跨って収容されると共に前記ラッチを突出方向に付勢するラッチバネと、前記ラッチ本体部に形成されたラッチ受係合部と、前記スライド板収容凹部にスライド可能に収容されたスライド板と、このスライド板のスライド板本体部に形成されたスライド板バネ収容長孔と、前記スライド板収容凹部に突設されると共に前記スライド板バネ収容長孔に挿入されたスライド板バネ係止突起と、前記スライド板バネ収容長孔に収容されると共に前記スライド板を常時付勢するスライド板バネと、前記スライド板本体部に連続して形成されたスライド板ラッチ受当接部と、を有してなることを特徴としている。
本発明は、扉体を開けている時に誤ってラッチを施錠状態に回動させてしまった場合においてその状態で扉体を閉めても円滑に扉体を閉めて施錠できるという優れた効果を有する。
本発明は、扉体の開閉時に大きなラッチの衝突音が生じることを防止できるという優れた効果を有する。
発明を実施するために最良の形態の例として以下のような実施例を示す。
図1〜図6には本発明に係るダイヤル錠の一実施例が示されている。なお、この実施例では本発明のダイヤル錠10を郵便受箱1の郵便受箱本体2にヒンジ(図示せず)を介して回動可能に設けられた扉体3に取り付けた場合を例にして説明する。なお、前記郵便受箱本体2の開口部(図示せず)の近傍下部にはラッチ受4が突設されている。また、本発明のダイヤル錠10の説明の都合上、図中矢印A方向はダイヤル錠10の前方向を、矢印B方向はダイヤル錠10の後方向を、図中矢印C方向はダイヤル錠10の下方向を、矢印D方向はダイヤル錠10の上方向を示す。
図1〜図3に示されるように、本発明のダイヤル錠10の本体ケース12の本体ケース12の前部にはフランジ部12Aが形成され、このフランジ部12Aの後面には連続して筒部12Bが形成されている。前記本体ケース12の中央には前後方向(軸線方向)に向って貫通部12Cが形成されている。
また、図4及び図5に示されるように、前記本体ケース12の筒部12Bの下部には開口溝12Dが前後方向に切り欠き形成されている。さらに、本体ケース12の筒部12Bの側部にはラッチ保持体回動ピン挿通孔12E,12Eが貫通形成されている。なお、前記フランジ部12Aの正面には符号対応マークとしての符号対応凹部12Fが4個形成されている。
前記本体ケース12のフランジ部12Aには円板状の裏板14(図1〜図3参照)と文字板16が重なり合った状態で回転可能に配設されている。この文字板16の表面には数字や英文字等の符号16Aが等間隔で12記載されている。
図1〜図3に示されるように、前記文字板16の正面側にはダイヤル摘み18が配設され、このダイヤル摘み18の後端部18Aは前記裏板14の貫通孔14Aと文字板16の貫通孔16Bに嵌入されている。従って、前記裏板14と文字板16はダイヤル摘み18と一緒に回転するようになっている。
なお、この実施例のダイヤル錠10はダイヤル摘み18を右方向に2回転した後にダイヤル摘み18を左方向に回転させて、ダイヤル摘み18の符号18Aである「0」、「3」、「6」、「9」が前記フランジ部12Aに形成された符号対応凹部12Fとそれぞれ対応すると解錠状態になるように予め設定されている(図4の状態)。
図1〜図3に示されるように、前記ダイヤル摘み18の後端面には摘み軸20の先端部20Aが嵌入され、この状態でダイヤル摘み18と摘み軸20はタッピングネジ21によって連結固定されている。また、前記摘み軸20の中間部には円板部20Bが形成され、後部には軸部20Cが形成されている。
前記摘み軸20の軸部20Cには環状の受動板22が回転可能に軸支されている。この受動板22の後面には係止突起片22Aが後方に向って突設されている。
図5に示されるように、前記受動板22の外周は前記文字板16の符号16Aの数に合わせた多角形(この実施例では12角形)に形成されている。この受動板22には前後方向に沿って受動板解錠溝22Bが1個切り欠き形成されている。
図1〜図3に示されるように、前記摘み軸20の軸部20Cの後部には環状の作動板24が軸支されている。この作動板24は軸部20Cと固定されており作動板24は摘み軸20と共に回転するようになっている。
図5に示されるように、前記作動板24には係止ピン孔24Aが複数(実施例では10個)貫通されている。この係止突起孔24Aの1つには前記受動板22の係止突起片22Aと係止可能な係止手段としての係止ピン24Bが前方に向って突設されている。従って、作動板24が回転して係止ピン24Bが係止突起片22Aと係止すると受動板22は作動板24に従って回転するが、係止ピン24Bが係止突起片22Aと係止していない状態では受動板22は回転しないようになっている。また、前記作動板24の外周も前記文字板16の符号16Aの数に合わせた多角形(この実施例では12角形)に形成されている。前記作動板24には前後方向に沿って作動板解錠溝24Cが1個切り欠き形成されている。
前記本体ケース12の内部には板バネ26,26が対向して設けられるようになっている。これら板バネ26と板バネ26は前記受動板22と作動板24の外周を挟むことにより受動板22と作動板24が自由に回転するのを阻止している。なお、板バネ26,26は前記ダイヤル摘み18を回転させて作動板24の係止ピン24Bと受動板22の係止突起片22Aが係止状態になって係止作動板24と受動板22が一緒に回転する場合は作動板24、受動板22の回転を阻止することはできないが、ダイヤル摘み18を回転させた場合でも作動板24の係止ピン24Bと受動板22の係止突起片22Aと係止していない状態では作動板24の回転は阻止できないが、受動板22の回転は阻止できるようになっている。
図1〜図3に示されるように、前記本体ケース12には抑止体28が本体ケース12内を前後方向(矢印A,B方向)に直線移動可能に収容されている。
この抑止体28には受動板用ロック爪28Aと作動板用ロック爪28Bが間隔を置いて突設して形成されている。前記ダイヤル錠10の施錠状態では図1に示されるように、この受動板用ロック爪28Aは前記受動板22の前方に位置し、作動板用ロック爪28Bは作動板24の前方に位置するようになっている。なお、前記ダイヤル錠10の解錠状態では前記受動板用ロック爪28Aは前記受動板22の受動板解錠溝22Bを、作動板用ロック爪28Bは前記作動板24の作動板解錠溝24Cを、それぞれ通過できるようになっている(図2に示す状態)。
従って、前記抑止体28は受動板用ロック爪28Aが前記受動板解錠溝22Bに、作動板用ロック爪28Bが前記作動板解錠溝24Cに対応一致すれば後方向(矢印B方向)に移動することができるが、受動板用ロック爪28Aが前記受動板解錠溝22Bに作動板用ロック爪28Bが前記作動板解錠溝24Cに対応一致しなければ受動板用ロック爪28Aは前記受動板22に当たり作動板用ロック爪28Bは前記作動板24に当たり後方向(矢印B方向)に移動できないようになっている。
図1〜図3に示されるように、前記抑止体28の前端面には有底の抑止体バネ収容部28Cが形成されている。この抑止体バネ収容部28Cにはコイルバネで形成された抑止体バネ30が収容されている。この抑止体バネ30の一端部30Aには前記本体ケース12から突設された抑止体バネ保持片12Gが挿入、係止されている。また、抑止体バネ30の他端部30Bは抑止体バネ収容部28Cの底面に当接している。従って、前記抑止体28は抑止体バネ30によって後方向(矢印B方向)に常時付勢されている。
前記抑止体28の後端面には直線状のラッチ保持体回動阻止面28Dと円弧状のラッチ保持体回動案内面28Eが連続して形成されている。
図5に示されるように、前記本体ケース12の後部にはラッチケース32が挿入された状態で取り付けられるようになっている。このラッチケース32には有底のラッチ保持体収容部32Aが前後方向と直交する上下方向(図矢印C,D方向)に向って形成されている。このラッチ保持体収容部32Aには対向してラッチ保持体回動パイプ収容溝32B,32Bが上下方向(図矢印C,D方向)に向って形成されている。
図1〜図3に示されるように、前記ラッチ保持体収容部32Aの前部には第1ラッチ保持体回動阻止部32Cが形成されている。また、ラッチ保持体収容部32Aの後上部には第2ラッチ保持体回動阻止部32Dが傾斜状態で形成されている。
図5に示されるように、前記ラッチケース32の側面にはラッチ保持体回動ピン挿通孔32E,32Eが貫通形成されている。
前記ラッチ保持体収容部32Aにはラッチ保持体34が回動可能に収容されるようになっている。このラッチ保持体34には上下方向に沿ってラッチ収容溝34Aが形成されている。また、ラッチ保持体34の一側面には前記ラッチ収容溝34Aと連通する第1ラッチバネ収容長孔34Bが上下方向に向って形成されている。
図6に示されるように、前記ラッチ保持体34の他側面には側面視長方形状のスライド板収容凹部34Cが形成されている。このスライド板収容凹部34Cには矩形状のスライド板バネ収容窪み部34Dが窪んだ状態で上下方向に向って形成されている。このスライド板バネ収容窪み部34Dの一端部にはスライド板バネ係止突起34Eが突設されている。
前記ラッチ保持体34には前記抑止体28のラッチ保持体回動阻止面28Dと当接可能な直線状の第1抑止体当接面34Fが形成されている。また、ラッチ保持体34の上端部にはこの第1抑止体当接面34Fと連続して前記ラッチ保持体回動案内面28Eと当接可能な円弧状の第2抑止体当接面34Gが形成されている。
また、前記ラッチ保持体34には前記第1ラッチバネ収容長孔34Bの一端部と対応する位置にラッチ保持体回動パイプ挿通孔34Hが貫通形成されている。
図5に示されるように、前記ラッチ収容溝34Aには金属板で形成されたラッチ36がスライド可能に収容されるようになっている。このラッチ36のラッチ本体部36Aは長方形状に形成されている。このラッチ本体部36Aには第2ラッチバネ収容長孔36Bが上下方向に向って形成されている。この第2ラッチバネ収容長孔36B及び前記第1ラッチバネ収容長孔34Bには跨るようにしてコイルバネで形成された1個のラッチバネ38が収容されるようになっている。このラッチバネ38は前記ラッチ36を突出方向(下方向)に常時付勢している。
図1に示されるように、このラッチバネ38の一端部38Aは前記第1ラッチバネ収容長孔34Bの一端部及び第2ラッチバネ収容長孔36Bの一端部に当接され、ラッチバネ38の他端部38Bは前記第1ラッチバネ収容長孔34B及び第2ラッチバネ収容長孔36Bに挿入されラッチ保持体回動パイプ(後述するラッチ保持体回動パイプ44)に当接されている。従って、ラッチ36はラッチバネ38により常時突出方向(下方向)に付勢されている。
前記ラッチ本体部36Aには三角形状のラッチ受係合部36Cが連続形成されている。このラッチ受係合部36Cには前記ラッチ受4と係合する垂直状のラッチ受係合辺36Dとラッチ受4に押される傾斜状のラッチ受押圧辺36Eが形成されている。
前記スライド板収容凹部34Cには合成樹脂材で形成されたスライド板40がスライド可能に収容されるようになっている。なお、このスライド板40はスライド板収容凹部34Cに形成されたスライド板規制部34J(図6参照)によってスライド板収容凹部34Cから抜け出るのを阻止されるようになっている。
図5に示されるように、前記スライド板40のスライド板本体部40Aは長方形状に形成されている。このスライド板本体部40Aにはスライド板バネ収容長孔40Bが貫通形成されている。なお、このスライド板バネ収容長孔40Bには前記スライド板バネ係止突起34Eが挿入されるようになっている。前記スライド板バネ収容長孔40Bにはコイルバネで形成されたスライド板バネ42が収容されるようになっている。このスライド板バネ42の一端部42Aは前記スライド板バネ収容長孔40Bの一端部40Cに当接され、他端部42Bはスライド板バネ収容長孔40Bに挿入されたスライド板バネ係止突起34Eに当接されるようになっている。従って、前記スライド板バネ42はスライド板40を突出方向(下方向)に常時付勢している。
前記スライド板本体部40Aには連続して傾斜したスライド板ラッチ受当接部40Dが連続形成されている。このスライド板ラッチ受当接部40Dにはスライド板ラッチ受当接傾斜辺40Eが傾斜して形成されている。
前記ラッチ保持体34の第1ラッチバネ収容長孔34B、ラッチ保持体回動パイプ挿入孔34Hとラッチ36の第2ラッチバネ収容長孔36Bにはパイプ状のラッチ保持体回動パイプ44の中間部44Aが挿入されるようになっている。このラッチ保持体回動パイプ44の一端部44Bと他端部44Bは前記ラッチ保持体回動パイプ収容溝32B,32Bに収容されるようになっている。なお、ラッチ保持体回動パイプ44の外径寸法は前記ラッチケース32のラッチ保持体回動ピン挿通孔32E,32Eの内径寸法より大きく形成されている。
前記本体ケース12のラッチ保持体回動ピン挿通孔12E,12E、ラッチケース32のラッチ保持体回動ピン挿通孔32E,32E及び前記及びラッチケース32に配設されたラッチ保持体回動パイプ44にはラッチ保持体回動パイプ44より小径の割ピンで形成されたラッチ保持体回動ピン46が挿通されている。
なお、前記ダイヤル錠10は図2に示されるように前記郵便受箱1の郵便受箱本体2にヒンジ(図示せず)を介して開閉可能に取り付けられた扉体3に貫通形成されたダイヤル錠装着孔3Aに挿通された状態でナット48(図3及び図4に示す)を介して扉体3に固定されている。
次に、郵便受箱1の扉体3に取り付けられた実施例のダイヤル錠10の作用について説明する。
閉じられている前記郵便受箱1の扉体3を開ける場合について説明する。
前記郵便受箱1の扉体3を開ける場合はダイヤル摘み18を右方向に2回転した後にダイヤル摘み18を左方向に回転させて、ダイヤル摘み18の符号18Aである「0」、「3」、「6」、「9」と前記フランジ部12Aに形成された符号対応凹部12Fに対応させる(図4の状態)。
このダイヤル摘み18の回転操作により前記作動板24と受動板22を回転させて作動板24の作動板解錠溝24Cと受動板22の受動板解錠溝22Bが対応一致することにより、前記抑止体28の受動板用ロック爪28Aは前記受動板解錠溝22Bを、作動板用ロック爪28Bは前記作動板解錠溝24Cをそれぞれ通過可能状態になって前記ダイヤル錠10は解錠状態になる。
そして、扉体3を開けるべくダイヤル摘み18を摘んで前方に引っ張るとラッチ36はラッチ受4に当たるためラッチ保持体34はラッチ保持体回動パイプ44を中心として時計回り方向(図矢印E方向)に回動を開始すると共にラッチ保持体34の第1抑止体当接面34Fは前記抑止体28のラッチ保持体回動阻止面28Dを前方向(矢印A方向)に押す。
更に、前記ラッチ保持体34が回動を続けることによりラッチ保持体34は図2に示す位置まで回動してラッチ保持体34は第2ラッチ保持体回動阻止部32Dによって規制される。また、ラッチ保持体34の第2抑止体当接面34Gは抑止体28のラッチ保持体回動案内面28Eに対応することによりラッチ保持体34の時計回り方向の回動は停止する。
従って、ラッチ36は大きく回動してラッチケース32に完全に没入した状態(図2に実線で示す状態)を維持するので扉体3を開けてもラッチ36はラッチ受4に当たらないので扉体3をスムーズに開けることができる。
次に開けた前記扉体3を閉める場合について説明する。
扉体3を閉めるべく手等で前記扉体3を後方向に押すと図2の状態の静音ダイヤル錠10のスライド板40のスライド板ラッチ受当接部40Dのスライド板ラッチ受当接傾斜辺40Eにラッチ受4が当たることによりスライド板40及びラッチ保持体34には反時計回り方向(矢印F方向)の力が作用する。また、前記スライド板40はラッチ受4に押されてラッチ板バネ42の付勢力に抗してスライド板40は没入方向にスライドする。
従って、ラッチ保持体34はラッチ保持体回動パイプ44を中心として反時計回り方向(図矢印F方向)に回動を開始すると共に抑止体28のラッチ保持体回動案内面28Eに当接していたラッチ保持体34の第2抑止体当接面34Gはラッチ保持体回動案内面28Eから離間する。
更に前記ラッチ保持体34が回動を続けることによりラッチ保持体34は図3に示す位置まで回動してラッチ保持体34は第1ラッチ保持体回動阻止部32Cによって規制されて回動を停止する。従って、前記ラッチ保持体34はそれ以上回動しないのでラッチ36はダイヤル錠10の他の構成部材と強く衝突しないので大きなラッチ音が生じることはない。また、ラッチ保持体34の回動によりラッチケース32と当接しなくなったスライド板40はスライド板バネ42の付勢力により突出方向にスライドする。
なお、ラッチ受4は図3に示されるようにラッチ36(一点破線で示す状態)とスライド板40に挟まれる状態に位置する。
そして、前記ダイヤル摘み18を左方向又は右方向に適当量に回転させて、前記作動板24が回転させることにより作動板24の作動板解錠溝24Cと前記連動体28の作動板用ロック爪28Bが一致対応しないようにする。これにより、抑止体28の前後方向への移動は阻止されるのでダイヤル錠10は施錠状態になる。
従って、予め設定された解錠条件に従ってダイヤル摘み18を回転しない限りダイヤル錠10を解錠状態にすることができないので、前記解錠条件を知らない第三者が勝手に扉体3を開けることはできない。
なお、前記扉体3を開けた状態の時に誤って手や指等が前記スライド板40に触れて不用意にラッチ保持体34が反時計回り方向(矢印F方向)に回動してしまうと前記ラッチ36はラッチケース32から突出した状態(図1の状態)になる。
この場合に、扉体3を閉めるとラッチ受4はラッチ36のラッチ受押圧辺36Eに当接するのでラッチ36はラッチバネ38の付勢力に抗して没入方向にスライドしてラッチ収容溝34Aに没入する。この結果、前記ラッチ36はラッチ受4を通過することができる。なお、前記ラッチ36がラッチ受4を通過するとラッチ36はラッチバネ38の付勢力によって突出方向にスライドしてラッチ収容溝34Aから突出するのでラッチ受4と係合することができる。
従って、扉体3を開けている時に誤ってラッチ36を反時計回り方向に回動させてしまった場合であっても、この状態で扉体3を閉めてもラッチ36とラッチ受4はスムーズに係合状態にすることができるので静音ダイヤル錠10を確実に施錠することができる。
なお、ラッチ36がラッチ受4を通過した後にラッチ36がラッチバネ38の付勢力によって勢いよく突出方向にスライドしてもラッチ36はダイヤル錠10の他の構成部分に強く当たらないのでラッチ音が生じることはない。
なお、実施例ではダイヤル錠10を郵便受箱1の扉体3に取り付けた場合を例にして説明したが、本願発明のダイヤル錠10の適用範囲は郵便受箱1に限定されるものでないことは勿論である。
また、実施例ではダイヤル錠10を郵便受箱1の扉体3の下部に取り付けて郵便受箱本体2の内側下部に設けたラッチ受4と係合させる場合を例にして説明したが、ダイヤル錠10の取付位置等はこれに限定されるものでないことは勿論である。
実施例のダイヤル錠の縦断面図である。 実施例のラッチが回動した状態のダイヤル錠の縦断面図である。 実施例のダイヤル錠を扉体に取り付けた状態の縦断面図である。 実施例のダイヤル錠の全体斜視図である。 実施例のダイヤル錠の分解斜視図である。 実施例のダイヤル錠のラッチ保持体の側面図である。
符号の説明
10 ダイヤル錠
12 本体ケース
12A フランジ部
12C 貫通部
12E ラッチ保持体回動ピン挿通孔
12F 符号対応凹部
14 裏板
16 文字板
16A 符号
18 ダイヤル摘み
20 摘み軸
20C 軸部
22 受動板
22A 係止突起片
22B 受動板解錠溝
24 作動板
24B 係止ピン
26 板バネ
28 抑止体
28A 受動板用ロック爪
28B 作動板用ロック爪
28C 抑止体バネ収容部
30 抑止体バネ
28D ラッチ保持体回動阻止面
28E ラッチ保持体回動案内面
32 ラッチケース
32A ラッチ保持体収容部
34 ラッチ保持体
34A ラッチ収容溝
34B 第1ラッチバネ収容長孔
34E スライド板バネ係止突起
34F 第1抑止体当接面
34G 第2抑止体当接面
34F ラッチ保持体回動パイプ挿通孔
34H ラッチ軸挿入孔
36 ラッチ
36A ラッチ本体部
36B 第2ラッチバネ収容長孔
36C ラッチ受係合部
38 ラッチバネ
40 スライド板
40A スライド板本体部
40B スライド板バネ収容長孔
42 スライド板バネ
44 ラッチ保持体回動パイプ
46 ラッチ保持体回動ピン

Claims (2)

  1. 本体ケースと、この本体ケースに回転可能に設けられたダイヤル摘みと、このダイヤル摘みの操作により開錠状態又は施錠状態にできるダイヤル錠であって、ダイヤル摘みを操作して開錠状態にすると軸線方向に移動可能な抑止体と、この抑止体に形成されたラッチ保持体回動阻止面及びラッチ保持体回動案内面と、前記本体ケースに取り付けられたラッチケースと、このラッチケースに形成されたラッチ保持体収容部に回動可能に収容されたラッチ保持体と、このラッチ保持体の側面に形成されたスライド板収容凹部と、前記ラッチ保持体の基端部に形成された第1抑止体当接面及び第2抑止体当接面と、前記ラッチ保持体に形成されたラッチ収容溝にスライド可能に収容されたラッチと、前記ラッチ保持体とラッチに跨って配設されてラッチを突出方向に常時付勢するラッチバネと、前記スライド板収容凹部にスライド可能に収容されたスライド板と、このスライド板と前記ラッチ保持体に係止してスライド板を突出方向に常時付勢するスライド板バネと、前記スライド板本体部に連続して形成されたスライド板ラッチ受当接部と、を有してなることを特徴とするダイヤル錠。
  2. 本体ケースと、この本体ケースに回転可能に設けられたダイヤル摘みと、このダイヤル摘みの操作により開錠状態又は施錠状態にできるダイヤル錠であって、ダイヤル摘みを操作して開錠状態にすると軸線方向に移動可能な抑止体と、この抑止体に形成されたラッチ保持体回動阻止面及びラッチ保持体回動案内面と、前記本体ケースに取り付けられたラッチケースと、このラッチケースに形成されたラッチ保持体収容部に回動可能に収容されたラッチ保持体と、このラッチ保持体の一側面に形成された第1ラッチバネ収容長孔と、前記ラッチ保持体の他側面に形成されたスライド板収容凹部と、このスライド板バネ収容部の一端部に突設されたスライド板バネ係止突起と、前記ラッチ保持体の基端部に形成された第1抑止体当接面及び第2抑止体当接面と、前記ラッチ保持体に貫通形成されたラッチ保持体回動パイプ挿通孔と、前記ラッチ保持体に形成されたラッチ収容溝にスライド可能に収容されたラッチと、このラッチのラッチ本体部に形成された第2ラッチバネ収容長孔と、前記第1ラッチバネ収容長孔及び第2ラッチバネ収容長孔に跨って収容されると共に前記ラッチを突出方向に付勢するラッチバネと、前記ラッチ本体部に形成されたラッチ受係合部と、前記スライド板収容凹部にスライド可能に収容されたスライド板と、このスライド板のスライド板本体部に形成されたスライド板バネ収容長孔と、前記スライド板収容凹部に突設されると共に前記スライド板バネ収容長孔に挿入されたスライド板バネ係止突起と、前記スライド板バネ収容長孔に収容されると共に前記スライド板を常時付勢するスライド板バネと、前記スライド板本体部に連続して形成されたスライド板ラッチ受当接部と、を有してなることを特徴とするダイヤル錠。
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