JP4893835B2 - 画像読取装置及びその画像読取方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及びその画像読取方法に関し、特に、検知面に接触させた被写体を回転移動(ローリング)させながら被写体画像を読み取る画像読取装置及びその画像読取方法に関する。
近年、社会情勢の変化により、個人を特定する個人識別又は個人認証に関する技術が、入国管理や防犯、ネットワークへのアクセス、情報管理等の種々の分野において急速に取り入れられるようになってきている。旧来、個人を識別、認証する方法としては、周知の指紋押捺によるものの他、近年においては、眼球の虹彩や、手や指の静脈、人相等の生体固有の情報を対象とした技術が研究され、その一部はすでに実用化されている。また、個人を識別する際の認証精度についても、当該個人識別技術が適用される分野やシステム等に応じて、極めて高度な認証精度が求められるものから簡易的なものまで幅広い技術が研究されている。
例えば、諸外国(例えば、アメリカ合衆国等)における入国管理手続においては、個人識別の手法として、指紋の押捺が義務付けられているが、この際、指の側面までも含む広い範囲の指紋を採取する方式が採用されている場合がある。ここで、指は曲面を有しているため、指の側面を含む広い範囲にインクを付着させ、紙面に載置、密着させた指を回転移動(ローリング)させることにより指紋を紙面に写し取る必要がある。さらに、指紋照合処理を行う際には、紙面に採取した指紋を照合装置等に取り込んで電子化(デジタル化)する処理が必要になり、指紋の採取から照合に至る一連の作業が非常に煩雑になるという問題を有していた。
図18は、従来技術における指紋読取装置の一例を示す概略構成図であり、図19は、従来技術における指紋読取動作の一例を示す概念図である。
上述したような指紋採取、照合作業を軽減する技術としては、例えば、図18に示すように、三角プリズム(光学プリズム)510の一面に設定された検知面511に載置された指FGに、光源520から光を照射して映し出された指紋の画像を、CCD(個体撮像素子)530等の2次元センサを用いて撮像して電気信号に変換し、これを量子化することによりデジタル信号からなる画像データを取得する。
そして、このような一連の指紋読取動作を、図19(a)〜(c)に示すように、指FGの回転状態(回転移動RLGにおける各回転状態)ごとに連続的に実行しつつ、合成処理部(又は、回転合成部)540において、取得した画像データを合成することにより、指FGの側面までも含む広い範囲の指紋画像(回転指紋画像)を生成することができる。
これによれば、平らな検知面511上で指FGを回転移動させる動作のみで順次指紋画像を読み込み、回転指紋画像をデジタル信号として迅速かつ簡易に取得することができるので、指紋の採取から照合に至る一連の作業を簡易に実行することができる。このような構成を有する指紋読取装置については、例えば、特許文献1や特許文献2等に詳しく記載されている。
特開2000−268162号公報 (第3頁、図1、図2) 特開2000−067208号公報 (第3頁〜第4頁、図1〜図3)
しかしながら、上述したような従来技術においては、検知面上に載置された指をズレ等を生じることなく、良好に密着させながら回転移動させる必要があるため、指紋読取装置の使用者(指紋の被採取者)は、指の回転移動に関して、ある程度の慣れや習熟を必要とするという問題を有していた。
また、図19(a)〜(c)に示したように、指FGを回転移動させる際には、手首をひねる動作が必要となるが、人間工学的な観点からして、人間は一般に手首を身体の内側方向(右手の場合には左回転方向、左手の場合には右回転方向)にひねる動作(右手の場合、図19(c)の状態)がしにくい身体構造を有しているため、使用者に対して負担を強いることになるうえ、指の内側側面の画像を良好に検知面に密着させて読み取ることが困難となり、充分広い範囲の回転指紋画像を良好に取得することが難しいという問題を有していた。
さらに、上述した特許公報等に記載された技術においては、検知面上に載置された指の各回転状態ごとに、CCDにより指紋画像を読み取る動作を複数回繰り返し実行するとともに、各回転状態における載置位置ごとの指紋画像を抽出して合成する処理を実行する必要があるため、指紋読取装置における指紋読取動作及び画像合成処理に係る処理負担が極めて大きくなるという問題を有していた。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑み、曲面を有する被写体(例えば、指)を撮像する際に、使用者の慣れや習熟度にかかわらず、当該被写体の側面を含む広い範囲の被写体画像(回転指紋画像)を良好な画質で取得することができるとともに、当該画像読取動作等に係る処理負担を軽減することができる画像読取装置及びその画像読取方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、曲面を有する指の画像パターンを、前記指を回転動作させながら読み取る画像読取装置において、少なくとも、基板の一面側に、薄膜構造を有する複数の読取画素が2次元配列された読取画素アレイを具備し、該読取画素アレイの前記読取画素を水平方向に走査することにより、前記読取画素アレイ上に設けられた検知面に載置された前記指を回転動作させながら前記曲面を含む範囲の前記画像パターンを読み取る画像読取部と、前記指が前記検知面に載置された状態で、前記指を嵌合するとともに、前記指を回転移動させることができるズレ止め部と、を備え、前記画像読取部は、前記ズレ止め部に嵌合された前記指に対して、水平方向に移動するように構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項記載の画像読取装置において、前記画像読取装置は、前記画像読取部の他面側に配置された面光源を、さらに備えていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の画像読取装置において、前記画像読取装置は、前記画像読取部の他面側に配置され、一面側に複数の表示画素が2次元配列された表示画素アレイを有する画像表示部を、さらに備えていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の画像読取装置において、前記画像読取装置は、前記画像表示部の他面側に配置された面光源を、さらに備えていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の画像読取装置において、前記画像表示部は、発光素子を含む前記表示画素により構成されていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像読取装置において、前記読取画素は、前記画像読取部の背面側から透過して、前記検知面上に載置された前記指に照射された光の反射光を受光して、前記指の前記画像パターンを明暗情報として読み取るフォトセンサであることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の画像読取装置において、前記読取画素は、透過性を有する絶縁性基板上に、半導体層からなるチャネル領域を挟んで形成された透過性を有する電極材料からなるドレイン電極及びソース電極と、前記チャネル領域の上方に形成された透過性を有する電極材料からなる第1のゲート電極と、前記チャネル領域の下方に形成された遮光性を有する電極材料からなる第2のゲート電極と、前記第1のゲート電極上に透過性を有する絶縁膜を介して形成された前記検知面と、を有するダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有するフォトセンサであることを特徴とする。
請求項記載の発明は、曲面を有する指の画像パターンを、前記指を回転動作させながら読み取る画像読取装置の画像読取方法において、前記指を嵌合するとともに前記指を回転移動させることができるズレ止め部に嵌合された前記指を、複数の読取画素が配列された読取画素アレイを有する画像読取部の検知面に載置し、前記指を前記画像読取部の検知面に載置した状態で、前記ズレ止め部に嵌合された前記指に対して前記画像読取部を水平方向に移動することを特徴とする。
第1の発明は、曲面を有する被写体(例えば、指)の画像パターンを読み取る画像読取装置及びその画像読取方法において、読取画素アレイの特定方向(被写体の読取走査方向)に所定の角度を有して傾斜配置された画像読取部を備え、上記読取画素アレイにおける画像読取動作(読取走査)に対応させて、読取画素アレイ上の検知面に被写体を密着させつつ、上記特定方向に当該被写体を回転移動させて被写体画像を読み取る。
また、第2の発明は、曲面を有する被写体(例えば、指)の画像パターンを読み取る画像読取装置及びその画像読取方法において、被写体の延在方向に平行な中心軸を支点として回転動作する画像読取部を備え、読取画素アレイにおける画像読取動作(読取走査)に対応させて、上記読取画素アレイ上の検知面に被写体を密着させつつ、読取画素アレイを回転動作させて被写体画像を読み取る。
さらに、第3の発明は、曲面を有する被写体(例えば、指)の画像パターンを読み取る画像読取装置及びその画像読取方法において、被写体の回転移動方向に水平移動する画像読取部を備え、読取画素アレイにおける画像読取動作(読取走査)に対応させて、上記読取画素アレイ上の検知面に被写体を密着させつつ、読取画素アレイを例えば水平移動させて被写体画像を読み取る。
これらの発明によれば、被写体を検知面に密着させつつ、被写体を動作させやすい方向に回転移動させて、あるいは、被写体に対して読取画素アレイを相対的に回転動作や水平移動させて、被写体の各曲面領域ごとの画像を読み取ることができるので、読取画素アレイにおける1画面分の1回の読取走査により被写体の側面領域に至るまでの広い範囲の画像(回転指紋画像)を簡易かつ迅速に取得することができる。
特に、被写体を動作させやすい方向に回転移動させる画像読取方法や、被写体に対して読取画素アレイを相対的に回転動作や水平移動させる画像読取方法を、指紋の読取動作に適用した場合にあっては、指紋の被採取者(画像読取装置の使用者)に腕を無理にひねる動作を強いることがないので、指紋の採取時における負担を軽減することができるとともに、慣れや習熟を必要とすることなく、検知面上に指を適切に密着させることができ、良好な回転指紋画像を取得することができる。
さらに、被写体の読取走査に対応して移動する読取画素アレイに対して被写体を相対的に保持固定する被写体保持部を設けた構成を適用することにより、移動する読取画素アレイに対して被写体のズレが生じることなく検知面に良好に密着させることができるので、画像読取動作における慣れや習熟を必要とすることなく、良好な被写体画像を取得することができる。また、透過型の読取画素アレイの背面側に画像表示パネルを配置した構成を適用することにより、画像読取動作における使用者への操作方法や被写体の載置方法等を的確に認識させることができるので、画像読取動作における撮像ミス等を抑制することができる。
従来技術における指紋読取装置の一例を示す概略構成図である。 本発明に係る画像読取装置に適用される画像読取部(センサパネル)の一例を示す要部構成図である。 本発明に係る画像読取装置の画像読取部(センサパネル)に適用可能なフォトセンサの素子構造を示す概略断面図である。 本発明に係る画像読取装置の画像読取部(センサパネル)に適用可能なトップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの一構成例を示す概略ブロック図である。 本発明に係る画像読取装置の画像読取部(センサパネル)に適用可能なドレインドライバの一構成例を示す概略ブロック図である。 本発明に係る画像読取装置の画像読取部(センサパネル)における駆動制御方法の一例を示すタイミングチャートである。 本発明に係る画像読取装置の画像読取部(センサパネル)において、指紋を読み取る場合の画像読取動作を示す概念図である。 本発明に係る画像読取装置の第1の実施形態を示す概略構成図である。 本実施形態に係る画像読取装置の画像読取動作(指紋読取動作)を示す概念図である。 本発明に係る画像読取装置の第2の実施形態を示す概略構成図である。 本実施形態に係る画像読取装置の画像読取動作(指紋読取動作)を示す概念図である。 本発明に係る画像読取装置の第3の実施形態を示す概略構成図である。 本実施形態に係る画像読取装置の画像読取動作(指紋読取動作)を示す概念図である。 本発明に係る画像読取装置の第4の実施形態を示す概略構成図である。 本実施形態に係る画像読取装置の画像読取動作(指紋読取動作)を示す概念図である。 本発明に係る画像読取装置に適用可能な画像読取部の他の構成例を示す概略構成図である。 本発明に係る画像読取装置に適用可能な画像読取部のさらに他の構成例を示す概略構成図である。 従来技術における指紋読取装置の一例を示す概略構成図である。 従来技術における指紋読取動作の一例を示す概念図である。
以下に、本発明に係る画像読取装置及びその画像読取方法について、実施の形態を示して詳しく説明する。
まず、本発明に係る画像読取装置に適用可能な画像読取部の構成について具体的に説明する。
<画像読取部の構成例>
図1は、本発明に係る画像読取装置に適用可能な画像読取部の一構成例を示す概略構成図である。ここで、図1(a)は、画像読取部の概略斜視図であり、図1(b)は、画像読取部の概略断面図である。なお、ここでは、センサパネル該画像表示部の背面側に、面光源型のバックライトを配置した構成を示す。
図1(a)、(b)に示すように、本発明に係る画像読取装置に適用可能な画像読取部DVCは、大別して、上面(図面上方側)に検知面を有する透過型のセンサパネル100と、該センサパネル100の背面側(図面下方)に配置されたバックライト(面光源)200と、を備え、少なくとも、バックライト200から放射された均一な平面光が、センサパネル100を透過して、検知面に載置された被写体(例えば、指)に照射されるように構成されている。
ここで、図1(a)、(b)においては、図示の都合上、センサパネル100とバックライト200との間が、相互に離間するように示したが、これらの構成は、相互に密着した積層構造を有するものであってもよいし、各構成間に、拡散フィルムや偏光板等の光学部材を介在させて密着した積層構造を有するものであってもよい。
センサパネル100は、例えば、図1(a)、(b)に示すように、ガラス基板等の透明な絶縁性基板110と、該絶縁性基板110上に2次元配列された複数のフォトセンサ(読取画素)からなるセンサアレイ(読取画素アレイ)140と、センサアレイ140における画像情報の読取動作を制御するための走査ドライバ120及び読出ドライバ130と、を備えた構成を有している。ここで、センサアレイ140を構成するフォトセンサとしては、例えば、後述するダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有するフォトセンサ(以下、「ダブルゲート型フォトセンサ」と記す)を良好に適用することができる。
また、バックライト200は、例えば、図1(a)、(b)に示すように、センサパネル100の背面側に、対向して配置されたアクリル板等からなる導光板210と、該導光板210の一側方端面側に設けられた、冷陰極線管や発光ダイオード(LED)等からなる光源220と、を備えた構成を適用することができるが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)や発光ダイオード等の発光素子を2次元配列した平面型の光源を適用するものであってもよい。
そして、本実施形態においては、バックライト200から放射された光が、センサパネル100の絶縁性基板110及びセンサアレイ140を透過して検知面に載置された被写体に照射されて反射した光を、センサアレイ140を構成する各フォトセンサにより検出して電気信号に変換して出力することにより被写体の画像パターンを読み取ることができる。
(センサパネル)
以下、センサパネルの構成について、具体的に説明する。
図2は、本発明に係る画像読取装置に適用される画像読取部(センサパネル)の一例を示す要部構成図である。なお、本実施形態及び以下に示す各実施形態においては、センサパネルを構成する読取画素として、後述するダブルゲート型フォトセンサを適用した場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、要するに、透過型のセンサアレイを有して構成され、背面側に配置されたバックライトからの光が検知面に載置された被写体に良好に照射されるものであれば、他の素子構造や回路構成を有するものであってもよいことはいうまでもない。
図2に示すように、本実施形態に係るセンサパネル100は、大別して、多数のフォトセンサ(読取画素;後述するダブルゲート型フォトセンサ)PSを、例えば、n行×m列(n、mは任意の正の整数)のマトリクス状に配列した透過型のセンサアレイ140と、各フォトセンサPSのトップゲート端子TGを行方向に接続して伸延するトップゲートラインLtと、各フォトセンサPSのボトムゲート端子BGを行方向に接続して伸延するボトムゲートラインLbと、各フォトセンサPSのドレイン端子Dを列方向に接続して伸延するドレインライン(データライン)Ldと、ソース端子Sを所定の低電位電圧(例えば、接地電位)Vssに共通に接続するソースライン(コモンライン)Lsと、各トップゲートラインLtに接続されたトップゲートドライバ120Tと、各ボトムゲートラインLbに接続されたボトムゲートドライバ120Bと、各ドレインラインLdに接続されたドレインドライバ130Dと、を有して構成されている。ここで、トップゲートドライバ120T及びボトムゲートドライバ120Bは、図1に示した走査ドライバ120に対応し、ドレインドライバ130Dは、読出ドライバ130に対応する。
なお、図2に示したトップゲート制御信号は、トップゲートドライバ120Tにおいて後述するリセット電圧(リセットパルス)及びキャリヤ蓄積電圧のいずれかとして、選択的に出力される信号φT1、φT2、…φTi、…φTn(iは1≦i≦nとなる任意の正の整数)を生成するための制御信号であり、ボトムゲート制御信号は、ボトムゲートドライバ120Bにおいて後述する読み出し電圧及び非読み出し電圧のいずれかとして、選択的に出力される信号φB1、φB2、…φBi、…φBnを生成するための制御信号であり、ドレイン制御信号は、ドレインドライバ130Dにおいて後述するプリチャージ電圧Vpgを各フォトセンサPSに印加するとともに、各フォトセンサPSに蓄積されたキャリヤに対応するデータ電圧Vrdの読み出しを制御するための制御信号である。これらの制御信号はいずれも、例えば、図示を省略したシステムコントローラ(タイミング制御手段)等により生成されて供給される。
(フォトセンサ)
図3は、本発明に係る画像読取装置の画像読取部(センサパネル)に適用可能なフォトセンサの素子構造を示す概略断面図である。ここで、図3(a)は、フォトセンサの一構成例を示す概略断面図であり、図3(b)は、フォトセンサの等価回路図である。
上述したセンサパネル100(センサアレイ140)に適用可能なフォトセンサPSは、図3(a)に示すように、概略、励起光(ここでは、可視光)の入射により電子−正孔対が生成されるアモルファスシリコン等の半導体層(チャネル領域)11と、該半導体層11の両端に、各々nシリコンからなる不純物層(オーミックコンタクト層)17、18を介して形成され、クロム、クロム合金、アルミニウム、アルミニウム合金等から選択された導電性材料からなり、可視光に対して不透明なドレイン電極12(ドレイン端子D)及びソース電極13(ソース端子S)と、半導体層11の上方(図面上方)にブロック絶縁膜(ストッパ膜)14及び上部ゲート絶縁膜15を介して形成され、酸化スズ膜やITO膜(インジウム−スズ酸化膜)等の透明電極層からなり、可視光に対して透過性を示すトップゲート電極TGx(第1のゲート電極;トップゲート端子TG)と、半導体層11の下方(図面下方)に下部ゲート絶縁膜16を介して形成され、クロム、クロム合金、アルミニウム、アルミニウム合金等から選択された導電性材料からなり、可視光に対して不透明な(遮光性を有する)ボトムゲート電極BGx(第2のゲート電極;ボトムゲート端子BG)と、を有して構成されている。
すなわち、本発明に係る画像読取装置のセンサアレイ140に適用されるフォトセンサPSは、いわゆる、ダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有するフォトセンサ(ダブルゲート型フォトセンサ)であって、半導体製造技術を適用して、図3(a)に示すように、ガラス基板等の透明な絶縁性基板110上に薄膜形成されている。また、該フォトセンサPSを含む絶縁性基板110の一面側(視野側;図面上方)全体には保護絶縁膜(パッシベーション膜)19が被覆形成されて、該保護絶縁膜19の上面を検知面DTCとして、被写体を載置することにより、フォトセンサPSへの電気的、物理的、化学的なダメージを抑制するように構成されている。
なお、図3(a)に示したフォトセンサPSにおいて、トップゲート絶縁膜15、ブロック絶縁膜14、ボトムゲート絶縁膜16を構成する絶縁膜、及び、トップゲート電極TGx上に設けられる保護絶縁膜19は、いずれも半導体層11を励起する可視光に対して高い透過率を有する材質、例えば、窒化シリコンや酸化シリコン等により構成されていることにより、絶縁性基板110側(図面下方)に設けられた光源(図示を省略;上述したバックライト200に相当する)からの放射光を図面上方に透過させるとともに、保護絶縁膜19の上面に設けられた検知面DTCに載置された被写体に反射してフォトセンサPS(詳しくは、半導体層11)に入射する光のみを検知する構造を有している。
また、図3(a)に示したような素子構造を有するフォトセンサPSは、一般に、図3(b)に示すような等価回路により表される。ここで、TGはトップゲート電極TGxに電気的に接続されたトップゲート端子、BGはボトムゲート電極BGxに電気的に接続されたボトムゲート端子、Dはドレイン電極12に電気的に接続されたドレイン端子、Sはソース電極13に電気的に接続されたソース端子である。
(トップゲートドライバ120T/ボトムゲートドライバ120B)
図4は、本発明に係る画像読取装置の画像読取部(センサパネル)に適用可能なトップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの一構成例を示す概略ブロック図である。ここで、トップゲートドライバ120T及びボトムゲートドライバ120Bは、略同等の構成を有しているので、以下の説明においては、主に、トップゲートドライバを例にして構成を説明する。
トップゲートドライバ120T(又は、ボトムゲートドライバ120B)は、例えば、図4に示すように、概略、図示を省略したシステムコントローラ等からトップゲート制御信号(又は、ボトムゲート制御信号)として供給されるスタート信号、基準クロック信号、出力イネーブル信号等に基づいて、スタート信号を基準クロック信号に基づくタイミングで順次次段へシフトしつつ、出力イネーブル信号等に基づくタイミングで、各行のトップゲートラインLt(又は、ボトムゲートラインLb)に対応するシフト信号SG1、SG2、・・・SGnとして出力するシフトレジスタ回路部121と、該シフトレジスタ回路部121から順次出力されるシフト信号SG1、SG2、・・・SGnを、所定の信号レベルに増幅してリセットパルスφTi(又は、読み出しパルスφBi)として、各トップゲートラインLt(又は、ボトムゲートラインLb)に出力する出力バッファ部122と、を有して構成されている。
(ドレインドライバ130D)
図5は、本発明に係る画像読取装置の画像読取部(センサパネル)に適用可能なドレインドライバの一構成例を示す概略ブロック図である。
ドレインドライバ130Dは、例えば、図5に示すように、概略、図示を省略したシステムコントローラ等からドレイン制御信号として供給されるスタート信号、基準クロック信号、出力イネーブル信号等に基づいて、スタート信号を基準クロック信号に基づくタイミングで順次次段へシフトしつつ、出力イネーブル信号等に基づくタイミングで各ドレインラインLdに対応するシフト信号SD1、SD2、・・・SDmとして出力するシフトレジスタ回路部131と、ドレイン制御信号として供給されるプリチャージ信号φpgに基づくタイミング(後述するプリチャージ期間)で、各ドレインラインLdに所定のプリチャージパルス(プリチャージ電圧Vpg)を一斉に印加するプリチャージ回路部135と、ドレイン制御信号として供給されるサンプリング信号に基づくタイミング(後述する読み出し期間)で、各ドレインラインLdを介して各フォトセンサPSに蓄積されたキャリヤに対応する各データ電圧Vrd(ドレインライン電圧VD)を並列的に読み出して保持するサンプリング回路部134と、該サンプリング回路部134により読み出された(保持された)各データ電圧Vrdを所定の信号レベルに増幅するソースフォロワ回路部133と、上記シフトレジスタ回路部131から順次出力されるシフト信号SD1、SD2、・・・SDmに基づくタイミングで、ソースフォロワ回路部133から出力される増幅されたデータ電圧を、時系列的に取り出してシリアル信号に変換し、読取データ信号Vdataとして出力するパラレル−シリアル変換回路部132と、を有して構成されている。
(画像読取部の駆動制御方法)
次いで、上述した画像読取部(センサパネル)の駆動制御方法について、図面を参照して説明する。
図6は、本発明に係る画像読取装置の画像読取部(センサパネル)における駆動制御方法の一例を示すタイミングチャートである。また、図7は、本発明に係る画像読取装置の画像読取部(センサパネル)において、指紋を読み取る場合の画像読取動作を示す概念図である。ここで、図7においては、図示の都合上、センサアレイ140の断面部分を表すハッチングの一部を省略する。
上述したセンサアレイ140の駆動制御方法は、例えば、図6に示すように、所定の処理動作期間(1処理サイクル)に、リセット期間Trst、電荷蓄積期間Ta、プリチャージ期間Tprch及び読み出し期間Treadを設定することにより実現される。
図6に示すように、まず、リセット期間Trstにおいては、トップゲートドライバ120TによりトップゲートラインLtを介して、i行目のフォトセンサPSのトップゲート端子TGにリセットパルスφTi(例えば、トップゲート電圧(=リセットパルス電圧)Vtg=+15Vのハイレベル)を印加して、半導体層11に蓄積されているキャリヤ(ここでは、正孔)を放出するリセット動作(初期化動作)を実行する。
次いで、電荷蓄積期間Taにおいては、トップゲートドライバ120Tによりトップゲート端子TGにローレベルのバイアス電圧φTi(例えば、トップゲート電圧Vtg=−15V)を印加することにより、上記リセット動作を終了し、電荷蓄積動作(キャリヤ蓄積動作)をスタートする。
ここで、電荷蓄積期間Taにおいては、図7に示すように、図3に示したフォトセンサPSが形成された透明な絶縁性基板110の下方(表示パネル300の背面側)に配置されたバックライト200から放射された光Lxが、センサパネル100を透過して、センサアレイ140の上面の検知面DTCに密着して載置された被写体(指FG)に照射され、該光Lxの反射光Lyが、透明電極層からなるトップゲート電極TGxを通過して半導体層11に入射する。これにより、電荷蓄積期間Ta中に半導体層11に入射した光量に応じて、半導体層11の入射有効領域(キャリヤ発生領域)で電子−正孔対が生成され、半導体層11とブロック絶縁膜14との界面近傍(チャネル領域周辺)に正孔が蓄積される。
そして、プリチャージ期間Tprchにおいては、上記電荷蓄積期間Taに並行して、ドレイン制御信号として供給されるプリチャージ信号φpgに基づいて、ドレインドライバ130DによりドレインラインLdを介してドレイン端子Dにプリチャージパルス(例えば、プリチャージ電圧Vpg=+5V)を印加し、ドレイン電極12に電荷を保持させるプリチャージ動作を実行する。
次いで、読み出し期間Treadにおいては、上記プリチャージ期間Tprchが経過した後、ボトムゲートドライバ120BによりボトムゲートラインLbを介して、ボトムゲート端子BGに読み出しパルスφBi(例えば、ボトムゲート電圧(=読み出しパルス電圧)Vbg=+10Vのハイレベル)を印加することにより、電荷蓄積期間Taに上記チャネル領域に蓄積されたキャリヤ(正孔)に応じたドレイン電圧VD(データ電圧Vrd;電圧信号)を、ドレインラインLdを介してドレインドライバ130Dにより読み出す読み出し動作が実行される。
ここで、読み出しパルスφBiの印加期間(読み出し期間)におけるドレイン電圧VD(データ電圧Vrd)の変化傾向は、電荷蓄積期間Taに蓄積されたキャリヤが多い場合(明状態)には、電圧が急峻に低下する傾向を示し、一方、蓄積されたキャリヤが少ない場合(暗状態)には緩やかに低下する傾向を示すので、例えば、読み出し期間Treadの開始から所定の時間経過後のデータ電圧Vrdを検出することにより、フォトセンサPSに入射した光の量、すなわち、被写体の明暗パターンに対応した明度データ(明暗情報)を検出することができる。
そして、このような特定の行(i行目)に対する一連の明度データ検出動作を1処理サイクルとして、上述したセンサアレイ140の各行(i=1、2、・・・n)に対して、同等の動作処理を繰り返し実行することにより、ダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有するフォトセンサPSからなるセンサアレイ140を備えたセンサパネル100を、被写体の2次元画像パターン(指紋画像)を明度データとして読み取るモノクローム型の画像読取部として動作させることができる。なお、上述した一連の画像読取部の駆動制御動作は、例えば、図示を省略したシステムコントローラ等により制御される。
[第1の実施形態]
次に、上述した構成を有する画像読取部を備えた画像読取装置及びその画像読取方法の第1の実施形態について説明する。
図8は、本発明に係る画像読取装置の第1の実施形態を示す概略構成図である。ここで、図8(a)は、画像読取装置を検知面側からみた概略上面図であり、図8(b)は、画像読取装置の概略側面図である。また、図9は、本実施形態に係る画像読取装置の画像読取動作(指紋読取動作)を示す概念図である。
本発明に係る画像読取装置の第1の実施形態は、図8(a)、(b)に示すように、上述したセンサパネル100及びバックライト200を積層して構成された画像読取部DVCを、水平基準面HPに対して、予め所定の角度α(0°以外の任意の角度)を有するように傾けて配置固定した構造を有している。ここで、水平基準面HPは、被写体である指FGの腹部(すなわち、指紋Pfgの中心領域RGc)に対して平行な面であって、上記画像読取部DVCは、該水平基準面HPに対して指FGを回転移動させる方向(図面左方向)に傾斜勾配が形成されるように上記角度αが設定されている。
このような構成を有する画像読取装置における画像読取動作(指紋読取動作)は、まず、図8、図9(a)に示すように、傾斜して配置固定された画像読取部DVC(センサパネル100)のセンサアレイ140により規定される画像読取エリアARsの端部領域(図面右側の端部領域;始点領域)の検知面DTCに、指FGを水平(水平基準面HPに平行)に載置する。
これにより、画像読取部DVC(センサパネル100)が水平基準面HPに対して傾斜しているので、水平に載置された指FGの図面右側側面領域RGrが検知面DTCに密着することになる。ここで、図8(a)、(b)に示したように、図9(a)〜(c)の各図は、センサパネル100の画像読取エリアARs(検知面DTC)に載置された指を、指先側から使用者方向を見た図であるので、実際には指FGの左側側面領域が検知面DTCに密着することになる。以下、同様に解釈するものとする。
この状態において、例えば、画像読取装置の使用者(指紋の被採取者)がスタートスイッチ等を操作して、上述したような一連の画像読取部DVCの駆動制御動作を開始して、センサパネル100の一端側の始点領域(図8(a)に示したセンサアレイ140の右側の端部領域)から他端側の終点領域(図8(a)に示したセンサアレイ140の左側の端部領域)まで、センサアレイ140の各行ごとに順次画像を読み取る(読取走査する)動作を実行する。
そして、当該画像読取動作(読取走査)中においては、図9(a)〜(c)に示すように、指FGを水平状態(指FG(指紋Pfg)の図面右側側面領域RGrが検知面DTCに密着した状態)から身体の外側方向(右手の場合には右回転方向、左手の場合には左回転方向)に回転させて、指FGの腹部(指紋Pfgの中心領域RGc)が密着した状態を経て、指FG(指紋Pfg)の図面左側側面領域RGlが検知面DTCに密着した状態に至るまで移動させる。
これにより、指FGの各回転状態において、指FGが検知面DTCに密着する領域に対応する行のフォトセンサPSが上述した画像読取動作を順次実行(読取走査)して、当該走査方向(特定方向)に指紋Pfgを読み取ることができるので、センサアレイ140(画像読取エリアARs)における1回(1画面分)の読取走査により回転指紋画像を取得することができる。
このように、傾斜して配置固定された画像読取部DVC(センサパネル100)に載置される指FGを、水平状態から特定の一方向(本実施形態では右方向)に回転させつつ、検知面DTCに沿って移動させることにより、人体の構造上、指FGを回転させやすい方向(身体の外側;右手の場合には右方向、左手の場合には左方向)に回転移動させることができるので、使用者に指を身体の内側に無理にひねる動作を強いることなく負担を軽減することができるとともに、検知面上に指を適切に密着させて、簡易な読取動作により良好な回転指紋画像を取得することができる。
[第2の実施形態]
次に、上述した構成を有する画像読取部を備えた画像読取装置及びその画像読取方法の第2の実施形態について説明する。
図10は、本発明に係る画像読取装置の第2の実施形態を示す概略構成図である。ここで、図10(a)は、画像読取装置を検知面側からみた概略上面図であり、図10(b)は、画像読取装置の概略側面図である。また、図11は、本実施形態に係る画像読取装置の画像読取動作(指紋読取動作)を示す概念図である。なお、上述した第1の実施形態と同等の構成及び制御動作については、その説明を簡略化する。
本発明に係る画像読取装置の第2の実施形態は、図10(a)、(b)に示すように、指FGの延在方向と平行であって、当該指FGの図面下方側(腹部側)に設けられる中心軸CLを基準にして、上述した画像読取部DVC(センサパネル100及びバックライト200)の図面左右両端が上下に交互に(シーソー状に)可動するように構成されている。すなわち、上記中心軸CLを支点として画像読取部DVCが回転動作するように構成されている。
このような構成を有する画像読取装置における画像読取動作(指紋読取動作)は、まず、図10、図11(a)に示すように、画像読取部DVCの一方側の端部(図11(a)では、図面右端)を上方に、他方側の端部(図11(a)では、図面左端)を下方に傾斜させた状態(説明の都合上、便宜的に「右傾斜状態」と記す)で、上記中心軸CL上の、画像読取部DVC(センサパネル100)の検知面DTCに、指FGを水平に載置する。これにより、画像読取部DVC(センサパネル100)が右傾斜状態に設定されているので、水平に載置された指FGの図面右側側面領域RGr(実際には指FGの左側側面領域)が検知面DTCに密着することになる。
そして、指FGを中心軸CLの上方に固定した状態(静止状態)で、画像読取動作(画像読取部DVCの駆動制御動作)を開始し、センサパネル100(センサアレイ140)の各行ごとに順次実行される指紋Pfgの読取動作(読取走査)に対応させて、図11(a)〜(c)に示すように、画像読取部DVCを右傾斜状態から水平状態(図11(b))を経て、画像読取部DVCの一方側の端部(図11(a)では、図面右端)を下方に、他方側の端部(図面左端)を上方に傾斜させた状態(図11(c);便宜的に「左傾斜状態」と記す)へ回転動作させつつ、指FGがセンサパネル100上の検知面DTCに常時密着するように保持する。
これにより、水平に保持された指FGに対して、画像読取部DVC(センサパネル100)を回転動作させることにより、指FGをセンサパネル100に対して相対的に回転移動させた場合と同等の状態を実現することができるとともに、指FGの図面右側側面領域RGrから腹部(指紋Pfgの中心領域RGc)を経て、指FGの図面左側側面領域RGlに至るまでの広い範囲の指紋Pfgが、検知面DTCに連続的に密着した状態を実現することができるので、センサパネル100の各回転状態において、検知面DTCに密着する領域の指紋Pfgを順次読み取ることができ、センサアレイ140における1回(1画面分)の読取走査により回転指紋画像を取得することができる。
したがって、水平に保持した指FGに対して、画像読取部DVCを回転動作させることにより、指FGを回転移動させることなく回転指紋画像を取得することができるので、使用者に指をひねる動作を強いることなく、検知面上に指を適切に密着させて、簡易な読取動作により良好な回転指紋画像を取得することができる。
特に、本発明に係る画像読取装置に適用される画像読取部DVCの構成(図1、図2参照)によれば、センサパネル100及びバックライト200が薄板状の構成を有し、さらに、これらを積層した平板状の構成を有しているので、上述した従来技術(図18参照)に示したように、三角プリズムやCCD(フォトセンサ)等の光学系を備え、三角プリズムとCCDとの位置関係が固定された構成のように、装置全体を回転や移動させることが困難な構成とは異なり、検知面DTC上に載置された指FGに対して画像読取部DVC全体を回転動作させる構成を簡易かつ良好に実現することができる。
[第3の実施形態]
次に、上述した構成を有する画像読取部を備えた画像読取装置及びその画像読取方法の第3の実施形態について説明する。
図12は、本発明に係る画像読取装置の第3の実施形態を示す概略構成図である。ここで、図12(a)は、画像読取装置を検知面側からみた概略上面図であり、図12(b)は、画像読取装置の概略側面図である。また、図13は、本実施形態に係る画像読取装置の画像読取動作(指紋読取動作)を示す概念図である。
本発明に係る画像読取装置の第3の実施形態は、図12(a)、(b)に示すように、指FGの延在方向と平行であって、上述した画像読取部DVC(センサパネル100及びバックライト200)の一方側の端部(図12では、図面左端)に設けられる中心軸CLを基準にして、画像読取部DVCの他方側の端部(図12では、図面右端)が上下に可動するように構成されている。すなわち、上記中心軸CLを支点として画像読取部DVCが回転動作するように構成されている。
このような構成を有する画像読取装置における画像読取動作(指紋読取動作)は、まず、図12、図13(a)に示すように、画像読取部DVCの他方側の端部(図面右端)を上方に傾斜させた状態(右傾斜状態)で、画像読取部DVC(センサパネル100)の画像読取領域ARsの任意の領域に、指FGを水平に載置する。これにより、画像読取部DVC(センサパネル100)が右傾斜状態に設定されているので、上述した第2の実施形態と同様に、水平に載置された指FGの図面右側側面領域RGr(実際には指FGの左側側面領域)が検知面DTCに密着することになる。
そして、指FGを検知面DTC上に水平に載置した状態で、画像読取動作(画像読取部DVCの駆動制御動作)を開始し、センサパネル100(センサアレイ140)の各行ごとに順次実行される指紋Pfgの読取動作(読取走査)に対応させて、図13(a)〜(c)に示すように、指FGをセンサパネル100上の検知面DTCに常時密着させつつ、垂直に押し下げるように移動させることにより、画像読取部DVCを右傾斜状態から水平状態(図13(b))を経て、左傾斜状態(図13(c))へ回転動作させる。
これにより、上述した第2の実施形態と同様に、水平に保持された指FGに対して、画像読取部DVC(センサパネル100)が回転動作することにより、指FGをセンサパネル100に対して相対的に回転移動させた場合と同等の状態を実現することができるとともに、指FGの図面右側側面領域RGrから腹部(指紋Pfgの中心領域RGc)を経て、指FGの図面左側側面領域RGlに至るまでの広い範囲の指紋Pfgが、検知面DTCに連続的に密着した状態を実現することができるので、センサパネル100の各回転状態において、検知面DTCに密着する領域の指紋Pfgを順次読み取ることができ、センサアレイ140における1回(1画面分)の読取走査により回転指紋画像を取得することができる。
したがって、水平に保持した指FGに対して、画像読取部DVCを回転動作させることにより、指FGを回転移動させることなく回転指紋画像を取得することができるので、使用者に指をひねる動作を強いることなく、検知面上に指を適切に密着させて、簡易な読取動作により良好な回転指紋画像を取得することができる。
なお、上述した第2及び第3の実施形態においては、図示を省略したが、センサパネル100(センサアレイ140)における画像読取動作が実行されている行位置(すなわち、読取走査)に応じて、画像読取部DVCを回転動作させるための駆動機構及び制御手段を備えた構成を有している。
すなわち、指紋読取動作が開始された状態では、画像読取部DVCは右傾斜状態に設定されて、センサアレイ140(画像読取エリアARs)の始点領域に密着した指の図面右側側面領域RGrの指紋Pfgが読み取られ、時間の経過とともにセンサアレイ140の各行における画像読取動作(読取走査)が実行されることにより、画像読取部DVCが回転して水平状態に設定されて、センサアレイ140(画像読取エリアARs)の中ほど(中間)の領域に密着した指FGの中心領域RGcの指紋Pfgが読み取られ、さらに、画像読取部DVCが回転して左傾斜状態に設定されて、センサアレイ140(画像読取エリアARs)の終点領域に密着した指の図面左側側面領域RGlの指紋Pfgが読み取られるように、センサアレイ10の各行における画像読取動作(読取走査)と画像読取部DVCの回転動作とが連動するように制御される。
[第4の実施形態]
次に、上述した構成を有する画像読取部を備えた画像読取装置及びその画像読取方法の第4の実施形態について説明する。
図14は、本発明に係る画像読取装置の第4の実施形態を示す概略構成図である。ここで、図14(a)は、画像読取装置を検知面側からみた概略上面図であり、図14(b)は、画像読取装置の概略側面図である。また、図15は、本実施形態に係る画像読取装置の画像読取動作(指紋読取動作)を示す概念図である。
本発明に係る画像読取装置の第4の実施形態は、図14(a)、(b)に示すように、上述した画像読取部DVC(センサパネル100及びバックライト200)が、指FGの延在方向と垂直方向(すなわち、指FGの両側面方向(図面左右方向)であって、センサアレイ140における読取走査方向;特定方向)に可動するように構成されている。すなわち、水平に載置された指FGに対して、画像読取部DVCが横方向に水平移動するように構成されている。
また、本実施形態に係る画像読取装置においては、上述した横方向に移動する画像読取部DVC(センサパネル100)に対して、検知面DTCに密着して回転移動する指FGが左右にずれることがないようにするために、指FGが嵌合しつつ、自由に回転移動させることができるズレ止め部(被写体保持部)GDが所定の位置に設けられている。ここで、ズレ止め部GDは、例えば、指の幅に応じた枠状の部材により構成されている。
このような構成を有する画像読取装置における画像読取動作(指紋読取動作)は、まず、図14、図15(a)に示すように、ズレ止め部GDの前方に、画像読取部DVC(センサパネル100)の画像読取領域ARsの一方側(図面右側)の端部領域(始点領域)が配置された状態において、当該ズレ止め部GDに指FGを嵌合させるとともに、指FGを一方向(図面右方向)に傾けた状態(ひねった状態)で検知面DTC上に載置する。これにより、画像読取部DVC(センサパネル100)の検知面DTCに対して指FGが図面右方向に傾いているので、指FGの図面右側側面領域RGr(実際には指FGの左側側面領域)が検知面DTCに密着することになる。
そして、指FGを検知面DTC上に載置した状態で、画像読取動作(画像読取部DVCの駆動制御動作)を開始し、センサパネル100(センサアレイ140)の各行ごとに順次実行される指紋Pfgの読取動作(読取走査)に対応させて、図15(a)〜(c)に示すように、ズレ止め部GD(指FGの載置位置)に対して、画像読取部DVC(センサパネル100)を図面右方向に水平移動させるとともに、指FGをセンサパネル100上の検知面DTCに常時密着させつつ、ズレ止め部GD内で図面右方向に回転移動させる。
これにより、ズレ止め部GDに保持された指FGに対して、画像読取部DVC(センサパネル100)を密着させつつ水平移動させることにより、指FGを固定されたセンサパネル100に対して相対的に回転移動させた場合と同等の状態を実現することができるとともに、指FGの図面右側側面領域RGrから腹部(指紋Pfgの中心領域RGc)を経て、指FGの図面左側側面領域RGlに至るまでの広い範囲の指紋Pfgが、検知面DTCに連続的に密着した状態を実現することができるので、指FGの各回転状態(センサパネル100の各水平移動位置)において、検知面DTCに密着する領域の指紋Pfgを順次読み取ることができ、センサアレイ140における1回(1画面分)の読取走査により回転指紋画像を取得することができる。
したがって、水平移動する画像読取部DVC(センサパネル100)に対して固定された所定の位置に保持した指FGを、当該画像読取部DVCの移動状態に応じて、横方向に移動(水平移動)させることなく回転動作させることにより、回転指紋画像を取得することができるので、使用者に指を検知面に密着させて、ひねりながら移動させる複雑かつ慣れを必要とする動作を強いることなく、良好な回転指紋画像を取得することができる。
なお、本実施形態においては、図示を省略したが、センサパネル100(センサアレイ140)における画像読取動作が実行されている行位置に応じて、画像読取部DVCを水平移動させるための駆動機構及び制御手段を備えた構成を有している。
すなわち、指紋読取動作が開始された状態では、画像読取部DVCのセンサアレイ140(画像読取エリアARs)の始点領域に密着した指の図面右側側面領域RGrの指紋Pfgが読み取られ、時間の経過とともにセンサアレイ140の各行における画像読取動作(読取走査)が実行されるとともに、画像読取部DVCの水平移動に応じて指FGを回転動作させることにより、センサアレイ140(画像読取エリアARs)の中ほど(中間)の領域に密着した指FGの中心領域RGcの指紋Pfgが読み取られ、さらに、画像読取部DVCの水平移動に応じて指FGを回転動作させることにより、センサアレイ140(画像読取エリアARs)の終点領域に密着した指の図面左側側面領域RGlの指紋Pfgが読み取られるように、センサアレイ10の各行における画像読取動作(読取走査)と画像読取部DVCの水平移動動作とが連動するように制御される。
また、本実施形態においては、所定の位置に保持した指FGに対して、画像読取部DVC(センサパネル100)を横方向へ水平移動させる構成について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、例えば、本実施形態に係る技術思想を、上述した第1の実施形態に適用して、図14、図15に示した構成において、画像読取部DVC(センサパネル100)を所定の角度で傾斜させた状態で、当該画像読取部DVCを走査方向に移動させるようにしたものであってもよいし、上述した第2及び第3の実施形態に適用して、図10、図12に示した構成において、回転動作する画像読取部DVC(センサパネル100)に対して、指FGを所定の位置に保持させるようにしたものであってもよい。
これによれば、画像読取部DVC(センサパネル100)に応じて回転動作させる指を、身体の内側に無理にひねる動作を強いることなく負担を軽減することができるとともに、検知面上に指をずれを生じることなく適切に密着させることができるので、良好な回転指紋画像を取得することができる。
<画像読取部の他の構成例>
図16は、本発明に係る画像読取装置に適用可能な画像読取部の他の構成例を示す概略構成図である。ここで、図16(a)は、画像読取部の概略斜視図であり、図16(b)は、画像読取部の概略断面図である。なお、上述した画像読取部(図1参照)と同等の構成については、同一又は同等の符号を付してその説明を簡略化する。
図16(a)、(b)に示すように、本発明に係る画像読取装置に適用可能な画像読取部DVCの他の構成例は、大別して、上面(図面上方側)に検知面を有する透過型のセンサパネル100と、該センサパネル100の背面側(図面下方)に配置された透過型の画像表示部300と、該画像表示部300の背面側(図面下方)に配置されたバックライト(面光源)200と、を備え、少なくとも、バックライト200から放射された均一な平面光が、画像表示部300及びセンサパネル100を透過して、検知面に載置された被写体(例えば、指)に照射されるように構成されている。
ここで、図16(a)、(b)においては、図示の都合上、画像表示部300と画像読取部100との間、画像表示部300とバックライト200との間が、相互に離間するように示したが、これらの構成は、相互に密着した積層構造を有するものであってもよいし、各構成間に、拡散フィルムや偏光板等の光学部材を介在させて密着した積層構造を有するものであってもよい。
画像表示部300は、例えば、図16(a)、(b)に示すように、上述したバックライト200において光が放射される導光板210の一面側(視野側)に配置されたガラス基板等の透明な絶縁性基板310と、該絶縁性基板310の一面側(視野側)に対向するように配置された透明な対向基板320と、絶縁性基板310及び対向基板320間に設けられた電極層や配線層、該電極層間に液晶が封入された液晶封入層340等からなる複数の液晶画素(表示画素)が2次元配列された表示画素アレイ350と、を備えた構成を有し、例えば、透過型の液晶表示パネルを良好に適用することができる。
また、対向基板320が配置されていない領域の絶縁性基板310上には、表示画素アレイ350における画像情報の表示動作を制御するための表示駆動用のドライバ(ゲートドライバ、ソースドライバ等)330等が設けられている。
すなわち、本構成例に係る画像読取部DVCにおいては、バックライト200から放射された光が、画像表示部300の表示画素アレイ350を構成する絶縁性基板310及び対向基板320を透過し、画像読取部100の読取画素アレイ140を構成する絶縁性基板110を介して視野側に放射されることにより、表示画素アレイ350(画像表示エリア)に表示された所望の画像情報を使用者(指紋の被採取者)に視認させることができる(画像表示機能)とともに、上述した各実施形態に示したように、画像読取部100の画像読取エリアに載置された指の回転指紋画像を読み取ることができる(画像読取機能)。
ここで、画像表示部300(表示画素アレイ350)に表示される画像情報は、任意のものであってもよく、例えば、上述した各実施形態に示した指紋読取動作を事前に、あるいは、当該読取動作中に誘導する文字情報や画像情報等を表示するものであってもよい。これにより、指紋読取動作における使用者への操作方法や指の載置方法等を的確に認識させることができるので、指紋読取動作における撮像ミス等を抑制することができる。
<画像読取部のさらに他の構成例>
図17は、本発明に係る画像読取装置に適用可能な画像読取部のさらに他の構成例を示す概略構成図である。ここで、図17(a)は、画像読取部の概略斜視図であり、図17(b)は、画像読取部の概略断面図である。なお、上述した画像読取部(図1参照)と同等の構成については、同一又は同等の符号を付してその説明を簡略化する。
図17(a)、(b)に示すように、本発明に係る画像読取装置に適用可能な画像読取部DVCのさらに他の構成例は、大別して、上面(図面上方側)に検知面を有する透過型のセンサパネル100と、該センサパネル100の背面側(図面下方)に配置され、発光素子を含む複数の表示画素からなる自己発光型の画像表示部(画像表示部、面光源)400と、を備え、少なくとも、画像表示部400における表示動作に伴って放射された光(表示光)が、センサパネル100を透過して、検知面に載置された被写体(例えば、指)に照射されるように構成されている。
ここで、図17(a)、(b)においては、図示の都合上、画像表示部400と画像読取部100との間が、相互に離間するように示したが、これらの構成は、相互に密着した積層構造を有するものであってもよいし、各構成間に、拡散フィルムや偏光板等の光学部材を介在させて密着した積層構造を有するものであってもよい。
画像表示部300は、例えば、図17(a)、(b)に示すように、画像読取部100の絶縁性基板110に対向するように配置された絶縁性基板410と、該絶縁性基板410上に有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)や発光ダイオード等の発光素子を含む表示画素を2次元配列した表示画素アレイ430と、を備えた構成を適用することができる。
また、表示画素アレイ430が形成されていない領域の絶縁性基板410上には、表示画素アレイ430における画像情報の表示動作を制御するための表示駆動用のドライバ(ゲートドライバ、ソースドライバ等)420等が設けられている。
すなわち、本構成例に係る画像読取部DVCにおいては、画像表示部400から放射された表示光が、画像読取部100の読取画素アレイ140を構成する絶縁性基板110を介して視野側に放射されることにより、表示画素アレイ430(画像表示エリア)に表示された所望の画像情報を使用者(指紋の被採取者)に視認させることができる(画像表示機能)とともに、画像表示部400が面光源としての機能を果たすので、画像読取部100の画像読取エリアに載置された指の回転指紋画像を読み取ることができる(画像読取機能)。
ここで、有機EL素子等の発光素子を含む表示画素からなる画像表示部400(表示画素アレイ430)においては、絶縁性基板410上に薄膜技術を適用して、表示画素(発光素子等)を形成することができるので、図1に示したように、導光板210と光源220からなるバックライト200を適用した構成や、図16に示したように、バックライト200及び透過型の画像読取部300からなる構成に比較して、画像読取装置を大幅に薄型化及び省電力化することができる。
また、本構成例に係る画像読取部DVCにおいても、図16に示した構成例と同様に、画像表示部に表示される画像情報として、例えば、上述した各実施形態に示した指紋読取動作を誘導する文字情報や画像情報等を表示することにより、回転指紋画像の撮像ミスを抑制することができる。
DVC 画像読取部
100 センサパネル
200 バックライト
300、400 画像表示部
FG 指
Pfg 指紋

Claims (8)

  1. 曲面を有する指の画像パターンを、前記指を回転動作させながら読み取る画像読取装置において、
    少なくとも、
    基板の一面側に、薄膜構造を有する複数の読取画素が2次元配列された読取画素アレイを具備し、該読取画素アレイの前記読取画素を水平方向に走査することにより、前記読取画素アレイ上に設けられた検知面に載置された前記指を回転動作させながら前記曲面を含む範囲の前記画像パターンを読み取る画像読取部と、
    前記指が前記検知面に載置された状態で、前記指を嵌合するとともに、前記指を回転移動させることができるズレ止め部と、
    を備え、
    前記画像読取部は、前記ズレ止め部に嵌合された前記指に対して、水平方向に移動するように構成されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記画像読取装置は、前記画像読取部の他面側に配置された面光源を、さらに備えていることを特徴とする請求項記載の画像読取装置。
  3. 前記画像読取装置は、前記画像読取部の他面側に配置され、一面側に複数の表示画素が2次元配列された表示画素アレイを有する画像表示部を、さらに備えていることを特徴とする請求項記載の画像読取装置。
  4. 前記画像読取装置は、前記画像表示部の他面側に配置された面光源を、さらに備えていることを特徴とする請求項記載の画像読取装置。
  5. 前記画像表示部は、発光素子を含む前記表示画素により構成されていることを特徴とする請求項記載の画像読取装置。
  6. 前記読取画素は、前記画像読取部の背面側から透過して、前記検知面上に載置された前記指に照射された光の反射光を受光して、前記指の前記画像パターンを明暗情報として読み取るフォトセンサであることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 前記読取画素は、透過性を有する絶縁性基板上に、半導体層からなるチャネル領域を挟んで形成された透過性を有する電極材料からなるドレイン電極及びソース電極と、前記チャネル領域の上方に形成された透過性を有する電極材料からなる第1のゲート電極と、前記チャネル領域の下方に形成された遮光性を有する電極材料からなる第2のゲート電極と、前記第1のゲート電極上に透過性を有する絶縁膜を介して形成された前記検知面と、を有するダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有するフォトセンサであることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  8. 曲面を有する指の画像パターンを、前記指を回転動作させながら読み取る画像読取装置の画像読取方法において、
    前記指を嵌合するとともに前記指を回転移動させることができるズレ止め部に嵌合された前記指を、複数の読取画素が配列された読取画素アレイを有する画像読取部の検知面に載置し、
    前記指を前記画像読取部の検知面に載置した状態で、前記ズレ止め部に嵌合された前記指に対して前記画像読取部を水平方向に移動することを特徴とする画像読取装置の画像読取方法。
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