JP4893186B2 - マイクロ流体デバイス - Google Patents

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本発明は、マイクロ流体デバイスに係り、特に、液体試料を保持し温度サイクルを加えるマイクロ流体デバイスに関する。
通常の試験管等で扱う液量と比較して、いわゆるマイクロ流体の体積は桁違いに小さい。同じ液体であれば熱容量は体積に比例するので、マイクロ流体の熱容量は桁違いに小さい。そのためマイクロ流体であれば、液体の温度を素早く精密に制御することが可能となる。
また、通常の試験管等で扱う液量の場合と比較して、マイクロ流体は壁面と接触する面積が相対的に大きい。形状が相似で長さが1/10になったとすると、体積は1/1000になるが表面積は1/100にしかならない。温度の異なる固体壁面と液体との熱エネルギの授受は面積が大きいほど促進されるので、この点からもマイクロ流体であれば素早く精密な温度制御が可能になるといえる。
マイクロ流体デバイスの有力なアプリケーションのひとつとしてPCR増幅がある。PCR増幅とは標準的なDNAの増幅方法であり、採取した血液等のサンプルに含まれる微量のDNAをプライマーと酵素の連鎖反応によって選択的に増幅するものである。各反応の起きる温度はそれぞれ決まっており、理想的には温度サイクルを一周する度にDNAが倍になる。それでも検出に充分な量のDNAを得るためには例えば数十周しなければならず、現実的な時間でPCR増幅をするためには素早く加熱したり冷却したりしなければならない。また、各反応の起きる温度範囲はシビアであり、PCR増幅をするためには精密に温度制御しなければならない。これらの理由によってPCR増幅を行うマイクロ流体デバイスはマイクロ流体の有力なアプリケーションといわれている。
スケールダウンがもたらすものは温度制御性の向上だけでない。精製や検出といったPCR増幅の前後の工程に用いられる容器の集積化も可能にする。シームレスに繋ぐことによりコンタミネーションや環境への汚染を減らすことができる。特に増幅後のPCRプロダクトは濃度が高く慎重な扱いが必要なため、シームレス化による効果が大きいといわれている。従来、このマイクロ流体デバイスの技術として、特許文献1の技術が知られていた。
以下に公知文献を記す。
特開2006−81406号公報
しかし、従来の技術のマイクロ流体デバイスでは、PCR増幅の温度サイクルをかけると、意図しないマイクロ流体の流動が生じることがあった。すなわちバイオチップの管内にDNA溶液などのマイクロ流体を吸加熱エリアに設置しPCR増幅のために温度サイクルを加え、素早く加熱と冷却を繰り返すと、流動中のマイクロ流体は、偶発的にその流動速度が変わり、また、静止させたマイクロ流体は、偶発的に管内を流動し吸加熱エリアから外れてしまう不具合が生じた。
本発明は、バイオチップの管内に設置したマイクロ流体にPCR増幅などのための温度サイクルを加えるに際し、マイクロ流体がその管内を偶発的に流動した場合に、そのマイ
クロ流体を吸加熱エリアに再び復帰させるマイクロ流体デバイスを提供することを目的とするものである。
本発明者は、上記課題を解決するべき鋭意研究を重ねた結果、マイクロ流体の意図しない流動の原因が以下の現象によることを見出した。すなわち、バイオチップには、その管内のマイクロ流体に複数の自由界面が存在する。その管内のDNA溶液などのマイクロ流体の送液のためのオイルや蒸発を防ぐためのオイル等の、マイクロ流体とは混合しない液体が用いられるため、液液自由界面が一般的に存在する。また、マイクロ流体と空気との気液自由界面が形成される場合もある。マイクロ流体では相対的に界面張力の影響が大きくなるため、例えば重力に逆らっていわゆる毛管現象が起きる。マイクロ流体をバイオチップの管内の吸加熱エリアに設置しPCR増幅のための温度サイクルを加え、素早く加熱したり冷却したりすると、偶発的にマイクロ流体の2つの自由界面間に温度差が生じると考える。その温度差による界面張力差によってマイクロ流体の意図しない流動が生じたと考える。なお、ここで述べる温度差はひとつの自由界面内における温度分布のことではなく、複数ある自由界面の温度差、例えば管内にあるマイクロ流体の前後ふたつの自由界面の温度差のことを指している。なお、一般的に温度が上がると界面張力は小さくなる。この裏づけとして、界面張力差によりマイクロ流体が流動させられる現象は、例えば、特開2005−199399号公報に記載されている。また、温度差による界面張力差がマイクロ流体5が流動させられることは例えば、Bishop,D.J.,Scientific American,January 2001,pp.88-94に示されている。
即ち、本発明は、この課題を解決するために、マイクロ流体を収納する吸加熱エリアを有する管を形成したバイオチップと、前記管の前記吸加熱エリアに設置された主たる温度制御素子と、前記管の前記吸加熱エリアの外の位置に設置された従たる温度制御素子とを有し、前記管の壁面を親水性にし、前記従たる温度制御素子が前記管を前記吸加熱エリアより高い温度に加熱し、前記従たる温度制御素子の位置における前記マイクロ流体の界面張力を前記吸加熱エリアよりも小さくすることにより、温度サイクルを加えた際に前記マイクロ流体が偶発的に流動した場合に、前記主たる温度制御素子の温度サイクルに連動して前記従たる温度制御素子が前記管を前記吸加熱エリアより一定の温度差で高い温度に加熱することで、前記マイクロ流体を前記吸加熱エリアに押し戻すようにしたことを特徴とするマイクロ流体デバイスである。
また、本発明は、マイクロ流体を収納する吸加熱エリアを有する管を形成したバイオチップと、前記管の前記吸加熱エリアに設置された主たる温度制御素子と、前記管の前記吸加熱エリアの外の位置に設置された従たる温度制御素子とを有し、前記管の壁面を疎水性にし、前記従たる温度制御素子が前記管を前記吸加熱エリアより低い温度に冷却し、前記従たる温度制御素子の位置における前記マイクロ流体の界面張力を前記吸加熱エリアよりも大きくすることにより、温度サイクルを加えた際に前記マイクロ流体が偶発的に流動した場合に、前記主たる温度制御素子の温度サイクルに連動して前記従たる温度制御素子が前記管を前記吸加熱エリアより一定の温度差で低い温度に冷却することで、前記マイクロ流体を前記吸加熱エリアに押し戻すようにしたことを特徴とするマイクロ流体デバイスである。
本発明のマイクロ流体デバイスによれば、バイオチップの管内の吸加熱エリアに設置し
たマイクロ流体が偶発的に流動した場合に、そのマイクロ流体を自動的に吸加熱エリアに復帰させることができる効果がある。
次に、図1を参照して本発明を説明する。
図1に本発明のマイクロ流体デバイスを示し、被温度制御対象であるバイオチップ4の上下面に3つの温度制御素子を配置したマイクロ流体デバイスの断面図を示す。本発明のマイクロ流体デバイスは、バイオチップ4と、その上下面に配置された、主たる温度制御素子と2つの従たる温度制御素子と、そして、それらに接続された図示しない制御回路から構成されている。バイオチップ4は、プラスチック等の熱伝導性のあまり高くない材料に、DNA溶液などのマイクロ流体5を収納する管を形成したものである。バイオチップ4にはプラスチック等の熱伝導性のあまり高くない材料を用いるが、その管の外側のバイオチップ4の厚さを充分に薄く形成することで、その管に収納したマイクロ流体の温度をPCR増幅の温度サイクルで制御できるようにする。また、バイオチップ4の管の壁面を親水性あるいは疎水性に加工をする。
本発明ではこのマイクロ流体デバイスの温度を次のように制御する。すなわち、第1に、主たる温度制御素子1を用いてDNA溶液のマイクロ流体5にPCR増幅の温度サイクルをかける。第2に、マイクロ流体5が流動する前方すなわち吸加熱エリアの外側のバイオチップ4の領域を従たる温度制御素子2と13を用いて、主たる温度制御素子1より高い温度に加熱または低い温度に冷却する。すなわち、バイオチップ4の管の壁面が親水性でありマイクロ流体の自由界面が外側に凹の場合は、主たる温度制御素子1より高い温度に加熱し、従たる温度制御素子の位置におけるマイクロ流体の界面張力を吸加熱エリアよりも小さくする。バイオチップ4の管の壁面が疎水性でありマイクロ流体の自由界面が外側に凸の場合は、低い温度に冷却することで、マイクロ流体の界面張力を吸加熱エリアよりも大きくする。それにより、偶発的にDNA溶液などのマイクロ流体5が流動して主たる温度制御素子の吸加熱エリアから外れて、従たる温度制御素子の位置にマイクロ流体の自由界面が流動して来た場合に、そのマイクロ流体5を吸加熱エリアに押し戻す復元力が働くようにする。
図1に示すマイクロ流体デバイスにより、室温中において、以下のようにバイオチップ4の温度制御を行った。主たる温度制御素子1の設定値はPCRサイクルにおける温度のひとつである320K、従たる温度制御素子2、13の設定値はそれより60K高い380Kとした。バイオチップ4の管の内径は1mmφとし、管内にDNA溶液のマイクロ流体5を設置し、その周囲に空気6を設置した。バイオチップはポリプロピレンで形成し、壁面は親水性で接触角60°とした。これにより、マイクロ流体5の自由界面は外側に凹になった。なお、このマイクロ流体5の表面張力は320Kのとき68mN/m、380Kのとき58mN/mである。
図2で、本実施例のマイクロ流体5の流動を説明する。図1で、時間が0秒の時にマイクロ流体5が主たる温度制御素子1の直下の領域である吸加熱エリアにある。そのマイクロ流体5が偶発的に5mm/秒で流動し始めると、0.1秒後から0.4秒後までは吸加熱エリア内で流動し続ける。0.5秒後には、マイクロ流体5の自由界面が主たる温度制御素子1の有効エリアである吸加熱エリアと従たる温度制御素子3の有効エリアの境界領域に達する。そして、0.6秒後に、マイクロ流体5が従たる温度制御素子3の有効エリアに入る。すると、マイクロ流体5の自由界面がその領域で加熱されその位置におけるマイクロ流体の界面張力を吸加熱エリアの自由界面の界面張力よりも小さくする。その結果、マイクロ流体5が減速され、0.7秒後も0.6秒後の位置と同じ位置に留まる。そして、0.8秒後に、マイクロ流体5が吸加熱エリアに押し戻され、0.9秒後に、マイク
ロ流体5が0秒時点の吸加熱エリアの位置にまで戻された。その後はマイクロ流体5は粘性のために減速し吸加熱エリア内で静止した。
このようにして、マイクロ流体5の前後ふたつの自由界面がそれぞれ従たる温度制御素子3の有効エリアと主たる温度制御素子1の有効エリアに跨るところで、マイクロ流体5が流動の向きを変え、主たる温度制御素子1の有効エリアすなわち本来の吸加熱エリアに戻された。このマイクロ流体5の突発的な流動は、その流動開始から0.9秒の短時間で復帰処理が実現できたので、数分間かかるPCR増幅の温度サイクルにおいては、PCR増幅反応にほとんど影響を及ぼさないで反応を安定して進めさせることができる効果がある。
本実施例によれば、吸加熱エリア外側の自由界面は従たる温度制御素子によって加熱されるため、偶発的にマイクロ流体5が流動し吸加熱エリアから外れてしまった際、マイクロ流体5が流動する前方、すなわち吸加熱エリア外側の自由界面は従たる温度制御素子によって加熱されるため、前方の自由界面における界面張力が小さくなる。マイクロ流体5の自由界面は外側に凹であり、後方の界面張力が前方の界面張力より大きいため、マイクロ流体5には後方に復元する力が働き、マイクロ流体5は後方に引き戻される効果がある。結局、吸加熱エリアの外側に流動するマイクロ流体5は温度の壁に当たって後方に跳ね返される。その後は粘性のために減速し吸加熱エリア内で静止する。PCR増幅の用途として一般的なものは、DNAを増殖させて得られたDNAが特定の塩基配列に対して結合するか否かの二択の判定をするDNA検出が主なものであるので、検出可能な分量以上のDNAがPCR増幅で得られれば良く、DNAの絶対量は問題とならない。そのため、マイクロ流体5が偶発的に流動し吸加熱エリアから外れ、そして再び吸加熱エリアに戻された場合は、吸加熱エリアから外れた期間は、PCR増幅のための温度サイクルが加わらないので、加わる温度サイクルの総数は減ることになるが、その影響は小さい。
図1に示すマイクロ流体デバイスにより、室温中において、以下のようにバイオチップ4の温度制御を行った。主たる温度制御素子1の設定値を320Kと340Kのサイクルとし、従たる温度制御素子2、13の設定値はそれに連動して常に60Kの一定の温度差で温度が高い380Kと400Kのサイクルとした。バイオチップ4の管の内径は1mmφとし、管内にDNA溶液のマイクロ流体5を設置し、その周囲に空気6を設置した。バイオチップ4はポリプロピレンで形成し、壁面は親水性で接触角60°とした。これにより、マイクロ流体5の自由界面は外側に凹になった。なお、このマイクロ流体5の表面張力は320Kのとき68mN/m、340Kのとき65mN/m、380Kのとき58mN/m、400Kのとき54mN/mである。
偶発的にマイクロ流体5が5mm/秒で流動したところ、前後ふたつの自由界面がそれぞれ従たる温度制御素子3の有効エリアと主たる温度制御素子1の有効エリアに跨るところで流動の向きを変え、主たる温度制御素子1の有効エリアすなわち本来の吸加熱エリアに戻った。
図1に示すマイクロ流体デバイスにより、室温中において、以下のようにバイオチップ4の温度制御を行った。主たる温度制御素子1の設定値を320Kと340Kのサイクルとし、従たる温度制御素子2、13の設定値はそれに連動して常に40K低い280Kと300Kのサイクルとした。バイオチップ4の管の内径は1mmφにし、管内にDNA溶液のマイクロ流体5を設置し、その周囲に空気6を設置した。バイオチップ4はポリプロピレンで形成し、壁面は疎水性で接触角150°とした。これにより、マイクロ流体5の自由界面は外側に凸になった。なお、このマイクロ流体5の表面張力は280Kのとき7
5mN/m、300Kのとき72mN/m、320Kのとき68mN/m、340Kのとき65mN/mである。
偶発的にマイクロ流体5が5mm/秒で流動したところ、前後ふたつの自由界面がそれぞれ従たる温度制御素子3の有効エリアと主たる温度制御素子1の有効エリアに跨るところで流動の向きを変え、主たる温度制御素子1の有効エリアすなわち本来の吸加熱エリアに戻った。
本実施例によれば、吸加熱エリアの外側の自由界面は従たる温度制御素子によって加熱されるため、偶発的にマイクロ流体5が流動し吸加熱エリアから外れてしまった際、マイクロ流体5が流動する前方、すなわち吸加熱エリアの外側の自由界面は従たる温度制御素子によって冷却されるため、前方の自由界面における界面張力が大きくなる。マイクロ流体5の自由界面は外側に凸であり、後方の界面張力が前方の界面張力より小さいため、マイクロ流体5には後方に引き戻す力が働き位置が復元される効果がある。結局、吸加熱エリアの外側に流動するマイクロ流体5は温度の壁に当たって後方に跳ね返され、粘性のために減速し吸加熱エリア内で静止する効果がある。
本発明のマイクロ流体デバイスの断面図である。 本発明のバイオチップ内のマイクロ流体の位置の時間変化を示す図である。
符号の説明
1 ・・・主たる温度制御素子
2,3 ・・・従たる温度制御素子
4 ・・・バイオチップ
5 ・・・マイクロ流体
6 ・・・空気

Claims (2)

  1. マイクロ流体を収納する吸加熱エリアを有する管を形成したバイオチップと、前記管の前記吸加熱エリアに設置された主たる温度制御素子と、前記管の前記吸加熱エリアの外の位置に設置された従たる温度制御素子とを有し、前記管の壁面を親水性にし、前記従たる温度制御素子が前記管を前記吸加熱エリアより高い温度に加熱し、前記従たる温度制御素子の位置における前記マイクロ流体の界面張力を前記吸加熱エリアよりも小さくすることにより、温度サイクルを加えた際に前記マイクロ流体が偶発的に流動した場合に、前記主たる温度制御素子の温度サイクルに連動して前記従たる温度制御素子が前記管を前記吸加熱エリアより一定の温度差で高い温度に加熱することで、前記マイクロ流体を前記吸加熱エリアに押し戻すようにしたことを特徴とするマイクロ流体デバイス。
  2. マイクロ流体を収納する吸加熱エリアを有する管を形成したバイオチップと、前記管の前記吸加熱エリアに設置された主たる温度制御素子と、前記管の前記吸加熱エリアの外の位置に設置された従たる温度制御素子とを有し、前記管の壁面を疎水性にし、前記従たる温度制御素子が前記管を前記吸加熱エリアより低い温度に冷却し、前記従たる温度制御素子の位置における前記マイクロ流体の界面張力を前記吸加熱エリアよりも大きくすることにより、温度サイクルを加えた際に前記マイクロ流体が偶発的に流動した場合に、前記主たる温度制御素子の温度サイクルに連動して前記従たる温度制御素子が前記管を前記吸加熱エリアより一定の温度差で低い温度に冷却することで、前記マイクロ流体を前記吸加熱エリアに押し戻すようにしたことを特徴とするマイクロ流体デバイス。
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