JP4893041B2 - Ipアドレスの割り当て方法 - Google Patents

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本発明は、クライアント間に、ネットワークアドレスを自動的に割り当てるIPアドレスの割り当て方法に関する。
IPアドレスの自動割り当て方法として、BOOTPあるいはDHCPが利用されている。
BOOTPは、TCP/IPネットワーク上で、クライアントマシンがネットワークに関する設定をサーバから自動的に読み込むためのプロトコルであり、RFC951として規定されている。BOOTPに対応したクライアントはホスト名やドメイン名、IPアドレス、サブネットマスク、DNSサブネットマスクなどを自動設定してくれるので、人手で設定する手間を省くことができる。
DHCPは、インターネットに一時的に接続するコンピュータに、IPアドレスなど必要な情報を自動的に割り当てるためのプロトコルである。DHCPサーバにはゲートウェイサーバやDNSサーバのIPアドレスやサブネットマスク、クライアントに割り当ててもよいIPアドレスの範囲などが設定されており、ダイヤルアップなどの手段を使ってアクセスしてきたコンピュータにこれらの情報を提供する。クライアントが通信を終えると自動的にアドレスを回収し、他のコンピュータに割り当てる。
これらBOOTPあるいはDHCPを利用したIPアドレスの自動割り当て方法において、IPアドレスの重複などを回避して適切なIPアドレスを決定するためのサーバアクセス方法も提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2003−143175号公報 特開2003−188899号公報
BOOTPあるいはDHCPは、クライアントが起動時にIPアドレスをサーバに問い合わせ、サーバ側はクライアントからの問い合わせに応じてIPアドレスを通知することにより、該当クライアントのIPアドレスが決定する。
このIPアドレス自動割り当て方法では、クライアント側に固定のIPアドレスを割り当てておく必要がないため、ネットワーク管理の簡易化、クライアントの移動容易化といったメリットがある。
しかし、IPアドレス要求に応じるサーバが存在しない場合にはIPアドレスの割り当てが行われないため、IPアドレスを基にした通信ができないという問題がある。
本発明の目的は、IPアドレスの割り当て要求に応じるサーバがネットワーク内に存在しない場合にもIPアドレスの自動割り当てができる方法を提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するため、サーバ不在の場合にARPを使って空いているIPアドレスを検索すること、サーバ不在時にホストが自主的にIPアドレスを割り振ること、同じIPアドレスをもつクライアントが存在する場合に互いのMACアドレスの大小比較で決着をつけること、サーバ存在通知とサーバ不在通知を使ってホスト間の状態に相違をなくすこととしたもので、以下の方法を特徴とする。
(1)多数のクライアントがサーバと共にネットワーク接続されるシステムにおいて、クライアント間にネットワークアドレスを自動的に割り当てるIPアドレスの割り当て方法であって、
IPアドレスを獲得しようとするクライアントは、
起動時にサーバに自身のIPアドレスを問い合わせる過程と、
サーバから返答があった場合にサーバによる設定でIPアドレスを取得する過程と、
サーバからの応答が得られなかった場合にARPを使ってプライベートIPアドレス空間から空いているプライベートIPアドレスを探し出し、これを自身のIPアドレスとする過程とを備え、
前記空いているIPアドレスを取得したクライアントは、
定期的にサーバへアクセスしてサーバの存在有無を試みる過程と、
前記サーバへのアクセスで、復帰したサーバからホストコンフィグレーション情報を入手した場合は、今まで使っていたIPアドレスを直ちに放棄し、サーバから新たに設定されたIPアドレスを自身のIPアドレスとする過程と、
サーバが復帰したことをブロードキャスト通信で他のクライアントに通知する過程と、
前記サーバ存在通知を受けたときに、それまで使用していたIPアドレスを放棄し、サーバへの問い合わせで新たに設定されたIPアドレスを自身のIPアドレスとする過程とを備えたことを特徴とする。
(2)多数のクライアントがサーバと共にネットワーク接続されるシステムにおいて、クライアント間にネットワークアドレスを自動的に割り当てるIPアドレスの割り当て方法であって、
IPアドレスを獲得しようとするクライアントは、
起動時にサーバに自身のIPアドレスを問い合わせる過程と、
サーバから返答があった場合にサーバによる設定でIPアドレスを取得する過程と、
サーバからの応答が得られなかった場合にARPを使ってプライベートIPアドレス空間から空いているプライベートIPアドレスを探し出し、これを自身のIPアドレスとする過程とを備え、
前記空いているIPアドレスを取得したクライアントは、
サーバの存在を確認する過程と、
サーバの存在を確認できたときにサーバからIPアドレスを獲得すると共にサーバ存在通知をブロードキャスト通信で他のクライアントにサーバ存在を通知する過程と、
サーバの存在を確認できないときにサーバの不在をブロードキャスト通信で他のクライアントにサーバ不在を通知する過程とを備え、
サーバからIPアドレスを獲得したクライアントは、前記サーバ存在通知を受信したとき、現在の状態に留まる過程と、
前記サーバ不在通知を受信したとき、それまでのIPアドレスを破棄し、前記空いているIPアドレスの取得をする過程とを備えたことを特徴とする。
)前記空いているIPアドレスを取得したクライアントは、
複数のクライアントに重複したIPアドレスを検出する過程と、
IPアドレスの重複を検出したときに自身のMACアドレスと競合相手のMACアドレスの大小を比較する過程と、
自身のMACアドレスの方が大きい場合には自身のIPアドレスを放棄する過程と、
自身のMACアドレスの方が小さい場合には競合相手にそのIPアドレスを手放すように要求する過程と、
前記競合相手がIPアドレスを手放したことを確認したときにIPアドレスの使用を再開する過程とを備えたことを特徴とする。
以上のとおり、本発明によれば、サーバ不在の場合にARPを使って空いているIPアドレスを検索すること、サーバ不在時にホストが自主的にIPアドレスを割り振ること、同じIPアドレスをもつクライアントが存在する場合に互いのMACアドレスの大小比較で決着をつけること、サーバ存在通知とサーバ不在通知を使ってホスト間の状態に相違をなくすこととしたため、以下の効果がある。
(1)IPアドレスを動的設定にしているホストで構築されたあるネットワークセグメントにおいて、ホスト設定サーバが不在であっても、各ホストのIPアドレスが自動的に設定されるため、ユーザがいちいちIPアドレスを設定しなくてもホスト間で通信ができるようになる。
例えば、測定データをネットワーク経由で落とすことのできる測定機材に対してIPアドレスを動的設定にしておく。この機材に、やはりIPアドレス動的設定のノードPCなどをつないだとき、DHCPサーバがいなくてもIPアドレスがアサインされるため、IPアドレス設定の手間が省ける。測定機材は部署間での貸し借りなども考えられるので、特定のIPアドレスを割り振らずに動的設定としておいた方が都合がよい。
(2)IPアドレスを自主的に決めて運用しているときに、ホスト設定サーバがつながれても、自動的にBOOTPやDHCPの手続きが有効となり、ユーザ側では設定変更などを行なう必要が生じない。
図1は、本発明の実施形態を説明するためのシステム構成例を示し、多数のクライアント11〜1Nがサーバ2と共にネットワーク接続されたシステムにおいて、本実施形態は、サーバ2が何らかの原因で存在しない状態にある場合にも、各々のクライアントが自らIPアドレスを探索し、IPアドレスを自動的に割り当てる。このため、図1の各クライアントは、以下のソフトウェア処理機能A〜Dを搭載する。以下、クライアント11を例に説明する。
(A)IPアドレス探索
ホストHが自身のIPアドレスAHを決定するまでの手続きを図2に示す。ホストH(クライアント11)には本探索機能Aを搭載し、サーバ2にはBOOTPまたはDHCPが搭載されるシステムとする。
ホストHは起動時、step1でサーバに対しIPアドレスを問い合わせ、step1Aでサーバからの返答をチェックする。このとき、サーバ2から返答があった場合には、step1BでBOOTPあるいはDHCPを利用した従来通りの手続きでIPアドレスを設定する。
サーバ2からの返答が得られなかった場合には、サーバ2からのIPアドレス調達を諦め、step2でプライベートIPアドレス空間から空いているプライベートIPアドレスを探し出すための初期設定を行う。ここで、プライベートIPアドレス空間はA0,A1,A2,…,ANとし、現在の検索IPアドレスをAiとする。また、ARP(Address Resolution Protocol)発行の繰り返し回数カウンタ値をCとする。なお、最大のプライベートIPアドレスANは、ARP発行時の仮のソースアドレスとして使用するため、予約扱いとする。つまり、検索対象空間は、A0,A1,A2,…,AN-1となる。
次に、ホストHはプライベートIPアドレス空間から空いているプライベートIPアドレスを探すために、step3でIPアドレスAiに対してARPを発行し、step3Aで返答を待つ。返答があった場合にはstep4、返答がなかった場合にはstep5へ移る。
step4では次のIPアドレス検索のためにIPアドレスAiをインクリメントし、繰り返し回数カウンタ値Cを0に戻し、step4Aで検索IPアドレスAiが最大プライベートIPアドレスANに達したか否かをチェックする。検索IPアドレスAiが最大プライベートIPアドレスA0に達した場合にはstep6へ移り、遠しない場合にはstep3へ戻る。
step6ではIPアドレスに空きがなかった場合の処理を行う。検索したIPアドレス空間は既に空きがないので、この空間からIPアドレスを得ることは失敗したと判定し、ホストHはIPアドレス取得を断念し自身のIP動作を停止する。
step3AにおいてARP発行への返答がなかった場合、step5で同一IPアドレスAiに対し再度検索を実行するために繰り返し回数カウンタ値Cをインクリメントし、step5Aで繰り返し回数カウンタ値Cがロバストネス値R(ロバストネス値Rは、IPアドレスが空いていると判断するときの基準値のことで、Rを大きくするほど判断の信頼性が高くなるものとする)に達したか否かをチェックする。繰り返し回数カウンタ値Cがロバストネス値Rに達した場合にはstep7へ移り、達しない場合にはstep3へ戻る。
step7では空きのIPアドレスを見つけた場合の処理を行う。現時点の検索IPアドレスAiをホストHのIPアドレスとして使用する。
以上の処理により、サーバが元々いないか、あるいはサーバがIP動作停止中でIPアドレスの配布役がいないネットワークセグメントに参加したいホストは、上記のstep1〜step7を実行することにより、IPアドレスを手に入れることができ、同一セグメント内の他のホストとはIP通信ができるようになる。
(B)IPアドレスが重複した場合の解決
前記のIPアドレス探索機能AでIPアドレスを取得した2つのホストが不幸にも同じIPアドレスを持ってしまった場合の解決方法を図3に示す。この重複原因としては、ノイズ等の理由で、後から参加したホストがARP応答を全て受け損なった場合などが考えられる。
なお、ホストHのプライベートIPアドレスをA、競合相手のホストをH’とし、ホストH、H’のMACアドレスをそれぞれM、M’とする。ホストHは、ソースIPアドレスがAであるパケットPを受信したことにより、自分の他にもIPアドレスAを使っているホストがいることを知ったとする。このとき、ホストHは以下の重複解決手続きを開始する。
ホストHは、step12でパケットPのソースMACアドレスを参照し、競合するホストH’のMACアドレスを把握する。次に、step12AでホストHは自身のMACアドレスMと競合相手のMACアドレスM’の大小を比較し、MがM’よりも小さいならばstep13,MがM’よりも小さくなければstep15へ移る。
step13でホストHは、ホストH’へIPアドレスの開放要求を行うため、ARPを発行する。その際、ホストHはIPアドレスAを放棄せずにプライベートIPアドレス空間の最大IPアドレスANに対しARPを発行する。このARP発行は、本来の目的で送信するのではなく、ホストH’に対し現行のIPアドレスAを手放すように要求するものである。
なお、このARPを競合相手のホストH’が受け取った時、ホストH’もまたIPアドレスの重複を認識し、同様にstep12AのMACアドレスの比較を実施する。このとき、自身のMACアドレスM’の方が大きな値であるから、ホストH’の場合にはstep15へ移る。
次に、上記step13でARPを発行したホストHは、その後step14でIPを一時的に停止し、ホストH’がIPアドレスAを手放したことを確認できるまで待つ。
なお、IPアドレスAの開放は、以下の条件を満たすパケットPの受信を以って、確認できたものとする。
・パケットPのソースMACアドレスが競合相手ホストH’のMACアドレスM’であること(Mp=M’)。
・パケットPのソースIPアドレスがIPアドレスAではないこと(Ap≠A)。
step14AでIPアドレスAの開放待ち時間以内か否かをチェックし、待ち時間を超過したらstep13へ移り再度警告を発行する。待ち時間以内であればstep14BでIPアドレスAの開放を確認できたか否かをチェックし、開放の確認ができない場合にはstep14Aへ移り、開放の確認ができた場合にはIP動作を再開し重複処理を終了する。
step12Aにおいて、MACアドレスMがM’よりも小さくない場合、step15でホストHはIPアドレスAを放棄し、ひとまずIPアドレス使用動作を休止させる。次に、ホストHはIPアドレスAに対してARPを発行する。このとき、ARPパケットのソースIPアドレスとして、プライベートIPアドレス空間の最大アドレスAN(仮のソースアドレス)を使用する。
このARPは、ARP本来の目的で送信するのではなく、ホストHが競合相手のホストH’に対して現行のIPアドレスAを手放したことを通知するためのものである。
ホストH’がIPアドレスの競合を検出してIPアドレス使用動作を休止している時(step14)、ホストHが上記のARPを送信することにより、ホストH’はIPアドレスの競合が解決したと判断してIPアドレス処理動作を再開する。
一方、ホストHはIPアドレスを失ってしまったので、上記のIPアドレス探索機能(A)の手続きを再開し、空いているプライベートIPアドレスを検索する。
(C)サーバ復帰対処
BOOTPサーバあるいはDHCPサーバが復帰したとき、ホストコンフィグレーションを更新する。この更新手順を図4および図5に示す。
図4において、step21でサーバへの問い合わせを行う。IPアドレス探索(A)の手続きでIPアドレスを自主的に割り当てて使っているホストHは定期的にサーバへのアクセスを試みる。step21Aでサーバからの応答の有無をチェックし、サーバからの応答が得られない場合には引き続き、現行のIPアドレスを使用し続ける。サーバからの応答が得られた場合にはstep22へ移る。
なお、この問い合わせ処理の実施間隔はホストごとにランダムタイマ(サーバへの問い合わせが競合しないように、乱数をタイマ値として設定したタイマ)で管理され、間い合わせタイミングが同期しないように、すなわちトラフィックのラッシュを避ける。
step22でホスト再コンフィグレーションを行う。サーバからホストコンフィグレーション情報を入手したホストHは、今まで使っていたIPアドレスを直ちに放棄し、新たに支給されたIPアドレスを自身のIPアドレスとする。
step23でサーバ存在通知を行う。ホストHはサーバが復帰したことを他のホストにも知らせるために「サーバ存在通知」をブロードキャストする(他のサブネットに漏れ出さないようにするために、TTL=1とする)。
ただし、「サーバ存在通知」の氾濫を避けるため、他のホストが「サーバ存在通知」を送信してから間もない時には、送信を控えるようにする。これでホストHの正常化処理は終了する。
サーバ存在通知を受信した他のホストは、図5に示す以下の処理を実行する。
step24でIPアドレスの放棄を行う。「サーバ存在通知」を受信したホストH’は、今まで使っていたIPアドレスを直ちに放棄し、一時的にIPアドレス使用動作を休止する。
step25でランダムタイマ満了待ちを行う。IPアドレスを放棄したホストH’は、トラフィックラッシュを避けるため、すぐにはサーバへの問い合わせを行なわない。ホストH’は自身のランダムタイマが満了するまでサーバへの問い合わせを休止する。ランダムタイマが満了したらstep26へ移る。
step26でサーバへの問い合わせを行う。ホストH’はサーバにホストコンフィグレーション情報を問い合わせる。step26Aでサーバから返答があったら、新たなIPアドレスを有効とし、step26BでIP動作を再開する。サーバから返答が得られなかったときは再度ランダムタイマを開始し、step25へ戻る。
(D)IPアドレスの自治状態判定
IPアドレスを自主的に割り当てて使っているホスト(IP自治状態)とBOOTPあるいはDHCPで調達したIPアドレスを使っているホスト(IP管理状態)が同一セグメント内に混在していると、通信できない場合がある。
例えば、ホストH1はDHCPサーバから貰った144.1.10.232を使っていて、次にDHCPサーバが死亡し、その後ホストH2が参加し、前記のIPアドレス探索(A)によって192.168.0.1を入手したとする。ホストH1、H2はネットワークアドレスが異なるので通信できない。この混在状態を解消する方法を図6に示す以下の手順で説明する。
step31でサーバの生存確認を行う。まず、確認カウンタCをゼロクリアし、次に、ホストHは、サーバの生存を確認するために、ランダムなタイミングでサーバに対して呼びかけを行なう。
step31Aでサーバからの応答の有無をチェックし、サーバからの返答なしの場合、step32でホストHの状態をチェックし、ホストHがIP管理状態であれば、step32AでカウンタCのインクリメントを行い、step32BでC≧Rでなければ、step31のサーバ生存確認を繰り返す。step32BでC≧Rであれば、IP管理状態にある確認が得られたとする。ホストHがIP管理状態の確認が得られたとき、step33でサーバ不在を確認する。
ホストHはサーバ不在を確認したとき、サーバから貰ったホストコンフィグレーション情報を破棄し、前記のIPアドレス探索(A)によりプライベートIPアドレスを取得し、これを自分のIPアドレスとして設定する。
図6において、ホストが「サーバ存在通知」および「サーバ不在通知」を受信したときの動作についてまとめると、以下の対処をする。
・IP自治状態のホストが「サーバ存在通知」を受信したとき、ホストは直ちにIP管理状態へ遷移する。
・IP自治状態のホストが「サーバ不在通知」を受信したとき、ホストは現在の状態に留まる(影響なし)。
・IP管理状態のホストが「サーバ存在通知」を受信したとき、ホストは現在の状態に留まる(影響なし)。
・IP管理状態のホストが「サーバ不在通知」を受信したとき、「サーバ存在通知」を返信する。ただし、各ホストが一斉に送信するとラッシュ状態となるので各ホストはランダムタイマを動作させ、最初にタイマが満了したホストが「サーバ存在通知」を送信し、他のホストは「サーバ存在通知」を検出したら自身の送信は取り止める(だれかひとりが「サーバ存在通知」を返信すれば事足りる)。
・サーバ確認状態のホストが「サーバ存在通知」を受信したとき、ホストは直ちにIP管理状態へ遷移する。
・サーバ確認状態のホストが「サーバ不在通知」を受信したとき、ホストは現在の状態に留まる(影響なし)。
・サーバ不在確認状態のホストが「サーバ存在通知」を受信したとき、ホストは直ちにIP管理状態へ遷移する。
・サーバ不在確認状態のホストが「サーバ不在通知」を受信したとき、確認カウンタCをインクリメントし、ロバストネス値に達したら、IP自治状態へ遷移する。ロバストネス値に満たないときは、現状態に留まる。
次に、step35でサーバ不在通知を行う。まず、確認カウンタCをゼロクリアし、次に、ホストHはサーバが不在であることを他のホストにも知らせるために「サーバ不在通知」をブロードキャストする(他のサブネットに漏れ出さないようにするために、TTL=1とする)。ただし、「サーバ不在通知」の氾濫を避けるため、他のホストが「サーバ不在通知」を送信してから間もない時には、送信を待つ。
step36で、ホストHは、サーバ不在通知後、他ホストからの通知を観察する。この通知に対して、step36Aで異議申し立て受付単位時間内か否かをチェックし、異議申し立て受付単位時間内に他のホストから通知がなければstep35に移行して次回(このときのみカウンタCをゼロクリアしないでインクリメント)のサーバ不在を通知処理に戻る。また、step36Aで異議申し立て受付時間内に通知があり、step36Bでその通知内容が「サーバ不在」であれば、再びstep35に移行して次回のサーバ不在を通知処理に戻る。また、step36Bで通知内容がサーバ存在通知であれば、step31に戻ってサーバの生存確認に入る。
以上のとおり、IPアドレスの自治状態判定には、
・IP管理状態からIP自治状態への遷移は慎重に行なう。この遷移の最初のステップとして、自らサーバへのアクセスを試みて、サーバの有無を確認する。この確認は少なくともロバストネス値の回数行なうこと。
次のステップとして、セグメント内に「サーバ不在通知」を流して他のホストからの反応を伺う。サーバへのアクセスが上手くいかないのは自分だけかも知れないので、他のホストの意見も遷移条件に加える。他ホストからの異議申し立て(「サーバ存在通知」)がなかったら、ようやくIP自治状態へと遷移する。
・IP自治状態からIP管理状態への遷移は躊躇せずに行なう。サーバからの返答があった場合はもちろん、「サーバ存在通知」を検出したときも、自治状態のIPアドレスを直ちに放棄し、サーバからのホスト設定情報を優先する。この遷移は、ロバストネス回数の確認を取らない。
次に、step31Aで、サーバからの応答がある場合、step34でホストHの状態をチェックする。ホストHの状態がIP管理状態であればstep34AのIP管理状態を維持する。また、ホストHの状態がIP自治状態にあれば、前記の(C)機能のstep22(図4のstep22)へ移る。step32BでホストHがIP自治状態であれば、step32BのIP自治状態を維持する。
本発明の実施形態を示すシステム構成例。 実施形態におけるIPアドレス探索処理手順図。 実施形態におけるIPアドレス重複解決処理手順図。 実施形態におけるサーバ復帰におけるサーバを見つけたホストの処理手順図。 実施形態におけるサーバ復帰におけるサーバ存在通知を受信したホストの処理手順図。 実施形態におけるIPアドレスの自治状態判定処理手順図。
符号の説明
1〜1N クライアント
2 サーバ

Claims (3)

  1. 多数のクライアントがサーバと共にネットワーク接続されるシステムにおいて、クライアント間にネットワークアドレスを自動的に割り当てるIPアドレスの割り当て方法であって、
    IPアドレスを獲得しようとするクライアントは、
    起動時にサーバに自身のIPアドレスを問い合わせる過程と、
    サーバから返答があった場合にサーバによる設定でIPアドレスを取得する過程と、
    サーバからの応答が得られなかった場合にARPを使ってプライベートIPアドレス空間から空いているプライベートIPアドレスを探し出し、これを自身のIPアドレスとする過程とを備え、
    前記空いているIPアドレスを取得したクライアントは、
    定期的にサーバへアクセスしてサーバの存在有無を試みる過程と、
    前記サーバへのアクセスで、復帰したサーバからホストコンフィグレーション情報を入手した場合は、今まで使っていたIPアドレスを直ちに放棄し、サーバから新たに設定されたIPアドレスを自身のIPアドレスとする過程と、
    サーバが復帰したことをブロードキャスト通信で他のクライアントに通知する過程と、
    前記サーバ存在通知を受けたときに、それまで使用していたIPアドレスを放棄し、サーバへの問い合わせで新たに設定されたIPアドレスを自身のIPアドレスとする過程とを備えたことを特徴とするIPアドレスの割り当て方法。
  2. 多数のクライアントがサーバと共にネットワーク接続されるシステムにおいて、クライアント間にネットワークアドレスを自動的に割り当てるIPアドレスの割り当て方法であって、
    IPアドレスを獲得しようとするクライアントは、
    起動時にサーバに自身のIPアドレスを問い合わせる過程と、
    サーバから返答があった場合にサーバによる設定でIPアドレスを取得する過程と、
    サーバからの応答が得られなかった場合にARPを使ってプライベートIPアドレス空間から空いているプライベートIPアドレスを探し出し、これを自身のIPアドレスとする過程とを備え、
    前記空いているIPアドレスを取得したクライアントは、
    サーバの存在を確認する過程と、
    サーバの存在を確認できたときにサーバからIPアドレスを獲得すると共にサーバ存在通知をブロードキャスト通信で他のクライアントにサーバ存在を通知する過程と、
    サーバの存在を確認できないときにサーバの不在をブロードキャスト通信で他のクライアントにサーバ不在を通知する過程とを備え、
    サーバからIPアドレスを獲得したクライアントは、前記サーバ存在通知を受信したとき、現在の状態に留まる過程と、
    前記サーバ不在通知を受信したとき、それまでのIPアドレスを破棄し、前記空いているIPアドレスの取得をする過程とを備えたことを特徴とするIPアドレスの割り当て方法。
  3. 前記空いているIPアドレスを取得したクライアントは、
    複数のクライアントに重複したIPアドレスを検出する過程と、
    IPアドレスの重複を検出したときに自身のMACアドレスと競合相手のMACアドレスの大小を比較する過程と、
    自身のMACアドレスの方が大きい場合には自身のIPアドレスを放棄する過程と、
    自身のMACアドレスの方が小さい場合には競合相手にそのIPアドレスを手放すように要求する過程と、
    前記競合相手がIPアドレスを手放したことを確認したときにIPアドレスの使用を再開する過程とを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のIPアドレスの割り当て方法。
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