JP4889171B2 - ロッカー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体内に構成された収納室の前面開口を開閉自在に閉塞する内扉と、該内扉の外側において開閉自在とされた外扉とを備えたロッカーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のように共働き家庭が増えている状況では、宅配物の配送時に顧客が在宅していない場合が多く、そのため、特にマンションなどの集合住宅では、荷物預かり用のロッカーなどが、エントランスホールなどに設置されていることがある。
【0003】
係るロッカーは、宅配業者が、施錠されていないロッカーに宅配物を収納し、扉を閉鎖することにより、自動的に施錠されるものである。そして、施錠時にロッカーに備え付けられたレシート発行部から発行されたレシートを顧客の郵便受けに入れ、係るレシートを受け取った顧客がロッカーにて、レシートに記載された暗証番号などを入力することにより、前記ロッカーが解錠されるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年物流業界は革新的に進展し、食品の宅配時にも冷蔵或いは冷凍したまま配送するまでに至っている。係る食品の低温配送時には、通常は発泡スチロールなどから成る断熱性の宅配箱内に食品を収納し、その状態で冷凍車或いは冷蔵車の荷室に収納して顧客宅まで配送される。
【0005】
上述の如く近年のように共働き家庭が増えている状況では、前記ロッカーに収納された場合であっても、係るロッカーは、温度管理が行われないため、比較的長時間宅配箱内に食品が放置されることになる。しかしながら、係る発泡スチロール製の宅配箱の保冷性能には限界があるため、配送時に顧客が在宅していて直ぐに家庭の冷蔵庫に移されれば良いものの、前述の如く長時間宅配箱が放置されるような場合には、その間に温度が上昇し、食品が劣化してしまう問題があった。
【0006】
そこで、上述如きロッカーを冷蔵又は冷凍状態に温度管理し、宅配箱全体を保冷することが考えられるが、収納室内を冷却するために本体を断熱箱体にて構成する必要がある。しかしながら、断熱箱体では、施錠機構を設けることが困難であるため、収納室の前面開口は、断熱材にて構成される内扉と、係る内扉の外側に設けられると共に、施錠機構を備えた鋼板製の外扉とにより開閉自在に閉塞しなければならない。
【0007】
しかしながら、収納室の前面開口を内扉と外扉の二重構造の扉にて開閉自在に閉塞した場合、内扉の開閉を行う際に外扉が影響してしまい、内扉を本体に対し垂直に開閉できないという問題があった。また、係るロッカーを横に隣接して設置した場合、外扉の開放すると枢支側に並べて設置されたロッカーが邪魔となり外扉を広く開放することができないという問題がある。そこで、複数のロッカーを横に並べて設置する場合に、所定の間隔を存して設置しなければ成らず、外観上、管理上好ましいものではなかった。
【0008】
そこで、本発明は、技術的課題を解決するために成されたものであり、複数のロッカーを横に隣接して設置した場合であっても外扉の開閉を円滑に行うことができるロッカーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一側が本体に回動自在に枢支され、当該本体の前面開口を開閉自在に閉塞する外扉と、該外扉の内側に位置して一側が本体に回動自在に枢支され、本体内に構成された収納室の前面を開閉自在に閉塞する内扉とを備えて成るロッカーにおいて、収納室内は、本体下部に構成された機械室内に配設された冷却装置により所定温度に冷却されると共に、外扉と内扉間には、機械室内と連通する廃熱ダクトが構成され、外扉の回動に伴う当該外扉の枢支側端部の移動軌跡は本体の一側面より外側に出ず、内扉の枢支側前面は内側に凹陥した凹陥部とされ、外扉の開閉時に本体の前面開口側に張り出す枢支側内面が内扉の凹陥部内に進入することを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、一側が本体に回動自在に枢支され、当該本体の前面開口を開閉自在に閉塞する外扉と、外扉の内側に位置して一側が本体に回動自在に枢支され、本体内に構成された収納室の前面を開閉自在に閉塞する内扉とを備えて成るロッカーであって、収納室内は、本体下部に構成された機械室内に配設された冷却装置により所定温度に冷却されると共に、外扉と内扉間には、機械室内と連通する廃熱ダクトが構成されるため、機械室内の廃熱により内扉前面の結露の発生を未然に回避することができるようになる。
【0011】
特に、外扉の回動に伴う外扉の枢支側端部の移動軌跡は本体の一側面より外側に出ず、内扉の枢支側前面は内側に凹陥した凹陥部とされているので、本発明のロッカーを横に隣接して設置した場合であっても外扉の開閉を円滑に行うことができようになる。
【0012】
また、外扉の開閉時には、外扉の枢支側内面が本体の前面開口側に張り出すかたちとなるが、内扉の枢支側前面は内側に凹陥した凹陥部とされているため、外扉の枢支側内面が内扉の開閉に影響を与えないこととなり、内扉の開閉を支障なく行うことができるようになる。
【0013】
請求項2の発明のロッカーは、上記発明に加えて、収納室内に、少なくとも前面が開口した内箱を前後方向摺動可能に収納したことを特徴とする。
【0014】
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、収納室内に、少なくとも前面が開口した内箱を前後方向摺動可能に収納したので、収納室内に収納した物品を容易に取り出すことが可能となる。
【0015】
請求項3の発明のロッカーは、上記発明に加えて、内箱の前端には、所定曲率で内方に折曲された把手部を形成したことを特徴とする。
【0016】
請求項3の発明によれば、上記発明に加えて、内箱の前端には、所定曲率で内方に折曲された把手部を形成したので、手指を把手部にかけて内箱を前後に摺動させることができるようになる。
【0017】
また、この把手部は、格別な部材を内箱に取り付けることなく把手部を形成することができ、コストの削減を図ることができると共に、作業工程を簡素化することができるようになる。
【0018】
請求項4の発明のロッカーは、上記各発明に加えて、外扉の内面或いは内扉の外面には、外扉を閉じた際に内扉を閉じる方向に付勢する弾性部材を設けたことを特徴とする。
【0019】
請求項4の発明によれば、上記各発明に加えて、外扉の内面或いは内扉の外面には、外扉を閉じた際に内扉を閉じる方向に付勢する弾性部材を設けたので、外扉を閉じるだけで、弾性部材により内扉を閉じる方向に付勢することができ、内扉を確実に閉じることができるようになり、収納室内の密閉度を向上させることができるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明のロッカーは、特にマンションなどの集合住宅に設置される荷物預かり用のロッカーであり、宅配物の一時保管に用いられるものとする。以下、宅配物の一時保管用のロッカーとして説明するが、本発明は、これ以外に、スーパーマーケットなどの店舗などに設置されるロッカーとしても用いることができるものとする。
【0021】
本発明のロッカー1について図1乃至図3を参照して説明する。図1は本発明のロッカー1の斜視図、図2は外扉2及び内扉3を取り外した状態のロッカー1の正面図、図3はロッカー1の縦断側面図を示している。本発明のロッカー1は、前面に開口を有する鋼板製の箱体により本体4が構成され、この本体4内は図示しない仕切板により、上下に三段の収納室が形成される。上段に位置する収納室は、温度管理手段を何も設けない常温収納室であり、常温収納室の前面には、鋼板製の開閉扉6が回動自在に設けられる。
【0022】
中段及び下段に位置する収納室は、詳細は後述する冷却装置Rにより冷蔵温度に管理される中段冷蔵収納室8と下段冷蔵収納室5である。この中段冷蔵収納室8及び下段冷蔵収納室5を構成する本体4内には、断熱性を有する発泡断熱材7が充填されており、外部からの熱の出入りを抑制している。尚、断熱材7以外に、冷蔵収納室5又は8が位置する本体4内に断熱箱体を設けても良いものとする。
【0023】
そして、これら中段冷蔵収納室8の前面開口8A及び下段冷蔵収納室5の前面開口5Aの内側縁部には、後方に所定寸法分、即ち詳細は後述する内扉3の厚さ寸法分だけ凹陥した内扉収納部24が形成される。そして、この内扉3の外側には、詳細は後述する外扉2が開閉自在に設けられる。
【0024】
中段冷蔵収納室8及び下段冷蔵収納室5内には、図4に示す如きアルミニウムなどの熱伝導性材料にて構成された内箱21が出入可能に収納される。この内箱21は、前面から上面にわたって連続して開口した矩形体を呈しており、横寸法は、冷蔵収納室5又は8の横寸法よりも所定寸法小さく形成されている。また、この内箱21の下面は、平坦に形成されており、冷蔵収納室5又は8の下面に対し容易に摺動可能とされる。尚、本実施例の内箱21は、前面から上面に渡って連続して開口されているが、これ以外に前面のみが開口しているものであっても良いものとする。
【0025】
そして、冷蔵収納室5又は8の下面には、内箱21の左右方向の移動を禁止するための断面略L字状の案内部材22が左右それぞれに固定されている。尚、中段冷蔵収納室8の下面であって、左右の案内部材22が取り付けられる位置よりも外側には、下段冷蔵収納室5内と連通する冷気孔8A、8Aが形成されている。また、下段冷蔵収納室5の下面であって、左右の案内部材22が取り付けられる位置よりも外側には、前記冷却室と連通する冷気吐出孔5A及び冷気吸込孔5Bが形成されている。
【0026】
そのため、冷却室から冷気吐出孔5Aを介して下段冷蔵収納室5内に吐出された冷気は、内箱21と本体4内面との間を通った後、この冷気吐出孔5Aのほぼ真上に位置して形成される冷気孔8Aに向けて吐出される。このとき、冷気吐出孔5Aから吐出された冷気の一部は、冷気孔8Aに流入せず、下段冷蔵収納室5内の天面に沿って下段冷蔵収納室5内の内箱21内に流入し、この内箱21内を冷却する。
【0027】
一方、冷気孔8Aを介して中段冷蔵収納室8内に流入した冷気は、中段冷蔵収納室8内の内箱21と本体4内面との間を通った後、中段冷蔵収納室8天面に沿って中段冷蔵収納室8内の内箱21内に流入し、この内箱21内を冷却する。そして、この中段冷蔵収納室8内を循環した冷気は、反対側の内箱21と本体4内面との間を通った後、冷気孔8Aを介して下段冷蔵収納室5内に流下する。
【0028】
中段冷蔵収納室8内から流下された冷気及び下段冷蔵収納室内を循環した冷気は、先ほどとは反対側の内箱21と本体4内面との間を通った後、冷気吸込孔5Bを介して冷却室内に帰還される。
【0029】
これにより、内箱21の側壁は冷気の案内板としての効果を奏し、冷気循環を効率的に行うことができるようになり、冷却効率を向上させることができる。また、内箱21が熱伝導性材料にて構成されているので、係る内箱21が冷却され、この内箱21による間接冷却によっても内箱21内の物品を冷却することができ、冷却効率を向上させることができるようになる。
【0030】
また、内箱21の下面前端は、図5に示す如く所定曲率で内方に折曲された把手部21Aが形成される。そのため、内箱21内に物品等に付着した水滴等の液体が漏洩した場合であっても、液体の漏出を把手部21Aにて阻止することが可能となり、容易に液体が内箱21内から漏出することを防止することができる。
【0031】
以上の構成により形成された内箱21は、冷蔵収納室5及び8下面に設けられた案内部材22、22間に前方から挿入し、内箱21を収納する。このとき、内箱21は左右が案内部材22、22により案内されているため、左右に所定間隔を保持しつつ、容易に前後に摺動を行うことができる。そのため、内箱21の奥部に収納された物品であっても容易に取り出すことが可能となる。また、この内箱21は、冷蔵収納室5又は8に取り出し可能に収納されているため、内箱21のみを取り出し、洗浄を行うことができ、衛生上、好ましいものとなる。
【0032】
また、上述の如く内箱21の前端には、把手部21Aが形成されているため、該把手部21Aに手指をかけることができ、これにより、内箱21の前後の摺動を容易に行うことができる。
【0033】
更に、この把手部21Aは、格別な部材を内箱21に取り付けることなく把手部を形成することができ、部品点数の削減によるコストの削減を実現することができると共に、作業工程の簡素化を図ることができる。
【0034】
一方、下段冷蔵収納室5の下方には、機械室15が形成されており、中段冷蔵収納室8及び下段冷蔵収納室5を所定温度に冷却するための冷却装置Rが設けられている。即ち、機械室15内には、冷却装置Rを構成する圧縮機16、凝縮器17、凝縮器用送風機18等が配設されていると共に、機械室15上部には、上面に開口を有する断熱箱19が設けられ、この断熱箱19内には、中段冷蔵収納室8及び下段冷蔵収納室5と連通して設けられる図示しない冷却室が形成されている。この冷却室内には、圧縮機16と共に所謂冷凍サイクルを構成する図示しない冷却器と冷却器用送風機が配設されている。
【0035】
また、この機械室15の前面には、複数の通風孔10を形成した機械室扉11が回動自在に設けられており、この機械室扉11には、施錠装置12が設けられている。また、この機械室扉11の左右縁及び下縁には、機械室15側に略直角に折曲されたフランジが形成されており、上方に開口する廃熱ダクト20が形成されている。尚、図2における23は、冷蔵収納室5及び8内の設定温度を調節するコントロールパネルである。
【0036】
次に、図6乃至図9を参照して内扉3及び外扉2について説明する。内扉3は断熱性を有する断熱扉により構成されると共に、中段冷蔵収納室8の前面開口8A及び下段冷蔵収納室5の前面開口5Aの内側縁部に形成された内扉収納部24内に収納できる寸法に形成される。
【0037】
また、この内扉収納部24が形成される開口の一方の側部には、内扉3の側端に取り付けられるヒンジ部材26が取り付けられ、内扉3が前方に回動自在に枢支される。また、この内扉3の後面には、外縁部に沿って密閉部材としてのパッキン27が取り付けられ、該パッキン27は、内扉収納部24の前面と密着して冷蔵収納室5又は8内を密閉するものとする。
【0038】
また、内扉3の枢支側の前面には、内側に凹陥した凹陥部3Aが形成されており、外扉2と共に内扉3を開放した際に、内扉3の開放が、外扉2により干渉されない構成とされている。
【0039】
そして、内扉3の枢支側に位置する本体4の前面開口の前端には、ヒンジ部材28が取り付けられており、係るヒンジ部材28により前方に回動自在に開閉可能とする外扉2が取り付けられる。ここで、外扉2は、枢支側の本体4側面よりも外扉2の枢支側端部が内側に位置するように、言い換えると、外扉2の枢支側端部の前端の移動軌跡Pが本体4の一側面より外側に出ないとされる位置にヒンジ部材28により取り付けられる。このとき、外扉2の枢支側端部の後端の移動軌跡Qが本体4の前端に接触しない位置と成るように外扉2が回動自在に取り付けられる。
【0040】
また、この外扉2は、例えば鋼板製の板状部材により構成され、両側部には、上端及び下端が後面に略直角に折曲し、上面及び下面2Aが形成された後、更に内方に向けて略直角に折曲した図示しない後面が形成される。これにより、この両側部の上面又は下面2A間と内扉3の前面との間には、上下に連通した廃熱ダクト33が形成される。
【0041】
ここで、下段冷蔵収納室5前面に取り付けられる外扉2の廃熱ダクト33は、前記機械室扉11に形成された廃熱ダクト20と連通するため、機械室15内で冷却装置Rにより発生する廃熱を廃熱ダクト20及び33に流入させることができるようになる。これにより、内扉3の前面に生じる結露の発生を未然に回避することができる。
【0042】
また、この外扉2の非枢支側内面、本実施例では、非枢支側の前記後面には、図7に示す如き弾性部材としての板バネ34が取り付けられる。この板バネ34は外扉2に対し後方に付勢するものである。尚、この板バネ34は、内扉3の非枢支側前面に取り付けられていても良いものであり、この場合、板バネ34は、内扉3に対し前方に付勢するものであるとする。また、板バネ34のほかにも、弾性部材としてゴム部材や、スプリング、又は復元力を有するものを用いても良いものとする。
【0043】
尚、図1及び図7における25は、外扉2の非枢支側後面に設けられる鍵受け部材であり、本体4の前部であって、この鍵受け部材25に対応する位置には、該鍵受け部材25と係合し、施錠可能とするロック装置35が設けられている。尚、図1における30は、鍵用開口であり、鍵受け部材25をロック装置35内に挿入し係合可能とするための開口である。
【0044】
以上の構成により、外扉2を開放した場合、外扉2の閉扉時における枢支側端部2Bの前端は移動軌跡Pを通って回動されるため、外扉2の側端部が本体3の側面よりも外側に出ないで回動を行うことができる。これにより、本発明のロッカー1を横に隣接して設置した場合であっても、横のロッカー1の本体に干渉されることなく、外扉2を略90°回動させることができ、円滑に外扉2の開閉を行うことができるようになる。
【0045】
一方、外扉3の開閉時には、外扉3の枢支側内面が本体4の前面開口5A又は8A側に張り出すかたちとなる。この状態のまま、内扉3を前面に回動させ、開放を行った場合、外扉3の前面開口5A又は8A側に張り出した枢支側内面は、内扉3に形成された凹陥部3A内に侵入し、外扉3の枢支側内面が内扉3の開閉に影響を与えないこととなり、内扉3の開閉を支障なく行うことができる。
【0046】
また、上述の如く外扉2の後面には、板バネ34が設けられているため、係る外扉2を閉じるだけで、板バネ34の付勢力により内扉3を閉じる方向に付勢することができ、内扉3を確実に閉じることができるようになる。また、この板バネ34は、常に内扉3を閉じる方向に付勢されているため、パッキン27と本体4前面との密着性を向上させることができ、冷却効率を向上させることができるようになる。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、一側が本体に回動自在に枢支され、当該本体の前面開口を開閉自在に閉塞する外扉と、外扉の内側に位置して一側が本体に回動自在に枢支され、本体内に構成された収納室の前面を開閉自在に閉塞する内扉とを備えて成るロッカーであって、収納室内は、本体下部に構成された機械室内に配設された冷却装置により所定温度に冷却されると共に、外扉と内扉間には、機械室内と連通する廃熱ダクトが構成されるため、機械室内の廃熱により内扉前面の結露の発生を未然に回避することができるようになる。
【0048】
特に、外扉の回動に伴う外扉の枢支側端部の移動軌跡は本体の一側面より外側に出ず、内扉の枢支側前面が内側に凹陥した凹陥部とされ、外扉の開閉時に本体の前面開口側に張り出す枢支側内面は内扉の凹陥部内に進入するので、本発明のロッカーを横に隣接して設置した場合であっても外扉の開閉を円滑に行うことができようになる。
【0049】
また、外扉の開閉時には、外扉の枢支側内面が本体の前面開口側に張り出すかたちとなるが、内扉の枢支側前面が内側に凹陥した凹陥部とされているため、外扉の枢支側内面が内扉の開閉に影響を与えないこととなり、内扉の開閉を支障なく行うことができるようになる。
【0050】
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、収納室内に、少なくとも前面が開口した内箱を前後方向摺動可能に収納したので、収納室内に収納した物品を容易に取り出すことが可能となる。
【0051】
請求項3の発明によれば、上記発明に加えて、内箱の前端には、所定曲率で内方に折曲された把手部を形成したので、手指を把手部にかけて内箱を前後に摺動させることができるようになる。
【0052】
また、この把手部は、格別な部材を内箱に取り付けることなく把手部を形成することができ、コストの削減を図ることができると共に、作業工程を簡素化することができるようになる。
【0053】
請求項4の発明によれば、上記各発明に加えて、外扉の内面或いは内扉の外面には、外扉を閉じた際に内扉を閉じる方向に付勢する弾性部材を設けたので、外扉を閉じるだけで、弾性部材により内扉を閉じる方向に付勢することができ、内扉を確実に閉じることができるようになり、収納室内の密閉度を向上させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のロッカーの斜視図である。
【図2】 外扉及び内扉を開放した状態のロッカーの正面図である。
【図3】 ロッカーの縦断側面図である。
【図4】 内箱の斜視図である。
【図5】 内箱の前部拡大断面図である。
【図6】 冷蔵収納室の枢支側の断面図である。
【図7】 冷蔵収納室の非枢支側の断面図である。
【図8】 内扉及び外扉の開放時の枢支側の断面図である。
【図9】 外扉の移動軌跡を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ロッカー
2 外扉
3 内扉
3A 凹陥部
4 本体
5、8 冷蔵収納室
20 廃熱ダクト
21 内箱
21A 把手部
22 案内部材
24 内扉収納部
25 鍵受け部材
26、28 ヒンジ部材
27 パッキン
33 廃熱ダクト
34 板バネ
Claims (4)
- 一側が本体に回動自在に枢支され、当該の本体の前面開口を開閉自在に閉塞する外扉と、該外扉の内側に位置して一側が前記本体に回動自在に枢支され、前記本体内に構成された収納室の前面を開閉自在に閉塞する内扉とを備えて成るロッカーであって、
前記収納室内は、前記本体下部に構成された機械室内に配設された冷却装置により所定温度に冷却されると共に、
前記外扉と前記内扉間には、前記機械室内と連通する廃熱ダクトが構成され、
前記外扉の回動に伴う当該外扉の枢支側端部の移動軌跡は前記本体の一側面より外側に出ず、前記内扉の枢支側前面は内側に凹陥した凹陥部とされ、
前記外扉の開閉時に前記本体の前面開口側に張り出す当該外扉の枢支側内面が前記内扉の凹陥部内に進入することを特徴とするロッカー。 - 前記収納室内に、少なくとも前面が開口した、内箱を前後方向摺動可能に収納したことを特徴とする請求項1のロッカー。
- 前記内箱の前端には、所定曲率で内方に折曲された把手部を形成したことを特徴とする請求項2のロッカー。
- 前記外扉の内面或いは前記内扉の外面には、前記外扉を閉じた際に前記内扉を閉じる方向に付勢する弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3のロッカー。
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