JP4888457B2 - 無線設定システム及び印刷装置 - Google Patents

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本発明は、無線通信可能な印刷装置が、無線ネットワークを構成する外部装置と無線による通信(接続)を行うための無線設定に関するものである。
近時、無線LAN(Local Area Network/以下、無線LANを「無線ネットワーク」ともいう。)が普及している。無線ネットワークに接続するためには、そのための無線設定を、無線ネットワークに接続する装置に施す必要がある。例えば、無線ネットワークに接続可能なデジタルカメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、デジタルカメラと情報処理装置をUSB(Universal Serial Bus)接続し、デジタルカメラを無線設定用の特別のモードにした上で、情報処理装置側からデジタルカメラに対して無線設定を行う技術が開示されている。なお、デジタルカメラを無線設定用の特別のモードにするために、利用者はデジタルカメラを操作する必要がある。
ところで、オペレーティングシステム(以下、「OS」という。)をインストールした情報処理装置に所定の装置をUSB接続すると、情報処理装置がホストとなり、所定の装置との間でエミュレーションが発生する。そして、情報処理装置は、所定の装置の種別を取得し、どのような装置であるかを認識することができる(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2には、内部ストレージに記憶されたファイルを表計算ソフト等のアプリケーションを起動し読み込ませることが可能なデータ制御装置を、ホストコンピュータに接続した場合、ホストコンピュータ(情報処理装置)が、接続されたデータ制御装置をマスストレージとして認識し、OSに組み込まれたマスストレージドライバを使用し、所定のファイルを内部ストレージに記憶させる技術が開示されている。
特開2007−81738号公報(例えば、第5図) 特開2006−244415号公報(例えば、段落0033,0034及び0042、及び、第1図)
無線LANは、有線接続の場合とは異なり配線を必要とせず、それ故、設置の自由度が高く、利用者にとって魅力あるツールである。しかし、これを利用するためには、無線LANに接続する装置に対し特別の無線設定を行わなければならず、この処理を実施しなければ、外部装置との無線通信を実現することができない。かかる場合において、無線設定の処理をスムーズに行うことのできる別の技術が提供できれば、無線設定処理の選択肢を増やすことができる。
なお、印刷装置が備える印刷機能は、印刷装置にUSB接続された情報処理装置が利用できる機能である。したがって、印刷装置と情報処理装置がUSB接続された場合、情報処理装置は、ネゴシエーション(エミュレーション)の結果、印刷装置を印刷装置として認識する(情報処理装置において、接続された印刷装置のプリンタドライバプログラムがインストールされていない場合、これのインストールを情報処理装置のOSから要求されることとなる。)。これに対し、アプリケーションによって提供される機能は、アプリケーションを起動可能な装置に情報処理装置をUSB接続した場合であっても利用することができない。利用できるとすれば、アプリケーションをUSB接続した外部の装置から利用できるようになってしまう。したがって、特許文献2の構成において、ホストコンピュータがデータ制御装置をマスストレージであると認識することは、至極当然の構成である。
本発明は、特に、外部装置との無線通信によって受信した印刷データを印刷する印刷装置に対する無線設定を印刷装置にUSB接続された情報処理装置から行う場合において、無線設定を容易かつ効率的に行うことができる無線設定システム及びこのシステムを構成可能な印刷装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題に鑑みなされた本発明は、印刷装置にUSB接続された情報処理装置からなされる装置の種別に関する問い合わせに対し、印刷装置がストレージ手段であるとして応答し、この応答によって印刷装置をストレージ手段として認識した情報処理装置で作成された無線設定ファイルが印刷装置が備えるストレージ手段に記憶されている場合、印刷装置は、無線設定ファイルに含まれる第2設定値データを無線通信に用いる第2情報として記憶するとともに、外部装置から受信した第1設定値データを無線通信に用いる第1情報として記憶するようにしたものである。
本発明を反映した第1の課題解決手段は、無線ネットワークを構成する外部装置との無線通信により印刷データを受信し、前記印刷データを印刷可能な印刷装置と、前記印刷装置とUSB接続され、前記印刷装置が外部装置と無線通信する際に用いる無線設定を、前記印刷装置に対し指定可能な情報処理装置と、を含む無線設定システムであって、前記印刷装置は、前記無線設定として第1情報及び第2情報を記憶する無線設定記憶手段と、前記外部装置から前記第1情報として用いる第1設定値データを受信し、前記無線設定記憶手段が記憶する第1情報及び第2情報を用いて前記外部装置と無線通信を実行する無線通信手段と、前記情報処理装置とのUSB接続のための第1インターフェースと、前記第2情報として用いる第2設定値データを含まない外部無線データファイルと、前記第2設定値データを含む無線設定ファイルと、を記憶可能なストレージ手段と、USB接続された装置の種別を問い合わせる装置種別問合わせを受信するように、前記第1インターフェースを制御する問合受信制御手段と、前記第1インターフェースが装置種別問合わせを受信した場合、自装置がストレージ手段であることを示す通知を前記情報処理装置に送信するように前記第1インターフェースを制御する通知送信制御手段と、前記第1設定値データを第1情報として前記無線設定記憶手段に記憶し、前記ストレージ手段に前記無線設定ファイルが記憶されている場合、前記無線設定ファイルに含まれる第2設定値データを取得し、取得した第2設定値データを前記第2情報として前記無線設定記憶手段に記憶する無線設定記憶制御手段と、を備え、前記情報処理装置は、前記外部無線データファイルに前記第2設定値データを入力し、前記無線設定ファイルを作成する無線設定作成手段と、前記印刷装置とのUSB接続のための第2インターフェースと、前記第2インターフェースを介した前記印刷装置とのUSB接続を検出する検出手段と、前記検出手段が前記印刷装置とのUSB接続を検出した場合、前記装置種別問合わせを前記印刷装置に送信するように、第2インターフェースを制御する装置種別問合制御手段と、前記通知を受信するように、前記第2インターフェースを制御する通知受信制御手段と、前記第2インターフェースが前記通知を受信した場合、前記印刷装置をストレージ手段として認識するとともに、前記ストレージ手段と認識した場合、前記外部無線データファイルの前記ストレージ手段からの読み出しと、前記無線設定作成手段により作成された無線設定ファイルの前記ストレージ手段への記憶と、を制御するUSBマスストレージ制御手段と、を備えることを特徴とする無線設定システムである。これによれば、印刷装置は、自装置に無線設定を指定する情報処理装置とUSB接続された場合、情報処理装置に対し、印刷機能を備える装置ではなくストレージ手段であると通知し、情報処理装置は、印刷装置をストレージ手段であると認識することで、無線設定ファイルを容易にストレージ手段に記憶可能、換言すれば、印刷装置は、無線設定として設定すべ第2設定値データを容易に取得可能となり、情報処理装置からUSB接続された印刷装置に対する無線設定を効率的に実行することができる。その際、印刷装置は、無線設定の第1情報として用いられる第1設定値データについては外部装置から取得するため、情報処理装置において、第1設定値データを入力するは必要はない。この点において、無線設定ファイルへの設定値データ入力処理の負担を軽減することが可能で、さらに、印刷装置に対する無線設定を効率的に実行することができる。
第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段の無線設定システムであって、前記ストレージ手段は、前記情報処理装置を前記無線設定作成手段として機能させるための設定プログラムを記憶し、前記USBマスストレージ制御手段は、前記印刷装置をストレージ手段として認識した場合、前記ストレージ手段から設定プログラムを読み出し、前記無線設定作成手段は、前記情報処理装置において前記設定プログラムが実行されることで構成されることを特徴とする。これによれば、印刷装置に無線設定を指示するためのプログラムを情報処理装置にインストールする必要がない。すなわち、いずれの情報処理装置であっても印刷装置に対して無線設定を指示することができる。
第3の課題解決手段は、第2の課題解決手段の無線設定システムであって、前記情報処理装置は、前記設定プログラムが実行されたことを示す実行情報を作成し、前記USBマスストレージ制御手段は、前記実行情報の前記ストレージ手段への記憶を制御し、前記無線通信手段は、前記ストレージ手段に前記実行情報が記憶されている場合、前記第1設定値データの送信を前記外部装置に要求するとともに、前記要求に応じて前記外部装置から送信される第1設定値データを受信することを特徴とする。これによれば、情報処理装置側で印刷装置に対する無線設定のための処理が実行されたことを条件として、印刷装置は、無線通信の相手となる外部装置が第1情報として用いる第1設定値データを取得する。したがって、無線設定の処理が開始された時点で、実際に用いられている第1情報による無線設定を行うことができる。なお、取得しても使用されることのない第1設定値データの取得の処理が印刷装置側で実行されることを防止可能で、無線設定の処理効率を向上させることができる。
第4の課題解決手段は、無線ネットワークを構成する外部装置との無線通信に用いる無線設定として、第1情報及び第2情報を記憶する無線設定記憶手段と、前記外部装置から前記第1情報として用いる第1設定値データを受信し、前記無線設定記憶手段が記憶する第1情報及び第2情報を用いて前記外部装置との無線通信を実行する無線通信手段と、前記無線通信手段が前記外部装置との無線通信により印刷データを受信した場合、前記印刷データを印刷する印刷手段と、情報処理装置とのUSB接続のための第1インターフェースと、前記第2情報として用いる第2設定値データを含まない外部無線データファイルと、前記第2設定値データを含む無線設定ファイルと、を記憶可能なストレージ手段と、前記情報処理装置から送信され、前記情報処理装置にUSB接続された装置の種別を問い合わせる装置種別問合わせを受信するように、前記第1インターフェースを制御する問合受信制御手段と、前記第1インターフェースが装置種別問合わせを受信した場合、自装置がストレージ手段であることを示す通知を前記情報処理装置に送信する、ように前記第1インターフェースを制御する通知送信制御手段と、前記通知にしたがい自装置を前記ストレージ手段として認識した情報処理装置からの前記外部無線データファイルの読み出し要求に対し、前記外部無線データファイルを前記情報処理装置に提供するように、前記第1インターフェースを制御する外部無線データファイル提供手段と、前記第1設定値データを第1情報として無線設定記憶手段に記憶し、前記外部無線データファイルを読み出した情報処理装置によって第2設定値データが入力された無線設定ファイルが前記ストレージ手段に記憶されている場合、前記無線設定ファイルに含まれる第2設定値データを取得し、取得した第2設定値データを第2情報として前記無線設定記憶手段に記憶する無線設定記憶制御手段と、を備えることを特徴とする印刷装置である。これによれば、印刷装置は、自装置に無線設定を指定する情報処理装置とUSB接続された場合、情報処理装置に対し、印刷機能を備える装置ではなくストレージ手段であると通知し、無線設定の第2情報として用いられる第2設定値データを情報処理装置から容易に取得可能であるとともに、無線設定の第1情報として用いる第1設定値データを外部装置から取得するため、自装置に対する無線設定を効率的に実行することができる。
第5の課題解決手段は、第4の課題解決手段の印刷装置であって、前記無線通信手段が前記第1設定値データを受信した場合、前記第1設定値データを含み、前記第2設定値データを入力可能な外部無線データファイルを作成する外部無線データファイル作成手段を備え、前記無線設定記憶制御手段は、前記外部無線データファイルを読み出した情報処理装置によって第2設定値データが入力された無線設定ファイルが前記ストレージ手段に記憶されている場合、前記無線設定ファイルに含まれる第1設定値データを取得し、取得した第1設定値データを第1情報として前記無線設定記憶手段に記憶することを特徴とする。これによれば、第1情報と、この第1情報と対応関係のある第2情報の無線設定記憶手段への記憶に際し、1つの無線設定ファイルを対象として第1設定値データ及び第2設定値データを取得可能であるため、対応付けの維持に関する印刷装置側処理の負担を軽減することができる。
なお、第5の課題解決手段の印刷装置は、第1の課題解決手段の無線設定システムを構成する印刷装置として、採用することが可能であり、かかる場合、無線設定システムは、上記と同一の機能(作用)を発揮することができる。
本発明によれば、外部装置との無線通信によって受信した印刷データを印刷する印刷装置に対する無線設定を印刷装置にUSB接続された情報処理装置から行う場合において、無線設定を容易かつ効率的に行うことができる無線設定システム及びこのシステムを構成可能な印刷装置を得ることができる。
本発明を反映した上記課題解決手段を実施するための実施形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。なお、上記課題解決手段は以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。
(システムの構成)
図1は、無線設定システム及び無線LANシステムを含むシステム全体を示す図である。図1において、全体システム1は、1点鎖線で囲まれた無線設定システム10と、破線で囲まれた無線LANシステム20により構成されている。なお、印刷装置12は無線設定システム10及び無線LANシステム20の両方に属している。
先ず、無線LANシステム20について説明する。無線LANシステム20は、印刷装置12と、情報処理装置(パーソナルコンピュータ)24と、無線中継装置(アクセスポイント)22により構成されている。なお、無線LAN20を構成する無線中継装置22及び情報処理装置24は、従来より利用されている無線中継装置及び情報処理装置と同一の装置であり、その構成(機能ブロック)についての説明は省略する。
ここで、印刷装置12と情報処理装置24とは、直接、又は無線中継装置22を介して無線通信を行う。前者による無線通信の形態(図1において、符号28参照)はアドホックモードと称され、後者による無線通信の形態(図1において、符号26a及び26b参照)はインフラストラクチャーモードと称される。両無線通信の形態におけるデータ(例えば、印刷データ)の流れについて簡単に説明する。アドホックモードによる場合、印刷装置12は、印刷データを直接情報処理装置24から受信する。インフラストラクチャーモードによる場合、印刷装置12は、情報処理装置24から送信された印刷データを無線中継装置22から受信する。
いずれの無線通信の形態であっても、各々に対応した適切な無線設定を印刷装置12に対して行う必要がある。例えば、無線ネットワークを識別するためのSSID(Service Set Identifier)を印刷装置12の無線設定として設定する必要があり、同一のSSIDを共有する装置同士が無線通信できる。インフラストラクチャーモードでは、無線中継装置22によって形成される無線ネットワークに接続可能な装置各々は無線中継装置22と同一のSSIDを無線設定として記憶している。
次に、無線設定システム10について説明する。無線設定システム10は、無線設定の対象となる印刷装置12と、印刷装置12に対して無線設定の指定を行う情報処理装置(パーソナルコンピュータ)14により構成されている。印刷装置12と情報処理装置14とは、USBケーブル16を介してUSB接続されている。
図2は、無線設定システム10を構成する両装置の構成(機能ブロック)を示す図である。印刷装置12は、自装置の制御を司るCPU120、各種プログラムを記憶するROM122、作業領域としてのRAM124を備える。なお、CPU120がROM122記憶されるプログラムを実行することで、各種処理が実行される。その際、RAM124には、各種データが保持され、CPU120は、RAM124にアクセスする。したがって、CPU120が,ROM122に記憶されたプログラムを、RAM124を用いて実行することで、各種処理が実行され、これによって各種制御手段が構成される。また、印刷装置12は、無線通信部126、無線設定記憶部128、ストレージ130及びUSBインターフェース(図2において「USB I/F」と記載)132を備える。
無線通信部126は、無線中継装置22とのインフラストラクチャーモードによる無線通信及び情報処理装置24とのアドホックモードによる無線通信を実行する。無線中継装置22等から送信される印刷データは、無線通信部126によって受信される。無線設定記憶部128は、無線通信部126が無線通信を実行する際に用いる無線設定を記憶可能な不揮発性のメモリ(例えば、EEPROM)である。ストレージ130は、情報処理装置14がホスト側として実行されるネゴシエーションにより、情報処理装置14の外部の記憶領域として認識され、情報処理装置14からアクセス可能なフラッシュメモリである。なお、ストレージ130には、無線設定フォルダ(フォルダ名:WirelessSetup)1300が作成され、この無線設定フォルダ内に無線設定ファイル(ファイル名:WirelessSettings.txt)1302が情報処理装置14によって記憶される。
無線設定フォルダ1300は、無線設定ファイル1302を記憶するためのフォルダである。また、無線設定ファイル1302は、無線設定記憶部128に記憶する無線設定に対応する設定値データを記述したものであり、情報処理装置14は、この無線設定ファイル1302により、無線設定記憶部128に記憶する無線設定を指定する。記述される設定値データについては後述する。アプリケーションプログラム1304は、情報処理装置14において実行される無線設定アプリケーション動作フローのためのプログラムである。なお、アプリケーションプログラム1304は、情報処理装置14がストレージ130を後述するネゴシエーションによって認識したことを条件として、情報処理装置14において自動的に実行される。
外部無線データファイル(ファイル名:WirelessData.txt)1306は、無線通信部126によって送信されるプローブ要求に応じ、これを受信した無線中継装置22又は情報処理装置24から送信されるプローブ応答に基づき印刷装置12において作成される。外部無線データファイル1306は、受信したプローブ応答の数に対応し作成される。例えば、無線中継装置22及び図2に記載していない3台の無線中継装置から受信した場合、合計4個の外部無線データファイル1306が作成される。プローブ要求は、無線通信装置22又は情報処理装置24における無線設定の送信を要求するものである。プローブ応答は、プローブ要求を受信した無線中継装置22の無線設定、例えば、SSID、認証方式及び暗号化方式を含むものである。
図3に外部無線データファイル1306を示す。図3において、「Mode:」は受信したプローブ応答を送信した装置の無線通信のモードを記述したレコードであり、「Mode:Infrastructure」の場合、インフラストラクチャーモードであることを示している。なお、アドホックモードの場合、「Mode:Adhoc」となる。2行目の「SSID:」はSSIDを記述したレコードであり、「SSID:ACCESSPOINT1」はSSIDとして「ACCESSPOINT1」が指定されていることを示している。3行目の「Auth:」は認証方式を記述したレコードであり、「Auth:WPA-PSK」は認証方式としてWPA−PSKが指定しされていること示している。4行目の「Encr:」は暗号方式を記述するレコードであり、「Encr:AES」は暗号化方式としてAESが指定されていることを示している。5行目の「Nkey:」はネットワークキーを記述するレコードである。ここで、ネットワークキーはプローブ応答に含まれず、したがって、「Nkey:」空白となっている。なお、その他無線設定については、その記載を省略する。
アプリ起動確認ファイル(ファイル名:AplicationStart.txt)1308は、アプリケーションプログラム1304が情報処理装置14によって起動(実行)されていることを内容とするファイルである。アプリケーションの起動にともない情報処理装置14によって作成され、ストレージ130に記憶される。印刷装置12のUSBインターフェース132は、情報処理装置14とのUSB接続を実現するインターフェースであり、USBプロトコルにしたがい情報処理装置14との間で各種データの送受信を行う。印刷部134は、無線通信部126が受信した印刷データを印刷する。
なお、印刷装置12がサポートする認証方式は、例えば、オープン、シェアードキー、WPA(Wi-Fi Protected Access)−PSK(Pre-Shared Key)及びWPA2−PSKとし、暗号化方式は、例えば、暗号化なし、WEP(Wired Equivalent Privacy)、TKIP(Temporal Key Integrity Protocol)及びAES(Advanced Encryption Standard)とする。認証方式、暗号化方式、認証方式及び暗号化方式において採用可能なネットワークキー長(文字数)及び対応可能な通信モードの関係を表1に示す。表1において、「認証方式:OPEN」は「認証なし」を示し、「暗号化方式:NONE」は「暗号化なし」を示す。インフラストラクチャーモードでは、表1に記載の全ての認証方式を用いることができる一方、アドホックモードでは、認証方式としては「シェアードキー」又は「認証なし」のみ用いることができる。
情報処理装置14は、CPU140、ROM142、RAM144、ハードディスク(図2において「HDD」と記載。以下、「HDD」という。)146、モニタ148,キーボード又はマウスにより構成される操作部150、及びUSBインターフェース152を備えている。HDD146は、OS、USBマスストレージクラス(接続されたUSB装置を外部記憶領域として認識し、そこへのファイルの記憶を制御する汎用のドライバプログラム)その他各種プログラムを記憶する。CPU140がROM142及びHDD146に記憶される各種プログラム(OS含む)又はストレージ130に記憶されているアプリケーションプログラム1304をRAM144上で実行することで、各種処理が実行され、これによって各種制御手段が構成される。例えば、OSの機能としてネゴシエーションが実行される。また、USBマスストレージクラスの実行に基づき印刷装置12内のストレージ130内にアプリ起動確認ファイル1308が記憶され、また、ストレージ130の無線設定フォルダ1300に無線設定ファイル1302が記憶される。さらに、アプリケーションプログラム1304の実行に基づき無線設定ファイルが作成(編集含む)される。なお、各構成の詳細は、従来より利用されているパーソナルコンピュータと同様であり、省略する。
(ネゴシエーション)
上述のとおりネゴシエーションは、印刷装置12と情報処理装置14とがUSB接続されたときに、情報処理装置14がホスト側となり実行される処理である。図4は、この処理において印刷装置12と情報処理装置14との間でなされるデータの送受信を示すものである。
例えば、情報処理装置14のUSBインターフェース152にUSBケーブル16の一端側が接続された状態で、その他端側が印刷装置12のUSBインターフェース132に接続されたとき、情報処理装置14のCPU140は印刷装置12のUSB接続を検出する((a)参照)。この時点において情報処理装置14側では、いずれの装置がUSB接続されたかを認識できていない。USB接続を検出したCPU140は、USB接続された装置の種別を認識すべく、USBインターフェース152を制御し、装置種別問合わせを印刷装置12に送信する((b)参照)。この装置種別問合わせを受信した印刷装置12のCPU120は、受信した問合わせが装置種別問合わせであることを検出し、ストレージである旨の通知を情報処理装置14に送信する((c)参照)。なお、印刷装置12のROM122には、USBインターフェース132を介して装置種別問合わせを受信した場合、例えば、無線設定記憶部128に無線設定が記憶されていないことを条件として、ストレージである旨の通知を送信するようなプログラムが記憶されている。CPU120は、ROM122に記憶されたこのプログラムに基づき(c)の処理を実行する。情報処理装置14では、CPU140により制御されるUSBインターフェース152によって(c)の通知が受信される。そして、CPU140は、この通知に基づき印刷装置12をストレージ130として認識し((d)参照)、このストレージ130への記憶を制御すべく、USBマスストレージクラスを起動する((d)参照)。
これにより、情報処理装置14と印刷装置12とのUSB接続が確立され、情報処理装置14側から、ストレージ130に作成された無線設定フォルダ1300内に、無線設定ファイル1302を記憶することが可能となる。
(無線設定に関する情報処理装置側処理)
図5は、無線設定に関して情報処理装置14で実行される処理である無線設定アプリケーション動作フローを示す図である。この無線設定アプリケーション動作フローは、無線通信部126が無線通信に用いる無線設定を、情報処理装置14側で外部無線データファイル1306に基づき作成し、作成された無線設定値データを含む無線設定ファイル1302に基づいた無線設定を印刷装置に指定するための処理である。なお、以下では、無線設定としてSSID、認証方式、暗号化方式及びネットワークキーを例に説明する。
CPU140は、上述のネゴシエーションの実行を経て、情報処理装置14と印刷装置12のUSB接続が確立されたことを条件として、ストレージ130に記憶されているアプリケーションプログラム1304を読み出し、これをRAM144上で起動する(S200)。ここで、S200による起動は、ストレージ130のルートディレクトリに記憶されている自動実行ファイル(例えば、ファイル名を「Autorun.inf」とするファイル)に基づき自動的に開始され、この開始を条件として、S202でCPU140はアプリ起動確認ファイル1308を作成し、暗号化し、暗号化されたアプリ起動確認ファイル1308を印刷装置12のストレージ130に記憶する(S202)。このストレージ130へのアプリ起動確認ファイル1308の記憶は、CPU140がUSBマスストレージクラスを実行するとともに、USBインターフェース152を制御し、実行される。そして、CPU140は、ストレージ130に記憶されている外部無線データファイル1306を読み込み中であることを報知するため、「データの読み込み中です。しばらくお待ちください。」とのメッセージをモニタ148に表示する(S204)。
続けて、S206でCPU140は、ストレージ130に外部無線データファイル1306が存在するか否かを確認する。具体的には、ストレージ130を対象として、フィル名を「WirelessData.txt」とするファイルを検索する。検索の結果、外部無線データファイル1306が発見された場合(S206:Yes)、CPU140はS208を実行する一方、発見できない場合(S206:No)、後述する印刷装置12で実行される印刷装置無線設定フロー(図9参照)のS314で外部無線データファイル1306が作成されるまで待機する(S206:No及びS204を繰り返し実行する。)。
S208でCPU140は、ストレージ130から外部無線データファイル1306をRAM144上に読み出し、RAM144上の外部無線データファイル1306を複合化する(S210)。なお、外部無線データファイル1306は、セキュリティを確保するため暗号化され、ストレージ130に記憶されている。そして、CPU140は、複合化した外部無線データファイル1306を解析し、複合化した外部無線データファイル1306が印刷装置12によって作成されたファイルであるか否かを判断する(S214)。例えば、CPU140は、S210による複合化が正常に行われたか否かを条件としてS214の判断を行う。なお、CPU140は、複合化された外部無線データファイル1306のヘッダ情報として印刷装置12を識別する識別情報が記述されているか否かを条件として、S214の判断を行ってもよい。S214の判断の結果、印刷装置12によって作成されたものでないと判断した場合(S214:No)、CPU140は、この外部無線データファイル1306は、悪意ある者が記憶した外部無線データファイル1306である可能性があるため、これを削除する(S216)。これに対し、印刷装置12によって作成された外部無線データファイル1306である場合、CPU140は、次に、S218を実行する。なお、S206で外部無線データファイル1306が複数発見された場合、換言すれば、ストレージ130に複数の無線中継装置22等の外部無線データファイル1306が記憶されている場合、全ての外部無線データファイル1306に対してS208からS216の処理を実行する。
S218でCPU140は、S214において肯定的判断(S214:Yes)がなされた外部無線データファイル1306に記述されているSSIDを読み出し、読み出したSSIDを、例えば、操作部150を構成するマウス操作により選択可能な状態で、モニタ148に全て表示し、表示されたSSIDの内、いずれかのSSIDを選択する操作がなされるまで待機する(S220:No及びS218を繰り返し実行する。)。SSIDが選択された場合(S220:Yes)、CPU140は、選択されたSSIDに対応付けるネットワークキーを入力するネットワークキー指定画面をモニタ148に表示し(S222)、入力されるまで待機する(S224:No)。なお、図7はネットワークキーの入力画面を示すものであり、ネットワークキーとして「ABCDEFGHIJK」が入力された状態を示している。このネットワークキーの入力は、操作部150を構成するキーボードによってなされる。なお、SSID、無線通信モード(Mode)、認証方式(Authentication)及び暗号化方式(Encryption)は、S220で選択されたSSIDが記述された外部無線データファイル1306の記述に基づくものである。
CPU140は、ネットワークキーが入力された後、これを確定する指示がマウスによってなされた、具体的には、図7に記載の「OK」ボタンがマウスによってクリックされた場合(S224:Yes)、モニタ148に「設定が終了しました。接続を行います」と表示し、図6に記載のS228を実行する。
図6に基づき無線設定アプリケーション動作フローの説明を続ける。S228でCPU140は、S220で選択された外部無線データファイル1306に記述されたSSID等とともに、S224で入力されたネットワークキーを記述した無線設定ファイル1302を、ファイル名「WirelessSettings.txt」としてストレージ130の無線設定フォルダ1300に記憶する。記憶に際し、無線設定ファイル1302は暗号化される。図8は無線設定ファイル1302を示す。なお、SSID等の設定項目及び設定項目に対応付けて記述されている設定値データの詳細は、上述した外部無線データファイル1306と同一であるため省略する。
S228を実行した後、CPU140はストレージ130の無線設定フォルダ1300の監視を開始し(S230)、無線設定フォルダ1300に結果ファイルが作成され、記憶されるまで監視を継続する(S232:No及びS230を繰り返し実行する。)。ここで、結果ファイルは、S228で無線設定フォルダ1300内に記憶した無線設定ファイル1302に基づいた無線設定の結果、適切な無線設定が行えたか否かの結果を示すファイルであって、最終的には、後述する図10に記載のマスストレージ監視フローのS412又はS414において作成される。
監視の結果、結果ファイルが作成され、記憶されたことを検出した場合(S232:Yes)、CPU140は、無線設定フォルダ1300から結果ファイルをRAM144上に読み出し(S234)、RAM144上の結果ファイルを複合化する(S236)。なお、結果ファイルも、上述した外部無線データファイル1306と同様、セキュリティを確保するため暗号化されている。S238でCPU140は、複合化された結果ファイルを解析し、結果ファイルが印刷装置12によって作成されたファイルであるか否かを判断する。なお、S238の判断は、上記S214と同様の手法によって行われる。判断の結果、印刷装置12で作成されたファイルではないと判断した場合(S238:No)、CPU140は判断の対象となった結果ファイルを削除する(S240)。
これに対し、印刷装置において作成されたファイルであると判断した場合(S238:Yes)、結果ファイルによって示される無線設定の結果を判断する(S242)。具体的には、結果ファイルのファイル名が「WirelessSettings_success.txt」である場合、S242の判断は肯定され(S242:Yes)、CPU140は次にS248を実行する。結果ファイルのファイル名が「WirelessSettings_fail.txt」である場合、S242の判断は否定され(S242:No)、モニタ148に「無線接続に失敗しました。もう一度設定しますか?」と記述されたダイアログを表示する。ここで、ファイル名を「WirelessSettings_fail.txt」とする結果ファイルには、「[Error]No Network key Setting」、「[Error]Invalid Network key Setting」又は「[Error]Invalid Security Setting」のいずれかのエラーメッセージが記述されているため、このエラーメッセージに対応する記載をダイアログに合わせて表示してもよい。このエラーメッセージを表示することによって、S222で入力されたネットワークキーが不適切であった原因を利用者に報知することができる。なお、各エラーメッセージの意味については、図10の説明において記載する。
S244の表示にしたがい、利用者がもう一度設定することを、操作部150を介して選択指示した場合、CPU140はS204に戻って、上述した処理を再び実行する。これに対し、再設定を拒絶した場合(S246:No)、CPU140はS248を実行する。S248でCPU140は、モニタ148に「USBケーブルを外してください」と表示し、S202でストレージ130に記憶したアプリ起動確認ファイル1308をストレージ130から削除する(S250)。そして、CPU140はアプリケーションプログラム1304の終了処理を実行し(S252)、この無線設定アプリケーション動作フローを終了する。
(無線設定に関する印刷装置側処理)
図9は、無線設定に関して印刷装置12で実行される処理である印刷装置無線設定フローを示す図である。この印刷装置無線設定動作フローは、無線通信部126が無線通信に用いる無線設定を、無線設定ファイル1302にしたがって行うための処理である。上述のネゴシエーションの実行を経て、情報処理装置14と印刷装置12のUSB接続が確立されたことを条件として、開始される。なお、以下では、上述した無線設定に関する情報処理装置側処理と同じく、無線設定としてSSID、認証方式、暗号化方式及びネットワークキーを例に説明する。
CPU120は、上述したとおりネゴシエーションにおいて、情報処理装置14からの装置種別問合わせに対し、ストレージである旨の通知を情報処理装置14に送信するとともに、ストレージとしての制御を開始する(S300)。そして、S300の実行に合わせ、アプリ起動確認ファイル1308がストレージに記憶されているか否かを判断する(S302)。具体的には、ストレージ130を対象として、フィル名を「AplicationStart.txt」とするファイルを検索する。なお、アプリ起動確認ファイル1308は、図5の無線設定アプリケーション動作フローのS202において暗号化された状態で記憶される。判断の結果、アプリ起動確認ファイル1308がストレージに記憶されていない場合(S302:No)、CPU120はS318に移行する。アプリ起動確認ファイル1308がストレージ130に記憶されている場合(S302:Yes)、CPU120は暗号化されているアプリ起動確認ファイル1308をRAM124上に読み込み、複合化し(S304)、自装置のストレージ130にインストールされたアプリケーションプログラム1304が実行された結果、作成されたアプリ起動確認ファイル1308であるか否かを判断する(S306)。なお、S306の判断も、上記S214と同様の手法によって行われる。
判断の結果、アプリケーションプログラム1304によって作成されたファイルではないと判断した場合(S306:No)、CPU120は、判断の対象となったアプリ起動確認ファイル1308を削除する(S308)。これに対し、アプリケーションプログラム1304によって作成されたファイルであると判断した場合(S306:Yes)、CPU120は、ストレージ130にファイル名を「WirelessData.txt」とする外部無線データファイル1306が記憶されているか否かを判断する(S310)。判断の結果、記憶されていない場合(S310:No)、CPU120は無線通信可能な無線中継装置22又は情報処理装置24その他の外部無線装置を検索する(S312)。この検索は、上述したプローブ要求の送信及びプローブ応答の受信に基づき実行される。なお、CPU140は外部無線装置を検索した時間を、図2に記載していない内部時計から取得し、これを、例えば、RAM124に記憶しておく。S314でCPU120は、プローブ応答を送信した装置、例えば、無線中継装置22の無線設定に関するデータをプローブ応答から抽出し、抽出したデータに基づき外部無線データファイル1306を図3の態様で作成し、これをストレージ130に記憶する。
また、S310においてファイル名を「WirelessData.txt」とする外部無線データファイル1306が記憶されていると判断した場合(S310:Yes)、S316を実行する。なお、後述するS332において否定的判断がなされ(S332:No)、再度、S302以降の処理が実行された場合、ストレージ130に外部無線データファイル1306が記憶されていると判断される。S316で前回の検索から任意の時間、例えば、1分以上経過したか否かを、前回の検索におけるS312でRAM124に記憶した時間を基準として判断する(S316)。そして、CPU120は、1分を経過していないと判断した場合(S316:No)、S318を実行する一方、1分以上経過していると判断した場合(S316:Yes)、S312を実行する。
S318でCPU120は、ストレージ130に作成された無線設定フォルダ1300内にファイル名を「WirelessSettings.txt」とする無線設定ファイル1302が記憶されているかを検索する。ここで、無線設定ファイル1302は、上述した無線設定アプリケーション動作フローのS228の処理で情報処理装置14のCPU140によって記憶される。検索によって無線設定ファイル1302が発見された場合(S320:Yes)、CPU120は、発見された無線設定ファイル1302をRAM124上に読み込み、これを複合化する(S324)。そして、複合化された無線設定ファイル1302を解析し、自装置のストレージ130にインストールされたアプリケーションプログラム1304が実行された結果、作成された無線設定ファイル1302であるか否かを判断する(S324)。判断の結果、アプリケーションプログラム1304で作成されたファイルではないと判断した場合(S324:No)、判断の対象となった無線設定ファイル1302をストレージ130から削除し(S326)、S332に移行する。これに対し、自装置のアプリケーションプログラム1304が実行された結果、作成された無線設定ファイル1302であると判断した場合(S324:Yes)、CPU120は、マスストレージ監視フローを実行する(S328)。なお、このマスストレージ監視フローは後述する。
S330でCPU120は、S328のマスストレージ監視フローにおいて作成された結果ファイルを暗号化し、情報処理装置14とのUSB接続が切断されたか否かを判断する(S332)。判断の結果、USB接続が維持されていると判断した場合(S332:No)、CPU120は、S302に移行する一方、USB接続が切断されたと判断した場合(S332:Yes)、無線設定が終了しているか否かを判断する(S334)。この判断は、無線設定フォルダ1300に記憶されている結果ファイルに基づいて実行する。例えば、無線設定フォルダ300にファイル名を「WirelessSettings_success.txt」とする結果ファイルが記憶されている場合、無線設定が終了していると判断し(S334:Yes)、ファイル名を「WirelessSettings_fail.txt」とする結果ファイルが記憶されている場合、無線設定は終了していないと判断する(S334:No)。また、無線設定記憶部128に無線設定が記憶されているか否かに基づき判断することも可能である。さらに、「WirelessSettings_success.txt」の記憶及び無線設定記憶部128への記憶の両方がなされている場合、無線設定が終了していると判断(S334:Yes)してもよい。かかる場合、より適正な判断を行える点において、好適である。
S334の判断の結果、次回以降、USBインターフェース132によって装置種別問合わせを受信した場合、ストレージ130であると応答するのではなく、印刷装置12である旨の通知を問合わせ先に通知する印刷装置モードに設定を変更し(S336)、この印刷装置無線設定動作フローを終了する。これに対し、無線設定は終了していないと判断した場合(S334:Yes)、CPU120は、S336を実行することなく、この処理を終了する。
(マスストレージ監視フロー)
図10は、上述の印刷装置無線設定動作フローのS328で実行されるマスストレージ監視フローを示す図である。先ず、S400でCPU120は、無線設定ファイル1302の「Nkey:」の行を読み出す。読み出せない場合(S400:fail)、CPU120は無線設定ファイル1302の先頭に「[Error]No Network key Setting」とのエラーメッセージを記述し、S412に移行する。無線設定ファイル1302の「Nkey:」の行を読み出せた場合(S400:success)、CPU120は、S400で読み出した行の記述が、無線設定ファイル1302に記述されている認証・暗号化方式に適合しているか否かを判断する(S404)。CPU120は、表1に基づきS404の判断を行う。判断の結果、適合していない場合(S404:No)、CPU120は無線設定ファイル1302の先頭に「[Error]Invalid Network key Setting」とのエラーメッセージを記述し(S406/図11参照)、S412に移行する。
これに対し、適合している場合(S404:Yes)、CPU120は、無線設定ファイル1302に記述の設定値データを無線設定として無線設定記憶部128に書き込み、書き込まれた無線設定に基づき無線通信部126は、無線中継装置22(インフラストラクチャーモードの場合)又は情報処理装置24(アドホックモード)との無線通信を実行する(S408)。
無線通信を実行した結果、無線通信に失敗した場合(S408:fail)、CPU120は無線設定ファイル1302の先頭に「[Error]Invalid Security Setting」とのエラーメッセージを記述する。図11は、例えば、S406によって、エラーメッセージが記述された無線設定ファイル1302(結果ファイル)を説明するための図である。S402及びS410による場合も、これと同様の態様でエラーメッセージが記述される。
そして、CPU120は、無線設定ファイル1302のファイル名に「_fail」を追加、具体的には、無線設定ファイル1302のファイル名を「WirelessSettings.txt」から「WirelessSettings_fail.txt」に変更し(S412)、このマスストレージ監視フローを終了する。なお、無線通信に失敗する場合として、例えば、ネットワークキーの記述方式(文字数)は適切であるが、無線中継装置22等に設定されているネットワークキーと異なっていた場合が想定される。無線通信に成功した場合(S408:success)、CPU120は、無線設定ファイル1302のファイル名に「_success」を追加、具体的には、無線設定ファイル1302のファイル名を「WirelessSettings.txt」から「WirelessSettings_success.txt」に変更し(S162)、このマスストレージ監視フローを終了する。なお、無線通信に成功した場合(S408:success)、無線通信部126はS408で無線設定記憶部128に書き込まれた無線設定を用い、以降、無線通信を実行する。
(実施形態の構成に基づく有利な効果)
上述した構成(処理)に基づく有利な効果について列挙する。
(1)印刷装置12の無線設定のための無線設定ファイル1302の作成に関し、先ず、印刷装置12において無線通信の相手となり得る無線中継装置22等から、無線中継装置22の無線設定の一部(上述した実施形態では、SSID、無線通信モード、認証方式及び暗号化方式)を取得し、取得したデータに基づき外部無線データファイル1306を作成するとともに(S314)、取得できなかった設定項目(上述した実施形態では、ネットワークキー)に対応する設定値データのみを、情報処理装置14側で入力し(S224)、これによって無線設定ファイル1302を作成し、ストレージ130に記憶する(S228)、構成を採用した。これによれば、情報処理装置側14側で実行される無線設定ファイル1302の作成のための処理(ステップ)を少なくすることが可能で、処理効率を向上させることができる。
(2)アプリケーションプログラム1304を無線設定の対象となっている印刷装置12のストレージ130に記憶させるとともに、無線設定ファイル1302を作成する情報処理装置14は、印刷装置12をストレージ130であると認識した上で、このアプリケーションプログラム1304をストレージ130から読み出し、実行する構成を採用した。これによれば、特別のアプリケーションプログラムを事前に情報処理装置にインストールしておかなくとも、無線設定を印刷装置12に対して指定することができる。
(3)S302では、アプリ起動確認ファイル1308がストレージ130に記憶されていない場合、外部無線通信装置の検索(S312)及び外部無線データファイル1306の作成・記憶(S314)を実行しないこととした。これによれば、不要な処理の実行を防止することができる。すなわち、外部無線データファイル1306は、情報処理装置14のCPU140が、アプリケーションプログラム1304を実行した際、利用されるものであるから、このアプリケーションプログラム1303が実行されたことがアプリ起動確認ファイル1308によって確認できない場合、外部無線データファイル1306は利用されることはない。
(4)S302でアプリ起動確認ファイル1308がストレージ130に記憶されていないと判断された場合(S302:No)、引き続き、S318以降の処理を実行する構成を採用した。例えば、結果ファイルは印刷装置12の無線設定が失敗に終わったことを示すものであったにもかかわらず(S242:No)、再度、設定を行わず(S246:No)、アプリケーションプログラム1304を終了する場合(S252)、S248において所定の表示は行うものの、USBが取り外されたことを条件とせずに、CPU140は、S250でアプリ起動確認ファイル1308をストレージ130から削除する。かかる場合において、未だ、USB接続され(S332:No)、印刷装置12をストレージ130であると認識し続けている情報処理装置14にインストールされているテキストファイルを編集可能な汎用的なソフトウェアを利用して、ファイル名を「WirelessSettings_fail.txt」とする結果ファイルに基づき無線設定ファイル1302が再度作成されるといったことも可能である。このような状況において、S318以降の処理を実行する構成であれば、結果ファイルを修正して作成された無線設定ファイル1302に基づいた無線設定を、印刷装置12に指定することができる。
(5)S314において作成される外部無線データファイル1308は、プローブ応答から抽出したSSID等を含む一方、抽出することができなかったネットワークキーについては空白とし(図3及びS314参照)、情報処理装置においてネットワークキーを入力するとともに(S222及びS224)、SSID等及びネットワークキーを含む無線設定ファイル1302を作成し、ストレージ130に記憶する(S228)構成を採用した。これによれば、印刷装置12の無線設定記憶部128に記憶すべき設定値データを1組のデータ群として取り扱うため、外部装置から取得した設定値データと、この設定値データと対応付けて無線設定記憶部128に記憶されるネットワークキーと、を関係付ける、例えば、識別情報等を用いることなく、印刷装置への無線設定を行うことができる。すなわち、取得先の異なるデータ相互の関係付けに係る処理を行う必要がなく、処理を効率的に実行することができる。
本発明の実施形態におけるシステム全体を示す図 本発明の実施形態における無線設定システムを構成する印刷装置及び情報処理装置の機能ブロックを示す図 本発明の実施形態における外部無線データファイルを示す図 本発明の実施形態におけるネゴシエーションを示す図 本発明の実施形態における無線設定アプリケーション動作フローを示す図 本発明の実施形態における無線設定アプリケーション動作フローを示す図 本発明の実施形態におけるネットワークキーの入力画面を示す図 本発明の実施形態における無線設定ファイルを示す図 本発明の実施形態における印刷装置無線設定フローを示す図 本発明の実施形態におけるマスストレージ監視フローを示す図 本発明の実施形態におけるエラーメッセージが記述された無線設定ファイルを示す図
符号の説明
10…無線設定システム、12…印刷装置、120…CPU、122…ROM、124…RAM、126…無線通信部、128…無線設定記憶部、130…ストレージ、1300…無線設定ファイル、1306…外部無線データファイル、132…USBインターフェース、134…印刷部、14…情報処理装置、16…USBケーブル、22…無線中継装置(外部装置)、24…情報処理装置(外部装置)

Claims (5)

  1. 無線ネットワークを構成する外部装置との無線通信により印刷データを受信し、前記印刷データを印刷可能な印刷装置と、
    前記印刷装置とUSB接続され、前記印刷装置が外部装置と無線通信する際に用いる無線設定を、前記印刷装置に対し指定可能な情報処理装置と、
    を含む無線設定システムであって、
    前記印刷装置は、
    前記無線設定として第1情報及び第2情報を記憶する無線設定記憶手段と、
    前記外部装置から前記第1情報として用いる第1設定値データを受信し、前記無線設定記憶手段が記憶する第1情報及び第2情報を用いて前記外部装置と無線通信を実行する無線通信手段と、
    前記情報処理装置とのUSB接続のための第1インターフェースと、
    前記第2情報として用いる第2設定値データを含まない外部無線データファイルと、前記第2設定値データを含む無線設定ファイルと、を記憶可能なストレージ手段と、
    USB接続された装置の種別を問い合わせる装置種別問合わせを受信するように、前記第1インターフェースを制御する問合受信制御手段と、
    前記第1インターフェースが装置種別問合わせを受信した場合、自装置がストレージ手段であることを示す通知を前記情報処理装置に送信するように前記第1インターフェースを制御する通知送信制御手段と、
    前記第1設定値データを第1情報として前記無線設定記憶手段に記憶し、前記ストレージ手段に前記無線設定ファイルが記憶されている場合、前記無線設定ファイルに含まれる第2設定値データを取得し、取得した第2設定値データを前記第2情報として前記無線設定記憶手段に記憶する無線設定記憶制御手段と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記外部無線データファイルに前記第2設定値データを入力し、前記無線設定ファイルを作成する無線設定作成手段と、
    前記印刷装置とのUSB接続のための第2インターフェースと、
    前記第2インターフェースを介した前記印刷装置とのUSB接続を検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記印刷装置とのUSB接続を検出した場合、前記装置種別問合わせを前記印刷装置に送信するように、第2インターフェースを制御する装置種別問合制御手段と、
    前記通知を受信するように、前記第2インターフェースを制御する通知受信制御手段と、
    前記第2インターフェースが前記通知を受信した場合、前記印刷装置をストレージ手段として認識するとともに、前記ストレージ手段と認識した場合、前記外部無線データファイルの前記ストレージ手段からの読み出しと、前記無線設定作成手段により作成された無線設定ファイルの前記ストレージ手段への記憶と、を制御するUSBマスストレージ制御手段と、を備える
    ことを特徴とする無線設定システム。
  2. 前記ストレージ手段は、前記情報処理装置を前記無線設定作成手段として機能させるための設定プログラムを記憶し、
    前記USBマスストレージ制御手段は、前記印刷装置をストレージ手段として認識した場合、前記ストレージ手段から設定プログラムを読み出し、
    前記無線設定作成手段は、前記情報処理装置において前記設定プログラムが実行されることで構成されることを特徴とする請求項1に記載の無線設定システム。
  3. 前記情報処理装置は、前記設定プログラムが実行されたことを示す実行情報を作成し、
    前記USBマスストレージ制御手段は、前記実行情報の前記ストレージ手段への記憶を制御し、
    前記無線通信手段は、前記ストレージ手段に前記実行情報が記憶されている場合、前記第1設定値データの送信を前記外部装置に要求するとともに、前記要求に応じて前記外部装置から送信される第1設定値データを受信することを特徴とする請求項2に記載の無線設定システム。
  4. 無線ネットワークを構成する外部装置との無線通信に用いる無線設定として、第1情報及び第2情報を記憶する無線設定記憶手段と、
    前記外部装置から前記第1情報として用いる第1設定値データを受信し、前記無線設定記憶手段が記憶する第1情報及び第2情報を用いて前記外部装置との無線通信を実行する無線通信手段と、
    前記無線通信手段が前記外部装置との無線通信により印刷データを受信した場合、前記印刷データを印刷する印刷手段と、
    情報処理装置とのUSB接続のための第1インターフェースと、
    前記第2情報として用いる第2設定値データを含まない外部無線データファイルと、前記第2設定値データを含む無線設定ファイルと、を記憶可能なストレージ手段と、
    前記情報処理装置から送信され、前記情報処理装置にUSB接続された装置の種別を問い合わせる装置種別問合わせを受信するように、前記第1インターフェースを制御する問合受信制御手段と、
    前記第1インターフェースが装置種別問合わせを受信した場合、自装置がストレージ手段であることを示す通知を前記情報処理装置に送信する、ように前記第1インターフェースを制御する通知送信制御手段と、
    前記通知にしたがい自装置を前記ストレージ手段として認識した情報処理装置からの前記外部無線データファイルの読み出し要求に対し、前記外部無線データファイルを前記情報処理装置に提供するように、前記第1インターフェースを制御する外部無線データファイル提供手段と、
    前記第1設定値データを第1情報として無線設定記憶手段に記憶し、前記外部無線データファイルを読み出した情報処理装置によって第2設定値データが入力された無線設定ファイルが前記ストレージ手段に記憶されている場合、前記無線設定ファイルに含まれる第2設定値データを取得し、取得した第2設定値データを第2情報として前記無線設定記憶手段に記憶する無線設定記憶制御手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
  5. 前記無線通信手段が前記第1設定値データを受信した場合、前記第1設定値データを含み、前記第2設定値データを入力可能な外部無線データファイルを作成する外部無線データファイル作成手段を備え、
    前記無線設定記憶制御手段は、前記外部無線データファイルを読み出した情報処理装置によって第2設定値データが入力された無線設定ファイルが前記ストレージ手段に記憶されている場合、前記無線設定ファイルに含まれる第1設定値データを取得し、取得した第1設定値データを第1情報として前記無線設定記憶手段に記憶することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
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