JP4887345B2 - Xyzテーブル装置 - Google Patents
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(b)フレキシブルポリマー製光導波路、自由曲面回析格子、二次元イメージセンサアレイ、ピックアップレンズ、ホログラム、フレキシブル導波路型照明板などの光通信分野の基幹部品
(c)次世代DVD及びそのカバー層、DVD、CD、超薄肉ICカードなどの光記録媒体分野の基幹部品
(d)集積化学チップ、DNAチップ、バイオチップ、プロテインチップ、マイクロ流体デバイス、環境分析チップなどのライフサイエンス分野の基幹部品
(e)燃料電池セパレータ、携帯電話超薄肉バッテリーケース、太陽光集光フレネルレンズなどの新エネルギー分野の基幹部品
すなわち、塗布装置におけるXYZテーブル装置においては、XYZテーブル自体を冷却するための冷却手段は特に示されていないため、塗布装置の可塑化部の熱がXYZテーブルに伝熱され、熱変形による吐出部の位置ずれ等によって成形品の品質にバラツキが発生していた。
すなわち、架台上で回転支持台を介してZ軸方向に揺動自在に設けられると共にX,Y軸方向に移動可能なXYZテーブルと、前記XYZテーブル上に配設された可塑化部及び吐出部と、を備え、前記可塑化部で溶融混錬した溶融樹脂を前記吐出部から固定金型内へ塗布するようにしたXYZテーブル装置において、前記架台上に設けられ前記XYZテーブルの下方に位置するフレームと、前記架台の下部に設けられた空気吸引手段と、前記フレームとXYZテーブルとの間に形成されると共に前記XYZテーブルの前端及び後端に位置する前端側開口及び後端側開口と、を備え、前記XYZテーブルが揺動して前記可塑化部及び吐出部が待機する待機状態においては、前記前端側開口が開となり、前記後端側開口が閉となることにより、前記前端側開口から吸引された空気は前記XYZテーブルの下面を経て前記空気吸引手段に吸引されることによって前記XYZテーブルが冷却され、前記XYZテーブルが揺動して前記吐出部が前記溶融樹脂を前記固定金型へ塗布する塗布状態においては、前記前端側開口が閉となり、前記後端側開口が開となることにより、前記後端側開口から吸引された空気は前記XYZテーブルを揺動駆動するための駆動装置カム部を経て前記空気吸引手段に吸引されることによって前記駆動装置カム部が冷却されることにより、XYZテーブルの待機状態では効率よく冷却され、可塑化部からの熱的影響を防止し、高精度の溶融樹脂塗布を行うことができ、塗布時にもフレーム内の駆動系の冷却を行い、安定した駆動を行うことができる。
また、前記前端側開口には、中央整流板及び後部整流板が設けられ、前記前端側開口が開の時、空気は前記前端側開口を経て前記中央整流板に導かれ、前記前端側開口が閉の時は、前記中央整流板の左右両側に位置する左側開口部及び右側開口部を介して空気が吸引され、前記右側開口部から吸引された空気は前記後部整流板を経て前記フレーム内の駆動装置側へ誘導され、前記左側開口部から吸引された空気は、前記駆動装置カム部に導かれることにより、塗布時においても前端側開口側からの空気導入を行って内部の冷却ができる。
また、前記架台上に設けられバネ又はアクチュエータからなる平衡装置を有し、前記XYZテーブルは前記平衡装置の付勢力を下方から受けるようにしたことにより、塗布後の吐出部の上昇を容易に行うことができる。
また、前記可塑化部には、冷水で冷却するための冷却配管が設けられていることにより、可塑化部の冷却を効率的に行うことができ、安定した稼動を行うことができる。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1において符号4で示されるものは成形装置であり、この成形装置4には固定金型47aと可動金型47bとが設けられ、この固定金型47aが設けられている下部固定盤42上には、可塑化部31を有する塗布装置3が載置されている。
すなわち、図2において符号2で示されるものは架台であり、この架台2上には、X軸方向に移動可能なX軸移動台33aを介してX,Y,Z方向に移動可能なXYZテーブル33が配設されている。
前記XYZテーブル33の後端51側の下面には、カムフォロワー面52を有するほぼ階段状をなすカムフォロワー53が取付けられていると共に、このXYZテーブル33の中央部からやや前記前端50側へ寄った位置には、前記架台2側へ設けられた回転支持台54が設けられ、この回転支持台54を介して前記XYZテーブル33がZ軸方向へ揺動自在に設けられている。
尚、このXYZテーブル33をY軸方向に移動させるためのY軸移動台は図示を省略している。
また、前記可塑化部31及び各シリンダ支持装置80,81には、図4のように、図示しない冷水源に接続された冷却配管92が配設され、前記可塑化部31等の温度上昇を防止することができるように構成されている。
3 塗布装置
4 成形装置
31 可塑化部
31A シリンダ
32 吐出部
33 XYZテーブル
33A 下面
33a X軸移動台
42 下部固定盤
47a 固定金型
47b 可動金型
50 前端
51 後端
51A 冷却フィン
52 垂下片
53 カムフォロワー
53a カムフォロワー面
54 回転支持台
60 フレーム
61 フレーム前部
62 前端側開口
63 フレーム後部
64 後端側開口
65 平衡装置
70 板カム
71 駆動装置カム部
72 駆動装置
80 第1シリンダ支持装置
81 第2シリンダ支持装置
82 タイバー
90,91 断熱材
92 冷却配管
Claims (4)
- 架台(2)上で回転支持台(54)を介してZ軸方向に揺動自在に設けられると共にX,Y軸方向に移動可能なXYZテーブル(33)と、前記XYZテーブル(33)上に配設された可塑化部(31)及び吐出部(32)と、を備え、前記可塑化部(31)で溶融混錬した溶融樹脂(32A)を前記吐出部(32)から固定金型(47a)内へ塗布するようにしたXYZテーブル装置において、
前記架台(2)上に設けられ前記XYZテーブル(33)の下方に位置するフレーム(60)と、前記架台(2)の下部に設けられた空気吸引手段(73)と、前記フレーム(60)とXYZテーブル(33)との間に形成されると共に前記XYZテーブル(33)の前端(50)及び後端(51)に位置する前端側開口(62)及び後端側開口(64)と、を備え、
前記XYZテーブル(33)が揺動して前記可塑化部(31)及び吐出部(32)が待機する待機状態においては、前記前端側開口(62)が開となり、前記後端側開口(64)が閉となることにより、前記前端側開口(62)から吸引された空気は前記XYZテーブル(33)の下面(33A)を経て前記空気吸引手段(73)に吸引されることによって前記XYZテーブル(33)が冷却され、
前記XYZテーブル(33)が揺動して前記吐出部(32)が前記溶融樹脂(32A)を前記固定金型(47a)へ塗布する塗布状態においては、前記前端側開口(62)が閉となり、前記後端側開口(64)が開となることにより、前記後端側開口(64)から吸引された空気は前記XYZテーブル(33)を揺動駆動するための駆動装置カム部(71)を経て前記空気吸引手段(73)に吸引されることによって前記駆動装置カム部(71)が冷却されることを特徴とするXYZテーブル装置。 - 前記前端側開口(62)には、中央整流板(93)及び後部整流板(94)が設けられ、前記前端側開口(62)が開の時、空気は前記前端側開口(62)を経て前記中央整流板(93)に導かれ、前記前端側開口(62)が閉の時は、前記中央整流板(93)の左右両側に位置する左側開口部(62b)及び右側開口部(62a)を介して空気が吸引され、前記右側開口部(62a)から吸引された空気は前記後部整流板(94)を経て前記フレーム(60)内の駆動装置側へ誘導され、前記左側開口部(62b)から吸引された空気は、前記駆動装置カム部(71)に導かれることを特徴とする請求項1記載のXYZテーブル装置。
- 前記架台(2)上に設けられバネ又はアクチュエータからなる平衡装置(65)を有し、前記XYZテーブル(33)は前記平衡装置(65)の付勢力を下方から受けるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のXYZテーブル装置。
- 前記可塑化部(31)には、冷水で冷却するための冷却配管(92)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のXYZテーブル装置。
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