JP4887345B2 - Xyzテーブル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、XYZテーブル装置に関し、特に、X,Y軸方向に移動し、Z軸方向に揺動するXYZテーブル上に可塑化部と吐出部を設け、待機状態の時にXYZテーブルの前端側開口から吸引した空気でXYZテーブルを冷却し、吐出状態の時に後端側開口から吸引した空気で駆動装置カム部等を冷却することにより、XYZテーブルの熱変形も防止し、成形装置に対する吐出部の位置精度を向上させるための新規な改良に関する。
従来、次のような製品(新品)は、金型の一方の固定金型表面に溶融状態の熱可塑性樹脂原料を塗布し、その後、金型を閉じて成形することにより、製造されている。
(a)マイクロレンズアレイ、液晶用導光板、フレキシブルディスプレイ基板、波長板、反射板、位相基板、自由曲面ミラー、LED発光パネル、フレネルレンズ等の電子ディスプレイ分野の基幹部品
(b)フレキシブルポリマー製光導波路、自由曲面回析格子、二次元イメージセンサアレイ、ピックアップレンズ、ホログラム、フレキシブル導波路型照明板などの光通信分野の基幹部品
(c)次世代DVD及びそのカバー層、DVD、CD、超薄肉ICカードなどの光記録媒体分野の基幹部品
(d)集積化学チップ、DNAチップ、バイオチップ、プロテインチップ、マイクロ流体デバイス、環境分析チップなどのライフサイエンス分野の基幹部品
(e)燃料電池セパレータ、携帯電話超薄肉バッテリーケース、太陽光集光フレネルレンズなどの新エネルギー分野の基幹部品
これらの基幹部品となる成形体は、サブミクロンメートル単位の非常に微細な凹凸形状が表面に形成されると共に、三次元における高い寸法精度、薄肉、大きな表面積のものが要求されている。
このような溶融樹脂の塗布による成形体の製造装置について、特許文献1に示されるものがある。この特許文献1に示される成形体の製造装置を図7により説明する。図7において、符号1で示されるものは製造装置であり、この製造装置1は塗布装置3及び成形装置4により構成され、共通架台2上に並べて設置されている。この塗布装置3は、さらに可塑化部31、吐出部32及び三次元移動架台33により構成されている。すなわち、この塗布装置3は、三次元移動架台33が共通架台2に設置され、可塑化部31が三次元移動架台33に設置され、吐出部32が可塑化部31の先端(図の右端)に直接連結して構成されている。この吐出部32の先端部には下方に開口するリップ部32aが形成されている。この塗布装置3と成形装置4とは、塗布装置3の軸芯方向(X軸方向:図の左右方向)における吐出部32の先端側に成形装置4が位置するように配置されている。
前記三次元移動架台33は、設置された前記吐出部32が三次元方向へ移動できるように構成されている。すなわち、三次元移動架台33は、X軸移動台33a、Y軸移動台33b及びZ軸回転移動台33cにより構成されている。前記X軸移動台33aは、周知の手段によるX軸駆動装置33dによりX軸方向(図の左右方向)へ直線的に往復移動できるように前記共通架台2に支持されている。前記Z軸移動台33cは、X軸方向の2箇所において、回転支持体33g及び空気シリンダ33hを介し、空気シリンダ33hによりバックラッシュによる遊動を防止する機能をもちつつ、X軸移動台33aに支持されている。前記Y軸移動台33bは、Y軸駆動装置33eによりY軸方向(紙面に鉛直な方向)へ直線的に往復移動できるように、Z軸移動台33cのX軸方向両端部においてY軸方向に設けられた2本の軸(図示せず)により支持されている。前記Y軸移動台33bには、前記可塑化部31が、その軸芯をX軸方向に一致させて設置されている。回転支持体33gは、少なくともZ軸移動台33c、Y軸移動台33b及び吐出部32を連結された可塑化部31により構成される部分のX軸方向における重心点の下方付近において、この部分がY軸のまわりに往復回転できるように、Z軸移動台33cを支持している。
また、前記Y軸移動台33bからX軸方向前方へ突出する前記吐出部32に、Z軸方向移動装置34が設けられ、その下部が後述するX軸方向案内棒51に支持されている。
前記成形装置4は、従来と同様の竪型のプレス成形装置であり、下部架台41、下部固定盤42、可動盤44、上部固定盤43,4本のガイド棒45及び可動盤駆動装置46を、順次下から上方へ配置して構成されている。ほぼ矩形形状の厚板を水平に配置された下部固定盤42、可動盤44及び上部固定盤43は、その4隅にガイド棒45が貫通し、このガイド棒45の両端部において下部固定盤42及び上部固定盤43固定され、その間を可動盤44が上下方向へ移動できるようにすなわち、上部固定盤43に設置された可動盤駆動装置46のピストン棒の先端に可動盤44が連結されている。前記下部固定盤42と可動盤44との対向する面には、下部固定盤42側に固定金型47a、可動盤44側に可動金型47bが設置され、固定金型47a及び可動金型47bにより金型47が構成されている。上部固定盤43には、運転・制御装置49が設けられている。また、金型47には、成形装置4の本体から分離して配置される図示しない従来と同様の剥離装置が連結されている。
以上のように構成された製造装置1において、成形体は以下のように製造される。すなわち、塗布装置3及び成形装置4の全ての機器が調整され、熱可塑性樹脂原料が供給され、運転ができる状態になった時点で、まず、吐出部32のリップ部32aの位置の調整を行う。すなわち、成形装置4の金型47が開いた状態で、三次元移動架台33のX軸駆動装置33d、Y軸駆動装置33a及びZ軸方向移動装置34を適宜に作動させ、吐出部32のリップ部32aを前進(X軸方向)させた後、リップ部32aの先端(下端)が固定金型47aの表面の所定(成形面)位置及び所定距離を所定の隙間を維持して後退する状態を実現し、その運転条件を設定する。
前記リップ部32aの位置の調整に際し、X軸方向については、X軸移動台33aがX軸駆動装置33dによりX軸方向へ、Y軸方向については、Y軸移動台33bがY軸駆動装置33eによりY軸方向へ、それぞれ直線的に往復移動して調整される。Z軸方向については、Z軸方向移動装置34により、吐出部32及びY軸移動台33bの先端部を介して、回転支持体33gに支持されたZ軸移動台33cが、回転支持体33gの支持点(支持軸)において、往復回転(俯仰)するため、Z方向移動となる。
次に、成形装置4の金型47が開いた状態で、三次元移動架台33を作動させて固定金型47aの成形端まで吐出部32のリップ部32aを前進させ、可塑化部31から吐出部32へ供給された溶融状態の熱可塑性樹脂原料をリップ部32aから吐出視ながら、所定の隙間を維持して所定距離を後退する。所定距離を後退した時点で熱可塑性樹脂原料の吐出を停止し、吐出部32の先端が少なくとも金型47の外部に到達するまでさらに後退し、停止する。すなわち、吐出部32のリッブ部32aが固定金型47aの成形端から手前側まで後退する間に、リップ部32aから吐出される溶融状態の熱可塑性樹脂原料が固定金型47aの成形面に膜状に塗布される。
さらに、成形装置4において、運転、制御装置49を操作し、可動盤駆動装置46を作動させて可動盤44を降下させると、可動金型47bが降下して固定金型47aと重合し、金型47が閉じる。この金型47が閉じた状態で、所定押付け力及び所定時間によるプレス成形を行う。その後、図示しない剥離装置を作動させながら、可動盤駆動装置46を作動させて可動盤44上昇させる。可動盤44の上昇に伴って可動金型47bが上昇し、金型47が開く。この開いた金型47から剥離した成形体を取り出し、成形体の製造が完了する。
特開2008−49646号公報
従来の塗布装置と成形装置からなる製造装置におけるXYZテーブル装置は、以上のように構成されているため、次のような課題が存在していた。
すなわち、塗布装置におけるXYZテーブル装置においては、XYZテーブル自体を冷却するための冷却手段は特に示されていないため、塗布装置の可塑化部の熱がXYZテーブルに伝熱され、熱変形による吐出部の位置ずれ等によって成形品の品質にバラツキが発生していた。
また、前述のように、XYZテーブルに熱変形が発生することにより、塗布装置の稼動時に、熱的安定を得るまでに長い時間を必要とし、昇温のために必要とする時間、電力等が多大であった。
本発明によるXYZテーブル装置は、架台上で回転支持台を介してZ軸方向に揺動自在に設けられると共にX,Y軸方向に移動可能なXYZテーブルと、前記XYZテーブル上に配設された可塑化部及び吐出部と、を備え、前記可塑化部で溶融混錬した溶融樹脂を前記吐出部から固定金型内へ塗布するようにしたXYZテーブル装置において、前記架台上に設けられ前記XYZテーブルの下方に位置するフレームと、前記架台の下部に設けられた空気吸引手段と、前記フレームとXYZテーブルとの間に形成されると共に前記XYZテーブルの前端及び後端に位置する前端側開口及び後端側開口と、を備え、前記XYZテーブルが揺動して前記可塑化部及び吐出部が待機する待機状態においては、前記前端側開口が開となり、前記後端側開口が閉となることにより、前記前端側開口から吸引された空気は前記XYZテーブルの下面を経て前記空気吸引手段に吸引されることによって前記XYZテーブルが冷却され、前記XYZテーブルが揺動して前記吐出部が前記溶融樹脂を前記固定金型へ塗布する塗布状態においては、前記前端側開口が閉となり、前記後端側開口が開となることにより、前記後端側開口から吸引された空気は前記XYZテーブルを揺動駆動するための駆動装置カム部を経て前記空気吸引手段に吸引されることによって前記駆動装置カム部が冷却される構成であり、また、前記前端側開口には、中央整流板及び後部整流板が設けられ、前記前端側開口が開の時、空気は前記前端側開口を経て前記中央整流板に導かれ、前記前端側開口が閉の時は、前記中央整流板の左右両側に位置する左側開口部及び右側開口部を介して空気が吸引され、前記右側開口部から吸引された空気は前記後部整流板を経て前記フレーム内の駆動装置側へ誘導され、前記左側開口部から吸引された空気は、前記駆動装置カム部に導かれる構成であり、また、前記架台上に設けられバネ又はアクチュエータからなる平衡装置を有し、前記XYZテーブルは前記平衡装置の付勢力を下方から受けるようにした構成であり、また、前記可塑化部には、冷水で冷却するための冷却配管が設けられている構成である。
本発明によるXYZテーブル装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、架台上で回転支持台を介してZ軸方向に揺動自在に設けられると共にX,Y軸方向に移動可能なXYZテーブルと、前記XYZテーブル上に配設された可塑化部及び吐出部と、を備え、前記可塑化部で溶融混錬した溶融樹脂を前記吐出部から固定金型内へ塗布するようにしたXYZテーブル装置において、前記架台上に設けられ前記XYZテーブルの下方に位置するフレームと、前記架台の下部に設けられた空気吸引手段と、前記フレームとXYZテーブルとの間に形成されると共に前記XYZテーブルの前端及び後端に位置する前端側開口及び後端側開口と、を備え、前記XYZテーブルが揺動して前記可塑化部及び吐出部が待機する待機状態においては、前記前端側開口が開となり、前記後端側開口が閉となることにより、前記前端側開口から吸引された空気は前記XYZテーブルの下面を経て前記空気吸引手段に吸引されることによって前記XYZテーブルが冷却され、前記XYZテーブルが揺動して前記吐出部が前記溶融樹脂を前記固定金型へ塗布する塗布状態においては、前記前端側開口が閉となり、前記後端側開口が開となることにより、前記後端側開口から吸引された空気は前記XYZテーブルを揺動駆動するための駆動装置カム部を経て前記空気吸引手段に吸引されることによって前記駆動装置カム部が冷却されることにより、XYZテーブルの待機状態では効率よく冷却され、可塑化部からの熱的影響を防止し、高精度の溶融樹脂塗布を行うことができ、塗布時にもフレーム内の駆動系の冷却を行い、安定した駆動を行うことができる。
また、前記前端側開口には、中央整流板及び後部整流板が設けられ、前記前端側開口が開の時、空気は前記前端側開口を経て前記中央整流板に導かれ、前記前端側開口が閉の時は、前記中央整流板の左右両側に位置する左側開口部及び右側開口部を介して空気が吸引され、前記右側開口部から吸引された空気は前記後部整流板を経て前記フレーム内の駆動装置側へ誘導され、前記左側開口部から吸引された空気は、前記駆動装置カム部に導かれることにより、塗布時においても前端側開口側からの空気導入を行って内部の冷却ができる。
また、前記架台上に設けられバネ又はアクチュエータからなる平衡装置を有し、前記XYZテーブルは前記平衡装置の付勢力を下方から受けるようにしたことにより、塗布後の吐出部の上昇を容易に行うことができる。
また、前記可塑化部には、冷水で冷却するための冷却配管が設けられていることにより、可塑化部の冷却を効率的に行うことができ、安定した稼動を行うことができる。
本発明は、X,Y軸方向に移動し、Z軸方向に揺動するXYZテーブル上に可塑化部と吐出部を設け、待機状態の時にXYZテーブルの前端側開口から吸引した空気でXYZテーブルを冷却し、吐出状態の時に後端側開口から吸引した空気で駆動装置カム部等を冷却することにより、XYZテーブルの熱変形を防止し、成形装置に対する吐出部の位置精度を向上させるようにしたXYZテーブル装置を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるXYZテーブル装置の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1において符号4で示されるものは成形装置であり、この成形装置4には固定金型47aと可動金型47bとが設けられ、この固定金型47aが設けられている下部固定盤42上には、可塑化部31を有する塗布装置3が載置されている。
前記塗布装置3は、図2で示されるように構成されている。
すなわち、図2において符号2で示されるものは架台であり、この架台2上には、X軸方向に移動可能なX軸移動台33aを介してX,Y,Z方向に移動可能なXYZテーブル33が配設されている。
前記XYZテーブル33の前端50側の上面には、従来例と同一の可塑化及び射出動作を行うための可塑化部31及びこの可塑化部31の先端に接続され塗布用の溶融樹脂32Aを前記固定金型47a上に吐出供給するための吐出部32が接続されている。
前記XYZテーブル33の後端51には、下方へ垂下する垂下片52が一体に形成されていることにより、全体形状がL字型に形成されている。
前記XYZテーブル33の後端51側の下面には、カムフォロワー面52を有するほぼ階段状をなすカムフォロワー53が取付けられていると共に、このXYZテーブル33の中央部からやや前記前端50側へ寄った位置には、前記架台2側へ設けられた回転支持台54が設けられ、この回転支持台54を介して前記XYZテーブル33がZ軸方向へ揺動自在に設けられている。
尚、このXYZテーブル33をY軸方向に移動させるためのY軸移動台は図示を省略している。
前記架台2上には、全体形状が凹状をなすフレーム60が設けられ、このフレーム60のフレーム前部61と前記前端50との間には、図5で示される前端側開口62が開閉自在に形成され、前記フレーム60のフレーム後部63との間には、図5で示される後端側開口64が開閉自在に形成されている。
前記架台2上の前記前端50側における前記架台2と前記フレーム60との間には、スプリング、アクチュエータ等からなる平衡装置65が設けられ、この平衡装置65によって前記XYZテーブル33が揺動する時のバランスが取れるように構成されている。
前記架台2上には、前記XYZテーブル33の後端51を上下動させてZ軸方向に揺動させるための板カム70、この板カム70を回転させるための回転体及びピニオン等からなる駆動装置カム部71及びこれらを制御するための制御装置を含む駆動装置72が設けられ、この板カム70が前記カムフォロワー面52に摺接していることにより、カム板70の回転によってXYZテーブル33が回転支持台54を回転中心として揺動するように構成されている。
前記架台2の前記後端51側には、下方へ開口するように、排気ファン等の強制冷却ファン又は排気源に接続されたダクト等からなる空気吸引手段73が設けられ、この空気吸引手段73によって前記XYZテーブル33とフレーム60によって形成される内部空間74内の空気を外部に強制排気することができるように構成されている。
前記XYZテーブル33上の可塑化部31は、図3で示されるように、前記XYZテーブル33上に第1、第2シリンダ支持装置80,81が互いに間隔をあけて設けられ、前記可塑化31と第1シリンダ支持装置80との間は複数のタイバー82によって接続され、吐出時の吐出圧力(図3の矢印で示す)による引き離しを防止、XYZテーブル33の揺動時の熱変形の防止、並びに、可塑化部31のシリンダ31Aは前記第2シリンダ支持装置81によって可動的に支持されていることにより、シリンダ31Aの熱変形が許容されるように構成されている。
前記可塑化部31及び各シリンダ支持装置80,81に、図4にも示されるように、前記XYZテーブル33に対して二層の断熱材90,91を介して取付けられ、前記XYZテーブル33に対する熱伝達を極力防止し、XYZテーブル33の稼動時における熱変形等が防止されるように構成されている。
また、前記可塑化部31及び各シリンダ支持装置80,81には、図4のように、図示しない冷水源に接続された冷却配管92が配設され、前記可塑化部31等の温度上昇を防止することができるように構成されている。
前述のXYZテーブル33とフレーム60とによって形成された前記前端側開口62の近傍位置には、中央整流板93及び後部整流板94が配設され、前記前端側開口62が開口している時は、空気吸入口95が形成され、この前端側開口62が閉じている時は、この前端側開口62の両側に隙間(図示せず)が残り、この前端側開口62の両側に右側開口部62a及び左側開口部62bが開口するように構成され、前記XYZテーブル33の下面33Aの長手方向には、溝状をなす冷却フィン51Aが設けられている。
次に、前述の構成において、前記吐出部32から固定金型47aに対して溶融樹脂32Aを供給塗布するために、XYZテーブル33を揺動させる前の待機状態においては、図5で示されるように、前記前端側開口62が全開状態となり、前記後端側開口64が閉となることにより、前記前端側開口62から吸引された空気は、前記XYZテーブル33の下面33Aの中央整流板93、後部整流板94及び冷却フィン51Aを介し、XYZテーブル33の下面33A及び駆動装置72を主として冷却しつつ空気吸引手段73から外部に排気される。
また、図6で示されるように、前記XYZテーブル33が揺動して前記吐出部32が溶融樹脂32Aを前記固定金型47aへ塗布する塗布状態においては、前記前端側開口62が閉となり、前記後端側開口64が開となることにより、前記後端側開口64から吸引された空気は前記XYZテーブル33を揺動駆動するための駆動装置カム部71を主として冷却しつつ前記空気吸引手段73から外部に排出される。
また、前述の塗布装置3の塗布状態において、前記前端側開口62が閉の時は、前記中央整流板93の左右両側に位置する左側開口部62b及び右側開口部62aを介して空気が吸引され、前記左側開口部62aから吸引された空気は前記後部整流板94を経て前記フレーム60内の駆動装置72側へ誘導され、前記左側開口部62bから吸引された空気は前記駆動装置カム部71に導かれて冷却が行われる。
本発明によるXYZテーブル装置を用いた塗布装置を成形装置に組合わせた状態を示す概略構成図である。 図1の塗布装置を具体的に示す断面構成図である。 図2の要部を示す概略構成図である。 図2の要部を示す概略構成図である。 図1の塗布装置の待機状態を示す動作説明図である。 図1の塗布装置の塗布状態を示す動作説明図である。 従来構成を示す断面図である。
符号の説明
2 架台
3 塗布装置
4 成形装置
31 可塑化部
31A シリンダ
32 吐出部
33 XYZテーブル
33A 下面
33a X軸移動台
42 下部固定盤
47a 固定金型
47b 可動金型
50 前端
51 後端
51A 冷却フィン
52 垂下片
53 カムフォロワー
53a カムフォロワー面
54 回転支持台
60 フレーム
61 フレーム前部
62 前端側開口
63 フレーム後部
64 後端側開口
65 平衡装置
70 板カム
71 駆動装置カム部
72 駆動装置
80 第1シリンダ支持装置
81 第2シリンダ支持装置
82 タイバー
90,91 断熱材
92 冷却配管

Claims (4)

  1. 架台(2)上で回転支持台(54)を介してZ軸方向に揺動自在に設けられると共にX,Y軸方向に移動可能なXYZテーブル(33)と、前記XYZテーブル(33)上に配設された可塑化部(31)及び吐出部(32)と、を備え、前記可塑化部(31)で溶融混錬した溶融樹脂(32A)を前記吐出部(32)から固定金型(47a)内へ塗布するようにしたXYZテーブル装置において、
    前記架台(2)上に設けられ前記XYZテーブル(33)の下方に位置するフレーム(60)と、前記架台(2)の下部に設けられた空気吸引手段(73)と、前記フレーム(60)とXYZテーブル(33)との間に形成されると共に前記XYZテーブル(33)の前端(50)及び後端(51)に位置する前端側開口(62)及び後端側開口(64)と、を備え、
    前記XYZテーブル(33)が揺動して前記可塑化部(31)及び吐出部(32)が待機する待機状態においては、前記前端側開口(62)が開となり、前記後端側開口(64)が閉となることにより、前記前端側開口(62)から吸引された空気は前記XYZテーブル(33)の下面(33A)を経て前記空気吸引手段(73)に吸引されることによって前記XYZテーブル(33)が冷却され、
    前記XYZテーブル(33)が揺動して前記吐出部(32)が前記溶融樹脂(32A)を前記固定金型(47a)へ塗布する塗布状態においては、前記前端側開口(62)が閉となり、前記後端側開口(64)が開となることにより、前記後端側開口(64)から吸引された空気は前記XYZテーブル(33)を揺動駆動するための駆動装置カム部(71)を経て前記空気吸引手段(73)に吸引されることによって前記駆動装置カム部(71)が冷却されることを特徴とするXYZテーブル装置。
  2. 前記前端側開口(62)には、中央整流板(93)及び後部整流板(94)が設けられ、前記前端側開口(62)が開の時、空気は前記前端側開口(62)を経て前記中央整流板(93)に導かれ、前記前端側開口(62)が閉の時は、前記中央整流板(93)の左右両側に位置する左側開口部(62b)及び右側開口部(62a)を介して空気が吸引され、前記右側開口部(62a)から吸引された空気は前記後部整流板(94)を経て前記フレーム(60)内の駆動装置側へ誘導され、前記左側開口部(62b)から吸引された空気は、前記駆動装置カム部(71)に導かれることを特徴とする請求項1記載のXYZテーブル装置。
  3. 前記架台(2)上に設けられバネ又はアクチュエータからなる平衡装置(65)を有し、前記XYZテーブル(33)は前記平衡装置(65)の付勢力を下方から受けるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のXYZテーブル装置。
  4. 前記可塑化部(31)には、冷水で冷却するための冷却配管(92)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のXYZテーブル装置。
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