以下、添付図面に従って本発明に係る画像表示装置、画像表示プログラム及び撮影装置の好ましい実施の形態について説明する。
[画像表示装置(PC)の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置を示すブロック図である。画像表示装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)により構成されており、画像の記憶、編集、プリント注文等を行うための装置である。
図1に示すように、プロセッサ(CPU)12は、バス14を介して画像表示装置10内の各ブロックに接続されており、各ブロックの動作を制御する。ROM16は、制御プログラムが格納される記憶領域を含んでおり、RAM18は、プログラム実行時の作業領域を含んでいる。
ハードディスク装置(HDD)20には、画像表示装置10のオペレーティングシステム(OS)や、本発明に係る画像表示プログラム、各種のアプリケーションソフト、画像ファイル等が格納される。
グラフィック制御回路22は、CPU12から入力される画像信号等を表示用の信号形式に変換して表示装置24に出力する。表示装置24は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタや液晶モニタであり、グラフィック制御回路22から出力される信号に基づいて画像や文字等を表示する。
マウス26及びキーボード28は、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部材であり、操作入力に応じた信号をCPU12に入力する。なお、ポインティングデバイスとしては、マウス26のほか、タッチパネルやタッチパッド等を用いることができる。
フレキシブルディスクドライブ(FDD)30は、フレキシブルディスク32との間でデータの読み込みや書き込みを行う。メディアインターフェース部(メディアI/F)34は、記録メディア36との間でデータの送受信を行う。なお、記録メディア36の形式は、例えば、xDピクチャカード(登録商標)やスマートメディア(登録商標)に代表される半導体メモリカード、可搬型小型ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等、種々の媒体を用いることができる。USBインターフェース部(USB_I/F)38は、撮影装置(電子カメラ)40やプリンタ42との間でデータの送受信を行う。フレキシブルディスク32や記録メディア36、撮影装置40等から読み込まれた画像等のデータは、HDD20に保存可能である。なお、撮影装置40やプリンタ42との接続手段としては、USBのほか、IEEE1394、有線LAN、赤外線通信(IrDA)、Bluetooth(登録商標)等を用いることができる。
通信インターフェース部(通信I/F)44は、ネットワークNWとの間で通信を行う。
[画像表示画面の構成]
HDD20等に記録された画像ファイルは、マウス26やキーボード28からの操作入力に応じて表示装置24に一覧表示される。図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像表示画面を示す図である。画像表示画面50は、画像を検索する際のGUI(Graphical User Interface)として用いられるものである。
図2に示すように、画像表示画面50は、タイトルバー52、メニュー表示領域54、フォルダリスト表示領域56、ナビゲータ領域58、ヒストグラム表示領域60、画像情報表示領域62、表示操作アイコン表示領域64、画像表示領域66及び画像操作アイコン表示領域68を備えている。フォルダリスト表示領域56、ナビゲータ領域58、ヒストグラム表示領域60及び画像情報表示領域62には、画面をスクロールするためのスクロールバーが設けられている。なお、図中の符号C10は、マウス26と連動して動作するマウスカーソルである。
タイトルバー52は、選択中の画像ファイルのファイル名や本発明の画像表示プログラムのアプリケーションの名称等を表示するための表示領域のほか、画像表示画面50の最小化、最大化及び終了等の操作アイコンを備えている。メニュー表示領域54には、各種の操作メニューが表示される。
フォルダリスト表示領域56には、HDD20等のストレージ手段内に格納されたフォルダのリストが表示されており、マウス26等によりクリックされて選択されたフォルダ(選択フォルダ)の画像が画像表示領域66に表示される。
図2に示すように、画像表示領域66には、選択フォルダ内の画像が十字状に配列されて表示され、十字状に配列された画像の交点の位置には中央画像Pcが他の画像と比べて大きく表示される。上記の十字状の画像の配列において、水平方向には画像が撮影日時順に表示され、垂直方向には中央画像Pcと近似した画像情報(メタ情報)を有する画像が、中央画像Pcを中心として撮影日時順に表示される。ここで、画像情報(メタ情報)とは、ファイル名や画像のサイズ、静止画を撮影した時のレンズ焦点距離(Focal Length)、画面内における被写体の位置情報(Subject Location、Subject Area)、被写体の位置(GPS)情報、シーンタイプ(Scene Type)、シーン撮影タイプ(Scene Capture Type;例えば、標準、人物、夜景、風景等の被写体の種別)、ホワイトバランス(White Balance)、カメラがオートホワイトバランスで推定した光源の種類(Light Source)、フラッシュ発光の有無、センサ方式等の画像情報等であり、画像ファイルのヘッダ情報(例えば、EXIFタグ情報)から取得される。上記メタ情報に基づいて、画像を配列することにより、例えば、レンズ焦点距離が近似する画像や、被写体が右端に写っている画像、特定の場所で撮影した画像、シーンタイプ、シーン撮影タイプ、ホワイトバランス、光源種又はセンサ方式等の撮影条件が同じ画像、フラッシュ発光して撮影した画像を上下方向に表示させることができる。なお、水平方向及び垂直方向の画像の配列は、ファイル名順や撮影装置の機種別であってもよい。
画像操作アイコン表示領域68は、中央画像Pcのコマ送り/コマ戻しを行うためのコマ操作キー70(左キー70L、右キー70R、上キー70U及び下キー70D)、及び画像を90度回転させるための回転キー72(左回転キー72L及び右回転キー72R)を備えている。左キー70L又は右キー70Rがクリックされると、画像表示領域66の中央画像Pcが左右方向にコマ送り/コマ戻しされ、画像を撮影日時順に閲覧可能になる。一方、上キー70U及び下キー70Dがクリックされると、中央画像Pcが上下方向にコマ送り/コマ戻しされ、中央画像Pcと近似するメタ情報を有する画像が撮影日順又はファイル名順に閲覧可能になる。なお、中央画像Pcのコマ送り/コマ戻しは、画像表示領域66に表示されている中央画像Pc以外の画像をクリックすることによっても実行可能である。
ナビゲータ領域58には、中央画像Pcが表示されるとともに、この画像を拡大縮小するための操作部材が設けられている。ヒストグラム表示領域60には、中央画像Pcの輝度情報等のヒストグラムが表示される。画像情報表示領域62には、中央画像Pcの画像情報(メタ情報)が表示される。
表示操作アイコン表示領域64は、画像表示領域66における画像の表示形式(例えば、サムネイル表示、1枚ずつ拡大表示等)を選択するための表示操作アイコンを備えている。
[画像再生処理]
次に、画像表示画面50により画像を再生表示する際のCPU12の処理の流れについて、図3のフローチャートを参照して説明する。まず、図3(a)に示すように、フォルダリスト表示領域56においてフォルダが選択されると、選択フォルダ内の画像ファイルが読み込まれる(ステップS10)。
次に、撮影日時順ファイルリストが作成されるとともに(ステップS12)、メタ情報順リストが作成される(ステップS14)。図4に示すように、撮影日時順ファイルリストには、選択フォルダ内の画像ファイルが撮影日時順に配列されて格納されている。また、図5に示すように、メタ情報順リストには、選択フォルダ内の画像ファイルがメタ情報に基づいて分類されて、例えば、焦点距離が所定の範囲の画像ごとに撮影日時順に配列されている。
次に、撮影日時順で1枚目の画像、即ち、最後に撮影された画像が中央画像Pcとして、画像表示領域66の中心に表示される(ステップS16)。そして、中央画像Pcの水平方向に撮影日時順に画像が表示されるとともに、垂直方向に中央画像Pcに近似したメタ情報を有する画像が表示される。また、ステップS16では、撮影日時順ファイルリストにおいて、中央画像Pcのファイル名にポインタが付される。
次に、コマ操作キー70の操作に応じた処理の流れについて説明する。図3(b)に示すように、左キー70L又は右キー70Rがクリックされると、クリック数に応じて、撮影日時順ファイルリスト上のポインタがインクリメント又はデクリメントされる(ステップS20)。例えば、右キー70Rが1回クリックされた場合には、選択フォルダ内で撮影日時順が中央画像Pcの次に新しい画像にポインタが移動する。なお、中央画像Pcが最も新しい場合には、右キー70Rのクリックに応じて最も古い画像にポインタが移動する。一方、左キー70Lが1回クリックされた場合には、選択フォルダ内で撮影日時順が中央画像Pcの次に古い画像にポインタが移動する。なお、中央画像Pcが最も古い場合には、左キー70Lのクリックに応じて最も新しい画像にポインタが移動する。そして、ポインタが移動した画像が中央画像Pcとなるように、水平方向の画像列が左キー70L又は右キー70Rのクリック回数分、左又は右にシフトするとともに、新しく設定された中央画像Pcと近似するメタ情報を有する画像が検索されて、垂直方向に表示される(ステップS22)。
図3(c)に示すように、上キー70U又は下キー70Dがクリックされると、まず、メタ情報順リスト上において、現在表示中の中央画像Pcにポインタが設定される(ステップS30)。次に、上下キーのクリック数に応じて、メタ情報順リスト上のポインタがインクリメント又はデクリメントされる(ステップS32)。例えば、上キー70Uが1回クリックされた場合には、メタ情報順リストの配列に従って、選択フォルダ内で中央画像Pcとメタ情報が近似しており、且つ、撮影日時順が中央画像Pcの次に新しい画像にポインタが移動する。一方、左キー70Lが1回クリックされた場合には、中央画像Pcとメタ情報が近似しており、且つ、選択フォルダ内で撮影日時順が中央画像Pcの次に古い画像にポインタが移動する。そして、ポインタが移動した画像が中央画像Pcとなるように、水平方向の画像列が上キー70U又は下キー70Dのクリック回数分、上下にシフトするとともに、中央画像Pcの左右に撮影日時順に画像が表示される(ステップS34)。
本実施形態によれば、画像を撮影日時やファイル名順に表示させるとともに、メタ情報が近似した画像を順番に表示させることにより、大量の画像の中から所望の画像を容易に探し出すことができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、画像表示装置10の構成については、図1と同様であるため説明を省略する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る画像のコマ送り/コマ戻しの順序を模式的に示す図である。図6に示すように、画像表示領域66には、選択フォルダ内の画像が十字状に配列されて表示され、十字状に配列された画像の交点の位置には中央画像Pcが他の画像と比べて大きく表示される。上記の十字状の画像の配列において、水平方向には画像が撮影日時順に表示され、垂直方向には中央画像Pcとファイル形式が同じ画像が撮影日時順に表示される。
[画像再生処理]
次に、画像表示画面50により画像を再生表示する際のCPU12の処理の流れについて、図7のフローチャートを参照して説明する。まず、図7(a)に示すように、フォルダリスト表示領域56においてフォルダが選択されると、選択フォルダ内の画像ファイルが読み込まれる(ステップS50)。
次に、撮影日時順ファイルリスト(図4参照)が作成されるとともに(ステップS52)、種類別ファイルリストが作成される(ステップS54)。図8に示すように、種類別ファイルリストには、選択フォルダ内の画像ファイルがファイル形式ごとに分類されて撮影日時順に配列されている。
次に、撮影日時順で1枚目の画像、即ち、最後に撮影された画像が中央画像Pcとして、画像表示領域66の中心に表示される(ステップS56)。そして、中央画像Pcの水平方向に撮影日時順に画像が表示されるとともに、垂直方向に中央画像Pcと同じファイル形式の画像が表示される。また、ステップS56では、撮影日時順ファイルリストにおいて、中央画像Pcのファイル名にポインタが付される。
次に、コマ操作キー70の操作に応じた処理の流れについて説明する。図7(b)に示すように、左キー70L又は右キー70Rがクリックされると、クリック数に応じて、撮影日時順ファイルリスト上のポインタがインクリメント又はデクリメントされる(ステップS60)。例えば、右キー70Rが1回クリックされた場合には、選択フォルダ内で撮影日時順が中央画像Pcの次に新しい画像にポインタが移動する。なお、中央画像Pcが最も新しい場合には、右キー70Rのクリックに応じて最も古い画像にポインタが移動する。一方、左キー70Lが1回クリックされた場合には、選択フォルダ内で撮影日時順が中央画像Pcの次に古い画像にポインタが移動する。なお、中央画像Pcが最も古い場合には、左キー70Lのクリックに応じて最も新しい画像にポインタが移動する。そして、ポインタが移動した画像が中央画像Pcとなるように、水平方向の画像列が左キー70L又は右キー70Rのクリック回数分、左又は右にシフトするとともに、新しく設定された中央画像Pcと近似するメタ情報を有する画像が検索されて、垂直方向に表示される(ステップS62)。
図7(c)に示すように、上キー70U又は下キー70Dがクリックされると、まず、種類別ファイルリスト上において、現在表示中の中央画像Pcにポインタが設定される(ステップS70)。次に、上下キーのクリック数に応じて、種類別ファイルリスト上のポインタがインクリメント又はデクリメントされる(ステップS72)。例えば、上キー70Uが1回クリックされた場合には、種類別ファイルリストの配列に従って、選択フォルダ内で中央画像Pcとファイル形式が同じで、且つ、撮影日時順が中央画像Pcの次に新しい画像にポインタが移動する。一方、左キー70Lが1回クリックされた場合には、中央画像Pcとファイル形式が同じで、且つ、選択フォルダ内で撮影日時順が中央画像Pcの次に古い画像にポインタが移動する。そして、ポインタが移動した画像が中央画像Pcとなるように、水平方向の画像列が上キー70U又は下キー70Dのクリック回数分、上下にシフトするとともに、中央画像Pcの左右に撮影日時順に画像が表示される(ステップS74)。
本実施形態によれば、画像を撮影日時やファイル名順に表示させるとともに、ファイル形式が同じ画像を順番に表示させることにより、大量の画像の中から所望の画像を容易に探し出すことができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、画像表示装置10の構成については、図1と同様であるため説明を省略する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る画像のコマ送り/コマ戻しの順序を模式的に示す図である。図9に示すように、画像表示領域66には、選択フォルダ内の画像が十字状に配列されて表示され、十字状に配列された画像の交点の位置には中央画像Pcが他の画像と比べて大きく表示される。上記の十字状の画像の配列において、水平方向には画像が撮影日時順に表示され、垂直方向には中央画像Pcと被写体の人物の人数が同じ画像が撮影日時順に表示される。
[画像再生処理]
次に、画像表示画面50により画像を再生表示する際のCPU12の処理の流れについて、図10のフローチャートを参照して説明する。まず、図10(a)に示すように、フォルダリスト表示領域56においてフォルダが選択されると、選択フォルダ内の画像ファイルが読み込まれる(ステップS80)。
次に、撮影日時順ファイルリスト(図4参照)が作成される(ステップS82)。また、選択フォルダ内に人数別ファイルリストが格納されているかどうかが判断される(ステップS84)。選択フォルダ内に人数別ファイルリストが格納されている場合には(ステップS84のYes)、ステップS88に進む。一方、選択フォルダ内に人数別ファイルリストが格納されていない場合には(ステップS84のNo)、画像から顔を検出するための顔検出エンジンがHDD20内のアプリケーションの格納領域からコールされて、選択フォルダ内の画像ファイルに対して顔検出処理が実行される。そして、図11に示すように、各画像ファイルから検出された顔の数(=被写体の人数、図11のNUMの値)が記録された人数別ファイルリストが作成される(ステップS86)。ここで、顔検出処理の方式としては、例えば、原画像から肌色に指定した色と近い色を持つ画素を取り出し、取り出した領域を顔領域として検出するものがある。この顔検出処理は、例えば、肌色を他の色と区別するための色空間上で、あらかじめサンプリングした肌色の情報から色空間上の肌色の範囲を定め、各画素の色が定めた範囲に入っているか否かを判定することにより行われる。なお、顔検出処理の方式は上記に限定されるものではない。
次に、撮影日時順で1枚目の画像、即ち、最後に撮影された画像が中央画像Pcとして、画像表示領域66の中心に表示される(ステップS88)。そして、中央画像Pcの水平方向に撮影日時順に画像が表示されるとともに、垂直方向に中央画像Pcと被写体人物の人数が同じ画像が表示される。また、ステップS88では、撮影日時順ファイルリストにおいて、中央画像Pcのファイル名にポインタが付される。
次に、コマ操作キー70の操作に応じた処理の流れについて説明する。図10(b)に示すように、左キー70L又は右キー70Rがクリックされると、クリック数に応じて撮影日時順ファイルリスト上のポインタがインクリメント又はデクリメントされる(ステップS90)。例えば、右キー70Rが1回クリックされた場合には、選択フォルダ内で撮影日時順が中央画像Pcの次に新しい画像にポインタが移動する。なお、中央画像Pcが最も新しい場合には、右キー70Rのクリックに応じて最も古い画像にポインタが移動する。一方、左キー70Lが1回クリックされた場合には、選択フォルダ内で撮影日時順が中央画像Pcの次に古い画像にポインタが移動する。なお、中央画像Pcが最も古い場合には、左キー70Lのクリックに応じて最も新しい画像にポインタが移動する。そして、ポインタが移動した画像が中央画像Pcとなるように、水平方向の画像列が左キー70L又は右キー70Rのクリック回数分、左又は右にシフトするとともに、新しく設定された中央画像Pcと近似するメタ情報を有する画像が検索されて、垂直方向に表示される(ステップS92)。
図10(c)に示すように、上キー70U又は下キー70Dがクリックされると、まず、人数別ファイルリスト上において、現在表示中の中央画像Pcにポインタが設定される(ステップS100)。次に、上下キーのクリック数に応じて、種類別ファイルリスト上のポインタがインクリメント又はデクリメントされる(ステップS102)。例えば、上キー70Uが1回クリックされた場合には、選択フォルダ内で中央画像Pcと被写体の人数(NUMの値)が同じで、且つ、撮影日時順が中央画像Pcの次に新しい画像にポインタが移動する。一方、左キー70Lが1回クリックされた場合には、選択フォルダ内で中央画像Pcと被写体の人数(NUMの値)が同じで、且つ、選択フォルダ内で撮影日時順が中央画像Pcの次に古い画像にポインタが移動する。そして、ポインタが移動した画像が中央画像Pcとなるように、水平方向の画像列が上キー70U又は下キー70Dのクリック回数分、上下にシフトするとともに、中央画像Pcの左右に撮影日時順に画像が表示される(ステップS104)。
本実施形態によれば、画像を撮影日時やファイル名順に表示させるとともに、ファイル形式が同じ画像を順番に表示させることができる。従って、探し出したい画像の撮影日時等の記憶が曖昧であっても、何人で撮ったかとか、又は、風景写真であるといった記憶を基に大量の画像の中から所望の画像を容易に探し出すことができる。
[画像表示装置(撮影装置)の構成]
図12は、本発明の第4の実施形態に係る画像表示装置を備えた撮影装置の外観を示す斜視図である。図12に示すように、撮影装置100は、静止画及び動画の記録及び再生機能を備えた電子カメラである。撮影装置100のカメラボディ102は、扁平状の四角い箱型に形成されている。カメラボディ102の前面には、レンズが組み込まれたレンズ鏡筒104が設けられている。また、カメラボディ102の上面には、シャッタボタン106及び電源スイッチ108が設けられている。カメラボディ102の背面には、表示部(液晶モニタ)110、ファインダ接眼窓112、モードスイッチ114、マクロボタン116、ズームボタン118、フラッシュモードボタン120、MENU/OKボタン122、キャンセルボタン124、ディスプレイボタン126、ファンクションボタン128及び十字ボタン130が設けられている。
シャッタボタン106は、いわゆる「半押し」と「全押し」とからなる2段ストロークタイプのボタンで構成されており、「半押し」でAF(Auto Focus:自動焦点合わせ)、AE(Auto Exposure:自動露出)が機能し、「全押し」で撮影が実行される。
電源スイッチ108は、撮影装置100の電源をON/OFFするためのスイッチである。
モードスイッチ114は、撮影装置100の動作モードを切り替えるスイッチとして機能する。撮影装置100の動作モードは、モードスイッチ114の設定位置によって、静止画の撮影を行う「静止画撮影モード」、動画の撮影を行う「動画撮影モード」又は撮影した画像を再生する「再生モード」のいずれかに切り替えられる。
液晶モニタ110は、再生モード時には画像の再生用モニタとして機能するとともに、静止画又は動画撮影モード時にはフレーミング用のスルー画を表示する電子ビューファインダとして機能する。ディスプレイボタン126は、この液晶モニタ110のON/OFF切替ボタンとして機能する。また、液晶モニタ110は、ユーザインターフェース用表示画面としても利用され、必要に応じてメニュー情報や選択項目、設定内容等の情報が表示される。なお、液晶モニタ110に代えて、有機EL(electro-luminescence)等の他の方式の表示装置を用いることも可能である。
MENU/OKボタン122は、メニュー画面の表示を指示するボタンとして機能し、このMENU/OKボタン122が押されることにより、各動作モードからセットアップモードに遷移し、液晶モニタ110に設定画面が表示される。上記セットアップモードでは、露出値、色合い、ISO感度、記録画素数等の画質調整に関する項目や、セルフタイマーの設定、測光方式の切替、デジタルズームを使用するか否か等の調整項目の設定が行われる。上記セットアップモードにおいて、MENU/OKボタン122は、選択した項目の確定や動作の実行を指示するボタンとして機能し、キャンセルボタン124は、設定画面において選択した項目の取消や、設定内容を1つ前の状態に戻すことを指示するボタンとして機能する。十字ボタン130は、設定画面において項目を選択するためのカーソルを移動するカーソルシフトキーとして機能する。
また、十字ボタン130は、再生モード時に再生する再生画像のコマ送り/コマ戻しを指示するボタンとして機能する。本実施形態の撮影装置100は、再生画像を左右方向及び上下方向の2方向にコマ送り/コマ戻し可能となっている。即ち、十字ボタン130の左側又は上側を押圧することにより、コマ戻し(1コマ前の画像が表示されるように指示)され、十字ボタン130の右側又は下側を押圧することにより、コマ送り(1コマ後の画像が表示されるように指示)される。
マクロボタン116は、静止画又は動画撮影モード時にマクロ機能(接写機能)のON/OFFを切り替えるボタンとして機能し、マクロボタン116を押圧操作することにより、マクロ機能がON又はOFFされる。
ズームボタン118は、上下方向に揺動自在なシーソーボタンにより構成されており、静止画又は動画撮影モード時にズーム操作用の操作ボタンとして機能する。即ち、静止画又は動画撮影モードの下、ズームボタン118を上方向に操作することにより、ズームがテレ方向に操作され、ズームボタン118を下方向に操作することにより、ズームがワイド方向に操作される。
また、ズームボタン118は、再生モード時に、再生画像のズームボタンとしても機能する。即ち、再生モードの下、ズームボタン118を上方向に操作することにより、再生画像が拡大表示され、下方向に操作することにより、再生画像が縮小表示される。
フラッシュモードボタン120は、撮影モード時にフラッシュモードを切り替えるボタンとして機能し、フラッシュモードボタン120を押圧操作することにより、フラッシュモードがフラッシュ発光又は発光禁止の各モードに設定される。
図13は、撮影装置100の電気的構成を示すブロック図である。撮影装置100全体の動作は中央処理装置(CPU)150によって統括制御される。CPU150は、所定のプログラムに従って本カメラシステムを制御する制御手段として機能するとともに、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算、ホワイトバランス(WB)調整演算等、各種演算を実施する演算手段として機能する。電源回路152は、本カメラシステムの各ブロックに電源を供給する。
CPU150には、バス154を介してROM(Read Only Memory)156及びEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)158が接続されている。ROM156には、CPU150が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納され、EEPROM158には、CCD画素欠陥情報、カメラ動作に関する各種定数/情報等が格納されている。
また、メモリ(SDRAM、Synchronous Dynamic Random Access Memory)160は、プログラムの展開領域及びCPU150の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データや音声データの一時記憶領域として利用される。VRAM(Video Random Access Memory)162は、画像データ専用の一時記憶メモリであり、A領域162AとB領域162Bを含んでいる。なお、メモリ160とVRAM162は共用することが可能である。
撮影装置100には、シャッタボタン106や電源スイッチ108、モードスイッチ114、マクロボタン116、ズームボタン118、フラッシュモードボタン120、MENU/OKボタン122、キャンセルボタン124、ディスプレイボタン126、ファンクションボタン128、十字ボタン130等の操作部材を含む操作部164が設けられている。これら各種の操作部材からなる操作部164からの信号はCPU150に入力され、CPU150は入力信号に基づいて撮影装置100の各回路を制御し、例えば、レンズ駆動制御、撮影動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、液晶モニタ110の表示制御等を行う。
撮影装置100は、メディアソケット(メディア装着部)168を有し、メディアソケット168には記録メディア170を装着することができる。記録メディア170の形態は特に限定されず、xDピクチャカード(登録商標)、スマートメディア(登録商標)に代表される半導体メモリカード、可搬型小型ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の種々の媒体を用いることができる。メディアコントローラ172は、メディアソケット168に装着される記録メディア170に適した入出力信号の受渡しを行うために所要の信号変換を行う。
また、撮影装置100は、パーソナルコンピュータ等の外部機器と接続するための通信手段として外部接続インターフェース部(外部接続I/F)174を備えている。撮影装置100は、図示せぬUSBケーブル等を用いて撮影装置100と外部機器を接続することにより、外部機器との間でデータの受渡しが可能となる。もちろん、通信方式はUSBに限らず、IEEE1394やBluetooth(登録商標)等の他の通信方式を適用してもよい。
[撮影モード]
次に、撮影装置100の撮影機能について説明する。モードスイッチ114によって撮影モードが選択されると、カラーCCD固体撮像素子176(以下の説明では、CCD176と記載する)を含む撮像部に電源が供給され、撮影可能な状態になる。
レンズユニット178は、フォーカスレンズ180及びズームレンズ182を含む撮影レンズ184と、絞り兼用メカシャッタ186とを含む光学ユニットである。撮影レンズ184のフォーカシングは、フォーカスレンズ180をフォーカスモータ180Aによって移動させることにより行われ、ズーミングは、ズームレンズ182をズームモータ182Aで移動させることにより行われる。フォーカスモータ180Aとズームモータ182Aは、それぞれフォーカスモータドライバ180Bとズームモータドライバ182Bにより駆動制御される。CPU150は、このフォーカスモータドライバ180Bとズームモータドライバ182Bに制御信号を出力して制御する。
絞り186は、いわゆるターレット型絞りで構成されており、F2.8からF8の絞り孔が穿孔されたターレット板を回転させて絞り値(F値)を変化させる。この絞り186の駆動はアイリスモータ186Aによって行われる。アイリスモータ186Aはアイリスモータドライバ186Bにより駆動制御される。CPU150は、このアイリスモータドライバ186Bに制御信号を出力して制御する。
レンズユニット178を通過した光は、CCD176の受光面に結像される。CCD176の受光面には多数のフォトダイオード(受光素子)が2次元的に配列されており、各フォトダイオードに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造で配置されている。CCD176は、各フォトダイオードの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。CPU150は、タイミングジェネレータ(TG)188を介してCCD176での電荷蓄積時間を制御する。また、CPU150は、CCD176に対して、OFD(Overflow Drain)の電位を制御して、CCD176を構成するフォトダイオードに蓄積される信号電荷の上限値を調整する。
CCD176の受光面に結像された被写体像は、各フォトダイオードによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、CPU150の指令に従いTG188から与えられる駆動パルス(読み出しパルス、垂直転送クロック、水平転送クロック)に基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。
CCD176から出力された信号はアナログ処理部(CDS/AMP)190に送られ、ここで画素ごとのR、G、B信号がサンプリングホールド(相関2重サンプリング処理)され、増幅された後、A/D変換器192に加えられる。A/D変換器192によってデジタル信号に変換された点順次のR、G、B信号は、画像入力コントローラ194を介してメモリ160に記憶される。
画像信号処理回路196は、メモリ160に記憶されたR、G、B信号をCPU150の指令に従って処理する。即ち、画像信号処理回路196は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス調整回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU150からのコマンドに従ってメモリ160を活用しながら所定の信号処理を行う。
画像信号処理回路196に入力されたRGBの画像データは、画像信号処理回路196において輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr、Cb信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施される。画像信号処理回路196で処理された画像データはVRAM162に格納される。
撮影画像を液晶モニタ110にモニタ出力する場合、VRAM162から画像データが読み出され、バス154を介してビデオエンコーダ198に送られる。ビデオエンコーダ198は、入力された画像データを表示用の所定方式のビデオ信号(例えば、NTSC方式のカラー複合画像信号)に変換して液晶モニタ110に出力する。
CCD176から出力される画像信号によって、1コマ分の画像を表す画像データがVRAM162のA領域162AとB領域162Bとで交互に書き換えられる。VRAM162のA領域162A及びB領域162Bのうち、画像データが書き換えられている方の領域以外の領域から、書き込まれている画像データが読み出される。このようにしてVRAM162内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される画像信号が液晶モニタ110に供給されることにより、撮影中の映像がリアルタイムに液晶モニタ110に表示される。撮影者は、液晶モニタ110に表示される映像(プレビュー画像)によって撮影画角を確認できる。
シャッタボタン106が半押しされ、S1がオンすると、撮影装置100はAE及びAF処理を開始する。すなわち、CCD176から出力された画像信号はA/D変換後に画像入力コントローラ194を介してAF検出回路200並びにAE/AWB検出回路202に入力される。
AE/AWB検出回路202は、1画面を複数の分割エリア(例えば、8×8又は16×16)に分割し、この分割エリアごとにRGB信号を積算する回路を含み、その積算値をCPU150に提供する。CPU150は、AE/AWB検出回路202から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。CPU150は、求めた露出値と所定のプログラム線図に従って、絞り値とシャッタースピードを決定し、これに従いCCD176の電子シャッター及びアイリスを制御して適正な露光量を得る。
また、AE/AWB検出回路202は、自動ホワイトバランス調整時に、分割エリアごとにRGB信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をCPU150に提供する。CPU150は、Rの積算値、Bの積算値、Gの積算値を得て、分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、これらR/G、B/Gの値のR/G、B/G軸座標の色空間における分布等に基づいて光源種の判別を行い、判別された光源種に応じてホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランスゲイン)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。
撮影装置100におけるAF制御は、例えば、画像信号のG信号の高周波成分が極大になるようにフォーカスレンズ180を移動させるコントラストAFが適用される。すなわち、AF検出回路200は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面内(例えば、画面中央部)にあらかじめ設定されているフォーカス対象エリア内の信号を切り出すAFエリア抽出部及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
AF検出回路200により求められた積算値のデータはCPU150に通知される。CPU150は、フォーカスモータドライバ180Bを制御してフォーカスレンズ180を移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、CPU150は、求めた合焦位置にフォーカスレンズ180を移動させるようにフォーカスモータドライバ180Bを制御する。なお、AF評価値の演算はG信号を利用する態様に限らず、輝度信号(Y信号)を利用してもよい。
シャッタボタン106が半押しされ、S1オンによってAE/AF処理が行われ、シャッタボタン106が全押しされ、S2オンによって記録用の撮影動作がスタートする。S2オンに応動して取得された画像データは画像信号処理回路196において輝度/色差信号(Y/C信号)に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ160に格納される。
メモリ160に格納されたY/C信号は、圧縮伸張回路204によって所定のフォーマットの画像ファイルに圧縮された後、メディアコントローラ172を介して記録メディア170に記録される。例えば、静止画についてはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式、動画についてはAVI(Audio Video Interleaving)形式、Motion-JPEGの画像ファイルとして記録される。
画像ファイルを記録メディア170に記録する際には、当該画像ファイルの画像情報(メタ情報)がメタ情報テーブルに格納される。このメタ情報テーブルは、記録メディア170内の画像ファイルと同じフォルダ内に保存される。ここで、画像情報(メタ情報)とは、ファイル名や画像のサイズ、静止画を撮影した時のレンズ焦点距離(Focal Length)、画面内における被写体の位置情報(Subject Location、Subject Area)、被写体の位置(GPS)情報、シーンタイプ(Scene Type)、シーン撮影タイプ(Scene Capture Type;例えば、標準、人物、夜景、風景等の被写体の種別)、ホワイトバランス(White Balance)、カメラがオートホワイトバランスで推定した光源の種類(Light Source)、フラッシュ発光の有無、センサ方式等の画像情報等であり、画像ファイルのヘッダ情報(例えば、EXIFタグ情報)から取得される。
図14は、メタ情報テーブルを示す図である。図14に示すように、メタ情報テーブルには、画像のファイル名とメタ情報が関連付けられて格納されている。なお、図14には、メタ情報の例として、撮影時のフラッシュ発光の有無、レンズ焦点距離、センサ方式及びシーンタイプのみが図示されている。
[再生モード]
モードスイッチ114により再生モードが選択されると、記録メディア170に記録されている最終の画像ファイル(最後に記録された画像ファイル)の圧縮データが読み出される。最後の記録に係る画像ファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像圧縮データは、圧縮伸張回路204を介して非圧縮のYC信号に伸張され、画像信号処理回路196及びビデオエンコーダ198を介して表示用の信号に変換された後、液晶モニタ110に出力される。これにより、当該画像ファイルの画像内容が液晶モニタ110の画面上に表示される。
また、再生モード時に、パーソナルコンピュータやテレビ等の外部ディスプレイがビデオ入出力端子206を介して撮影装置100に接続されている場合には、記録メディア170に記録されている画像ファイルはビデオ出力回路208により処理されて、この外部ディスプレイに再生表示される。
静止画の1コマ再生中(動画の先頭フレーム再生中も含む)に、十字ボタン130を操作することによって、再生対象の画像ファイルを切り換えること(コマ戻し/コマ送り)ができる。コマ送りされた位置の画像ファイルが記録メディア170から読み出され、上記と同様にして静止画像や動画が液晶モニタ110に再生表示される。
図15は、画像のコマ送り/コマ戻しの順序を模式的に示す図である。図15に示すように、液晶モニタ110には、画像が1枚ずつ表示され、十字ボタン130の左右のボタンを押下することにより、再生対象の画像が撮影日時順にコマ戻し/コマ送りされる。また、十字ボタン130の上下ボタンを押下することにより、再生対象の画像とメタ情報が近似する画像が撮影日時順にコマ戻し/コマ送りされる。なお、画像を1枚ずつ表示するのではなく、例えば、表示中の画像の上下左右にコマ送り/コマ戻し先の画像又はその一部を縮小表示するようにしてもよい。
[画像の記録処理]
図16は、撮影した画像を記録する処理の流れを示すフローチャートである。図16に示すように、画像が撮影されると、撮影された画像が所定の形式の画像ファイルとして記録メディア170に記録され(ステップS110)、画像ファイルのメタ情報がメタ情報テーブルに記録されて、当該画像ファイルと関連付けられて記録メディア170に保存される(ステップS112)。
[画像の再生時の処理]
次に、画像を再生表示する処理の流れについて、図17のフローチャートを参照して説明する。まず、図17(a)に示すように、動作モードが再生モードに設定されると、記録メディア170から画像ファイルが読み込まれる(ステップS120)。
次に、記録メディア170内の画像ファイルが撮影日時順に配列されて格納された撮影日時順ファイルリストが作成される(ステップS122)。また、記録メディア170からメタ情報テーブルが読み込まれて(ステップS124)、画像ファイルがメタ情報に基づいて分類されて、例えば、焦点距離が所定の範囲の画像ごとに撮影日時順に配列されたメタ情報順リストが作成される(ステップS126)。そして、撮影日時順で1枚目の画像が液晶モニタ110に表示される(ステップS128)。また、ステップS128では、撮影日時順ファイルリストにおいて、再生対象のファイル名にポインタが付される。
次に、コマ操作キー70の操作に応じた処理の流れについて説明する。図17(b)に示すように、左キー70L又は右キー70Rがクリックされると、クリック数に応じて、撮影日時順ファイルリスト上のポインタがインクリメント又はデクリメントされる(ステップS130)。例えば、右キー70Rが1回クリックされた場合には、再生対象の画像の次に撮影日時順が新しい画像にポインタが移動する。なお、再生対象の画像が最も新しい場合には、右キー70Rのクリックに応じて最も古い画像にポインタが移動する。一方、左キー70Lが1回クリックされた場合には、再生対象の画像の次に撮影日時順が古い画像にポインタが移動する。なお、再生対象の画像が最も古い場合には、左キー70Lのクリックに応じて最も新しい画像にポインタが移動する。そして、ポインタが移動した画像が液晶モニタ110に表示される(ステップS132)。
図17(c)に示すように、上キー70U又は下キー70Dがクリックされると、まず、メタ情報順リスト上において、再生対象の画像にポインタが設定される(ステップS140)。次に、上下キーのクリック数に応じて、メタ情報順リスト上のポインタがインクリメント又はデクリメントされる(ステップS142)。例えば、上キー70Uが1回クリックされた場合には、メタ情報順リストの配列に従って、再生対象画像とメタ情報が近似しており、且つ、撮影日時順が再生対象画像の次に新しい画像にポインタが移動する。一方、左キー70Lが1回クリックされた場合には、再生対象画像とメタ情報が近似しており、且つ、撮影日時順が再生対象画像の次に古い画像にポインタが移動する。そして、ポインタが移動した画像が再生対象画像として液晶モニタ110に表示される(ステップS144)。
本実施形態によれば、画像を撮影日時やファイル名順に表示させるとともに、メタ情報が近似した画像を順番に表示させることにより、大量の画像の中から所望の画像を容易に探し出すことができる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、画像表示装置(撮影装置)100の構成については、図12及び図13と同様であるため説明を省略する。
図18は、画像のコマ送り/コマ戻しの順序を模式的に示す図である。図18に示すように、液晶モニタ110には、画像が1枚ずつ表示され、十字ボタン130の左右のボタンを押下することにより、再生対象の画像が撮影日時順にコマ戻し/コマ送りされる。また、十字ボタン130の上下ボタンを押下することにより、再生対象の画像と同じファイル形式の画像が撮影日時順にコマ戻し/コマ送りされる。
[画像の再生時の処理]
次に、画像を再生表示する処理の流れについて、図19のフローチャートを参照して説明する。まず、図19(a)に示すように、動作モードが再生モードに設定されると、記録メディア170から画像ファイルが読み込まれる(ステップS150)。
次に、記録メディア170内の画像ファイルが撮影日時順に配列されて格納された撮影日時順ファイルリストが作成される(ステップS152)。また、選択フォルダ内の画像ファイルがファイル形式ごとに分類されて撮影日時順に配列された種類別ファイルリストが作成される(ステップS154)。
次に、撮影日時順で1枚目の画像、即ち、最後に撮影された画像が液晶モニタ110に表示される(ステップS156)。また、ステップS156では、撮影日時順ファイルリストにおいて、再生対象画像のファイル名にポインタが付される。
次に、コマ操作キー70の操作に応じた処理の流れについて説明する。図19(b)に示すように、左キー70L又は右キー70Rがクリックされると、クリック数に応じて、撮影日時順ファイルリスト上のポインタがインクリメント又はデクリメントされる(ステップS160)。例えば、右キー70Rが1回クリックされた場合には、再生対象の画像の次に撮影日時順が新しい画像にポインタが移動する。なお、再生対象の画像が最も新しい場合には、右キー70Rのクリックに応じて最も古い画像にポインタが移動する。一方、左キー70Lが1回クリックされた場合には、再生対象の画像の次に撮影日時順が古い画像にポインタが移動する。なお、再生対象の画像が最も古い場合には、左キー70Lのクリックに応じて最も新しい画像にポインタが移動する。そして、ポインタが移動した画像が液晶モニタ110に表示される(ステップS162)。
図19(c)に示すように、上キー70U又は下キー70Dがクリックされると、まず、種類別ファイルリスト上において、再生対象の画像にポインタが設定される(ステップS170)。次に、上下キーのクリック数に応じて、種類別ファイルリスト上のポインタがインクリメント又はデクリメントされる(ステップS172)。例えば、上キー70Uが1回クリックされた場合には、種類別ファイルリストの配列に従って、再生対象画像とファイル形式が同じで、且つ、撮影日時順が再生対象画像の次に新しい画像にポインタが移動する。一方、左キー70Lが1回クリックされた場合には、再生対象画像とファイル形式が同じで、且つ、撮影日時順が再生対象画像の次に古い画像にポインタが移動する。そして、ポインタが移動した画像が再生対象画像として液晶モニタ110に表示される(ステップS174)。
本実施形態によれば、画像を撮影日時やファイル名順に表示させるとともに、ファイル形式が同じ画像を順番に表示させることにより、大量の画像の中から所望の画像を容易に探し出すことができる。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。なお、画像表示装置(撮影装置)100の構成については、図12及び図13と同様であるため説明を省略する。
図20は、画像のコマ送り/コマ戻しの順序を模式的に示す図である。図20に示すように、液晶モニタ110には、画像が1枚ずつ表示され、十字ボタン130の左右のボタンを押下することにより、再生対象の画像が撮影日時順にコマ戻し/コマ送りされる。また、十字ボタン130の上下ボタンを押下することにより、再生対象の画像と写っている被写体の人物の人数が同じ画像が撮影日時順にコマ戻し/コマ送りされる。
[画像の記録処理]
図21は、撮影した画像を記録する処理の流れを示すフローチャートである。図21に示すように、画像が撮影されると、撮影された画像が所定の形式の画像ファイルとして記録メディア170に記録されると(ステップS180)、記録された画像ファイルに顔検出処理が施される(ステップS182)。そして、図22に示すように、画像ファイルから検出された被写体の人数情報が人数情報テーブルに記録されて、当該画像ファイルと関連付けられて記録メディア170に保存される(ステップS184)。
[画像の再生時の処理]
次に、画像を再生表示する処理の流れについて、図23のフローチャートを参照して説明する。まず、図23(a)に示すように、動作モードが再生モードに設定されると、記録メディア170から画像ファイルが読み込まれる(ステップS190)。
次に、記録メディア170内の画像ファイルが撮影日時順に配列されて格納された撮影日時順ファイルリストが作成される(ステップS192)。また、選択フォルダ内の画像ファイルが検出された人数ごとに分類されて撮影日時順に配列された人数別ファイルリストが作成される(ステップS194)。
次に、撮影日時順で1枚目の画像、即ち、最後に撮影された画像が液晶モニタ110に表示される(ステップS196)。また、ステップS196では、撮影日時順ファイルリストにおいて、再生対象画像のファイル名にポインタが付される。
次に、コマ操作キー70の操作に応じた処理の流れについて説明する。図23(b)に示すように、左キー70L又は右キー70Rがクリックされると、クリック数に応じて、撮影日時順ファイルリスト上のポインタがインクリメント又はデクリメントされる(ステップS200)。例えば、右キー70Rが1回クリックされた場合には、再生対象の画像の次に撮影日時順が新しい画像にポインタが移動する。なお、再生対象の画像が最も新しい場合には、右キー70Rのクリックに応じて最も古い画像にポインタが移動する。一方、左キー70Lが1回クリックされた場合には、再生対象の画像の次に撮影日時順が古い画像にポインタが移動する。なお、再生対象の画像が最も古い場合には、左キー70Lのクリックに応じて最も新しい画像にポインタが移動する。そして、ポインタが移動した画像が液晶モニタ110に表示される(ステップS202)。
図23(c)に示すように、上キー70U又は下キー70Dがクリックされると、まず、人数別ファイルリスト上において、再生対象の画像にポインタが設定される(ステップS210)。次に、上下キーのクリック数に応じて、人数別ファイルリスト上のポインタがインクリメント又はデクリメントされる(ステップS212)。例えば、上キー70Uが1回クリックされた場合には、人数別ファイルリストの配列に従って、再生対象画像と被写体の人数(NUMの値)が同じで、且つ、撮影日時順が再生対象画像の次に新しい画像にポインタが移動する。一方、左キー70Lが1回クリックされた場合には、再生対象画像と被写体の人数(NUMの値)が同じで、且つ、撮影日時順が再生対象画像の次に古い画像にポインタが移動する。そして、ポインタが移動した画像が再生対象画像として液晶モニタ110に表示される(ステップS214)。
本実施形態によれば、画像を撮影日時やファイル名順に表示させるとともに、ファイル形式が同じ画像を順番に表示させることができる。従って、探し出したい画像の撮影日時等の記憶が曖昧であっても、何人で撮ったかとか、又は、風景写真であるといった記憶を基に大量の画像の中から所望の画像を容易に探し出すことができる。
10…画像表示装置、12…プロセッサ(CPU)、14…バス、16…ROM、18…RAM、20…ハードディスク装置(HDD)、22…グラフィック制御回路、24…表示装置、26…マウス、28…キーボード、30…フレキシブルディスクドライブ(FDD)、32…フレキシブルディスク、34…メディアインターフェース部(メディアI/F)、36…記録メディア、38…USBインターフェース部(USB_I/F)、40…撮像装置、42…プリンタ、44…通信インターフェース部(通信I/F)、100…画像表示装置(撮影装置)