JP4886102B2 - 部品間のギャップを無接触でシールする装置 - Google Patents

部品間のギャップを無接触でシールする装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体機械、特にガスタービン、のギャップを無接触でシールする装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
流体機械の構造は、互いに不動及び又は可動の部品を並べることを前提とする。これらの部品の間には機能的な理由からしばしば単数又は複数のギャップが残されており、これらのギャップは流体機械の流動通路内で一次流体流がそれをまたぐように流れる。これに伴い、一次流体がギャップ内に浸入する。特にガスタービンの高熱ガス部分においては、部品ギャップ内に高熱の一次流体が浸入することは、一次流体の温度が高く、しばしば許容し得る最大材料温度を超えるので、どうしても回避しなければならない。それにもかかわらずギャップ内に高温の一次流体が浸入すると、ギャップに隣接している部品との熱交換の結果、これらの部品の温度を許容し得ないほど高くすることがある。この結果、部品の損傷、特に部品の亀裂、あるいは少なくとも部品耐用寿命の明確な短縮が生ぜしめられる。更にギャップは一次流体流のもれ、ひいてはガスタービンの効率の低下をもたらす。
【0003】
従来は、これらのギャップは、例えばシール薄板及びシール条片、ベローズ並びにばね負荷されたシールのような機械的なシールによって、あるいはまた動流体力式シール装置によって、一次流体に対してシールされた。
【0004】
機械的なシールはそれが接触原理で作用するために、摩滅し、したがって短い耐用寿命しか有していない。
【0005】
従来公知の動流体力式シール装置においては、ギャップを単方向の押しのけ流によって遮断することが行われている。この押しのけ流はギャップを一次流体に対して、例えば CH 529 914 に記載されているようにギャップから一次流体流内に吹き出される連続的な二次流体流によって、あるいはギャップを覆う二次流体流によって、シールする。
【0006】
前者の場合には、ギャップは一次流とは逆の側のギャップ開口において大きな逆圧の二次流体を供給される。二次流体の大きな圧力は二次流体側の貯蔵器から一次流内への単方向のギャップ流を生ぜしめる。
【0007】
ギャップを動流体力式にシールする第2の公知の方法においては、ギャップ縦方向に対して横方向の、ギャップを覆う二次流体膜の形の単方向二次流体流が生ぜしめられる。これによって二次流体の押しのけ作用のために、ギャップ内にある第3の流体に対する一次流体の流動機械的な分離が達成される。この場合第3の流体は第3の流体貯蔵器から供給され、一次流とは逆の側のギャップ開口からギャップ内に流れる。2つの部品の間のギャップではなしに、1つの部品の凹所である場合には、この凹所は閉じた部品輪郭を有している。したがって、例えば供給通路のような付加的な装置が配置されていない限り、第3の流体の貯蔵器に接続することができない。凹所のデッドボリュームとして渦流の、一次流とは逆の側に残されている凹所の容積は以下においては簡単にやはり第3の流体側のギャップ部分と呼ぶ。
【0008】
しかしながら、両方の動流体力式シール装置は比較的に多量の、シールのために使用される二次流体を必要とする。更に、実地において普通に使用される圧縮機範囲から分岐せしめられる二次流体の場合には、この方法は特にタービン入口範囲における作用をしばしばわずかにする。その原因として、例えばタービンの入口案内車の前方における流動のせき止めが一次流体流の静圧を局所的に高めることを挙げることができる。したがって、燃焼室内での一次流の圧力損失が一般に極めてわずかである場合、タービン入口範囲におけるギャップをまたいで流れる際の一次流の局所的な静圧は、燃焼室の直前で取り出されてタービンに供給される二次流体の圧力よりも高い。この圧力差に基づいて、高熱の一次流体が少なくともギャップの部分範囲内に局所的に流入することになる。
【0009】
熱的又は機械的な部品膨張及びこれから生ずるギャップの幾何学的寸法の変化並びにギャップ縦方向における部品相互のしゅう動は使用されるシールに対する要求を著しく高める。熱的に生ぜしめられる部品幾何学寸法の変化は、特にガスタービンの高熱ガス部分において生ずる。その結果、機械的シールにおいても、また動流体力式シール装置においても、しばしば誤機能が生ずる。更に、機械的シールの耐用寿命が著しく短縮される。
【0010】
特許明細書 GB 855 040 及び US 3 645 544 に記載されているシール装置においては、ギャップを一次流体に対してシールするために、二次流体がギャップ内に、ギャップ内に渦系が形成されるように、供給される。しかしここに記載されている装置は、部品が互いに相対的に回転して、ギャップが全周にわたって延びているような2つの部品の間のギャップをシールするためにしか使用することができない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の課題は、流体機械において生ずるギャップを無接触でかつ経済的にシールする装置及び方法を開発することである。この場合、ギャップは互いに不動又は互いに可動の部品の間の部品ギャップとして、あるいはまた1つの部品のギャップ形の凹所として構成されていることができる。この装置及び方法は特に、運転中に熱的及び機械的な部品膨張に基づいてギャップの幾何学寸法が変化するガスタービンの高熱ガス部分において確実に使用されるようにするという観点においても、開発されるようにする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明の構成では、二次流体が、ギャップ内であるいはギャップに直接に接して、ギャップに沿った少なくとも単数又は複数の部分範囲内で、渦流を形成するようにした。この場合渦流は有利にはギャップ全幅にわたって形成される。
【0013】
【発明の効果】
従来公知の動流体力式方法に対する重要な利点として、ギャップのシールに必要な二次流体流量が減少せしめられる。それは、第3の流体側のギャップ部分内にある第3の流体からの一次流体流の流動機械的な分離が二次流体の比較的に薄い渦層によって行われるからである。この場合二次流体及び第3の流体は基本的には同一の貯蔵器から取り出すことができ、しかしその際ギャップへの流れの適当な圧力条件を考慮しなければならない。二次流体の渦流を形成することによって、各二次流体粒子がギャップを横断して何回も流れて、何回もシール作用を行うことになる。この場合渦流の二次流体は単にわずかにしか一次流体又は第3の流体と混合しない。
【0014】
単方向のシール流に対する渦流の別の重要な利点は、渦の固有の安定性において見出された。一次流体に対する二次流体の圧力差がわずかである場合にも、渦流は安定しており、シール作用が確実に行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】
流れの案内を安定にしかつ簡単にするために、回転中心点あるいは回転軸線を中心とする渦流が形成されるように、二次流体を案内するのが特に有利であると分かった。一次流側のギャップ出口範囲内への二次流体の供給部を適当に配置することによって渦流のこの回転が供給流に作用する一次流の力によって生ぜしめられる。
【0016】
本発明の有利な1実施形態では、流れの案内は、ギャップ内でギャップの縦方向若しくは周方向に配置された1つの室内で行われる。ギャップが両方の部品あるいは回転対称的な機械、例えばガスタービンの外周に沿って配置されている場合には、ギャップの縦方向は両方の部品又は機械の周方向と同一である。以下においては、ギャップの縦方向についてだけ述べる。本発明のこの実施形態では、室の側壁によって、二次流体流の、一次流体流とはほとんど無関係な、位置が確定されている渦形成が生ぜしめられる。この場合、室を形成する部品側壁の切り欠きはギャップを形成している部品に関して対称的に、あるいは非対称的に、構成しておくことができる。回転する渦流の流れの案内は、有利には、回転室内で行われる。回転室内にデッド領域が生ずることを回避するために、室の輪郭は渦流の外側の流動ベクトルに適合させて、有利には円形又はだ円形に、形成しておくことができる。したがって、回転室を部品側壁に関して対称的に形成する場合には、ギャップを形成する部品の横断面で見て、ギャップに接する部品輪郭にそれぞれ半円形又は半だ円形の切り欠きが生ずる。
【0017】
室は、特に回転対称的な機械における両方の部品の外周に沿ったエンドレスギャップをシールするためのエンドレス室として、又は有限の寸法を有する室として構成しておくことができる。有限のギャップ内の有限の寸法の室はギャップ長さに関してギャップの始端又は終端を超えて延びることができる。また、有限のギャップ内に、あるいはエンドレスのギャップ内に、局所的な室を配置することも可能である。この場合局所的な室はギャップの部分範囲にわたって延びているに過ぎない。エンドレスギャップ内の局所的な室は、特に、シールを単に局所的に行う場合、あるいはまたギャップをシールする別の装置又は方法の局所的な補強を行おうとする場合に、使用される。ガスタービンにおいては、特に燃焼室と、タービン案内羽根の前方におけるせき止めに基づいて一次流の静圧が局所的に増大せしめられている第1のタービン案内車との間の部品ギャップにおいて、従来のシール装置を補強することは重要である。このために、一次流の静圧が局所的に高められている範囲においては、有利には局所的な室がギャップ内に配置されている。
【0018】
別の実施形態においては、室は部分室に分割することができる。室を部分室に分割することは、有利には仕切壁によって行われる。ターボ機械ではこれらの仕切壁は有利には半径方向に配置される。したがって各部分室に対して、渦流の強度を、例えば部分室に供給される二次流体量を変化させることによって、変化させることができる。
【0019】
不動の部品と可動の部品との間のギャップの場合には、ギャップあるいは室内に案内エレメントを配置するのが有利である。この場合案内エレメントは有利にはギャップ深さ方向に斜めに配置されたあるいは曲げられた案内ウェブである。これらの案内エレメントは部品壁、有利には可動の部品壁に固定されている。両方の側壁の相対運動に基づいて、供給された二次流体は案内エレメントによって可動壁の回転方向に連行される。二次流体に作用する剪断力及び遠心力は二次流体の流れの渦形成をもたらす。
【0020】
しかし有利にはこのような案内エレメントは相互に不動の部品の間のギャップ内にも配置される。
【0021】
ギャップ内に配置された室内での渦流は、渦流が壁輪郭によって案内される範囲と、渦流の案内が行われない範囲とに分割される。案内されない流れ範囲はギャップを横断する際の範囲である。ギャップを横断する際の渦流の誤流は、一次流体及び第3の流体の圧力変化の基づいて、並びに熱的又は機械的なギャップの幾何学寸法変化、特に部品相互のしゅう動に基づいて、生ずることがある。この誤流自体は二次流体の渦流の部分的あるいは場合によっては全体的な崩壊をもたらすことがある。その結果、一次流体が室内に部分的に浸入し、極端な場合にはそれどころか渦流のシール作用が完全に失われることがある。
【0022】
壁側の案内のない流れ範囲を減少させるために、室の有利な1実施形態では、ギャップを形成する一方又は両方の側壁は、それぞれの側壁の輪郭のそれぞれ1つの案内リップを有している。これらの案内リップの流れ案内機能に応じて、これらの案内リップを二次流体の生ぜしめられる渦流の回転方向で見た室のそれぞれの渦出口範囲に配置するのが有利である。この場合、案内リップはギャップ内に突入している。案内リップの室内側の輪郭は、有利な1実施形態では、室を形成する側壁輪郭を延長して渦流の外側の流動ベクトルに適合させて形成されている。
【0023】
室の壁で案内されない範囲における渦流の、誤流として形成される拡散は付加的に室輪郭の少なくとも1つのアンダカットを介して考慮することができる。室輪郭のこのアンダカットは有利には次のように形成される。すなわち、室を形成する側壁の、生ぜしめられる渦の回転方向で見た輪郭のそれぞれ渦入口範囲において渦流の中心点に対する間隔が上流側の室形成側壁の渦出口範囲における間隔よりも大きくなるように、形成されている。案内リップと、渦回転方向で下流側に配置された部品のアンダカットとを特に有利に組み合わせることによって、渦流はギャップを横断する際にスキーのジャンプ台に類似した効果を受ける。
【0024】
二次流体の供給は有利には、ギャップ又は室内に開口する供給通路を介して行われる。供給通路の配置は有利には、二次流体が渦を支持するように室、ギャップあるいはギャップの直ぐ周辺内に供給されるように、選ぶことができる。この場合、室又はギャップの円周及び縦方向における供給通路の位置決めは、室又はギャップの幾何学寸法、供給通路の横断面及び達成すべき渦強さに関連して選ばれる。有利には供給通路の配置は次のように、すなわち二次流体の分配された供給を介して、供給される二次流体のその都度の供給量及び供給パルスがシールすべきギャップに沿って渦流を維持するように、選ばれる。
【0025】
室の円周に沿った供給通路の有利な配置として、供給通路は1つ又は2つの列で配置されている。2列の配置の場合には、供給通路を次のように、すなわち供給通路それぞれ対をなして1つの室横断平面内に位置するように、位置決めするのが有利である。
【0026】
ギャップのシールすべき範囲内への二次流体の供給方向は基本的に渦を支持するように選ぶのが有利である。有利には二次流体の供給は、渦流の縁範囲内に渦流に関して近似的に接線方向の吹き込み方向で行われる。このことは渦流の再エネルギ化をもたらす。二次流体の供給がギャップの中心平面に対して垂直に行われると、局所的な不動の渦が形成される。二次流体の供給が平面図で見てギャップの中心平面に対する垂線とは異なる角度で行われる場合には、渦流はギャップ縦方向の付加的な速度ベクトル成分を与えられる。したがって渦流はギャップに沿って移動する。このような傾斜供給の利点として、ギャップ縦方向での渦流の、垂直供給に比べて大きな空間的延びを挙げることができる。
【0027】
一次流のギャップに沿った静圧が変化する場合には、少なくとも1つの供給通路を一次流の静圧が最高の横断平面内に配置するのが有利である。したがって一面では、渦流は最高の一次流体側の流動抵抗を有する平面内で再エネルギ化され、他面では、供給される二次流体は一次流の圧力勾配に従う。これによってギャップの内部における渦流の縦運動が支持される。
【0028】
供給通路の横断面は原理的には任意に選択可能である。円形に形成された供給通路は製作技術的に簡単に製作することができるのに対し、スリット形に形成された供給通路は二次流体を渦流内に指向性をもって供給することを可能にする。この場合室又はギャップ内に開口する供給通路は互いに一様でないように形成しなければならない。
【0029】
特に不動の部品と可動の部品との間のギャップの場合には、二次流体を室にギャップ自体を通して供給するのが有利である。この場合供給は例えば、ギャップの一次流とは逆の側の自由端部に配置されている貯蔵器から行われる。回転機械においては、機械内部に配置されている中空室がこのような貯蔵器として役立ち、この貯蔵器は特にガスタービンの場合には流体を圧縮機範囲から供給される。一面ではギャップ自体を通しての二次流体のこの供給は普通は極めてわずかな構造的経費及び製作技術的経費で実現することができる。他面ではこれによって、室に至るまでのギャップ全体が二次流体によって満たされ、したがって一次流体のギャップ内への浸入が付加的に困難になるという利点が生ずる。更に、特にガスタービンの高熱ガス部分においては、圧縮機範囲から取り出された二次流体を使用する場合、ギャップに接する部品の冷却が行われる。
【0030】
二次流体が室にギャップ自体を通して供給される場合、ギャップ又は室内に付加的に案内エレメントを配置するのが特に有利である。これによって、構造的に簡単に、二次流体の渦形成を行わせることが可能である。
【0031】
特に、長いギャップあるいはエンドレスギャップの場合には、少なくとも1つの渦偏向器を室内に配置するのが有利である。この渦偏向器は渦流を意識的にかつ局所的に崩壊させ、渦流の流体を室から一次流内に流出させる。このことは特に、渦流の中心の流体をも更新するために、有利である。
【0032】
全体として、ガスタービンのタービン範囲において、前もって部品冷却のために大抵は閉じられている冷却通路内で使用された二次流体を使用するのが、理にかなっており、少なくとも充分である。
【0033】
基本的に、渦流の各配置において、二次流体と一次流体及び、使用されている場合には第3の流体との相互作用が行われる。流体流の移行範囲において流体粒子に作用する粘性の剪断力はパルスの散逸損失のほかに、相互の流体交換を生ぜしめる。この相互作用はギャップ内の室の構造的な配置及び一次流体側及び第3の流体側の幾何学的ギャップ開口に関連して、かつ供給通路の配置に関連して、意識的に制御することができる。有利にはこれらの関連し合うパラメータは、渦を形成する流体が次第に一次流内に排出されるように、選ぶことができる。同じように、新しい二次流体を供給通路を介して連続的に供給することが必要である。供給通路を介しての二次空気の供給のほかに、第3の流体側の貯蔵器から流体を渦流内に吸い込むことも行うことができる。
【0034】
渦流のほかに付加的に、従来の機械的なシールエレメントをギャップ内に配置しておくことができる。例えば、ガスタービン内の部品ギャップの付加的な機械的シールのために、溝内に挿入されたシール条片を取り付けることができる。この場合部品は相互に不動であっても、可動であってもよい。これらの機械的なシールエレメントの配置は有利には渦流の、一次流体流とは逆の側において行われる。ギャップ自体を通しての二次流体の供給はシール条片と組み合わせて行うこともできる。この目的のために有利な1実施形態では、構造的に簡単に、シール条片に流通開口を設けておくことができる。これらの流通開口は有利にはギャップ中心平面に対して適当な角度で傾斜せしめられており、したがってシール条片を通過する二次流体は室内に入る際に既に予備ねじりを有している。流通開口の傾斜角、幾何学寸法並びに繰り返し頻度は有利には渦流を維持する視点で選ぶことができる。
【0035】
特にガスタービンの高熱ガス部分のギャップのシールのために回転する渦流を使用することの、従来の装置及び方法に対する別の利点は、回転の結果生ずる渦流の温度プロフィールに存する。渦流の流体組成が均一である場合には、高温の流体粒子は渦流の中心に集中し、これに対し低温の流体粒子は渦流の外側範囲内に遠心分離される。この物理的効果から、ギャップを動流体力式にシールする従来の装置及び方法に比較して、直接的に2つの渦流の利点が生ずる。一面ではこの遠心力効果は、低温の流体が渦の外側範囲に集まって、渦流の外側の速度ベクトルがギャップを形成する部品に接することによって、この隣接部品との熱交換を生ぜしめる。このことはガスタービンの高熱ガス部分においては、一般に当該の部品の冷却をもたらす。他面では、ギャップ内に、大抵はギャップの側壁に浸入して、渦流によってつかまれる高熱の一次流の流体が渦流の外側範囲から渦流の内部に押し込まれる。したがってこの場合生ずる部品壁の温度は最大で、渦流の混合流体に相応する混合温度である。
【0036】
室及び渦流を閉じ込めるギャップ横断面の寸法が小さいと、渦流が強められ、熱の移行が良好に行われる。しかしこれによって生ずる渦流の大きな速度は同時に流れの散逸性圧力損失を大きくする。このことは、供給通路をギャップ又は室に沿って短い間隔で配置して、流れを再エネルギ化することを必要にする。
【0037】
ギャップの動流体力式シールのための二次流体の本発明による流れの案内の、機械的シールに対する重要な利点は、ギャップを形成する部品が幾何学的に相互にしゅう動した場合に、渦流を適合させ得ることである。このしゅう動はガスタービンの運転中における機械的又は熱的な部品膨張の結果生ずることがある。室の小さな幾何学寸法は絶対的な適合能力を制限する。
【0038】
押しのけ流としての二次流体の流れを案内する本発明による別の装置では、流れ通路がスラローム通路として形成される。この場合スラローム通路は有利には、相互に不動の部品の間のギャップに沿って、自由に選択可能な曲率半径のS字の湾曲部を連続させた室として構成されている。回転室と同じようにして、スラローム室内に、例えば案内リップ、アンダカット、供給通路及び又は流通開口を有しているか有していない付加的な機械的シールのような別のエレメントを配置するのが有利である。またスラローム通路はエンドレス室として、あるいは局所的な室として構成することができ、更に仕切壁によって部分室に分割しておくことができる。
【0039】
【実施例】
図1は2つの部品21及び22の断面を示し、これらの部品の間には本発明によるシール装置が配置されているギャップ20が残されている。この場合、部品21及び22が相互に不動であるか、あるいは相互に可動であるかは、基本的には等価である。
【0040】
この場合、ギャップ20の部品側壁23及び24はそれぞれ1つの半円形の切り欠き25を部品21及び22の輪郭に有している。この実施例では、切り欠きはギャップ20内の、ギャップ20の幅にほぼ等しい深さのところに配置されている。切り欠きの半径はギャップ20の幅の半分にほぼ等しい。両方の部品が組み立てられている場合、これらの切り欠きはだ円形の室26を形成する。室26の壁輪郭は図示の装置ではそれぞれ、ギャップ20内に突入している案内リップ50を介して延長されている。この場合これらの案内リップ50はギャップ20の幅のほぼ40%だけギャップ20内に突入している。
【0041】
この実施例では、部品21及び22内にそれぞれ1つの供給通路40が配置されていて、これらの供給通路は、偏心的にかつギャップ中心平面に対して垂直に、それぞれの案内リップ50の近くで室内に開口している。この場合供給通路40の配置は、二次流体11の供給が室26の外側範囲内に室輪郭に対して近似的に平行に行われるように、選ばれている。供給通路40の横断面はスリット状、卵形あるいはまた円形であることができる。供給通路が円形である場合には、製作技術的に簡単に孔によって供給通路を実現することができる。この実施例では供給通路はそれぞれ対をなして室26の1つの横断平面内に位置している。図2はギャップ20の縦方向の供給通路40の配置を平面図で示したものである。供給通路40はギャップ中心平面27に対して傾斜角41で傾斜して室26内に開口している。
【0042】
両方の部品は、図1に示すように、その外面30に沿って一次流体10によって流過される。ギャップ20は第3の流体12によって満たされており、この第3の流体はギャップ20の、一次流体10とは逆の側の自由開口を通って、ギャップ20内に浸入する。供給通路40を経て室26内に入れられた二次流体11は渦流13を形成する。室壁による流れの案内によって、渦流13は室26の中心軸線を中心として回転する。このための前提は、二次流体11の全圧が一次流体10の静圧及び第3の流体12の全圧よりも少なくともわずかに大きいことである。
【0043】
供給される二次流体11の速度ベクトルは、図2の平面図で見て、供給通路40が傾斜角41で傾斜せしめられているために、ギャップ20の縦方向の成分を有している。この速度成分は渦流を室26の縦方向に前進せしめる。
【0044】
生ぜしめられた渦流13は、本発明によれば、渦流13の押しのけ作用によって、一次流体10を第3の流体12から分離せしめる。それにもかかわらずギャップ20内に浸入する一次流体は回転する渦流13によってつかまれ、やはり回転せしめられる。一次流体10,二次流体11及び第3の流体12の組成が均質であるか、あるいはほぼ均質であり、一次流体10の温度が二次流体11の温度よりも高い場合には、これらの流体の温度による密度差によって、高熱の流体部分が回転する渦流13の中心部内に押し込まれる。したがってギャップ内に浸入する一次流体14は渦流13内に捕らえられ、それ以上ギャップ20内に浸入しない。
【0045】
一次流体10,二次流体11及び第3の流体12の圧力に関連して、渦流13と第3の流体12との間でやはり流体交換が行われ、また渦流13から一次流体10内への流出も行われる。この相互作用及び一次流体10,二次流体11及び第3の流体12の混合は、特に室26の幾何学的形成によっても影響を受ける。室、特に渦流13のギャップを横断する範囲内の流れを案内するエレメントの幾何学的形成を適当に選択すると、一次流体10内への渦流13の単にわずかな流体損失が生ぜしめられ、第3の流体12のギャップ範囲内への流体の流れはほとんど生じない。この場合、一次流体10内へ渦流13の流体を意識的に流出させることは、渦流13の流体を新しく供給される二次流体11によって更新するために、どうしても望まれることである。渦流13を取り囲む切り欠き25と、渦流13の、切り欠きに接する渦外側の流れベクトルとの間に、ギャップ20の動流体力式シールに対して付加的に、熱交換が行われる。この熱交換は一般に、特にタービンにおいて、渦流の範囲内で渦流13に接する部品21,22の冷却を生ぜしめる。熱移行ひいては冷却の強化は、渦流13の速度を増大させることによって、達成することができる。大きな速度自体は、二次流体11の量を同じにして、室26の幾何学寸法を小さくすることによって、あるいは室の幾何学寸法を同じにして、二次流体11の量を増大させることによって、生じる。
【0046】
図3は、特に可動の部品121と不動の部品122との間のギャップ120において使用される本発明によるシール装置の別の実施例を示す。この場合、室126は次のように形成されている。すなわち、ギャップを形成する両方の部品の一方、有利には不動の部品122が、ギャップを形成する部品側壁124の輪郭に半円形の切り欠き125を有しているように、室126が形成されている。第2の部品、有利には可動の部品121は、部品側壁123の輪郭に明確に押し出された案内リップ150を有しているに過ぎない。この案内リップ150は室126に対して相対的に一次流側に配置されていて、ギャップ120の幅の約70%だけギャップ120内に突出している。
【0047】
二次流体111の供給は一面では供給通路140を介して行われ、この供給通路は不動の部品122内で、図1におけると同じように、ギャップ中心平面127に対して垂直な吹き込み方向をもって室126の下方の縁範囲内に配置されている。付加的に図3に示した実施例においては室126への二次流体115の供給がギャップ120自体を介して行われる。
【0048】
半径方向180若しくはギャップ深さ方向181とは逆の方向にギャップ120から流出する二次流体115は、案内リップ150によって流れをギャップ横方向に変向せしめられる。二次流体は、不動の部品の切り欠き125の輪郭に従って再びギャップ深さ方向181に、更に再びギャップ横方向に変向せしめられる。最後のギャップ横方向の変向範囲において、形成される渦流113は、不動の部品122の供給通路140を介して供給される二次流体111によって変向を助けられる。したがって、不動の部品122内の供給通路のこのように選ばれた配置は、渦流113がギャップ120内に逆流することを阻止する。したがって第2の案内リップを省略することができる。
【0049】
形成された渦流113は第1実施例に関連して説明したのと同じ作用形式でギャップ120をシールする。
【0050】
この実施例は、特にギャップを形成する両方の部品の一方が共通の部品軸線を中心として回転する場合に、有利である。このことは例えば、ターボ機械特にガスタービンにおいて、ロータとステータとの間の場合である。ギャップ120内での二次流体115のロータ側壁摩擦によって、二次流体115は回転せしめられる。この場合二次流体115に作用する遠心力は、室126への供給流としての二次流体115の半径方向180の流出を助ける。このことは特に、一次流体110に対する二次流体111,115の圧力差が極めて小さい場合に、有利である。
【0051】
半径方向で斜めにあるいは曲げられて配置されている案内エレメント―これは最も簡単な構造の場合案内ウェブとして実現されている―によって、渦流に付加的な円周方向の速度成分を与えることができる。図4のa)及びb)においては、このような案内ウェブ160が、図3に示した本発明の実施例を補足して、回転する部品121に固定されている。案内リップ150への案内ウェブ160の移行に関連して、渦流に、円周方向の速度ベクトルが与えられる。案内リップへの案内ウェブの移行部における角度が平らであると、円周方向の速度成分が大きくなる。ギャップ内に突出している縁の経過は半径方向でギャップ中心平面に対して傾斜角161を有している。これによって、主として、図3に示したように室126のこの形成の場合に生ずる室の中心平面に対するギャップの中心平面のずれ129及び案内リップ150の輪郭のずれが考慮される。
【0052】
渦流を案内する室はギャップの全長に沿って形成しておくことができる。したがって、両方の部品の円周に沿って延びるエンドレスギャップはシールのためにやはりエンドレスの室を有している。有限のギャップの場合には室はギャップの延びを超えて延びることもできる。しかし、室を局所的な室としてギャップ内に配置しておくこともできる。この場合局所的な室は単にギャップの部分範囲あるいは区分にわたって延びているに過ぎない。図5においてはこのような局所的な室226が、ガスタービンの燃焼室とタービン入口案内車との間の部品ギャップの断面図で示されている。局所的な室226は羽根中心に関してほぼ対称的にタービン案内羽根282の前方でギャップ縦方向に配置されている。この場合半分示されている室の供給通路240は互いに同じ間隔で、局所的な室226の、一次流に面した上方の縁に記載されている。
【0053】
ギャップ内での単数又は複数の室のこの配置は特に次の場合に有利である。すなわち、ギャップがその全長で一次流に対してシールする必要がない場合か、あるいは従来のシール法をギャップの複数の区分において局所的に補強する場合である。この場合は特にガスタービンのタービン入口範囲内で生ずる。入口案内羽根の羽根プロフィールに流れる一次流の、特に羽根のよどみ点における局所的なせき止めによって、このせき止めの供給流れに対する反作用で、各羽根通路に対して、燃焼室とタービンとの間の部品ギャップの平面内における静圧の近似的に正弦波形の経過が形成される。タービン案内羽根の前における静圧285のこのような分配は図6に示されている。外部からの圧力吸気の供給が必要でないようにするために、ガスタービン内の冷却流体及びシール流体は普通は圧縮機範囲の一次流から取り出される。同時に燃焼室内の一次流の圧力損失が単にわずかである状態で、燃焼室とタービンとの間の部品ギャップの動流体力式シールのために使用されるシール流体は、しばしば、一次流の平均静圧よりも単にわずかにしか大きくない全圧を有している。一次流のせき止めによって一次流の静圧の局所的な増大が生ずると、従来のシール法では、ギャップの部分範囲内に、シール流体の過度にわずかな逆圧力によって、ギャップのシールがもはや充分に行われなくなる。特にこの使用例の場合、局所的な室内に形成される渦流は圧力差がわずかな場合でも確実に機能するギャップのシールをもたらす。
【0054】
図7は図1に示した構造と類似した室の実施例を示す。室326を形成する切り欠き325は両方の部品321及び322にそれぞれ形成されている。図7に示した実施例では、図1における案内リップ50は省略されている。その代わりに図7の室は、一次流に面したギャップ横断の範囲内で部品輪郭のアンダカット351を有している。付加的にギャップ内への室輪郭の移行部の縁はアンダカットの範囲において丸みを付けられているのに対し、図1の案内リップの相応する縁あるいはまた室半部からの渦流の出口範囲は、流れの掻き取り縁として鋭く形成されている。図8はアンダカット351を部品321の側面図で示す。このアンダカット351は、部品322の切り欠き325から出る渦流313の流体がギャップを横断した後に、流れのベクトルがある程度拡散する場合でも、再び部品321の切り欠き325内に入るようにするのに役立つ。更にアンダカット351によって、部品321及び322が熱的あるいは機械的に相互にギャップ深さ方向にしゅう動する場合でも、充分に衝撃のない渦流313の案内が行われる。この場合、室の流れを案内する壁輪郭の、流れのつまずきを生ぜしめるようなずれを回避する、部品相互のしゅう動に関する室輪郭の公差はギャップ深さ方向のアンダカット351の寸法に限定されている。アンダカット351が過度に大きい場合には、渦流313は一次流体310を吸い込む。
【0055】
室326を補足して、図7においては機械的なシールが室328の一次流体310とは逆の側に配置されている。この機械的なシールは溝内に挿入されたシール条片370から成っている。
【0056】
更に、図9に示したシール条片470には流通開口471が設けられている。この流通開口471はギャップ420を通して二次流体411を室426に供給することを可能にする。流通開口471は製作技術的に極めて簡単な実施例では、シール条片の長さにわたって分配された円形横断面の孔として実現されている。別の実施例では流通開口はだ円形又はスリット形の横断面を有することもできる。この場合室426内への二次流体411の流入はギャップ中心平面427に対する流通開口471の傾斜に相応する傾斜角472で行われる。ギャップ420から斜めに傾斜した流通開口471内への二次流体411の支障のない流入を保証するために、図9に示した実施例では、構造的に付加的に供給ポケット473が設けられた。
【0057】
基本的には室は、ギャップを形成する部品側壁の輪郭の非対称的な切り欠きから形成することもできる。図10は非対称的な部品輪郭を有するこのような室526を示す。図3に示した室126も非対称的な部品輪郭を有している。
【0058】
図11は、独立請求項13の別の有利な実施例を示す。この本発明による装置は、ギャップ620を、ギャップをまたいで流れる一次流体610に対してシールするのに役立つ。この場合流れの案内はスラローム通路690として構成された室内で行われる。この室はギャップ620に沿ったS字の湾曲部内に配置されている。二次流体611は、図12に示すように、溝内に挿入されたシール条片670の流通開口671を介してスラローム通路690に供給される。流通開口671は、スラローム通路690に関するその都度の位置に関連して、ギャップ中心平面627に対して変化する傾斜角672で傾斜せしめられている。有利には二次流体611は室の側方ポケット691内に供給される。この場合、供給される二次流体611がギャップ620から直接に一次流体610内に流出することによる渦流613の直接的な損失が最小になる。一次流側でギャップ620を横断して流れることはやはり部品のアンダカット651によって助けられる。アンダカットによって増大せしめられるスラローム通路690の流れ横断面は、図13に示すように、スラローム通路690の側方ポケット691の横断面減少部692によって再び減少せしめられる。この横断面減少は連続的に行うこともできる。
【0059】
スラローム通路690内を案内される渦流613は、S字形の通路経過に従って、ギャップ620を何回も横断する。通路の経過に従うこのS字形の流れの経過には、特に流通開口671の傾斜角672ひいてはスラローム通路690への二次流体611の供給に関連して、通路縦方向の渦ベクトルを有する渦系が重畳されている。
【0060】
S字の湾曲部の半径が小さいと、渦流613の圧力損失が大きくなる。しかし同時にギャップ620を頻繁に横断することによって、シール作用及び冷却作用が均質になる。
【0061】
図14,15及び16に示されている室は付加的に渦偏向器を有している。これらの渦偏向器は、渦組織を局所的に破壊し、これによって渦流の流体を一次流内に流出させるのに役立つ。渦偏向器は図14〜16において異なって構成されている。図14は、渦偏向器として機能する、室の局所的に誇張したアンダカット765を示す。このアンダカット765は渦回転方向で渦流のギャップ横断箇所の前に配置されている。渦外側の流体は小さな室半径によって、ギャップ横断の際に一次流体710内に偏向せしめられる。図15においては、ギャップを形成する第1の部品821の室内に横壁866が渦偏向器として配置されている。横壁866は流れが室の縦方向に進むことを阻止する。これによって、渦流がギャップ縦方向の速度成分を有している場合には、渦流が室の内部で局所的にせき止められる。このため、渦流の流体が室から一次流体810内に局所的に流出する。この流出はギャップを形成する第2の部品822内の切り欠き867によって助けられる。この切り欠き867は室と一次流体810の流れとに間に配置されていて、したがってギャップを局所的に増大させる。切り欠き867あるいは横壁866はそれぞれ単独に形成しておくこともできる。図16は別の供給通路の配置を示す。単に局所的に配置されている別の供給通路内に供給される二次流体968は局所的に渦流を空気力学的に妨げる。この渦流の妨害によって、やはり渦流の流体が一次流体910内に流出せしめられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ギャップをシールする横断面図で示した本発明による装置が配置されている、ギャップを形成する2つの部品の断面図を示す。
【図2】本発明による装置を有する図1のギャップの平面図を示す。
【図3】ターボ機械の回転羽根列と不動羽根列との間のギャップをシールする本発明による装置の別の実施例の断面図を示す。
【図4】案内エレメント及び案内リップを備えたギャップを制限する部品壁の横断面図a)と側面図b)とを示す。
【図5】タービンロータのディスクの局所的な室の配置を示す。
【図6】タービン羽根の前方及びギャップの高さのところの隣接する羽根通路内の一次流の静的な圧力分布を示す。
【図7】ギャップをシールする本発明による装置並びにこれと組み合わせてシール条片及び室輪郭のアンダカットが配置されている、ギャップを形成する2つの部品の断面図を示す。
【図8】図7の構造の側面図を示す。
【図9】本発明による装置の別の実施例を有し、二次流体がシール条片の流通開口を経て供給されるようになっている、ギャップを形成する2つの部品の断面図を示す。
【図10】非対称に形成された室を有する、ギャップを形成する2つの部品の断面図を示す。
【図11】スラローム通路が配置されている平らなギャップの平面図を示す。
【図12】スラローム通路及びこれと組み合わせて機械的なシール及びスラローム通路のアンダカットを有している、シールを形成する2つの部品の断面図を示す。
【図13】図12の転向ポケットの側面図を示す。
【図14】渦のはぎ取りのための、局所的に誇張したアンダカットを有している室の断面図を示す。
【図15】横壁と、渦のはぎ取りのための中断部とを有する室の断面図を示す。
【図16】渦のはぎ取りのための側方から供給される二次流体通路を有する室の断面図を示す。
【符号の説明】
10 一次流体、 11 二次流体、 12 第3の流体、 13 渦流、 14 ギャップ内に浸入する一次流体、 20 ギャップ、 21及び22 部品、 23及び24 部品側壁、 25 切り欠き、 26 室、 27 ギャップ中心平面、 30 外面、 40 供給通路、 41 傾斜角、 50 案内リップ、 110 一次流体、 111 二次流体、 113 渦流、 115 ギャップを介して室に供給される二次流体、 120 ギャップ、 121可動の部品、 122 不動の部品、 123及び124 部品側壁、 125 切り欠き、 126 室、 127 ギャップ中心平面、 129 ずれ、140 供給通路、 150 案内リップ、 160 案内ウェブ、 161傾斜角、 180 半径方向、 181 ギャップ深さ方向、 226 室、240 供給通路、 282 タービン案内羽根、 285 静圧、 310一次流体、 313 渦流、 321及び322 部品、 325 切り欠き、 326 室、 351 アンダカット、 370 シール条片、 411 二次流体、 420 ギャップ、 421及び422 部品、 426 室、 427 ギャップ中心平面、 470 シール条片、 471 流通開口、 472 傾斜角、 473 供給ポケット、 521及び522 部品、 526室、 610 一次流体、 611 二次流体、 613 渦流、 620 ギャップ、 621及び622 部品、 627 ギャップ中心平面、 651アンダカット、 670 シール条片、 671 流通開口、 672 傾斜角、 690 スラローム通路、 691 側方ポケット、 692 横断面減少部、 710 一次流体、 716 室から流出する流体、 765 アンダカット、 810 一次流体、 821及び822 部品、 866 横壁、 867 切り欠き、 910 一次流体、 968 二次流体

Claims (20)

  1. 第1の部品と第2の部品との互いに向かい合う部品側壁(23,24,123,124)間に形成されているギャップを二次流体によって、部品の外面(30)に沿って流れる一次流体に対して無接触でシールする装置であって、
    二次流体の流れによって、ギャップ(20,320,420)内であるいはギャップに直接に接して、ギャップに沿った少なくとも単数又は複数の部分範囲内で、渦流(13,313)が形成されるようになっており、ギャップ内でギャップ幅に直交しかつ部品の外面(30)対して平行な縦方向に延びる1つの室(26,226,326,426,526)が配置されており、該室内で渦流が形成されている形式のものにおいて、
    第1の部品と第2の部品とは、互いに相対的に不動であり、
    更に、ギャップ又は室内に開口している供給通路(40,240,340)を有しており、
    二次流体の供給通路がギャップの縦方向断面図でみて、ギャップ又は室の縦軸線(27,427)に対して傾斜角(41)をもってギャップ又は室内に開口していることを特徴とする、部品間のギャップを無接触でシールする装置。
  2. 室が、円形又はだ円形の横断面を有する、渦流の回転室として構成されていることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  3. 供給通路が殊に渦流の縁範囲においてギャップ又は室内に開口しており、その吹き込み方向が渦流に対して近似的に接線方向であることを特徴とする、請求項1または2記載の装置。
  4. 少なくとも1つの供給通路が正確にギャップの、一次流体流が最高の静圧を有している横断面平面内に配置されていることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  5. 更に、ギャップ又は室内に配置された、二次流体の流れを案内する案内エレメント(160)、殊にギャップの幅および縦方向に直交するギャップ深さ方向で斜めに配置又は曲げられた案内ウェブ、を有していることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 室が、ギャップ内に突出する、二次流体の流れを案内する少なくとも1つの案内リップ(50,150)を有していることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
  7. 回転対称的な機械における両方の部品の外周に沿って延びるエンドレスギャップをシールするための室がエンドレスの室として、両方の部品の外周に形成されていることを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項記載の装置。
  8. 室が局所的な室として形成されていることを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項記載の装置。
  9. 室が仕切壁によって部分室に分割されていることを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項記載の装置。
  10. ギャップがシール条片(370,470)によって機械的にシールされていることを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項記載の装置。
  11. シール条片が流通開口(471)を有しており、この流通開口はギャップ中心平面に対して傾斜せしめられていることを特徴とする、請求項10記載の装置。
  12. 室が少なくとも1つの渦偏向器(765,866,867,968)を有していることを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。
  13. 互いに相対的に不動である第1の部品(621)と第2の部品(622)との互いに向かい合う部品側壁間に形成されているギャップ(620)を二次流体(611)によって、部品の外面に沿って流れる一次流体(610)に対して無接触でシールする装置において、ギャップ(620)内に、ギャップ(620)の幅に直交しかつ部品の外面に対して平行な縦方向に、スラローム通路(690)として構成された室が配置されており、二次流体の流れによって、ギャップ(620)内であるいはギャップ(620)に直接に接して、ギャップ(620)に沿った少なくとも単数又は複数の部分範囲内で、渦流(613)が形成されるようになっており、渦流(613)が、スラローム通路(690)として構成された室内を案内されるようになっていることを特徴とする、部品間のギャップを無接触でシールする装置。
  14. 室が、ギャップ内に突出する、二次流体の流れを案内する少なくとも1つの案内リップを有していることを特徴とする、請求項13記載の装置。
  15. 回転対称的な機械における両方の部品の外周に沿って延びるエンドレスギャップをシールするための室がエンドレスの室として、両方の部品の外周に形成されていることを特徴とする、請求項13または14記載の装置。
  16. 室が局所的な室として形成されていることを特徴とする、請求項13または14記載の装置。
  17. 室が仕切壁によって部分室に分割されていることを特徴とする、請求項13または14記載の装置。
  18. ギャップがシール条片(370,470,670)によって機械的にシールされていることを特徴とする、請求項13から17までのいずれか1項記載の装置。
  19. シール条片が流通開口(471,671)を有しており、この流通開口はギャップ中心平面(627)に対して傾斜せしめられていることを特徴とする、請求項13から18までのいずれか1項記載の装置。
  20. 室が少なくとも1つの渦偏向器を有していることを特徴とする、請求項13から19までのいずれか1項記載の装置。
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