JP4885494B2 - 波長可変レーザ光源 - Google Patents

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本発明は単色光の光を発生してその発光波長を変化させることができる波長可変レーザ光源に関するものである。
光コヒーレントトモグラフィ(OCT)や光ファイバセンシングの分野では、検出対象を高速且つ感度よく検出する要求が高まっている。例えば、2次元の生体診断画像などを表示するOCTなどの分光イメージングの用途では、イメージングの画像表示レートを上げるために、KHzオーダーの高速な検出が必要となる。さらにこのOCT以外にも高速に波長を掃引し、ガスや物質の分光特性やセンサの波長依存性を動的に解析することが必要とされる分野は数多い。エンジンの開発では、燃焼機関の燃焼プロセスをリアルタイムで計測することが必要である。又ファイバブラッググレーティング(FBG)センサシステムでは、振動や温度などの時間変動を計測できればより確実な構造の保安管理などに応用することができ、用途の拡大が期待される。
このような分光分析用の光源として、広帯域の走査ができる波長走査型レーザ光源が必要となる。狭スペクトルで広帯域の波長可変光源としては、複雑な可変機構を用いた外部共振器型が一般的である。しかし、高精度なモータなどによる機械的制御の採用と、出力を安定にかつ連続的に波長を可変するための複雑な制御を同時に必要とするため、従来、可変速度を上げるという点では限界があった。
また、通常通信用光送信器としてDFBレーザ(分布帰還型レーザ)が用いられる。このような半導体デバイスでは、材料や可変方式の限界により、外部共振器型レーザに比べて波長可変範囲が狭い。
次に外部共振型レーザの発振原理について説明する。一般的な外部共振型レーザにおいては、図1に示すように半導体レーザ等のゲイン媒質101と外部のミラー104とを外部共振器とし、この間にコリメートレンズ102、光バンドパスフィルタ103を設けている。図2(a)はゲイン媒質101の利得を示す波長に対する曲線であり、図2(b)は外部共振器長によって定まる外部共振器モードを示す。又図2(c)はチップ端面のエタロン効果による変動分を示している。又図2(d)はバンドパスフィルタのロス特性を示している。ここでバンドパスフィルタ103の特性と外部共振器モードとの一致点でレーザ発振が得られる。ここでバンドパスフィルタ103の選択波長をシフトさせると、外部共振器モードのうち一番ロスが少なくなる隣の外部共振器モードに発振モードが変化する。これをモードホップという。
又図3に示すように、波長可変光源において、バンドパスフィルタと外部ミラーの機能を果たすものとして回折格子105を用い、回折格子105への入射角度を可変することにより発振波長を可変するものもある。発振波長は外部共振器モードとバンドパスフィルタの中心波長が重なりあう波長で決定される。バンドパスフィルタの波長は次式で表される。
λ=2Λsinθ
ここでΛは回折格子の格子ピッチであり、θは入射角である。この式で示されるように波長は正弦波状に変化する。
さて回折格子105への入射角度を変化させて波長を変化させると共に、外部モードもこの可変率に同期させれば、モードホップを生じることなく波長を変化させることができる。このため、回折格子105の光軸が交わる中心ではなく、図3のように特定のピボットPを中心に回折格子105を回転させることによって、モードホップのない波長走査を実現した波長可変光源も知られている。(非特許文献1)この波長可変光源では、回動角αを変化させると、回折格子への光の入射角と外部共振器長とが連動して変化する。
"Continuously Tuned External Cavity Semiconductor Laser", W. R. Trutan et al., Journal of Lightwave technology Vol. 11, No.8 August 1993 PP1279〜1286
しかし従来型の外部共振器型レーザはモードホップを回避し、位相を同調する複雑なメカニズムが必要であり、高速で波長走査することは困難である。特にピボットと回折格子との間隔を大きくする必要があり、回転モーメントが大きくなる。回折格子は高精度の角度調整精度が要求されるため、連続して波長を掃引することができる速度は数秒程度であり、高速に波長走査することができないという欠点があった。すなわち、狭線幅、広帯域、高速可変を実現するレーザ光源は実現されていない。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、回折格子を回動させることなくシングルモードで波長を広い帯域に渡って高速で走査したり、任意の速度で可変又は固定することができる波長可変レーザ光源を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の波長可変レーザ光源は、発振する波長に対する利得を有するゲイン媒体と、前記ゲイン媒体に隣接して設けられ、前記ゲイン媒体から入射された光を同一の光行路に沿って反射する第1のミラーと、前記ゲイン媒体を中心とし、前記第1のミラーと対称な位置に設けられた回折格子と、前記ゲイン媒体と前記回折格子との間に設けられ、外部からの信号によって前記回折格子への入射角を偏向する光偏向部と、具備し、前記光偏向部の偏向角をφ、前記第1のミラーと前記光偏向部までの光路長をL1、前記光偏向部から前記回折格子までの光路長をL2(φ)とすると、外部共振器長L(φ)はL1+L2(φ)で表され、前記光偏向部の偏向角φが0〜φ 1 まで変化するときに前記回折格子への入射角をθ 0 〜θ 1 の間とし、偏向角φに対する外部共振器モードの波長をλ L (φ)とし、n 0 を入射角θ 0 のときの次数とすると、前記回折格子への入射角によって決まる1本の外部共振器モードの波長λ L (φ)の変化と前記回折格子の回折波長によって選択される波長λ G (φ)の変化とが同期する(λ L (φ)=λ G (φ))ように、前記回折格子の格子ピッチΛをその位置に応じて、次式
Λ=L(φ)/n0 sin(φ+θ0
で示され、外部共振器長L(φ)は後述の式(7)で示され、次数n 0 は偏向角がφ=0のときの外部共振器長をL 0 とすると、次式
0 =2L 0 /λ L (0)
で示されるように、光の入射位置に応じて変化させたものである。
ここで前記光路長L1と前記光路長L2(φ)との比L1/L2(φ)を、3〜8の範囲としてもよい。
ここで前記ゲイン媒体は、半導体レーザであり、その端部は、前記第1のミラーとしてもよい。
ここで前記光偏向部は、電気光学効果、熱光学効果及び音響光学効果のいずれか1つの機能を有する素子を用いるようにしてもよい。
ここで前記光偏向部は、偏向ミラーとしてもよい。
ここで前記回折格子は、光導波路素子の端面に形成されたものであり、前記導波路素子は、更に光導波路中に前記光偏向部を集積するようにしてもよい。
ここで前記ゲイン媒体は半導体レーザであり、前記半導体レーザの出射面に前記光導波路を接触するようにしてもよい。
ここで前記半導体レーザ及び導波路素子を同一基板に集積化するようにしてもよい。
このような特徴を有する本発明によれば、ゲイン媒体を中心として第1のミラーと回折格子とによって外部共振器を構成する。光偏向部で光を偏向し、回折格子への入射を変化させる。回折格子は入射角に応じて波長が変化するフィルタとして用い、入射光と同一方向に光を反射させる。こうすれば回折格子が波長可変バンドパスフィルタと第2のミラーの機能を達成することとなり、フィルタの選択波長によって発振波長を決めることができる。そして回折格子への入射角を連続的に変化させ、回折格子の選択波長を連続的に変化させると共に、外部共振器長をこれと連動して変化させることにより、同一の外部共振器モードを用いてモードホップでなく発振波長を変化させることができる。この光偏向部の偏向速度を十分高くすることによって、シングルモードで広い範囲に渡って高速で波長走査を行うことができる。又この光源を用いることにより、光周波数走査範囲が広いため、OCT等において高分解能の画像表示を実現できる。
図4は本発明の第1の実施の形態による外部共振器型レーザの基本構成を示す図である。本図においてゲイン素子として半導体レーザ11を用いる。この例では半導体レーザ11の一端をミラー面とし、外部共振器を構成する第1のミラーとする。又他方の面はARコート(反射防止コート)とし、出射光をコリメートレンズ12を介して光偏向部13に導く。光偏向部13は外部からの信号に応じて一定の角度範囲で光の偏向方向を変化させるものである。そしてこの偏向した光を受光する位置に回折格子14を設ける。回折格子14は後述する格子ピッチで連続的に三角波状の格子が形成された光学素子であり、この実施の形態ではリトロー配置によって入射方向が変わっても入射光は同じ光路を通って投射方向に戻るように構成されている。そしてこの入射角度によって選択波長が変化する。回折格子14は外部共振器の第2の反射部と光バンドパスフィルタとの機能を備えたものである。
ここでリトロー配置について説明する。回折格子に対する光ビームの入射角をθ、反射角をδとすると、以下の式によって回折光が得られる。
Λ(sinθ+sinδ)=kλ ・・・(1)
ここでkは次数であり、0,±1,±2・・・の値となる。Λは回折格子の格子ピッチ(μm)、即ち単位長さ当たりの格子線数a(本/mm)の逆数である。
さて回折光にはリトロー配置とリットマン配置とがある。リトロー配置では−1次の回折光と入射光の角度が等しい。従って(1)式においてθ=δ−1とすると、(1)式より回折光の波長は次式で決定される。
λ=2Λsinθ ・・・(2)
尚、リットマン配置では入射光と反射光の角度は一致していない。
ここで光偏向部13は、図示のように直進状態と角度φだけ偏向する状態との間で連続的に光を偏向させるものである。従って偏向角をφとし、φ=0〜φまで変化させるものとする。又回折格子14への入射光は図示のように偏向器13で光が偏向されない状態での入射角をθ、光偏向器13が最大まで偏向した状態での入射角θとし、入射角θはθ〜θの間で変化させる。この場合は回折格子14で選択される反射光の波長λは、式(2)よりφとθを用いて次式で表せる。
λ(φ)=2Λsin(φ+θ) ・・・(3)
さて偏向角φがφ=0、即ち入射角θ=θ0の場合、回折波長と重なる次数の外部共振器モードの波長は偏向角φの関数となり、このときの外部共振器長L(φ)で定まる波長をλ L (φ)とする。またnは外部共振器モードの波長λでの次数である。次数n 0 は偏向角φが0、即ち入射角θがθ 0 のときの次数である。偏向角がφ=0のときの外部共振器長をL 0 とする。このとき波長をλ L (φ)は、以下の式で示される。
λL(φ)=2L(φ)/n0=L(φ)λL(0)/L0 ・・・(4)
また次数n 0 は外部共振器長L 0 と、そのときの波長λ L (0)で次式のように決まる。
0=2L0/λL(0)
ここで外部共振器長Lは図示のようにゲイン素子の一方の端部から光偏向器までの光路長L1と光偏向器から回折格子までの光路長L2との和によって決定される。光路長L2は偏向角φ又は入射角θの変数である。
L=L1+L2(φ) ・・・(5)
ここで外部共振器長Lとして、回折格子14によるバンドパスフィルタの半値全幅中に1本の外部共振器モードが含まれるような長さを選択する。そして本実施の形態においては光偏向部13による光の偏向によって回折格子14に対する光の入射角が変化するのと同期させて外部共振器長自体を変化させ、これによって1本の外部共振器モード自体の波長を変化させつつ高速で波長を走査できるようにしたものである。
ここでゲイン素子である半導体レーザ11の端面から光偏向器13の偏向端までの光路長L1と光が直進したときの光偏向器13から回折格子14の面までの光路長L2(φ)の比について説明する。波長の可変幅が例えば1510〜1550までの40nmの場合、光路長L1とL2(0)との比を4.4とすると、図5が得られる。又この可変幅を80nmとし、L1とL2(0)との比を7.2とすると、図6が得られる。図5及び図6において、回折格子への入射角φに対して曲線Aは外部共振器長で定まる波長λの変化を示しており、曲線Bは回折格子14によって定まる波長λの変化を示したものである。ここで図7はこの比を2〜9とし、回折格子による波長λを1510〜1610nmに変化させたときの回折格子による波長λと外部共振器長の波長λとのずれを示すグラフである。本図に示されるように、波長範囲が狭い場合、例えば40nm程度ではこの比が4程度が最適値であり、100nmの範囲で変化させる場合にはこの比は7程度が最適値となる。このように最適値は波長の可変幅によって変化するが、例えば3〜8であることが好ましい。このような比の範囲を選択することによって、回折格子14による選択波長λと外部共振器の長さによって定まる波長λとをほぼ一致させることができる。
尚前述した従来例と異なり、特定のピボットを中心として回折格子14を回動していないため、これらの波長が完全に一致することはない。そこで本発明では、回折格子14自体の格子ピッチΛを入射位置に応じて変化させることによって、これらの波長を一致させるようにしたものである。
さて外部共振器長によって決まる波長λ L (φ)と回折格子の選択波長λ G (φ)を等しいものとし、式(3),(4)について回折格子14の格子ピッチΛについて解くと、次式が得られる。
Λ=λ L (φ)/2sin(φ+θ0)=L(φ)/n0sin(φ+θ0)・・・(6)
さて外部共振器長L(φ)は式(5)で示されるが、これを偏向角φと入射角θについて表すと、次式が得られる。
Figure 0004885494
このように回折格子14のピッチΛを角度に応じて変化するようにしている。これによって光偏向器13で偏向した光の入射角度に応じて選択波長及び外部共振器長が変化し、これと同時に回折格子14での格子定数が変化することにより、常に1本の外部共振器モードの波長をそのまま変化させてフィルタの特性と一致させるように変化させつつ波長を走査することができる。図8及び図9は格子ピッチΛを変化させることによって、2つの波長特性がλの変化に一致したことを示すグラフであり、夫々約40nm及び80nm以上の波長範囲を有している。
尚光ビームの強度はガウシアン分布をしており、有効範囲内で回折格子のピッチの変化は回折効率もしくはフィルタの半値幅を劣化させるが、一番強度の強い中心値で透過波長の中心が決まるため、ピッチの変化が透過波長の変化に主に反映される。このように構成することにより、電圧で光の偏向状態を変えれば高速で波長走査した場合にも異なった外部共振器モードの発振波長を用いることがないので、応答速度が高くなり、広い範囲で波長を高速走査することができる。
ここで光偏向部は高い効率で屈折率を変調可能な非線形光学材料や液晶、又はポリマ等を用いることができる。電気光学効果を持った素子としては例えばPZTやLiNbOがあり、この素子に電圧を印加することによって、屈折率が変化するため電圧に対応した屈折角で光を偏向することができる。
図10は本発明の第2の実施の形態による外部共振器型半導体レーザの構成を示す図である。本図に示すようにベース20上に半導体レーザ21が配置される。半導体レーザ21の右側出射面には導波路素子22を設ける。導波路素子22は図示のように半導体レーザ21から出射した光のスポットサイズを変換するスポットサイズ変換部23、光偏向部24及び回折格子25を有して構成される。スポットサイズ変換部23は半導体レーザ21からの光のスポット径を拡大するコリメートレンズに相当する機能を達成している。又光偏向部24はハッチングで示す部分のみが屈折率nを有するものとし、その他の領域は屈折率nとし、互いに異なった屈折率を有する。そしてハッチングで示す領域に電圧源26より電圧を印加することによって、光を電圧に応じて連続的に偏向させるものである。回折格子25はこの導波路素子22の端面に形成される。又半導体レーザ21の光の出射側には集光レンズ27及びアイソレータ28が設けられ、光ファイバ29が接続されている。
この実施の形態において、回折格子25をディープドライエッチング(DRIE)装置で導波路の端面に形成することによって、任意のピッチを有する回折格子を容易に製造することができる。この実施の形態では、波長走査型レーザ光源の主要部はベース上に集積回路として構成されるため、可動部がなく極めて小型軽量とすることができるという効果が得られる。
尚、本実施の形態では光偏向部として非線形光学材料を用いているが、ミラーや共振ミラー、ガルバノミラー、MEMSミラー等のミラーや音響光学効果を利用し、光を外部信号に応じて偏向できるものであれば、種々の偏向部を使用することができる。
尚本実施の形態では光路長L1とL2(0)との比を所定の範囲となるようにしているが、回折格子の格子ピッチを変化させることにより、これらの比でなくても波長を同期させて変化させることが可能である。
更に本実施の形態では波長走査型光源としているが、偏向角度を変化させたり、任意の角度に固定してその角度に対応した波長の光を得る波長可変光源として用いることができる。
本発明はシングルモードで任意の速度で波長を走査することができるため、OCTや光ファイバセンシング等の種々の分野の波長走査型光源、その他の光源として用いることができる。
従来の外部共振器型レーザ光源の構成を示す概略図である。 外部共振器型レーザ光源の特性を示すグラフである。 モードホップフリーとした従来の波長可変光源の構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態による波長走査型光源の全体構成を示す概略図である。 本実施の形態において回折格子の格子ピッチを変化させない場合の回折格子によるフィルタ波長と外部共振器モードによる外部共振器モード波長の変化を示すグラフ(その1)である。 本実施の形態において回折格子の格子ピッチを変化させない場合の回折格子によるフィルタ波長と外部共振器モードによる外部共振器モード波長の変化を示すグラフ(その2)である。 光路長L1,L2の比に対する発振波長と外部共振器モード波長及び回折格子の波長のずれを示すグラフである。 本実施の形態において回折格子の格子ピッチを変化させた場合の回折格子によるフィルタ波長と外部共振器モードによる外部共振器モード波長の変化を示すグラフ(その1)である。 本実施の形態において回折格子の格子ピッチを変化させた場合の回折格子によるフィルタ波長と外部共振器モードによる外部共振器モード波長の変化を示すグラフ(その2)である。 本発明の第2の実施の形態による波長走査型レーザ光源を示す概略図である。
符号の説明
11 半導体レーザ
12 コリメートレンズ
13 光偏向部
14 回折格子
20 ベース
21 半導体レーザ
22 波長フィルタ
23 スポットサイズ変換部
24 光偏向部
25 回折格子
26 電圧源
27 集光レンズ
28 アイソレータ
29 光ファイバ

Claims (8)

  1. 発振する波長に対する利得を有するゲイン媒体と、
    前記ゲイン媒体に隣接して設けられ、前記ゲイン媒体から入射された光を同一の光行路に沿って反射する第1のミラーと、
    前記ゲイン媒体を中心とし、前記第1のミラーと対称な位置に設けられた回折格子と、
    前記ゲイン媒体と前記回折格子との間に設けられ、外部からの信号によって前記回折格子への入射角を偏向する光偏向部と、具備し、
    前記光偏向部の偏向角をφ、前記第1のミラーと前記光偏向部までの光路長をL1、前記光偏向部から前記回折格子までの光路長をL2(φ)とすると、外部共振器長L(φ)はL1+L2(φ)で表され、前記光偏向部の偏向角φが0〜φ 1 まで変化するときに前記回折格子への入射角をθ 0 〜θ 1 の間とし、偏向角φに対する外部共振器モードの波長をλ L (φ)とし、n 0 を入射角θ 0 のときの次数とすると、
    前記回折格子への入射角によって決まる1本の外部共振器モードの波長λ L (φ)の変化と前記回折格子の回折波長によって選択される波長λ G (φ)の変化とが同期する(λ L (φ)=λ G (φ))ように、前記回折格子の格子ピッチΛをその位置に応じて、次式
    Λ=L(φ)/n0 sin(φ+θ0
    で示され、外部共振器長L(φ)は次式
    Figure 0004885494
    で示され、次数n 0 は偏向角がφ=0のときの外部共振器長をL 0 とすると、次式
    0 =2L 0 /λ L (0)
    で示されるように、光の入射位置に応じて変化させた波長可変レーザ光源。
  2. 前記光路長L1と前記光路長L2(φ)との比L1/L2(φ)を、3〜8の範囲とした請求項1記載の波長可変レーザ光源。
  3. 前記ゲイン媒体は、半導体レーザであり、その端部は、前記第1のミラーである請求項1記載の波長可変レーザ光源。
  4. 前記光偏向部は、電気光学効果、熱光学効果及び音響光学効果のいずれか1つの機能を有する素子を用いた請求項1記載の波長可変レーザ光源。
  5. 前記光偏向部は、偏向ミラーである請求項1記載の波長可変レーザ光源。
  6. 前記回折格子は、光導波路素子の端面に形成されたものであり、
    前記導波路素子は、更に光導波路中に前記光偏向部を集積した請求項1記載の波長可変レーザ光源。
  7. 前記ゲイン媒体は半導体レーザであり、
    前記半導体レーザの出射面に前記光導波路を接触した請求項6記載の波長可変レーザ光源。
  8. 前記半導体レーザ及び導波路素子を同一基板に集積化した請求項7記載の波長可変レーザ光源。
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