JP4885302B1 - ラジアルタービン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】順次翼高さが高くなる主通路23を備え、外周側に位置する主入口27から主通路23に半径方向の流れを主成分として流入旋回する流体を軸方向に吐出するラジアルタービンホイール15を備えるエキスパンジョンタービン1であって、ラジアルタービンホイール15には、主入口27よりも半径方向内側位置における主通路23のハブ17側面から分岐され、主通路23の背面側に向かい延在する従通路25が備えられ、従通路25の外周端には、主入口27と異なる半径方向位置とされ、主入口27から供給される流体の圧力とは異なる圧力の流体が供給される従入口35が形成され、主入口27と従入口35との間は、主通路23あるいは従通路25との間で間隙調整された背板部26で区切られている。
【選択図】図2
Description
これは、タービン、たとえば、ラジアルタービンが流体のそれぞれの圧力に対し最適な条件に設計されるからである。たとえば、ラジアルタービンの入口半径Rは、重力加速度をg、ヘッドをH、タービンホイール入口周速をUとすると、g・H≒U2の関係で決まる。すなわち、タービンホイールの回転数をN(rpm)とすると、入口半径Rは、R≒U/2・π/(N/60)の近傍の値が設定される。
しかしながら、これは両方の入口流路が同一圧力の流体を扱うものである。また、両方の入口流路が隣接して設けられ、隔壁によって区切られているだけのものであるので、異なる圧力の流体を取り扱う場合、高圧の流体が低圧の流体の方へ漏れ、タービン効率を低下させる。
また、同一軸に複数のタービンホイールを設ける場合、タービン部品点数が多く、構造が複雑となるし、製造コストが大きくなる。
すなわち、本発明の一態様は、半径方向から軸方向に湾曲しつつ順次翼高さが高くなる主通路を備え、外周側に位置する主入口から前記主通路に半径方向の流れを主成分として流入する旋回する流体から、流れの旋回エネルギーを回転動力に変換し、そのエネルギーを放出した流れを軸方向に吐出するタービンホイールを備えているラジアルタービンであって、前記タービンホイールには、前記主入口よりも半径方向内側位置に、前記主通路のハブ面から分岐され前記主通路の背面側に向かい延在する従通路が備えられ、該従通路の外周端には、前記主入口と異なる半径方向位置とされ、前記主入口から供給される流体の圧力とは異なる圧力の流体が供給される従入口が形成され、前記主入口と前記従入口との間は、前記主通路を構成する前記タービンホイールの背板とケーシングとの間で調整された間隙で区切られているラジアルタービンである。
主入口から供給される流体の圧力とは異なる圧力の流体が、従入口から従通路の外周端に導入される。この流体は、従通路を通って主通路のハブ面から主通路に供給され、主入口から導入された流体と混合される。混合された流体は、順次圧力を低減されつつタービンホイールから流出し、タービンホイールが取り付けられている回転軸に動力を発生させる。
主入口と従入口との間は、主通路を構成するタービンホイールの背板とケーシングとの間で調整された間隙で区切られているので、明確に区別され、流体の漏出を低減することができる。
このように、複数の圧力を有する流体を、単一のタービンホイールによって回転動力として取り出すことができる。これにより、部品点数を低減することができ、製造コストを低減することができる。
また、主入口および従入口に導入される流体は、周方向に間隔を空けて配置された複数の翼から構成されるノズルまたはスクロールを用いて旋回させられていてもよい。
本態様では、従入口は、回転軸に対し傾斜されているので、従入口から導入される流体は、導入時から軸方向の速度成分を有していることになる。このため、回転軸に沿っている従入口に比べて、軸方向に転向するための部分が小さくできるので、タービンホイールの軸方向長さを小さくすることができる。
本態様では、従通路は、タービンホイールのハブを貫通するように設けられた貫通流路と、貫通流路の上流側に配置された第二のタービンホイールと、で形成されるようにしたので、上記態様の構造が2分割された構成となる。したがって、タービンホイールは従来の通常のタービンホイールの構造と略同一とできるので、従来と同様に機械加工で製造することができる。また、貫通通路はほぼ直線の矩形ダクト状の空間であるので、タービンホイールの背面からボールエンドミル等によって容易に加工することができる。第二のタービンホイールは、比較的単純な翼形状でよいので、従来と同様に機械加工で製造することができる。
このように、タービンを構成する部材が全て機械加工で製造されるので、鋳造によって製造されるものに比べて主通路および従通路の表面の粗さを滑らかに加工でき、タービンの効率低下を抑制することができる。
このようにすると、タービンホイールの翼面として作用する貫通流路の周方向の両壁面と第二のタービンホイールの翼の繋ぎ目において、第二のタービンホイールの翼の表面が壁面に滑らかに繋がるようにすることができる。
[第一実施形態]
以下、本発明の第一実施形態にかかるエキスパンジョンタービン(ラジアルタービン)1について図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態にかかるエキスパンジョンタービンが用いられているバイナリー発電システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1のエキスパンジョンタービン1にラジアルタービン100を適用した部分断面図である。図3は、図2の翼を半径方向外側から見た円筒面への投影図である。
バイナリーサイクル7A,7Bは、作動流体である低沸点媒体(流体)を循環させるランキンサイクルで構成されている。低沸点媒体としては、たとえば、イソブタン等の有機媒体、フロン、代替フロン、またはアンモニアやアンモニアと水の混合流体、等が用いられる。
このとき、2つのバイナリーサイクル7A,7Bでは、同じ低沸点媒体が用いられている。バイナリーサイクル7A,7Bに供給される高温蒸気や熱水の温度が異なるので、それらからエキスパンジョンタービン1に供給される低沸点媒体の圧力P1、P2は異なっている。以下では、圧力P1が圧力P2よりも大きい場合について説明する。
ラジアルタービンホイール15は、回転軸13の外周に取り付けられたハブ17とハブ17の外周面に放射状に周方向に間隔を空けて備えられた複数の翼19とで構成されている。
入口流路31には、周方向に間隔を空けて配置された複数の翼から構成されるノズル33が設けられている。
ラジアルタービンホイール15には、主入口27からタービンホイール出口21に向かって流れが流出するように半径方向から軸方向に向かい湾曲した主通路23が形成されている。
従通路25の背面側の外周端には、主入口27と異なる半径R2の位置に全周に亘る従入口35が形成されている。
半径R2の位置に設置された従入口35の外周側には、環状の空間である入口流路39が形成されている。入口流路39の外周端には、バイナリーサイクル7Bから供給される圧力P2の低沸点媒体が導入される従流入路37が接続されている。
入口流路39には、周方向に間隔を空けて配置された複数の翼から構成されるノズル41が設けられている。
このとき、主入口27の半径R1と従入口35の半径R2とは、次のように設定される。それぞれの入口圧P1,P2およびヘッドH1、H2に対してg・H1≒U12、g・H2≒U22の関係がある。ラジアルタービンホイール15の回転数をN(rpm)とすると、主入口27の半径R1および従入口35の半径R2は、R1≒U1/2・π/(N/60)、R2≒U2/2・π/(N/60)の近傍の値に設定される。
圧力P2は、圧力P1よりも小さいので、従入口35の半径R2は、主入口27の半径R1よりも小さくなる位置に設けられる。
タービンホイール出口21はほぼ半径方向の線からなる後縁を有する。
この後縁は流れが半径内向きの成分を持って流出するように傾斜して構成されていてもよい。
主入口27から合流部47に至る翼19の背面と、分岐通路壁20のシュラウド側には、背板26が設けられている。
隣り合う翼19と、ハブ17と、背板26と、ケーシング11とで、主通路23が形成される。隣り合う翼19の分岐通路壁20と、ハブ17と、背板26の半径方向内向きの面とで、従通路25が形成される。
分岐通路壁20は、翼19の主入口27側の部分である主入口部および背板26の遠心力を受け止めるため、合流部47に位置する翼19をハブ側へ延長した位置に設置され、その角度が主入口部の翼19とほぼ一致するように構成されている。したがって、分岐通路壁20は、回転軸13に対してほぼ同一の角度の放射状の翼形状とされている。
なお、遠心力による翼19の分岐通路壁20に作用する応力が十分小さい場合には、翼19の主入口部の角度と分岐通路壁20の角度とが食い違うようにされてもよい。
図2には、ラジアルタービンホイール15内を通る流体の等圧線が一点鎖線で示されている。
半径R2は、従入口35から供給され、合流部47に至る流体の圧力が、主通路23の合流部47を通る流体の圧力と略同一となるように設定されている。
バイナリーサイクル7Aから供給される圧力P1の低沸点媒体は、主流入路29から入口流路31を通ってノズル33によって流量、流速を調整され、流量G1の低沸点媒体が主入口27から主通路23に供給される。このとき、ラジアルタービンホイール15に供給される低沸点媒体の圧力はPN1である。この圧力PN1の低沸点媒体は、ラジアルタービンホイール15の出口圧Pdまで連続的に圧力が低下しながらラジアルタービンホイール15から流出し、ラジアルタービンホイール15が取り付けられている回転軸13に回転動力を発生させる。
混合された低沸点媒体は、ラジアルタービンホイール15のタービンホイール出口21から流出される。流量G1および流量G2が合わさった流量の低沸点媒体が、ラジアルタービンホイール15を介して回転軸13に回転動力を発生させる。
回転軸13の回転駆動によって発電機9が電力を発生させる。
これにより、本実施形態にかかるラジアルタービン100は、複数のエキスパンジョンタービンあるいは複数のラジアルタービンホイールを備えるエキスパンジョンタービンに比べて部品点数を低減することができ、製造コストを低減することができる。
このようにすると、主通路23における低沸点媒体の漏れ損失を低減することができ、タービン効率を高くすることができる。
この場合、図4に示されるように、従入口35を回転軸に対して傾斜させるようにしてもよい。
このようにすると、従入口35は、回転軸13に対し傾斜されているので、従入口35から導入される低沸点媒体は、導入された時から軸方向の速度成分を有していることになる。このため、回転軸13に沿っている従入口35に比べて、軸方向に転向するための部分を小さくできるので、従通路45の軸方向長さを小さくすることができ、エキスパンジョンタービン1を小型化することができる。
たとえば、従入口35の圧力P2が主入口27の圧力P1よりも大きい場合には、図5に示されるように、従入口35が主入口27よりも半径方向で外側に設けられることもある。
この場合、ケーシング壁53は、一面が主通路23および背板26の外壁面に対向するように通路壁を構成し、他面が従通路25の翼先端とのクリアランスが小さくなるように間隙調整されている。
たとえば、図6に示されるように、1つのバイナリーサイクル7Cを有するバイナリー発電システム3にも適用できる。これはバイナリーサイクル7Cから圧力の異なる低沸点媒体を取り出してエキスパンジョンタービン1によって動力を回収する。
プラントシステム2としては、各種産業プラントであり、たとえば、化学プラントにおいて分離や混合が行われるプロセスの混合過程に使用されても良い。
次に、本発明の第二実施形態にかかるエキスパンジョンタービン1について、図8を用いて説明する。
本実施形態は、タービンホイールの製造方法に関する構成が第一実施形態のものと異なるので、ここではこの異なる部分について主として説明し、前述した第一実施形態のものと同じ部分については重複した説明を省略する。
なお、第一実施形態と同じ部材には同じ符号を付している。
本実施形態では、従通路55は、軸方向で組み合わされている第一のラジアルタービンホイール(タービンホイール)57に設けられた貫通通路69と第二のラジアルタービンホイール(第二のタービンホイール)59に形成された翼73の間の通路74で形成されている。
言い換えれば、第一実施形態におけるラジアルタービンホイール15が、第一のラジアルタービンホイール57および第二のラジアルタービンホイール59に分割されていることになる。
第一のラジアルタービンホイール57は、第一実施形態のラジアルタービンホイール15における主通路23の背板26を含みタービンホイール出口21までの領域に相当し、第二のラジアルタービンホイール59は、それ以外の領域に相当している。
翼63は、主入口27からタービンホイール出口65に向かうに連れて順次高さが高くなるように構成され、タービンホイール出口65では半径方向に直線状に立設されている。
なお、タービンホイール出口65は流れが半径内向きの成分を持って流出するように傾斜して構成されていてもよい。
主通路67の外周端には、第一実施形態と同様に、全周に亘る主入口27が形成され、バイナリーサイクル7Aから供給される圧力P1の低沸点媒体が導入される。
ハブ61には、周方向に間隔を空けて、それぞれ各主通路67に対応する位置に、背板26から主通路67に至る複数の貫通通路69が形成されている。
貫通通路69は、ほぼ直線の矩形ダクト状の空間であり、長手方向はほぼ軸方向とされている。貫通通路69は、翼63が無いハブ面の延長部を示すハブ仮想線70で主通路67に開口している。
翼73は、従入口35から下流に向かうに連れて順次高さが高くなるように構成され、出口では半径方向に直線状に立設されている。
隣り合う翼73と、ハブ71と、背板26の内周面とで形成される通路74は、高さが下流に向かうに連れて高くなる。
翼73は、通路74が各貫通通路69に連通される位置に形成されている。これにより、通路74および貫通通路69は一体化された通路、すなわち、従通路55を構成する。
ハブ71は、ハブ61にボルト75によって固定して取り付けられる。これにより、第二のラジアルタービンホイール59は、第一のラジアルタービンホイール57の所定の位置に強固に取り付けられ、一体化される。
翼73の枚数は、ラジアル翼63の枚数と同じとされている。さらに、第二のラジアルタービンホイール59の翼73と第一のラジアルタービンホイール57の翼面として作用する貫通通路69の周方向の両壁面との繋ぎ目において、翼の表面が滑らかに繋がるように、形成される。このようにすると、第二のラジアルタービンホイール59から第一のラジアルタービンホイール57へ低沸点媒体が流入する部分での構造の段差や流れに対向する前縁がなくなるので、低沸点媒体は第二のラジアルタービンホイール59から第一のラジアルタービンホイール57の流路へ滑らかに流入する。
なお、ラジアル翼73の枚数とラジアル翼63の枚数とを異ならせてもよい。
これにより、主通路67および従通路55の表面の粗さを滑らかに加工できるので、エキスパンジョンタービン1の効率低下を抑制することができる。
バイナリーサイクル7Aから供給される圧力P1の低沸点媒体は、ノズル33によって流量、流速を調整され、流量G1の低沸点媒体が主入口27から主通路67に供給される。
混合された低沸点媒体は、第一のラジアルタービンホイール57のタービンホイール出口65から流出される。両通路を通る流量が合わさった流量の低沸点媒体が、第一のラジアルタービンホイール57を介して回転軸13に回転動力を発生させる。
回転軸13の回転駆動によって発電機9が電力を発生させる。
これにより、本実施形態にかかるラジアルタービン100は、複数のエキスパンジョンタービンあるいは複数のラジアルタービンホイールを備えるエキスパンジョンタービンに比べて部品点数を低減することができ、製造コストを低減することができる。
このため、両方の低沸点媒体が衝突して、若干とはいえ混合ロスが発生する可能性がある。
このようにすると、主通路67を流れる低沸点媒体と従通路55を流れる低沸点媒体との流れ方向の偏差が小さくなるので、衝突に伴う混合ロスを低減させることができる。
11 ケーシング
13 回転軸
15 ラジアルタービンホイール
19 翼
23 主通路
25 従通路
26 背板部
27 主入口
33 ノズル
35 従入口
41 ノズル
53 ケーシング壁
57 第一のラジアルタービンホイール
59 第二のラジアルタービンホイール
61 ハブ
67 主通路
69 貫通通路
100 ラジアルタービン
Claims (5)
- 半径方向から軸方向に湾曲しつつ順次翼高さが高くなる主通路を備え、外周側に位置する主入口から前記主通路に半径方向の流れを主成分として流入する旋回する流体から、流れの旋回エネルギーを回転動力に変換し、そのエネルギーを放出した流れを軸方向に吐出するタービンホイールを備えているラジアルタービンであって、
前記タービンホイールには、前記主入口よりも半径方向内側位置に、前記主通路のハブ面から分岐され前記主通路の背面側に向かい延在する従通路が備えられ、
該従通路の外周端には、前記主入口と異なる半径方向位置とされ、前記主入口から供給される流体の圧力とは異なる圧力の流体が供給される従入口が形成され、
前記主入口と前記従入口との間は、前記主通路を構成する前記タービンホイールの背板とケーシングとの間で調整された間隙で区切られていることを特徴とするラジアルタービン。 - 前記従通路は、前記主通路を形成する翼が前記背板をまたいで延長して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のラジアルタービン。
- 前記従入口は、回転軸に対し傾斜されていることを特徴とする請求項1または2に記載のラジアルタービン。
- 前記従通路は、前記主通路と対応する位置に前記タービンホイールのハブを軸方向に貫通するように設けられた複数の貫通流路と、該貫通流路の上流側に配置された第二のタービンホイールと、で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のラジアルタービン。
- 前記第二のタービンホイールは、前記タービンホイールに固定して取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のラジアルタービン。
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