JP4884952B2 - 面付錠の外装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、扉表面に取付けられる面付錠の外装構造に関し、特に、外装デザインの変更を容易にする改良技術に関する。
近年、ガラス素材の強度向上によって全面ガラス扉が多用されるようになってきている。全面ガラス扉は、例えばオフィスビルの玄関や店舗の入り口に設置される場合に、施錠装置を設ける必要がある。従来、この種の全面ガラス扉に施錠装置を設ける場合には、吊元金具や、上框、下框或いは中央部に付設した金属枠部に施錠装置を設けるのが一般的であった。ところが、施錠装置を設けるために金属枠部分を付設するのでは、折角の全面ガラス扉の意匠性を低下させることがあり、好ましくはこれら金属枠部分が設けられない方が良い。このような不具合を解消するものに、扉ガラス素材に直接穿設した取付穴を利用して、施錠装置のみを全面ガラス扉に取り付けた特許文献1のドア錠が提案されている。このドア錠によれば、全面ガラス扉に施錠装置を設けるための金属枠部を付設せずに、全面ガラス扉の開閉端にドア錠のみを取り付けでき、全面ガラス扉の意匠性を損ねず、見栄えを向上させることができた。
特表2002−523660号公報
上記した従来のドア錠(面付錠)は、扉ガラス素材に直接穿設した取付穴を利用して取付けできることから、金属枠部分を付設する場合に比べ、全面ガラス扉の意匠性を低下させずに済む。しかし、面付錠は、被着体が全面ガラスであることから、意匠性、デザイン性等を更に加味したり、或いは扉周囲のデザインとの兼ね合いで、外観、デザインを変更したい要請のあることが多い。ところが、従来の面付錠は、表面の外装ケースが、錠機構を収容する装置筐体と兼用の一体構造であるため、デザイン等の変更や、外観のみを新しく(リニューアル)する場合には、錠機構を含めた錠装置全体を交換しなければならず、部材費用が高価となるとともに、交換作業にも多大な労力が必要となる問題があった。そして錠機構が使用可能であるにもかかわらず、デザイン変更のためのみに、錠装置全体を交換するのは極めて不経済であり、資源の有効利用にも反することとなった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、デザインや、外観のリニューアルが容易且つ安価に行える面付錠の外装構造を提供し、もって、経済性を向上させ、資源の有効利用を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の面付錠の外装構造は、扉面37に固定され錠機構を内設するとともに扉面37に垂直な側面に固定用ネジ孔103を有した筐体101と、
軸部35aが室外側から扉11及び該筐体101を貫通する室外側開閉操作部材23Aと、
前記筐体101に設けられ前記軸部35aが挿通される筒状のボス109と、
前記筐体101を覆って被せられ前記固定用ネジ孔103に応じた透孔119、及び該ボス109に外挿されるボス挿通穴127を有した外装ケース117と、
前記ボス109から突出した前記軸部35aに、基部端面137で開口した挿入穴を嵌合し且つ該軸部35aに直交方向の抜止ネジにて該軸部35aに固定される室内側開閉操作部材23Bと、
を備え、
前記外装ケース117が、前記透孔119に挿入されて前記固定用ネジ孔103に螺合される固定ネジ143と、前記ボス挿通穴127の周縁に当接する前記室内側開閉操作部材23Bの基部端面137とで脱落規制されて前記筐体101に装着されたことを特徴とする。
この面付錠の外装構造では、固定ネジ143が外され、抜止ネジを外して軸部35aから室内側開閉操作部材23Bが抜脱されれば、筐体101に対する外装ケース117の脱着規制が解除され、外装ケース117が筐体101から容易に脱着可能となる。これにより、装着済みの外装ケース117が、異なる色やデザインの新規な外装ケースと容易に交換可能となる。その際、錠機構はそのまま再利用して外装ケース117のみを交換すればよい。
請求項2記載の面付錠の外装構造は、前記外装ケース117に凹部129が形成され、
該凹部129の底面に前記ボス挿通穴127が穿設されたことを特徴とする。
この面付錠の外装構造では、ボス挿通穴127が外装ケース表面133から凹んだ凹部129の底面位置で開口され、ボス挿通穴127や、ボス挿通穴127から突出する軸部35aが見え難くなる。
請求項3記載の面付錠の外装構造は、前記軸部35aと前記ボス109との環状空間に、樹脂材料からなる筒状のカラー135が介装されたことを特徴とする。
この面付錠の外装構造では、軸部35aがカラー135を介してボス109の内壁面に当接し、軸部35aの偏芯が抑止され、軸部35aの半径方向の振れやガタツキが規制される。
請求項4記載の面付錠の外装構造は、前記ボス109の外周に雄ネジ111が形成され、
前記ボス挿通穴127の周縁と前記室内側開閉操作部材23Bの基部端面137との間に、前記雄ネジ111に螺合して前記周縁に当接するナット139が介装されたことを特徴とする。
この面付錠の外装構造では、ボス109の雄ネジ111に螺合されたナット139がボス挿通穴127の周縁に当接され、ボス109からのボス挿通穴127の抜け、すなわち、ボス109からの外装ケース117の抜けがナット139によっても規制される。
請求項5記載の面付錠の外装構造は、前記ナット139と前記室内側開閉操作部材23Bの基部端面137との間に、外装ケース表面133と同一面となって前記凹部129に収容される化粧リング141が介装されたことを特徴とする。
この面付錠の外装構造では、外装ケース117の抜けを防止するナット139が、外装ケース表面133と同一面の化粧リング141によって覆われ、外装ケース117の表面全てが化粧部材の連続する仕上面で覆われることとなる。
本発明に係る請求項1記載の面付錠の外装構造によれば、透孔に挿入されて固定用ネジ孔に螺合される固定ネジと、ボス挿通穴の周縁に当接する室内側開閉操作部材の基部端面とで、外装ケースが脱落規制されて筐体に装着されるので、固定ネジを外し、軸部から室内側開閉操作部材を抜脱、例えば軸部に対して室内側開閉操作部材が抜止ネジで固定されている場合にはこの抜止ネジを外すことで、外装ケースを筐体から容易に脱着することができる。これにより、異なる色やデザインの新規な外装ケースと容易に交換することができる。また、錠機構はそのまま再利用して外装ケースのみを交換すればよいので、交換を安価に、容易な作業で短時間に行うことができる。この結果、デザイン変更や、外観のリニューアルを容易且つ安価に行え、面付錠を交換する際の経済性を向上させ、しかも、資源を有効利用することができる。また、このとき室内側開閉操作部材も取り外すことによって外装ケースの交換を行うことから、この外装ケースと同時に室内側開閉操作部材の、色、素材、質感、形状、デザイン等をも変更させることが可能となる。
請求項2記載の面付錠の外装構造によれば、外装ケースに凹部が形成され、この凹部の底面にボス挿通穴が穿設されたので、ボス挿通穴が外装ケース表面から凹んだ位置で開口され、ボス挿通穴や、ボス挿通穴から突出する軸部が見え難くなり、面付錠としての外観・見栄えを良好にすることができる。
請求項3記載の面付錠の外装構造によれば、軸部とボスとの環状空間に、樹脂材料からなる筒状のカラーが介装されたので、軸部がカラーを介してボスの内壁面に当接することが可能となるとともに、カラー端面が室内側開閉操作部材の基部端面に摺接可能となり、軸部の半径方向の振れやガタツキを規制し、且つ室内側開閉操作部材の回転操作力に支障を減らして、室外側開閉操作部材及び室内側開閉操作部材の操作感を良好にすることができる。
請求項4記載の面付錠の外装構造によれば、ボスの外周に雄ネジが形成され、ボス挿通穴と室内側開閉操作部材との間に、雄ネジに螺合してボス挿通穴の周縁に当接するナットが介装されたので、ナットを締結することでボス挿通穴の周縁に当接することとなりボスからのボス挿通穴の抜け、すなわち、ボスからの外装ケースの脱落を確実に阻止することができる。
請求項5記載の面付錠の外装構造によれば、ナットと室内側開閉操作部材との間に、外装ケース表面と同一面となって凹部に収容される化粧リングが介装されたので、外装ケースの凹部を被覆でき、また、外装ケースの抜けを防止するナットが外装ケース表面と同一面の化粧リングによって覆われ、外装ケースの見栄えを良好にすることができる。
以下、本発明に係る面付錠の外装構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る外装構造を備えた面付錠の外観斜視図、図2は図1に示した面付錠の取り付けられた全面ガラス扉を室外側から視た正面図、図3は図1に示した面付錠を室外側から視た分解斜視図である。
本実施の形態による面付錠の外装構造は、開閉体である例えば両開きの全面ガラス扉に好適に用いることができる。この他、当該外装構造は、片開きの全面ガラス扉、両開き・片開きのスチール扉等に用いても好適なものである。本実施の形態では、当該外装構造を備えた図1に示す面付錠100が両開きの全面ガラス扉11(11a,11b)に設けられる例を説明する。
図2に示すように、建物開口の左右にはガラスパネル13,13が設けられ、ガラスパネル13,13は開口サッシ等に取付固定されている。ガラスパネル13,13に挟まれる出入口開口部には上記した一対の全面ガラス扉11a,11bがヒンジ15,15を介して開閉自在に支持され、全面ガラス扉11a,11bは一方向(本実施の形態では室内側)へ開放規制可能となる。
全面ガラス扉11a,11bは、例えば一方の全面ガラス扉11aが開閉規制され、他方の全面ガラス扉11bのみが開閉可能となる。この場合、一方の全面ガラス扉11aの開閉規制は、ヒンジ15等に設けられる開閉規制手段等によって可能となる。この状態で、他方の全面ガラス扉11bが一方の全面ガラス扉11aへ施錠されれば、一対の全面ガラス扉11a,11bの双方は、開閉規制された施錠状態となる。本実施の形態の面付錠100は、他方の全面ガラス扉11bを一方の全面ガラス扉11aへ施錠するように働く。
一方の全面ガラス扉11aには被係止体17が取り付けられ、被係止体17は面付錠100から突出する後述のラッチの先端を係止可能としている。つまり、一方の全面ガラス扉11aが固定されている状態で、他方の全面ガラス扉11bは、ラッチが被係止体17に係止することで、室内側(図2の紙面裏面側)への開放が規制される。
面付錠100は、錠ケース21と、開閉操作部材であるレバーハンドル23A,23Bと、ラッチ25と、サムターン27と、不図示のシリンダ錠と、トリガー31とが外部に表出して設けられている。なお、サムターン27、シリンダ錠、及びトリガー31は、本実施の形態の構成部材として特に含まれなくても良い。錠ケース21は、室外側ケース21aと室内側ケース21bとからなる。室外側ケース21aと室内側ケース21bとは、全面ガラス扉11bの扉開閉端33を挟持して取り付けられる。室外側ケース21aと室内側ケース21bとのそれぞれからは、先端にハンドル部34を形成したレバーハンドル23A,23Bの軸部35が扉面37に垂直な方向で突出している。
面付錠100は、全面ガラス扉11bに固定された錠ケース21から進退するラッチ25の先端を扉開閉端33から突出させて、被係止体17に係止することで全面ガラス扉11bを施錠(開扉規制状態と)する。レバーハンドル23A,23Bは、扉面37に垂直な方向で、全面ガラス扉11b及び錠ケース21を軸部35が貫通して回動自在となっている。面付錠100は、開閉操作部材としてレバーハンドル23A,23Bが用いられることで、開閉操作部材が例えば玉状握りハンドル等である場合に比べ、回動中心(軸部35の中心)から操作力の印加される作用点までの距離が大きく確保され、少ない回転操作力が容易且つ確実に錠機構へ入力可能となっている。
室内側ケース21bは、錠機構を内設した筐体101を有する。筐体101は、室外側ケース21aとで全面ガラス扉11bに固定されている。筐体101には錠機構へレバーハンドル23A,23Bからの回動操作力を入力する不図示のカム板が内設され、カム板は貫通穴を有している。この貫通穴にはレバーハンドル23Aの角柱状の軸部先端35aが室外側から貫通され、軸部先端35aは室内側へ所定寸法(2〜3cm程度)突出している。
筐体101の扉面37に垂直な側面には固定用ネジ孔103が形成され、固定用ネジ孔103は後述する外装ケースに挿通された固定ネジと螺合する。
図4は図3に示した筐体の斜視図である。
筐体101の扉面37と平行な面105には凹み部107が形成され、凹み部107は軸部先端35aの挿通される筒状のボス109を固定している。ボス109の筒部外周には雄ネジ111が形成され、雄ネジ111は後述のナットと螺合する。ボス109は筒部の基端にフランジ部113が形成され、フランジ部113は複数の固定穴115に凹み部107の固定ピンが加締められて筐体101へ固定される。
筐体101には外装ケース117が覆うようにして被せられ、外装ケース117は上記の固定用ネジ孔103に応じた透孔119を有している。外装ケース117にはこの他、ラッチ25を突出させるラッチ開口121、トリガー31を突出させるトリガー開口123、サムターン27を突出させるサムターン開口125、ボス109を突出させるボス挿通穴127が形成されている。
本実施の形態では、外装ケース117に凹部129が形成され、この凹部129の底面131にボス挿通穴127が穿設されている。ボス挿通穴127が外装ケース表面133から凹んだ凹部129の底面位置で開口されることで、ボス挿通穴127や、ボス挿通穴127から突出する軸部先端35aが見え難くなり、見栄えを良好にすることが可能となっている。
軸部先端35aとボス109との環状空間には樹脂材料からなる筒状のカラー135が介装され、カラー135はボス109の突出端面に当接する鍔部135aを有する。レバーハンドル23Bの軸部35がカラー135を介してボス109の内壁面に当接し、軸部35の偏芯が抑止され、軸部35の半径方向の振れやガタツキが規制される。これにより、レバーハンドル23Bの良好な操作感が得られるようになっている。
ボス挿通穴127の周縁と、レバーハンドル23Bの基部端面137(図1参照)との間には図3に示すナット139が介装され、ナット139は雄ネジ111に螺合してボス挿通穴127の周縁に当接する。本実施の形態では、ボス109の雄ネジ111に螺合されたナット139がボス挿通穴127の周縁に当接されることで、ボス109からのボス挿通穴127の抜け、すなわち、ボス109からの外装ケース117の抜けがナット139によって規制されるようになっている。
なお、本発明に係る面付錠の外装構造では、後述するように、レバーハンドル23Bが軸部先端35aに固定されることによっても、外装ケース117の抜けが規制されるので、雄ネジ111及びナット139は省略されていてもよい。
ナット139とレバーハンドル23Bの基部端面137との間には化粧リング141が介装され、化粧リング141は外装ケース表面133と同一面となって凹部129に収容される。外装ケース117の抜けを防止するナット139が、外装ケース表面133と同一面の化粧リング141によって覆われ、外装ケース表面133の全てが化粧部材の連続する仕上面で覆われることになる。これにより、外装ケース117の見栄えを良好にしている。
ボス109から突出した軸部先端35aには、レバーハンドル23Bの基部端面137で開口した不図示の挿入穴が嵌合される。そして、レバーハンドル23Bは、軸部35に直交方向の図示しない抜止ネジにて、軸部先端35aに固定される。したがって、外装ケース117は、透孔119に挿入されて固定用ネジ孔103に螺合される固定ネジ(六角穴皿ネジ)143と、ナット139、化粧リング141を介してボス挿通穴127の周縁に当接するレバーハンドル23Bの基部端面137とで脱落規制されて、筐体101に装着される。
面付錠の外装構造では、防犯性を高めるため室外側にネジ頭などが表出しない。また、室外側ケース21aは、全面ガラス扉11bを貫通して室内側の錠箱筐体101等に固定されるように構成されている。レバーハンドル23A,23Bは、室内外で一対の構造となっている。外側レバーハンドル23Aに固着されている軸部先端(角軸)35aは、錠箱筐体101内のカム板を貫通し、この角軸先端側には内側レバーハンドル23Bの軸部35が挿着される。レバーハンドル23Bは、図示しない抜止ネジが軸部35の半径方向内側へ向かって外周から螺合されることで、軸部先端35aに固定される。
上記の構成を有する外装構造の組立手順を説明する。
図5は筐体に外装ケースを被せた状態の取付手順説明図、図6はボスにカラーを挿入した状態の取付手順説明図、図7はボスにナットを螺合した状態の取付手順説明図、図8は凹部に化粧リングを嵌めた状態の取付手順説明図である。
室外側ケース21aと筐体101とが全面ガラス扉11bに固定されている状態で、図5に示すように、筐体101に外装ケース117を被せる。外装ケース117の透孔119に挿入した固定ネジ143を筐体101の固定用ネジ孔103に螺合する。これにより、外装ケース117が筐体101へ仮固定される。
次いで、図6に示すように、ボス挿通穴127の内側にカラー135を装着する。図7に示すように、ボス109の雄ネジ111にナット139を螺合する。図8に示すように、ナット139を覆うようにして、化粧リング141を凹部129内に装着する。最後に、レバーハンドル23Bの軸部35を軸部先端35aに挿入し、図示しない抜止ネジをレバーハンドル23Bの軸部35の半径方向内側へ螺合することで、軸部先端35aに固定する。これにより、レバーハンドル23A,23Bの抜けが規制されると同時に、外装ケース117も脱落が規制される。
この面付錠の外装構造では、固定ネジ143が外され、抜止ネジを外して軸部先端35aからレバーハンドル23Bが抜脱され、化粧リング141を除去後、ナット139が螺合解除されれば、筐体101に対する外装ケース117の脱着規制が解除され、外装ケース117が筐体101から容易に脱着可能となる。これにより、装着済みの外装ケース117が、異なる色やデザインの新規な外装ケースと容易に交換可能となる。その際、錠機構はそのまま再利用して外装ケース117のみを交換することができる。また、同時にレバーハンドル23Bについても、外装ケース117に合わせたデザイン、或いは他の機能を備えた形状等の操作部材に交換可能となる。
したがって、上記の面付錠の外装構造によれば、透孔119に挿入されて固定用ネジ孔103に螺合される固定ネジ143と、ボス挿通穴127の周縁に当接するレバーハンドル23Bの基部端面137とで、外装ケース117が脱落規制されて筐体101に装着できるので、固定ネジ143を外し、抜止ネジを外して軸部先端35aからレバーハンドル23Bを抜脱すれば、外装ケース117を筐体101から容易に脱着することができる。
これにより、異なる色やデザインの新規な外装ケースと容易に交換することができる。また、錠機構はそのまま再利用して外装ケース117のみを交換すればよいので、交換を安価に、容易な作業で短時間に行うことができる。この結果、デザイン変更や、外観のリニューアルを容易且つ安価に行え、面付錠100を交換する際の経済性を向上させ、しかも、資源を有効利用することができる。
また、上記の実施の形態では、開閉操作部材がレバーハンドル23A,23Bであるので、玉状握りハンドル等に比べ、少ない回転操作力を容易且つ確実に錠機構へ入力可能にし、操作性を向上させることができる。なお、本発明に係る面付錠の外装構造は、開閉操作部材が玉状握りハンドルであっても勿論よい。
また、上記の実施の形態では、面付錠100が、両開きの全面ガラス扉11に設けられる場合を例に説明したが、面付錠100は、片開きの全面ガラス扉、両開き・片開きのスチール扉等に用いられても勿論よい。
本発明に係る外装構造を備えた面付錠の外観斜視図である。 図1に示した面付錠の取り付けられた全面ガラス扉を室外側から視た正面図である。 図1に示した面付錠を室外側から視た分解斜視図である。 図3に示した筐体の斜視図である。 筐体に外装ケースを被せた状態の取付手順説明図である。 ボスにカラーを挿入した状態の取付手順説明図である。 ボスにナットを螺合した状態の取付手順説明図である。 凹部に化粧リングを嵌めた状態の取付手順説明図である。
符号の説明
11…扉
23A…室外側開閉操作部材(レバーハンドル)
23B…室内側開閉操作部材(レバーハンドル)
35…軸部
35a…軸部先端
37…扉面
100…面付錠
101…筐体
103…固定用ネジ孔
109…ボス
111…雄ネジ
117…外装ケース
119…透孔
127…ボス挿通穴
129…凹部
131…凹部の底面
133…ケース表面
135…カラー
137…基部端面
139…ナット
141…化粧リング
143…固定ネジ

Claims (5)

  1. 扉面に固定され錠機構を内設するとともに扉面に垂直な側面に固定用ネジ孔を有した筐体と、
    軸部が室外側から扉及び該筐体を貫通する室外側開閉操作部材と、
    前記筐体に設けられ前記軸部が挿通される筒状のボスと、
    前記筐体を覆って被せられ前記固定用ネジ孔に応じた透孔、及び該ボスに外挿されるボス挿通穴を有した外装ケースと、
    前記ボスから突出した前記軸部に、基部端面で開口した挿入穴を嵌合し且つ該軸部に直交方向の抜止ネジにて該軸部に固定される室内側開閉操作部材と、
    を備え、
    前記外装ケースが、前記透孔に挿入されて前記固定用ネジ孔に螺合される固定ネジと、前記ボス挿通穴の周縁に当接する前記室内側開閉操作部材の基部端面とで脱落規制されて前記筐体に装着されたことを特徴とする面付錠の外装構造。
  2. 前記外装ケースに凹部が形成され、
    該凹部の底面に前記ボス挿通穴が穿設されたことを特徴とする請求項1記載の面付錠の外装構造。
  3. 前記軸部と前記ボスとの環状空間に、樹脂材料からなる筒状のカラーが介装されたことを特徴とする請求項2記載の面付錠の外装構造。
  4. 前記ボスの外周に雄ネジが形成され、
    前記ボス挿通穴の周縁と前記室内側開閉操作部材の基部端面との間に、前記雄ネジに螺合して前記周縁に当接するナットが介装されたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の面付錠の外装構造。
  5. 前記ナットと前記室内側開閉操作部材の基部端面との間に、外装ケース表面と同一面となって前記凹部に収容される化粧リングが介装されたことを特徴とする請求項4記載の面付錠の外装構造。
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