JP4884226B2 - デュアル・セグメント・ボール弁 - Google Patents
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Description
【0001】
関連出願の参照
本願は、2003年10月17日に出願された、名称「Dual Segment Ball Valve」(デュアル・セグメント・ボール弁)の米国特許出願第10/688778号の利益を請求する。
【0002】
本願は、ボール弁と、該ボール弁の内部で使用されるボール要素とに関する。詳細には、該ボール要素は、ボール弁の2重流量特性をもたらす2つの前縁部輪郭(leading edge profile)を有する。
【背景技術】
【0003】
化学処理、水の制御、石油精製、流体輸送など、広範な用途にわたって、様々なタイプの弁が使用可能である。ボール弁は、信頼性が高く、簡単に使用できるので、これらの用途の多くで非常に好んで選択される。ボール弁は、その最も単純な形態では、流体を運ぶパイプに一直線に合わせて取り付けることのできる通路をその両端に有する、ハウジングまたは本体(body)を含む。次に、中に円筒状の流れ通路(flow passage)が穿孔されたボールが、弁本体(valve body)内に設置される。弁内の流れ通路が弁本体内の通路(passage)およびパイプと一直線上にあるときには流体が流れ、かつボールを貫通する通路が弁本体内の通路およびパイプと交差するとき(すなわち、パイプからボールの穴がない側(solid sides)しか「見えない」とき)には流体が流れないように、該ボールを本体内部で回転させることができる。この方法では、単純にボールを4分の1回転させることによって、ボール弁を完全に閉鎖された状態から広く開放された状態へと転回させることができる。この転回は、手動でもたらすことができ、または、自動コンピュータ制御システムからの信号によって、もしくは手動でスイッチを調節することによって駆動できるアクチュエータなど、アクチュエータによってもたらすことができる。
【0004】
また、「ボール」要素が単に完全なボールの部分セグメントにすぎないボール弁の製造も一般的である。具体的には、ボールには、弁が完全に閉じられているときに本体の上流側で該本体の穴が完全に塞がれるような十分な材料だけを含めればよい。一般に、流体が衝突しない下流側には遮断表面を設ける必要がほとんどないので、このボール・セグメントは、弁の上流または取入側にしか配置されない。シールをもたらすためにボール・セグメントを弁の中央まで後方に延ばす必要はないが、弁本体内でボールがその上で回転する1つもしくは複数のシャフトを受け取るために、後方に延びるタブまたは耳状部を備えるように、該ボール・セグメントを形成することができる。これで、弁が開放されると、セグメントは、流れ経路(flow path)の片側に揺動し、流体は、ボール・セグメントの後側を通って流れる。
【0005】
ボール弁は、容易に開閉可能であるが、また、ボール弁を途中まで開閉させて、制御された流体の絞り流れをもたらすこともできる。弁が完全に開放されているときには、弁内の円形の流れ経路が、本体の円形の穴と完全に位置合わせされるので、弁を通る流体経路の断面が円形になる。弁が閉鎖されるにつれて、ボール内の流れ通路の側縁部(またはボール・セグメントの後側の湾曲した縁部)が、本体内の流れ通路の側縁部へと接近し、流体が通過可能な領域が、円形からフットボール形へと移行し、次いで、最上部および最下部が尖り、中央がわずかに太くなった、細い垂直片へと移行する。理論上は、ボールの相対回転の均等な増分が相対流量係数の均等なパーセンテージ増分を生み出すことになる点で、ボール弁は、均等パーセンテージ型の制御特徴を有する。しかし、ボール弁が閉鎖されるにつれて流れ経路の幅および長さが縮小していくと、弁が完全に開放されていたときよりも、対応する回転度ごとに、弁が急速に絞られる。加えて、小さい細片は、カルノー効果の結果として、乱流および圧力降下をまねく恐れもある。その結果、ボール弁を使用して非常に低い流量で精密制御を提供するのは、困難なことがある。
【0006】
制御ボール弁の場合、特に弁がごくわずかに開放されているときには、ボールの前縁部が、角度回転1度当たりの流体の流れの量に大きな影響を及ぼす可能性がある。前縁部は、流れ経路が完全に塞がれているときには弁本体に接して密閉し、弁が開放されているときには接近してくる流体の流れに面する縁部である。従来のボール弁には、特に低流量における弁の流体流れ特性の制御を改善するために、流れ通路またはボール・セグメントの前縁部に滑らかなV字切込み形状が与えられたものがある。また、他の輪郭の前縁部を設けることもでき、ある輪郭の前縁部を、該前縁部とは異なる輪郭を有する、ある輪郭の後縁部と併せて設けることができる。しかし、一般に、ある輪郭の前縁部形状は、低流量開放時には、制御しやすい反応特性をもたらすが、弁が高流量条件にあるときには、通常、流体の流れる量を制限する。したがって、良好な制御特性ならびに良好な低流量および高流量特性をもたらす制御ボール弁があることが望ましい。
【発明の要約】
【0007】
一般に、弁内の流体の流れを制御する際に使用されるボール弁およびボール弁制御要素を開示する。該制御要素には、その内側の部分に2つの制御表面を設けることができ、これら2つの部分が、制御要素の概ね円筒状の外表面と交差する場所に、制御要素のための2つの別個の前縁部を画定することができる。
【0008】
一実施形態では、流体入口と流体出口とを有する、内部弁座(inner seat)を画定する弁本体と、該内部弁座内に回転可能に据え付けられた制御ボール要素(control ball element)とを含む、ボール弁を開示する。制御ボール要素は、部分球状の外表面と、前記ボール要素を貫通する流れ通路とを有しており、該ボール要素が該流れ通路の上流端に配置されており、該制御ボール要素は、さらに、前縁部と、該前縁部に当接する第1の内側制御表面と、該第1の内側制御表面に対して傾斜した角度で該前縁部に当接する第2の内側制御表面とを有する。第1の内側制御表面には、第1の長手軸を有する円筒状表面を含めることができ、第2の内側制御表面には、約9度の角度など、第1の長手軸に対してある角度を成し得る第2の長手軸を有する円筒状表面を含めることができる。前縁には、V字形構造(v−formation)と、該V字形構造の両側の対称的なセグメントとを含めることができ、弁には、また、制御ボール要素に取り付けられた制御シャフトと、制御信号に応答して該制御シャフトを回転させるように構成されたアクチュエータとを含めることができる。制御ボール要素には、また、第2の内側制御表面ではなく、第1の内側制御表面に当接する後縁部も含めることができ、制御ボール要素上に1対の下向きの耳状部(descending ear)を設けることができ、各耳状部が円筒状通路を画定する。さらに、ボール弁には、1対の円筒状伸長部を含めることができ、各伸長部が制御ボール要素の各耳状部に取り付けられる。
【0009】
他の実施形態では、部分球状の外表面を有するボール・セグメントと、該ボール・セグメント上の前縁部と、制御ボール要素を貫通する流れ通路とを含む制御ボール要素であって、該流れ通路が、該前縁部に当接する、該ボール・セグメント上の第1の内側制御表面と、該第1の内側制御表面に対してある角度で該前縁部に当接する、該ボール・セグメント上の第2の内側制御表面とを有する、制御ボール要素を開示する。第1の内側制御表面には、第1の長手軸を有する円筒状表面を含めることができ、第2の内側制御表面には、約9度の角度など、第1の長手軸に対して傾斜した角度の第2の長手軸を有する円筒状表面を含めることができる。前縁部には、V字形構造と、該V字形構造の両側の対称的なセグメントとを含めることができ、ボール・セグメントには、第2の内側制御表面ではなく、第1の内側制御表面に当接する後縁部を含めることができる。該要素には、ボール・セグメントの対向する側部から下向きのする1対の耳状部をさらに含めることができる。
【0010】
他の実施形態では、ほぼ球状の外表面を有するボール・セグメントと、上部セグメント中心線を画定する、該ボール・セグメントの正面縁部上の上部セグメントと、該ボール・セグメント上の第1の前縁部を画定する、該上部セグメント中心線に関して互いに対称的な1対の広がりセグメントと、該広がりセグメントに隣接する、該上部セグメント中心線に関して互いに対称的な1対の下向きのセグメントとを含む、ボール弁要素を開示する。1対の下向きのセグメントは、外表面とボール・セグメントの第1の内表面との交差部によって形成される。1対の広がりセグメントは、外表面とボール・セグメントの第2の内表面との交差部によって形成することができる。
【0011】
本発明の1つもしくは複数の実施形態の詳細について、添付図面および以下の説明に記載する。本発明の他の特徴、目的、および利点は、説明および諸図面ならびに特許請求の範囲から明らかになる。
【0012】
様々な図面における類似の参照記号は、類似の要素を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、ボール要素の一般的な特徴のいくつかを示す、従来技術の制御ボール要素10の斜視図である。ボール・セグメント11は、ボール要素10の片側に材料の厚みから形成される。ボール・セグメント11は、制御ボール要素を弁本体(図示せず)内で滑らかに回転させる、概ね球状の凸状外表面12を有する。流れ通路13は、ボール・セグメント11の一方の側から反対側へと、すなわち、ボールが開放されているときの上流側から下流側へと延びる。ボール・セグメント11の内表面24は、外表面12の形態と概ね合致する凸状の形態にすることができ、その結果、ボール・セグメント11は、ほぼ一定の厚さになる。ボール・セグメント11は、弁に流入する流体が最初に接触する縁部である、前縁部14を有する。中に円筒状の穴が穿孔されたフル・サイズのボール上の前縁部が弧形になる(すなわち、その弧が、穴によって形成される円の一部分である)のと同様に、前縁部14は、わずかに湾曲した滑らかな弧の形態の表面を有する。ボール・セグメント11は、また、前縁部14の反対側に後縁部16を有する。後縁部16は、両端にわずかに湾曲したテーパを備える、概ね平らな形状である。1対の耳状部18が、ボール・セグメント11の両側を下方に延びる。耳状部18は、その底縁部で概ね丸くなっており、その中央を貫く概ね円形のシャフト通路22を画定する。シャフト通路22は、制御ボール要素10が弁本体内に据え付けられたときに該制御ボール要素10を回転させるために使用されるボール弁シャフトおよびブッシングを受けるように構成される。伸長部(extension)20が、通路22の周囲を各耳状部18から外側に延びている。これらの伸長部20を弁本体の対応する形態と対合させて、ブッシング状のフィッティングによって、制御ボール要素10を適所に保持し、かつ滑らかに回転させることができる。
【0014】
図2は、2重特性を有する制御ボール要素30の斜視図である。該要素30は、ボール・セグメント32を有しており、該ボール・セグメント32の両側から1対の耳状部52が下方に延びている。ボール・セグメント32は、弁が回転するときに該ボール・セグメント32がボール弁ハウジングまたは本体の内部で滑らかに回転できるようにする、概ね球状の外表面34を有する。外表面34は、ボール・セグメント34の側面の周りを、制御ボール要素30の両側の平らな肩部(shoulder)66まで下方に包む。伸長部(extension)54の形態をしたブッシング・ボスは、通路62を形成し、各肩部66から外側に延び、滑らかな放射状部分60のところで肩部66と出合うことができる。各伸長部54の頂部は、わずかな面取り部56に当接するランド58になっている。伸長部54は、弁本体の対応する形態と対合するようにサイズ設定されており、面取り部56は、伸長部54を対応する形態に嵌入しやすくすることができる。
【0015】
流れ通路33は、ボール・セグメント32を貫通して延びる。流れ通路33は、制御ボール要素30に性能特徴の改善をもたらすのに役立つ、ある輪郭の前縁部を有する。前縁部は、制御ボール要素30の前後軸方向の中心線に対して対称的な、いくつかのセグメントを含む。中央から始めると、V字形構造の丸みを帯びた先端の役割を果たす、上部セグメント36がある。広がりセグメント42が上部セグメント36から下方かつ外側に延びて、V字形構造を形成する。広がりセグメント42は、上部セグメント36から遠ざかるときに初めはまっすぐにすることができ、次いで、わずかに内側に湾曲させ始めることができる。この方法では、前縁部は、球状のボールに円筒状の穴が形成されて、低流量操作を改善するためにV字形をもたらすように調節された、標準的な制御ボール要素の形状に近い。
【0016】
広がりセグメント(flaring segment)42は、上部セグメント36から最も遠い広がりセグメントの端部で、下向きのセグメント44に出合う。下向きのセグメント44は、広がりセグメント42から始まる一般曲線を継続するが、広がりセグメント42とわずかな角度を成して出合うこともできる。ボール・セグメントがその内側に異なる2つの制御表面を有するので、この角度が生み出される。後縁部50は、円筒状の穴の曲線に従う。
【0017】
第1の内表面40は、全体的に、制御ボール要素30の中心を通って作製された円筒状切削部(cylindrical cut)によって画定される。それは、切削部のかなりの部分に沿って一定の半径を有しており、ゆえに、従来のボール弁の流れ通路に近いこともある。また、第1の内表面40は、前部から後部までほぼ平らなものとして示されている。言うまでもなく、図に示したように、制御ボール要素30が完全なボールを含まず、かつ耳状部(ear)52の内側の下部がまっすぐ下方に下向きのするので、流れ通路33の第1の表面40は、完全な円筒の一部分にすぎず、「U」字形を形成する。十分に理解されるように、第1の内表面40を、また、他の様々な適切な形態にすることもできる。例えば、表面40に、その全周囲を通じて変化する半径を与えることができる。また、弁の予想される用途に応じて、平らな形状ではなく、前部から後部まで凹状または凸状の形状にすることもできる。
【0018】
また、第2の内表面38も、ボール・セグメント32の内側に画定される。概念的には、第2の内表面38は、第1の内表面40がボールを貫通する丸いポートとしてフライス削りされた後でボール・セグメント32の内側にフライス削りされた、第2の特徴的な切削部である。第2の切削部は、ボールがその第1の切削部のための位置から下方に、例えば9度傾けられた後で、わずかにV字形をした穴として作製される。第2の内表面38は、前部から後部まで概ね平らであるが、後部から前部へと移動するにつれて制御ボール要素の中心から外側にテーパする。その結果、流れ通路33の開口面積は、第2の内表面38の長さにわたって制御ボール要素30の中心に向かって後方に移動するにつれて減少し、第2の内表面38が終わった後は一定のままになる。
【0019】
前縁部は、また、下向きのセグメント44から、湾曲した横セグメント48がそこから耳状部52へと後方に延びる地点まで延びる、その下端に概ね平行な内側縁部64を備えた対称的なセグメント46も有する。セグメント46は、概ね垂直であり、第1の内表面40の底縁部が終わる場所から始まる。各セグメント36、42、44、46、および48には、弁が閉位置に向かって回転されるときに弁座がそれらのセグメントにわたって滑らかに移動できるように、滑らかに丸みが付けられた、緩やかに移行する縁部を設けることができる。全体として、デュアル・セグメント設計は、性能を大きく損なうことなく、良好な流れの容量および制御性をもたらすことのできる、2つの前縁部または2つの前縁部分を有する。
【0020】
制御ボール要素30は、様々な形態にすることができ、様々な材料から製造することができる。例えば、要素30を、ステンレス鋼、セラミック、もしくは炭素鋼、または、Avesta、Hastelloy、Monel、Iconel、Stellite、Alloy6、Alloy20などの合金から作製することができる。また、ボール制御要素30をクロムめっきすることもでき、またはStellite硬化面にすることもできる。
【0021】
代替的な一実施形態では、ボール要素30の後縁部50にも2重特性を与えることができる。例えば、前縁部のパラメータを、特定の流量特性をもたらすように選択することができ、後縁部のパラメータを、他の流量特性をもたらすように選択することができる。そのような配置は、弁についての最大流れ容量を損なう恐れがあるが、それによって、ボール要素30を異なる2つの方法で据え付けて、異なる性能を提供できるようになる。この方法では、製造業者がさほど多くの在庫品を作製/貯蔵する必要なしに、また顧客がさほど多数のモデルを仕入れる必要もなしに、製造業者が顧客にさらなる性能オプションを提供することができる。
【0022】
特徴的な特定の切削部のパラメータは、細かい段階的な流れ特性と流れ容量との間のバランスをもたらすように設計できる、前縁部形状の結果である。流れ通路33を、初めに、ANSIまたは他の適切な要件を満たすように最適化することができる。次に、ボール要素30の球体直径およびブッシング・ボスを、クリアランスおよび製作公差のための許容差を与えて、特定の弁の弁本体に適合するようにサイズ設定することができる。クリアランスは、底部ブッシングを取り付けた状態での動作に十分なものにすべきである。
【0023】
次いで、ボール要素30のV字の特徴をもった切削部角度および流れ通路33の直径を決定することができる。前縁部上の様々な地点の移行部は、弁の流れストリームへの侵入を最小限に抑え、かつ弁座の干渉およびオーバーラップを考慮するように構成することができる(弁座のオーバーラップは、ボールの長さから縁部の合計を引いたものであり、実際には、90度回転を想定した、流れの停止と完全閉位置との間のボール回転量である)。弁が完全に開放されているときには、ボールの後部は、流れストリームに侵入すべきではない。
【0024】
弁座の場所および弁の性能を考慮するための、特定の弁についての適切なパラメータの選択は、当業者の能力の範囲内である。弁の性能の目標には、十分な弁座オーバーラップと、完全開放状態から完全閉鎖状態への90度作動とをもたらす、最大流れ容量および特徴的な「V」字の輪郭を含めることができる。考慮できる様々な因子には、次の1つもしくは複数が含まれる:
【0025】
ボール・セグメント角度:ボール・セグメント角度を増大させると、また、ボールの長さおよび弁座オーバーラップも増大する。ボール・ポート直径とボール球体直径との所与の比率について、移行部が縁部になり、かつ角度をさらに増大させてもボールの長さが増大しない、最大セグメント角度が存在する。
【0026】
V字の特徴をもった輪郭:特徴的な切削部形状の輪郭を増大させると(丸い形から外れると)、切削部の角度および/または深さが増大することになり、弁座オーバーラップが低減される。
【0027】
V字の特徴をもった切削部深さおよび角度:切削部の深さを増大させると、弁座オーバーラップが減少する。切削部が浅すぎる場合、「V」字の輪郭は、ボール・ポートとの境界面のところで先端が切り取られたものになる。
【0028】
ボール球体直径:球体直径を増大させると、弁座オーバーラップが増大する。また、作動1度当たりに、弁座によって擦られる球状ボール表面の量も増大する。所与のボール長さの球体直径が大きいほど、少ない作動度数で弁座を通過する。
【0029】
ボール・ポート直径:ボール・ポート直径を増大させると、球体直径に入り込み、弁座オーバーラップが減少する。円筒状のボール・ポートが90度回転(完全開放)時に流れストリームに平行になるように、ボール・セグメント角度と、「V」字の特徴をもった切削部角度/深さおよび弁座オーバーラップとのバランスを取るべきである。
【0030】
前縁部の合計:前縁部の合計の長さを増大させると、弁座オーバーラップが減少する。合計の長さおよび半径は、弁座アセンブリ干渉を上回る球状ボール表面からの深さをもたらすはずである。
【0031】
ボールの長さ:ボールの長さを増大させると、弁座オーバーラップが増大する。ボールの長さは、特徴的なV字切込みの頂点からボール球体半径の他の端部までの直線距離によって測定される。
【0032】
弁座直径:弁座の内部の直径を増大させると、より大きい容量が可能になり、弁座オーバーラップが減少する。
【0033】
弁座からステム中心線までの距離:ステム中心線から弁座までの距離を増大させると、間接的に弁座オーバーラップが増大する。弁座と中心線との距離がより長い状態で、弁座とボール・アセンブリとの干渉を維持するには、ボール球体直径を増大させ(オーバーラップを増大させる)、または弁座内径を縮小させる(やはりオーバーラップを増大させる)。
【0034】
図3a〜3cは、それぞれ、図2の制御ボール要素30の側面図、端面図、および斜視図である。図3aに示したように、5.08cm・ボール弁についての特定の一実施形態では、第1の内表面40を、第2の内表面38に対して9度の角度で設けることができる。第2の内表面38は、通路62の中心点を通る軸に垂直に、かつ該軸の1.966cm上方に作製される、切削部として形成することができる。他の寸法および角度を、適切に、かつ弁のサイズに応じて採用することができる。例えば、2つの切削部間の角度を、約6度〜約12度の間にすることができ、より好ましくは約9度にすることができる。
【0035】
図3bは、特に、前縁部を実線で、後縁部を破線で示す、制御ボール要素30の正面図を示す。この図では、V字形構造を中央に見ることができ、広がりセグメントが外側かつ下方に延びており、下向きのセグメントが続いて下方に延びており、最後のセグメントが、さらに下方に延び、次いで外側に延びて耳状部に達している。後縁部の滑らかな曲率は、また、図3bでも観察することができる。さらに、ブッシングに対応するために、一方の耳状部の通路が、他の耳状部の通路よりも大きいことがわかる。次に、図3cは、図2に類似した、ただし、実線および隠れ線の形式の図を提示する。
【0036】
図4A,B,C,Dは、様々な回転角度にある2重特性制御ボール要素の切欠斜視図(左側の列)および端面図(右側の列)を示す。図の各対は、特定の回転角度について対応する図を提示する。右側の列の図は、左側の列に示した弁の左側から見た図であり、左側の列の図から90度回転されている。図4Aにおいて参照数字80で示す状態では、制御ボール要素は、完全閉鎖状態から5度回転されているが、参照数字82で示す状態では、制御ボール要素は、完全閉鎖状態から20度回転されており、流れ経路は、制御ボール要素のV字形構造を含むものとして提示されている。図4Bにおいて参照数字84、86で示す状態では、ボールは、完全閉鎖状態から50度回転されている。ここでは、前縁部のかなりの部分を見ることができ、全体的に湾曲した前縁部の形状は、V字形構造よりも、流体の流れに大きな影響を及ぼしている。図4Cにおいて参照数字88、90で示す状態では、ボールは、完全閉鎖状態から81度回転されており、制御ボール要素のほぼすべてが、流体の流れの経路から外れている。図4Dにおいて参照数字92、94で示す状態では、制御ボール要素は、完全閉鎖状態から90度回転されており、したがって完全開放状態にある。制御ボール要素は、流体の流れる通り道から消えており、それによって高流量特性を最大限にしている。さらに、制御ボール要素の第2の内表面は、弁の外側へとわずかにテーパしているので、前縁部が、弁の取入口の直径のわずかに外側で、シーリング・リングと概ね一直線上にある。ゆえに、参照数字92で示す状態では、弁に左から進入する流体は、本来ならばシーリング・リングから上に突き出ることになる制御ボール要素のリップに捕らわれることがない。この方法では、流体は、弁の取入領域から制御ボール要素を通って、より滑らかに流れることになる。
【0037】
図5は、ボール弁アセンブリ100の切欠図を示す。アセンブリ100は、一般に、流れの矢印によって示された流体を受けるように設計された本体102を含む。弁本体102は、弁100によって制御される流体がその中を流れることのできる、中央の中空シリンダ104を有する。制御ボール要素106は、中空シリンダ104内に据え付けられており、シリンダ104内の流れを遮断するように、またはシリンダ104内の流れを可能にするように、回転可能である。制御ボール要素106が、シリンダ104の周囲に完全なシールを形成でき、また弁100が開放されるときには流体の流れる通り道の外に移動できるように、シリンダ104は、一般に、制御ボール要素106の場所でわずかに拡大される。弁100が閉鎖しているときの流体の漏れを防ぐために、シート(seats)またはシール・リング(図示せず)を、制御ボール要素106に接触させてシリンダ104内に設けることができる。該シールは、MN−7ポリマー、金属、テフロン、またはPTFEを含め、いずれか適切な材料から形成することができる。
【0038】
制御ボール要素106は、該制御ボール要素106から弁本体102の外側へと延びる制御シャフト108によって回転/駆動される。流体が弁100から漏れ出るのを防ぐために、制御シャフト108と弁本体102との間に、充填材料または他のシーリング材料を設けることができる。他の図でより明確に示したように、制御ボール要素106には、制御シャフト108をその中で受けることができ、かつ制御ボール要素106をその上に据え付けることのできるチャネルを画定する、耳状部を含めることができる。具体的には、制御シャフト108が流体の流れに干渉しないようにするために、制御ボール要素106の一方の耳状部を弁本体102のポケットで受けることができ、他方の耳状部は、制御シャフト108の端部を受けることができる。制御ボール要素106と制御シャフト108との間の連結は、ピンもしくは鍵、またはスプライン連結を使用することができる。制御シャフト108は、アクチュエータ110によって駆動され、該アクチュエータは、機械式、電気機械式、空気圧式、または他のいずれか適切な形態にすることができる。手動および/またはコンピュータで生成される信号が、アクチュエータに命令を与えることができる。アクチュエータは、さらに、イーサネット・プロトコルを含めたプロトコルを使用するローカル・エリア・ネットワークなどによって、アクチュエータに制御信号を与えて制御ボール要素106の位置を変更させる、自動制御システムに連結することができる。
【0039】
本発明のいくつかの実施形態について説明してきた。それでも、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更を実施できることが理解されよう。例えば、制御表面を様々な形状にすることができ、また、制御ボール要素も、様々な形状にすることができ、図に示したよりも完全なボールに近い/遠いものにすることができる。したがって、他の諸実施形態は、特許請求の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】従来技術の制御ボール要素の斜視図である。
【図2】2重特性を有する制御ボール要素の斜視図である。
【図3】2重特性を有する制御ボール要素の側面図、端面図、および斜視図である。
【図4A、B、C、D】制御ボール要素を様々な回転角度で示す、制御ボール要素の切欠斜視図(左側の列)ならびに該制御ボール要素を対応する回転角度で示す、対応する端面図(右側の列)である。
【図5】ボール弁アセンブリの切欠図である。
Claims (12)
- 流体入口と流体出口とを有する、内部弁座を画定する弁本体(102)と、
前記内部弁座内に回転可能に据え付けられる制御ボール要素(106)とを含むボール弁(100)であって、前記制御ボール要素(106)が、
部分球状の外表面(34)と、
前記制御ボール要素(106)を貫通する流れ通路(33)とを有しており、前記制御ボール要素(106)が前記流れ通路(33)の上流端に配置されており、前記制御ボール要素(106)がさらに、
前縁部(36)と、
前記前縁部(36)に当接する第1の内側制御表面(40)と、
前記第1の内側制御表面(40)に対して傾斜した角度で前記前縁部(36)に当接する第2の内側制御表面(38)とを有しており、
前記第1の内側制御表面(40)が、第1の長手軸を有する円筒状表面を含んでおり、前記第2の内側制御表面(38)が、第2の長手軸を有する円筒状表面を含んでおり、前記第1の長手軸が、前記第2の長手軸に対して6度〜12度の間の角度を成すボール弁(100)。 - 前記第1の長手軸と前記第2の長手軸との間の角度が9度である、請求項1に記載のボール弁。
- 前記前縁部が、V字形構造と、前記V字形構造の両側の対称的なセグメントとを含む、請求項1または2のいずいれかひとつに記載のボール弁。
- 前記制御ボール要素に取り付けられた制御シャフトと、制御信号に応答して前記制御シャフトを回転させるように構成されたアクチュエータ(110)とをさらに含む、請求項1ないし3のいずれかひとつに記載のボール弁。
- 前記制御ボール要素(106)が、前記第2の内側制御表面ではなく、前記第1の内側制御表面に当接する後縁部(50)を含む、請求項1ないし4のいずれかひとつに記載のボール弁。
- 前記制御ボール要素(106)上に1対の下方に伸びる耳状部(52)をさらに含んでおり、前記各耳状部(52)が円筒状通路を画定する、請求項1ないし5のいずれかひとつに記載のボール弁。
- 1対の円筒状の伸張部(54)をさらに含んでおり、前記各伸張部(54)が前記制御ボール要素の各耳状部(52)に取り付けられている、請求項6に記載のボール弁。
- 前記制御ボール要素(30)であって、
部分球状の外表面を有するボール・セグメント(32)と、
前記ボール・セグメント(32)上の前縁部(36)と、
前記制御ボール要素(30)を貫通する流れ通路(33)とを含む制御ボール要素(30)において、前記流れ通路(33)が、
前記前縁部(36)に隣接する、前記ボール・セグメント(32)上の第1の内側制御表面(40)と、
前記第1の内側制御表面(40)に対してある角度で前記前縁部(36)に当接する、前記ボール・セグメント上の第2の内側制御表面(38)とを有しており、
前記第1の内側制御表面が、第1の長手軸を有する円筒状表面を含んでおり、前記第2の内側制御表面が、第2の長手軸を有する円筒状表面を含んでおり、前記第1の長手軸が、前記第2の長手軸に対して6度〜12度の間の傾斜角を成す制御ボール要素(30)。 - 前記第1の長手軸と前記第2の長手軸との間の角度が9度である、請求項8に記載の制御ボール要素。
- 前記前縁部が、V字形構造と、前記V字形構造の両側の対称的なセグメントとを含む、請求項8または9のいずれかひとつに記載の制御ボール要素。
- 前記ボール・セグメントが、前記第2の内側制御表面ではなく、前記第1の内側制御表面に当接する後縁部(50)を含む、請求項8ないし10のいずれかひとつに記載の制御ボール要素。
- 前記ボール・セグメントの対向する側部から下方に伸びる1対の耳状部(52)をさらに含む、請求項8ないし11のいずれかひとつに記載の制御ボール要素。
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