JP4882664B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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すると共に送風性能の低下を防止し、さらに、送風機のアンバランス振動による騒音を低減する遠心送風機とそれを用いた乾燥騒音の増加、乾燥性能の低下を抑えた洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
せ、その結果、ファンのアンバランスによるケーシングの振動を効果的に低減することができ、送風機の振動による騒音をより効果的に低減することができる。また、前記送風機のアンバランスによる振動を低減する効果が増すため、前記送風機にアンバランスが存在する場合であっても、その影響をより少なくすることができるため、前記送風機のアンバランスを小さくするための費用や製造に要する時間を少なくすることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機の断面図、図2は、同洗濯乾燥機の送風機の断面図、図3は、同洗濯乾燥機の送風機の上面図である。
られており、回転槽5の回転軸方向が水平方向から20〜30度後下がりに傾斜している(外槽3は開口部3aが地面に対して水平に設置されていても良い)。筐体1の前面には、衣類4を出し入れする開口部1aと、これを開閉する扉7が設けられている。外槽3および回転槽5の前面側にも同様の開口部3a、5bを有し、この外槽3の開口部3aはベローズ8によって筐体1の開口部1aと水密に連結されている。外槽3の底部には洗濯水を排出する排水口9を有し排水弁10に連結されている。また、外槽3には溢水口50が設けられ、所定の水位以上に水が供給された場合には、溢れた水は溢水ホース51を介して排水ホース11へ流れて機外に排出される。
弾性体22および錘23は以下の動吸振器の最適理論式を参考にして選ぶ。
ωn=√k/m (2)
H=3×μ/{8×(1+μ)3 } (3)
c=2×H×√(m×k) (4)
ここで、ωnは動吸振器(ここでは環状のリブ21)の固有振動数、Ωnは送風機12の動作回転周波数、mは錘23の質量、μは送風機12と環状のリブ21の錘23の質量比、kは弾性体22の剛性係数、Hは環状のリブ21の減衰比、cは弾性体22の減衰定数である。まず、μを決定し(よりよい吸振効果を得るために約0.1以上が望ましい)、それと、送風機12の動作回転数から決定されるΩnから、式(1)を利用して、環状のリブ21の固有振動数ωnを求め、それと式(2)から弾性体22の剛性係数kを決定する(錘23の質量mはμを決めた時点で、送風機12の質量がわかれば計算できる。Mを送風機12の質量とすると、μ=m/Mである)。さらに式(3)および(4)を利用して弾性体22の減衰定数を決定する。以上のような手順により、弾性体22の剛性や減衰、錘23の質量を決め、それに近い特性を持つ弾性体22や錘23を利用し、環状のリブ21を構成する。
の空きスペースあるいは、図5に示すように、ヒートポンプ装置30の側面に取り付けることによっても設置できる。この場合は、ケーシング20の吸込口17は、ヒートポンプ装置30内に開口しており、ヒートポンプ装置30内部を流れてきた空気は、送風機12の吸込口17へと至るように構成されている。
は大きい。ここで、本発明の送風機12は、ケーシング20に弾性体22と錘23で構成した環状のリブ21を設けることによって、上述した[2]と[3]の騒音を同時に低減することができる。
上させることができる。これによって、洗濯乾燥機の乾燥工程時の騒音を効果的に低減することができる。
本発明の第2の実施の形態における送風機12を図8に示す。図8は、図2のX部の簡略拡大図である。本実施の形態では、実施の形態1に示した送風機12において、環状のリブ21を同心円状に複数(図8では2つの場合を示す)設け、環状のリブ21間に間隙21aを設けている。環状のリブ21は、実施の形態1と同様の構成で動吸振器としても作用させる。これによって、実施の形態1で示したような逆流により、支持板14とケーシング20との隙間を通過しようとする風が、図8で示すように、二つの環状のリブ21の間隙21aを通ろうとして、吸込口17側に流れにくくなり、送風機12に流入してくる主流と逆流による風の乱れによる騒音を低減することができる。
ができ、それにより、乾燥工程時の騒音をより効果的に低減することができる。
本発明の第3の実施の形態の送風機12を図9に示す。本実施の形態では、実施の形態1あるいは2に示した送風機12において、環状のリブ21を複数組の弾性体22と錘23を直列に設けた構成としている。図9では例として2組直列に設置した場合を示している。こうすることで、動吸振器を2重に直列に設けた状態となる。一般に動吸振器を2重に直列に設けたものは、実施の形態1で示した単一動吸振器や、実施の形態2で示した並列多重動吸振器に比べて、制振効果が高く、また、動吸振器を並列に複数設けた場合に比べて、設計変数が少ないとされている。設計の際には、上述してきた動吸振器と同様に最適設計の式が存在するので、それらを利用して、弾性体22と錘23を選定する。
本発明の第4の実施の形態における送風機12を図10に示す。本実施の形態では、実施の形態1〜3の発明における送風機12において、環状のリブ21の外周側の端部を円弧状に形成した(Rをつけた)ものである。図10には、(a)Rをつけないもの、(b)環状のリブの下側の端部の全周にRをつけたもの、(c)外周側のみRをつけたものを示している。
本発明の第5の実施の形態における送風機12を図11に示す。本実施の形態では、実施の形態1〜4の発明における送風機12において、図11(b)に示すように、リブ21の先端部側に開放部を設けたものである。図11(a)は開放部を設けない場合のケーシング20内の逆流を示す図である。通常は、図11(a)のPで示すように逆流による風が流れるが、リブ21の先端部に開放部21cを設けると、図11(b)のQで示すように、風が開放部に流れて行こうとする。つまり風は、Pの経路で吸込口17に向かうのに比べて、Qの経路で吸込口17に向かう風の方が遠回りしていることになり、吸込口17側に風が流れにくくなることになる。
本発明の第6の実施の形態における送風機12を図12に示す。本実施の形態では、実施の形態1〜5の発明の送風機12において、リブ21の内周側に円弧状のくぼみ部(Rの逆)を設けたものである。くぼみ部21dを設けることで、逆流による風は、図12(a)のSで示すようにくぼみに沿って流れようとする。吸込口17に流れていく逆流による風を考えた場合に、くぼみ部21dを設けた場合は、設けない場合に比べて、風が若干遠回りをして、吸込口17に向かうことになり、その分、吸込口17に逆流による風が流れにくくなる。このくぼみ部21dを設けることは、流れの中に物体を置いた時にその物体に沿って流体が流れようとするコアンダ効果の性質を利用したものである。
本発明の第7の実施の形態における送風機12を図13に示す。本実施の形態では、実施の形態1〜6の発明の送風機12において、リブ21の内径D1をファンの外径D2より大きくしたものである。こうすることによって、リブ21を設けるスペースUが広くとれ(特に下側へのスペース)、弾性体22や錘23もその分大きくすることができる。
3 外槽
5 回転槽
6 駆動モータ(駆動手段)
12 送風機
13 主板
14 支持板
15 翼
16 ファン
17 吸込口
20 ケーシング
21 リブ
22 弾性体
23 錘
Claims (7)
- 筐体に弾性支持された外槽と、前記外槽内に回転可能に設けられた回転槽と、前記回転槽を回転させる駆動手段と、衣類乾燥のために空気を暖める熱源と、前記熱源によって加熱された空気を前記回転槽内へ送風する送風機とを備え、前記送風機は、主板、環状の支持板および翼からなるファンと、前記ファンを収容する前記支持板側にベルマウス状の吸込口を設け、前記ファンの周囲を舌部を基点として渦巻き状の壁面で囲んだケーシングとを有し、前記ケーシングは、前記吸込口側の内面に吸込口の中心を中心点として、前記渦巻き状の壁面の内側に環状に設けたリブを有し、前記環状のリブは、ケーシングに取り付けた環状の弾性体の先端に環状の錘を設けた洗濯乾燥機。
- リブは同心円状に複数設け、前記リブ間に間隙を設けた請求項1記載の洗濯乾燥機。
- リブは、複数組の錘と弾性体を交互に積層するように設けた請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
- リブは、外周側の端部を円弧状に形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
- リブは、先端部側に開放した請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
- リブは、内周側に円弧状のくぼみ部を設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
- リブは、内径をファンの外径より大きくした請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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