JP4882625B2 - マイクロコンピュータ - Google Patents
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Description
図7は、上記一例としてのマイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う)100の構成図であり、マイコン100は、各種プログラムを実行するCPU10と、CPU10が実行するプログラムが予め格納されるROM20と、CPU10による演算結果等を一時記憶するRAM30と、図示しない外部の機器と接続されるインタフェース55と、それらを相互に接続するための内部バス50とを備えている。
この場合、記憶制御手段がダミー演算結果をROMに書き込もうとしても、ROMへの書き込みはそもそもできないため、その書き込みは無視されることとなる。よって、ダミー演算結果が別の処理で使用されることをより確実に防止できるようになる。また、ダミー演算結果を記憶させるための記憶領域を仮想的に設定すればよく、現実に設けるということをしなくてもよいため、メモリ資源を節約することができる。
本発明のマイクロコンピュータは、車両に搭載されるものであり、プログラムメモリには、車両制御用プログラムとして、車両の変速機を制御するための変速機制御用プログラムが記憶されている。
このような本発明のマイクロコンピュータによれば、準備プログラムを、その準備プログラムを実行する正規のタイミングにおいて、インストラクションキャッシュメモリから読み出せるようになる。このため、準備プログラムの実行時間を短縮することができる。よって、速やかに車両制御用プログラムの実行に移行することができ、車両制御用プログラムの実行終了までの時間を短縮することができる。
[第1実施形態]
図1は、本発明が適用されたマイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う)2の構成を表す構成図である。尚、マイコン2は、車両に搭載され、その車両のエンジンを制御する電子制御装置(以下、ECUと言う)1に備えられるものである。
そして、CPU10(実際には、CPUコア12)は、図7のCPU10と同様に、優先度の異なる4つの処理(図5参照)を実行する。つまり、高優先度処理、中優先度処理、低優先度処理、及びアイドル処理である。
まず、水温センサ3、アクセルペダルセンサ4、及びスロットルセンサ5からの信号に対してのA/D変換をA/Dコンバータ40に実行させるとともに、そのA/D変換により得られた値(以下、A/D変換値と言う)を、RAM30の格納領域32に記憶させる。そしてさらに、アクセルペダルセンサ4及びスロットルセンサ5からの信号についてのA/D変換値に基づき、そのスロットルセンサ5が備えられている図示しない電子スロットルの異常判断処理を行う。具体的には、例えば、アクセルペダルの開度に対する電子スロットルの開度の差を算出し、その差が許容範囲内にないとすれば、電子スロットルに異常が生じていると判断する。この電子スロットルの開度或いはアクセルペダルの開度は、車両の運転状態を表す重要な情報であるため、上記のような高優先度処理は、決められたタイミングでかつ中断されることなく実行される必要がある。
図4に示す管理処理は、オペレーティングシステム(以下、OSと言う)上で実行される処理である。OSのプログラムは、ROM20の図示しない格納領域に記憶されており、マイコン2が立ち上げられると、CPUコア12によりそのOSのプログラムが読み込まれて実行される。言い換えると、OSが起動される。そして、OSが起動されると、管理処理が開始される。
ここで、S110において否定判定される態様としては、例えばアイドル処理が実行されており、実行されるべき処理として高優先度処理、中優先度処理或いは低優先度処理の何れも該当しないと判定される場合がある(図3のアイドル処理の実行時間帯)。また、例えば中優先度処理或いは低優先度処理を実行している場合でも、制御のためのプログラムを特に実行しておらず指令待ちの状態であるような場合にも、否定判定されるようにすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明のマイクロコンピュータを用いた実施形態について説明する。
まず吸気行程では、シリンダ101内のピストン102が下降して、燃料と空気との混合気がシリンダ101内に供給される。具体的に、燃料タンク106内の燃料が、ポンプ107を介してインジェクタ103に供給されると共に、エンジンECU1が、インジェクタ103を開弁するための噴射信号(例えば、アクティブレベルがハイレベル)を出力すると、その噴射信号がアクティブレベルの間、インジェクタ103が開弁して燃料が噴射される。また、電子スロットル105のスロットルバルブが開くことにより、空気が供給される。尚、スロットルバルブの開度は、例えば運転手のアクセル操作量に基づき制御されるようになっている。
図10は、エンジン制御の一例を表すタイムチャートである。
また、エンジンECU1には、クランクカウンタ(図示せず)が設けられている。クランクカウンタは、3段目に示すように、クランクシャフトが2回転(0°〜720°)する間に、0から23までカウントアップする。つまり、クランクシャフトが30°回転する毎に、1ずつカウントアップする。このため、クランクカウンタの値を参照することにより、クランクシャフトの回転角度(0°〜720°の間で、30°の倍数値)が分かるようになっている。
そして、5〜7段目は、4つの気筒のうち、特に、第1気筒における燃料噴射制御及び点火制御の例を表したものである。尚、燃料噴射タイミング及び燃料噴射期間、或いは点火タイミング及び点火期間は可変であり、種々の条件に応じて制御される。
図11に、高,中,低優先度処理の各フローチャートを示す。このうち、高優先度処理は、クランクシャフトが30°回転する毎、具体的に、NE30°信号の立ち下がりタイミングで毎回実行される。一方、中,低優先度処理は、それぞれ、エンジンの回転数等に応じて所定のタイミングで実行される。尚、アイドル処理は、図5(d)と同じである。
NE30°信号割り込み処理では、まず、S610にて、NE30°信号のパルス間隔(例えば、直前のパルス間隔)を算出することにより、エンジン回転数を算出する。そして、その算出したエンジン回転数のデータをRAM30の所定の格納領域に更新記憶させる。
ここで、30°毎イベント処理として、図12に示すように、例えば噴射処理や点火処理を実行する。
次に、S720へ進み、同じくエンジン回転数や冷却水温、或いはS710で算出した燃料噴射量等の種々のデータに基づき、燃料噴射タイミング(クランクシャフトの回転角度)を算出する。
次に、S760へ進み、同じくエンジン回転数や冷却水温、或いはS750で算出した点火期間等の種々のデータに基づき、点火タイミング(クランクシャフトの回転角度)を算出する。
図14において、上段の処理は、正規のタイミングで実行される高優先度処理(NE30°信号割り込み処理)である。この正規のNE30°信号割り込み処理では、エンジン制御構造体を引数パラメータとして、(C)で示すエンジン制御構造体を、ROM20或いはインストラクションキャッシュメモリ14から読み込む。このエンジン制御構造体は、NE30°信号割り込み処理のプログラムの一部をなすものであり、予めROM20に記憶されている。
このダミー処理では、S170にて、NE30°信号割り込み処理をダミー実行する。具体的に、ダミー構造体を引数パラメータとして、(D)で示すダミー構造体を、ROM20或いはインストラクションキャッシュメモリ14から読み込む。尚、このダミー構造体も、予めROM20に記憶されている。その他は、前述した正規の処理の場合と同じであり、ここでは説明を省略する。
一方、NE30°信号割り込み処理(高優先度処理)は、前述のように、NE30°信号の立ち下がり毎に実行され、この例では、2.5msecのタイミングで1回目が実行される。
尚、中優先度処理或いは低優先度処理の実行中に、より優先度の高い処理の実行タイミングとなった場合には、現在実行中の処理が中断され、その優先度の高い処理が実行される(図13のS110:YES、S120)。例えば、8.0msecにおける2回目の中優先度処理の実行中に、高優先度処理の実行タイミング(8.5msec)となっており、この場合は、中優先度処理が中断されて高優先度処理が実行される。そして、その高優先度処理が終了した後、中断されていた中優先度処理が再開される。14.0msecにおける低優先度処理についても同様である。
ここで、図16に、キャッシュミス時とキャッシュヒット時との処理時間の違いを示す。尚、ここでは、高優先度処理(NE30°信号割り込み処理)について説明する。
このように、キャッシュヒット時は、キャッシュミス時と比較して、S610の処理とS620の処理とをあわせて、50μs早く終了する。このため、噴射処理及び点火処理に速やかに移行することができる。よって、燃料噴射或いは点火が、所望のタイミングよりも遅れて実行されてしまうことを防止することができる。
〈変形例〉
次に、第2実施形態の変形例について説明する。
図17に示すように、エンジンの回転数に応じて、アイドル処理が実行されるアイドル時間帯が変化する。つまりこの変形例では、アイドル時間帯の変化に応じて、ダミー処理の内容を変更するようにしているとも言える。
上段に示すように、例えばアイドリング時など、エンジンの回転数が低回転(例えば1000rpm)の状態では、NE30°信号の1周期は長くなる。このため、高優先度処理の実行タイミングの間隔も長くなる。尚、図17では、中優先度処理や低優先度処理については示していないが、中優先度処理や低優先度処理の実行タイミングの間隔も長くなる。この場合、個々のアイドル処理の時間が長くなる。
そこで、図18に示すように、CPU10は、エンジン回転数に応じて、つまり、アイドル処理の時間の長さに応じて、S150のダミー処理の内容を変更する。尚、本変形例では、インストラクションキャッシュメモリ14には、高,中,低優先度処理の各プログラムを同時に格納しておくことができることを前提とする。
そして、高回転領域におけるダミー処理では、S170で高優先度処理をダミー実行して、処理を終了する。
尚、例えば、低回転領域におけるダミー処理のS190で、低優先度処理の前半部分のみをダミー実行するようにしてもよいし、中回転領域におけるダミー処理のS180で、中優先度処理の前半部分のみをダミー実行するようにしてもよいし、高回転領域におけるダミー処理のS170で、高優先度処理の前半部分のみをダミー実行するようにしてもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明のマイクロコンピュータを用いた第3実施形態について説明する。
出力軸回転信号割り込み処理では、S810で、出力軸回転信号のパルス間隔(例えば、直前のパルス間隔)を算出するとともに、出力軸の回転数を算出する。また、その算出した出力軸回転数を、RAM30の所定の格納領域に記憶させる。そしてその後、当該処理を終了する。
まず、出力軸の理想回転数を設定する(S860)。この理想回転数は、例えばエンジンの回転数や運転状態等、種々の条件に基づき算出される。
続いて、出力軸回転数が、S870で設定した目標回転数となるように、クラッチを駆動するための油圧制御を行う(S880)。具体的に、リニアソレノイド115(図19参照)を駆動させる。
このような第1,第2,変速時高優先度処理は、図13の管理処理により管理される。つまり、本第3実施形態のCPU10は、図13の管理処理により、高,中,低優先度処理、及びアイドル処理の実行を管理する。
図23において、S800の正規のタイミングの出力軸回転信号割り込み処理では、トランスミッション制御構造体を引数パラメータとして、(E)で示すトランスミッション制御構造体を、ROM20或いはインストラクションキャッシュメモリ14から読み込む。このトランスミッション制御構造体は、出力軸回転信号割り込み処理及び入力軸回転信号割り込み処理のそれぞれのプログラムの一部をなすものである。
一方、出力軸回転信号割り込み処理(第1の高優先度処理)は、前述のように、出力軸回転信号の立ち上がり及び立ち下がり毎に実行され、この例では、1回目は、2.0msecのタイミングで実行されている。
〈変形例〉
次に、本第3実施形態の変形例について、図26を用いて説明する。この変形例では、変速制御時/非変速時に応じて、ダミー処理の内容を変更する。尚、変速制御時とは、変速が開始されてから終了するまでの時間(図20のt1,t2,t3)である。また、本変形例では、インストラクションキャッシュメモリ14には、高,中,低優先度処理の各プログラムを同時に格納しておくことができることを前提とする。
これによれば、アイドル処理の時間が短くなり、ダミー処理の時間が制限されるとしても、より優先度の高い第1,第2高優先度処理についてはダミー実行して、正規のタイミングにおける処理時間を短縮させることができる。一方、ダミー処理の時間に余裕があれば、さらに、中優先度処理をダミー実行するようにし、正規のタイミングにおける第1,第2高優先度処理,中優先度処理の各処理時間を短縮させることができる。
尚、例えば、非変速時のダミー処理のS192で、中優先度処理の前半部分のみをダミー実行するようにしてもよいし、変速制御時のダミー処理のS182で、入力軸回転信号割り込み処理の前半部分のみをダミー実行するようにしてもよい。また、S172とS182とを入れ替えてもよい。また、低優先度処理をダミー実行するようにしてもよい。
[第4実施形態]
次に、本発明のマイクロコンピュータを用いた第4実施形態について説明する。
前処理が終了すると、NE30°信号割り込み処理を実行し、NE30°信号割り込み処理の後、後処理に移行する。
そして、S970では、S930で「待ち状態」にしたタスクを「実行状態」にする。つまり、待ち状態となっていたタスクを実行する。そしてその後、処理を終了する。
また、図28に、管理処理(図13)のS150で実行されるダミー処理の一例を示す。このダミー処理の内容について、正規の処理(NE30°信号割り込み処理)と比較しつつ説明する。
そして、前処理の後、NE30°信号割り込み処理を実行し、さらに後処理を実行して、当該処理を終了する。
次に、同様に、「ダミースタック」及び「ダミーコントロールブック」を引数パラメータとして、中優先度処理についての前処理をダミー実行する。そしてその後、当該処理を終了する。
一方、1.25msecでNE30°信号が立ち下がって高優先度処理が開始されることとなるが、その前に、前述の前処理が実行される。この場合において、0〜1.25msecのアイドル処理中に、高優先度処理の前処理がダミー実行され、インストラクションキャッシュメモリ14には、高優先度処理の前処理のプログラムが格納されている。このため、1.25msecの正規の前処理においては、インストラクションキャッシュメモリ14からプログラムを読み出せるようになる(キャッシュヒット)。
高優先度処理が終了すると、インストラクションキャッシュメモリ14の50%は、高優先度処理プログラムで占有されることとなるが、その後、アイドル処理中に、再びダミー処理が実行され、インストラクションキャッシュメモリ14は、4種類の前処理のプログラムで占有されることとなる。
例えば、上記実施形態では、ECU1に備えられるマイコン2について説明したが、インストラクションキャッシュメモリを有しているマイコンであれば、どのようなマイコンでも本発明を適用することができる。
また、上記第1実施形態では、OSにより各プログラムの実行管理がなされるが、OSがない場合には、以下のようにすれば良い。まず、高優先度処理、中優先度処理、低優先度処理について、優先度の高い処理ほど、優先度の高い割り込みで実行されるようにする。そして、繰り返し実行されるメインの処理において、制御対象の制御を特にしなくなるアイドル処理の状態の時(例えばアイドル処理開始時)に、ダミー高優先度処理が起動されるようにプログラムを構成すればよい。このようにすれば、上述した図4の管理処理が実行される場合と同じ作用、同じ効果が得られる。
Claims (11)
- 複数のプログラムが記憶されるプログラムメモリと、
前記プログラムメモリより読み出されたプログラムが更新記憶されるインストラクションキャッシュメモリと、
CPUと、
を備えたマイクロコンピュータにおいて、
前記複数のプログラムのうち少なくとも1つの特定のプログラムについて、前記CPUが該特定のプログラムを読み出して実行する正規のタイミングよりも前のタイミングで、前記CPUに該特定のプログラムを実行させるダミー実行制御手段と、
前記CPUが前記正規のタイミングでプログラムを実行することにより演算した演算結果を記憶する真値記憶部と、
前記ダミー実行制御手段が前記正規のタイミングよりも前のタイミングで前記CPUにプログラムを実行させることにより前記CPUが演算した演算結果を、前記真値記憶部以外の特定の記憶部に転送する記憶制御手段と、
を備えていることを特徴とするマイクロコンピュータ。 - 請求項1に記載のマイクロコンピュータにおいて、
前記複数のプログラムは制御対象を制御するためのものであり、
前記CPUは、前記複数のプログラムを実行することで、前記制御対象を制御するようになっており、
前記ダミー実行制御手段は、前記CPUが前記制御対象を制御しない時間帯に、該CPUに前記特定のプログラムを実行させることを特徴とするマイクロコンピュータ。 - 請求項1又は請求項2に記載のマイクロコンピュータにおいて、
前記記憶制御手段は、データの転送先を指定するパラメータを有していることを特徴とするマイクロコンピュータ。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、
前記特定の記憶部は、ROMであることを特徴とするマイクロコンピュータ。 - 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、
前記プログラムメモリはROMであることを特徴とするマイクロコンピュータ。 - 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、
前記プログラムメモリはRAMであることを特徴とするマイクロコンピュータ。 - 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、
当該マイクロコンピュータは、車両に搭載されるものであり、
前記プログラムメモリには、前記車両を制御するためのプログラム(以下、車両制御用プログラムという)として、前記車両のエンジンを制御するためのエンジン制御用プログラムが記憶されており、
前記ダミー実行制御手段は、前記エンジン制御用プログラムを、該エンジン制御用プログラムについての前記正規のタイミングよりも前のタイミングで、前記CPUに実行させるようになっていることを特徴とするマイクロコンピュータ。 - 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、
当該マイクロコンピュータは、車両に搭載されるものであり、
前記プログラムメモリには、前記車両を制御するためのプログラム(以下、車両制御用プログラムという)として、前記車両の変速機を制御するための変速機制御用プログラムが記憶されており、
前記ダミー実行制御手段は、前記変速機制御用プログラムを、該変速機制御用プログラムについての前記正規のタイミングよりも前のタイミングで、前記CPUに実行させるようになっていることを特徴とするマイクロコンピュータ。 - 請求項7又は請求項8に記載のマイクロコンピュータにおいて、
オペレーティングシステムを備えているとともに、前記車両制御用プログラムは、前記オペレーティングシステムによって実行が管理されるアプリケーションプログラムであり、さらに、前記車両制御用プログラムが実行される前には、その車両制御用プログラムを実行する準備を行うための処理のプログラム(以下、準備プログラムという)が実行されるようになっており、
前記準備プログラムは、前記プログラムメモリに記憶されており、
前記ダミー実行制御手段は、前記準備プログラムを、該準備プログラムについての前記正規のタイミングよりも前のタイミングで、前記CPUに実行させるようになっていることを特徴とするマイクロコンピュータ。 - 請求項7に記載のマイクロコンピュータにおいて、
前記エンジン制御用プログラムは複数あり、
前記ダミー実行制御手段は、前記エンジンの回転数の高低を判定するとともに、前記複数のエンジン制御用プログラムのうち、正規のタイミングよりも前のタイミングで前記CPUに実行させるプログラムを、前記判定結果に基づき変更するようになっていることを特徴とするマイクロコンピュータ。 - 請求項8に記載のマイクロコンピュータにおいて、
前記変速機は、変速段を切り換えることで変速を実現するものであるとともに、前記変速機制御用プログラムは複数あり、
前記ダミー実行制御手段は、前記複数の変速機制御用プログラムのうち、正規のタイミングよりも前のタイミングで前記CPUに実行させるプログラムを、前記変速段の切換中/非切換中に応じて変更するようになっていることを特徴とするマイクロコンピュータ。
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