JP4882575B2 - 自己位置推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自己位置を推定する自己位置推定装置に関する。
従来、ナビゲーションシステムなどにおいて、自己位置を推定する技術として、下記の非特許文献1に開示されたランドマークデータベースを用いた投票による位置推定方法がある。この位置推定方法では、予めランドマークデータベースに所定の特徴を有する目印であるランドマークが観測できる範囲を登録しておく。また、位置推定を行う際には、ランドマークを含む画像を撮像し、この画像内からランドマークを抽出する。それから、抽出されたランドマークとランドマークデータベース内のランドマークとを比較し、両ランドマークが一致した場合に、ランドマークが観測できる位置を投票する。そして、投票値がもっとも高くなった位置を現在の位置と推定するというものである。
中川知香他2名、自然特徴点ランドマークデータベースを用いた投票に基づく静止画像からのカメラ位置・姿勢推定、画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2006)講演論文集、電子情報通信学会パターン認識・メディア理解研究専門委員会(PRMU)、July2006、249−254頁
しかし、上記非特許文献1に記載された従来技術では、ランドマークを観測することができるすべての範囲をランドマークが観測できる点としている。このため、ランドマークが観測できる点が含まれる範囲はたとえば楕円形となるが、ランドマークが低い位置に設定されていると、ランドマークが観測できる点が非常に広範囲にわたってしまい、その分精度が低くなるという問題があった。
また、自己位置の推定位置を決定するにあたり、ランドマークが観測できる位置の投票値がもっとも高くなった位置を現在の位置と推定している。このため、自己位置を確定するためには、多数のランドマークを設定しなければならないという問題もあった。
そこで、本発明の課題は、ランドマークが低い位置に設定されていたり、検出されるランドマークの数が少なかったりする場合でも、高い精度で自己位置を推定することができる自己推定装置を提供することにある。
上記課題を解決した本発明に係る自己位置推定装置は、ランドマークを検出するランドマーク検出手段と、自己位置からランドマークまでの距離を検出する距離検出手段と、ランドマークを検出可能とされる範囲としてランドマークごとに決定された検出範囲を記憶する検出範囲記憶手段と、距離検出手段によって検出された距離と検出範囲記憶手段に記憶された検出範囲とに基づいて、自己が存在可能であり、複数の自己位置候補点を含む自己存在可能範囲を推定する自己存在可能範囲推定手段と、自己存在可能範囲推定手段で推定した自己存在可能範囲に基づいて自己位置を推定する自己位置推定手段と、を備え、自己位置推定手段は、ランドマーク検出手段によって複数のランドマークが検出された際、複数のランドマークのそれぞれに対して推定された複数の自己存在可能範囲における各自己存在候補位置に投票を行い、投票の結果に基づいて、自己位置を推定するものであり、自己存在可能範囲推定手段は、自己位置からランドマークまでの距離が短い場合に、自己位置からランドマークまでの距離が長い場合と比較して、自己存在可能範囲を狭く推定するものである。
自己位置からランドマークを見る場合、自己位置とランドマークとの距離が短い場合には、その距離が長い場合と比較して狭い範囲からしかランドマークを見ることができない。この特性を利用して、本発明においては、自己位置からランドマークまでの距離が短い場合に、自己位置からランドマークまでの距離が長い場合と比較して、自己存在可能範囲を狭く推定している。したがって、自己位置とランドマークとの距離に応じて自己存在可能範囲が限定されることになるので、ランドマークが低い位置に設定されていたり、検出されるランドマークの数が少なかったりする場合でも、高い精度で自己位置を推定することができる。
なお、本発明にいう「ランドマーク」とは、位置推定において目印になるものであり、実環境に存在する物体、この物体の任意の点に記された記号などを含むものである。この「ランドマーク」は、移動可能な物体および移動可能な物体の任意の点でもよく、固定物および固定物の任意の点でもよい。
このように、複数のランドマークのそれぞれに対して推定された自己存在可能範囲に基づいて、自己位置を推定することにより、自己位置をさらに絞り込むことができるので、その分精度よく自己位置を推定することができる。
また、自己存在可能範囲推定手段は、距離検出手段で検出されたランドマークまでの距離との比例した値に検出範囲を調整することによって、自己存在可能範囲を推定する態様とすることができる。
また、自己位置推定手段は、自己存在可能範囲推定手段で推定された自己存在可能範囲における各位置に重み付けを行い、自己存在可能範囲の中心に近い位置では、自己存在可能範囲の中心に遠い位置と比較して、自己位置推定に用いる重み付けを大きくする態様とすることができる。
自己位置推定に重み付けを用いることにより、自己存在可能範囲内における自己位置をさらに狭い範囲に絞り込むことができる。このとき、重み付けを行うにあたり、自己存在可能範囲の中心に近い位置の方が、自己存在可能範囲の中心に遠い位置よりも自己位置である可能性が高い。したがって、自己存在可能範囲の中心に近い位置では、自己存在可能範囲の中心に遠い位置と比較して、自己位置推定に用いる重み付けを大きくすることにより、さらに精度よく自己位置を推定することができる。
さらに、自己位置推定手段は、自己存在可能範囲推定手段で推定された自己存在可能範囲における各位置に重み付けを行い、ランドマークに近い位置では、ランドマークから遠い位置と比較して、自己位置推定に用いる重み付けを大きくする態様とすることもできる。
ランドマークに近い位置では、ランドマークから遠い位置と比較して一般に距離検出の精度が高くなっている。このため、ランドマークに近い位置では、ランドマークから遠い位置と比較して、自己位置推定に用いる重み付けを大きくすることにより、さらに精度よく自己位置を推定することができる。
また、自己位置推定手段は、自己存在可能範囲推定手段で推定された自己存在可能範囲に基づいて、自己位置を推定できるか否かを判定し、自己位置推定手段が自己位置を推定できないと判定した場合に、自己存在可能範囲推定手段は、自己存在可能範囲を拡張する態様とすることもできる。
ランドマークを抽出する際は、ランドマークを誤認識することがあり、誤認識されたランドマークを用いると、自己存在可能範囲推定、さらには自己位置推定の精度を著しく低下させてしまう。ここで、誤認識されたランドマークは、不確定な位置に存在し、正しく抽出されたランドマークの位置のように収束しない。この性質を利用して、まず狭い範囲で自己位置の推定を行い、自己位置の推定ができないと判定した場合には、自己存在可能範囲を拡張することにより、誤認識されたランドマークに基づいて推定された自己存在可能範囲の影響を抑制することができ、もって精度よく自己位置を検出することができる。
本発明に係る自己位置推定装置によれば、ランドマークが低い位置に設定されていたり、検出されるランドマークの数が少なかったりする場合でも、高い精度で自己位置を推定することができる。
以下、本発明による自己位置推定装置の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本発明の自己位置推定装置は、たとえば人間の生活環境中で移動可能なロボット等の移動体に搭載され、移動体の自己位置を推定するものである。この自己位置推定装置は、対象物を検出し、検出された対象物(物体や物体に記された記号など)をランドマークとして、ランドマークと地図データとを照合し、照合できたランドマークに基づいて、移動体の自己位置を推定する。地図データは、ランドマークの絶対的な位置および特徴に関する情報を含むものである。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る自己位置推定装置を示すシステム構成図である。図1に示すように、自己位置推定装置1は、ランドマークとして用いられる対象物を検出するステレオカメラ2と、自己位置推定処理を実行する自己位置推定用電子制御ユニット(以下、自己位置推定ECUという)3とを備えている。また、自己位置推定ECU3は、データベース11、ランドマーク抽出部12、地図照合部13、自己位置投票部14、および自己位置推定部15を備えている。
ステレオカメラ2は、周囲の実環境を撮像し、この実環境からランドマークを抽出するための画像データを取得するものである。ステレオカメラ2は、取得した画像データを自己位置推定ECU3におけるランドマーク抽出部12に出力する。
自己位置推定ECU3におけるデータベース11は、ランドマークが設定されている領域(部屋の中や屋外など)の地図、この地図上における複数のランドマークの位置、これらのランドマークのそれぞれの特徴量、およびそれぞれのランドマークを観測可能な範囲であり、ランドマークごとに決定された検出範囲である観測可能範囲を記憶している。データベース11からは、ランドマーク抽出部12に対してランドマークの特徴量が出力される。また、地図照合部13に対して、地図上における複数のランドマークの位置およびそれぞれの観測可能範囲を出力する。データベース11は、検出範囲記憶手段を構成する。
ランドマーク抽出部12においては、ステレオカメラ2から出力された画像およびデータベース11から出力されたランドマーク特徴量に基づいて、ステレオカメラ2から出力された画像内におけるランドマークを抽出する。ここで、ステレオカメラ2から出力された画像内におけるランドマークを抽出する際に、画像特徴SIFT(Scale-Invariant Feature Transform、以下「SIFT」という)が用いられる。SIFTでは、角度と大きさの変化に対して不変な特徴量を抽出することにより、ランドマークを抽出する。
データベース11には、複数のランドマークが登録されており、登録されたランドマークのランドマーク特徴量として、ランドマークをカメラで撮影した際の画像が記憶されている。SIFTによるランドマーク抽出では、ランドマークを撮影した際のカメラのカメラ姿勢から±30度程度ずれると、ランドマークの対応付けが困難になり、ランドマークの抽出が非常に困難となる。したがって、逆に考えると、SIFTによってランドマークを抽出することができた場合には、ステレオカメラ2の位置(自己位置)が抽出されたランドマークから±30度の範囲にあるといえる。したがって、SIFTによってランドマークが抽出されることにより、自己位置の自己存在可能範囲を限定されることとなる。
さらに、ランドマーク抽出部12においては、ランドマークを抽出した場合、ステレオカメラ2から出力された画像に基づいて、抽出したランドマークと自己位置との距離を算出する。抽出したランドマークと自己位置との距離の算出は、たとえば三角法によって行うことができる。このように、ランドマーク抽出部12は、ランドマーク検出手段および距離検出手段を構成する。ランドマーク抽出部12は、抽出したランドマークおよび抽出したランドマークと自己位置との距離を地図照合部13に出力する。
地図照合部13は、ランドマーク抽出部12から出力されたランドマークをデータベース11から出力された地図上における複数のランドマークの位置に照合し、地図上におけるランドマーク位置を検出する。また、地図照合部13では、地図上におけるランドマーク位置を検出したら、ランドマーク抽出部12から出力された距離およびデータベース11から出力された観測可能範囲に基づいて、自己が存在可能な範囲である自己存在可能範囲を推定する。ここで、地図照合部13では、ランドマーク抽出部12から出力された距離情報が短い場合には、距離情報が長い場合よりも自己存在可能範囲が狭くなるように自己存在可能範囲を推定する。このように、地図照合部13は、自己存在可能範囲推定手段を構成する。地図照合部13は、推定した自己存在可能範囲を自己位置投票部14に出力する。
自己位置投票部14では、地図照合部13から出力された自己存在可能範囲に自己位置候補点を設定し、各自己位置候補点に対する投票を行う。自己位置投票部14は、自己位置候補点に対して行った投票の投票結果を自己位置推定手段である自己位置推定部15に出力する。自己位置推定部15では、自己位置投票部14から出力された投票結果に基づいて、自己位置を推定する。
次に、本実施形態に係る自己位置推定装置における自己位置の推定手順について説明する。図2は、本実施形態に係る自己位置推定装置における自己位置推定手順を示すフローチャートである。
図2に示すように、本実施形態に係る自己位置推定装置1においては、ステレオカメラ2で撮影されて出力された画像をランドマーク抽出部12に入力する(S1)。このとき、ランドマーク抽出部12には、データベース11からランドマークの特徴量が出力される。ランドマーク抽出部12では、ステレオカメラ2から出力された画像およびデータベース11から出力されたランドマークの特徴量に基づいて、画像内におけるランドマークを抽出する(S2)。ランドマークの抽出には、SIFTが用いられる。
SIFTにおいては、ランドマークを登録した地点からカメラの姿勢がある程度の角度、たとえば±30度程度以上変化すると、そのランドマークとの対応付けが非常に困難となってしまう。たとえば、図3(a)に示す物体Mの表面に記された図形をランドマークRとすると、ランドマークRを正面に見た位置から90度ずれた位置から見た物体Mは、図3(b)に示すようになる。この位置から撮影した画像では、ランドマークRが撮影されず、ランドマークを抽出することができない。
また、ランドマークRを正面に見た位置から時計周り方向を正として、+30度、0度、−30度程度周った位置から見た物体Mは、それぞれ図3(c)、(d)、(e)に示すようになる。図3(b)〜(e)に示すように、ランドマークRを正面から見た位置から±30程度周った位置からは、ランドマークRを抽出することができるが、これより大きく周った位置からは、ランドマークRを抽出することができなくなる。こうして、ランドマークの抽出を行う。
ランドマークの抽出が済んだら、抽出したランドマークとステレオカメラ2が設置された自己位置との距離を算出する(S3)。この距離の算出は、抽出されたすべてのランドマークに対して行い、その手法として三角法を用いる。こうして、ランドマークの抽出およびランドマークと自己位置との距離の算出が済んだら、ランドマーク抽出部12は、抽出したランドマークおよびランドマークと自己位置との距離を地図照合部13に出力する。また、地図照合部13には、データベース11から地図、この地図上におけるランドマークの位置、および観測可能範囲が出力される。
地図照合部13では、ランドマーク抽出部12から出力されたランドマークおよび地図上におけるランドマークの位置を照合し(S4)、地図上における抽出されたランドマークの位置を特定する。ランドマークの位置を特定したら、各ランドマークとの距離およびランドマークを観測可能範囲に基づいて、自己存在可能範囲を推定する(S5)。自己存在可能範囲は、次のようにして推定される。図4は、ランドマークRが抽出された領域を平面視する図である。図4において、抽出されたランドマークRの観測可能範囲Eは、データベース11に予め記憶された範囲であり、ランドマークRを登録した際にランドマークRを撮影した位置から所定の範囲、本実施形態では±30度の範囲に設定されている。このため、観測可能範囲Eとしては、中心角が60度とされた扇形が設定されている。
このランドマークRの観測可能範囲Eから、ランドマークRとの距離に基づいて自己存在可能範囲を絞り込むことによって自己存在可能範囲Pを推定する。自己存在可能範囲Pとしては、観測可能範囲Eにおける厚さを持った円弧を推定する。自己存在可能範囲Pを推定するにあたり、まず、円弧の半径Lを推定する。この半径Lは、自己位置とランドマークRとの距離に基づいて推定され、自己位置とランドマークRとの距離と比例した値とされる。ここでの円弧の半径Lとは、厚さを有する円弧のうち、もっとも内側の線までの距離をいう。
このように、自己存在可能範囲Pを設定するにあたり、円弧状の観測可能範囲Eを設定し、自己位置とランドマークRとの距離と比例した値の半径Lを設定して自己存在可能範囲Pを設定する。このため、自己位置からランドマークRまでの距離が短い場合に、自己位置からランドマークRまでの距離が長い場合と比較して、自己存在可能範囲Pが狭く推定される。
円弧の半径Lを求めたら、円弧の厚さを求める。ここで、ステレオカメラ2で撮影された画像では、ランドマークと自己位置との距離が長い場合、その距離が短い場合よりも距離の計測誤差が大きくなる傾向にある。この計測誤差を考慮して、円弧の厚さTは、自己位置とランドマークRとの距離に基づいて求め、自己位置とランドマークRとの距離が短い場合に、自己位置とランドマークRとの距離が長い場合と比較して、円弧の厚さTを小さく設定する。このようにして自己存在可能範囲Pを推定することにより、自己位置を精度よく推定することができる。地図照合部13は、推定した自己存在可能範囲Pを自己位置投票部14に出力する。
自己存在可能範囲Pの推定が済んだら、自己位置投票部14においては、出力された自己存在可能範囲P内に自己位置候補点を設定する(S6)。ここでの自己位置候補点は、たとえば自己存在可能範囲Pを格子状に区切って形成される各点(領域)とすることもができるし、自己存在可能範囲P内における各画素あるいは数個の画素の集合体を自己位置候補点とすることもできる。自己位置候補点を設定したら、各自己位置候補点に対して同一の投票値を付与するとともに、これらの投票値に対して、重み付けを行う(S7)。
自己位置候補点の投票値に対して重み付けを行う際、図5に示すように、推定した自己存在可能範囲Pに対して中心部ほど高く、縁部に向かうにしたがって低くなる重みを付す。図5には、重みが大きい位置ほど濃くなるグラデーションを付すことにより、重み付けの割合を表現している。SIFTによってランドマークの抽出を行った際、ランドマークの抽出(マッチング)精度は、視点変化が大きくなるにしたがって低下する。このため、図6に示すように、自己位置としては、ランドマークRを登録した際にランドマークRを撮影した位置に近い位置に存在する可能性が高いことになる。このため、図5に示すように、推定した自己存在可能範囲Pに対して中心部ほど高く、縁部に向かうにしたがって低くなる重みを各自己位置候補点の投票値に付すことにより、自己位置の推定精度を向上させることができる。
また、上述のとおり、ステレオカメラ2で撮影された画像では、ランドマークと自己位置との距離が長い場合、その距離が短い場合よりも距離の計測誤差が大きくなる傾向にある。このため、さらに、重み付けを行うにあたり、図7(a)に示すように、ランドマークR1と自己位置との距離が長い場合、図7(b)に示すように、ランドマークR2と自己位置との距離が短い場合よりも小さな重みを各自己位置候補点の投票値に付する。このように重み付けを行うことにより、さらに精度よく自己位置を検出することができる。
こうして、自己位置候補点の投票値に重み付けを行ったら、自己位置候補点に対する投票を行う(S8)。自己位置候補点に対する投票では、各自己位置候補点における重み付けられた投票値をそれぞれ投票する。したがって、図4に示すように、自己存在可能範囲Pに重複が生じない場合には、自己位置候補点における投票値がそのまま反映されて自己位置推定が行われる。また、図8に示すように、複数、たとえば2つのランドマークR1,R2が抽出され、それぞれのランドマークR1、R2に対する自己存在可能範囲P1,P2が推定され、これらの自己存在可能範囲P1、P2が互いに重複する場合には、重複する重複自己存在可能範囲PXにおいて、重複する自己位置候補点が存在する。これらの重複する自己位置候補点については、複数の投票値が投票される。このように、ランドマークが複数抽出された際に、その重複部分となる重複自己存在可能範囲PXの自己位置候補点に複数の投票値が投票されることにより、自己位置候補点が存在しうる重複自己存在可能範囲PXをさらに絞り込むことができるので、その分精度よく自己位置を検出することができる。もちろん、さらに多数のランドマークが抽出された場合には、さらに多くの重複する自己位置候補点が存在するが、これらの重複する自己位置候補点についても同様に複数の投票値が投票される。
自己位置候補点に対する投票が済んだら、自己位置投票部14は、投票結果を自己位置推定部15に出力する。自己位置推定部15では、投票結果に基づいて自己位置を推定する(S9)。具体的には、各自己位置候補点に投票された投票値を加算し、もっとも大きな値となった自己位置候補点を自己位置として推定する。こうして、自己位置推定装置における自己位置推定を終了する。
このように、本実施形態に係る自己位置推定装置1では、ステレオカメラ2による撮影が行われた位置である自己位置を推定するにあたり、自己位置からランドマークRまでの距離が短い場合に、自己位置からランドマークRまでの距離が長い場合と比較して、自己存在可能範囲Pが狭く自己存在可能範囲Pを推定している。このため、自己位置とランドマークRとの距離に応じて自己存在可能範囲Pが限定されることになるので、ランドマークRが低い位置に設定されていたり、検出されるランドマークRの数が少なく、たとえば1つのみであったりする場合でも、高い精度で自己位置を推定することができる。
また、本実施形態に係る自己位置推定装置1では、複数のランドマークR1、R2が抽出された場合に、その重複部分には、複数の投票値が投票される。このため、複数のランドマークが抽出された場合、自己位置をさらに精度よく推定することができる。さらに、本実施形態に係る自己位置推定装置1では、自己位置を推定するための投票値に重み付けを行っている。このため、自己位置をさらに狭い範囲まで精度よく推定することができる。しかも、自己位置とランドマークRとの距離が短い場合には、その距離が長い場合よりも投票値に付与する重みを大きくしている。このため、さらに精度よく自己位置を推定することができる。
また、上記第一の実施形態においては、複数のランドマークが抽出された場合でも、複数のランドマークについては同等に扱うようにしていたが、複数のランドマークが抽出された場合に、自己位置から遠いランドマークよりも、自己位置に近いランドマークを優先的に利用する態様とすることもできる。たとえば、図9に示すように、第1ランドマークR1〜第4ランドマークRが抽出された場合、第1ランドマークR1よりも第2ランドマークR2の方が自己位置に近く、第3ランドマークR3よりも第4ランドマークR4の方が自己位置に近い場合には、第1ランドマークR1に対する自己存在可能範囲P1と第3ランドマークR3に対する自己存在可能範囲P3との重複自己存在可能範囲PX1よりも、第2ランドマークR2に対する自己存在可能範囲P2と第4ランドマークR4に対する自己存在可能範囲P4との重複自己存在可能範囲PX2を優先的に利用するようにする。
ランドマークと自己位置との関係は、上述のように、自己位置から近い位置のランドマークの方が、距離の計測誤差が小さくなる傾向にある。したがって、ランドマークが複数抽出された場合には、自己位置から遠いランドマークよりも、自己位置に近いランドマークを優先的に利用する態様とすることにより、さらに精度よく自己位置を推定することができる。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。本実施形態に係る自己位置推定装置は、上記第一の実施形態と比較して、システム構成は上記第一の実施形態と同様であり、地図照合部13における自己存在可能範囲の推定手順が主に異なる。以下、図10を参照して本実施形態に係る自己位置推定装置に自己位置推定手順について説明する。
図10に示すように、本実施形態に係る自己位置推定装置においては、ステレオカメラ2で撮影されて出力された画像をランドマーク抽出部12に入力し(S11)、次に、ランドマーク抽出部12において、ステレオカメラ2から出力された画像およびデータベース11から出力されたランドマークの特徴量に基づいて、画像内におけるランドマークを抽出する(S12)。続いて、抽出したランドマークとステレオカメラ2が設置された自己位置との距離を算出し(S13)、その後、地図照合部13において、ランドマーク抽出部12から出力されたランドマークおよび地図上におけるランドマークの位置を照合する(S14)。ここまでは、上記第一の実施形態と同様の手順が進行する。
さらに、各ランドマークとの距離およびランドマークを観測可能範囲に基づいて、自己存在可能範囲を推定する(S15)。ここで、本実施形態における自己存在可能範囲の推定を行う際、SIFTで抽出可能とされるランドマークを撮影した位置から±30度の範囲よりも狭い範囲に観測可能範囲を設定し、この狭い範囲に設定された観測可能範囲内から、ランドマークとの距離に基づいて、自己存在可能範囲を推定する。
SIFTによってランドマークの検出を行う際、データベース11に登録されたランドマークを抽出する一方で、データベース11に登録されたランドマークに類似する異なるランドマーク(以下「異ランドマーク」という)を誤認識して抽出してしまうことがある。このような異ランドマークを誤認識して抽出してしまうと、自己位置推定の精度が低下してしまう。
たとえば、図11に示すように、2つのランドマークR1,R2と2つの異ランドマークR21,R22が抽出されたとする。この場合、2つのランドマークR1,R2に対する自己存在可能範囲が重複する重複自己存在可能範囲PX1に自己位置が存在する可能性が高いはずである。ところが、2つの異ランドマークR21,R22が抽出されていることから、2つの異ランドマークR21,R22が重複する重複異自己存在可能範囲PXWに自己位置が存在すると誤認識される可能性が高くなってしまう。
このような誤認識を防止するために、まずは狭い範囲で自己存在可能範囲を設定し、自己位置が推定可能でない場合には、自己存在可能範囲を拡張するようにする。正しく認識されたランドマークの自己存在可能範囲は、あるエリアに収束する傾向にあるが、誤認識された異ランドマークの自己存在可能範囲は、ばらばらに存在し、あるエリアに収束することはない傾向にある。また、ランドマークおよび異ランドマークを抽出した際には、これらがランドマークであるか異ランドマークであるかは識別できない。このため、図12に示すように、ランドマークR1,R2、および異ランドマークR21,R22に対して、まずは狭い範囲で自己存在可能範囲P1,P2,P21,P22を設定しておく。その後の投票によって一定値以上の投票が得られ、現在位置が求まるまで自己存在可能範囲を順次拡張する。このように自己存在可能範囲を推定することにより、異ランドマークが抽出された際の影響を抑制することができ、精度よく自己位置の推定を行うことができる。
こうして、自己存在可能範囲を推定したら、上記第一の実施形態と同様にして自己位置候補点を設定し(S16)、自己位置候補点に重み付けを行う(S17)。それから、自己位置候補点に投票を行う(S18)。その後、本実施形態に係る自己位置推定装置では、自己位置の推定が可能であるか否かを判定する(S19)。自己位置の推定が可能であるか否かは、自己位置候補点における投票値の最大値が所定のしきい値を超えているか否かによって判定する。
その結果、自己位置候補点における投票値の最大値が所定のしきい値を超えておらず、自己位置の推定が可能でないと判定した場合には、ステップS15で求めた自己存在可能範囲を拡張し(S20)、ステップS16に戻る。このように、自己存在可能範囲を拡張することにより、複数の自己存在可能範囲が重複して重複自己存在可能範囲PXが生じる。重複自己存在可能範囲PXが生じることにより、自己位置候補点における投票値の最大値が増大し、やがて所定のしきい値を超えることになる。ここで、上述のように異ランドマークはランドマークに比べてその存在エリアが収束しない傾向にあることから、異ランドマークによる重複自己存在可能範囲は生じにくいものとなる。このため、異ランドマークによる影響を抑制することができる。
そして、自己位置候補点における投票値の最大値が所定のしきい値を超えて、自己位置の推定が可能であると判定した場合には、自己位置の推定を行って(S21)、自己位置推定を終了する。このように、本実施形態に係る自己位置推定装置では、異ランドマークを誤認識した場合でも、その影響を抑制することができるので、精度よく自己位置の推定を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、上記実施形態ではランドマークの抽出を行う際にSIFTを用いているが、指向性RFIDタグなどを用いた抽出を行うこともできる。この場合、ランドマーク検出手段としては、RFIDタグリーダが用いられる。他方、ランドマーク検出手段としてはレンジファインダなどを用いることもできる。
また、自己位置とランドマークとの距離を求めるために三角法を用いているが、多重解像度テンプレートなどを用いることもできる。さらに、上記実施形態においては、自己位置推定装置をロボット等の移動体に適用しているが、たとえば、乗用車等のその他の移動体に適用してもよい。
第一の実施形態に係る自己位置推定装置を示すシステム構成図である。 第一の実施形態に係る自己位置推定装置における自己位置推定手順を示すフローチャートである。 (a)はランドマークが表示された物体を示す模式図、(b)〜(e)は、それぞれ角度を代えて見たランドマークを示す模式図である。 ランドマークが抽出された領域を平面視する図である。 自己存在可能範囲における自己候補点の重み付けを表す図である。 ランドマークを見る視点の視点変化と、自己位置の正確さの相関度との関係を示すグラフである。 (a)はランドマークが自己位置から遠い場合の自己候補点の重み付けを表す図、(b)はランドマークが自己位置から近い場合の自己候補点の重み付けを表す図である。 複数のランドマークが抽出された際のランドマークが抽出された領域を平面視する図である。 複数のランドマークが抽出された際のランドマークと、自己存在可能範囲とを示す図である。 第一の実施形態に係る自己位置推定装置における自己位置推定手順を示すフローチャートであるで。 ランドマークおよび異ランドマークと、自己存在可能範囲とを示す図である。 自己存在可能範囲を狭く設定した場合のランドマークおよび異ランドマークと、自己存在可能範囲とを示す図である。
符号の説明
1…自己位置推定装置、2…ステレオカメラ、11…データベース、12…ランドマーク抽出部、13…地図照合部、14…自己位置投票部、15…自己位置推定部、E…観測可能範囲、3…自己位置推定ECU、L…半径、M…物体、P,P1〜P4…自己存在可能範囲、PX,PX1,PX2…重複自己存在可能範囲、PXW…重複異自己存在可能範囲、R,R1〜R4…ランドマーク、R21,R22…異ランドマーク。

Claims (5)

  1. ランドマークを検出するランドマーク検出手段と、
    自己位置から前記ランドマークまでの距離を検出する距離検出手段と、
    前記ランドマークを検出可能とされる範囲として前記ランドマークごとに決定された検出範囲を記憶する検出範囲記憶手段と、
    前記距離検出手段によって検出された距離と前記検出範囲記憶手段に記憶された検出範囲とに基づいて、自己が存在可能であり、複数の自己位置候補点を含む自己存在可能範囲を推定する自己存在可能範囲推定手段と、
    前記自己存在可能範囲推定手段で推定した自己存在可能範囲に基づいて自己位置を推定する自己位置推定手段と、を備え、
    前記自己位置推定手段は、前記ランドマーク検出手段によって複数のランドマークが検出された際、前記複数のランドマークのそれぞれに対して推定された複数の自己存在可能範囲における各自己存在候補位置に投票を行い、前記投票の結果に基づいて、自己位置を推定するものであり、
    前記自己存在可能範囲推定手段は、前記自己位置から前記ランドマークまでの距離が短い場合に、前記自己位置から前記ランドマークまでの距離が長い場合と比較して、前記自己存在可能範囲を狭く推定することを特徴とする自己位置推定装置。
  2. 前記自己存在可能範囲推定手段は、前記距離検出手段で検出された前記ランドマークまでの距離との比例した値に前記検出範囲を調整することによって、前記自己存在可能範囲を推定する請求項1に記載の自己位置推定装置。
  3. 前記自己位置推定手段は、前記自己存在可能範囲推定手段で推定された自己存在可能範囲における各位置に重み付けを行い、
    前記自己存在可能範囲の中心に近い位置では、前記自己存在可能範囲の中心に遠い位置と比較して、自己位置推定に用いる重み付けを大きくする請求項2に記載の自己位置推定装置。
  4. 前記自己位置推定手段は、前記自己存在可能範囲推定手段で推定された自己存在可能範囲における各位置に重み付けを行い、
    前記ランドマークに近い位置では、前記ランドマークから遠い位置と比較して、自己位置推定に用いる重み付けを大きくする請求項2または請求項3に記載の自己位置推定装置。
  5. 前記自己位置推定手段は、前記自己存在可能範囲推定手段で推定された自己存在可能範囲に基づいて、自己位置を推定できるか否かを判定し、
    前記自己位置推定手段が自己位置を推定できないと判定した場合に、前記自己存在可能範囲推定手段は、前記自己存在可能範囲を拡張する請求項2〜請求項4のうちのいずれか1項に記載の自己位置推定装置。
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