JP4882513B2 - 回転角検出装置およびトルクセンサ - Google Patents
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Description
所定軸を中心に回転自在に構成されたロータと、
前記ロータに対し同心状に配置され、円周方向に所定間隔で設けられた複数のスロットを有する環状のステータとを備え、
前記ステータは、
各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、前記ステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部を有し、
前記少なくとも2つの巻線領域に異なる相の巻線が配置されるように2以上の所定相数の巻線を施されていることを特徴とする。
前記ステータは、前記複数のスロットの位置的に対応する巻線領域に同一相の巻線が配置されるように前記所定相数の巻線を施されていることを特徴とする。
前記ステータは、前記複数のスロットのそれぞれに含まれる前記少なくとも2つの巻線領域のうち同一相の巻線が配置される巻線領域がスロット毎に順次入れ替わるように前記所定相数の巻線を施されていることを特徴とする。
前記トーションバーの一端の回転角を示す第1の検出信号を出力する第1の回転角検出装置と、
前記トーションバーの他端の回転角を示す第2の検出信号を出力する第2の回転角検出装置と、
前記第1および第2の検出信号に基づき、前記トーションバーに加わるトルクを検出するトルク検出手段とを備え、
前記第1の回転角検出装置は、
前記所定軸を中心に回転自在に構成され、前記トーションバーに前記一端と一体的に回転するように結合された第1のロータと、
前記第1のロータに対し同心状に配置され、円周方向に所定間隔で設けられた複数のスロットを有する環状の第1のステータとを含み、
前記第2の回転角検出装置は、
前記所定軸を中心に回転自在に構成され、前記トーションバーに前記他端と一体的に回転するように結合された第2のロータと、
前記第2のロータに対し同心状に配置され、円周方向に所定間隔で設けられた複数のスロットを有する環状の第2のステータとを含み、
前記第1のステータは、各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、前記第1のステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部を有し、
前記第2のステータは、各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、前記第2のステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部を有し、
前記第1および第2のステータのそれぞれは、前記少なくとも2つの巻線領域に異なる相の巻線が配置されるように2以上の所定相数の巻線を施されていることを特徴とする。
<1.電動パワーステアリング装置の概略構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るレゾルバ式の回転角検出装置(以下「レゾルバ」という)を使用したトルクセンサを備えた電動パワーステアリング装置の構成をそれに関連する車両構成と共に示す概略図である。この電動パワーステアリング装置は、操舵のための操作手段としてのハンドル100に一端が固着されるステアリングシャフト102と、そのステアリングシャフト102の他端に連結されたラックピニオン機構104と、ハンドル100の操作によってステアリングシャフト102に加えられる操舵トルクを検出するためのトルクセンサ3と、当該車両の走行速度を検出する車速センサ4と、ハンドル操作における運転者の負荷を軽減するための操舵補助力を発生するモータ6と、そのモータ6の発生する操舵補助力をステアリングシャフト102に伝達する減速ギヤ7と、車載バッテリ8から電源の供給を受けて、トルクセンサ3および車速センサ4からのセンサ信号に基づきモータ6の駆動を制御する電子制御ユニット(ECU)5とを備えている。
図2は、この電動パワーステアリング装置のトルクセンサ3の概略構成を示す縦断面図である。
図3は、上記電動パワーステアリング装置における制御装置としてのECU5の機能的構成を示すブロック図である。このECU5は、角度検出部50と、トルク検出部51と、目標電流演算部52と、減算器54と、PI制御部55と、モータ駆動部58と、電流検出器59とを備えている。なお、ECU5の構成要素のうち角度検出部50、トルク検出部51、目標電流演算部52、減算器54、およびPI制御部55は、マイクロコンピュータが所定のプログラムを実行することによりソフトウェア的に実現される。
図4は、上記トルクセンサ3の一部を拡大した縦断面図であり、入力側および出力側レゾルバ300,400におけるステータ部31,41およびロータ部32,42の内部構造を示している。入力側レゾルバ300において、ステータ部31は、検出巻線312の施された主ステータ部310と、変圧器用1次巻線33の施された回転変圧器用ステータ部とからなり、ロータ部32は、励磁巻線32aの施された主ロータ部320と、変圧器用2次巻線34の施された回転変圧器用ロータ部とからなる。
Ea=V・sinθa・sinωt …(1)
Eb=V・cosθa・sinωt …(2)
次に、図6および図7を参照して、上記のような本実施形態に係る入力側レゾルバ300の主ステータ部310の詳細構成につき説明する。なお、出力側レゾルバ400の主ステータ部410の詳細構成も同様であるので、以下ではその説明を省略する。
上記のように本実施形態によれば、ステータ本体311における第1および第2巻線領域Dw1,Dw2は仕切り部303pによって仕切られているので(図7(a))、検出巻線312のうちsin巻線31aとcos巻線31bとが確実にステータ本体311の半径方向に分離されて各スロット302に配置される。このため、sin巻線31a形成のための第1マグネットワイヤとcos巻線31b形成のための第2マグネットワイヤとが同一の長さとなり、また、sin巻線31aの構成要素として各歯部303に形成されるコイルの半径とcos巻線31bの構成要素として各歯部303に形成されるコイルの半径も実質的に同一となる。したがって、図9に示す従来例のような中継基板による結線を必要とすることなく、sin巻線およびcos巻線に必要な各歯部303での巻数を確保しつつ両巻線間でインピーダンスを同一にすることができる。また、各スロット302における仕切り部303pの存在により、自動巻線機によってもsin巻線31aとcos巻線31bとが確実かつ正確にステータ本体311の半径方向に分離されて各スロット302に配置されるので、特許文献1に記載のようにSIN相とCOS相を各スロットの奥側と手前側に交互に設けるという方法を採用しなくとも、両巻線間でインピーダンスを同一にすることができる。したがって、回転角検出装置として、従来よりも価格性能比(単価当たりの検出精度)を向上させた安価で高精度のレゾルバを提供することができる。
上記実施形態では、ステータ本体311の全てのスロット302において、半径方向外側の第1巻線領域Dw1にはsin巻線31aが配置され、半径方向内側の第2巻線領域Dw2にはcos巻線31bが配置される(図7(c))。この構成は、製造コスト低減の点で有利であるが、検出精度の向上を重視して、図8(a)(b)に示すように、同一相の巻線の配置される領域たとえばsin巻線31aの配置される領域が第1巻線領域Dw1と第2巻線領域Dw2の間でスロット毎に順次入れ替わるような構成にしてもよい(この構成では、当然、cos巻線31bの配置される領域も第1巻線領域Dw1と第2巻線領域Dw2の間でスロット毎に順次入れ替わる)。このような構成は、仕切り部303pに起因する漏れ磁束があっても、sin巻線31aとcos巻線31bとの間で磁束のバランスが図られるので、両巻線間でインピーダンスを一致させる上で有効である。特に、この仕切り部303pが珪素鋼板等の磁性体の一部として構成される場合には、図8(a)(b)に示すように両巻線31a,31bを交互配置するのが好ましい。
Claims (4)
- レゾルバ方式の回転角検出装置であって、
所定軸を中心に回転自在に構成されたロータと、
前記ロータに対し同心状に配置され、円周方向に所定間隔で設けられた複数のスロットを有する環状のステータとを備え、
前記ステータは、
各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、前記ステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部を有し、
前記少なくとも2つの巻線領域に異なる相の巻線が配置されるように2以上の所定相数の巻線を施されていることを特徴とする、回転角検出装置。 - 前記ステータは、前記複数のスロットの位置的に対応する巻線領域に同一相の巻線が配置されるように前記所定相数の巻線を施されていることを特徴とする、請求項1に記載の回転角検出装置。
- 前記ステータは、前記複数のスロットのそれぞれに含まれる前記少なくとも2つの巻線領域のうち同一相の巻線が配置される巻線領域がスロット毎に順次入れ替わるように前記所定相数の巻線を施されていることを特徴とする、請求項1に記載の回転角検出装置。
- 所定軸を中心に回転自在に構成されたトーションバーに加わるトルクを検出するトルクセンサであって、
前記トーションバーの一端の回転角を示す第1の検出信号を出力する第1の回転角検出装置と、
前記トーションバーの他端の回転角を示す第2の検出信号を出力する第2の回転角検出装置と、
前記第1および第2の検出信号に基づき、前記トーションバーに加わるトルクを検出するトルク検出手段とを備え、
前記第1の回転角検出装置は、
前記所定軸を中心に回転自在に構成され、前記トーションバーに前記一端と一体的に回転するように結合された第1のロータと、
前記第1のロータに対し同心状に配置され、円周方向に所定間隔で設けられた複数のスロットを有する環状の第1のステータとを含み、
前記第2の回転角検出装置は、
前記所定軸を中心に回転自在に構成され、前記トーションバーに前記他端と一体的に回転するように結合された第2のロータと、
前記第2のロータに対し同心状に配置され、円周方向に所定間隔で設けられた複数のスロットを有する環状の第2のステータとを含み、
前記第1のステータは、各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、前記第1のステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部を有し、
前記第2のステータは、各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、前記第2のステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部を有し、
前記第1および第2のステータのそれぞれは、前記少なくとも2つの巻線領域に異なる相の巻線が配置されるように2以上の所定相数の巻線を施されていることを特徴とする、トルクセンサ。
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