JP4882513B2 - 回転角検出装置およびトルクセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、レゾルバ方式による回転角検出装置およびそれを使用したトルクセンサに関するものであり、更に詳しくは、そのような回転角検出装置においてステータに巻線を施すための構成に関する。
従来より、レゾルバ方式による回転角検出装置が広く使用されている。例えば電動パワーステアリング装置では、電動モータの回転角の検出や、操舵角の検出、操舵トルクの検出等にレゾルバ方式による回転角検出装置が使用されている。
ステアリング装置では、ステアリングホイール(ハンドル)が運転者によって操作されると、その操作によるハンドルの回転が、ステアリングシャフトによってラックピニオン機構に伝達され、ラックピニオン機構によってラック軸の往復運動に変換される。ラック軸の両端はタイロッドおよびナックルアーム等を介して車輪に連結されており、ラック軸の往復運動に応じて車輪の向きが変わる。電動パワーステアリング装置は、このような構成において運転者の操舵操作における負荷を軽減すべく、ステアリングシャフトまたはラック軸に操舵補助力を与える電動モータを備えており、この電動モータは、ハンドル操作によってステアリングシャフトに加えられる操舵トルクに基づき駆動される。この操舵トルクを検出するために、ステアリングシャフトは、一端がハンドルに固着された入力軸と、当該入力軸の他端に一端が連結されたトーションバーと、当該トーションバーの他端に一端が連結された出力軸とからなり、ハンドル操作による当該トーションバーの捻れが2個の回転角検出装置によって検出される。すなわち、2個の回転角検出装置の一方がトーションバーの一端の回転角を検出するとともに、他方がトーションバーの他端の回転角を検出し、検出された2つの回転角の差分から操舵トルクが求められる。
このように2個の回転角検出装置を使用して操舵トルクが検出されるトルクセンサでは、トーションバーの端部の回転角度を高精度で検出することが要求される。ところで、レゾルバ方式の回転角検出装置におけるステータには、通常、sin巻線とcos巻線からなる2相巻線が施されている。このような回転角検出装置では、sin巻線およびcos巻線に必要なターン数を確保しつつ両巻線間でインピーダンスを同一にすることにより、回転角を高精度に検出することができる。そのため、従来、cos巻線およびsin巻線は、環状のステータ611に所定間隔でスロット602と交互に形成された各歯部603に、図9に示すようにマグネットワイヤを順次巻くことによって形成されていた。
すなわち、ステータ611上の位置Ws1を始点としてcos巻線形成のためのマグネットワイヤをステータ611の円周方向180度分の各歯部603に順に巻いた後、一旦、歯部603への巻回を停止する。そして、未だマグネットワイヤの巻かれていない残りの180度分の各歯部603に、ステータ611上の位置Ws2を始点としてsin巻線形成のためのマグネットワイヤを順に巻き、続いて、既にcos巻線形成のためのマグネットワイヤの巻かれた180度分の各歯部603に重ねてsin巻線形成のためのマグネットワイヤを順に巻く。このような360度分の各歯部603へのマグネットワイヤの巻回によってsin巻線を形成する。その後、sin巻線形成のためのマグネットワイヤの巻かれた180度分の各歯部603に、ステータ611上の位置Ws3を始点として、重ねてcos巻線形成のためのマグネットワイヤを順に巻く。
上記のようにしてsin巻線とcos巻線が形成されると、図10に示すように、ステータ611の180度分の各歯部603に対しては、sin巻線61aを構成するコイルの外周にcos巻線61bを構成するコイルが配置され、ステータ611の残りの180度分の各歯部603に対しては、cos巻線61bを構成するコイルの外周にsin巻線61aを構成するコイルが配置される。これにより、sin巻線およびcos巻線に必要なターン数を確保しつつ両巻線間でインピーダンスを同一にすることができる。
特開平6−229780号公報
しかし、ステータにおけるsin巻線およびcos巻線の上記従来の形成方法では、cos巻線形成のためのマグネットワイヤの各歯部603への巻回が途中で停止され、sin巻線形成のためのマグネットワイヤの各歯部603への巻回が終了した後に、cos巻線形成のためのマグネットワイヤの各歯部603への巻回が再開される。このため、その巻回の再開位置Ws3でcos巻線形成のためのマグネットワイヤを接続するための中継基板が必要となる(図9参照)。このような中継基板によるマグネットワイヤの接続のための部品代と組み付け費は、レゾルバ方式の回転角検出装置のコストに反映され、コスト低減の阻害要因となる。
一方、特許文献1には、各スロット毎に順次巻回した巻線グループを直列接続して1相分巻線群を構成し、この1相分巻線群をn個用いてn相巻線群を構成する検出器用巻線の正弦波巻線方法が開示されており、これによる効果として、自動巻線機による巻線が可能になることが記載されている。また、この特許文献1には、前記n相分巻線群をSIN相とCOS相でレゾルバを構成し、SIN相とCOS相は各スロットの奥側と手前側に交互に設けるという巻線方法も開示されている。そして、この巻線方法の効果として、2相のコイルのスロット内での位置が均一化されるため精度が安定化し改善されることが述べられている。しかし、SIN相とCOS相を各スロットの奥側と手前側に交互に設けるという巻線方法を、必要な巻数を確保しつつSIN相とCOS相との間でインピーダンスが正確に一致するように実施するのは必ずしも容易ではなく、そのような巻線方法を実施するためにコストの増大を招くおそれもある。
そこで本発明は、従来よりも価格性能比(単価当たりの検出精度)を向上させた安価かつ高精度のレゾルバ方式の回転角検出装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、レゾルバ方式の回転角検出装置であって、
所定軸を中心に回転自在に構成されたロータと、
前記ロータに対し同心状に配置され、円周方向に所定間隔で設けられた複数のスロットを有する環状のステータとを備え、
前記ステータは、
各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、前記ステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部を有し、
前記少なくとも2つの巻線領域に異なる相の巻線が配置されるように2以上の所定相数の巻線を施されていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記ステータは、前記複数のスロットの位置的に対応する巻線領域に同一相の巻線が配置されるように前記所定相数の巻線を施されていることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、
前記ステータは、前記複数のスロットのそれぞれに含まれる前記少なくとも2つの巻線領域のうち同一相の巻線が配置される巻線領域がスロット毎に順次入れ替わるように前記所定相数の巻線を施されていることを特徴とする。
第4の発明は、所定軸を中心に回転自在に構成されたトーションバーに加わるトルクを検出するトルクセンサであって、
前記トーションバーの一端の回転角を示す第1の検出信号を出力する第1の回転角検出装置と、
前記トーションバーの他端の回転角を示す第2の検出信号を出力する第2の回転角検出装置と、
前記第1および第2の検出信号に基づき、前記トーションバーに加わるトルクを検出するトルク検出手段とを備え、
前記第1の回転角検出装置は、
前記所定軸を中心に回転自在に構成され、前記トーションバーに前記一端と一体的に回転するように結合された第1のロータと、
前記第1のロータに対し同心状に配置され、円周方向に所定間隔で設けられた複数のスロットを有する環状の第1のステータとを含み、
前記第2の回転角検出装置は、
前記所定軸を中心に回転自在に構成され、前記トーションバーに前記他端と一体的に回転するように結合された第2のロータと、
前記第2のロータに対し同心状に配置され、円周方向に所定間隔で設けられた複数のスロットを有する環状の第2のステータとを含み、
前記第1のステータは、各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、前記第1のステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部を有し、
前記第2のステータは、各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、前記第2のステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部を有し、
前記第1および第2のステータのそれぞれは、前記少なくとも2つの巻線領域に異なる相の巻線が配置されるように2以上の所定相数の巻線を施されていることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、ステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部が設けられている。これにより、異なる相の巻線がステータの半径方向に確実に分離されて各スロットに配置されるので、中継基板による結線を必要とすることなく、各相の巻線のインピーダンスを互いに同一とすることができる。また、例えばsin巻線とcos巻線からなる2相の巻線がステータに施される場合において、各スロットにおける仕切り部の存在により、自動巻線機によってもsin巻線とcos巻線とが確実かつ正確にステータの半径方向に分離されて各スロットに配置されるので、sin巻線とcos巻線を各スロットの奥側と手前側に交互に設けるという方法を採用しなくとも、両巻線間でインピーダンスを同一にすることができる。したがって、従来よりも価格性能比を向上させた安価で高精度のレゾルバ方式の回転角検出装置を提供することができる。
上記第2の発明によれば、ステータの各スロットにおける半径方向の異なる位置に異なる相の巻線が配置されるように仕切り部が設けられており、かつ、各スロットの位置的に対応する巻線領域に同一相の巻線が配置される。これにより、高い検出精度を確保しつつステータにおける巻線形成のコストをより低減することができる。
上記第3の発明によれば、ステータの各スロットにおける半径方向の異なる位置に異なる相の巻線が配置されるように仕切り部が設けられており、かつ、各スロットにおいて当該仕切り部で分離された少なくとも2つの巻線領域のうち同一相の巻線が配置される巻線領域がスロット毎に順次入れ替わる。これにより、仕切り部に起因する漏れ磁束があっても、各相の巻線のインピーダンスを互いに一致させることができるので、ステータにおける巻線形成のコストの増大を抑えつつ、検出精度をより向上させることができる。
上記第4の発明によれば、上記第1の発明に係る回転角検出装置と同様の安価かつ高精度の第1および第2の回転角検出装置によってトーションバーの一端および他端の回転角をそれぞれ示す第1および第2の検出信号が出力され、これらの検出信号に基づいて当該トーションバーに加わるトルクが検出される。したがって、従来よりも価格性能比を向上させた安価で高精度のトルクセンサを提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。
<1.電動パワーステアリング装置の概略構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るレゾルバ式の回転角検出装置(以下「レゾルバ」という)を使用したトルクセンサを備えた電動パワーステアリング装置の構成をそれに関連する車両構成と共に示す概略図である。この電動パワーステアリング装置は、操舵のための操作手段としてのハンドル100に一端が固着されるステアリングシャフト102と、そのステアリングシャフト102の他端に連結されたラックピニオン機構104と、ハンドル100の操作によってステアリングシャフト102に加えられる操舵トルクを検出するためのトルクセンサ3と、当該車両の走行速度を検出する車速センサ4と、ハンドル操作における運転者の負荷を軽減するための操舵補助力を発生するモータ6と、そのモータ6の発生する操舵補助力をステアリングシャフト102に伝達する減速ギヤ7と、車載バッテリ8から電源の供給を受けて、トルクセンサ3および車速センサ4からのセンサ信号に基づきモータ6の駆動を制御する電子制御ユニット(ECU)5とを備えている。
運転者がハンドル100を操作すると、トルクセンサ3からのセンサ信号に基づいて検出される操舵トルクと車速センサ4によって検出される車速とに基づいてECU5によりモータ6が駆動される。これによりモータ6は操舵補助力を発生し、この操舵補助力が減速ギヤ7を介してステアリングシャフト102に加えられることにより、操舵操作による運転者の負荷が軽減される。すなわち、ハンドル操作によって加えられる操舵トルクとモータ6の発生する操舵補助力Taとの和が、出力トルクTbとして、ステアリングシャフト102を介してラックピニオン機構104に与えられる。これによりピニオン軸が回転すると、その回転がラックピニオン機構104によってラック軸の往復運動に変換される。ラック軸の両端はタイロッドおよびナックルアームからなる連結部材106を介して車輪108に連結されており、ラック軸の往復運動に応じて車輪108の向きが変わる。
<2.トルクセンサの概略構成>
図2は、この電動パワーステアリング装置のトルクセンサ3の概略構成を示す縦断面図である。
この電動パワーステアリング装置において、ステアリングシャフト102は、一端がハンドル100に固着された入力軸102aと、当該入力軸の他端に一端が連結されたトーションバー102cと、当該トーションバー102cの他端に一端が連結された出力軸102bとからなり、トルクセンサ3は、ハンドル操作によるトーションバー102cの捻れに基づき操舵トルクを検出する。このために本実施形態に係るレゾルバ(回転角検出装置)が2個使用される。すなわちトルクセンサ3は、トーションバー102cの入力軸102aの回転角を検出するための入力側レゾルバ300と、トーションバー102cの出力軸102bの回転角を検出するための出力側レゾルバ400とを備えている。入力軸102aの回転角θaはトーションバー102cの入力軸側端部の回転角に相当し、出力軸102bの回転角θbはトーションバー102cの出力軸側端部の回転角に相当するので、両レゾルバ300,400によって検出される回転角の差分(θa−θb)はトーションバー102cの捻れに相当する。そこで、この電動パワーステアリング装置では、入力軸102aの回転角θaを示す信号として入力側レゾルバ300から出力される第1の検出信号K1と、出力軸102bの回転角θbを示す信号として出力側レゾルバ400から出力される第2の検出信号K2とに基づき、ECU5において操舵トルクが求められる。なお、入力軸102aの回転角θaおよび出力軸102bの回転角θbは、ハンドル100の中立位置を基準とする回転角を示すものとする。
トルクセンサ3は次のような構造を有している。すなわち、トルクセンサ3は、入力側レゾルバ300を構成するステータ部31およびロータ部32と、出力側レゾルバ400を構成するステータ部41およびロータ部42と、筒状のハウジング12と、そのハウジング部12を貫通する回転軸部とを備えている。この回転軸部は、上記トーションバー102cと、入力側スリーブ11aと、出力側スリーブ11bとを含み、ハウジング12との間に設けられたベアリング13によって回転自在に軸支されている。入力側スリーブ11aは、トーションバー102cの入力軸側端部と一体的に回転するように一端が入力軸102aに固定され、他端側には入力側レゾルバ300のロータ部32が取り付けられている。出力側スリーブ11bは、トーションバー102cの出力側端部と一体的に回転するように一端が出力軸102bにスプライン結合され、他端側には出力側レゾルバ400のロータ部42が取り付けられている。これにより、ロータ部32,42は、ステアリングシャフト102(入力軸102aまたは出力軸102b)と一体的に回転する。入力側レゾルバ300のステータ部31は、ロータ部32と同心状でかつ側面が対向するようにハウジング12に固定されており、出力側レゾルバ400のステータ部41は、ロータ部42と同心状でかつ側面が対向するようにハウジング12に固定されている。また、トルクセンサ3の外部から入力側レゾルバ300への励磁電流の供給および第1の検出信号K1の外部への出力のための信号線35、および、トルクセンサ3の外部から出力側レゾルバ400への励磁電流の供給および第2の検出信号K2の外部への出力のための信号線45が設けられている。
<3.制御装置の構成>
図3は、上記電動パワーステアリング装置における制御装置としてのECU5の機能的構成を示すブロック図である。このECU5は、角度検出部50と、トルク検出部51と、目標電流演算部52と、減算器54と、PI制御部55と、モータ駆動部58と、電流検出器59とを備えている。なお、ECU5の構成要素のうち角度検出部50、トルク検出部51、目標電流演算部52、減算器54、およびPI制御部55は、マイクロコンピュータが所定のプログラムを実行することによりソフトウェア的に実現される。
トルクセンサ3は、ハンドル100の操作に応じて、上述の第1および第2の検出信号K1,K2を出力する。角度検出部50は、第1の検出信号K1に基づいて、入力軸102aの回転角θaを検出すると共に、第2の検出信号K2に基づいて、出力軸102bの回転角θbを検出する。トルク検出部51は、検出された回転角θa,θbを受け取り、それらの差分(θa−θb)に基づいて操舵トルクを検出し、操舵トルク信号Tsとして出力する。車速センサ4は、この電動パワーステアリング装置が搭載される車両の走行速度を検出し、その検出値を示す信号を車速信号Ssとして出力する。
目標電流演算部52は、上記のようにして得られた操舵トルク信号Tsおよび車速信号Ssに基づき目標電流値Itを設定する。電流検出器59は、モータ6に実際に供給される電流を検出し、その電流を示す電流検出値Isを出力する。減算器14は、目標電流演算部12から出力される目標電流値Itと電流検出器59から出力される電流検出値Isとの偏差(It−Is)を算出する。PI制御部55は、この偏差(It−Is)に基づき比例積分制御演算によって電圧指令値Vを生成する。モータ駆動部58は、この電圧指令値Vに基づいて、モータ6に電圧を印加する。この電圧印加によりモータ6に電流が流れ、モータ6は、運転者のハンドル操作における負荷を軽減するための操舵補助力を発生する。
<4.レゾルバの構成および動作>
図4は、上記トルクセンサ3の一部を拡大した縦断面図であり、入力側および出力側レゾルバ300,400におけるステータ部31,41およびロータ部32,42の内部構造を示している。入力側レゾルバ300において、ステータ部31は、検出巻線312の施された主ステータ部310と、変圧器用1次巻線33の施された回転変圧器用ステータ部とからなり、ロータ部32は、励磁巻線32aの施された主ロータ部320と、変圧器用2次巻線34の施された回転変圧器用ロータ部とからなる。
主ステータ部310は、珪素鋼板を積層して構成されるステータコア31sと、その外面に取り付けられた絶縁カバー31iとからなるステータ本体311を含み、このステータ本体311に上記検出巻線312が施されている。この検出巻線312は、ステータ本体311の半径方向外側に配置されたsin巻線31aと、ステータ本体311の半径方向内側に配置されたcos巻線31bとからなる。主ロータ部320は、珪素鋼板を積層して構成されるロータコア32sを含み、このロータコア32sに上記励磁巻線32aが施されている。
また、入力側レゾルバ300の上記信号線35は、回転変圧器用ステータ部の1次巻線33に励磁電流を外部から供給するための電流供給用信号線35aと、検出巻線312に誘起される電圧を第1の検出信号K1として外部に出力するための検出用信号線35bとからなる。第1の検出信号K1は、主ステータ部310においてsin巻線31aに誘起されるsin信号とcos巻線31bに誘起されるcos信号とからなる2種類の電圧信号によって構成される。
一方、出力側レゾルバ400において、ステータ部41は、検出巻線412の施された主ステータ部410と、変圧器用1次巻線43の施された回転変圧器用ステータ部とからなり、ロータ部42は、励磁巻線42aの施された主ロータ部420と、変圧器用2次巻線44の施された回転変圧器用ロータ部とからなる。
主ステータ部410は、珪素鋼板を積層して構成されるステータコア41sと、その外面に取り付けられた絶縁カバー41iとからなるステータ本体411を含み、このステータ本体411に上記検出巻線412が施されている。この検出巻線412は、ステータ本体411の半径方向外側に配置されたsin巻線41aと、ステータ本体411の半径方向内側に配置されたcos巻線41bとからなる。主ロータ部420は、珪素鋼板を積層して構成されるロータコア42sを含み、このロータコア42sに上記励磁巻線42aが施されている。
また、出力側レゾルバ400の上記信号線45は、回転変圧器用ステータ部の1次巻線43に励磁電流を外部から供給するための電流供給用信号線45aと、検出巻線412に誘起される電圧を第2の検出信号K2として外部に出力するための検出用信号線45bとからなる。第2の検出信号K2は、主ステータ部410においてsin巻線41aに誘起されるsin信号とcos巻線31bに誘起されるcos信号とからなる2種類の電圧信号によって構成される。
図4に示すように、上記の入力側レゾルバ300と出力側レゾルバ400とは、それらの構成要素がほぼ面対称に配置されており、実質的に同様の構成および機能を有している。そこで以下では、図4および図5を参照しつつ入力側レゾルバ300にのみ着目して説明する。
図5は、本実施形態に係る回転角検出装置である入力側レゾルバ300の等価回路を示す回路図である。レゾルバ300では、電流供給用信号線35aを介して、変圧器用1次巻線33に励磁用電圧Eeが印加されることにより、励磁電流が供給される。この励磁電流は、その1次巻線33を含む変圧器用ステータ部と2次巻線34を含む変圧器用ロータ部とからなる回転変圧器を介して、主ロータ部320の励磁巻線32aに供給される。この主ロータ部320の励磁巻線32aは、ステアリングシャフトの入力軸120aと一体的に回転し、概念的には、励磁巻線32aへの励磁電流の供給によって発生する磁束のうち、入力軸102aの回転角である主ロータ部320の回転角θaの正弦波成分がsin巻線31aと鎖交しかつ当該回転角θaの余弦波成分がcos巻線31bと鎖交するように、sin巻線31aおよびcos巻線31bが主ステータ部310に配置されている。ただし、実際には、sin巻線31aおよびcos巻線31bについては1種の分布巻きが採用されており、ステータ本体311における各歯部にsin巻線31aのための第1のコイルとcos巻線のための第2のコイルとが巻回されていて、sin巻線31aは各歯部における第1のコイルを直列接続した形態となっており、cos巻線31bは各歯部における第2のコイルを直列接続した形態となっている。そして、主ロータ部320の励磁巻線32aに交流電流が供給されたときに、sin巻線31aに誘起される電圧Eaの振幅はsinθaに比例し、cos巻線31bに誘起される電圧Ebの振幅はcosθaに比例するように、ステータ本体311の各歯部における第1および第2のコイルの巻数が設定されている。
このような構成により、励磁用電圧Eeとして角周波数ωの正弦波電圧を外部から電流供給用信号線35aを介して回転変圧器の1次コイル33に印加すると、その電圧印加に応じて励磁巻線32aに励磁電流が流れ、下記式(1)に示す電圧Eaがsin巻線31aに誘起されると共に、下記式(2)に示す電圧Ebがcos巻線31bに誘起される。これらの電圧Ea,Ebは、第1の検出信号K1として検出用信号線35bを介して外部に出力される。
Ea=V・sinθa・sinωt …(1)
Eb=V・cosθa・sinωt …(2)
このようにして入力側レゾルバ300から出力される第1の検出信号K1は、入力軸102aの回転角θaを示す信号としてECU5に入力される。同様にして、出力側レゾルバ400からは出力軸102bの回転角θbを示す第2の検出信号K2が出力されてECU5に入力される。ECU5では、既述のように、これらの第1および第2の検出信号K1,K2に基づき操舵トルクが求められる。
<5.主ステータ部の構成>
次に、図6および図7を参照して、上記のような本実施形態に係る入力側レゾルバ300の主ステータ部310の詳細構成につき説明する。なお、出力側レゾルバ400の主ステータ部410の詳細構成も同様であるので、以下ではその説明を省略する。
図6は、主ステータ部310のステータ本体311を示す平面図である。図7は、図6において点線の円で囲まれた部分500を拡大して示しており、図7(a)は、検出巻線312を施す前の上記部分500を示す平面図であり、図7(b)は、検出巻線312を施した後の上記部分500を示す平面図、図7(c)は、検出巻線312を施した後の上記部分500を示す断面図である。
ステータ部310におけるステータ本体311は、全体的には環状であって、円周方向にスロット302と歯部303とが交互に並ぶようにスロット302および歯部303が均等間隔で形成されている。既述のように、検出巻線312を構成するsin巻線31aおよびcos巻線31bは、上記式(1)(2)で示す電圧Ea,Ebがそれぞれ誘起されるように、各歯部303に第1および第2のコイルが巻かれ、かつ、各歯部303の第1のコイルが互いに直列接続されると共に各歯部303の第2のコイルが互いに直列接続される構成となっている。具体的には、第1のマグネットワイヤを各歯部303に順次巻き付けることによって、各歯部303に巻かれた第1のコイルが直列接続された形態のsin巻線31aを形成し、第2のマグネットワイヤを各歯部303に順次巻き付けることによって、各歯部303に巻かれた第2のコイルが直列接続された形態のcos巻線31bを形成する。
本実施形態では、図7(a)に示すように、各歯部303には、ステータ本体311の半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した部分303pが形成されており、この突出部303pにより、各スロット302において検出巻線312を配置すべき領域(以下「検出巻線領域」という)が半径方向に2つの領域Dw1,Dw2に分離されている。以下、これら2つの領域Dw1,Dw2のうち、外側の領域Dw1を「第1巻線領域」といい、内側の領域Dw2を「第2巻線領域」というものとする。ただし、1つのスロット302は、その両側の歯部303に巻かれる第1および第2のマグネットワイヤが配置されるので、その両側の歯部303のそれぞれに対して2つの領域Dw1,Dw2を含むことになる。各スロット302の検出巻線領域を上記のように分離するための突出部(以下「仕切り部」という)303pは、本実施形態では、図7(c)に示すように、ステータコア31sの外面を覆う絶縁カバー31iの一部として形成されている。絶縁カバー31iは、例えば66ナイロン(ガラス繊維強化品)のような合成樹脂材料からなる。仕切り部303pは、珪素鋼板を積層したステータコア31sの一部として形成してもよいが、漏れ磁束防止の観点から、非磁性体で作製されるのが好ましい。
本実施形態では、検出巻線312のうちsin巻線31aは、各スロット302の第1巻線領域Dw1に配置され、cos巻線31bは、各スロット302の第2巻線領域Dw2に配置される。このように配置されるsin巻線31aおよびcos巻線31bを形成するために、第1および第2のマグネットワイヤがステータ本体311の各歯部303に次のような順序で巻かれる。すなわち、図6に示すように、ステータ本体311上の所定位置Ws1を始点として、sin巻線31aがステータ本体311の各スロット302の第1巻線領域Dw1に配置されるように、第1のマグネットワイヤを各歯部303に順に巻き付け、ステータ本体311の360度分の歯部303(全ての歯部)に巻いた時点で、sin巻線31aの形成を終了する。次に、上記の所定位置Ws1と同一の位置Ws2を始点として、cos巻線31bがステータ本体311の各スロット302の第2巻線領域Dw2に配置されるように、第2のマグネットワイヤを各歯部303に順に巻き付け、ステータ本体311の360度分の歯部303(全ての歯部)に巻いた時点で、cos巻線31bの形成を終了する。このようにして図7(b)(c)に示すように、各スロット302の第1巻線領域Dw1にsin巻線31aが配置されると共に、各スロット302の第2巻線領域Dw2にcos巻線31bが配置された主ステータ部310が得られる。
<6.効果>
上記のように本実施形態によれば、ステータ本体311における第1および第2巻線領域Dw1,Dw2は仕切り部303pによって仕切られているので(図7(a))、検出巻線312のうちsin巻線31aとcos巻線31bとが確実にステータ本体311の半径方向に分離されて各スロット302に配置される。このため、sin巻線31a形成のための第1マグネットワイヤとcos巻線31b形成のための第2マグネットワイヤとが同一の長さとなり、また、sin巻線31aの構成要素として各歯部303に形成されるコイルの半径とcos巻線31bの構成要素として各歯部303に形成されるコイルの半径も実質的に同一となる。したがって、図9に示す従来例のような中継基板による結線を必要とすることなく、sin巻線およびcos巻線に必要な各歯部303での巻数を確保しつつ両巻線間でインピーダンスを同一にすることができる。また、各スロット302における仕切り部303pの存在により、自動巻線機によってもsin巻線31aとcos巻線31bとが確実かつ正確にステータ本体311の半径方向に分離されて各スロット302に配置されるので、特許文献1に記載のようにSIN相とCOS相を各スロットの奥側と手前側に交互に設けるという方法を採用しなくとも、両巻線間でインピーダンスを同一にすることができる。したがって、回転角検出装置として、従来よりも価格性能比(単価当たりの検出精度)を向上させた安価で高精度のレゾルバを提供することができる。
また、本実施形態に係るこのようなレゾルバをトルクセンサに使用することにより(図2、図4)、トルクセンサの価格性能比も向上させることができる。トーションバーの捻れによって操舵トルクを検出するためのトルクセンサでは、ハンドルの中立位置でのステアリングシャフトの回転角の検出には高い精度が要求されるので、本実施形態に係るレゾレルバは操舵トルク検出用のトルクセンサに好適である。
<7.変形例>
上記実施形態では、ステータ本体311の全てのスロット302において、半径方向外側の第1巻線領域Dw1にはsin巻線31aが配置され、半径方向内側の第2巻線領域Dw2にはcos巻線31bが配置される(図7(c))。この構成は、製造コスト低減の点で有利であるが、検出精度の向上を重視して、図8(a)(b)に示すように、同一相の巻線の配置される領域たとえばsin巻線31aの配置される領域が第1巻線領域Dw1と第2巻線領域Dw2の間でスロット毎に順次入れ替わるような構成にしてもよい(この構成では、当然、cos巻線31bの配置される領域も第1巻線領域Dw1と第2巻線領域Dw2の間でスロット毎に順次入れ替わる)。このような構成は、仕切り部303pに起因する漏れ磁束があっても、sin巻線31aとcos巻線31bとの間で磁束のバランスが図られるので、両巻線間でインピーダンスを一致させる上で有効である。特に、この仕切り部303pが珪素鋼板等の磁性体の一部として構成される場合には、図8(a)(b)に示すように両巻線31a,31bを交互配置するのが好ましい。
なお、上記実施形態では、sin巻線31aとcos巻線31bからなる2相巻線が検出巻線312としてステータ本体311に施されているが、これに代えて、3相以上の所定相数の巻線がステータ本体311に施されてもよい。この場合、各スロット302において検出巻線を配置すべき領域がその相数に応じた数の巻線領域に半径方向に分離されるように、その相数に応じた数の仕切り部が形成される。そして、当該相数に応じた数の巻線領域には互いに異なる相の巻線が配置される。
また、上記実施形態では、レゾルバ300における主ロータ部320に励磁巻線32aが施され、主ステータ部310にsin巻線31aとcos巻線31bからなる検出巻線312が施されているが、励磁巻線と検出巻線とを逆にしてもよい。その場合、主ステータのsin巻線31aとcos巻線31bに互いに位相の90°異なる励磁電流が供給され、主ロータ部320の巻線32aに誘起される電圧が、1次巻線34を含む変圧器用ロータ部と2次巻線33を含む変圧器用ステータ部からなる回転変圧器を介して信号線35aから第1の検出信号として出力される。
さらに上記実施形態では、励磁巻線と検出巻線は、主ロータ部320と主ステータ部310にそれぞれ配置されているが、本発明は、励磁巻線と検出巻線が共に主ステータ部に配置された可変リラクタンス型のレゾルバにも適用することができる。
本発明の一実施形態に係るレゾルバ方式の回転角検出装置を使用したトルクセンサを備えた電動パワーステアリング装置の構成をそれに関連する車両構成と共に示す概略図である。 上記トルクセンサの概略構成を示す縦断面図である。 上記電動パワーステアリング装置における制御装置の機能的構成を示すブロック図である。 上記トルクセンサの一部を拡大した縦断面図である。 上記実施形態に係る回転角検出装置の等価回路を示す回路図である。 上記実施形態に係る回転角検出装置のステータにおけるsin巻線およびcos巻線の形成を説明するための平面図である。 上記実施形態に係る回転角検出装置の主ステータ部におけるsin巻線およびcos巻線の形成を説明するための部分拡大図である。 上記実施形態の変形例の主ステータ部におけるsin巻線およびcos巻線の形成を説明するための部分拡大図である。 従来の回転角検出装置のステータにおけるsin巻線およびcos巻線の形成を説明するための平面図である。 従来の回転角検出装置のステータにおけるsin巻線およびcos巻線の形成を説明するための部分拡大図である。
符号の説明
3…トルクセンサ、5…電子制御ユニット(ECU)、6…モータ、31,41…ロータ部、32,42…ステータ部、31s…ステータコア、31i…絶縁カバー、31a…sin巻線、31b…cos巻線、32a,42a…励磁巻線、32s,42s…ロータコア、102…ステアリングシャフト、102a…入力軸、102b…出力軸、102c…トーションバー、300…入力側レゾルバ、400…出力側レゾルバ、302…スロット、303…歯部、303p…仕切り部、311,411…ステータ本体、312,412…検出巻線、310,410…主ステータ部(ステータ)、320,420…主ロータ部(ロータ)、Dw1…第1巻線領域、Dw2…第2巻線領域、K1…第1の検出信号、K2…第2の検出信号。

Claims (4)

  1. レゾルバ方式の回転角検出装置であって、
    所定軸を中心に回転自在に構成されたロータと、
    前記ロータに対し同心状に配置され、円周方向に所定間隔で設けられた複数のスロットを有する環状のステータとを備え、
    前記ステータは、
    各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、前記ステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部を有し、
    前記少なくとも2つの巻線領域に異なる相の巻線が配置されるように2以上の所定相数の巻線を施されていることを特徴とする、回転角検出装置。
  2. 前記ステータは、前記複数のスロットの位置的に対応する巻線領域に同一相の巻線が配置されるように前記所定相数の巻線を施されていることを特徴とする、請求項1に記載の回転角検出装置。
  3. 前記ステータは、前記複数のスロットのそれぞれに含まれる前記少なくとも2つの巻線領域のうち同一相の巻線が配置される巻線領域がスロット毎に順次入れ替わるように前記所定相数の巻線を施されていることを特徴とする、請求項1に記載の回転角検出装置。
  4. 所定軸を中心に回転自在に構成されたトーションバーに加わるトルクを検出するトルクセンサであって、
    前記トーションバーの一端の回転角を示す第1の検出信号を出力する第1の回転角検出装置と、
    前記トーションバーの他端の回転角を示す第2の検出信号を出力する第2の回転角検出装置と、
    前記第1および第2の検出信号に基づき、前記トーションバーに加わるトルクを検出するトルク検出手段とを備え、
    前記第1の回転角検出装置は、
    前記所定軸を中心に回転自在に構成され、前記トーションバーに前記一端と一体的に回転するように結合された第1のロータと、
    前記第1のロータに対し同心状に配置され、円周方向に所定間隔で設けられた複数のスロットを有する環状の第1のステータとを含み、
    前記第2の回転角検出装置は、
    前記所定軸を中心に回転自在に構成され、前記トーションバーに前記他端と一体的に回転するように結合された第2のロータと、
    前記第2のロータに対し同心状に配置され、円周方向に所定間隔で設けられた複数のスロットを有する環状の第2のステータとを含み、
    前記第1のステータは、各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、前記第1のステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部を有し、
    前記第2のステータは、各スロットにおいて巻線が配置されるべき領域が半径方向に少なくとも2つの巻線領域に分離されるように、前記第2のステータの半径方向に延びる部分に対し垂直に突出した仕切り部を有し、
    前記第1および第2のステータのそれぞれは、前記少なくとも2つの巻線領域に異なる相の巻線が配置されるように2以上の所定相数の巻線を施されていることを特徴とする、トルクセンサ。
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