JP4881693B2 - タイヤ空気圧監視システム、受信装置、およびタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法 - Google Patents

タイヤ空気圧監視システム、受信装置、およびタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両のタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システム、このシステムに利用される受信装置、および前記システムにおいて電気信号送信源の送信機を特定するタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法に関する。
直接測定型タイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)は、近年の車両において共通機能となりつつある。これらのシステムは、各タイヤ内に配置されるタイヤモジュールと車両内に配置される中央受信装置との2つの主要なシステム構成要素から成る。また各タイヤモジュールが中央受信装置と通信をする際に、識別信号をそれぞれ付与することで、どのタイヤモジュールからの通信であるのか中央受信装置が判定できる技術があり、特許文献1などが知られている。
直接測定型TPMSのタイヤモジュールの場合、全体的なエネルギ消費量は主に3つの点によって左右される。すなわち、アクティブ動作中の電源停止電流、無線周波送信、およびセンサ測定に要するエネルギ量が全体的なエネルギ消費量の大部分を占める。既知の全ての直接測定型TPMSの動作および情報送信に必要なエネルギ源は、電池、または、周辺から得られる少量のエネルギを蓄積したローカル蓄積エネルギとすることができる。。
特開2005−112342
市場においてTPMS、特にそのタイヤモジュールの低コスト化、軽量化および小型化への要望がある一方で、TPMSに新たな機能を付加しようとする場合、全体エネルギ消費量が大きくなるという問題があった。全体エネルギ消費量が大きくなることは、より大きなエネルギ源が必要となり、システム全体の規模が大きくなってしまうことを意味する。TPMSの技術分野では、TPMS、特にそのタイヤモジュールの全エネルギ消費量をいかに最小限に抑え、その全体のコスト、体積および重量をいかに最小限に抑えるかということが課題である。
本発明は、タイヤモジュールである各送信機ユニットから中央受信装置への必要な情報量および同情報の送信に要するエネルギを大幅に低減させることができるタイヤ空気圧監視システム、受信装置、およびタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法を提供することを目的とする。
本発明のタイヤ空気圧監視システムは、複数のタイヤを有する車両に設置されて前記タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムであって、
前記複数のタイヤのそれぞれに設置された複数の送信機と、前記複数の送信機から電気信号を受信する受信装置と、を備え、
前記送信機は、
それぞれに独自の送信機IDが設定されているとともに、
当該送信機が対応する前記タイヤから感知情報を得た際に前記感知情報と前記送信機IDとから送信チェックサムを計算する第2計算手段と、
前記感知情報と前記送信チェックサムとを電気信号として送信する送信手段と、
を有し、
前記受信装置は、
前記複数の送信機の送信機IDを記憶IDとして保持する記憶手段と、
前記送信機の何れかが、対応するタイヤからの感知情報と当該送信機の送信機IDとから計算される送信チェックサムを含む電気信号を発信した際に、この電気信号を受信する受信手段と、
前記電気信号を受信した際に、前記感知情報と前記記憶IDの1つとから検査チェックサムを計算する第1計算手段と、
前記検査チェックサムと前記送信チェックサムとを比較する比較手段と、
前記検査チェックサムが前記送信チェックサムと同一の場合に、前記検査チェックサムの計算に使用した前記記憶IDに対応する送信機IDを有する送信機を前記電気信号の送信源として特定する特定手段と、
を有する
ことを特徴とする。
本発明の受信装置は、複数のタイヤを有する車両に設置されて前記タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムに用いられ、前記複数のタイヤのそれぞれに設置された複数の送信機から電気信号を受信する受信装置であって、
前記複数の送信機の各々に対応する送信機IDを記憶IDとして保持する記憶手段と、
前記送信機の何れかが、対応するタイヤからの感知情報と当該送信機の送信機IDとから計算される送信チェックサムを含む電気信号を発信した際に、この電気信号を受信する受信手段と、
前記電気信号を受信した際に、前記感知情報と前記記憶IDの1つとから検査チェックサムを計算する第1計算手段と、
前記検査チェックサムと前記送信チェックサムとを比較する比較手段と、
前記検査チェックサムが前記送信チェックサムと同一の場合に、前記検査チェックサムの計算に使用した前記記憶IDに対応する送信機IDを有する送信機を前記電気信号の送信源として特定する特定手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明のタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法は、複数のタイヤを有する車両に設置されて前記タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムに適用され、前記のタイヤのそれぞれに設置された複数の送信機のうちどの送信機が電気信号の送信源であるかを特定するタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法であって、
前記タイヤから得た感知情報と送信機IDとから送信チェックサムを計算する工程と、
前記感知情報を電気信号として受信装置に送信する工程と、
前記送信チェックサムを電気信号として受信装置に送信する工程と、
予め記憶手段に記憶された記憶IDのうち1つを取り出し、前記電気信号に含まれる前記感知情報と組み合わせて検査チェックサムを計算する工程と、
前記検査チェックサムと前記電気信号に含まれる前記送信チェックサムとを比較する工程と、
前記検査チェックサムが前記送信チェックサムと同一の場合に、前記検査チェックサムの計算に使用した記憶IDに対応する送信機IDを有する送信機を前記電気信号の送信源として特定する工程と、
を備えることを特徴とする。
本発明によると、電気信号の送信に用いるチェックサムを利用することで、送信機IDを直接データとして組み込むことなしに受信側で識別することができる。従って、送信する情報量を効率的に減少させることが可能となり、RF送信に要するエネルギを抑えることができる。
次に、本発明の一実施例を添付の図面を参照して説明する。
図1に示すように、タイヤ空気圧監視システム300を備えた車両は、送信機である送信機ユニット8が各タイヤ9に設けられる。
通常の車両では、一台に4つのタイヤが装備されるが、さらにスペアタイヤ(図示せず)に設けられることもある。このため、通常は1台の車両あたり4つか5つの送信機ユニット8が用いられる。
各送信機ユニット8は、電気信号(または、データグラム、データフレームなど)として知られるデータパッケージを送信し、この電気信号には、車両におけるタイヤの圧力情報(D1)、温度情報(D2)および他状態情報(D3)などの情報が含まれる。これらのタイヤの情報は、送信機ユニット8において、感知情報として処理される。
図2に示すように、従来技術によるタイヤ空気圧監視システム300では、各送信機ユニット8内の送信部203から電気信号5が送信され、この電気信号5が受信装置である受信装置10で受信されていた。
送信部203では、対応するタイヤ9からのD1、D2、D3のような感知情報と、各送信機に対応する32ビット長の送信機ID(T−ID)とを用い、これらを合わせて電気信号5としていた。
受信装置10内の受信部100は、電気信号5を受信すると、そこからT−IDデータを抜き出し、全ての送信機ユニット8のT−IDが記憶ID(S−ID)として記憶されているデータ記憶部104へ送信する。
データ記憶部104は、受信部100から受信したT−IDのフィールドに対応するS−IDを検索・照合し、その照合結果を特定部103へと送信する。この受信装置10内の一連のプロセスを経て、電気信号5の送信を行う送信機ユニット8が特定され、この電気信号5が近傍の他の車両から送信されたものではないことが確認されていた。
さらに各送信機ユニット8では、第2計算部201が、上記感知情報とT−IDに基づいて8ビットまたは16ビットの巡回追加検査符号(CRC:Cyclic Redundancy Code)のような送信チェックサム(C)を計算し、送信部203が当該Cを電気信号5に追加して受信装置10へ送信することができた。
図3はCが送信される場合の従来技術における電気信号5の構成を示している。Cが電気信号5に含まれる場合、受信装置内の受信部100は、電気信号5からCを取り出し、比較部102へと送信する一方、感知情報を第1計算部101へと送信していた。第1計算部101はデータ記憶部104から取得した対応するS−IDと感知情報に基づいて、独自の検査チェックサム(TC)を計算し、比較部102へ送信していた。なおチェックサムアルゴリズムは、単一のおよび複数のビットエラーの検出に関して高精度でなくてはならない。比較部102では、受信部100より取得したCと第1計算部101より取得したTCとが照合され、その照合結果が特定部103へと送信されていた。Cが電気信号5に含まれる場合、特定部103はT−IDとS−IDとの照合結果だけでなく、CとTCとの照合結果にも基づいて特定するが、この2重検査により電気信号5の送信源特定の信頼性が高められた。
図4に示すように、本発明のタイヤ空気圧監視システム300は、前述した従来技術の基本構造を基にしている。
しかし第1の相違点として、本発明では、T−IDは送信機ユニット8内の第2計算部201での送信チェックサム(C)計算時にのみ使用され、送信部203はT−IDを除外して電気信号5を受信装置10へ送信する点が挙げられる。図5は本発明における電気信号5の構成を示している。
また、第2の相違点として、本発明が送信機ユニット8において計算されるCと受信装置10において計算されるTCとの照合により、電気信号5の送信源を特定する点が挙げられる。
なお、受信装置10でのTC計算時には、計算の順序について留意しなければならない。すなわち例えば送信機ユニット8がT−ID、D1、D2、D3の順に計算してCを得たのであれば、受信装置10においても同様にS−ID、D1、D2、D3の順に計算してTCを得なければならない。つまり、Cの計算順序とTCの計算順序は同じなくてはならない。同じデータを用いても異なる順序で計算すると、得られるチェックサムも異なる。
さらに、図4によれば、送信機ユニット8において、D1、D2、D3の感知情報およびT−IDを基に、(第2計算部201は特定の順序で送信チェックサム(C)を計算し、送信部203へ送信する。その後上記感知情報およびCは電気信号5の一部として受信装置10に送信されるが、T−IDは送信されない。受信装置10においても従来技術同様、受信部100は、取得した電子信号5のうち、Cを比較部102へ、感知情報を第1計算部101へ送信する。第1計算部101はデータ記憶部104から取得したS−IDと感知情報を基に、TCを求める。その後比較部102において、CとTCが照合され、その照合結果が特定部103へと送信される。
図6では、第1計算部101におけるTCの計算過程と比較部102における照合過程が詳細に示されている。第1計算部101は、取得した感知情報およびS−IDに基づき、全てのS−IDに対応する検査チェックサム(TC)を順々に計算し、得られたTCを全て比較部102に送信する。比較部102は、取得したCと第1計算部101が計算した全てのTCを照合させ、この計算・照合はCとTCとが整合するまで、各要素の計算順序を変えて続けられる。最終的には特定部103が、合致するCとTCの組み合わせからID情報を取り出し、そのID情報から、電気信号5がいずれの送信機ユニット8から送信されたかを特定する。
8ビットの送信チェックサム(C)を用いる場合、受信装置10による特定が誤っている可能性はおよそ1/256である。この確度では不十分な場合は、送信チェックサムを16ビットに拡張することができる。16ビットに拡張すると、上記の可能性は1/65536にまで減少するが、それでもこの際の電気信号は従来の電気信号よりも24ビット短い。
送受信時のエラーを減少させるために、多くの車両製造業者は同一の電気信号が4回送信されることを推奨している。4回の電気信号の各々において少数のビットが変わると(たとえば、ステータスバイトに挿入されるフレーム数など)、これにより送信毎に完全に異なる送信チェックサムが生成される。電気信号が2回以上正確に受信されれば、送受信エラーによる誤動作の可能性はより低くなる。
このような本実施形態においては、送信機ID(T−ID)を受信装置10へ送信せずに、受信装置10がいずれの送信機ユニット8からの信号であるのか特定できる構成が可能となる。したがって、タイヤ空気圧監視システム300の好適な構成を提供することができる。
本実施形態におけるタイヤ空気圧監視システム300は、送信機ユニット8がT−IDを受信装置10へ送信することを要しないため、送信機ユニット8の無線周波送信(電気信号5の送信)の消費エネルギ量を大幅に減少させることができる。また同時にT−ID送信に要する機能および部材の分だけ、送信機ユニット8の寸法、重量を最適化することができる。
一方で、受信装置10がT−IDそのものに依拠せずに送信源を特定することができるため、T−IDが受信装置10へ送信されなくとも、受信装置10による送信源特定結果の信頼性は損なわれない。
このように、本発明に開示された方法によって提供されるタイヤ空気圧監視システム300、受信装置10は、寸法、重量およびコストの最適化、また全消費エネルギ量の抑制が求められる用途において、著しい改善が可能となる。
また、送信機ユニット8の発する電気信号5から送信機ID(T−ID)を取り除くことで得られる他の利点として、以下の点が挙げられる。
すなわち、感受性の高い受信アンテナを用いることにより、電気信号5を数百メートル離れた場所から検出することができる。各車両が定期的に電気信号を送信する4つまたは5つの送信機を備えている場合、対象の自動車が特定の道を通過するか否かを非常に簡単にモニタすることができる。これは、世界各地で、貴重品や要人を輸送する車両の安全性に対する脅威にもなり得る。これに対し、送信機IDを公開せず、さらに通常のタイヤ空気圧監視システム内通信でも送受信しないことにより、ある車両を特定するためにデータを再構築するのは格段に難しくなる。送信機IDの送信は、学習モードに制限するか、より安全には、サービスユニットを介して手動で入力することも可能である。
さらに他の利点としては、渋滞環境等、多くの送信機が互いに近づき、送信機信号間での混線可能性が高まる環境下でも、送信長を短くすることで混線の発生可能性を減少させることができる。
本発明の実施形態におけるタイヤ空気圧監視システムの構成要素を示す概略模式図である。 従来のタイヤ空気圧監視システムの例示的構成要素を示す詳細模式図である。 従来のタイヤ空気圧監視システムにおける送信された電気信号の構成要素を示す模式図である。 本発明の実施形態におけるタイヤ空気圧監視システムの構成要素を示す詳細模式図である。 本発明の実施形態におけるタイヤ空気圧監視システムの送信された電気信号の構成要素を示す模式図である。 本発明の実施形態における受信装置が電気信号中のデータおよび記憶IDとを用いて検査チェックサムを計算する過程を示す模式図である。
符号の説明
5 電気信号
8 送信機である送信機ユニット
9 タイヤ
10 受信装置
100 受信部
101 第1計算手段である第1計算部
102 比較手段である比較部
103 特定手段である特定部
104 記憶手段であるデータ記憶部
200 感知部
201 第2計算手段である第2計算部
202 送信機ID付与部
203 送信部
300 タイヤ空気圧監視システム
D1 圧力情報
D2 温度情報
D3 他状態情報
C 送信チェックサム
TC 検査チェックサム
T−ID 送信機ID
S−ID 記憶ID

Claims (16)

  1. 複数のタイヤを有する車両に設置されて前記タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムであって、
    前記複数のタイヤのそれぞれに設置された複数の送信機と、前記複数の送信機から電気信号を受信する受信装置と、を備え、
    前記送信機は、
    それぞれに独自の送信機IDが設定されているとともに、
    当該送信機が対応する前記タイヤから感知情報を得た際に前記感知情報と前記送信機IDとから送信チェックサムを計算する第2計算手段と、
    前記感知情報と前記送信チェックサムとを電気信号として送信する送信手段と、
    を有し、
    前記受信装置は、
    前記複数の送信機の送信機IDを記憶IDとして保持する記憶手段と、
    前記送信機の何れかが、対応するタイヤからの感知情報と当該送信機の送信機IDとから計算される送信チェックサムを含む電気信号を発信した際に、この電気信号を受信する受信手段と、
    前記電気信号を受信した際に、前記感知情報と前記記憶IDの1つとから検査チェックサムを計算する第1計算手段と、
    前記検査チェックサムと前記送信チェックサムとを比較する比較手段と、
    前記検査チェックサムが前記送信チェックサムと同一の場合に、前記検査チェックサムの計算に使用した前記記憶IDに対応する送信機IDを有する送信機を前記電気信号の送信源として特定する特定手段と、
    を有する
    ことを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。
  2. 請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、前記送信機の数は2以上20以下であることを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、前記送信機IDは32ビットであることを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、前記送信チェックサムは8ビットまたは16ビットであることを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、前記送信チェックサムは巡回追加検査符号(CRC)であることを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。
  6. 複数のタイヤを有する車両に設置されて前記タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムに用いられ、前記複数のタイヤのそれぞれに設置された複数の送信機から電気信号を受信する受信装置であって、
    前記複数の送信機の各々に対応する送信機IDを記憶IDとして保持する記憶手段と、
    前記送信機の何れかが、対応するタイヤからの感知情報と当該送信機の送信機IDとから計算される送信チェックサムを含む電気信号を発信した際に、この電気信号を受信する受信手段と、
    前記電気信号を受信した際に、前記感知情報と前記記憶IDの1つとから検査チェックサムを計算する第1計算手段と、
    前記検査チェックサムと前記送信チェックサムとを比較する比較手段と、
    前記検査チェックサムが前記送信チェックサムと同一の場合に、前記検査チェックサムの計算に使用した前記記憶IDに対応する送信機IDを有する送信機を前記電気信号の送信源として特定する特定手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  7. 請求項6に記載の受信装置において、前記送信機の数は2以上20以下であることを特徴とする受信装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の受信装置において、前記送信機IDは32ビットであることを特徴とする受信装置。
  9. 請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の受信装置において、前記送信チェックサムは8ビットまたは16ビットであることを特徴とする受信装置。
  10. 請求項6ないし請求項9のいずれかに記載の受信装置において、前記送信チェックサムは巡回追加検査符号(CRC)であることを特徴とする受信装置。
  11. 複数のタイヤを有する車両に設置されて前記タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムに適用され、前記のタイヤのそれぞれに設置された複数の送信機のうちどの送信機が電気信号の送信源であるかを特定するタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法であって、
    前記タイヤから得た感知情報と送信機IDとから送信チェックサムを計算する工程と、
    前記感知情報を電気信号として受信装置に送信する工程と、
    前記送信チェックサムを電気信号として受信装置に送信する工程と、
    予め記憶手段に記憶された記憶IDのうち1つを取り出し、前記電気信号に含まれる前記感知情報と組み合わせて検査チェックサムを計算する工程と、
    前記検査チェックサムと前記電気信号に含まれる前記送信チェックサムとを比較する工程と、
    前記検査チェックサムが前記送信チェックサムと同一の場合に、前記検査チェックサムの計算に使用した記憶IDに対応する送信機IDを有する送信機を前記電気信号の送信源として特定する工程と、
    を備えることを特徴とするタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法。
  12. 請求項11に記載のタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法において、前記計算工程および比較工程は、前記送信チェックサムと同一の検査チェックサムが検出されるまで繰り返されることを特徴とするタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法。
  13. 請求項11または請求項12に記載のタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法において、前記Nは2以上20以下の整数であることを特徴とするタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法。
  14. 請求項11ないし請求項13のいずれかに記載のタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法において、前記送信機IDは32ビットであることを特徴とするタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法。
  15. 請求項11ないし請求項14のいずれかに記載のタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法において、前記送信チェックサムは8または16ビットであることを特徴とするタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法。
  16. 請求項11ないし請求項15のいずれかに記載のタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法において、前記送信チェックサムは巡回追加検査符号(CRC)であることを特徴とするタイヤ空気圧監視システムの送信機特定方法。
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