JP4880814B2 - 表示ラベル - Google Patents
表示ラベル Download PDFInfo
- Publication number
- JP4880814B2 JP4880814B2 JP2000344050A JP2000344050A JP4880814B2 JP 4880814 B2 JP4880814 B2 JP 4880814B2 JP 2000344050 A JP2000344050 A JP 2000344050A JP 2000344050 A JP2000344050 A JP 2000344050A JP 4880814 B2 JP4880814 B2 JP 4880814B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- weight
- film
- synthetic resin
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機、レーザプリンタ等によって良好にカラー記録が可能で、濃度、色調、階調等の記録品質に優れ、かつ、定着性、耐水性、耐久性等に優れた表示ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
展示物、内容物等を名称、図柄等で表示する表示ラベルは、通常、厚紙、木板、プラスチック板等を適宜形状に形成し、その表面に展示物、内容物等の名称、図柄等を記載してある。例えば、植木鉢に挿入した土に突き刺して、草花等を名称、図柄等で表示する園芸用草花ラベルは、厚紙、木板等を突き刺し易い形状に形成し、その表面に草花の名称、図柄等を記載してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
厚紙で形成した表示ラベルは、その表面に展示物、内容物等の名称、図柄等を印刷等でカラー記録して、視覚に訴えて表示機能を高めることができるが、耐水性、耐久性が十分ではなく、比較的短期間のうちに破損したり、表示が一部消失したりする。
一方、木板、プラスチック板で形成した表示ラベルは、その表面に展示物、内容物等の名称、図柄等をカラー記録するのは面倒、かつ経費を要するが、耐水性、耐久性は十分であり、短期間のうちに破損したり、表示が一部消失したりする虞れは少ない。
【0004】
本発明は、かかる従来の問題点を解決すべく為されたものであって、特に電子写真複写機、レーザプリンタ等によるカラー記録に適し、濃度、色調、階調等の記録品質に優れ、かつ、定着性、耐水性、耐久性等に優れた表示ラベルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、印画紙原紙、ジアゾ原紙、耐水紙なる群から選ばれる、パルプ原紙からなりコッブ吸水度が1〜30g/m2の耐水性を有する加工紙からなる基材層の少なくとも片面に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリルウレタン樹脂若しくはポリエステル系ポリウレタン100〜40重量%と無機微細粉末0〜60重量%からなる塗工層を有するポリエチレンテレフタレートフィルムからなる記録層を積層してなり、温度23℃、相対湿度50%の環境条件下で、5Vの電圧を印加し、周波数300Hzで測定した静電容量が12〜60pF/cm2である表示ラベルを構成したものである。
【0006】
本発明は、又、印画紙原紙、ジアゾ原紙、耐水紙なる群から選ばれる、パルプ原紙からなりコッブ吸水度が1〜30g/m2の耐水性を有する加工紙からなる基材層の表面に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリルウレタン樹脂若しくはポリエステル系ポリウレタン100〜40重量%と無機微細粉末0〜60重量%からなる塗工層を有するポリエチレンテレフタレートフィルムからなる記録層を、基材層の裏面に、合成樹脂フィルムからなる保護層を積層してなり、 温度23℃、相対湿度50%の環境条件下で、5Vの電圧を印加し、周波数300Hzで測定した静電容量が12〜60pF/cm2である表示ラベルを構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の表示ラベルの好適な実施形態を、園芸用草花ラベル11に適用した場合について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の表示ラベル1を園芸用草花ラベル11に適用した場合、図2は、園芸用草花ラベル11の使用状態を示している。
【0010】
園芸用草花ラベル11は、図1に示すように、植木鉢12に挿入した土13に突き刺し易いように、下記構成の積層合成樹脂フィルムを裁断して、上半部を矩形状部11aとし、下半部を楔形状部11bとしてある。
又、矩形状部11aの表面には草花の名称、写真、図柄等を、裏面には草花の名称とともに性質、開花時期、栽培方法等を、電子写真複写機、半導体レーザプリンタ等によって印字してある。
そして、園芸用草花ラベル11は、図2に示すように、植木鉢12に挿入した土13に楔形状部11bを突き刺すことによって、植木鉢12で栽培する草花を表示するようにしてある。
【0011】
本発明の表示ラベル1は、積層合成樹脂フィルムよりなるが、図3に示す積層合成樹脂フィルム21は、耐水性を有する紙材からなる基材層22の片面に、塗工層24を有する耐水性、絶縁性を有する合成樹脂フィルムからなる記録層23を積層したものである。
【0012】
基材層
基材層22としては、肉厚が20〜300μm、好ましくは50〜150μmの耐水性を有する加工紙又は無機及び/又は有機微細粉末を含有するポリオレフィン系フィルムを適用する。
【0013】
耐水性を有する加工紙としては、パルプ原紙に耐水性を有する塗工剤を塗布又は含浸させたもの、パルプ原紙に耐水性を有する合成樹脂を塗布又は融着させたもの等が適用される。具体的には、印画紙原紙、ジアゾ原紙、耐水紙が挙げられる。
加工紙の耐水性は、コッブ吸水度(JIS P8140)50g/m2以下、好ましくは40g/m2以下、特に好ましくは1〜30g/m2である。
【0014】
ポリオレフィン系フィルムにおけるポリオレフィンとしては、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン等のエチレン系樹脂、或いはプロピレン系樹脂、ポリメチル−1−ペンテン、エチレン−環状オレフィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂を適用することができる。さらに、これら樹脂を2種以上混合したものを適用してもよい。これらの中でも、コスト、耐水性、耐薬品性の面から、高密度ポリエチレン、プロピレン系樹脂を適用するのが好ましい。
プロピレン系樹脂としては、プロピレン単独重合体でありアイソタクティック、シンジオタクティック及び種々の立体規則性を示すポリプロピレン、プロピレンを主成分とし、これと、エチレン、ブテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1,4−メチルペンテン−1等のα−オレフィンとの共重合体が挙げられる。この共重合体は、2元系でも3元系でも4元系でもよく、又、ランダム共重合体でもブロック共重合体であってもよい。
【0015】
ポリオレフィン系フィルムは、65重量%以下の無機及び/又は有機微細粉末を含有する。
無機微細粉末としては、例えば、炭酸カルシウム、焼成クレイ、シリカ、けいそう土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム、アルミナ等であって、その平均粒径が0.01〜15μmのものが使用される。
有機微細粉末としては、ポリオレフィン系フィルムの主要成分樹脂の融点より高い融点乃至はガラス転移温度を有するものが使用される。具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ナイロン−6、ナイロン−6,6、環状オレフィンの単独重合体や環状オレフィンとエチレンとの共重合体等で、融点が120℃〜300℃、乃至はガラス転移温度が120℃〜280℃を有するものが挙げられる。
【0016】
ポリオレフィン系フィルムの構造としては、単層構造、ベース層と表面層の2層構造、ベース層の表裏面に表面層が存在する3層構造、又は、ベース層と表面層間に他の樹脂フィルム層が介在する多層構造のいずれでもよく、これらの多層構造は、共押し出し法、ラミネート法等、公知の方法で製造できる。
ポリオレフィン系フィルムの組成としては、オレフィン系樹脂を35〜99重量%、無機及び/又は有機微細粉末を1〜65重量%含有する。好ましくはオレフィン系樹脂を50〜95重量%、無機及び/又は有機微細粉末を5〜50重量%含有する。
【0017】
ポリオレフィン系フィルムがベース層及び表面層を有する多層構造である場合、ベース層は、オレフィン系樹脂を35〜99重量%、無機及び/又は有機微細粉末を1〜65重量%含有し、表面層は、オレフィン系樹脂25〜100重量%、無機及び/又は有機微細粉末を0〜75重量%含有する。好ましくは、ベース層は、オレフィン系樹脂を50〜95重量%、無機及び/又は有機微細粉末を3〜50重量%含有し、表面層は、オレフィン系樹脂を30〜99重量%、無機及び/又は有機微細粉末を1〜70重量%含有する。
比較的柔軟性のあるポリオレフィン系フィルムを得るためには、無機及び/又は有機微細粉末は、単層構造又は多層構造のベース層中の含有量が65重量%以下であることが好ましく、表面強度をより良好なレベルとするためには、表面層中の含有量が75重量%以下であることが好ましい。
【0018】
ポリオレフィン系フィルムは、必要に応じて、さらに、安定剤、光安定剤、分散剤、滑剤等を含有してもよい。例えば、安定剤として、立体障害フェノール系、リン系、アミン系等の安定剤を0.001〜1重量%、光安定剤として、立体障害アミンやベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系等の光安定剤を0.001〜1重量%、無機微細粉末の分散剤として、シランカップリング剤、オレイン酸やステアリン酸等の高級脂肪酸、金属石鹸等を0.01〜4重量%配合してもよい。
【0019】
ポリオレフィン系フィルムは、静電容量が4〜100pF/cm2 であることを特徴とする。
【0020】
ポリオレフィン系フィルムは、その成形工程において、少なくとも一軸方向に延伸して成形されることが好ましい。
延伸方法としては、公知の方法を適用できる。例えば、ロール群の周速差を利用した縦延伸、テンターオーブンを使用した横延伸、圧延、テンターオーブン、リニアモーター及びチューブラー法の組み合わせによる同時二軸延伸等を挙げることができる。
延伸時の温度は、使用するオレフィン系樹脂の種類及び延伸プロセスに合わせて適宜選択される。具体的には、プロピレン単独重合体(融点155〜167℃)の場合には110〜164℃、高密度ポリエチレン(融点121〜134℃)の場合には80〜120℃と、融点より2〜60℃低い温度に設定することが好ましい。延伸速度は、20〜350m/分とする。
【0021】
延伸倍率は、特に限定されず、目的と使用するオレフィン系樹脂の特性によって適宜選択される。例えば、プロピレン単独重合体又はその共重合体を使用し、一軸延伸する場合には、好ましくは1.2〜12倍、より好ましくは2〜10倍であり、二軸延伸する場合には、面積倍率で好ましくは1.5〜60倍、より好ましくは10〜50倍である。他のオレフィン系樹脂を使用し、一軸延伸する場合には、好もしくは1.2〜10倍、より好ましくは2〜5倍であり、二軸延伸する場合には、面積倍率で好もしくは1.5〜20倍、より好ましくは4〜12倍である。
さらに、必要に応じて高温での熱処理が施される。
【0022】
無機及び/又は有機微細粉末を含有するポリオレフィン系フィルムとしては、延伸することによってフィルム内部に微細なボイド(空孔)が形成され、不透明度(JIS P−8138)が85%以上、好ましくは90%以上、次式(1)で定義される空孔率が10〜60%、好ましくは15〜45%のものを適用するのが好ましい。
【0023】
ρ0 :延伸前のフィルムの密度
ρ :延伸後のフィルムの密度
【0024】
延伸フィルムの空孔率が10%未満では、積層合成樹脂フィルム21の軽量化が乏しく、逆に、空孔率が60%を越えては、積層合成樹脂フィルム21の強度(引張強度、曲げ強度)が低くなり、実用的ではない。
【0025】
無機及び/又は有機微細粉末を含有するポリオレフィン系フィルムの肉厚は、20〜300μmの範囲であり、20μm未満ではボイドを有する延伸フィルムを製造することが困難であり、300μmを越えては記録用紙1の市場への供給がA3、菊判サイズ等のシート状に裁断し、これを梱包して輸送するものに限られ、巻きロールとしての供給が困難となる。
【0026】
記録層
記録層23としては、肉厚が5〜100μm、好ましくは12〜50μmの耐水性、絶縁性を有する合成樹脂フィルムを適用する。
耐水性、絶縁性を有する合成樹脂フィルムとしては、ポリエステルフィルムを適用するのが好ましい。ポリエステルとしては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ビス−α,β(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の2官能カルボン酸の少なくとも1種と、エチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコール等のグリコールの少なくとも1種とを重縮合して得られるポリエステルを挙げることができる。この中でも、テレフタル酸とエチレングリコールとの重縮合で得られるポリエチレンテレフタレートが好ましい。
【0027】
塗工層
塗工層24としては、例えば、ウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリルウレタン樹脂若しくはポリエステル系ポリウレタン100〜40重量%と無機微細粉末0〜60重量%からなるものを適用する。
ウレタン樹脂は、高分子ポリオールが少なくとも2個以上の水酸基を有するオルガノポリシロキサンポリオールと他の高分子ポリオールとからなるウレタン樹脂である。又、アクリルウレタン樹脂は、特公昭53−32386号公報、特公昭52−73985号公報等に開示されている。
無機微細粉末としては、重質炭酸カルシウム、焼成クレイ、酸化チタン、硫酸バリウム、珪藻土等を使用することができる。
塗工層における塗布量としては、乾燥後の固形分量で0.5〜20g/m2 、好ましくは2〜8g/m2 とする。
【0028】
接着剤
基材層22と記録層23とを貼着する接着剤としては、液状のアンカーコート剤、例えば、ポリウレタン系アンカーコート剤としては、東洋モートン(株)のEL−150(商品名)、又はBLS−2080AとBLS−2080Bの混合物、ポリエステル系アンカーコート剤としては、同社のAD−503(商品名)を適用することができる。アンカーコート剤は、秤量が0.5〜25g/m2 となるように塗布される。
又、エチレン・酢酸ビニル共重合体、低密度ポリエチレン、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体の金属塩(いわゆるサーリン)、塩化ポリエチレン、塩化ポリプロピレン等のホットメルト接着剤を適用することもできる。
アンカーコート剤を使用する場合は、基材層2である紙材の表面にアンカーコート剤を塗布し、次いで、記録層3である合成樹脂フイルムを重ね、圧着ロールで加圧接着すればよく、ホットメルト接着剤を使用する場合は、基材層2である紙材の表面上にダイより溶融フィルム状に押し出してラミネートし、次いで、記録層3である合成樹脂フイルムを重ね、圧着ロールで加圧接着すればよい。
【0029】
本発明の表示ラベル1を構成する積層合成樹脂フィルム21は、紙材からなる基材層22の少なくとも片面に、絶縁性を有する合成樹脂フィルムからなる記録層23を積層し、静電容量が10〜100pF/cm2 であるものであるから、十分に帯電して静電荷を保持することができ、露光後に感光体ドラムに付着しているトナーを効率的に転移、付着させることができて、濃度、色調、階調等の記録品質、定着性を大幅に向上させることができる。
【0030】
静電容量には、並列等価容量或いは直列等価容量がある。一般的に等価容量の測定は、測定周波数範囲により測定法が選定される。測定周波数が10Hz以下の場合には超低周波ブリッジを用い、10Hz〜3MHzの場合には変成器ブリッジを用い、1MHzを越える場合には、並列T型ブリッジ、高周波シェリングブリッジ、Qメータ、共振法、定在波法、空洞共振法を用いる。又、測定周波数の交流信号に対して、回路部品に対する電圧・電流ベクトルを測定し、この値から静電容量を算出するLCRメータ等でも測定できる。
【0031】
記録用紙の静電容量を測定する測定装置としては、平行に配設した平板状印可電極と平板状ガード電極との間に試料を一定圧力で挟み込め、5V程度の電圧が印加でき、測定周波数が任意に選定できる測定装置が好ましい。このような測定機によれば、周波数を変更することにより、試料の周波数依存性が把握でき、適性使用範囲の指標にできる。
試料は、できるだけ厚みが均一で表面が平滑なものが好ましい。表面状態が悪いと、試料と電極との間に空気層が形成され、測定値に大きな誤差を与える。この場合、試料と電極との電気的接触を完全にするために、銀導電性塗料を塗布するか、真空蒸着することが好ましい。
測定装置の具体例としては、横河電機(株)社の「LCRメータ4274A」、HEWLETT PACKARD社の「4192A LF IMPEDANCE ANALYZER」、日置電機(株)社の「HIOKI 3522 LCRハイテスター」などが挙げられる。
【0032】
本発明の表示ラベル1を構成する積層合成樹脂フィルム21の静電容量の測定には、HEWLETT PACKARD社の「4192A LF IMPEDANCE ANALYZER」を使用し、温度23℃、相対湿度50%の環境条件下で、直径38mmの印加電極とガード電極との間に電極直径より大きい試料を挟み込み、5Vの電圧を印加し、10Hz〜1MHzの範囲の周波数で測定し、周波数300Hzの測定値を代表値とした。
本発明の表示ラベル1を構成する積層合成樹脂フィルム21の静電容量は、単位電極面積当たり10〜100pF/cm2 であり、好ましくは12〜80pF/cm2 、より好ましくは15〜60pF/cm2 である。静電容量が10pF/cm2 未満であると、プリンタのどの記録モードで画像出力しても、トナー転写率が低く、十分な画像記録濃度が得られない。又、静電容量が100pF/cm2 を越えると、プリンタ内でトナーを記録用紙に転写するために印加された電荷が記録用紙に残り、排紙トレイ上で記録用紙同士が引き合い、ブロッキングを来たして好ましくない。
【0033】
又、表示ラベル1を構成する積層合成樹脂フィルム21は、耐水性を有する紙材からなる基材層22、耐水性を有する合成樹脂フィルムからなる記録層23を積層したものであるから、耐水性、耐久性に関しても、大幅に向上させることができる。
【0034】
図4に示す本発明の表示ラベル1を構成する積層合成樹脂フィルム31は、耐水性を有する紙材からなる基材層22の表面に塗工層24を有する耐水性、絶縁性を有する合成樹脂フィルムからなる記録層23、及び裏面に耐水性、絶縁性を有する合成樹脂フィルムからなる保護層25を積層したものである。
【0035】
積層合成樹脂フィルム31における基材層22、記録層23、塗工層24の材料、又、接着剤の材料も、上記積層合成樹脂フィルム31におけると同一のものを適用する。
【0036】
保護層
基材層22の裏面に設けられる合成樹脂フィルムからなる保護層25としては、肉厚が5〜100μm、好ましくは12〜50μmの耐水性、絶縁性を有する合成樹脂フィルムを適用する。
保護層25に使用する合成樹脂の種類は特に制限されない。例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン等のエチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、ポリメチル−1−ペンテン等の炭素数2〜8のα−オレフィンの単独重合体、エチレン−環状オレフィン共重合体等のα−オレフィン2〜5種の共重合体等のオレフィン系樹脂;ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−6,10、ナイロン−6,12等のポリアミド系樹脂;ポリエチレンテレフタレートやその共重合体、ポリエチレンナフタレート、脂肪族ポリエステル等の熱可塑性ポリエステル系樹脂;ポリカーボネート;アタクティックポリスチレン、シンジオタクティックポリスチレン等のポリスチレン系樹脂;ポリフェニレンスルフィド等を使用することができる。さらに、それら2種以上を混合して使用してもよい。
【0037】
積層合成樹脂フィルム21を構成するには、前記アンカーコート剤を使用する場合は、基材層22である紙材の表面及び裏面にアンカーコート剤を塗布し、次いで、表面に記録層23である合成樹脂フイルムを、裏面に保護層25である合成樹脂フィルムを重ね合わせ、圧着ロールで加圧接着すればよく、前記ホットメルト接着剤を使用する場合は、基材層22である紙材の表面及び裏面にダイより溶融フィルム状に押し出してラミネートし、次いで、表面に記録層23である合成樹脂フイルムを、裏面に保護層25である合成樹脂フィルムを重ね合わせ、圧着ロールで加圧接着すればよい。
【0038】
本発明の表示ラベル1を構成する積層合成樹脂フィルム21の厚さは、通常70〜500μm、好ましくは75〜400μm、さらに好ましくは80〜300μmである。
【0039】
本発明の表示ラベル1を構成する積層合成樹脂フィルム31は、紙材からなる基材層22の表面及び裏面に、絶縁性を有する合成樹脂フィルムからなる記録層23及び保護層25を積層したものであるから、積層合成樹脂フィルム21と同様に、十分に帯電して静電荷を保持することができ、露光後に感光体ドラムに付着しているトナーを効率的に転移、付着させることができて、濃度、色調、階調等の記録品質、定着性を大幅に向上させることができる。
【0040】
尚、本発明の表示ラベル1は、耐水性、耐折性が要求される園芸用草花ラベル11以外に、名刺、社員証、身分証明書、マニュアル、飲食メニュー、各種標識、屋外看板等として利用することも可能である。
【0041】
【実施例】
以下に、表示ラベル1の製造例、実施例及び比較例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明する。
尚、以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更することができる。従って、本発明の範囲は以下に示す具体例に限定されるものではない。
【0042】
表示ラベルの製造例
(合成紙の製造例)
メルトフローレート(MFR)0.8g/10分のポリプロピレン(融点約164〜167℃)81重量%に、高密度ポリエチレン3重量%及び平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム16重量%を混合した組成物(a)を270℃の温度に設定した押出機にて混練させた後、シート状に押し出し、更に冷却装置により冷却して、無延伸シートを得た。そして、このシートを150℃の温度にまで再度加熱した後、縦方向5倍の延伸を行って5倍縦延伸フィルムを得た。
メルトフローレート(MFR)4g/10分のポリプロピレン(融点約164〜167℃)54重量%と、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム46重量%とを混合した組成物(b)を別の押出機にて210℃で混練させた後、これをダイによりシート状に押し出し、これを上記工程で得られた5倍縦延伸フィルムの両面に積層し、3層構造の積層フィルムを得た。
次いで、この3層構造の積層フィルムを60℃の温度にまで冷却した後、再び約155℃の温度にまで加熱し、テンターを用いて横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度でアニーリング処理し、60℃の温度にまで冷却し、耳部をスリットして3層構造(一軸延伸/二軸延伸/一軸延伸)の肉厚80μm(b/a/b=10μm/60μm/10μm)の積層フィルムで、不透明度87%、空孔率31%、密度0.79g/cm3 、クラーク剛度(S値)縦方向13、横方向23、静電容量9pF/m2の合成紙を得た。
【0043】
(塗工溶液の製造例)
2−ヒドロキシエチルメタクリレート15部、メチルメタクリレート50部、エチルアクリレート35部およびトルエン100部を、攪拌機、環流冷却管及び温度計を装着した三ツ口フラスコに仕込み、窒素置換後、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.6部を開始剤として80℃で4時間重合させた。得られた溶液は、水酸基価65の水酸基含有メタクリル酸エステル重合体の50%トルエン溶液であった。
次いで、この溶液100重量部に塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(新第1塩ビ(株)製:ZEST C150ML)20%メチルエチルケトン溶液、ヘキサメチレンジイソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製:コロネートHL)75%酢酸エチル溶液を20重量部、シラノール基を含むポリビニルアルコール共重合体(クラレ(株)製:R−1130、重合度1700)の水溶液を20重量部、平均粒径1.5μmの重質炭酸カルシウム粉末(白石カルシウム製)を20重量部で配合した。この混合物に酢酸ブチルを添加して固形分を35%に調整し、塗工溶液を得た。
【0044】
(実施例1)
肉厚25μmの東レ(株)製ポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名:ルミラー)の表面に、(塗工溶液の製造例)で得られた塗工溶液を乾燥固形分が1g/m2となるように塗布し、その後80℃で1時間硬化させて、塗工層24を有する記録層23を形成した。
コッブ法吸水度が24.8g/m2 の王子製紙(株)製の印画紙用OTP原紙(坪量175g/m2 )を基材層2として使用し、その表裏面に東洋モートン(株)のポリウレタン系アンカーコート剤”BLS−2080A”及び”BLS−2080B”の混合物からなる接着剤を4g/m2 (固型分の割合)塗布した。
次いで、基材層22の表面側に上記記録層23を塗工層24が外側になるように重ね合わせ、さらに、基材層22の裏面側に肉厚19μmの帝人デュポンフィルム(株)製ポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名:メリネックス377)を保護層25として重ね合わせ、圧着ロールを用いて貼着し、塗工層/ポリエチレンテレフタレートフィルム/加工紙/ポリエチレンテレフタレートフィルムを積層した構成の肉厚220μm、静電容量26pF/m2 の積層合成樹脂フィルム31を得た。
【0045】
(実施例2)
実施例1において、保護層25のポリエチレンテレフタレートフィルムを肉厚20μmの東レ(株)製二軸延伸ポリプロピレンフィルム(商品名:トレファンBO YM11)に代えた以外は、実施例1と同様にして、塗工層/ポリエチレンテレフタレートフィルム/加工紙/ポリプロピレンフィルムを積層した構成の肉厚220μm、静電容量15pF/m2 の積層合成樹脂フィルム31を得た。
【0046】
(参考例1)
実施例1において、基材層22の加工紙を(合成紙の製造例)で得られた合成紙に代えた以外は、実施例1と同様にして、塗工層/ポリエチレンテレフタレートフィルム/合成紙/ポリエチレンテレフタレートフィルムを積層した構成の肉厚126μm、静電容量18pF/m2の積層合成樹脂フィルム31を得た。
【0047】
(実施例3)
実施例1において、保護層25を形成せず、塗工層/ポリエチレンテレフタレートフィルム/加工紙を積層した構成の肉厚195μm、静電容量37pF/m2の積層合成樹脂フィルム21を得た。
【0048】
(比較例1)
実施例1において、基材層22の加工紙を上質紙(坪量64g/m2)に代えた以外は、実施例1と同様にして、塗工層/ポリエチレンテレフタレートフィルム/上質紙/ポリエチレンテレフタレートフィルムを積層した構成の肉厚130μm、静電容量19pF/m2 の積層合成樹脂フィルムを得た。
【0049】
(比較例2)
実施例2において、記録層23のポリエチレンテレフタレートフィルムを肉厚25肉厚25μmの二村化学工業(株)製二軸延伸ポリプロピレンフィルム(商品名:太閤FOR−BT)に代えた以外は、実施例2と同様にして、塗工層/ポリプロピレンフィルム/加工紙/ポリプロピレンフィルムを積層した構成の肉厚215μm、静電容量8pF/m2の積層合成樹脂フィルムを得た。
【0050】
評価方法及び結果
(記録品質の評価)
カシオ(株)製カラーレーザプリンタN4−612m2 を使用し、上記積層合成樹脂フィルムの記録層にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色カラートナーによるテスト画像記録を実施し、濃度、色調、階調等の記録品質を、以下の評価基準によって目視判定した。
○ :濃度、色調、階調いずれも良好である。
△ :記録濃度がやや低い。
× :濃度、色調、階調のいずれかが劣り、使用に耐えない。
【0051】
(耐水性の評価)
さらに、記録された積層合成樹脂フィルムを10分間静水中に浸した後乾燥して、記録画像の残存状況と、記録用紙の皺の発生状況を、以下の評価基準によって目視判定した。
○ :記録用紙に皺の発生もなく、濃度、色調、階調いずれも良好である。
△ :記録用紙に皺が発生し、実用上問題である。
× :記録用紙に皺が発生し、使用に耐えない。
【0052】
(差し込み適正の評価)
上記積層合成樹脂フィルムの記録層23に草花の名称、花柄、播種時期等をカシオ(株)製カラーレーザプリンタN4−612m2 を使用して印字し、裁断して図1に示すような園芸用草花ラベル11を形成し、この園芸用草花ラベル11を花壇の土壌に差し込み、以下の評価基準によって判定した。
○ :差し込みが容易で実用上支障はない。
△ :差し込みに工夫を要し、実用上少々問題あり。
× :差し込み時にクニャクニャと湾曲し、差し込みが困難で実用にならない。
【0053】
【表1】
【0054】
上記評価の結果は、表1に示す通りであり、本発明の表示ラベルは、濃度、色調、階調等の記録品質に優れ、かつ、定着性、耐水性、耐久性、耐折性等にも優れていることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】園芸用草花ラベルの正面図である。
【図2】園芸用草花ラベルの使用状態図である。
【図3】本発明の表示ラベルを構成する積層合成樹脂フィルムの一実施例の一部拡大断面図である。
【図4】本発明の表示ラベルを構成する積層合成樹脂フィルムの他実施例の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 表示ラベル
22 基材層
23 記録層
24 塗工層
25 保護層
Claims (2)
- 印画紙原紙、ジアゾ原紙、耐水紙なる群から選ばれる、パルプ原紙からなりコッブ吸水度が1〜30g/m2の耐水性を有する加工紙からなる基材層の少なくとも片面に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリルウレタン樹脂若しくはポリエステル系ポリウレタン100〜40重量%と無機微細粉末0〜60重量%からなる塗工層を有するポリエチレンテレフタレートフィルムからなる記録層を積層してなり、
温度23℃、相対湿度50%の環境条件下で、5Vの電圧を印加し、周波数300Hzで測定した静電容量が12〜60pF/cm2であることを特徴とする表示ラベル。 - 印画紙原紙、ジアゾ原紙、耐水紙なる群から選ばれる、パルプ原紙からなりコッブ吸水度が1〜30g/m2の耐水性を有する加工紙からなる基材層の表面に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリルウレタン樹脂若しくはポリエステル系ポリウレタン100〜40重量%と無機微細粉末0〜60重量%からなる塗工層を有するポリエチレンテレフタレートフィルムからなる記録層を、基材層の裏面に、合成樹脂フィルムからなる保護層を積層してなり、
温度23℃、相対湿度50%の環境条件下で、5Vの電圧を印加し、周波数300Hzで測定した静電容量が12〜60pF/cm2であることを特徴とする表示ラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000344050A JP4880814B2 (ja) | 2000-11-10 | 2000-11-10 | 表示ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000344050A JP4880814B2 (ja) | 2000-11-10 | 2000-11-10 | 表示ラベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002149068A JP2002149068A (ja) | 2002-05-22 |
JP4880814B2 true JP4880814B2 (ja) | 2012-02-22 |
Family
ID=18818313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000344050A Expired - Fee Related JP4880814B2 (ja) | 2000-11-10 | 2000-11-10 | 表示ラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4880814B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4400179B2 (ja) * | 2003-11-11 | 2010-01-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成方法 |
JP2006071948A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像記録材料用支持体及び画像記録材料 |
US20080124536A1 (en) * | 2004-11-30 | 2008-05-29 | Tomoegawa Co., Ltd. | Water-Resistant Image-Receiving Sheet For Electrophography |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2550805Y2 (ja) * | 1989-11-07 | 1997-10-15 | 株式会社イナックス | 温水洗浄装置 |
JP4588935B2 (ja) * | 2000-07-12 | 2010-12-01 | 株式会社ユポ・コーポレーション | 電子写真記録用紙 |
-
2000
- 2000-11-10 JP JP2000344050A patent/JP4880814B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002149068A (ja) | 2002-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100925110B1 (ko) | 열접착성 폴리에스테르 필름, 그것을 사용한 ic 카드또는 ic 태그의 제조방법, 및 ic 카드 또는 ic 태그 | |
US8932703B2 (en) | Electrostatic adsorbable sheet | |
US20010018125A1 (en) | Thermoplastic resin film and label paper employing the same | |
EP1306206B1 (en) | Easily releasable laminate film | |
JP3925736B2 (ja) | Icカードまたはicタグ用熱接着性白色ポリエステルフィルム、それを用いたicカードまたはicタグの製造方法、及びicカードまたはicタグ | |
JP2006327190A (ja) | Icカードまたはicタグ用熱接着性ポリエステルフィルム、それを用いたicカードまたはicタグの製造方法、及びicカードまたはicタグ | |
JP4880814B2 (ja) | 表示ラベル | |
JP2007131006A (ja) | Icカードまたはicタグ用熱接着性ポリエステルフィルム | |
JP4588935B2 (ja) | 電子写真記録用紙 | |
JP4267301B2 (ja) | シートおよび記録物 | |
EP1302814B1 (en) | Electrophotograhic recording paper | |
TW594451B (en) | Electrophotographic recording sheet and label paper | |
JP5202875B2 (ja) | 電子写真記録用紙および記録物 | |
JPH08258173A (ja) | 筐 体 | |
JP4202789B2 (ja) | スクリーン | |
JP3749914B2 (ja) | 遮光性樹脂容器 | |
JP4267305B2 (ja) | シートおよび記録物 | |
JP5348854B2 (ja) | 電子写真記録用紙および記録物 | |
JP4978155B2 (ja) | Icカードまたはicタグの製造方法 | |
JPH04142986A (ja) | ラミネートシート | |
JP4747441B2 (ja) | 白色ポリエステルフィルム | |
JP4286937B2 (ja) | 微細気泡含有積層ポリエステルフィルムおよびラミネート金属缶 | |
JP3878333B2 (ja) | 溶融熱転写記録シート | |
JP2000172000A (ja) | 電子写真用紙 | |
JPH11300898A (ja) | ラベル用紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100810 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101012 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110412 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110714 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20110729 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111101 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |