JP4880420B2 - 放電灯点灯装置及び照明器具及び照明システム - Google Patents
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Description
交流電力を供給する交流電源から供給された交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を安定した直流電圧にする平滑回路と、前記平滑回路の直流電圧を高周波電圧に変換して出力し、出力した高周波電圧で放電灯を点灯させるインバータ回路とを備えた放電灯点灯装置において、
前記交流電源による交流電力の供給が供給状態から供給停止状態となり再び供給状態となった場合の供給停止期間である電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出する電力供給一時停止期間検出部と、
複数の発振周波数のうち予め設定された発振周波数で前記インバータ回路を発振させる制御を実行するマイクロコンピュータであって、
前記電力供給一時停止期間検出部により所定の期間内に設定期間内である電力供給一時停止期間が予め設定された1回以上のいずれかの第1の設定回数だけ検出された場合には、第1の設定回数が検出された検出時まで設定していた発振周波数を所定の時間間隔で順次異なる発振周波数に暫定的に設定し、前記電力供給一時停止期間検出部による第1の設定回数の検出後の所定の期間内に、引き続き、前記電力供給一時停止期間検出部により設定期間内である電力供給一時停止期間が予め設定された1回以上のいずれかの第2の設定回数だけ検出された場合には、検出された第2の設定回数のうちいずれかの順位の電力供給一時停止期間の検出時に暫定的に設定していた発振周波数を新たな設定値として確定し、新たな設定値として確定した発振周波数で前記インバータ回路を発振させるマイクロコンピュータと
を備えたことを特徴とする。
図1〜図9を用いて実施の形態1を説明する。説明を始める前に、図1を用いて、以下の実施の形態で使用する次の(1)〜(4)の用語を定義する。
(1)「オン/オフ/オン操作」とは、図1に示すように、電源スイッチがオンである場合において、1秒程度の所定の短時間以内(後述のToff以内)に、電源スイッチをオフにした後に再びオンにする操作をいう。
(2)「電力供給一時停止期間t」とは、「オン/オフ/オン操作」により電力の供給が一時的に停止される期間をいう。
(3)「オフ第1操作」とは、操作者が、放電灯の調光率を変更するため、「オン/オフ/オン操作」を決められた回数行なう操作をいう。図1は、決められた回数が2回の場合を示している。
(4)「オフ第2操作」とは、「オフ第1操作」の後(このとき電源スイッチはオンである)、操作者が、調光率を確定をするため、「オン/オフ/オン操作」を決められた回数行なう操作をいう。図1は、決められた回数が3回の場合を示している。
(1)放電灯点灯装置100では、交流電源1からの交流電力が電源スイッチ20を介して供給され、ダイオードブリッジ2で整流される。ダイオードブリッジ2の出力は、脈流成分を含む直流電源である。この脈流成分を含む直流電源が昇圧チョッパ回路200に供給される。
(2)昇圧チョッパ回路200は、昇圧チョッパ制御回路210で制御される。昇圧チョッパ回路200はチョークコイル3、スイッチング素子5、ダイオード4、コンデンサ6から構成され、入力された脈流を含む直流電源を昇圧・平滑し、インバータ回路300に安定化された一定電圧を供給する。
(3)インバータ回路300は、インバータ制御回路310で制御される。インバータ回路300は、スイッチング素子7及びスイッチング素子8により、昇圧チョッパ回路200で昇圧された直流電圧を高周波電圧に変換する。また、抵抗13が、スイッチング素子7に並列に接続される。
なお、スイッチング素子7及び8のドレイン・ソース間に逆並列に接続されているダイオードは、図示を省略する。
(4)放電灯負荷回路330は、カップリングコンデンサ9、チョークコイル10、放電灯11の直列回路及びカップリングコンデンサ9に並列に接続された抵抗14、及び、放電灯11に並列に接続されたコンデンサ12から構成される。
(5)インバータ制御回路310のマイコン312には、放電灯状態検出回路320、電源オン・オフ状態検出回路340、電源オフ期間検出回路360の出力信号が接続される。
(6)放電灯状態検出回路320は、放電灯11の放電灯負荷回路330への装着または抜去状態
の検出及び放電灯11の正常または不良状態を検出する。放電灯11の装着状態はコンデンサ6を電源として抵抗13、抵抗14、放電灯11の両フィラメントを介して電流が流れることを検出する。また、放電灯11の不良状態は放電灯11の両端電圧の上昇、フィラメントの電圧等で検出する。
次に図4を用いて電源オフ期間検出回路360の具体的な構成を説明する。図4は、電源オフ期間検出回路360の具体的構成を示す図である。図5は、図4に示した電源オフ期間検出回路360の回路特性を示す図である。
また、放電灯状態検出回路320が、放電灯11の放電灯負荷回路330への装着を検出し、かつ、放電灯11の正常状態の検出がされた場合にのみ、インバータ回路300は発振が継続的に駆動される。従って、放電灯11の未装着や寿命末期等の異常状態の場合は、インバータ回路300の発振は停止される。放電灯状態検出回路320は、放電灯11の抜去状態、あるいは異常状態の場合には検出信号をマイコン312に出力する。マイコン312は、抜去状態の検出信号を入力すると「フィラメント検出フラグ(3131)」を「L;0」にし、放電灯11の異常状態の検出信号を入力すると「放電灯不良検出フラグ(3132)」を「H;1」にする。マイコン312は、「フィラメント検出フラグ(3131)」が「L;0」である場合、あるいは、「放電灯不良検出フラグ(3132)」が「H;1」である場合は、制御出力回路311への制御信号の出力を停止し、インバータ回路300の発振を停止する。
(1)操作者がオフ第1操作を行なうと、電力供給一時停止期間検出部400がオフ第1操作(第1の設定回数)を検出し、マイコン312に検出信号を出力する。図6では、オフ第1操作は1回目と2回目との2つのオン/オフ/オン操作からなっている。
(2)マイコン312は、電力供給一時停止期間検出部400によりオフ第1操作(第1の設定回数)が検出されると、検出時まで設定していた調光指令値を所定の時間間隔で順次異なる調光指令値に設定する。図6に示すように、マイコン312は、電力供給一時停止期間検出部400によりオフ第1操作(第1の設定回数)、すなわち、引き続き操作された2つのオン/オフ/オン操作が検出されると、検出時まで設定していた調光指令値「Sd=115」を、順次、指令値「Sd=114」〜「Sd=111」というように暫定的に設定する。
(3)操作者がオフ第2操作を行なうと、電力供給一時停止期間検出部400がオフ第2操作(第2の設定回数)を検出し、マイコン312に検出信号を出力する。
(4)マイコン312は、電力供給一時停止期間検出部400によりオフ第2操作が検出されると、検出されたオフ第2操作(第2の設定回数)のうちいずれかの順位の「オン/オフ/オン操作」の検出時に暫定的に設定していた調光指令値を新たな設定値として確定する。ここで「検出されたオフ第2操作のうちいずれかの順位」とは、次の意味である。すなわち図6では、オフ第2操作は、1回目と2回目の「オン/オフ/オン操作」からなっているが、マイコン312は、電力供給一時停止期間検出部400によるオフ第2操作の1回目の検出時には調光指令値「Sd=112」を設定しており、オフ第2操作の2回目の検出時には調光指令値「Sd=111」を設定している。「検出されたオフ第2操作のうちいずれかの順位のオン/オフ/オン操作」とは、この「1回目」あるいは「2回目」のオン/オフ/オン操作を意味する。図6の場合、マイコン312は、第1順位である「1回目」に対応するSd=112を確定値として設定する。すなわち、図6の場合は、マイコン312は、電力供給一時停止期間検出部400によるオフ第2操作のうち「1回目」である第1順位(最初の順位)のオン/オフ/オン操作の検出時に暫定的に設定していた調光指令値Sd=112を、新たな設定値として確定するように設定されている。図7は、マイコン312が、電力供給一時停止期間検出部400により検出されたオフ第2操作のうち第2順位(図7の場合は最後の順位でもある)のオン/オフ/オン操作の検出時に暫定的に設定していた調光指令値Sd=111を、新たな設定値として確定するように設定されている場合を示している。
(5)マイコン312は、新たな設定値として確定した調光指令値「Sd=112」あるいは「Sd=111」から定まる発振周波数で、インバータ回路300を発振させる。
上記のような構成で、図8に示すように、操作者は、オフ第1操作の1回目のオン/オフ/オン操作を行なう。即ち、電源スイッチ20がオンの状態で、操作者は、オフ第1操作の1回目として電源スイッチ20をオフしてから所定期間内(Toff期間内)に再度電源スイッチ20をオンする操作を行う。
もし、オフ期間tがToff以内(S101でYES)ならば、マイコン312は、オフ第1操作カウンタN1(3140)の値に「1」を加算する。つまり、マイコン312は、オフ第1操作カウンタN1(3140)の値を0から1にする。
よって、
N1=1
になる。
そして、マイコン312は、カウンタ有効期間フラグFe(3135)を、「L;0」から「H;1」にセットする。すなわち、
Fe=1
になる。
さらに、マイコン312は、カウンタ有効期間タイマTc(3141)の有効期間を、予め定めるデータである所定値(本設例では5秒)にセットする。すなわち、
Tc=5
になる。
なお、カウンタ有効期間フラグFe(3135)は、カウンタ有効期間タイマTc(3141)が所定値(5秒)以内の場合は「H;1」を維持し、それ(5秒)を超える場合は「L;0」であるように設定される。また、もしオフ期間tがToffを超える場合は、次の処理S160へ進む。
そして、操作者は、2回目のオン/オフ/オン操作を行なう。即ち、操作者は、電源スイッチ20がオンの状態で、再度、電源スイッチ20をオフしてからその所定期間内(Toff期間内)に電源スイッチ20をオンする操作をおこなう。
もし、オフ期間tがToff以内(S104でYES)ならば、ステップS110に進み、オフ期間tがToffを超える場合(S104でNO)には、処理はステップS160に進む。
マイコン312は、カウンタ有効期間フラグFe(3135)が「H;1」かどうか判定する。つまり、カウンタ有効期間Tc(3141)が、設定期間内(5秒内)かどうか判定する。そして、マイコン312は、Fe=1(S110でYES)ならば、オフ第1操作カウンタN1(3140)の値に1を加算して1から2にするとともに、カウンタ有効期間Tc(3141)を所定値に設定する。
本設例では、
N1=2、
Tc=5
になる。
そして、マイコン312は、オフ操作第1操作カウンタN1(3140)が、予め定めた所定値(本設例では2回)かどうか判定する。マイコン312は、オフ第1操作カウンタN1(3140)が所定値(本設例ではN1=2)ならばステップS113の処理に進み、所定値未満ならばステップS160の処理に進む。ステップS113では、マイコン312は、オフ第1操作カウンタN1(3140)の値を0に設定するとともに、カウンタ有効期間フラグFe(3135)を「L;0」に設定し、カウンタ有効期間Tc(3141)を0に設定する。
即ち、ステップS113において、
N1=0、
Fe=0、
Tc=0
となる。
ステップS120は、電源スイッチ20のオフ期間tがToff以内であるオフ回数(オフ第1操作)が、所定の回数(図8の例では2回)連続して操作された場合に、マイコン312により実行されるステップである。
(1)不揮発性メモリ313の調光指令値テーブル3150において、現行の調光指令値Sdn(例えば、Sdn=115、調光率80%)を、次の調光指令値Sdn+1(例えば、Sdn+1=114、調光率78%)に暫定的に変更する。これに伴って、インバータ制御回路310の制御出力回路311の駆動周波数も、調光指令値Sdnに対応する駆動周波数から調光指令値「Sdn+1=114」に対応する駆動周波数に暫定的に変化し、放電灯11の調光率を80%から78%にする。
(2)暫定的に選択された調光指令値「Sdn+1=114」は、予め定められた暫定点灯期間Ttp(3142)(本設例では2秒)を過ぎると、自動的に次の暫定的な調光指令値Sdn+2(Sdn+2=113、調光率76%)へ移行する。つまりマイコン312により新たに次の暫定的な調光指令値「Sdn+2=113」が選択され、調光率も調光指令値の変化に対応して暫定的に変化する。
(3)さらに、暫定的な調光指令値「Sdn+2=113」は、暫定点灯期間Ttp(3142)の2秒が過ぎると、マイコン312により、自動的に次の暫定的な調光指令値「Sdn+3=112」が設定され、調光率も調光指令値の変化に対応して暫定的に変化する。
(4)このように、「暫定点灯期間Ttp(3142)」(2秒)が経過する毎に、調光指令値Sdを順次自動的に変化させるマイコン312による制御は、後述する「オフ第2操作(確定操作)」が実行されるか、または、調光指令値を順次変化させるステップが所定の順次変化回数Ns(3143)の所定値(例えば、20回)に達するまで実行継続される。つまり「オフ第2操作(確定操作)」が実行されるか、あるいは、Ns×Ttpの間、マイコン312により、順次実行される。この例では、Ns=20(回)、Ttp=2(秒)であるので、マイコン312により、40秒間、順次実行される。この40秒間のうちに確定操作がされると暫定的な調光指令値は確定される。
ステップS121において、マイコン312は、順次変化回数Ns(3143)が所定値(例えば、20回)以内かどうか判定する。もし、所定値未満(S121でNO)ならステップS122に、所定値(S121でYES)ならステップS150に進む。ステップS122において、電源スイッチ20がオン状態で、操作者は、「オフ第2操作」として電源スイッチ20をオフしてからその所定期間内(Toff期間内)に再度、電源スイッチ20をオンする操作を行う。もし、オフ期間tがToff以内(S123でYES)なら、ステップS124に進み、最新の暫定調光指令値(例えば、Sdn+4=111、調光率72%)を、以降、継続実行する調光指令値として確定する。即ち、操作者による電源スイッチ20のToff期間内のオフの実行による「オフ第2操作」で、暫定点灯期間Ttp(3142)(2秒)の時間間隔で順次暫定的に変化する調光指令値は、最新の調光指令値に確定される。以降、次の電源スイッチ20の再度のオフ第1操作及びこれに続くオフ第2操作が実行されるまで、放電灯11は、この調光指令値に対応した調光率で制御点灯される。なお、順次指定される調光指令値Sdは指定可能な最大値Sdmに達すると、定格出力であるSd0(Sd0=125、調光率100%)に戻る。即ち、調光率が順次小さくなるように降順指定され、指定可能な最小調光率の次は、定格出力(調光率100%)に戻るように循環指定される。
順次変化回数Ns(3143)が所定値(例えば、20回)に達するまでに、電源スイッチ20による確定操作である「オフ第2操作」がされない場合は、調光指令値Sdは、電源スイッチ20のオフ第1操作の開始時点の調光指令値Sdnに戻る。図8の場合、調光指令値は、「Sdn=115」に戻る。そして、マイコン312は、暫定点灯期間Ttp(3142)を0(ゼロ)に戻すとともに順次変化回数Ns(3143)を0(ゼロ)に戻し、次のステップS160へ進む。
よって、
Ttp=0、
Ns=0
となる。
即ち、電源スイッチ20によるオフ第1操作に引き続き、所定の順次変化回数Ns(3143)内で、再度、電源スイッチ20による「オフ第2操作」が行われない場合は、調光率はオフ第1操作の開始時点の調光率に戻る。
また、上記で説明した図9のフローチャートでは、電源スイッチ20のオフ第1操作を行い、調光指令値をSdn、Sdn+1、Sdn+2、・・・・と順次変化させているステップS120の期間中に、電源スイッチ20の所定の期間Toff内の電源オフが「1回」あった場合に、調光指令値を最新の暫定調光指令値に確定する場合について説明した。しかし、これは一例である。これを電源スイッチ20のオフ第1操作と同様に、予め定めた2回以上の回数が実行された場合に調光指令値を確定するようにしても良いのは、図6、図7で述べたとおりである。これは、マイコン312の不揮発性メモリ313のオフ第1操作カウンタN1(3140)と同様の機能をもつオフ第2操作カウンタN2(3144)の記録エリアを設定することで可能である。(図3では、オフ第2操作カウンタN2(3144)=1回として、上記説明に対応しているが、これを2回とすればよい。)このように、調光率確定のための電源スイッチ20のオフ第2操作が2回以上の回数が実行された場合に調光指令値を確定するように設定することで、落雷などの原因で交流電源1が瞬時停電した場合でも、放電灯点灯装置の設置・使用者の意図に反して調光率が変化してしまう誤動作の確率をさらに小さくできる効果がある。なお、図8、図9の説明では、調光率の確定操作によって最新の暫定調光率をそれ以降点灯継続する調光率として確定すると説明してきた。すなわち、マイコン312は、電力供給一時停止期間検出部400によるオフ第2操作の検出時に暫定的に設定している調光指令値を、新たな設定値として確定するとして説明してきたが、調光率確定のためのオフ第2操作が2回以上の複数回に設定した場合には、その間に、暫定調光率も変化する場合が考えられる。つまり、図6、あるいは、図7のような場合である。調光率確定のためのオフ第2操作において、1回目の電源スイッチ20のオン/オフ/オン操作時と2回目のオン/オフ/オン操作時とでは、プログラムの設定によっては、暫定調光率が異なる値になる場合が考えられる。即ち、図6に示すように、オフ第2操作の第1回目のオフの場合、調光指令値は「Sd=112」であり、オフ第2操作の第2回目のオフの場合、調光指令値が「Sd=111」であるような場合である。このような場合でも、図6の説明でも述べたように、最新の暫定調光率をオフ第2操作の第1回目とするか、最終回目とするかを予め定めることで問題は無い。つまり、本実施の形態1の調光率確定時の最新の暫定調光率とは、オフ第2操作で予め定めたオフ回数時の暫定調光率をいう。勿論、オフ第2操作が開始を検出した場合に、マイコン312が、暫定調光率の変化を停止するようにしても良い。
また、上記の説明では、調光指令値をSdnからSdn+1に暫定的に変化させる場合に、調光率を順次減じて指定可能な最後の調光指令値Sdmの次に定格出力である調光指令値Sd0(100%調光)に戻る、いわゆる調光率を降順で指定する場合について説明した。これを、調光指令値をSdnからSdn+1に暫定的に変化させる場合に、調光率を順次増して定格出力の調光指令値であるSd0に達した場合は、次の調光指令値としてSdmに進む、いわゆる、調光率を昇順で指定するようにしても良いことは明らかである。また、電源スイッチ20で電源の短時間オフを所定の回数N1回行う「電源スイッチ20のオフ第1操作」において、例えば、所定の回数N1が偶数なら降順、奇数なら昇順とすれば、操作者の希望する調光率で点灯させるまでに最小の順次変化回数で選択・実行できる効果がある。具体的には、図9のフローチャートのステップS112において、例えば、オフ第1操作カウンタN1(3140)が2回なら降順、3回なら昇順としてステップS113以降処理を行うことで可能である。
また、上記説明では、調光率を調光指令値Sdn、Sdn+1、Sdn+2、・・・・・と順次暫定的に変化させている場合において、順次変化回数Ns(3143)の有効回数Ns内(例えば、20回)に、電源スイッチ20のオフ第2操作が所定の回数行われない場合は、調光率をオフ第1操作の開始時の調光率Sdnに戻す場合について説明したが、これは一例である。調光率が確定されない場合には、予め指定された所定の調光指令値の調光率に戻すようにしても良いことは明らかである。即ち、マイコン312は、電力供給一時停止期間検出部400によるオフ第1操作(第1の設定回数)の検出を契機として所定の時間間隔で順次異なる調光指令値を暫定的に設定した場合に、電力供給一時停止期間検出部400により所定の期間内に設定期間内である電力供給一時停止期間が第2の設定回数だけ検出されない場合には、予め設定された所定の調光指令値を新たな調光指令値として設定する。
また、図3に示したマイコン312の不揮発性メモリ313に記録されるデータ類の設定値(所定の値)は一例である。これらの設定値を別の値にしても良いことは明らかである。
(1)また、マイコン312が調光率を確定した場合に、確定した旨の表示をする表示部410(図2)を備えることにすれば、操作者は操作の実行を確認できる効果がある。即ち、表示部410は、マイコン312が電力供給一時停止期間検出部400によるオフ第2操作(第2第2の設定回数)の検出に基づき、暫定的に設定していた調光指令値を新たな調光指令値として確定した場合に、確定したことを表示する。
(2)なお、調光率の変化を確定した旨の表示を、放電灯11の調光率を変化させて明滅または明暗させた後に設定した調光率で点灯するように制御すれば、付加する表示装置が不要になり放電灯点灯装置を安価・小型化できる効果がある。即ち、マイコン312は、電力供給一時停止期間検出部400によるオフ第2操作(第2の設定回数)の検出に基づき、暫定的に設定していた調光指令値を新たな調光指令値として確定した場合に、インバータ回路300の発振周波数を制御することにより放電灯11の明るさを増減する。
(3)上記の(1)、(2)では、オフ第2操作により調光率が確定された場合の表示あるいは明滅を説明したが、調光率の確定操作をした場合以外に、操作者がオフ第1操作を行なった場合に、順次暫定的に切り替わる調光率を表示してもよい。例えば、暫定調光率が90%、80%、70%、・・・・・などのように調光率が切り替わるごとに現在の調光率を表示部410に「90%」などのように表示する。即ち、表示部410は、マイコン312が電力供給一時停止期間検出部400によるオフ第1操作(第1の設定回数)の検出を契機として所定の時間間隔で順次異なる調光指令値を暫定的に設定する場合に、マイコン312が暫定的に調光指令値を設定するごとに、設定される調光指令値に対応する対応表示を表示する。対応表示は上記のように「%」表示でもよいし、他の表示でもよい。この暫定調光率に設定されるごとに調光指令値の対応表示を表示する。また、表示する以外に、マイコン312が放電灯11を明滅させても構わない。即ち、マイコン312は、電力供給一時停止期間検出部400によるオフ第1操作(第1の設定回数)の検出を契機として所定の時間間隔で順次異なる調光指令値を暫定的に設定する場合に、調光指令値を設定するごとに、インバータ回路300の発振周波数を制御することにより放電灯11の明るさを増減して、新たな調光率に暫定的に切り替わったことを通知するようにしてもよい。以上の暫定調光率の切り替え時において表示部410に暫定調光率を表示し、あるいは、放電灯11を明滅させることで、操作者は、調光率が暫定的に設定されたことを知ることができ、調光率を確定する上で便利である。
(4)さらに、調光率を確定した旨の表示と、暫定点灯期間中に予め定めた暫定調光率であることの表示とを同一の表示部でおこなえば、表示部を小型化できる効果がある。
また、上記で説明した放電灯点灯装置100を、放電灯11が装着された照明器具本体に搭載し、例えば、壁スイッチを電源スイッチ20として利用すれば、簡単な構成で多段階ステップの調光が可能な照明装置を提供できる効果がある。
また、電源スイッチ20として壁スイッチなどを利用する場合に、電源スイッチ20を交流電源1の投入または遮断状態を保持する第1のスイッチと、操作時のみオフする常閉スイッチである第2のスイッチの直列に接続した構成とし、放電灯11の調光率の変化・確定をする操作の場合は、操作時のみオフする第2のスイッチを使用するようにすれば、所定の短時間内の電源スイッチ20のオフ操作が簡単にできる効果がある。
また、上記第1のスイッチと第2のスイッチは互いにその近傍に設置すれば、電源スイッチ20を小型化でき、操作が便利になる効果がある。なお、上記第1のスイッチと第2のスイッチを近接して配置した場合には、第1のスイッチと第2のスイッチを取り違えて操作する誤操作の確率が大きくなるが、この場合、使用頻度の少ない方のスイッチに操作を不能にするカバーを備えれば、誤操作を防止できる効果がある。
図10を用いて実施の形態2を説明する。実施の形態2は、電源オフ期間検出回路360をインバータ回路300の出力回路に接続した実施形態である。この構成により、電源オフ期間検出回路360については、交流電源1の電圧が異なる場合でも同一の回路定数で対応できる。
また、放電灯状態検出回路320が、放電灯11が未接続(抜去状態)、寿命末期などなどの不良状態(異常状態)を検出した場合に、マイコン312がインバータ回路301の動作を停止するようにしておく。これにより、放電灯がこのような状態の場合は、電源オフ期間検出回路360の出力端子bの電圧がLレベルになる。従って、放電灯11が未接続、不良状態の場合には、電源スイッチ20を操作して放電灯11の調光率を変更する機能を停止することができる。よって、放電灯11の調光率を目視で確認できない状態で変更されてしまうことを防止できる効果がある。
図11を用いて実施の形態3を説明する。実施の形態3は、実施の形態1または実施の形態2の放電灯点灯装置を備えた照明器具を共通の電源スイッチに少なくても2台以上接続した照明システム1001に関する。この照明システムにより、複数台の照明器具について同時に調光率を設定することができる。また、放電灯状態検出回路320が放電灯11の抜去を検出した場合には、マイコン312が調光率を変更する機能を停止する。従って、調光率を設定するオフ第1操作時及びオフ第2操作時に、調光率を変更したくない放電灯点灯装置では放電灯11を抜去しておき、オフ第2操作の終了後に放電灯を装着することで、放電灯を装着してオフ第1操作及びオフ第2操作を行った放電灯のみの調光率を変更できる。
なお、上記で説明したように、放電灯11の未装着や不良の場合は、調光率の変更を不能にしている。従って、放電灯11が不良の場合に調光率を変更すると、不良の放電灯を正常品の放電灯と交換した場合に、照明器具間で調光率が使用者の意図に反して異なってしまう場合がある。このような、場合には、オフ第1操作の所定値(N1)及びオフ第2操作の所定値(N2)のいずれも上回る所定の回数(調光率リセットN3=例えば4回)の短期間の電源オフが行われた場合に、正常品が装着された全ての照明器具の調光率を、例えば、定格出力の100%調光率(Sd0)に戻すようにすれば良い。図3で、調光率リセット回数N3は不揮発性メモリの調光率リセットカウンタN3(3145)に記録される。
図13に示す本実施の形態4は、実施の形態1あるいは実施の形態2の放電灯点灯装置100あるいは放電灯点灯装置101を複数台使用した場合の照明システム2000を示す構成図である。実施の形態4の照明システム2000は、実施の形態3に対して、交流電源1のもとに、実施の形態3の照明システムを複数接続した構成である。照明システム1002は、照明システム1001と同じ構成である。照明システム1002は、放電灯点灯装置101A〜101Nに対して、共通の電源スイッチ20Aを備える。照明器具901A〜901Nは、それぞれ放電灯点灯装置101A〜101Nを備える。放電灯点灯装置101A〜101Nは、放電灯点灯装置101a〜101nと同様に、放電灯状態検出回路320が放電灯11の抜去を検出した場合には、マイコン312が調光率を変更する機能を停止する。
また、この点灯装置の調光率を可変にできる特性と太陽光による外光を活用すれば、部屋の照度を適切に維持しつつ、省エネができる効果がある。
このため、落雷などの原因で交流電源1が瞬時停電する場合があったとしても、瞬時停電による交流電源1の断続状態が本実施の形態が示す調光率を変化・確定するために必要な交流電源1の断続状態と一致する確率は、実用的には無視できるほど小さくできるので、放電灯を調光するための特別な調光コントローラや調光インターフェースのための特別な配線が無くても多段階の調光率が可能な放電灯点灯装置を提供できる効果がある。
また、調光率の変化の表示は、上記のように調光率の確定操作をした場合以外に、オフ第1操作で調光率の暫定点灯期間Ttp(3142)中に、例えば、暫定調光率が90%、80%、70%、・・・・などのように十位(調光率を%表示の場合)の調光率が切り替わる(変化する)ごとに、放電灯11を明滅させる等をすると、操作者が調光率を確定する場合の情報提供の便宜を供する効果がある。
さらに、放電灯11の明滅または明暗で表示を行うことで、表示のための特別な構成部品が不要になる効果がある。
さらに、多段の調光率の実行順序の変更や、調光率の追加や変更なども不揮発性メモリ313のデータ変更で容易に対応できる効果がある。
また、この放電灯点灯装置の調光率を可変にできる特性と太陽光による外光を活用すれば、部屋の照度を適切に維持しつつ、省エネができる効果がある。
Claims (8)
- 交流電力を供給する交流電源から供給された交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が昇圧した電圧を高周波電圧に変換して出力し、出力した高周波電圧で放電灯を点灯させるインバータ回路とを備えた放電灯点灯装置において、
前記交流電源による交流電力の供給が供給状態から供給停止状態となり再び供給状態となった場合の供給停止期間である電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出する電力供給一時停止期間検出部と、
前記放電灯の定格出力に対する比率を示す複数の調光率のそれぞれに対応する調光指令値のそれぞれから定まる発振周波数のうち予め設定された調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させる制御を実行するマイクロコンピュータであって、前記電力供給一時停止期間検出部により所定の期間内に設定期間内である電力供給一時停止期間が予め設定された1回以上のいずれかの第1の設定回数だけ検出された場合には、第1の設定回数が検出された検出時まで設定していた調光指令値を所定の時間間隔で順次異なる調光指令値に暫定的に設定し、前記電力供給一時停止期間検出部による第1の設定回数の検出後の所定の期間内に、引き続き、前記電力供給一時停止期間検出部により設定期間内である電力供給一時停止期間が予め設定された1回以上のいずれかの第2の設定回数だけ検出された場合には、検出された第2の設定回数のうちいずれかの順位の電力供給一時停止期間の検出時に暫定的に設定していた調光指令値を新たな設定値として確定し、新たな設定値として確定した調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させるマイクロコンピュータとを備え、
前記インバータ回路は、
前記交流電源による交流電力の供給がある場合には高周波電圧の出力を継続し、前記交流電源による交流電力の供給が無い場合には高周波電圧の出力を停止し、
前記電力供給一時停止期間検出部は、
前記インバータ回路の高周波電圧の出力に基づいて、電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出することを特徴とする放電灯点灯装置。 - 交流電力を供給する交流電源から供給された交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が昇圧した電圧を高周波電圧に変換して出力し、出力した高周波電圧で放電灯を点灯させるインバータ回路とを備えた放電灯点灯装置において、
前記交流電源による交流電力の供給が供給状態から供給停止状態となり再び供給状態となった場合の供給停止期間である電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出する電力供給一時停止期間検出部と、
前記放電灯の定格出力に対する比率を示す複数の調光率のそれぞれに対応する調光指令値のそれぞれから定まる発振周波数のうち予め設定された調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させる制御を実行するマイクロコンピュータであって、前記電力供給一時停止期間検出部により所定の期間内に設定期間内である電力供給一時停止期間が予め設定された1回以上のいずれかの第1の設定回数だけ検出された場合には、第1の設定回数が検出された検出時まで設定していた調光指令値を所定の時間間隔で順次異なる調光指令値に暫定的に設定し、前記電力供給一時停止期間検出部による第1の設定回数の検出後の所定の期間内に、引き続き、前記電力供給一時停止期間検出部により設定期間内である電力供給一時停止期間が予め設定された1回以上のいずれかの第2の設定回数だけ検出された場合には、検出された第2の設定回数のうちいずれかの順位の電力供給一時停止期間の検出時に暫定的に設定していた調光指令値を新たな設定値として確定し、新たな設定値として確定した調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させるマイクロコンピュータと、
前記放電灯が抜去されているかどうかを検出する抜去検出部とを備え、
前記マイクロコンピュータは、
前記抜去検出部が前記放電灯の抜去を検出した場合には、抜去の検出時において設定している調光指令値を継続して維持することを特徴とする放電灯点灯装置。 - 交流電力を供給する交流電源から供給された交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が昇圧した電圧を高周波電圧に変換して出力し、出力した高周波電圧で放電灯を点灯させるインバータ回路とを備えた放電灯点灯装置において、
前記交流電源による交流電力の供給が供給状態から供給停止状態となり再び供給状態となった場合の供給停止期間である電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出する電力供給一時停止期間検出部と、
前記放電灯の定格出力に対する比率を示す複数の調光率のそれぞれに対応する調光指令値のそれぞれから定まる発振周波数のうち予め設定された調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させる制御を実行するマイクロコンピュータであって、前記電力供給一時停止期間検出部により所定の期間内に設定期間内である電力供給一時停止期間が予め設定された1回以上のいずれかの第1の設定回数だけ検出された場合には、第1の設定回数が検出された検出時まで設定していた調光指令値を所定の時間間隔で順次異なる調光指令値に暫定的に設定し、前記電力供給一時停止期間検出部による第1の設定回数の検出後の所定の期間内に、引き続き、前記電力供給一時停止期間検出部により設定期間内である電力供給一時停止期間が予め設定された1回以上のいずれかの第2の設定回数だけ検出された場合には、検出された第2の設定回数のうちいずれかの順位の電力供給一時停止期間の検出時に暫定的に設定していた調光指令値を新たな設定値として確定し、新たな設定値として確定した調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させるマイクロコンピュータと、
前記放電灯が異常状態にあるかどうかを検出する異常状態検出部とを備え、
前記マイクロコンピュータは、
前記異常状態検出部が前記放電灯の異常状態を検出した場合には、異常状態の検出時において設定している調光指令値を継続して維持することを特徴とする放電灯点灯装置。 - 交流電力を供給する交流電源から供給された交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が昇圧した電圧を高周波電圧に変換して出力し、出力した高周波電圧で放電灯を点灯させるインバータ回路とを備えた放電灯点灯装置において、
前記交流電源による交流電力の供給が供給状態から供給停止状態となり再び供給状態となった場合の供給停止期間である電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出する電力供給一時停止期間検出部と、
前記放電灯の定格出力に対する比率を示す複数の調光率のそれぞれに対応する調光指令値のそれぞれから定まる発振周波数のうち予め設定された調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させる制御を実行するマイクロコンピュータであって、前記電力供給一時停止期間検出部により所定の期間内に設定期間内である電力供給一時停止期間が予め設定された1回以上のいずれかの第1の設定回数だけ検出された場合には、第1の設定回数が検出された検出時まで設定していた調光指令値を所定の時間間隔で順次異なる調光指令値に暫定的に設定し、前記電力供給一時停止期間検出部による第1の設定回数の検出後の所定の期間内に、引き続き、前記電力供給一時停止期間検出部により設定期間内である電力供給一時停止期間が予め設定された1回以上のいずれかの第2の設定回数だけ検出された場合には、検出された第2の設定回数のうちいずれかの順位の電力供給一時停止期間の検出時に暫定的に設定していた調光指令値を新たな設定値として確定し、新たな設定値として確定した調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させるマイクロコンピュータと、
前記マイクロコンピュータが前記電力供給一時停止期間検出部による第2の設定回数の検出に基づき、暫定的に設定していた調光指令値を新たな調光指令値として確定した場合に、確定したことを表示する表示部とを備えたことを特徴とする記載の放電灯点灯装置。 - 交流電力を供給する交流電源から供給された交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が昇圧した電圧を高周波電圧に変換して出力し、出力した高周波電圧で放電灯を点灯させるインバータ回路とを備えた放電灯点灯装置において、
前記交流電源による交流電力の供給が供給状態から供給停止状態となり再び供給状態となった場合の供給停止期間である電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出する電力供給一時停止期間検出部と、
前記放電灯の定格出力に対する比率を示す複数の調光率のそれぞれに対応する調光指令値のそれぞれから定まる発振周波数のうち予め設定された調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させる制御を実行するマイクロコンピュータであって、前記電力供給一時停止期間検出部により所定の期間内に設定期間内である電力供給一時停止期間が予め設定された1回以上のいずれかの第1の設定回数だけ検出された場合には、第1の設定回数が検出された検出時まで設定していた調光指令値を所定の時間間隔で順次異なる調光指令値に暫定的に設定し、前記電力供給一時停止期間検出部による第1の設定回数の検出後の所定の期間内に、引き続き、前記電力供給一時停止期間検出部により設定期間内である電力供給一時停止期間が予め設定された1回以上のいずれかの第2の設定回数だけ検出された場合には、検出された第2の設定回数のうちいずれかの順位の電力供給一時停止期間の検出時に暫定的に設定していた調光指令値を新たな設定値として確定し、新たな設定値として確定した調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させるマイクロコンピュータと、
前記マイクロコンピュータが前記電力供給一時停止期間検出部による第1の設定回数の検出を契機として所定の時間間隔で順次異なる調光指令値を暫定的に設定する場合に、前記マイクロコンピュータが暫定的に調光指令値を設定するごとに、設定される調光指令値に対応する対応表示を表示する表示部とを備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。 - 前記電力供給一時停止期間検出部は、
前記交流電源が交流電力の供給状態と供給停止状態とのいずれの状態にあるかを検出する供給状態検出部と、
前記インバータ回路の出力に接続されることにより前記インバータ回路の出力する高周波電圧により充電するとともに、前記インバータ回路の出力停止状態が設定期間を超えて継続すると、充電した電圧が予め設定された値以下となる電圧保持部と
を備えたことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備えた照明器具。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の放電灯点灯装置を有する照明器具と、
前記照明器具の有する前記放電灯点灯装置に交流電源からの交流電力の供給をオン、オフする電源スイッチと
を備えたことを特徴とする照明システム。
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