JP4874390B2 - 方向性結合器 - Google Patents

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Description

本発明は、方向性結合器に関し、特に、既存の方向性結合器の方向性を改善するための回路を含む方向性結合器に関する。
方向性結合器は、進行波と反射波を分離するマイクロ波回路として、さまざまな分野で用いられている。理想的な方向性結合器においては、進行波と反射波が完全に分離され、カップリングポートには進行波のみが発生し、アイソレーションポートには反射波のみが発生する。そのため、進行波と反射波との電力比である方向性は、無限大となる。
大きな方向性を実現するには、偶・奇モードの位相速度を一致させる必要がある。しかしながら、マイクロ回路として広く用いられているマイクロストリップ線路は、非均質媒質線路であるため、偶・奇モードで波長短縮率の違いが発生する。そのため、カップリングポートに反射波が漏れ出し、カップリングポートに発生する電力とアイソレーションポートに漏れ出す電力との差で表される方向性が劣化するという問題がある。
そこで、方向性を改善するために、フィードバック線路を設ける手法(例えば、非特許文献1参照)、主線路と結合線路の対向部を加工する手法(例えば、特許文献1参照)、あるいは結合線路の結合部に浮遊導体を設ける手法(例えば、非特許文献2参照)などが提案されている。
図10は、非特許文献1における従来の方向性結合器の構成図である。非特許文献1の方向性結合器は、主線路101の入出力端子間、およびアイソレーションポート108とカップリングポート107間にそれぞれフィードバック線路103、104を設けることで方向性を改善している。
より具体的には、次のようにして方向性の改善を図っている。対向している主線路101と結合線路102に、それぞれフィードバック線路103、104が接続されている。入力端子105から入力されたRF信号は、主線路101を通じて出力端子106へ導かれる。そして、主線路101は、結合線路102と結合しているため、入力端子105から入力された信号は、カップリングポート107へ導かれる。
そして、フィードバック線路103、104により、偶・奇モードの位相速度を一致させている。これにより、アイソレーションポート108へ信号を導かないようにして、方向性の改善を図っている。
また、図11は、特許文献1における従来の方向性結合器の構成図である。この特許文献1の方向性結合器は、結合線路110の結合部の両端部に、主線路119に対してキャパシタンスを増加させる部分115、116を設けるとともに、主線路119と結合線路110の対向部117にインダクタンスを持たせることで方向性を改善している。
より具体的には、次のようにして方向性の改善を図っている。主線路119と結合線路110との結合部118は、結合線路110の両端部に主線路119に対してキャパシタンスを増加させる部分115、116を有し、かつ、主線路119と結合線路110との対向部117にインダクタンスを持たせる部分を有している。入力端子111から入力されたRF信号は、主線路119を通じて出力端子112へ導かれる。
そして、主線路119は、結合線路110と結合しているため、入力端子111から入力された信号は、カップリングポート113へ導かれる。特許文献1の方向性結合器は、結合線路110の結合部118の両端部に主線路119に対してキャパシタンスを増加させる部分115、116、および、インダクタンスを有する、主線路119と結合線路110との対向部117により、偶・奇モードの位相速度を一致させている。これにより、アイソレーションポート114へ信号を導かないようにしており、方向性の改善を図っている。
また、図12は、非特許文献2における従来の方向性結合器の構成図である。この非特許文献2の方向性結合器は、結合線路126の結合部に浮遊導体127を設けることで、偶・奇モードの位相差を補償し、方向性を改善している。
より具体的には、次のようにして方向性の改善を図っている。主線路125と結合線路126の結合部に、浮遊導体127が配置されている。入力端子121から入力されたRF信号は、主線路125を通じて出力端子122へ導かれる。そして、主線路125は、結合線路126と結合しているため、入力端子121から入力された信号は、カップリングポート123へ導かれる。
そして、結合部に設けた周期的スリットによって、主に奇モードの分布インダクタンスが増大する。また、結合部に挿入した浮遊導体は、ほとんど奇モードの分布キャパシタンスのみにしか影響を及ぼさない。このため、スリットと浮遊導体127の寸法を調節することによって、偶・奇モード位相速度を揃えることができる。これにより、アイソレーションポート124へ信号を導かないようにすることができ、方向性の改善を図っている。
特開昭56−138302号公報 Jia-Liang Chen、 Sheng-Fuh Chang、 and Chain-Tin Wu、"A High-Directivity Microstip Directional Coupler With Feedback Compensation"、 TU2E-2、 pp. 101-104、 IEEE IMS2002 藤井、小久保、太田、"周期浮遊導体による1/4波長マイクロストリップカプラの方向性改善"、C−2−51−2006年電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ大会
しかしながら、従来技術には次のような課題がある。
上述した従来の方向性結合器は、いずれも方向性結合器の設計時にあらかじめ決められた周波数において、方向性が最良となるように設計しておく必要がある。この結果、基板の製造ばらつきや温度による基板の伸張、設計精度の誤差等により方向性が劣化した場合には、修正できないという問題があった。また、設計段階で方向性結合器本体に設計変更を行う必要があり、既存の方向性結合器の方向性を改善することはできないという問題がある。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、4端子を有する方向性結合器本体の方向性を改善することのできる方向性結合器を得ることを目的とする。
本発明に係る方向性結合器は、入力ポート、出力ポート、カップリングポート、およびアイソレーションポートの4端子を有する方向性結合器本体と、方向性結合器本体のカップリングポートおよびアイソレーションポートのそれぞれの出力信号を電力合成する合成器とを備えた方向性結合器において、カップリングポートの出力信号およびアイソレーションポートの出力信号の少なくとも一方の出力信号を増幅または減衰して出力する方向性改善回路をさらに備え、合成器は、方向性改善回路により増幅または減衰された出力信号を用いて電力合成するものである。
本発明によれば、カップリングポートの出力信号およびアイソレーションポートの出力信号の少なくとも一方の出力信号を増幅または減衰する方向性改善回路を有することにより、4端子を有する方向性結合器本体の方向性を改善することのできる方向性結合器を得ることができる。
本発明の実施の形態1における方向性結合器の構成図である。 本発明の実施の形態1における方向性結合器の動作説明図である。 本発明の実施の形態1において試作した方向性結合器の回路構成図である。 本発明の実施の形態1において試作した方向性結合器の方向性の測定結果を示した図である。 本発明の実施の形態2における方向性結合器の構成図である。 本発明の実施の形態2における方向性結合器の動作説明図である。 本発明の実施の形態3における方向性結合器の構成図である。 本発明の実施の形態3における合成器30でのキャンセル量を示した図である。 本発明の実施の形態3における方向性結合器の方向性・位相差の計算結果を示す図である。 非特許文献1における従来の方向性結合器の構成図である。 特許文献1における従来の方向性結合器の構成図である。 非特許文献2における従来の方向性結合器の構成図である。
以下、本発明の方向性結合器の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。本発明の方向性結合器は、方向性結合器本体のカップリングポートとアイソレーションポートの一方または両方に接続される方向性改善回路を備えている点を技術的特徴とする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における方向性結合器の構成図である。また、図2は、本発明の実施の形態1における方向性結合器の動作説明図である。本実施の形態1における方向性結合器は、方向性結合器本体10、方向性改善回路に相当する減衰器20a、および合成器30で構成される。
また、方向性結合器本体10は、4つの端子11〜14を備えている。端子11は、入力端子に相当し、図1ではPort1と記載されている。また、端子12は、出力端子に相当し、図1ではPort2と記載されている。さらに、端子13は、カップリングポートに相当し、端子14は、アイソレーションポートに相当する。
一方、合成器30は、3つの端子31〜33を備えており、端子32と端子33のそれぞれから取り込まれた信号を電力合成し、端子31(図1では、Port3と記載)から合成後の信号が出力される。
方向性結合器本体10のカップリングポート13は、合成器30の端子32と接続されている。一方、方向性結合器本体10のアイソレーションポート14は、減衰器20aを介して、合成器30の端子33と接続されている。
次に、本実施の形態1における方向性結合器の動作について説明する。なお、本実施の形態1の方向性結合器本体10は、1/4波長方向性結合器とする。
はじめに、端子11から信号を入力する場合について、図2(A)に基づいて説明する。端子11から入力されたRF信号(Pi[dB])は、方向性結合器本体10を通過後、端子12に導かれる。この際、結合量をC[dB]、方向性をD[dB]とすると、カップリングポート13には、結合電力(Pi−C[dB])が発生し、アイソレーションポート14には、カップリングポート13に発生する電力よりも方向性だけ小さく、位相が逆の電力(Pi−C−D[dB])が漏れ出す。
アイソレーションポート14に漏れ出した信号は、方向性結合器本体10の方向性と等しい振幅値(D[dB])に設定されている減衰器20aで減衰された後、合成器30でカップリングポート13からの信号と電力合成される。ここで、合成器30に入力される信号は、一方がカップリングポート13から出力された信号(Pi−C[dB])であり、もう一方がアイソレーションポート14から出力され、減衰器20aを通過した信号(Pi−C−2D[dB])である。
両者の信号は、逆位相異振幅で合成器30により電力合成される。このため、合成器30としてウィルキンソン分配器を用いた場合には、カップリングポート13の電力より低下した下式(1)で示される電力P[dB]が合成器30のPort3に生じる。
Figure 0004874390
次に、端子12から出力された信号が、アンテナ等で反射され、端子12へ戻ってきた場合について、図2(B)に基づいて説明する。端子12に戻ってきた反射波(Pr[dB])は、方向性結合器本体10を通過後、端子11に導かれる。この際、アイソレーションポート14には結合電力(Pr−C[dB])が発生し、カップリングポート13にはアイソレーションポート14に発生する電力よりも方向性だけ小さく、位相が逆の電力(Pr−C−D[dB])が漏れ出す。
アイソレーションポート14に発生した信号は、減衰量が方向性結合器本体10の方向性と等しい振幅値(D[dB])に設定されている減衰器20aで減衰され(Pi−C−D[dB])、合成器30でカップリングポート13からの信号(Pr−C−D[dB])と電力合成される。ここで、両者の信号は、逆位相同振幅である。このため、反射波に対しては、合成器30のPort3には電力が発生しない。
この結果、Port3に発生する電力は、端子11から信号が入力される場合と、端子12から信号が入力される場合とで、大きな電力差が発生することがわかる。従って、方向性改善回路として働く減衰器20aを備えた本実施の形態1における方向性結合器を用いることで、方向性結合器本体10の方向性を改善することができる。
方向性が改善されることを確認するために、本実施の形態1の方向性結合器を試作し、方向性の改善効果を測定した。実験では、方向性結合器本体10の方向性(D[dB])と等しい振幅値を減衰量として有する減衰器20aをアイソレーションポート14に接続する。さらに、これに加えて、方向性結合器本体10と合成器30のインピーダンス不整合による多重反射を防ぐために、カップリングポート13およびアイソレーションポート14の両方に、同一の減衰量を有する減衰器をそれぞれ挿入した。
図3は、本発明の実施の形態1において試作した方向性結合器の回路構成図である。方向性結合器本体10のアイソレーションポート14およびカップリングポート13に減衰器が接続され、その出力は、合成器30に相当するウィルキンソン分配器で合成されている場合を例示している。
図4は、本発明の実施の形態1において試作した方向性結合器の方向性の測定結果を示した図である。図4(A)は、方向性改善回路がある場合の方向性の測定結果を示しており、図4(B)は、方向性改善回路がない場合の方向性の測定結果を示している。例えば、周波数2GHzにおける方向性は、図4(B)の8.5dBから、図4(A)の21.8dBに改善されており、方向性改善回路の有効性が確認できる。
以上のように、実施の形態1によれば、方向性結合器本体のカップリングポートおよびアイソレーションポートから出力される信号を、方向性改善回路を介して合成することにより、方向性結合器本体の方向性を向上させることができる。
特に、本実施の形態1では、方向性改善回路として減衰器を用いており、この減衰器を調整することにより、容易に最良の方向性に再調整することができ、また、周波数の変更も容易である。さらに、既に存在する方向性結合器にも本発明の技術的特徴である方向性改善回路を付加することで、方向性を向上させることが可能となる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2における方向性結合器の構成図である。先の実施の形態1では、方向性改善回路として、減衰器20aがアイソレーションポート14に接続されている。これに対して、本実施の形態2では、方向性改善回路として、増幅器20bがカップリングポート13に接続されている点が異なる。この増幅器20bは、方向性結合器本体10の方向性と等しい振幅値(D[dB])を利得として有する。
そして、カップリングポート13から増幅器20bを介して出力された信号と、アイソレーションポート14からの出力とが合成器30により電力合成される。
先の実施の形態1では、アイソレーションポート14の出力を減衰器20aで減衰後、合成していた。これに対して、本実施の形態2では、カップリングポート13の出力を増幅器20bで増幅後、合成している。方向性改善回路は異なるものの、本実施の形態2の方向性結合器の基本的動作は、先の実施の形態1と同じである。
次に、本実施の形態2における方向性結合器の動作について説明する。なお、本実施の形態2の方向性結合器本体10も、先の実施の形態1と同様に、1/4波長方向性結合器とする。
図6は、本発明の実施の形態2における方向性結合器の動作説明図である。はじめに、端子11から信号を入力する場合について、図6(A)に基づいて説明する。端子11から入力されたRF信号(Pi[dB])は、方向性結合器本体10を通過後、端子12に導かれる。この際、結合量をC[dB]、方向性をD[dB]とすると、カップリングポート13には、結合電力(Pi−C[dB])が発生し、アイソレーションポート14には、カップリングポート13に発生する電力よりも方向性だけ小さく、位相が逆の電力(Pi−C−D[dB])が漏れ出す。
カップリングポート13で発生した結合電力の信号は、方向性結合器本体10の方向性と等しい振幅値(D[dB])の利得を有する増幅器20bで増幅(Pi−C+D[dB])された後、合成器30でアイソレーションポート14からの信号と電力合成される。
ここで、合成器30に入力される信号は、一方がカップリングポート13から出力され、増幅器20bを通過した信号(Pi−C+D[dB])であり、もう一方がアイソレーションポート14から出力された信号(Pi−C−D[dB])である。
両者の信号は、逆位相異振幅で合成器30により電力合成される。このため、合成器30としてウィルキンソン分配器を用いた場合には、増幅器20aから出力された電力(Pi−C+D[dB])より低下した下式(2)で示される電力P[dB]が合成器30のPort3に生じる。
Figure 0004874390
次に、端子12から出力された信号が、アンテナ等で反射され、端子12へ戻ってきた場合について、図6(B)に基づいて説明する。端子12に戻ってきた反射波(Pr[dB])は、方向性結合器本体10を通過後、端子11に導かれる。この際、アイソレーションポート14には結合電力(Pr−C[dB])が発生し、カップリングポート13にはアイソレーションポート14に発生する電力よりも方向性だけ小さく、位相が逆の電力(Pr−C−D[dB])が漏れ出す。
カップリングポート13に発生した信号は、利得が方向性結合器本体10の方向性と等しい振幅値(D[dB])に設定されている増幅器20bで増幅され(Pi−C[dB])、合成器30でアイソレーションポート14からの信号(Pr−C[dB])と電力合成される。ここで、両者の信号は、逆位相同振幅である。このため、反射波に対しては、合成器30のPort3には電力が発生しない。
この結果、Port3に発生する電力は、端子11から信号が入力される場合と、端子12から信号が入力される場合とで、大きな電力差が発生することがわかる。従って、方向性改善回路として働く増幅器20bを備えた本実施の形態2における方向性結合器を用いることで、先の実施の形態1における場合と同様に、方向性結合器本体10の方向性を改善することができる。
以上のように、実施の形態2によれば、方向性結合器本体のカップリングポートおよびアイソレーションポートから出力される信号を、方向性改善回路を介して合成することにより、方向性結合器本体の方向性を向上させることができる。
特に、本実施の形態2では、方向性改善回路として増幅器を用いており、カップリングポートから出力される信号を増幅器で増幅しているため、先の実施の形態1よりも増幅器の利得分だけ大きな電力が出力されることとなる。この結果、方向性結合器本体10の結合量が小さい場合でも、端子31に現れる電力が小さくなり過ぎない利点がある。
さらに、端子11に大電力が印加されるなど、方向性結合器を収めるケース内に不要波が発生してしまう場合、あるいは基板内で信号が誘導される場合にも、干渉を受けにくくなるため、良質な信号を得ることができる利点がある。さらに、増幅器として可変利得増幅器を用いることにより、容易に方向性を改善する周波数を調整可能である。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3における方向性結合器の構成図である。先の実施の形態1では、方向性改善回路として、減衰器20aがアイソレーションポート14に接続されていた。また、先の実施の形態2では、方向性改善回路として、増幅器20bがカップリングポート13に接続されていた。
これに対して、本実施の形態3では、アイソレーションポートとカップリングポートの出力を、方向性結合器の方向性と等しい振幅値(D[dB])を合成比として電力合成する合成器30aを接続することで、方向性結合器本体10の方向性を改善している。すなわち、合成器30aは、合成比の異なる2つの入力端子を持ち、方向性改善回路として働く減衰器の機能も兼ね備えた方向性改善回路付き合成器に相当する。
本実施の形態3の方向性結合器は、方向性改善回路が合成器30aの中に組み込まれているものの、その基本的動作は、先の実施の形態1、2と同じであり、説明は省略する。
以上のように、実施の形態3によれば、方向性結合器本体のカップリングポートおよびアイソレーションポートから出力される信号を、方向性改善回路を介して合成することにより、方向性結合器本体の方向性を向上させることができる。
特に、本実施の形態3では、合成比が異なる合成器を用いているため、合成器自体が減衰器および合成器の機能をあわせ持っており、独立した減衰器が不要となる利点がある。この結果、構成を簡略化できる利点がある。
なお、上述した実施の形態1〜3で用いられる方向性結合器本体として、マイクロストリップ線路で構成されたものを用いることができる。これにより、方向性結合器本体と、方向性改善回路とを同一平面上に構成することができる。
また、上述した実施の形態1〜3では、方向性結合器本体として、1/4波長方向性結合器を用いる場合を例示したが、1/2波長方向性結合器を用いることもできる。結合線路長を1/4波長の倍数にすることで、大きな結合量を得ることができる。また、1/2波長方向性結合器とすることで、方向性改善回路の付いていない方向性結合器本体の方向性を改善することができる。
また、上述した実施の形態1〜3の方向性結合器本体として、カップリングポートおよびアイソレーションポートの少なくとも一方に、アイソレータを接続したものを用いることもできる。これにより、方向性結合器本体と合成器とのインピーダンス不整合による多重反射を抑圧することができる。
さらに、上述した実施の形態1〜3の方向性結合器本体として、カップリングポートおよびアイソレーションポートの少なくとも一方に、カップリングポートと合成器の入力端子間の位相と、アイソレーションポートと合成器の入力端子間の位相との、位相差を調整する位相調整線路をさらに接続することもできる。
これにより、カップリングポート側とアイソレーションポート側の通過位相差を調整することができ、合成器30の入力端子で入力信号の位相が逆相になっていない場合でも、通過位相差を調整することができる。
さらに、上述した実施の形態1〜3の方向性結合器本体の方向性と等しい振幅値を減衰量として有する減衰器を、複数個の減衰器で構成することもできる。
一般に市販されている抵抗を用いて減衰器を構成する場合に、抵抗値は離散的な値を有しているため,所望の減衰量を精度よく1つの減衰器で実現することが難しいという問題がある。そこで,複数個の減衰器を組み合わせることで,所望の減衰量を精度よく実現することができる。
これにより、カップリングポート側とアイソレーションポート側との通過振幅差を一層精密に調整することができ、合成器30の入力端子で入力信号の振幅が等振幅になっていない場合であっても、通過振幅差を調整することができる。
図8は、本発明の実施の形態3における合成器30でのキャンセル量を示した図である。より具体的には、カップリングポート側とアイソレーションポート側の振幅差・位相差に対する合成器でのキャンセル量を示しており、−10dB、−15dB、−20dB、−25dB、−30dBに相当する各キャンセル量を曲線で示している。
減衰量の調整、あるいは位相調整線路長の調整により、振幅差および位相差を低減させることで、キャンセル量を向上させることができる。これにより,方向性を一層改善することができるとともに,方向性が改善された帯域を広帯域化できる。
また、上述した実施の形態1〜3の方向性結合器本体として、カップリングポートおよびアイソレーションポートの少なくとも一方に、フィルタ回路をさらに接続することもできる。このフィルタ回路は、周波数に応じて通過振幅や通過位相が変化する。そこで、このようなフィルタ回路により、周波数に応じて変化する方向性結合器本体のカップリングポートおよびアイソレーションポートの振幅・位相差を補償する。
この結果、広い周波数にわたって一定の振幅、位相差を実現することができる。最終的に、実施の形態1〜3の方向性結合器において、良好な方向性が得られる周波数帯域を広帯域化することができる。
また、上述した実施の形態1〜3では、方向性結合器本体として、1/4波長方向性結合器を用いる場合を例示した。しかしながら、方向性結合器本体としては、1/4波長以下の方向性結合器を用いてもよい。
図9は、本発明の実施の形態3における方向性結合器の方向性・位相差の計算結果を示す図である。より具体的には、図9(a)は、1/4波長方向性結合器と1/32波長方向性結合器のそれぞれについて、方向性結合器本体部分の長さに対するカップリングポートおよびアイソレーションポートの振幅差(つまり方向性)・位相差の計算結果をグラフとして示している。
また、図9(b)は、図9(a)のグラフの結果を数値で示した表である。図9(a)、図9(b)から明らかなように、1/4波長以下の方向性結合器を用いることで、振幅・位相差の周波数依存性が低減していることが確認できる。これにより、実施の形態1〜3の方向性結合器において良好な方向性が得られる周波数帯域を広帯域化することができる。
また、上述した実施の形態1、2で例示したように、合成器として、ウィルキンソン分配器を用いることにより、合成器を、方向性改善回路と同一平面上に構成することができる。
また、上述した実施の形態1〜3で用いられる合成器として、1/4波長線路がカップリングポート側に追加されたブランチラインハイブリッド回路を用いることもできる。これにより、合成器を、方向性改善回路と同一平面上に構成することができる。
さらに、方向性結合器本体のカップリングポートおよびアイソレーションポートの両ポートに、同一の減衰量を有する減衰器をさらに接続することもできる。これにより、方向性結合器本体と合成器とのインピーダンス不整合による多重反射を抑圧することができる。
また、方向性結合器本体のカップリングポートおよびアイソレーションポートの両ポートに、同一の利得を有する増幅器をさらに接続することができる。これにより、方向性結合器本体と合成器とのインピーダンス不整合による多重反射を抑圧することができる。

Claims (15)

  1. 入力ポート、出力ポート、カップリングポート、およびアイソレーションポートの4端子を有する方向性結合器本体と、
    前記方向性結合器本体の前記カップリングポートおよび前記アイソレーションポートのそれぞれの出力信号を電力合成する合成器と
    を備えた方向性結合器において、
    前記カップリングポートの出力信号および前記アイソレーションポートの出力信号の少なくとも一方の出力信号を増幅または減衰して出力する方向性改善回路をさらに備え、
    前記合成器は、前記方向性改善回路により増幅または減衰された出力信号を用いて電力合成する
    ことを特徴とする方向性結合器。
  2. 請求項1に記載の方向性結合器において、
    前記方向性改善回路は、前記アイソレーションポートからの出力信号を減衰して出力するために、前記方向性結合器本体の方向性と等しい振幅値を減衰量として有する減衰器を有し、
    前記合成器は、前記カップリングポートからの出力信号と、前記減衰器により減衰された出力信号とを電力合成する
    ことを特徴とする方向性結合器。
  3. 請求項1に記載の方向性結合器において、
    前記方向性改善回路は、前記カップリングポートからの出力信号を増幅して出力するために、前記方向性結合器本体の方向性と等しい振幅値を利得として有する増幅器を有し、
    前記合成器は、前記アイソレーションポートからの出力信号と、前記増幅器により増幅された出力信号とを電力合成する
    ことを特徴とする方向性結合器。
  4. 請求項1に記載の方向性結合器において、
    前記合成器は、前記カップリングポートからの出力信号と、前記アイソレーションポートからの出力信号とを電力合成する際に、前記方向性結合器本体の方向性と等しい振幅値を合成比として合成することにより、前記方向性改善回路を包含することを特徴とする方向性結合器。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方向性結合器において、
    前記方向性結合器本体は、マイクロストリップ線路で構成されることを特徴とする方向性結合器。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方向性結合器において、
    前記合成器は、ウィルキンソン分配器であることを特徴とする方向性結合器。
  7. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方向性結合器において、
    前記合成器は、前記カップリングポートからの出力信号を読み込む線路として、1/4波長線路が追加されたブランチラインハイブリッド回路で構成されることを特徴とする方向性結合器。
  8. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方向性結合器において、
    前記方向性結合器本体は、1/4波長方向性結合器または1/2波長方向性結合器で構成されることを特徴とする方向性結合器。
  9. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方向性結合器において、
    前記カップリングポートおよび前記アイソレーションポートの少なくとも一方にアイソレータが接続されたことを特徴とする方向性結合器。
  10. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方向性結合器において、
    前記カップリングポートからの出力信号および前記アイソレーションポートからの出力信号の両方を減衰するために、同一の減衰量を有する減衰器がそれぞれさらに接続されていることを特徴とする方向性結合器。
  11. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方向性結合器において、
    前記カップリングポートからの出力信号および前記アイソレーションポートからの出力信号の両方を増幅するために、同一の利得を有する増幅器がそれぞれさらに接続されていることを特徴とする方向性結合器。
  12. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方向性結合器において、
    前記カップリングポートおよび前記アイソレーションポートの少なくとも一方に接続され、前記カップリングポートから出力され前記合成器に取り込まれる信号位相と、前記アイソレーションポートから出力され前記合成器に取り込まれる信号位相との位相差を調整する位相調整線路をさらに備えることを特徴とする方向性結合器。
  13. 請求項2に記載の方向性結合器において、
    前記減衰器は、複数個の減衰器を組み合わせて構成され、前記複数個の減衰器を組み合わせることで方向性結合器本体の方向性と等しい振幅値を減衰量として有することを特徴とする方向性結合器。
  14. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方向性結合器において、
    前記カップリングポートおよび前記アイソレーションポートの少なくとも一方にフィルタ回路が接続されたことを特徴とする方向性結合器。
  15. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方向性結合器において、
    前記方向性結合器本体は、1/4波長以下の結合線路を有する方向性結合器で構成されることを特徴とする方向性結合器。
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