JP4872442B2 - コージェネレーションシステムの運転計画装置および運転計画方法、そのプログラム - Google Patents

コージェネレーションシステムの運転計画装置および運転計画方法、そのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4872442B2
JP4872442B2 JP2006118882A JP2006118882A JP4872442B2 JP 4872442 B2 JP4872442 B2 JP 4872442B2 JP 2006118882 A JP2006118882 A JP 2006118882A JP 2006118882 A JP2006118882 A JP 2006118882A JP 4872442 B2 JP4872442 B2 JP 4872442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
additional information
load
operation plan
cogeneration
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006118882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007291901A (ja
Inventor
映子 長田
岳 林田
成彰 松林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006118882A priority Critical patent/JP4872442B2/ja
Publication of JP2007291901A publication Critical patent/JP2007291901A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4872442B2 publication Critical patent/JP4872442B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

本発明は、例えば、燃料電池コージェネレーション装置、ガスエンジンコージェネレーション装置などの、電力と熱を発生する熱電併給装置を設けたコージェネレーション装置の運転計画方法に関するものである。
コージェネレーション装置は、需要家へ設置され、発電した電力を需要家へ供給し電力負荷を賄うとともに、発電に伴う排熱を回収して蓄熱することで需要家の給湯負荷を賄うものである。この装置は、火力発電などの従来の発電システムと比較してエネルギー効率が非常に高く、省エネ機器として普及が期待されている。
しかしながら、コージェネレーション装置の省エネルギー性を最大限に発揮するためには、需要家の電力・熱負荷パターンに適した運転を行う必要がある。例えば、需要家で熱が使われないのに、電力負荷に合わせてコージェネレーション装置で発電を行うと、蓄熱量が増え続け、いずれ蓄熱可能な容量を超えてしまう。この場合には、熱を捨てながら発電を続けるか、もしくは無駄な熱がこれ以上発生しないように発電を停止することとなり、需要家の電力を賄うことが出来なくなる。どちらの対処を行っても省エネルギー性が低下する。
そこで、コージェネレーション装置には、自動的に設置された需要家の将来の負荷を予測し、その予測に基づいて省エネルギー性を発揮する運転を計画するシステムが求められている。このようなシステムとして例えば下記特許文献1に示すものがある。
特許文献1の発明では、所定の運転を計画する期間の電力需要と熱需要とを予め予測し、予測した需要に対して所定の運転を計画する期間である運転計画期間を所定の時間間隔ごとに運転もしくは停止状態のいずれかを設定した運転の計画を運転パターンとして設定し、この運転パターンに従ってコージェネレーション装置を運転した場合の一次エネルギー使用量を所定の計算式によって算出する。また、取り得る全ての運転パターンの一次エネルギー使用量を求め、全ての運転パターンの中で最も一次エネルギー使用量が少ない運転パターンに従ってコージェネレーション装置を運転する。この処理により、運転計画期間で取り得る全ての運転パターンの中から最も省エネルギー性の高い運転パターンを選択し、コージェネレーション装置を運転することが可能となる。
一方、コージェネレーション装置を備えた家庭において、当該コージェネレーション装置を稼動させている場合等、ある程度の電力消費が増加することとなる。特に、電力消費が大きくなるコージェネレーション装置の起動時には、その起動エネルギー電力分の電力消費の増加によって、家庭の電力付加が契約電力を超えた状態がある時間以上継続するために、ブレーカーが落ちてしまい、結局、コージェネレーション装置も停止を余儀なくされることとなる。
起動エネルギーにより、家庭用ブレーカーが落ちてしまう現象を抑止する運転制御方法として、下記特許文献2に示すものがある。
特許文献2の発明では、コージェネレーションシステムを起動しようとする時点で、家庭で消費されている電力消費量と、コージェネレーションシステムの起動に必要な電力の合計が使用可能な電力以上となる場合には、コージェネレーションシステムの起動を行わないようにすることで、家庭用ブレーカーが落ちないようにすることが可能である。
特開2002−213303号公報 特開2006−19169号公報
しかしながら、特許文献1の従来技術によれば、省エネルギー性の高い運転パターンでコージェネレーション装置を運転しようとしても、起動時に家庭用ブレーカーが落ちてしまうという課題があり、特許文献2の従来技術によれば、ブレーカーが落ちないように起動時の運転を取りやめることによって、省エネルギー性の高い運転を行うことができなくなったり、再度運転計画を作成しなおす必要が発生したりするという課題がある。
上記課題を解決するために、本発明は、エネルギーを生成するコージェネレーション装置の運転計画を生成するコージェネレーション装置の運転計画装置であって、前記コージェネレーション装置の利用者のエネルギー負荷を計測し、前記エネルギー負荷に基づいた将来の予測エネルギー負荷を算出する負荷予測手段と、所定の運転計画期間のうち、コージェネレーション装置が取り得る運転の方法を表す運転計画を算出する運転計画作成手段と、前記エネルギー負荷に基づいた付加情報を生成する付加情報生成手段と、前記運転計画作成手段で作成された運転計画に従って運転した場合に、前記付加情報生成手段で生成された付加情報と前記負荷予測手段で計測された負荷履歴と前記負荷予測手段で算出された予測エネルギー負荷に基づいて、起動時にブレーカーが落ちる可能性を表す付加情報評価値を算出する付加情報判定手段と、前記運転計画作成手段で作成された運転計画に従って前記コージェネレーション装置を運転した場合の、前記コージェネレーション装置の運転結果と前記付加情報判定手段で算出された付加情報評価値を加味した運転評価値とを算出する運転結果算出手段と、前記運転結果算出手段により前記所定の運転計画期間における運転計画すべてに対して運転結果が算出されると、運転結果と運転評価値とに基づき最適運転計画を算出し、前記コージェネレーション装置に前記最適運転計画に基づく運転を行わせる運転候補判定手段とを備える。
本発明は、運転計画作成手段で取り得る試験運転パターンごとに、ブレーカーが落ちるようなエネルギー負荷が発生する可能性示す付加情報評価値を算出する付加情報判定手段を供えることにより、運転結果算出手段で付加情報評価値を加味した運転評価値が算出される。よって、運転候補判定手段において、ブレーカーの落ちる可能性の大きい時間に起動するような運転パターンは選択されず、より省エネルギー性の高い運転計画を作成し、コージェネレーション装置を運転することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明におけるコージェネレーション装置及びその運転計画装置100を含むコージェネレーションシステムの構成図である。図1を参照し、本発明の構成について以下に説明する。
本実施の形態は、需要家(利用者)に燃料電池コージェネレーション装置を設置し、翌日の0時から24時間を運転計画期間として、運転計画期間内を30分の時間刻みで起動状態または停止状態のいずれかを設定した運転計画である運転パターンの中から燃料電池コージェネレーション装置101で実際に運転を行う運転パターンである最適運転パターンを決定する場合を一例として説明する。
図1において、付加情報作成部102は、需要家の電力負荷を計測し、燃料電池コージェネレーション装置101から使用可能電力量を取得する。計測した電力負荷が使用可能電力量を超えた回数の時刻に対する変化を付加情報として記憶する。前記使用可能電力量とは、契約電力と燃料電池コージェネレーション装置101を起動するときに必要となる電力量から求めた値や燃料電池コージェネレーション装置の起動時に使用可能な値とする。付加情報作成部102は、前記付加情報生成手段に相当するものである。
負荷予測部103は、需要家の電力負荷と熱負荷とを計測し、時刻に対する変化を負荷履歴として記憶し、この記憶内容に基づき、運転計画期間である翌日の0時から24時間の電力負荷及び熱負荷の予測値である予測負荷を算出し、付加情報判定部105と運転結果算出部106とに出力する。負荷予測部103は、前記負荷予測手段に相当するものである。
運転計画作成部104は、燃料電池コージェネレーション装置101から運転計画期間の最初の時刻である翌日0時での燃料電池コージェネレーション装置101の発電量もしくは停止状態を示す運転計画初期運転状態を取得する。運転計画期間で取り得る運転パターンの起動時刻と停止時刻との組み合わせを、先の運転パターンの停止時刻よりも遅い時刻を次の停止時刻とした組み合わせとして試験運転パターンを所定の順序で算出し、付加情報判定部105と運転結果算出部106に出力する。運転計画作成部104は、前記運転計画作成手段に相当するものである。
付加情報判定部105は、付加情報作成部102より付加情報を、負荷予測部103より負荷履歴と予測負荷を、運転計画作成部104より試験運転パターンをそれぞれ取得する。
また、付加情報判定部105は、負荷予測部103より取得した負荷履歴において電力値が、運転計画作成部104より取得した試験運転パターンの起動時刻の時間帯に、負荷予測部103より取得した予測負荷の電力値となる場合を検索し、付加情報生成部102より取得した付加情報から、予測付加と履歴負荷が一致する日時の使用可能電力量を超える回数の最大値(もしくは平均値)である再起動回数期待値を算出する。燃料電池コージェネレーション装置101を停止状態から起動するのに必要なエネルギーを一次エネルギーに換算した値を示す起動ロスと再起動回数期待値から、この時刻に起動した場合の総起動ロスを付加情報評価指標として算出し、運転結果算出部106に出力する。
付加情報評価指標を求めるために必要な起動ロスや発生する電力及び熱の一次エネルギー換算値は、燃料電池コージェネレーション装置101固有の値であるため、本実施の形態では、予め固定値として燃料電池コージェネレーション装置101に保持している。付加情報判定部105は、前記付加情報判定手段に相当するものである。
運転結果算出部106は、負荷予測部103より予測負荷を、運転計画作成部104より試験運転パターンを、付加情報判定部105より付加情報評価指標を、燃料電池コージェネレーション装置101から運転計画初期運転状態及び翌日0時での燃料電池コージェネレーション装置101の蓄熱タンクの蓄熱量を示す運転計画初期蓄熱量をそれぞれ取得する。
また、運転結果算出部106は、運転計画作成部104から取得した試験運転パターンでの燃料電池コージェネレーション装置101の運転を想定した演算である運転シミュレーションを行った結果の一次エネルギーの消費量を付加情報判定部105より取得した起動ロスによる一次エネルギー消費量である付加情報評価指標から一次エネルギー使用量として算出し、試験運転パターンと一次エネルギー使用量とを運転候補判定部107へ出力する。運転結果算出部106は、前記運転結果算出手段に相当するものである。
運転候補判定部107は、運転結果算出部106より試験運転パターンと一次エネルギー使用量とを取得して記憶し、一次エネルギー使用量の最も少ない試験運転パターンである最適運転パターンを算出し、燃料電池コージェネレーション装置101へ出力する。運転候補判定部107は、前記運転候補判定手段に相当するものである。
燃料電池コージェネレーション装置101は、運転候補判定部107より最適運転パターンを取得し、最適運転パターンに従って運転を行い電力と熱とを発生し需要家へ供給する。
また、燃料電池コージェネレーション装置101は、運転計画期間の最初の時刻である翌日0時に運転計画初期運転状態と運転計画初期蓄熱量とを運転結果算出部106へ出力するとともに、運転計画初期運転状態を運転計画作成部104へ出力し、使用可能電力量を付加情報作成部102へ出力する。
以下、運転計画装置100における動作の一例について、図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、毎日0時に運転計画装置100により運転計画処理の開始指示が出される(S201)。
次に、負荷予測部103は予測負荷を算出する(S202)。負荷予測部103は、1分毎に需要家の電力負荷と熱負荷とを取得し、この取得した電力負荷と熱負荷とを30分単位で積算し、負荷を計測した時刻と関連付けて負荷履歴として記憶する。負荷予測部103は、7日前までの各日の負荷24時間分を30分単位で記憶し、24時間先までの負荷を各時刻の負荷7日分を平均することで予測し、運転結果算出部106へ出力する。例えば、0時0分から0時30分までの予測電力負荷は、過去7日間の0時0分から0時30分までの計測された電力負荷の平均値である。
次に、運転計画作成部104は試験運転パターンを算出する(S203)。運転計画作成部104は、燃料電池コージェネレーション装置101から運転計画初期運転状態を取得する。
以下、燃料電池コージェネレーション装置101の運転パターンを、一般的に、一対の起動時刻と停止時刻とを用いて、[起動時刻、停止時刻]と表すものとする。また、1日のうちで2回以上の起動、停止がある運転パターンを、[1回目の起動時刻、1回目の停止時刻]、[2回目の起動時刻、2回目の停止時刻]、・・・と表すものとする。また、運転をしない場合の運転パターンを[0時0分、0時0分]と示す。
運転計画作成部104は、運転計画期間で取り得る運転パターンの中で運転状態の合計時間が短いものから先に試験候補運転パターンとして算出する。その際、運転計画作成部104は、運転状態の合計時間が同一となる複数の運転パターンについては、それらの運転パターンの中で起動時刻が早いものを試験候補運転パターンとして算出する。
例えば、最初の試験候補運転パターンは、運転を行わない運転パターンである[0時0分、0時0分]である。次に算出される試験候補運転パターンは、運転状態の合計時間が30分である[0時0分、0時30分]であり、その次は[0時30分、1時0分]である。
試験候補運転パターンが算出されると、起動時刻候補Saが試験候補運転パターンの起動時刻と同一である有効運転パターンの停止時刻候補Eaより遅い時刻が、試験候補運転パターンの停止時刻であり、かつ1つ前に求められた運転パターンの停止時刻から次の起動時刻が4時間以上離れている運転パターンである場合に、試験候補運転パターンを試験運転パターンとして算出する。
ただし、燃料電池コージェネレーション装置101から取得した運転計画初期運転状態が起動中を示す値である場合は、試験運転パターンの起動時刻の1つとして0時0分を含む。
一方、運転計画初期運転状態が起動中を示す値である場合には、1回目の起動時刻が0時0分ではない[0時30分、24時0分]や[1時0分、24時0分]は試験運転パターンとして算出されない。
ステップS203が終了すると、付加情報判定部105は、起動ロスによる一次エネルギー使用量を算出する(S204)。まず、付加情報判定部105は、負荷予測部103より負荷履歴と予測負荷を、運転計画作成部104より試験運転パターンを、付加情報作成部102より付加情報をそれぞれ取得する。
ここで、付加情報作成部102で生成される付加情報について説明する。
付加情報作成部102は、需要家の電力負荷を10秒毎に取得し、燃料電池コージェネレーション装置101より使用可能電力量を取得する。需要家の電力負荷が使用可能電力量を超える回数を7日前までの各日24時間分を30分単位で、例えば図5に示すような付加情報として記憶している。
付加情報判定部105は、運転計画作成部104より試験運転パターンの起動時刻と同じ時間帯において、負荷予測部103より取得した負荷履歴と予測負荷から、負荷履歴と予測負荷の電力値が同じ値となる場合を過去7日間の負荷履歴を検索し、付加情報作成部102より取得した付加情報から、予測負荷と履歴負荷が一致する日時の使用可能電力量を超える回数の最大値(もしくは平均値)である再起動回数期待値を算出する。
以降、ステップS204の処理を図3のフローチャートを参照して詳細に説明する。
まず、運転計画装置100により付加情報判定処理の開始指示が出される(S301)。
開始指示が出されたら、付加情報判定部105は、付加情報作成部102より付加情報を、負荷予測部103より負荷履歴と予測負荷を、運転計画作成部104より試験運転パターンをそれぞれ取得する。
次に、後述する再起動回数期待値テーブルが作成されているかどうかを判定する(S302)。付加情報判定処理は、試験運転パターンの生成ごとに開始指示が出されるため、以降の処理を簡素化するために、1回目の開始指示のときに、0時から23時30分までの30分ごとに、予測負荷に対応する再起動回数期待値を求め、例えば図6に示すような再起動回数期待値テーブルを作成しておく。ただし、再起動回数期待値テーブルを使用せず、都度、試験運転パターンの起動時刻における再起動回数期待値を求めても構わない。
ステップS302の判定の結果、再起動回数期待値テーブルが未生成の場合は、時刻を示す変数tを0時0分で初期化する(S303)。次に時刻tの負荷予測部103より取得した予測負荷の電力値と、同じく負荷予測部103より取得した負荷履歴の電力値が等しいかどうか比較する(S304)。ここでの比較は、負荷予測の値と負荷履歴の値が例えば負荷予測値の前後100w範囲は一致とする、もしくは、200W単位の負荷にまるめて比較するなどの比較を行うものとする。また、予測負荷以下となる負荷履歴かどうかの比較を行ってもよい。
ステップS304の比較の結果、比較条件が不成立の場合は、時刻tが23時30分かどうか判定する(S306)。
一方、比較条件成立の場合は、時刻tにおける再起動回数期待値を求める(S305)。
ステップS304とステップS305は、過去7日分の負荷履歴について行い、再起動回数期待値は、過去7日分の最大値もしくは、平均値を求めて設定する。
その後、付加情報判定部105は、時刻tが23時30分かどうかを判定する(S306)。
ステップS303の判定の結果、時刻tが23時30分でない場合は、時刻tを30分加算した時刻とし(S307)、ステップS304からステップS306の処理を繰り返す。
一方、時刻tが23時30分であった場合は、再起動回数期待値テーブルの作成処理を終了する。
ステップS302の判定の結果、再起動回数期待値テーブルの作成処理が不要な場合、または、再起動回数期待値テーブルの作成が終了した場合、運転計画作成部103より取得した試験運転パターンの起動時刻の再起動回数期待値を求める(S308)。
次に、付加情報判定部105は、再起動回数期待値回数分の起動で消費される一次エネルギー使用量である総起動ロスを付加情報評価指標として求める(S309)。
ステップS309が終了すると、付加情報判定部105の処理が終了する(S310)。
ステップS204が終了すると、運転結果算出部106は一次エネルギー使用量を算出する(S205)。運転結果算出部106は、運転計画作成部104から試験運転パターンを、負荷予測部103から予測負荷を、燃料電池コージェネレーション装置101から運転計画初期運転状態及び運転計画初期蓄熱量を、付加情報判定部105より総起動ロスである付加情報評価指標をそれぞれ取得する。運転計画作成部104から取得した試験運転パターンと、負荷予測部103から取得した予測負荷と、燃料電池コージェネレーション装置101から取得した運転計画初期運転状態及び運転計画初期蓄熱量とから、運転シミュレーションを行う。
この運転シミュレーションには、予め設定した燃料電池コージェネレーション装置101のガス使用量に対する発電量を示す発電効率、蓄熱量を示す排熱回収効率、1分毎に発電量の変化可能な量を示す発電追従性などのハードウェア特性を用いる。
次に、各時刻での発電量、蓄熱量に基づく運転シミュレーションの結果、燃料電池コージェネレーション装置101が使用したガス使用量と、燃料電池コージェネレーション装置101の蓄熱では不足した熱を補うためガス会社から購入するガス使用量との総和である買ガス量と、燃料電池コージェネレーション装置101の発電では不足した電力を補うため電力会社から購入する電力量である買電量との総和を算出する。
さらに、運転結果算出部106は、予め設定したガス・電力の単位当たりの一次エネルギー使用量を用いて、買ガス量と買電量とから運転シミュレーションで使用した一次エネルギー使用量を算出し、付加情報判定部105より取得した付加情報に起因する一次エネルギー使用量である付加情報評価指標を加算し、運転候補判定部107へ出力する。
次に、運転計画作成部104は、運転計画期間全ての試験運転パターンの作成が完了したかを判定する(S206)。ステップS206の判定の結果、全ての試験運転パターンの作成を完了している場合は後述するステップS207へ進む。一方、全ての試験運転パターンの作成を完了していない場合はステップS203へ進み、所定の順序に従って次の試験パターンを作成し、運転計画作成部104が全ての試験運転パターンの作成を完了するまで、ステップS203からステップS206の処理を繰り返す。
次に、運転候補判定部107は最適運転パターンを算出する(S207)。運転候補判定部107は、運転結果算出部106より一次エネルギー使用量とその試験運転パターンとを取得して記憶しており、そのうち最も一次エネルギー使用量が小さくなる試験運転パターンを最適運転パターンとして算出し、燃料電池コージェネレーション装置101へ出力する。
ステップS207が完了すると、運転計画作成装置100の一連の処理が終了する(S208)。
燃料電池コージェネレーション装置101は、運転候補判定部107から最適運転パターンを取得し、その最適運転パターンに従って翌日の0時から24時間運転を行い、電力と熱を発生し需要家へ供給する。また、燃料電池コージェネレーション装置101は、運転計画期間の最初の時刻である翌日0時にその時点での運転状態を運転計画初期運転状態として、蓄熱量を運転計画初期蓄熱量として運転結果算出部106へ出力し、運転計画作成部104へも翌日0時にその時点での運転状態を運転計画初期運転状態として出力する。
以下、本実施の形態における効果について説明する。
本実施例では、付加情報判定部105において、運転計画作成部104で算出する試験運転パターンごとに、ブレーカーが落ちるようなエネルギー負荷が発生する可能性を付加情報評価値として一次エネルギー使用量に換算して算出する。そして、運転結果算出部106で省エネルギー性の評価指標である一次エネルギー使用量を算出する際に、付加情報判定部105で算出された付加情報評価値を加味することにより、ブレーカーの落ちる可能性の大きい時間に起動する運転パターンは、一次エネルギー使用量が大きくなるために、結果的にそのような運転パターンは運転候補判定部107で選択されにくくなり、省エネルギー性の高い運転計画を作成し、コージェネレーション装置を運転することができる。
一般的に、燃料電池コージェネレーション装置101では起動に要するエネルギーが大きいといわれており、起動停止を繰り返すことは、省エネルギー性の面から避けるべきである。また、ハードウェア的な劣化を防ぐためにも、起動停止を繰り返すことは避けるべきである。
例えば、ブレーカーの落ちる可能性を考慮せずに作成された運転パターンの起動時間が6時で、ブレーカーの落ちる可能性が5時から7時30分まで同じあった場合、ブレーカーの落ちる可能性を考慮した運転パターンを作成するには、起動時間を4時30分にするのがよいのか、5時30分がよいのか、6時30分、8時のいずれの時間がよいのかは、一概にはわからない。それぞれの時間に起動した場合に発生すると想定される起動ロスを考慮した一次エネルギー消費量で比較することで、省エネルギー性の優れた運転パターンを選択することができる。
また、運転結果算出部106で一次エネルギー使用量を算出する際に、予め設定した燃料電池コージェネレーション装置101の発電効率、排熱回収効率、電力への発電追従性などのハードウェア特性から燃料電池コージェネレーション装置101の運転をシミュレートするという複雑な処理を行う。ブレーカーの落ちる可能性を一次エネルギー使用量に換算することで、運転結果算出部106での処理を複雑にすることなく、かつ、運転候補判定部107の処理も変更することなく、ブレーカーの落ちる可能性の大きい時間の前後、もしくは、別の時間で、省エネルギー性が最適な運転パターンを選択することができる。
なお、本実施の形態では、付加情報作成部102において、需要家の電力負荷を用いて付加情報を生成し、付加情報判定部105で付加情報を用いて再起動回数期待値を求め、付加情報評価値の算出を行ったが、以下のように行うことも可能である。
需要家の熱負荷を用いて、シャワーのように比較的短時間ではあるが給湯負荷を賄うためのお湯を準備しておいた方がよい状態となる回数を、例えば5分間の熱負荷がある値以上になる回数の時刻に対する変化を、付加情報作成部102において付加情報として記憶し、負荷情報判定部105で算出する付加情報評価値を、実際に消費されるであろう一次エネルギー使用量として換算するのではなく、その時間に燃料電池コージェネレーション装置が十分な蓄熱を行っているように値を設定する方法もある。
また、外出時間帯や入浴時間帯など、ユーザーの設定情報を、付加情報評価値に反映することで、例えば、外出時間帯が設定されている場合は付加情報判定部105で算出される付加情報評価指標である一次エネルギー消費量換算値をP1(>0)とし、入浴時間帯が設定されている場合は、付加情報判定部105で算出される付加情報評価指標である一次エネルギー消費量換算値をP2(<0)とすることで、ユーザーの利用にあわせた運転パターンを生成する方法もある。例えば、付加情報評価指標P1は1回分の起動ロスと同じ一次エネルギー消費量とする、また、付加情報評価指標P2は固定値で定義するなどして、予め、燃料電池コージェネレーション装置101に保持しておく。また、設定時間帯の始めと最後の1時間は設定された付加情報評価値の80%にするなどの計算によって求めてもよい。
本発明にかかる運転計画装置は、ブレーカー断となる可能性のある時間帯での起動を抑制した省エネルギー性の高い運転パターンを生成することができ、燃料電池コージェネレーション装置の運転計画等として有用である。また、起動・停止を繰り返し得るコージェネレーション装置全般やCO2ヒートポンプ等の運転計画にも応用が可能である。
本発明の実施の形態における運転計画装置の構成図 本発明の実施の形態における運転計画装置の処理内容を示すフローチャート 本発明の実施の形態における付加情報判定部の処理内容を示すフローチャート 本発明の実施の形態における負荷履歴の例を示す図 本発明の実施の形態における付加情報の例を示す図 本発明の実施の形態における再起動回数期待値テーブルの例を示す図
符号の説明
100 運転計画装置
101 燃料電池コージェネレーション装置
102 付加情報作成部
103 負荷予測部
104 運転計画作成部
105 付加情報判定部
106 運転結果算出部
107 運転候補判定部

Claims (7)

  1. エネルギーを生成するコージェネレーション装置の運転計画を生成するコージェネレーション装置の運転計画装置であって、
    前記コージェネレーション装置の利用者のエネルギー負荷を計測して、前記エネルギー負荷に基づいた将来の予測エネルギー負荷を算出する負荷予測手段と、
    前記コージェネレーション装置の利用者のエネルギー負荷を計測して、所定の時間毎の予測エネルギー負荷が使用可能電力量を超えた回数である、付加情報を生成して保持する付加情報生成手段と、
    所定の運転計画期間のうち、コージェネレーション装置が取り得る運転の方法を表す運転計画を算出する運転計画作成手段と、
    前記予測エネルギー負荷と前記付加情報と前記運転計画から、前記コージェネレーション装置の予測エネルギー負荷が使用可能電力量を超えることによる再起動回数分の起動で消費される一次エネルギー使用量を付加情報評価値として算出する付加情報判定手段と、
    前記運転計画と前記付加情報評価値とから、一次エネルギー使用量の大きさを前記運転計画毎に運転評価値として算出する運転結果算出手段と、
    前記運転評価値に基づいて、前記運転計画から最適運転計画を算出し、前記コージェネレーション装置に前記最適運転計画に基づく運転を行わせる運転候補判定手段とを備えることを特徴とするコージェネレーション装置の運転計画装置。
  2. 前記使用可能電力量が契約電力量と燃料電池コージェネレーション装置を起動する電力量とから求めた値である、請求項1に記載の燃料電池コージェネレーション装置の運転計画装置。
  3. 運転候補判定手段が、一次エネルギー使用量の最も小さい運転計画を最適運転計画として算出する、請求項1または2に記載の燃料電池コージェネレーション装置の運転計画装置。
  4. 前記エネルギー負荷は、少なくとも電力負荷と熱負荷とを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のコージェネレーション装置の運転計画装置。
  5. 前記運転計画は、前記コージェネレーション装置の起動時刻と停止時刻であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のコージェネレーション装置の運転計画装置。
  6. 前記付加情報生成手段は、前記コージェネレーション装置の電力負荷を計測し、所定の値を超える回数を時間の情報とともに付加情報として記憶し、前記付加情報判定手段は、前記付加情報と前記負荷予測手段で計測されたエネルギー負荷と予測エネルギー負荷と前記運転計画作成手段で作成された運転計画から、前記運転計画の起動時刻における所定の値を超える電力負荷の発生のしやすさを付加情報評価値として算出することを特徴とする請求項に記載のコージェネレーション装置の運転計画装置。
  7. エネルギーを生成するコージェネレーション装置と、
    前記コージェネレーション装置の運転計画を生成する請求項1からのいずれかに記載の運転計画装置と
    を備えるコージェネレーションシステム。
JP2006118882A 2006-04-24 2006-04-24 コージェネレーションシステムの運転計画装置および運転計画方法、そのプログラム Expired - Fee Related JP4872442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006118882A JP4872442B2 (ja) 2006-04-24 2006-04-24 コージェネレーションシステムの運転計画装置および運転計画方法、そのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006118882A JP4872442B2 (ja) 2006-04-24 2006-04-24 コージェネレーションシステムの運転計画装置および運転計画方法、そのプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007291901A JP2007291901A (ja) 2007-11-08
JP4872442B2 true JP4872442B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=38762770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006118882A Expired - Fee Related JP4872442B2 (ja) 2006-04-24 2006-04-24 コージェネレーションシステムの運転計画装置および運転計画方法、そのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4872442B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5658606B2 (ja) * 2011-03-29 2015-01-28 大阪瓦斯株式会社 熱電併給システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005248820A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Osaka Gas Co Ltd コージェネレーション装置の運転制御システム
JP4286186B2 (ja) * 2004-07-02 2009-06-24 東京瓦斯株式会社 コージェネレーションシステム及びその運転制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007291901A (ja) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7532987B2 (en) Fuel-cell power generation system and control method therefor
CN100539276C (zh) 负荷控制装置、方法、电路
JP2007129873A (ja) エネルギー需要管理装置および方法
US20140005846A1 (en) System and method for controlling micro-grid operation
CN105324790A (zh) 供需计划装置、供需计划方法、供需计划程序及记录介质
US6988024B2 (en) Cogeneration system, operation controller for cogeneration facility, and operation program for cogeneration facility
CN102034143A (zh) 节费式节能管理系统及其方法
JP2007104775A (ja) 複合電源におけるエネルギー需給方法、および、エネルギー需給装置
JP2003163013A (ja) 燃料電池システム制御法
JP2013236495A (ja) 制御装置、電力システム、及び制御方法
JP2007309598A (ja) コージェネレーションシステム
Rodríguez-Gallegos et al. Novel forecast-based dispatch strategy optimization for PV hybrid systems in real time
JP4872442B2 (ja) コージェネレーションシステムの運転計画装置および運転計画方法、そのプログラム
KR20200114424A (ko) 이종 신재생 에너지원이 결합된 발전원 운영 방법 및 장치
JP7349840B2 (ja) 電力供給システム
JP4855112B2 (ja) コージェネレーション装置の運転計画装置および運転計画方法、そのプログラム、コージェネレーションシステム
JP5342108B2 (ja) コージェネレーションシステム用運転計画装置および運転計画方法
JP5236407B2 (ja) コージェネレーションシステム、運転制御装置、コージェネレーションシステムの運転方法及びプログラム
JP2003045460A (ja) 燃料電池装置及びその制御方法
JP2005009846A (ja) コージェネレーションシステム
JP2005223963A (ja) コージェネレーションシステムの運転制御システム
JP4152305B2 (ja) 運転制御システム
JP2011175742A (ja) 燃料電池システム
WO2017090110A1 (ja) 給湯器制御システム、制御方法及びプログラム
JP2010067512A (ja) 燃料電池システムとその運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090223

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111107

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4872442

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees