JP4871465B2 - 印刷機構の工具用の間隔調整装置 - Google Patents

Description

【０００１】
この発明は、印刷ユニットの共通基礎架台に配置されて軸線が平行に延びる隣接した回転工具間の間隔、特に版胴、逆圧胴及び／又はインク機構間の間隔を調整する装置であって、回転工具とそれに伴う横保持体が滑りガイドを介して相対的に相互に移動可能である装置に関する。
【０００２】
最も新たな世代の印刷機構では、回転する工具が個別にサ−ボモ−タによって駆動され、それは交換任務において技術水準と比較して回転工具（例えば版胴、逆圧胴、インク機構）の実質的敏速交換を可能とする。
【０００３】
特にラベル印刷機構では個々の成分の調整精度に関する最高要件が求められる。
【０００４】
必要な調整の一つは印刷ユニットの回転工具間の間隔である。サ−ボモ−タによる回転工具駆動ではこの調整はもはや通常のスペ−サリングを介して行われることができない。
【０００５】
それ故、この発明の課題は、特に印刷ユニットにおけるサ−ボモ−タ駆動され る回転工具に適する間隔調整装置を提供することである。
【０００６】
この課題は、始めに定義された種類の装置では発明によると請求項１の特徴部分による特徴事項によって解決される。
【０００７】
この発明対象の特別実施態様は従属請求項に定義されている。
【０００８】
この発明の実施例が次に図面に基づいてなおいくらか詳細に説明される。
【０００９】
図面の唯一の図は、例えばラベル印刷機構の印刷ユニットの基礎架台Ｇを概略的に示し、その架台には三つの回転工具、即ち第一回転工具、例えばインク機構Ａ、第二回転工具、例えば版胴Ｂと第三回転工具、例えば逆圧胴Ｃが所定相互間隔で配置され得る。より良い明瞭性のために、回転工具自体が示されていなく、むしろ横保持体の後に位置する付設サ−ボモ−タ（図示されていない）、即ちインク機構用モ−タ、版胴用モ−タと逆圧胴用モ−タを備える横保持体（モ−タ側）のみが示される。
【００１０】
インク機構と版胴の回転工具横保持体を備える回転工具架台は相互間隔を正確な値に調整するために互いに相対的に且つ逆圧胴用横保持体に関して移動可能である。
【００１１】
両外部横保持体１’と３’には両側横停止面１”と３”が設けられている。この停止面１”と３”は回転工具軸線に対して所定間隔を有する。横保持体１’と３’は例えば運転中に修正調整を行うために微移動できる。
【００１２】
回転工具の中間横保持体２’には隣接した回転工具に対して任意の相互間隔を調整する装置が設けられている。
【００１３】
この装置は中間横保持体２’のガイド（くぼみ）内で移動可能に案内される滑り要素４、５から成り、カバ−円板６−１０が滑り要素の横外方落下を阻止する。
【００１４】
滑り要素の上端は横停止面１”と３”に対する逆横停止面１”’と３”’を有し、作用間隔を決める。滑り要素４、５は共通に或いは個別にそれぞれ一個の駆動ラム１３によって所望位置にもたされる。調整された所望間隔では両左側回転工具の下架台は相互に且つ回転工具の各々に対して全く右に移動されて制止されるにちがいない。
【００１５】
円板或いは滑り要素をもつ間隔調整装置は特に両側に（対に）両側面に配置されていて、各対の移動駆動手段が同期して行われる。
【００１６】
この発明による間隔調整装置により各間隔が調整され、移動は自動的に適切な電子部によって行われる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明による間隔調整装置を備える印刷ユニットを概略的に示す。

Claims (6)

1. 印刷機構の共通基礎架台（Ｇ）にある複数の横保持体（１’、２’、３’）にそれぞれ配置されていて軸線が平行に延びる隣接した回転工具間のうち、少なくとも第一の横保持体に配置された第一回転工具及び第二の横保持体に配置された第二回転工具間の間隔を調整する装置であって、前記横保持体（１’、２’、３’）が基礎架台（Ｇ）の滑りガイド上で移動することにより、前記横保持体に配置された前記回転工具が互いに接近離間可能であり、第一回転工具の一つの横保持体（１’）には少なくとも片側面に横停止面（１”）が第一回転工具の軸線に対して予め決められた距離に設けられており、第二回転工具用の前記横停止面（１”）に対向して隣接した横保持体（２’）には、当該第二の横保持体において前記第二の回転工具の影響なしに垂線に対して斜めに延びるガイド（４’）で調整可能に移動できる滑り要素（４）が設けられていて、その滑り要素の一端には、逆横停止面（１”’）が前記第一横保持体（１’）における前記横停止面（１”）に対向して設けられ、前記第二回転工具の軸線の、前記滑り要素の逆横停止面（１”’）に対する距離は、外部からの前記滑り要素（４）の移動の制御によって任意の時間に任意の値に調整でき、前記滑り要素（４）の移動が前記滑り要素（４）の他端に作用する移動駆動手段（１３）によって行われ、前記第一の横保持体（１’）と前記第二の横保持体（２’）が前記基礎架台（Ｇ）上で接近移動することによって前記横停止面（１”）と前記逆横停止面（１”’）とが当接し、前記第一回転工具と前記第二回転工具の軸線間隔が決まることを特徴とする装置。
2. 前記横保持体は、前記回転工具を挟んで前記回転工具の軸線方向両側にそれぞれに配置され且つ前記回転工具を両側面から保持し、前記回転工具の軸線方向両側に配置された二つの前記横保持体のそれぞれに、前記滑り要素と当該滑り要素を移動させる少なくとも一つの前記移動駆動手段が設けられ、少なくとも一つの前記移動駆動手段により、前記滑り要素が同期して移動されることを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 回転工具用の横保持体が、前記第二横保持体を中間横保持体として共通基礎架台（Ｇ）上に並列に三つ配置されており、任意に移動可能な滑り要素（４、５）が、前記中間横保持体（２’）における他の二つの横保持体に臨む両側面にそれぞれ設けられ、各滑り要素（４、５）が、隣接したそれぞれの横保持体（１’、３’）へ移動できることを特徴とする請求項１或いは請求項２に記載の装置。
4. 滑り要素（４、５）が第二回転工具用の中間横保持体（２’）の各側面上で隣接した横保持体（１’、３’）に対する任意の間隔を調整するために個別に移動できることを特徴とする請求項３に記載の装置。
5. 滑り要素（４、５）が第二回転工具の中間横保持体（２’）にＶ字状に配置されて、移動駆動手段が滑り要素（４、５）の下端に作用することを特徴とする請求項３或いは請求項４に記載の装置。
6. 滑り要素（４、５）が第二回転工具の中間横保持体（２’）のガイド溝に案内されていることを特徴とする請求項１乃至請求項５のいずれか一項に記載の装置。