JP4870534B2 - 容器の蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、主に粉状、粒状などの内容物が密封包装されていているもの、例えば、粉ミルクなどが入った容器の蓋に関するものである。
すりきり板部とシール部材との間への粉体食品の侵入を防止して、開封操作時の粉体食品の飛び散りを防止することができる缶蓋として特許文献1記載の缶容器に巻締められる缶蓋のパネル部に、開口部とすりきり板部を設けた缶蓋が提案されている。
また、特許文献1に記載の缶蓋を設置した缶容器などに装着する缶体用外蓋であって、未開封の状態にあるときに外蓋が取り外される悪戯を確実に防止し、第2スカート部の切除作業を容易に行うことができる缶体用外蓋として、特許文献2に記載の開封時にスコアを介して切除される第2スカート部破断開始部に把持片を設け、前記把持片の内側面に指掛け用の突起を設け、破断開始スコアの上側に沿って第2スカート部の外面に突出する凸条を設けた缶体用外蓋が提案されている。
更に、無理やり開蓋した場合にその開蓋を見分けることができ、且つヒンジ部により固定蓋部と開閉蓋部を持った容器として、特許文献3に記載の固定蓋部の内面及び開閉蓋部の舌片部内面に缶巻締め突部が係止する凸部を形成し、下側周側縁部の内周面に凸条部が係止する隆起部14及び薄肉部を形成すると共にこの上側周側縁部と下側周側縁部との間に切除可能溝を設けた密閉型容器が提案されている。
特開2001−130561号公報 特開2000−25803号公報 特開平10−59392号公報
粉状、粒状などの内容物を特許文献1に記載の缶容器から取りだす場合は、計量スプーンを使用し前記内容物をすくい取り、パネル部に設置されたすりきり板部を利用して前記計量スプーン内に盛り上がった内容物のすりきり計量を行うが、前記計量スプーン内に入っている粉状、粒状などの内容物が前記すりきり板部にあててすりきり計量を実施することで、計量スプーン内で盛り上がっていた余分な内容物が、缶容器内に落ちずに前記パネル部上にのりあがってしまうものがある。次に利用する時も同様で、同じ動作を繰り返して前記内容物の取り出しを行うため、その時も新たな内容物が前記すりきり板部にあててすりきり計量を実施することで、缶容器内に落ちずに前記パネル部上にのりあがってしまうため、その動作の繰り返しが続くと前記パネル部上にはたくさんの内容物がのりあがってしまう。この状態で前記容器の蓋の開閉を繰り返し行うと、パネル部にのりあがった内容物が外へ飛び散ったり、外部からの湿気による浸入で前記パネル部にのりあがった内容物が前記パネル部に付着して不衛生となり、使用する消費者自身もパネル部にのりあがった内容物に対して不快感を感じてしまう。
また、内容物が粉ミルクやコーヒーなどの場合は外部からの湿気・臭いに弱いため、特許文献2に記載の缶体用外蓋のように缶容器と容器の蓋の嵌合する部分は気密性を持たせる構造を有する容器の蓋が装着されているが、缶容器の開口部と前記開口部に嵌合させる前記容器の蓋の嵌合部との密着性を高める構造であるので、前記容器の蓋を手指を使用して開封する時に上に押し上げて開封する力が必要になるため、前記パネル部にのりあがっている内容物が容器の蓋を開封するときの振動で缶容器の外へ飛び散りやすくなり、外へ飛び散った内容物の掃除に手間がかかる上、内容物を取り出すときに前記缶体用外蓋をホコリがついた机や水滴が付着している台所の台上へおく必要があり衛生的ではない。
更に、ホコリがついた机や水滴が付着している台所の台上へおく必要がない容器の蓋として、特許文献3に記載の密閉型容器が提案させているが、前記密閉型容器の蓋のように固定蓋部と開閉蓋部を有する容器の蓋を特許文献1に記載の缶容器に装着した場合、特許文献2に記載の缶体用外蓋と同様に、缶容器から内容物を計量スプーンを使用して前記すりきり板部にあててすりきり計量を実施しながら取り出すので、計量スプーン内で盛り上がっていた余分な内容物がすりきり計量することで缶容器内に落下するが、一部の内容物は落下せずに前記パネル部上にのりあがってしまうため、容器の蓋の開閉の繰り返しでパネル部にのりあがった内容物が外へ飛び散ったり、外部からの湿気による浸入で前記パネル部にのりあがった内容物が前記パネル部に付着して不衛生となり、使用する消費者自身もパネル部にのりあがった内容物に対して不快感を感じてしまう。
本発明の目的は、上記課題を解決し、缶容器から内容物を計量スプーンを使用して取りだす場合に前記すりきり板部にあててすりきり計量を実施した場合に、計量スプーン内で盛り上がっていた余分な内容物が前記パネル部上にのりあがるのを防止する対策を講じた容器の蓋を提供することである。
本発明は、缶容器の開口部に開口とすりきり板を設けた容器の開口部へ被せ密封する合成樹脂材でできた容器の蓋であって、前記容器の蓋は上面の天板部と、前記天板部の外周から下端へ延出した環状の側壁部からなり、容器の開口部に設置した時に前記開口部に固着される固定蓋部と上下の開閉が可能な開閉蓋部を有し、前記固定蓋部と前記開閉蓋部の境界位置で第一薄肉部を介して連結されたヒンジ部を前記天板部に設置するとともに、前記ヒンジ部との延長線上の位置であって前記ヒンジ部を起点として前記開閉蓋部を開閉する時に側壁部の2箇所に縦方向に切断できる第二薄肉部を有する切断部を側壁部に設け、前記固定蓋部の裏面の前記ヒンジ部と平行で、前記ヒンジ部に近接する位置に前記固定蓋部側寄りに下端へ傾斜し延出した飛散防止カバー板を設置し、前記飛散防止カバー板の先端が前記缶蓋のすりきり板に接する容器の蓋である。
また本発明は、側壁部から下端へ延出した環状の下壁部と、前記下壁部と側壁部の間を連結する第三薄肉部と、一端が前記下壁部と一体に形成された切離用摘み部とから成り、前記摘み部を周方向に摘むことにより前記第三薄肉部の位置で前記下壁部が前記側壁部から分離自在とする容器の蓋である。
更に本発明は、側壁部に設けた切断部における開閉蓋部側の切断面となる係止部が容器の開口部の上端縁部に乗り上がり静止し開口状態を維持できる容器の蓋である。
また本発明は、可撓性のある合成樹脂材がポリエチレンである容器の蓋である。
本発明は、缶容器の開口部に開口とすりきり板を設けた容器の開口部へ被せ密封する合成樹脂材でできた容器の蓋であって、前記容器の蓋は上面の天板部と、前記天板部の外周から下端へ延出した環状の側壁部からなり、容器の開口部に設置した時に前記開口部に固着される固定蓋部と上下の開閉が可能な開閉蓋部を有し、前記固定蓋部と前記開閉蓋部の境界位置で第一薄肉部を介して連結されたヒンジ部を前記天板部に設置するとともに、前記ヒンジ部との延長線上の位置であって前記ヒンジ部を起点として前記開閉蓋部を開閉する時に側壁部の2箇所に縦方向に切断できる第二薄肉部を有する切断部を側壁部に設け、前記固定蓋部の裏面の前記ヒンジ部と平行で、前記ヒンジ部に近接する位置に前記固定蓋部側寄りに下端へ傾斜し延出した飛散防止カバー板を設置し、前記飛散防止カバー板の先端が前記缶蓋のすりきり板に接する容器の蓋であるので、缶容器から内容物を計量スプーンを使用して取りだす場合に前記すりきり板部にあててすりきり計量を実施した場合に、計量スプーン内で盛り上がっていた余分な内容物が前記パネル部上にのりあがるのを防止する容器の蓋を提供することができる。
また本発明は、側壁部から下端へ延出した環状の下壁部と、前記下壁部と側壁部の間を連結する第三薄肉部と、一端が前記下壁部と一体に形成された切離用摘み部とから成り、前記摘み部を周方向に摘むことにより前記第三薄肉部の位置で前記下壁部が前記側壁部から分離自在とする容器の蓋であるので、前記下壁部を拡張して容器の開口部へ圧入し装着することで、容器の外周径に沿って収縮した前記下壁部が容器へ密着し容器と下壁部の密着部分に手指かけ空隙ができないため、手指のかかりを防止するために形成される溝状の円周突起などを設けていない缶容器にも装着することができ、無理矢理本発明である容器の蓋を取り外そうとすれば、前記下壁部と容器に破壊された傷跡が残るためイタズラ行為の有無を容易に知ることができる。
更に本発明は、側壁部に設けた切断部における開閉蓋部側の切断面となる係止部が容器の開口部の上端縁部に乗り上がり静止し開口状態を維持できる容器の蓋あるので、内容物を取り出すときに、片方の手で開閉蓋部を押えておく必要がない上に、開閉蓋部を開くときに無理な開き角度によるヒンジ部からの割れを防止することもできる。
また本発明は、可撓性のある合成樹脂材がポリエチレンである容器の蓋であるので、缶容器と容器の蓋との密封性が高く、外部からの湿気・臭いに弱い粉ミルクやコーヒーなどの内容物であっても湿気の浸入を防ぐことができ、また、コーヒーなどの香りの流出を防ぐことができる。更に、容器の蓋の裏面に一体化して成形された飛散防止カバー板も可撓性を有するので、前記飛散カバー板の先端が前記缶蓋のすりきり板の上で撓り、前記すりきり板とより密着しあい接するので、缶容器から内容物を計量スプーンを使用して取りだす場合に前記すりきり板部にあててすりきり計量を実施した場合に、計量スプーン内で盛り上がっていた余分な内容物が前記パネル部上にのりあがるのを防止し、前記内容物を容器内へ落とすことができる。
図1乃至図5において、缶などの容器Bに巻き締められる缶蓋のパネル部B2に、粉ミルクやコーヒーなどの粉状、粒状の内容物を計量スプーンなどを利用してすくい出すための開口と、計量スプーンですくい出しすりきり計量を実施する時のすりきり場所となるすりきり板部B3を設けた容器Bの開口部へ被せ密封するポリエチレン樹脂材でできた容器の蓋Aである。また、前記容器の蓋Aは、上面の天板部1と、前記天板部1の外周から下端へ延出した環状の側壁部2からなる。
前記容器の蓋Aには容器Bの開口部に設置した時に前記開口部に固着される固定蓋部5と上下の開閉が可能な開閉蓋部6とからなり、前記固定蓋部5と前記開閉蓋部6の境界位置で薄肉形状を有する第一薄肉部4aを介して連結されたヒンジ部4を前記天板部1の裏面に設置するとともに、前記ヒンジ部4との延長線上の位置であって前記ヒンジ部4を起点として前記開閉蓋部6を開閉する時に側壁部2の2箇所に縦方向に切断できるように、図6に示すように薄肉形状を形成した第二薄肉部8aを有する切断部8を側壁部2に設けてある。
また、前記固定蓋部5の裏面の前記ヒンジ部4と平行の位置で、前記ヒンジ部4に近接する位置の前記固定蓋部5側寄りに下端へ傾斜し延出した飛散防止カバー板3を設置する。前記飛散防止カバー板3は逆ハの字を形成し先端にいくほど細くなり、前記すりきり板部B3に接しやすいように、前記前記飛散防止カバー板3の中間付近から下端にむけて逆くの字型に傾斜し、前記すりきり板部B3上に前記飛散防止カバー板3の先端がのりあがり接する容器の蓋Aを構成する。
図2及び図4、図5において、本発明の容器の蓋Aを容器Bへ装着した場合の開閉状態を示す。例えば、粉ミルクやコーヒーなどが入った缶容器Bについては、前記容器Bの開口部が外巻きにカールしている外巻きカール部B1や図示していないが内巻にカールしている内巻きカール部を有する缶容器Bなどがある。また、前記缶容器Bには、粉ミルクなどの内容物を計量スプーンですくってすりきり必要量を計量するために、缶容器Bの開口部にすりきり機能をもつすりきり板部B3を有する缶蓋が装着された缶容器Bの開口部へ装着するための容器の蓋Aであり、図2に示すとおり閉封状態の時は、外部からの湿気の浸入を防ぐために、例えば前記外巻きカール部B1と容器の蓋Aの嵌合部7は密着性の高い構造を有する形状にしている。
また、図4及び図5に示すとおりヒンジ部4を起点として上方向に立ち上がり開口し、前記固定蓋部5が容器Bに装着したままで、前記開閉蓋部6が開いた状態になった時でも、前記飛散防止カバー板3の先端は前記すりきり板部B3の上にのりあがって接している状態を構成することで、缶容器Bから内容物を計量スプーンなどを使用して取りだす場合に前記すりきり板部B3にあててすりきり計量を実施した場合に、計量スプーン内で盛り上がっていた余分な内容物が前記飛散防止カバー板3でガードされて前記パネル部B2上にのりあがるのを防止し、前記内容物を容器B内へ落下させることができる上、内容物を取り出す際に前記容器の蓋Aをホコリがついた机や水滴が付着している台所の台上へおく必要がないため衛生的な容器の蓋Aを提供することができる。
図3において、前記飛散防止カバー板3の周辺を示す。前記飛散防止カバー板3については、容器の蓋Aと一体成形により形成されるため、ポリエチレン樹脂で形成された前記飛散カバー板3は可撓性があるので、前記飛散カバー板3の先端が前記すりきり板部B3の上で接した時には前記飛散カバー板3の先端が撓り、前記すりきり板部B3と前記飛散カバー板3の先端はより密着しあう構造を有する。そのため、缶容器Bから内容物を計量スプーンなどを使用して取りだす場合に前記すりきり板部B3にあててすりきり計量を実施した場合に、計量スプーン内で盛り上がっていた余分な内容物が前記飛散防止カバー板3でガードされて前記パネル部B2上にのりあがるのを防止し、前記内容物を容器内へ落下させることができる。
図6乃至図9において、缶などの容器Bに巻き締められる缶蓋のパネル部B2に、粉ミルクやコーヒーなどの粉状、粒状の内容物を計量スプーンなどを利用して救い出すための開口と、計量スプーンですくい出しすりきり計量を実施する時のすりきり場所となるすりきり板部B3を設けた容器Bの開口部へ被せ密封するポリエチレン樹脂材でできた容器の蓋Aである。また、前記容器の蓋Aは、上面の天板部1と、前記天板部1の外周から下端へ延出した環状の側壁部2と、前記下壁部9と側壁部2の間を連結する第三薄肉部11と、一端が前記下壁部9と一体に形成された切離用摘み部10とからなる。
また、前記摘み部10を周方向に摘むことにより前記第三薄肉部11の位置で前記下壁部9が前記側壁部2から分離自在とする容器の蓋Aであるので、前記下壁部9を拡張して容器Bの開口部へ圧入し装着することで、容器Bの外周径に沿って収縮した前記下壁部9が容器Bへ密着し、容器Bと前記下壁部9の密着部分に手指かけ空隙ができないため、本発明の容器の蓋Aであれば容器Bに手指のかかりを防止するために形成される溝状の円周突起B4を設けている缶容器Bはもちろんのこと、容器Bに手指のかかりを防止するために形成される溝状の円周突起B4を設けていない缶容器にも装着することができ、無理矢理本発明である容器の蓋Aを取り外そうとすれば、前記下壁部9と容器Bに破壊された傷跡が残るためイタズラ行為の有無を容易に知ることができる。
更に、前記容器の蓋Aには容器Bの開口部に設置した時に前記開口部に固着される固定蓋部5と上下の開閉が可能な開閉蓋部6とからなり、前記固定蓋部5と前記開閉蓋部6の境界位置で薄肉形状を有する第一薄肉部4aを介して連結されたヒンジ部4を前記天板部1の裏面に設置するとともに、前記ヒンジ部4との延長線上の位置であって前記ヒンジ部4を起点として前記開閉蓋部6を開閉する時に側壁部2の2箇所に縦方向に切断できるように、薄肉形状を形成した第二薄肉部8aを有する切断部8を側壁部2に設けてある。
また、前記固定蓋部5の裏面の前記ヒンジ部4と平行の位置で、前記ヒンジ部4に近接する位置の前記固定蓋部5側寄りに下端へ傾斜し延出した飛散防止カバー板3を設置する。前記飛散防止カバー板3は逆ハの字を形成し先端にいくほど細くなり、前記すりきり板部B3に接しやすいように、前記前記飛散防止カバー板3の中間付近から下端にむけて前記固定蓋部5側寄りに傾斜し、前記すりきり板部B3上に前記飛散防止カバー板3の先端がのりあがり接する容器の蓋Aを構成する。
次に、本発明の容器の蓋Aを例として容器の蓋Aを開封してから粉ミルクなどの被注出物を取りだすまでの動作の説明を行う。まず、容器の蓋Aを前記摘み部10を手指で摘んで、缶容器Bの外周に沿って引っぱることで前記第三薄肉部11から前記下壁部9が切断される。開閉蓋部6を上方向に持ち上げることで、天板部1に設置されたヒンジ部4を起点として、側壁部2に設置された第二薄肉部8aが引き裂かれて切断部8となり、図8及び図9に示すとおり前記切断部8における開閉蓋部6側の切断面となる係止部8bが容器Bの開口部の上端縁部B5に乗り上がり、前記開閉蓋部6は固定蓋部5と垂直の位置で静止し開口状態を維持できるので、内容物を取り出すときに片方の手で前記開閉蓋部6を押えておく必要がない上に、前記開閉蓋部6を開くときに無理な開き角度によるヒンジ部4からの割れを防止できる効果も有する。
また、図8及び図9に示すとおり前記開閉蓋部6は固定蓋部5と垂直の位置で静止し開口状態を維持できるので、前記すりきり板部B3を装着した缶容器Bに本発明の容器の蓋Aを設置することで、容器の蓋Aを手で押さえなくても、スプーンを使用して片手で粉ミルクなどの内容物をすくい、すりきる動作を行うことができる。
図10及び図13に飛散防止カバー板31の異なる実施形態を示す。前記固定蓋部5の裏面の前記ヒンジ部4と平行の位置で、前記ヒンジ部4に近接する位置の前記固定蓋部5側寄りに下端へ傾斜し延出した飛散防止カバー板31を設置する。前記飛散防止カバー板31は逆ハの字を形成し先端にいくほど細くなり、前記すりきり板部B3に接しやすいように、前記前記飛散防止カバー板31の中間付近から下端にむけてくの字型に傾斜し、前記すりきり板部B3上に前記飛散防止カバー板31の先端がのりあがり接する容器の蓋Aを構成する。
また、図12に示すとおり前記飛散防止カバー板31については、容器の蓋Aと一体成形により形成されるため、ポリエチレン樹脂で形成された前記飛散カバー板31は可撓性があるので、前記飛散カバー板31の先端が前記すりきり板部B3の上で接した時には前記飛散カバー板31の先端が撓り、前記すりきり板部B3と前記飛散カバー板31の先端はより密着しあう構造を有する。そのため、缶容器Bから内容物を計量スプーンなどを使用して取りだす場合に前記すりきり板部B3にあててすりきり計量を実施した場合に、計量スプーン内で盛り上がっていた余分な内容物が前記飛散防止カバー板31でガードされて前記パネル部B2上にのりあがるのを防止し、前記内容物を容器内へ落下させることができる。
更に、図13に示すとおりヒンジ部4を起点として上方向に立ち上がり開口し、前記固定蓋部5が容器Bに装着したままで、前記開閉蓋部6が開いた状態になった時でも、前記飛散防止カバー板31の先端は前記すりきり板部B3の上にのりあがって接している状態を構成することで、缶容器Bから内容物を計量スプーンなどを使用して取りだす場合に前記すりきり板部B3にあててすりきり計量を実施した場合に、計量スプーン内で盛り上がっていた余分な内容物が前記飛散防止カバー板31でガードされて前記パネル部B2上にのりあがるのを防止し、前記内容物を容器B内へ落下させることができる上、内容物を取り出す際に前記容器の蓋Aをホコリがついた机や水滴が付着している台所の台上へおく必要がないため衛生的な容器の蓋Aを提供することができる。
本発明は、主に粉状、粒状などの内容物が密封包装されていているもの、たとえば、粉ミルクやコーヒーが入った缶容器など容器形状が筒状で、密封性を必要とする缶容器などに装着できる容器の蓋として利用できる。
本発明の実施形態を示す容器の蓋の断面図である。 同実施形態の容器の蓋を容器へ装着した状態を示す断面図である。 同実施形態の飛散防止カバー板周辺の断面図である。 同実施形態の開口状態を示す断面図である。 同実施形態の開口状態を示す平面図である。 本発明の異なる第一の実施形態を示す容器の蓋の平面図である。 図6の断面図である。 図6の容器の蓋を開封し開口状態を示す斜視図である。 図8に示す切断部周辺の斜視図である。 飛散防止カバー板の異なる実施形態を示す断面図である。 図10の容器の蓋を容器へ装着した状態を示す断面図である。 図11の飛散防止カバー板周辺の断面図である。 図11の容器の蓋の開口状態を示す断面図である。
符号の説明
1 天板部
2 側壁部
3 飛散防止カバー板
31 飛散防止カバー板
4 ヒンジ部
4a 第一薄肉部
5 固定蓋部
6 開閉蓋部
7 嵌合部
8 切断部
8a 第二薄肉部
8b 係止部
9 下壁部
10 摘み部
11 第三薄肉部
A 容器の蓋
B 容器
B1 外巻きカール部
B2 パネル部
B3 すりきり板部
B4 突起
B5 上端縁部

Claims (4)

  1. 缶容器の開口部に開口とすりきり板を設けた容器の開口部へ被せ密封する合成樹脂材でできた容器の蓋であって、前記容器の蓋は上面の天板部と、前記天板部の外周から下端へ延出した環状の側壁部からなり、容器の開口部に設置した時に前記開口部に固着される固定蓋部と上下の開閉が可能な開閉蓋部を有し、前記固定蓋部と前記開閉蓋部の境界位置で第一薄肉部を介して連結されたヒンジ部を前記天板部に設置するとともに、前記ヒンジ部との延長線上の位置であって前記ヒンジ部を起点として前記開閉蓋部を開閉する時に側壁部の2箇所に縦方向に切断できる第二薄肉部を有する切断部を側壁部に設け、前記固定蓋部の裏面の前記ヒンジ部と平行で、前記ヒンジ部に近接する位置に前記固定蓋部側寄りに下端へ傾斜し延出した飛散防止カバー板を設置し、前記飛散防止カバー板の先端が前記缶蓋のすりきり板に接することを特徴とする容器の蓋。
  2. 側壁部から下端へ延出した環状の下壁部と、前記下壁部と側壁部の間を連結する第三薄肉部と、一端が前記下壁部と一体に形成された切離用摘み部とから成り、前記摘み部を周方向に摘むことにより前記第三薄肉部の位置で前記下壁部が前記側壁部から分離自在とすることを特徴とする請求項1に記載の容器の蓋。
  3. 側壁部に設けた切断部における開閉蓋部側の切断面となる係止部が容器の開口部の上端縁部に乗り上がり静止し開口状態を維持できることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器の蓋。
  4. 可撓性のある合成樹脂材がポリエチレンであることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の容器の蓋。
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