JP2008265790A - 容器の蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉蓋部の開閉による繰り返しで、容器本体の開口部に嵌着されている固定蓋部が、容器本体の開口部から脱着しにくくなる工夫を施した容器の蓋を提供する。
【解決手段】天板部1と筒状の側壁部2を有する合成樹脂材でできた容器の蓋Aであって、前記容器の蓋Aには容器本体Bに固着される固定蓋部8と開閉が可能な開閉蓋部7とからなり、前記固定蓋部8と前記開閉蓋部7の境界位置にヒンジ部4を設置するとともに、側壁の内周壁に沿って垂下する内接リブ部3をヒンジ部4近傍まで設置し、前記内接リブ部3の両端2箇所にはヒンジ部4と平行な位置で突出した補強リブ部3aを設けることで、固定蓋部8が容器本体Bの開口部から脱着しにくくなる工夫を施した容器の蓋Aである。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に粉状、粒状などの被注出物が密封包装されていているもの、例えば、粉ミルクなどが入った容器の蓋に関するものである。
容器本体を密封するためにフランジを水平に形成した上で、開閉蓋を開閉した際に固定蓋がしっかり容器本体に固定された状態を維持できる開閉蓋付き容器として、特許文献1に記載の蓋体が天板と側縁の嵌合部とを有し、薄肉ヒンジを境にして固定蓋と開閉蓋とに分割されて構成された蓋の嵌合部に設けられたリブと容器のフランジに設けられた溝とを係合させて固定する容器が提案されている。
また、いたずらによる開蓋を困難又は防止すると共に仮に所定以外の初期の開蓋があってもその初期の開蓋の有無を容易に確認でき、さらに開封後においては蓋体を全部開放しなくても内容物を取り出すことが可能な摺り切り片付き蓋及び蓋付き缶として特許文献2や特許文献3に記載のヒンジ部に固定蓋部と開閉蓋部とを持った摺り切り片付き蓋及び蓋付き缶が提案されている。
更に、開閉蓋部の開閉操作が容易に行なえ、容器からの不用意な外れを防止して容器への冠着状態を確実に維持することができる蓋体として、特許文献4に記載の容器の開口部の一部を閉塞する固定蓋部にヒンジ部を介して連設させた天板部と、天板部の周縁に一体に環状のスカート部を設置し、前記スカート部の螺着部と開閉蓋部の周縁との間に破断部を設け、破断部を破断して開閉蓋部を開閉したときに、固定蓋部及びスカート部を介して容器への連結状態が維持できる蓋体が提案されている。
実開平6−42704号公報 特許第3806830号公報 特許第3806840号公報 特開2004−35022号公報
特許文献1に記載の開閉蓋付き容器は、主にマーガリンやバター、ジャムなどの容器に使用されるものであり、内容物の品質を保持するため、フランジの上面にシールなどの内蓋材を貼着できるよう容器本体のフランジを水平に形成し段差がない容器本体の開口部に被せる開閉蓋と固定蓋を持つ蓋体であるので、固定蓋を容器本体にセットする時は、容器本体の開口部に、側壁部と側壁部の内周に設けられた内周リブで挟み込みすることは出来ず、予め容器本体の水平フランジに設けられた溝に、固定蓋の嵌合部の裏面に形成されたリブを嵌入することで固定されるように工夫しているため、蓋体と嵌入するために溝を持つ容器本体を蓋体と一緒に製作する必要があり、コストアップとなっていた。
また、特許文献2及び特許文献3に記載の摺り切り片付き蓋及び蓋付き缶の場合、主に粉ミルクや珈琲などが入った缶容器に被せる蓋体として使用されるものであるが、一般的に使用されている缶容器の開口部は、上端カール部が外巻きに形成されているものが主流である。しかし、上端カール部が外巻きに形成した缶容器に特許文献2及び特許文献3に記載の蓋体を使用して嵌着させた場合、開閉蓋部の開閉を繰り返すことで、固定蓋部が浮き上がり外れてしまう問題が発生してしまう。そこで、その問題を解決するために、缶容器本体の開口部の上端カール部を内巻きに形成した缶容器を使用し嵌着強度のアップをさせていが、上端カール部が内巻きに形成した缶容器を使用する場合、一般的に使用されている上端カール部が外巻きに形成された缶容器に比べて、製作工程が複雑で手間である上、缶容器の上端カール部の加工処理で内巻きに折りこむ際の加工工程で発生する金属粉が容器内へ入り込む恐れがあり、安全性の問題や、製作工程などの複雑化でコストアップとなっていた。
更に、特許文献4に記載の蓋体も、特許文献2及び特許文献3と同様に、蓋体を容器本体に嵌着させるための工夫として、蓋体のスカート部と容器本体の開口部をネジ形状にし螺着することで嵌着保持できるようにしているため、蓋体と容器を同時に製作する必要があり、コストアップとなっていた。
本発明の目的は、上記課題を解決し、容器本体の開口部の上端カール部が外巻きに形成された容器に嵌着でき、容器本体の開口部に嵌着されている固定蓋部が、容器本体の開口部から脱着しにくくなる工夫を施した容器の蓋を提供することである。
上面の天板部と、前記天板部の外周から下端へ延出した環状の側壁部からなる合成樹脂材でできた容器の蓋であって、前記容器の蓋には容器本体の開口部に設置した時に前記開口部に固着される固定蓋部と上下の開閉が可能な開閉蓋部とからなり、前記固定蓋部と前記開閉蓋部の境界位置で第一薄肉部を介して連結されたヒンジ部を前記天板部に設置するとともに、前記ヒンジ部との延長線上の位置であって前記ヒンジ部を起点として前記開閉蓋部を開閉する時に側壁部の2箇所に縦方向に切断できる第二薄肉部を有する切断部を側壁部に設け、固定蓋部側の底面から側壁の内周壁に沿って垂下する内接リブ部をヒンジ部近傍まで設置するとともに、前記内接リブ部の両端2箇所にはヒンジ部と平行な位置で突出した補強リブ部を設けた容器の蓋である。
側壁部から下端へ延出した環状の下壁部と、開閉蓋部側の前記下壁部と開閉蓋部側の前記側壁部の間を連結する第三薄肉部と、一端が開閉蓋部側の前記下壁部と一体に形成された切離用摘み部とから成り、前記摘み部を周方向に摘むことにより前記第三薄肉部の位置で開閉蓋部側の前記下壁部が開閉蓋部側の前記側壁部から分離自在とする容器の蓋である。
側壁部に設けた切断部における開閉蓋部側の切断面となる係止部が容器本体の開口部の上端縁部に乗り上がり静止し開口状態を維持できる容器の蓋である。
上面の天板部と、前記天板部の外周から下端へ延出した環状の側壁部からなる合成樹脂材でできた容器の蓋であって、前記容器の蓋には容器本体の開口部に設置した時に前記開口部に固着される固定蓋部と上下の開閉が可能な開閉蓋部とからなり、前記固定蓋部と前記開閉蓋部の境界位置で第一薄肉部を介して連結されたヒンジ部を前記天板部に設置するとともに、前記ヒンジ部との延長線上の位置であって前記ヒンジ部を起点として前記開閉蓋部を開閉する時に側壁部の2箇所に縦方向に切断できる第二薄肉部を有する切断部を側壁部に設け、固定蓋部側の底面から側壁の内周壁に沿って垂下する内接リブ部をヒンジ部近傍まで設置するとともに、前記内接リブ部の両端2箇所にはヒンジ部と平行な位置で突出した補強リブ部を設けた容器の蓋であるので、開閉蓋部の開閉による繰り返しで、容器本体の開口部に嵌着されている固定蓋部が、容器本体の開口部から脱着しにくくなる工夫を施した容器の蓋を提供することができる。
また、側壁部から下端へ延出した環状の下壁部と、開閉蓋部側の前記下壁部と開閉蓋部側の前記側壁部の間を連結する第三薄肉部と、一端が開閉蓋部側の前記下壁部と一体に形成された切離用摘み部とから成り、前記摘み部を周方向に摘むことにより前記第三薄肉部の位置で開閉蓋部側の前記下壁部が開閉蓋部側の前記側壁部から分離自在とする容器の蓋であるので、前記下壁部を拡張して容器の開口部へ圧入し装着することで、容器の外周径に沿って収縮した前記下壁部が容器へ密着し容器と下壁部の密着部分に手指かけ空隙ができないため、手指のかかりを防止するために形成される溝状の円周突起などを設けていない缶容器にも装着することができ、無理矢理本発明である容器の蓋を取り外そうとすれば、前記下壁部と容器に破壊された傷跡が残るためイタズラ行為の有無を容易に知ることができる。また、固定蓋部側の下壁部を残すことで、開閉蓋部の開閉が繰り返し行われた際に、開閉蓋部を引き上げる動作により前記固定蓋部が浮き上がり外へ外れようとした時に、前記下壁部が支えとなり固定蓋部の外れを抑える効果を有することができる。
更に、側壁部に設けた切断部における開閉蓋部側の切断面となる係止部が容器本体の開口部の上端縁部に乗り上がり静止し開口状態を維持できる容器の蓋であるので、被注出物を取り出すときに、片方の手で開閉蓋部を押えておく必要がない上に、開閉蓋部を開くときに無理な開き角度による固定蓋部の浮き上がりを防止することができたり、ヒンジ部からの割れを防止することができる。
図1乃至図6において、上面の天板部1と、前記天板部1の外周から下端へ延出した環状の側壁部2からなるポリエチレン樹脂材でできた容器の蓋Aである。また、前記容器の蓋Aには容器本体Bの開口部に設置した時に前記開口部に固着される固定蓋部8と上下の開閉が可能な開閉蓋部7とからなる。前記固定蓋部8と前記開閉蓋部7の境界位置で薄肉形状を有する第一薄肉部4aを介して連結されたヒンジ部4を前記天板部1の裏面に設置する。前記ヒンジ部4との延長線上の位置であって前記ヒンジ部4を起点として前記開閉蓋部7を開閉する時に側壁部2の2箇所に縦方向に切断できるように、薄肉形状を形成した第二薄肉部5aを有する切断部5を側壁部2に設けてある。
また、固定蓋部8側の底面から側壁の内周壁に沿って垂下する内接リブ部3が、前記固定蓋部8の側壁に平行に面してヒンジ部4近傍まで一帯に設置することで、外巻きカール部B1を持つ容器本体Bの開口部に固定蓋部8を嵌着させた時に、開閉蓋部7の開閉の繰り返しでヒンジ部4に近い部分の内接リブ部3から浮き上がりが生じてきたときに、固定蓋部8側の嵌合部2aと固定蓋部8側の内接リブ部3が外巻きカール部B1を固定蓋部8の円周一帯にわたって挟みこんでいるので、嵌着保持を継続しやすい形状を有している。
更に、脱着が最初に開始される箇所はヒンジ部4に最も近い内接リブ部3の2箇所から浮き上がりが生じてくるので、前記内接リブ部3についてはできるだけヒンジ部4に近傍な位置に設置することが望ましく、また、前記内接リブ部3の両端2箇所にはヒンジ部4と平行な位置で突出した図3に示す補強リブ部3aを設けることで、浮き上がりが最初に発生する位置となる前記両端2箇所の内接リブ部3を補強リブ部3aの設置で補強することで、ポリエチレン樹脂がもつたわみ特性を抑え、容器本体Bの開口部の嵌着をより強固なものとすることができ、外巻きカール部B1を持つ容器本体Bに装着する蓋体として外れにくい容器の蓋Aを提供することができる。
また、本発明である容器の蓋Aを成形するために使用する樹脂原料はポリエチレン樹脂材であるが、ポリエチレン樹脂材の特徴として引っ張り強さ、曲げ強さ、剛性、衝撃強さなどがある。粉ミルクやコーヒーなどが入った缶容器本体Bは、被注出物が湿気に弱いため閉封状態の時は外部からの湿気の浸入を防ぐために、前記外巻きカール部B1と容器の蓋Aの嵌合部2aは密着性の高い構造を有する形状にしている。しかし、密封性の高い構造を有する形状にした場合、外巻きカール部の外へ突出した凸部と側壁部の裏面である嵌着させるために形成した凹部とが嵌合しあうことで密着性が高い形状を形成するため、前記外巻きカール部B1の凸部と嵌合部の凸部が引っかかり合い開閉蓋部7の開閉はしにくくなるが、本発明の容器の蓋Aは、ポリエチレン樹脂を採用することで密封性の高い構造を有する形状の容器の蓋Aであっても、ポリエチレン樹脂材の柔軟性や引っ張り強さなどの特徴を生かし開閉蓋部7の開閉が容易にできる容器の蓋Aを提供することができる。
図2及び図3において、本発明である補強リブ部3aを設置した場合の嵌着強度が増す効果について説明する。図2のように補強リブ部3aの長さ(D)をc1、c2、c3と長くしていった場合のたわみと荷重を求め、どれだけ嵌着強度が増すか試算を行ってみた。この場合、計算便宜上、図3に示すように、幅a=0.7mm、高さb=2mm、長さ(D)c1=1.5mmの場合、長さ(D)c2=3mmの場合、長さ(D)c3=5mmの場合の3種類で試算し比較することとし、荷重がかかる位置zを補強リブ部3a頂点幅aである0.7mmの中心位置となる側壁部側のz位置から押した場合、の補強リブ部3aの変形の状況を表す断面2次モーメントを計算すると0.0583Dであった。次に、ポリエチレン樹脂の強さであるヤング率(E)の目安値は760Mpaであるので、容器本体Bに容器の蓋Aをセットした時に、前記容器の蓋Aの側壁部2裏面の突出した嵌合部2aが、容器本体Bの外巻きカール部B1を乗り越えできる値を0.95mmとした場合に、内接リブ部3はその半分である0.5mm変形すると容器本体Bから外れるものと仮定し、そのたわみ量0.5mmに必要な荷重をもとめる計算式は(3E×0.0583D×0.5)/2であるので、その荷重は0.01093×DEであった。よって補強リブ部3aの長さ(D)c1を1.5mmにした場合では2.8kg/mmであり、補強リブ部3aの長さ(D)c2を3mmにした場合では22kg/mmであり、補強リブ部3aの長さ(D)c3を5mmにした場合では103kg/mmとなり、補強リブ部3aの長さ(D)を長くしていくことで固定蓋部8と容器本体Bの嵌着強度がアップする結果を計算値より把握することができる。
図5において、前記内接リブ部3の両端2箇所にヒンジ部4と平行な位置で突出した補強リブ部3aを設置した状態の断面図であるが、前記計算値からも使用用途にあわせて前記内接リブ部3の両端2箇所のヒンジ部4と平行な位置に突出した補強リブ部3aを必要な嵌着強度分の長さを計算値で割り出し設置することで、一般的に使用されている上端カール部が外巻きカール部B1をもつ缶容器本体Bなどへも、固定蓋部8の嵌着強度を強めた容器の蓋Aを提供することができる。また、容器本体Bの開口部が内巻きにカールしている内巻きカール部を形成している缶容器などへ装着しても嵌着効果は同様に発揮されるものであるので、本発明の補強リブ部3aを設置することは有効な手段である。
補強リブ部3aが設置されていない箇所の固定蓋部8側の断面図は図5に示すとおりであり、気密性を高めるために、側壁部2の裏面側に外巻きカール部B1と密着するように突出した嵌合部2aを円周状に設置し、前記側壁部2と前記外巻きカール部B1を挟み込むように設置された内接リブ部3を設けているので、開封前の気密性はもちろんのこと、開封後に対しても湿気・ホコリの浸入を抑える形状の容器の蓋Aを提供することができる。
更に図7において、前記側壁部2から下端へ延出した環状の下壁部9と、開閉蓋部7側の前記下壁部9と開閉蓋部7側の側壁部2の間を連結する第三薄肉部9aと、一端が開閉蓋部7側の前記下壁部9と一体に形成された切離用摘み部6とからなるポリエチレン樹脂材でできた容器の蓋Aである。前記摘み部6を周方向に摘むことにより前記第三薄肉部9aの位置で開閉蓋部7側の前記下壁部9が開閉蓋部7側の前記側壁部2から分離自在とする容器の蓋Aである。よって、前記下壁部9を拡張して容器本体Bの開口部へ圧入し装着することで、容器の外周径に沿って収縮した前記下壁部9が容器本体Bへ密着し、容器本体Bと前記下壁部9の密着部分に手指かけ空隙ができない。従って、本発明の容器の蓋Aであれば容器本体Bに手指のかかりを防止するために形成される溝状の円周突起B3を設けている缶容器はもちろんのこと、容器本体Bに手指のかかりを防止するために形成される溝状の円周突起B3を設けていない缶容器にも装着することができる。また、無理矢理本発明である容器の蓋Aを取り外そうとすれば、前記下壁部9と容器本体Bに破壊された傷跡が残るためイタズラ行為の有無を容易に知ることができる。
次に、本発明の容器の蓋Aを例として容器の蓋Aを開封してから粉ミルクなどの被注出物を取りだすまでの動作の説明を行う。まず、図7に示すとおり、容器の蓋Aを前記摘み部6を手指で摘んで、缶容器の外周に沿って引っぱることで前記第三薄肉部9aから前記下壁部9が切断され、図8に示すとおり開閉蓋部7側の前記下壁部9を取り除くことができる。
次に図9示すとおり、前記開閉蓋部7を上方向に持ち上げることで、天板部1に設置されたヒンジ部4を起点として、側壁部2に設置された第二薄肉部5aが引き裂かれて切断部5となり、前記切断部5における開閉蓋部7側の切断面となる係止部5bが容器本体Bの開口部の上端縁部B4に乗り上がり、前記開閉蓋部7は固定蓋部8と垂直の位置で静止し開口状態を維持できるので、容器の蓋Aを手で押さえなくても、スプーンを使用して片手で粉ミルクなどの被注出物をすくい、すりきる動作を行うことができるので、被注出物を取り出す際に前記容器の蓋Aをホコリがついた机や水滴が付着している台所の台上へおく必要がないため衛生的な容器の蓋Aを提供することができる。また、被注出物を取り出すときに、片方の手で前記開閉蓋部7を押えておく必要がない上に、前記開閉蓋部7を開くときに無理な開き角度による固定蓋部8の浮き上がり防止やヒンジ部4からの割れを防止することもできる。
更に、前記開閉蓋部7は固定蓋部8と垂直の位置で静止し開口状態を維持できるので、容器の蓋Aの裏面は前記開閉蓋部7と固定蓋部8の直角な面が形成されるため、直角な面で粉ミルクなどの被注出物をスプーンですくい、すりきる動作を行うことができる機能も兼ね備えている。また、固定蓋部8側の下壁部9を残すことで、開閉蓋部7の開閉が繰り返し行われた際に、開閉蓋部7を引き上げる動作により前記固定蓋部8が浮き上がり外へ外れようとした時に、前記下壁部9が支えとなり固定蓋部8の外れを抑える効果を有することができる。
本発明は、主に粉状、粒状などの内容物が密封包装されていているもの、たとえば、粉ミルクやコーヒーが入った缶容器など容器形状が筒状で、密封性を必要とする缶容器などに装着できる容器の蓋として利用できる。
本発明の実施形態を示す容器の蓋の斜視図である。 同実施形態の補強リブ部周辺を示す斜視図である。 計算便宜上図示した補強リブ部周辺を示す斜視図である。 同実施形態の開閉蓋部を開封した状態を示す斜視図である。 同実施形態の補強リブ部周辺を示す断面図である。 同実施形態の内接リブ部周辺を示す断面図である。 本発明の実施形態を容器に装着した状態を示す斜視図である。 図6の開封方法1を示す斜視図である。 図6の開封方法2を示す斜視図である。
符号の説明
1 天板部
2 側壁部
2a 嵌合部
3 内接リブ部
3a 補強リブ部
4 ヒンジ部
4a 第一薄肉部
5 切断部
5a 第二薄肉部
5b 係止部
6 摘み部
7 開閉蓋部
8 固定蓋部
9 下壁部
9a 第三薄肉部
A 容器の蓋
B 容器本体
B1 外巻きカール部
B2 すりきり板部
B3 突起
B4 上端縁部
a 幅
b 高さ
c1 長さ
c2 長さ
c3 長さ
z 荷重がかかる位置

Claims (3)

  1. 上面の天板部と、前記天板部の外周から下端へ延出した環状の側壁部からなる合成樹脂材でできた容器の蓋であって、前記容器の蓋には容器本体の開口部に設置した時に前記開口部に固着される固定蓋部と上下の開閉が可能な開閉蓋部とからなり、前記固定蓋部と前記開閉蓋部の境界位置で第一薄肉部を介して連結されたヒンジ部を前記天板部に設置するとともに、前記ヒンジ部との延長線上の位置であって前記ヒンジ部を起点として前記開閉蓋部を開閉する時に側壁部の2箇所に縦方向に切断できる第二薄肉部を有する切断部を側壁部に設け、固定蓋部側の底面から側壁の内周壁に沿って垂下する内接リブ部をヒンジ部近傍まで設置するとともに、前記内接リブ部の両端2箇所にはヒンジ部と平行な位置で突出した補強リブ部を設けたことを特徴とする容器の蓋。
  2. 側壁部から下端へ延出した環状の下壁部と、開閉蓋部側の前記下壁部と開閉蓋部側の前記側壁部の間を連結する第三薄肉部と、一端が開閉蓋部側の前記下壁部と一体に形成された切離用摘み部とから成り、前記摘み部を周方向に摘むことにより前記第三薄肉部の位置で開閉蓋部側の前記下壁部が開閉蓋部側の前記側壁部から分離自在とすることを特徴とする請求項1に記載の容器の蓋。
  3. 側壁部に設けた切断部における開閉蓋部側の切断面となる係止部が容器本体の開口部の上端縁部に乗り上がり静止し開口状態を維持できることを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の容器の蓋。
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