JP4869988B2 - 配電線の断線区間検出システムおよびこのシステムに使用する断線検出装置 - Google Patents
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一方、特許文献2の方法を分岐のある配電系統に適用する場合には、配電系統の分岐状態が常に一定ではなく、場合によっては電源側と負荷側が入れ替わる可能性もあるため、これらの配電系統の状態変化に適切に対応できないといった問題もあった。
そこで、本願発明の課題は、上述の従来例の欠点を解決し、配電系統の状態変化にも適切に対応可能で、しかも、構成が簡単な配電線の断線区間検出システムおよびそのシステムに用いる断線検出装置を提供することである。
請求項1記載の発明により、各断線検出装置が取り付けられた支持物を示す支持物番号と各支持物番号の支持物に取り付けられた前記各断線検出装置の識別番号とを対応させて監視装置に記憶させると共に、配電線の各分岐点および各区間を前記監視装置に記憶させ、前記監視装置に記憶された配電系統において、監視装置が電源から各断線検出装置まで各断線検出装置の識別番号を付した確認信号を送信し、前記各断線検出装置が識別番号を付した確認信号の通過を集計して前記監視装置へ該集計結果を自己の識別番号を付して送信し、前記監視装置が各区間毎に断線が発生した場合の前記各断線検出装置の断線検出状態の組合わせを予め設定することができる。
そして、前記各断線検出装置が取り付けられた支持物から電源側の配電線の断線を前記各断線検出装置が検出してその識別番号を付した断線検出信号を前記監視装置に送信し、前記監視装置が前記各断線検出装置から送信される前記識別番号を付した断線検出信号を集計し、予め記憶されている前記各断線検出装置の断線検出状態の組み合わせと照合することにより、これと対応させて記憶されている区間が断線区間であると特定することができる。
さらに、各断線検出装置の断線検出状態の組み合わせを予め設定し、この予め設定された組み合わせと一致しない組み合わせの断線検出装置の断線検出状態が発生した場合には、断線区間検出システムに異常が発生している区間を監視装置が表示するので、断線区間検出システムの異常が発生している区間を容易に表示することができる。
請求項2記載の発明により、配電線の三相に断線検出装置を三相共用変圧器を介して容易に接続することができる。
請求項3記載の発明により、各断線検出装置のうちいずれかの最初の断線検出信号を監視装置が受信した時点から前記配電線の断線により作動する変電所に設置された地絡方向継電器の動作時限(例えば0.7秒)より短い所定の設定時間(例えば0.4秒)後に断線を検出した断線検出信号を無視するので、変電所に設置された地絡方向継電器の動作により配電線が停電することによって、停電区間の断線検出装置が不要動作して、断線区間検出システムが誤った断線区間を特定してしまうことを防止することができる。
請求項4記載の発明により、配電線の三相共用変圧器の2次側に接続された断線検出装置の断線検出機能部がY結線であるので、断線検出機能部への印加電圧を低減させることにより、断線検出機能部の長寿命化を図ることができると共に、断線検出装置の精度を向上させることができる。また、Y結線により、三相の各相の電圧が他の相に回り込むことが少なくなるので、各相の断線の検出精度を向上させることができる。
請求項5記載の発明により、断線表示ランプを見ることにより配電線の断線を確認することができる。
さらに、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果とともに、配電線に断線検出装置を容易に取り付けることができる。
さらに、請求項3記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果とともに、変電所に設置された地絡方向継電器の動作による断線区間検出システムの誤動作を防ぐことができる。
さらに、請求項4記載の発明によれば、請求項2記載の配電線の断線区間検出システムにおいて、配電線の各相の断線検出が容易になる。
さらに、請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明の効果とともに、断線検出装置が取り付けられた現地において配電線の断線を確認することができる。
なお、各断線検出装置21、22、23、24、25、26は同じ構造をしている。
監視装置42は、配電系統10の電源13、配電線11の支持物12の位置と支持物番号、配電線11の分岐点B1〜B4の位置を記憶している。
さらに、第1〜第6断線検出装置21〜26が取り付けられた支持物12を示す支持物番号と各支持物番号の支持物12に取り付けられた各断線検出装置21〜26の識別番号とを対応させて監視装置42が記憶している。さらに、各分岐点B1〜B4と各断線検出装置21〜26が取り付けられた支持物12の配電線11の位置との関係から、配電線11を複数の区間A〜Jに分割して、各区間A〜Jを監視装置42に記憶させている。
さらに、監視装置42に記憶された配電系統10において、監視装置42が電源13から各断線検出装置21〜26まで各断線検出装置21〜26の識別番号を付した確認信号を送信し、各断線検出装置21〜26が識別番号を付した確認信号の通過を集計して監視装置42へ該集計結果を自己の識別番号を付して送信することにより、監視装置42が各区間A〜J毎に断線が発生した場合の各断線検出装置21〜26の断線検出状態の組み合わせを算出して各区間A〜Jに対応させて予め記憶している。
なお、図3に示すように、三相共用変圧器16の1次側17および2次側18はV結線である。また、2次側18に低圧配電線19が接続されている。
ここで、三相共用変圧器16とは、図2および図3に示すように単相変圧器2台を組み合わせて電灯・動力を供給する変圧器を意味しており、図2に示す形態に限らず、単相変圧器2台が1つの筐体内に納められた構造であってもよい。
なお、通信線41の送信は、電話回線を利用し、既設の携帯電話の帯域を利用した無線パケット網を活用して行う。配電線11が停電すると、電話回線自体が停電するため、電話回線の利用はできない。しかし、過去の実績においては、高圧の三相の配電線11の3線または2線が同時に断線する確率は低い。また、三相の配電線11の3線または2線が断線した場合には、いずれかの電線が地面に接する確率が高いので、電源13となる変電所に設置した地絡保護継電器が地絡を検出できると考えられる。このため、三相の配電線11の1線が断線した場合でも、低圧配電線19で電源を確保できる電話回線を利用し、既設の携帯電話の帯域を利用した無線パケット網を活用することができる。
なお、監視装置42は、「最初に断線検出信号を受信してから0.4秒後以降に送信されてくる断線検出信号を排他する」機能を備えている。これは、変電所に設置された地絡方向継電器の動作により配電線が停電することによって、停電区間の断線検出装置が不要動作して、断線区間検出システム20が誤った断線区間を特定してしまうことを防止するためである。従って、監視装置42の断線検出信号の受信時限0.4秒は配電線11の断線により動作する変電所に設置された地絡方向継電器の動作時限0.7秒よりも短い時間としている。
なお、過去に発生した配電線11の断線について調査した結果、配電線11において複数の断線が同時に発生した実績はなく、今後複数の断線が同時に発生する場合があったとしても極めて希なケースであると考えられるため、監視装置42の断線検出信号の受信時限を設けても実用上支障はない。
すなわち、図1において、各断線検出装置21〜26の設置点をノード、断線検出の対象区間A〜Jをブランチとして、ノード・ブランチ方式により配電系統10が分割されているため、例えば、図2に示すように樹木43により配電線11の断線箇所14が発生し、これを第5断線検出装置25が検出した場合(第5断線検出装置25以外は断線を検出しない場合)には、断線区間15が区間Iであると特定できる(図7参照)。
また、例えば、各断線検出装置21〜26の全てが断線を検出した場合には、断線区間はAであることが特定でき(図7参照)、また、第1断線検出装置21が断線を検出せず、かつ、各断線検出装置22〜26が断線を検出した場合には、断線区間がBであることが特定できる(図7参照)。
以下同様に、各断線検出装置22〜24が断線を検出した(各断線検出装置21、25、26は断線を検出しない)場合には、断線区間がCであることが特定できる(図7参照)など、配電系統10をノード・ブランチ方式により分割したことにより、各断線検出装置21〜26の断線検出状態の組み合わせから、断線区間を一義的に特定することが可能となる。
1 監視装置42から断線検出区間を設定する。まず最初に、監視装置42へ図5に示すように、各断線検出装置21〜26を設置する支持物12の支持物番号を登録する。なお、ここでは、各支持物12の配電系統10上の位置や配電線11の分岐点B1〜B4などの配電系統10の状態は予め監視装置42に記憶されているものとする。
2 支持物番号を登録完了した後に、監視装置42において、「区間設定」を行うことにより、監視装置42は図6に示すように各断線検出装置21〜26の識別番号を自動設定する。この「区間設定」と称する識別番号の自動設定は、例えば、監視装置42が予め記憶している配電系統の状態に基づいて、電源13に近い箇所から識別番号を自動付番するものである。
3 次に、監視装置42は配電線11の分岐点B1〜B4と各断線検出装置の設置点とから、配電線をA〜Jまでの区間に分割して、これを断線検出区間として記憶する。
4 監視装置42にて電源13から各断線検出装置21〜26までの配電線11が断線検出区間A〜Jを通過する経路を記憶する。これにより、図7に示すように、各区間A〜Jの断線とこの断線を検出する各断線検出装置21〜26との組み合わせを決定する。
具体的には、監視装置42に記憶された配電系統10において、監視装置42に記憶された電源13から監視装置42に記憶された各断線検出装置21〜26まで各断線検出装置21〜26の識別番号を付した確認信号を送信して、各区間A〜J毎に各断線検出装置21〜26の識別番号を付した確認信号の通過を集計し、各断線検出装置21〜26の断線検出状態の組み合わせを予め設定する。なお、図7において、「区間A」は区間Aの断線を示し、他の各区間B〜Jも同様であり、「01」〜「06」は第1断線検出装置21〜第6断線検出装置26を示す。
5−1 正常に動作する場合
例えば支持物番号S26(図1参照)にて配電線11の断線が発生したとする。このとき、第5および第6断線検出装置25、26が断線を検出し、第5および第6断線検出装置25、26の断線検出信号を監視装置42に送信する。監視装置42は受信した第5および第6断線検出装置25、26の断線検出信号に適合する断線区間を検索する。検索した結果、区間Hの断線が適合するため、監視装置42は断線区間Hを特定する。
5−2 信号組み合わせによる排他機能
支持物番号S10(図1参照)にて配電線11の断線が発生したとする。このとき、第4断線検出装置24が故障の場合、第2および第3断線検出装置22、23のみが断線を検出し、第2および第3断線検出装置22、23の断線検出信号に適合する断線区間を検索する。検索した結果、適合する断線区間が存在しないため(図7参照)、監視装置42は断線区間を特定できない。そこで、監視装置42は検出した第2および第3断線検出装置22、23の断線検出信号のみを含む断線区間を下記の「」の中のように表示する。
「***隣接する断線検出区間の断線検出装置に異常が発生しました。***
断線区間E・断線区間F」
この場合、断線区間E・断線区間Fに隣接する区間Gの第4断線検出装置24の故障および区間Cの断線を推測することはできる。
最初に断線が発生した配電線11で、一定時間(0.4秒)経過後に別の箇所で断線が発生する可能性はある。この場合、以下の手順による断線区間の特定をする。
順序1:監視装置42に最初の断線検出区間(例えば断線区間H)が表示される。
順序2:断線区間Hの配電線11の断線箇所の垂下を発見するための巡視を行う。
順序3:健全区間の逆送(断線区間Hよりも負荷側の断線検出区間IおよびJへ、図1の矢印50a、50bにて示す方向で送電)を実施することにより、2箇所目の断線区間の検出が可能である。なお、逆送区間以外の各断線検出区間(具体的には区間A、B、C、D、E、F、G)は従来通り電源13から送電されている状態とする。この時、2箇所目の断線区間の特定については、以下の事例1〜3のとおりである。
1−1 断線区間Hよりも負荷側の断線検出区間(断線検出区間IとJ)を図1に示すように別の図示しない配電線から逆送する。なお、矢印50a、50bが前記逆送の方向である。
1−2 逆送が完了した時点で監視装置42の排他機能を解除する。監視装置42の排他機能を解除した後、監視装置42は再度断線検出信号を受信し、時限0.4秒後の断線検出信号を排除して断線区間を特定する。
1−3 断線が区間Iにも存在する場合には、監視装置42は第5断線検出装置25の断線検出信号を受信して、新たに断線区間Iを打ち出すことになる。
2−1 断線区間Hよりも負荷側の断線検出区間(断線検出区間IとJ)を上述のように図示しない別の配電線から逆送する。
2−2 逆送が完了した時点で監視装置42の排他機能を解除する。監視装置42の排他機能を解除後、監視装置42は再度断線検出信号を受信し、時限0.4秒後の断線検出信号を排除して断線区間を特定する。
2−3 断線箇所がAにも存在する場合には、監視装置42は断線検出装置21〜24の断線検出信号を受信し、識別番号の組み合わせによる排他機能によって、検出不能となる。このとき、監視装置42の表示画面は以下の「」の中の記載のようになる。
「***隣接する断線検出区間の断線検出装置に異常が発生しました。***
断線区間A」
これにより、区間Aに断線が存在すると判断できる。
3−1 断線区間Hより負荷側の断線検出区間(断線検出区間IとJ)を上述のように図示しない別の配電線から逆送する。
3−2 逆送が完了した時点で、監視装置42の排他機能を解除する。監視装置42の排他機能を解除後、監視装置42は再度断線検出信号を受信し、時限0.4秒後の断線検出信号を排除して断線区間を特定する。
3−3 断線が区間Dにも存在する場合には、監視装置42は断線検出装置23および24の断線検出信号を受信して、断線区間Dを打ち出すことになる。
また、図3に示すように、各相の電圧確認端子部37が各断線検出装置21〜26の入力端子を兼ねている。図4に示す蓋37aを開いて電圧確認端子部37の電圧をテスター等により検査することで、断線表示ランプ35の玉切れが発生した場合等であっても、断線の有無が確認できる。
なお、図4に示すように、ランプ点灯ボタン38がパネル31aに配設され、ランプ点灯ボタン38の操作によりオンとなるスイッチ38aが図3に示されている。スイッチ38aがオンとなると、配電線11が健全である場合には、断線表示ランプ35がすべて点灯し、配電線11に断線がある場合には、断線表示ランプ35が断線相のみ消灯する。
各断線検出装置21〜26が取り付けられた支持物12を示す支持物番号と各支持物番号の支持物12に取り付けられた各断線検出装置21〜26の識別番号とを対応させて監視装置42に記憶させると共に、配電線11の各分岐点B1〜B4および各区間A〜Jを監視装置42に記憶させ、監視装置42に記憶された配電系統10において、監視装置42が電源13から各断線検出装置21〜26まで各断線検出装置21〜26の識別番号を付した確認信号を送信し、各断線検出装置21〜26が識別番号を付した確認信号の通過を集計して監視装置42へ該集計結果を自己の識別番号を付して送信し、監視装置42が各区間毎に断線が発生した場合の各断線検出装置21〜26の断線検出状態の組合わせを予め設定することができる。
このため、断線区間検出システム20は、配電系統10を切り替えた場合でも、断線検出対象区間の設定を自動的に変更できる機能を有する。
そして、各断線検出装置21〜26が取り付けられた支持物12から電源13側の配電線11の断線を各断線検出装置21〜26が検出してその識別番号を付した断線検出信号を監視装置42に送信し、監視装置42が各断線検出装置21〜26から送信される前記識別番号を付した断線検出信号を集計し、予め記憶されている各断線検出装置21〜26の断線検出状態の組み合わせと照合することにより、これと対応させて記憶されている区間(A〜Jのいずれか)が断線区間であると特定することができる。
さらに、配電線11の三相共用変圧器16の1次側17および2次側18がV結線であり、2次側18に各断線検出装置21〜26のY結線の断線検出機能部33が接続されているので、断線検出機能部33への印加電圧を低減させることにより、断線検出機能部33の長寿命化を図ることができると共に、各断線検出装置21〜26の精度を向上させることができる。また、Y結線により、三相の各相の電圧が他の相に回り込むことが少なくなるので、配電線11の各相の断線の検出精度を向上させることができる。
さらに、断線表示ランプ35を見ることにより配電線11の断線を現地において確認することができる。これにより、通信線41の故障等により断線区間検出システム20による配電線11の断線区間の特定が不可能な場合であっても、現地において断線の有無を確認することが可能である。
また、断線表示ランプ35が使用されているが、これに限定されず、例えば、マグネット反転式により配電線11の各相の断線を表示してもよい。
また、各断線検出装置21〜26に、通信制御ランプを付加し、この通信制御ランプにより通信線41の異常を表示してもよい。
また、各断線検出装置21〜26の稼動と停止を切り替える稼動ボタンを付加してもよい。これにより、停電工事の際には当該停電区間の断線検出装置(21〜26のいずれか)を停止することで断線区間検出システム20の誤動作(不要動作)を防止することができる。
また、配電線11の断線検出の精度を向上するために、末端の支持物12に断線検出装置を取り付けた場合には、その1つ前(電源13側)の支持物12にも断線検出装置を取り付け、両方の断線検出装置が配電線11の断線を検出したときのみ、配電線11の断線と判断するようにしてもよい。このようにすると、三相共用変圧器16に接続するリード線の断線および三相共用変圧器16自体の異常の場合に配電線11の断線とすることを避けることができる。なお、この場合には、図6において空欄となっている「枝」の部分に識別番号の枝番号として1、2を付して登録するようにすればよい。
11 配電線
12 支持物
13 電源
14 断線箇所
15 断線区間
16 三相共用変圧器
17 1次側
18 2次側
20 断線区間検出システム
21〜26 第1〜第6断線検出装置
33 断線検出機能部
35 断線表示ランプ
42 監視装置
Claims (5)
- 配電線が複数の電柱等の支持物に架線されている配電系統の配電線の断線区間検出システムであって、
監視装置と前記複数の支持物に取り付けられた配電線の断線検出装置とを備え、
前記各断線検出装置が取り付けられた支持物を示す支持物番号と各支持物番号の支持物に取り付けられた前記各断線検出装置の識別番号とを対応させて前記監視装置に記憶させると共に、
前記監視装置に配電線の分岐点を記憶させ、該分岐点と前記断線検出装置が取り付けられた支持物の配電系統上の位置との関係から、配電線を複数の区間に分割して、該各区間を前記監視装置に記憶させ、
前記監視装置に記憶された配電系統において、前記監視装置が電源から各断線検出装置まで各断線検出装置の識別番号を付した確認信号を送信し、前記各断線検出装置が識別番号を付した確認信号の通過を集計して前記監視装置へ該集計結果を自己の識別番号を付して送信することにより、前記監視装置が前記各区間毎に断線が発生した場合の前記各断線検出装置の断線検出状態の組み合わせを算出して前記各区間に対応させて記憶し、
前記各断線検出装置が配電線の断線を検出した場合には、その識別番号を付した断線検出信号を前記監視装置に送信し、
前記監視装置が前記各断線検出装置から送信される前記識別番号を付した断線検出信号を集計し、予め記憶されている前記各断線検出装置の断線検出状態の組み合わせと照合することにより、これと対応させて記憶されている区間が断線区間であると特定し、
予め記憶されている前記各断線検出装置の断線検出状態の組み合わせと一致しない組み合わせの断線検出装置の断線検出状態が発生した場合には、断線区間検出システムに異常が発生している区間を監視装置が表示することを特徴とする配電線の断線区間検出システム。 - 請求項1記載の配電線の断線区間検出システムであって、
三相の配電線の電源側から末端の支持物までの間の特定の支持物に三相共用変圧器を取り付け、前記三相共用変圧器の一次側を前記三相の配電線に接続し、前記三相共用変圧器の2次側に断線検出装置を接続することを特徴とする配電線の断線区間検出システム。 - 請求項1または2に記載の配電線の断線区間検出システムであって、
各断線検出装置のうちいずれかの最初の断線検出信号を監視装置が受信した時点から前記配電線の断線により作動する変電所に設置された地絡方向継電器の動作時限より短い所定の設定時間後に断線を検出した各断線検出装置の断線検出信号を無視することを特徴とする配電線の断線区間検出システム。 - 請求項2に記載の配電線の断線区間検出システムに使用される断線検出装置であって、
前記配電線の三相共用変圧器の2次側に接続されたY結線にて構成する検出機能部を備え、この検出機能部により、当該支持物より電源側で発生する配電線の断線を検出して、配電線の断線区間検出システムの監視装置へ断線検出信号を送信することを特徴とする断線検出装置。 - 請求項4に記載の断線検出装置であって、
断線検出を表示する断線表示ランプを備えていることを特徴とする断線検出装置。
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