JP4869728B2 - 通信端末、サービス提供装置、および、プログラム - Google Patents

通信端末、サービス提供装置、および、プログラム Download PDF

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本発明は、通信端末、サービス提供装置、および、プログラムに関し、特に、テレビ放送視聴機能利用時の利便性向上に好適な通信端末、サービス提供装置、および、プログラムに関する。
近時、地上デジタル放送などで放送されるテレビ番組の視聴機能を備えた移動体通信端末が実現されている。しかしながら、携帯電話などの移動体通信端末は、テレビ視聴専用の装置ではないため、テレビ番組視聴中に、例えば、電話の着信やアラーム鳴動などが発生する場合がある。このような場合、通常、割込処理によりテレビ視聴機能が中断されることになる。したがって、例えば、ユーザにとって重要なテレビ番組の視聴中にこのような中断が発生することは不都合となる。
したがって、このようなテレビ視聴中に割込を制御することが、移動体通信端末の利便性のために求められる。このため、テレビ視聴中の割込を制御する方法が従来より提案されている。例えば、割込を禁止したいテレビ番組を視聴するときに、ユーザの端末操作によって指定する方法や、割込を禁止したい時間帯を予めユーザが指定する方法などがある(例えば、特許文献1)。
特開2003−61003号公報
しかしながら、割込を禁止したいテレビ番組を視聴するときにユーザが指定する方法では、テレビ番組を視聴する度に毎回操作する必要があり、ユーザにとって煩雑である。また、割込を禁止する時間帯を指定する方法では、テレビ番組の放送時間が変わってしまった場合などに対応することができず、該当するテレビ番組の視聴中に割込が発生したり、反対に、テレビ番組の視聴中でないにも関わらず割込が発生しなくなったりするなどといった、ユーザの意図しない動作となってしまう問題がある。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、所望するテレビ番組視聴中の効果的な割込制御を容易に実現することができる通信端末等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる通信端末は、
テレビ放送視聴機能を備える通信端末であって、
テレビ番組の番組情報にかかるキーワードを格納するキーワード記憶制御手段と、
前記テレビ放送視聴機能で視聴されるテレビ番組の番組情報を取得する番組情報取得手段と、
前記番組情報取得手段が取得した番組情報に前記キーワード記憶制御手段によって格納されたキーワードが含まれているか否かを判別する番組判別手段と、
前記番組情報に前記キーワードが含まれている場合、当該テレビ番組の視聴中に割込動作を禁止する視聴優先モードを選択して実行するモード選択手段と、
前記視聴優先モードの実行中に、前記通信端末への音声通話の着信が発生した場合、通信網を介して接続されたサービス提供装置に、留守番電話サービスの実行を要求して留守番電話機能を実行する着信処理手段と、
前記サービス提供装置から送信された文字情報を、前記通信網を介して受信する文字情報受信手段と、
前記視聴優先モード実行中に前記文字情報受信手段が受信した文字情報が、前記留守番電話機能で録音された伝言メッセージを示すものであるか否かを判別する文字情報判別手段と、
前記視聴優先モード実行中に受信した文字情報が前記伝言メッセージを含むものであると前記文字情報判別手段が判別した場合、該受信した文字情報から、少なくとも当該伝言メッセージを示す文字情報を抽出し、前記視聴優先モードで視聴中のテレビ番組画面とともに表示するメッセージ表示手段と、
を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、格納されているキーワードがテレビ番組の番組情報に含まれている場合には、そのテレビ番組視聴中に視聴優先モードが実行されるので、割込動作を禁止することができる。例えば、割込動作を禁止したいテレビ番組の番組名やジャンル名などをキーワードとして登録することで、効果的な割込制御を容易におこなうことができる。
視聴優先モード時に音声通話の着信があった場合は、留守番電話機能が実行されるとともに、録音された伝言メッセージが文字情報として表示されるので、テレビ視聴を中断することなく、着信があった旨や伝言メッセージをユーザに通知することができる。
視聴優先モード時に音声通話の着信があった場合、例えば、キャリアなどによって提供される留守番電話サービスを利用して、発呼者の伝言メッセージを文字情報として表示することができる。
上記通信端末において、
前記文字情報受信手段は、前記留守番電話機能で録音された伝言メッセージを示す文字情報が本文となっている電子メールを受信し、
前記文字情報判別手段は、前記文字情報受信手段が受信した電子メールのヘッダが示す識別情報に基づいて、前記文字情報受信手段が受信した文字情報が、前記留守番電話機能で録音された伝言メッセージを示すものであるか否かを判別することが望ましい
上記通信端末において、
前記着信処理手段は、前記着信にかかる発呼者の発話音声を文字情報に変換してもよく、この場合、
前記メッセージ表示手段は、前記着信処理手段によって変換された文字情報を表示することができる。
このような構成によれば、通信端末に留守番電話機能がある場合は、通信端末において伝言メッセージを録音するとともに、文字情報に変換して表示することができる。
上記通信端末において、
前記モード選択手段は、前記通信端末でテレビ番組を視聴しているユーザからの指示に基づいて、当該テレビ番組に対する視聴優先モードの設定あるいは解除をおこなってもよく、この場合、
前記キーワード記憶制御手段は、前記モード選択手段が視聴優先モードを選択した場合、前記番組情報取得手段が取得した当該テレビ番組の番組情報からキーワードを取得して格納することができる。
このような構成によれば、通信端末でテレビ番組の視聴中に、視聴優先モードの設定もしくは解除をおこなうことができる。そして、設定をおこなう場合は、視聴中のテレビ番組についての番組情報から自動的にキーワードを登録することができるので、例えば、連続ドラマなどといった同一の番組名で複数回放送されるような番組についても、1度の操作で毎回視聴優先モードとすることができる。
上記通信端末において、
前記キーワード記憶制御手段は、前記モード選択手段が視聴優先モードの解除をおこなった場合、前記番組情報取得手段が取得した当該テレビ番組の番組情報からキーワードを取得して、格納されているキーワードから当該キーワードを削除することができる。
このような構成によれば、通信端末でテレビ番組の視聴中に、視聴優先モードの解除をおこなう場合は、視聴中のテレビ番組についての番組情報から自動的にキーワードを取得し、そのキーワードを格納されているキーワードの中から削除することができるので、例えば、連続ドラマなどといった同一の番組名で複数回放送されるような番組についても、1度の操作で視聴優先モードを解除することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるサービス提供装置は、
通信網に接続され、該通信網を利用する通信端末にサービスを提供するサービス提供装置であって、
テレビ放送の視聴を優先する視聴優先モードが実行されている通信端末からの要求に応じて、当該通信端末への音声通話の発呼者に対し、留守番電話サービスを提供するサービス提供手段と、
前記サービス提供手段が提供した留守番電話サービスによって録音された伝言メッセージを文字情報に変換する変換手段と、
前記変換手段によって変換された文字情報を、前記通信網を介して、前記サービスを要求した通信端末に送信する送信手段と、を備え、
前記送信手段は、前記視聴優先モードで実行された留守番電話サービスであることを示す識別情報を、前記文字情報に付加して送信する、
とを特徴とする。
このような構成によれば、テレビ放送の視聴を優先する視聴優先モードが実行されている通信端末に対する音声通話がある場合に、留守番電話サービスを提供する。この場合において、発呼者の発話に基づく伝言メッセージを文字情報に変換して通信端末に送信するので、テレビ番組を視聴している通信端末で表示させることができる。これにより、視聴を中断させることなく、着信があった旨や伝言メッセージを通信端末のユーザに通知することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるプログラムは、
テレビ放送視聴機能を有する通信端末を制御するコンピュータに、
テレビ番組を特定するためのキーワードを記憶装置に格納する機能と、
視聴されるテレビ番組の番組情報を取得する機能と、
前記番組情報に前記キーワードが含まれる場合、当該テレビ番組の視聴中における割込動作を禁止する視聴優先モードを選択して実行する機能と、
前記視聴優先モードの実行中に、前記通信端末への音声通話の着信が発生した場合、通信網を介して接続されたサービス提供装置に、留守番電話サービスの実行を要求して留守番電話機能を実行する機能と、
前記サービス提供装置から送信された文字情報を、前記通信網を介して受信する機能と、
前記視聴優先モード実行中に受信した文字情報が、前記留守番電話機能で録音された伝言メッセージを示すものであるか否かを判別する機能と、
前記視聴優先モード実行中に受信した文字情報が前記伝言メッセージを含むものであると判別された場合、該受信した文字情報から、少なくとも当該伝言メッセージを示す文字情報を抽出し、前記視聴優先モードで視聴中のテレビ番組画面とともに表示する機能と、
を実現させることを特徴とする。
このようなプログラムを適用することで、例えば、既存の通信端末などを本発明にかかる通信端末として機能させることができる。
本発明によれば、キーワードに基づいてテレビ番組視聴中の割込制御をおこなうので、効果的な割込制御を容易に実現することができ、利便性が向上する。
(実施形態1)
以下、図面を参照して本発明にかかる実施形態を説明する。まず、本実施形態にかかる移動体通信システムについて図1を参照して説明する。図1は、本実施形態にかかる移動体通信システム1の構成を模式的に示す図である。
図示するように、本実施形態にかかる移動体通信システム1は、移動体通信端末100を用いた移動体通信を実現するためのシステムであり、移動体通信網10、交換機20、基地局30、サービス提供装置200、などから構成される。
移動体通信網10は、移動体通信サービス事業者(キャリア)によって提供される通信ネットワークであり、複数の交換機20とサービス提供装置200が接続されている。各交換機20にはさらに、移動体通信端末100と無線通信をおこなう基地局30が複数接続されている。このような接続により、移動体通信端末100が通信をおこなうための移動体通信システム1が構成されている。本実施形態にかかる移動体通信網10は、いわゆるセルラー通信を実現するための通信網(セルラー網)であるものとする。
また、本実施形態にかかる移動体通信端末100は、テレビ放送視聴機能を備えているものとする。移動体通信端末100で受信されるテレビ放送は、図1に示す放送局BSから放送されるものとする。本実施形態では、モバイル端末用のテレビ放送形態である1セグメント放送によってテレビ番組等が放送局BSから放送される。よって、本実施形態における放送局BSは、地上デジタル放送のテレビ放送局である。
次に、本実施形態にかかる移動体通信端末100について説明する。本実施形態にかかる移動体通信端末100は、例えば、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などといった移動体通信用の端末装置(電話機)である。本実施形態にかかる移動体通信端末100は、キャリアが提供する移動体通信網10を介しておこなう音声通話やデータ通信などの通信機能を基本機能として有する他、上述したようにテレビ放送視聴機能を備えている。本実施形態では、このテレビ放送視聴機能によって、地上デジタルテレビ放送の1形態である1セグメント放送が受信・再生されるものとする。
本実施形態にかかる移動体通信端末100の構成を、図2を参照して説明する。図2は移動体通信端末100の構成を示すブロック図である。
図示するように、移動体通信端末100は、制御部110、無線部120、操作部130、表示部140、音声処理部150、記憶部160、などから構成される。
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)などから構成され、所定の動作プログラムを実行することで移動体通信端末100の各部を制御する。すなわち、移動体通信端末100の各構成は制御部110によって制御されるとともに、各構成間の情報伝達などは制御部110を介しておこなわれる。
無線部120は、移動体通信端末100による無線動作をおこなうための装置である。上述したように、本実施形態にかかる移動体通信端末100は、基本機能である通信機能の他にテレビ放送視聴機能を備えている。これらの機能を実現するため、無線部120は、無線通信部121と、テレビ放送受信部125を備えている。
無線通信部121は、例えば、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重接続)方式などの通信方式を用いた通信装置などで構成され、当該通信方式に対応したアンテナ122による無線送受信をおこなうことで、近傍の基地局30と無線通信をおこなう。すなわち、無線通信部121により、移動体通信網10への無線アクセスが実現される。
テレビ放送受信部125は、例えば、地上デジタル放送用の受信装置などから構成され、放送局BSから1セグメント放送によって送信された放送電波を受信する。テレビ放送受信部125は、所定のチューナ回路や復調回路などを含んでおり、1セグメント放送受信用のアンテナ126によって受信される放送電波の復号処理などをおこなうことで、移動体通信端末100のテレビ放送視聴機能が実現される。
操作部130は、移動体通信端末100の外面上に構成されたボタンやキーなどから構成され、移動体通信端末100のユーザによって操作される。操作部130は、各ボタンやキーなどと接続された入力回路などを備え、ユーザの操作に応じた入力信号を生成して制御部110に入力する。
表示部140は、例えば、液晶表示装置などから構成された表示出力装置であり、制御部110の制御によって画像等を表示出力する。
音声処理部150は、例えば、音声入出力用のマイクロフォンやスピーカ、および、コーデック回路などから構成され、移動体通信端末100の通話機能などにかかる音声の処理をおこなう。すなわち、マイクロフォン151から入力されたユーザの発話音声をデジタル音声データに変換して無線通信部121に送出する送話動作や、無線通信部121で受信したデジタル音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ152から出力する受話動作などをおこなう。
記憶部160は、例えば、フラッシュメモリなどの記憶装置から構成され、制御部110が実行する動作プログラムを格納する他、本発明を実現するために必要な種々のデータを格納する。本実施形態では、図2に示すように、放送データ格納領域161、キーワード格納領域162、プログラム格納領域163、などの記憶領域が構成される。
放送データ格納領域161は、テレビ放送受信部125が受信したテレビ放送データを格納する。上述したように、本実施形態にかかるテレビ放送視聴機能は、デジタル放送である1セグメント放送を受信する。1セグメント放送の場合、通常、MPEG-2システム(ISO/IEC 13818-1)で規定されるトランスポート・ストリーム(Transport Stream:TS)形式で映像データ、音声データ、付加データが多重化されたパケット(TSパケット)によって放送データが構成されている。本実施形態では、テレビ放送受信部125が受信したTSパケットに含まれているデータが放送データ格納領域161に格納される。
放送データ格納領域161に格納される情報の例を図3(a)に示す。図示するように、放送データ格納領域161には、受信した番組毎に一意に割り当てられる番組IDをキーとしたレコードが作成されており、各レコードには、当該番組の番組名を示す情報や当該番組が属するジャンル名を示す情報などが記録される他、再生する映像や音声の実データなどが格納される。
ここで、番組名やジャンル名を示すデータは、TSパケットに多重化された付加データから取得する。本実施形態では、例えば、番組名やジャンル名、その他番組内容や放送時間などを示すEPG情報(EPG:Electronic Program Guide(電子番組ガイド))が、付加データとしてTSパケットに多重化されているものとする。
なお、移動体通信端末100のテレビ放送視聴機能は、受信したテレビ放送をリアルタイムに再生できることはもとより、録画による再生も可能であるものとする。ここで、リアルタイムに再生する場合、受信した放送データは、例えば、番組放送時間に合わせて一時的に放送データ格納領域161に格納されるものとする。また、録画の場合は、受信した放送データは、例えば、所定の消去指示があるまで放送データ格納領域161に格納されるものとする。
キーワード格納領域162は、移動体通信端末100のユーザによって指定されるテレビ番組に関するキーワード情報を格納する。キーワード格納領域162に格納される情報の例を、図3(b)に示す。図示するように、キーワード格納領域162には、キーワードの登録毎に一意に割り当てられるキーワードIDをキーとしたレコードが作成されており、各レコードには、ユーザが指定したキーワードとその種別を示す属性情報などが格納される。
本実施形態では、中断されることなく視聴したい番組、すなわち、ユーザにとって重要度や嗜好度の高い番組を特定するためのキーワードが、ユーザによって任意に指定されるものとする。この場合、該当する番組を特定することができる番組名やジャンル名のキーワードを登録する。よって、放送データ格納領域161には、「番組名」や「ジャンル名」などといったキーワード種別を示す属性情報がキーワードとともに記録される。本実施形態では、キーワード格納領域162に登録されたキーワードに該当する番組を受信・再生している間、再生を中断するような割込動作が禁止される(詳細後述)。
プログラム格納領域163は、制御部110が実行するプログラムを格納するための領域である。プログラム格納領域163には、移動体通信端末100全体の動作を制御するための基本ソフトウェア(いわゆる、OS)や、移動体通信端末100の種々の機能を実現するためのアプリケーションソフトウェアなどが格納される。
本実施形態では、制御部110がプログラム格納領域163に格納されているプログラムを実行することで、本実施形態にかかる処理を実行するために必要な機能構成が実現される。制御部110によって実現される機能構成を図4に示す。図4は、制御部110によって実現される機能構成を示す機能ブロック図である。
図示するように、制御部110は、受信・再生処理部111、キーワード処理部112、モード制御部113、着信通知処理部114、通信制御部115、などとして機能する。
受信・再生処理部111は、テレビ放送受信部125、操作部130、表示部140、音声処理部150、記憶部160などと協働し、移動体通信端末100のテレビ放送視聴機能にかかる放送受信動作や再生動作をおこなう。この場合、受信・再生処理部111は、テレビ放送受信部125が受信したTSパケットから必要な情報を抽出して放送データ格納領域161に格納する他、映像データや音声データのデコード処理などをおこなう。
本実施形態では、受信・再生処理部111によって、例えば、H.264/AVCなどの画像圧縮符号化方式やMPEG-2 AACなどの音声圧縮符号化方式に対応したデコード動作がおこなわれる。受信・再生処理部111によるこのようなデコード動作は、既存のデータ符号化技術に基づいて実現されるものとする。受信・再生処理部111は、デコードした映像信号を表示部140に送出してテレビ映像を表示出力するとともに、デコードした音声信号を音声処理部150に送出してテレビ音声を報音出力する。
キーワード処理部112は、操作部130、表示部140、記憶部160などと協働し、ユーザによって指示されたキーワードをキーワード格納領域162に格納して登録する他、放送データ格納領域161に格納されている番組データとキーワード格納領域162に格納されているキーワードとを比較して、受信・再生しているテレビ番組が、ユーザによって登録されたキーワードに該当するものであるか判別する。
モード制御部113は、キーワード処理部112、受信・再生処理部111、記憶部160、などとの協働により、テレビ放送の受信・再生にかかる動作モードに関する処理をおこなう。本実施形態では、再生中のテレビ番組が登録されたキーワードに該当する場合、移動体通信端末100の他の機能などからの割込によって再生が中断されることを禁止するモード(以下、「視聴優先モード」とする)を選択する。この視聴優先モードが選択された場合、例えば、番組の再生中に音声通話の着信などがあっても、再生を中断して音声通話動作に切り替えることなくそのまま再生が続行される。
すなわち、モード制御部113は、キーワード格納領域162に格納されているキーワードに基づいてテレビ放送視聴機能にかかるモードを選択するとともに、選択したモードに応じて、受信・再生処理部111や通信制御部115などの動作を制御する。このため、モード毎に規定された制限事項や条件などを示した情報(以下、「モード規定情報」とする)が予め記憶部160に格納されているものとし、モード制御部113は、モード規定情報にしたがって受信・再生処理部111や通信制御部115などの動作を制御する。
着信通知処理部114は、無線通信部121、表示部140、などと協働し、視聴優先モード時に発生した音声通話着信を、テレビ番組の視聴が中断されることなくユーザに通知する処理をおこなう。本実施形態では、視聴優先モード時に音声通話の着信があった場合、サービス提供装置200の留守番電話サービスを利用して、着信があった旨、および、発呼者からの伝言メッセージを通知する。よって、着信通知処理部114は、無線通信部121を制御することで、留守番電話サービスの開始をサービス提供装置200に依頼する他、サービス提供装置200から送信される伝言メッセージの文字データを取得して表示部140に表示する。
ここで、視聴優先モードとなっている場合、番組の視聴が中断されるような動作は禁止されているので、着信通知処理部114は、再生中の番組画像とともにメッセージが表示されるよう表示部140を制御する。なお、本実施形態では、電子メールによって伝言メッセージの文字データがサービス提供装置200から送信されるものとする。よって、着信通知処理部114は、移動体通信端末100で受信された電子メールのうち、サービス提供装置200から送信された伝言メッセージの電子メールについて処理をおこなう。
通信制御部115は、無線通信部121、操作部130、表示部140、音声処理部150、などと協働し、移動体通信端末100の通信機能にかかる処理をおこなう。すなわち、無線通信部121や音声処理部150などを制御して、移動体通信網10を介しておこなわれる音声通話やデータ通信を実行する。本実施形態では、サービス提供装置200と通信することにより、サービス提供装置200が提供するサービスにかかる送受信動作などが、通信制御部115によっておこなわれるものとする。なお、本実施形態にかかる移動体通信端末100は、移動体通信網10を介してのインターネット接続機能および電子メール送受信機能を備えているものとし、これらの機能は通信制御部115によって実現されるものとする。
本実施形態では、制御部110がプログラムを実行することによって、上記機能構成が論理的に実現されるものとするが、これらの機能を、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)などの物理的な構成によって実現してもよい。特に、受信・再生処理部111による映像データ及び/又は音声データのデコード機能については、専用回路によるハードウェア処理でおこなってもよい。この場合、音声データのデコードについては音声処理部150がおこなうようにしてもよい。
なお、上記各構成は、移動体通信端末100によって本発明を実現するために必要な主要な構成であり、移動体通信端末として必要なその他の構成については、必要に応じて備えられているものとする。
次に、図1に示すサービス提供装置200について説明する。本実施形態にかかるサービス提供装置200は、例えば、移動体通信端末100が属するキャリアによるサービスを提供する装置である。本実施形態では、視聴優先モードでテレビ放送の再生をおこなっている移動体通信端末100で音声通話の着信があった場合に、サービス提供装置200が、当該移動体通信端末100に留守番電話サービスを提供する。このようなサービスを提供するサービス提供装置200の構成を、図5を参照して説明する。図5は、サービス提供装置200の構成を示すブロック図である。
図示するように、サービス提供装置200は、通信部210、留守番電話サービス処理部220、端末情報記憶部230、音声メッセージ記憶部240、文字メッセージ処理部250、などから構成される。
通信部210は、サービス提供装置200と移動体通信網10とを接続し、移動体通信網10を介した音声通話による通信が可能な通信装置によって構成され、視聴優先モードによって着信が禁止された移動体通信端末100からの留守番電話サービスの実行要求の受信、当該移動体通信端末100への発呼元からの音声メッセージの受信、文字データに変換した留守番電話メッセージの移動体通信端末100への送信、などをおこなう。
留守番電話サービス処理部220は、視聴優先モードによって着信が禁止された移動体通信端末100からの要求に応じて留守番電話サービスを提供する。この留守番電話サービスは、移動体通信キャリアが一般的に提供している留守番電話サービスと基本的には同様である。本実施形態では、視聴優先モードによって着信が禁止された移動体通信端末100に音声通話を発呼した発呼元と接続し、当該発呼元から入力される音声メッセージを録音する。この場合、留守番電話サービス処理部220は、発呼元に対して、留守番電話サービスにかかる音声ガイダンスを再生する。このような動作は、既存の留守番電話サービスで用いられている技術によって実現されるものとする。
端末情報記憶部230は、例えば、ハードディスク装置などの記憶装置から構成され、視聴優先モード時の着信にかかる留守番電話サービスを利用する移動体通信端末100を特定する情報を蓄積する。ここでは、サービスを利用する移動体通信端末100の自局電話番号と、当該移動体通信端末100で受信可能な電子メールアドレスとを対応づけて蓄積する。端末情報記憶部230に蓄積される情報は、例えば、サービスの利用を所望する移動体通信端末100からのアクセスによってサービス提供装置200に入力されたり、サービス利用の契約時にキャリアによって入力されたりすることで登録されるものとする。
音声メッセージ記憶部240は、留守番電話サービス処理部220によって提供される留守番電話サービスで録音される音声メッセージを記録する。本実施形態では、発呼元から入力される音声をデジタルデータで録音するものとする。よって、音声メッセージ記憶部240は、例えば、ハードディスク装置などの記憶装置から構成される。ここでは、留守番電話サービスの提供を要求した移動体通信端末100から通知される自局番号をキーとしたレコードが作成されており、各レコードには、その留守番電話サービスで録音された発呼元からの伝言メッセージの音声データが格納される。また、音声メッセージ記憶部240には、留守番電話サービス処理部220が再生する音声ガイダンスの音声データなども格納されているものとする。
文字メッセージ処理部250は、音声メッセージ記憶部240に録音(格納)されている音声メッセージを文字情報に変換して、要求元の移動体通信端末100に送信する。この場合、文字メッセージ処理部250は、録音された音声メッセージを再生して音声認識をおこなう。すなわち、文字メッセージ処理部250は、デジタル音声データをアナログ信号に変換するデコード機能、デコードされたアナログ信号で音声を再生する機能、再生した音声を音声認識する機能、音声認識の結果を文字情報として再構成する機能、などを備えている。これらの機能は、既存の技術を用いた構成によって実現されるものとする。
文字メッセージ処理部250はまた、通信部210との協働により、文字情報に変換したメッセージを要求元の移動体通信端末100に送信する。この場合、文字メッセージ処理部250は、音声メッセージ記憶部240に格納されているアドレス情報に基づいて移動体通信端末100に送信する。この場合、文字メッセージ処理部250は、例えば、視聴優先モードにより実行された留守番電話サービスであることを示す識別情報を付加したメッセージデータを送信する。本実施形態では、電子メールによってメッセージデータを移動体通信端末100に送信するものとする。すなわち、サービス提供装置200は、移動体通信網10を介した電子メール送信機能を備えており、この機能は文字メッセージ処理部250の動作によって実現される。
以上のような構成を有する移動体通信システム1の動作を以下説明する。まず、移動体通信端末100のテレビ放送視聴機能によって受信されたテレビ番組を再生する際に実行する「番組視聴処理(1)」を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。この番組視聴処理(1)は、ユーザが操作部130を操作することで、テレビ放送視聴機能の実行が指示されたことを契機に開始される。
処理が開始されると、受信・再生処理部111は、テレビ放送受信部125を制御し、テレビ放送の受信動作を開始する(ステップS101)。ここでは、操作部130を用いたユーザ操作によって指示されたチャンネルの選局動作などがテレビ放送受信部125によっておこなわれ、該当するチャンネルで放送されている放送データを受信する。
受信・再生処理部111は、テレビ放送受信部125による受信開始に応じて、放送データ格納領域161に新規レコードを作成し、受信した放送データを格納する(ステップS102)。ここでは、受信した放送データを構成するTSパケットから、番組名とジャンル名を示す情報(番組情報)を取得して、作成したレコードに記録するほか、順次受信される映像データと音声データ(ペイロード)を順次格納する。
受信・再生処理部111は、ステップS102で放送データ格納領域161に格納した番組名とジャンル名(番組情報)をキーワード処理部112に通知する。キーワード処理部112は、受信・再生処理部111からの通知に応じてキーワード格納領域162にアクセスし、通知された番組名またはジャンル名(番組情報)に、登録されているキーワードが含まれているか否かを判別する(ステップS103)。
通知された番組名またはジャンル名がキーワードとして登録されている場合(ステップS103:Yes)、キーワード処理部112はその旨をモード制御部113に通知する。モード制御部113は、キーワード処理部112からの通知に応じて、ステップS101で受信開始したテレビ番組に対する動作モードとして「視聴優先モード」を選択する(ステップS104)。この場合、例えば、記憶部160などにいずれの動作モードが選択されているかを示すフラグを設け、視聴優先モードに対応するフラグをオンする。
一方、通知された番組名またはジャンル名がキーワードとして登録されていない場合(ステップS103:No)は、視聴優先モードを選択しない。
このようにして動作モードの選択がおこなわれると、モード制御部113は、その旨を受信・再生処理部111に通知する。受信・再生処理部111は、モード制御部113からの通知に応じて、放送データ格納領域161に格納した映像データと音声データを順次デコードし、表示部140および音声処理部150から出力することで、受信しているテレビ番組を再生して出力する(ステップS105)。
このように開始されたテレビ番組の再生は、例えば、ユーザが操作部130を操作することで入力する終了指示(テレビ受信アプリケーションの終了や移動体通信端末100の電源オフなど)があるまで実行される(ステップS111:No)。このようにしてテレビ番組を再生している間に、他の機能が起動するようなイベント(割込イベント)が発生すると(ステップS106:Yes)、モード制御部113は、現在設定されている動作モードが「視聴優先モード」であるか否かを判別する(ステップS107)。
ここで、現在の動作モードが「視聴優先モード」ではない場合(ステップS107:No)、モード制御部113は、発生したイベントの割込処理を許可する。この場合、モード制御部113は、受信・再生処理部111に、テレビ番組の再生を中断させ、発生した割込イベントの動作に切り替える(ステップS108)。
一方、現在の動作モードが「視聴優先モード」である場合(ステップS107:Yes)、モード制御部113は、発生したイベントが特定のイベントであるか否かを判別する。本実施形態では、音声通話による着信であるか否かを判別する(ステップS109)。ここで、移動体通信端末100に音声通話の着信があった場合、通信制御部115によってその旨がモード制御部113に通知され、この通知に基づいて、モード制御部113は、発生したイベントが音声通話の着信であるか否かを判別する。
発生したイベントが音声通話の着信でない場合(ステップS109:No)、モード制御部113は、視聴優先モード下での当該イベントによる割込を禁止する。すなわち、ステップS105の再生動作が継続される。
一方、発生したイベントが音声通話の着信である場合(ステップS109:Yes)、モード制御部113は、着信通知処理部114にその旨を通知する。モード制御部113からの通知に応じて、着信通知処理部114は、サービス提供装置200による留守番電話サービスへの接続を要求する(ステップS110)。この場合、着信通知処理部114は、視聴優先モードにかかる留守番電話サービスの要求であることを示すコードなどを、着信要求を送信した発呼元と移動体通信端末100との接続をおこなっている交換機20に返信することで、サービス提供装置200による留守番電話サービスへの接続を要求する。
サービス提供装置200が提供する留守番電話サービスへの接続を要求すると、着信通知処理部114は、当該留守番電話サービスで録音された伝言メッセージをユーザに通知するための「着信通知処理」を実行する(ステップS200)。この着信通知処理の詳細は後述する。
ユーザによる操作部130の操作、もしくは、再生している番組の放送時間終了などによってテレビ放送の再生終了が指示されると(ステップS111:Yes)、受信・再生処理部111は、実行しているテレビ放送の受信・再生動作を終了する(ステップS112)。
受信・再生動作を終了すると、受信・再生処理部111は、その旨をモード制御部113に通知する。モード制御部113は、受信・再生処理部111からの通知に応じて、現在設定している動作モードが視聴優先モードであるか否かを判別する(ステップS113)。視聴優先モードである場合(ステップS113:Yes)、モード制御部113は、視聴優先モードを解除して(ステップS114)、番組視聴処理(1)を終了する。すなわち、登録されたキーワードに該当する番組を再生している間のみ視聴優先モードが選択されることになる。
一方、動作モードが視聴優先モードではない場合(ステップS113:No)は、そのまま処理を終了する。
次に、上記番組視聴処理(1)において、視聴優先モード下で音声通話の着信があった場合に実行される「着信通知処理」を図7に示すフローチャートを参照して説明する。
この場合、ステップS110における移動体通信端末100からの要求に応じて、交換機20は、発呼元との接続を維持したままサービス提供装置200に接続し、留守番電話サービスの開始をサービス提供装置200に要求する。このとき、交換機20は、発呼元からの着信要求が示す移動体通信端末100の電話番号をサービス提供装置200に通知する。
サービス提供装置200が留守番電話サービスを開始すると、交換機20によって発呼元とサービス提供装置200とが接続され音声通話チャンネルが確立する。これにより、発呼者の発話音声がサービス提供装置200に伝送され、伝言メッセージとしてサービス提供装置200に録音される。このときのサービス提供装置200の動作の詳細は後述する。
発呼者による伝言メッセージの録音が終了すると、サービス提供装置200は、録音した音声メッセージを文字情報に変換して移動体通信端末100に送信する(詳細後述)。ここでは、変換された文字データを含んだ電子メールが、移動体通信網10を介して移動体通信端末100に送信される。この電子メールには、視聴優先モード時におこなう留守番電話サービスであることを示す所定の識別情報が、例えば、ヘッダ情報として付加される。
移動体通信端末100では、サービス提供装置200が送信した電子メールを無線通信部121が受信すると(ステップS201:Yes)、制御部110に入力する。着信通知処理部114は、入力された電子メールのヘッダ情報を参照し、受信した電子メールが、サービス提供装置200の留守番電話サービスによるものであるか否かを判別する(ステップS202)。なお、このような電子メールの種別を示す識別情報は、例えば、記憶部160などに予め格納されているものとし、着信通知処理部114は、このように格納されている識別情報と受信した電子メールの識別情報とを参照することで、サービス提供装置200の留守番電話サービスによる電子メールであるか否かを判別する。
ここで、受信した電子メールが、サービス提供装置200の留守番電話サービスによるものではない場合(ステップS202:No)、視聴優先モード下では着信通知をおこなわない。よって、なにもおこなわずに、図6に示す番組視聴処理(1)のフローに戻る。
一方、受信した電子メールが、サービス提供装置200の留守番電話サービスによるものである場合(ステップS202:Yes)、着信通知処理部114は、受信した電子メールの本文を構成している文字情報を抽出する(ステップS203)。サービス提供装置200が送信する電子メールの本文は、留守番電話サービスで録音された伝言メッセージを文字情報に変換したものであるから、着信通知処理部114は、発呼者からの伝言メッセージを示す文字情報を取得することになる。この文字情報には、伝言メッセージの他に、着信日時や発呼元の発信者電話番号なども含まれているものとする。
着信通知処理部114は、表示部140を制御し、ステップS203で取得した文字情報を表示部140に表示する(ステップS204)。この場合、表示部140では、テレビ番組の映像が表示されているので、例えば、図9(a)に示すように、映像表示枠の外にメッセージを表示することで、テレビ映像と同時にメッセージを表示することができる。伝言メッセージの表示形態は任意であり、例えば、図9(b)に示すように、表示されているテレビ番組の映像に重ねてメッセージを表示してもよい。この表示形態は、例えば、テレビ放送に付随するデータ放送などを表示しているなどにより、映像表示枠外にメッセージを表示する領域がない場合であっても、テレビ映像と同時にメッセージを表示することができる。なお、発信者電話番号が、例えば、移動体通信端末100のアドレス帳に登録されている場合、着信通知処理部114は、発信者電話番号に代えて、発呼者の氏名等を表示するようにしてもよい。
このような表示形式であれば、テレビ番組の再生を中断せずに、発呼元からの伝言メッセージを表示することができる。これにより、テレビ番組の再生中に音声通話の着信があったことをユーザに通知できる他、発呼者が伝言メッセージを録音した場合には、その内容を文字情報によってユーザに通知することができる。文字情報として出力することで、テレビ番組の視聴を妨げることなく、ユーザへの通知をおこなうことができる。
このようにして、伝言メッセージを表示部140に表示すると、図6に示す番組視聴処理(1)のフローチャートに戻る。すなわち、テレビ番組再生中に、同様の着信が発生した場合には、再度着信通知処理が実行され、伝言メッセージの表示が随時おこなわれることになる。
次に、上記着信通知処理において、移動体通信端末100から留守番電話サービスを要求されたサービス提供装置200の動作を以下説明する。ここでは、移動体通信端末100からの要求に応じて実行される「留守番電話サービス処理」を、図8に示すフローチャートを参照して説明する。この留守番電話サービス処理は、交換機20を介した移動体通信端末100からの開始要求を通信部210が受信したことを契機に開始される。この場合、移動体通信端末100に発呼した発呼元の端末とサービス提供装置200とが交換機20を介して接続され、音声通話チャンネルが確立する。
処理が開始されると、留守番電話サービス処理部220は、交換機20から通知された移動体通信端末100の電話番号情報に基づいて、当該電話番号をキーとするレコードを音声メッセージ記憶部240に作成する(ステップS301)。
次に、留守番電話サービス処理部220は、留守番電話サービスを案内する音声ガイダンスを再生する(ステップS302)。この場合、確立した音声通話チャンネルによって音声ガイダンスが発呼元端末に伝送される。これにより、発呼元端末において、音声ガイダンスが報音される。
発呼者は、移動体通信端末100のユーザへの伝言がある場合は、音声ガイダンスに従って伝言を発話する。発呼者による発話音声は、音声通話チャンネルによってサービス提供装置200に伝送される。
この場合、留守番電話サービス処理部220は、通信部210を介して入力された発話音声をデジタルデータに変換し、ステップS301で音声メッセージ記憶部240に作成したレコードに格納することで録音する(ステップS303)。
ここで、例えば、予め設定されている録音時間が経過するなどによって録音終了となると(ステップS304:Yes)、通信部210は、発呼元端末との音声通話チャンネルの切断を交換機20に要求する。これにより、サービス提供装置200と発呼元端末との接続が切断される(ステップS305)。
発呼元との音声通話チャンネルが切断されると、留守番電話サービス処理部220は、ステップS301で作成したレコードのキーとした移動体通信端末100の電話番号を文字メッセージ処理部250に通知する。留守番電話サービス処理部220からの通知に応じて、文字メッセージ処理部250は、端末情報記憶部230にアクセスし、通知された電話番号に対応する電子メールアドレスを取得し、当該電子メールアドレスを宛先とした電子メールを作成する。すなわち、留守番電話サービスを要求した移動体通信端末100を宛先とする電子メールを作成する(ステップS306)。
次に文字メッセージ処理部250は、音声メッセージ記憶部240にアクセスし、通知された電話番号に対応する伝言メッセージの音声データを取得して再生し、音声認識処理によって順次文字データに変換する(ステップS307)。
文字メッセージ処理部250は、変換した文字データを、ステップS306で作成した電子メールの本文として挿入するとともに、視聴優先モード時におこなう留守番電話サービスであることを示す所定の識別情報をヘッダとして付加する。このとき、文字メッセージ処理部250は、当該伝言メッセージを録音した日時や発呼元の発信者電話番号を示す文字情報も本文に含める。文字メッセージ処理部250は、このようにして伝言メッセージを通知するための電子メールを作成すると、通信部210を介して移動体通信端末100に送信し(ステップS308)、処理を終了する。
以上説明したように、上記実施形態によれば、視聴を中断されたくない番組の番組名やジャンル名のキーワードを予め登録しておくことで、キーワードに該当する番組の再生時に、視聴優先モードが自動的に選択される。この場合、番組再生時の割込処理が禁止され、他のイベントが発生しても再生が中断されずに継続される。ここで、発生したイベントが音声通話の着信である場合には、番組再生のバックグラウンドで、サービス提供装置200での留守番電話サービスが自動的に要求される。この場合、発呼者の伝言がサービス提供装置200に録音される。サービス提供装置200は、録音された伝言音声を文字データに変換して移動体通信端末100に送信するので、移動体通信端末100では、番組再生とともにメッセージを表示してユーザに通知することができる。
(実施形態2)
上記実施形態1では、予め登録されたキーワードに基づいて視聴優先モードが実行されたが、番組視聴中に視聴優先モードの設定または解除をおこなえるようにしてもよい。この場合を実施形態2として以下説明する。なお、移動体通信端末100およびサービス提供装置200をはじめとする移動体通信システム1の各構成は実施形態1の場合と同様である。よって、同一の構成については、実施形態1の場合と同一の参照符号を用いる。
本実施形態において移動体通信端末100が実行する「番組視聴処理(2)」を、図10に示すフローチャートを参照して説明する。この番組視聴処理(2)は、ユーザが操作部130を操作することで、テレビ放送視聴機能の実行が指示されたことを契機に開始される。
処理が開始されると、図6に示す番組視聴処理(1)におけるステップS101〜ステップS104の処理と同一の処理がおこなわれる(ステップS401)。すなわち、受信した番組の番組名やジャンル名と予め登録されたキーワードに基づいて動作モードが選択される。
そして、選択された動作モード下で、受信・再生処理部111によってテレビ番組の受信・再生がおこなわれる(ステップS402)。本実施形態では、視聴優先モードである場合、例えば、図12(a)に示すように、テレビ映像表示画面上に「視聴優先モード解除」ボタンが表示され、視聴優先モード以外の動作モードである場合は、図12(b)に示すような「視聴優先モード設定」ボタンがテレビ映像表示画面上に表示されるものとする。
例えば、予め登録したキーワードに該当するテレビ番組であるため、再生時に視聴優先モードが設定されたが、それを解除したい場合、ユーザは操作部130を操作することで「視聴優先モード解除」ボタンを選択する。反対に、登録したキーワードに該当する番組ではないため、視聴優先モードが設定されなかったが、割込によって中断されたくない場合は、操作部130を操作することで「視聴優先モード設定」ボタンを選択する。操作部130は、ユーザによる操作に応じて、いずれかのボタン(以下、「モード指示ボタン」とする)が選択されたかを示す入力信号を制御部110に入力する。
このような入力信号に基づき、モード制御部113は、モード指示ボタンが選択されたか否かを判別する(ステップS403)。ここで、モード指示ボタンの選択がおこなわれない場合(ステップS403:No)は、ステップS404に進み、図6に示した番組視聴処理(1)のステップS105〜ステップS110およびステップS200の処理がおこなわれる。ステップS404以降の処理の詳細は後述する。
一方、いずれかのモード指示ボタンが選択された場合(ステップS403:Yes)、モード制御部113は、視聴優先モードの設定/解除をおこなうための「視聴優先モード設定/解除処理」を実行する(ステップS500)。この視聴優先モード設定/解除処理を、図11に示すフローチャートを参照して説明する。
処理が開始されると、モード制御部113は、選択されたモード指示ボタンが視聴優先モード設定ボタン(設定ボタン)であるか否かを判別する(ステップS501)。ここで、視聴優先モード設定ボタンが表示されるのは、視聴優先モード以外のモードが選択されているときであるので、視聴優先モード設定ボタンが選択された場合(ステップS501:Yes)、モード制御部113は、動作モードを視聴優先モードに切り替える(ステップS502)。
この場合、モード制御部113は、現在再生しているテレビ番組の番組名をキーワードとして登録するようキーワード処理部112に指示する。キーワード処理部112は、モード制御部113からの指示に応じて、まず、登録するキーワード種別をユーザに問い合わせるための「キーワード種別確認画面」を表示部140に表示する(ステップS503)。このキーワード種別確認画面の表示例を図13(a)に示す。
本実施形態では、テレビ番組の番組名またはジャンル名のキーワードを登録するので、キーワード種別確認画面では、図13(a)に示すように、登録するキーワードの種別として、「番組名」及び/又は「ジャンル名」が選択可能に表示される。
ユーザは、操作部130を操作し、所望するキーワード種別を選択すると、その旨を示す入力信号が、操作部130から制御部110に入力される。操作部130からの入力に応じて、キーワード処理部112は、キーワード種別が選択されたと判別する(ステップS504:Yes)。この場合、キーワード処理部112は、放送データ格納領域161にアクセスし、現在再生している番組のレコード、すなわち、視聴中の番組についての番組情報から、選択されたキーワード種別に該当するキーワードを取得する(ステップS505)。キーワード処理部112はさらに、キーワード格納領域162にアクセスして新規レコードを作成し、ステップS505で取得した番組名をキーワードとして追加登録する(ステップS506)。
一方、選択されたモード指示ボタンが、視聴優先モード解除ボタン(解除ボタン)である場合(ステップS501:No、ステップS507:Yes)、視聴優先モードが現在選択されているので、モード制御部113は、該当するキーワードの登録を解除するようキーワード処理部112に指示する。キーワード処理部112は、モード制御部113からの指示に応じて、放送データ格納領域161とキーワード格納領域162にアクセスし、現在再生している番組に該当するキーワードがいずれであるかを検索する。
ここで、該当するキーワードのキーワード種別が「ジャンル名」である場合(ステップS508:Yes)、キーワード処理部112は、当該ジャンル名の登録を解除してよいかをユーザに問い合わせるための「解除確認画面」を表示部140に表示する(ステップS509)。この解除確認画面の表示例を図13(b)に示す。
図示するように、解除確認画面には、現在有効となっている視聴優先モードのキーワードとしてジャンル名が登録されている旨や現在視聴中の番組と同一ジャンルのほかの番組についても視聴優先モードを解除するか否かを問い合わせるメッセージが表示される。また、解除確認画面には、ユーザが選択可能なボタンとして、「他の番組も解除」および「この番組のみ解除」が表示される。すなわち、ジャンル名がキーワードとして登録されている場合、現在再生している番組以外にも影響するため、該当するキーワードの種別がジャンル名の場合は、当該キーワードを削除してもよいかユーザに問い合わせる。
ユーザは、操作部130を操作し、当該ジャンル名のキーワードが削除されてもよい場合は「他の番組も解除」ボタンを選択し、削除されることを希望しない場合は「この番組のみ解除」ボタンを選択する。そして、このようなユーザ操作に応じた入力信号が、操作部130から制御部110に入力される。
キーワード処理部112は、操作部130からの入力信号に基づいて、ジャンル名のキーワードの削除が、ユーザから指示されたか否かを判別する(ステップS510)。
ユーザが「この番組のみ解除」ボタンを選択した場合、キーワード処理部112は、キーワードの削除が指示されていないと判別する(ステップS510:No)、この場合、キーワード処理部112は、その旨をモード制御部113に通知する。モード制御部113は、キーワード処理部112からの通知に応じて、視聴優先モードを解除する(ステップS512)。
一方、キーワードの削除がユーザから指示された場合(ステップS510:Yes)、キーワード処理部112は、キーワード格納領域162にアクセスし、該当するキーワードが登録されているレコードを検索して削除する(ステップS511)。この場合、現在再生している番組のジャンル名が登録されているレコードを削除することになる。
一方、該当するキーワードが番組名の場合(ステップS508:No)、当該キーワードを削除しても、現在再生している番組のみについて視聴優先モードが解除されることになるので、他の番組には影響しない。よって、キーワード処理部112は、ユーザに問い合わせることなく、キーワード格納領域162から該当する番組名が登録されているレコードを削除する(ステップS511)。
キーワード処理部112は、このようにしてキーワードを削除すると、その旨をモード制御部113に通知する。モード制御部113は、キーワード処理部112からの通知に応じて、視聴優先モードを解除する(ステップS512)。
このようにして、視聴優先モードの設定もしくは解除がおこなわれると、図10に示す番組視聴処理(2)のフローに戻る。
番組視聴処理(2)では、図6に示す番組視聴処理(1)におけるステップS105〜ステップS110とステップS200の着信通知処理が実行される(ステップS404)。この場合、上記視聴優先モード設定/解除処理によって設定された動作モード下で、再生終了となるまで番組の再生がおこなわれる(ステップS405:No)。ここで、視聴優先モードが設定された場合には、音声通話の着信時に着信通知処理(図7)が実行され、視聴優先モードが解除された場合には、イベントの発生時に番組再生を中断して割込処理がおこなわれる。また、着信通知処理がおこなわれた場合は、実施形態1と同様、サービス提供装置200で留守番電話サービス処理が実行される。これにより、発呼者の伝言メッセージが文字情報としてテレビ番組画面上に表示される。
そして、ユーザによる操作部130の操作、もしくは、再生している番組の放送時間終了などによってテレビ放送の再生終了が指示されると(ステップS405:Yes)、受信・再生処理部111は、実行しているテレビ放送の受信・再生動作を終了する(ステップS406)。
受信・再生動作を終了すると、受信・再生処理部111は、その旨をモード制御部113に通知する。モード制御部113は、受信・再生処理部111からの通知に応じて、現在設定している動作モードが視聴優先モードであるか否かを判別する(ステップS407)。視聴優先モードである場合(ステップS407:Yes)、モード制御部113は、視聴優先モードを解除して(ステップS408)、番組視聴処理(2)を終了する。すなわち、登録されたキーワードに該当する番組を再生している間のみ視聴優先モードが選択されることになる。
一方、動作モードが視聴優先モードではない場合(ステップS407:No)は、そのまま処理を終了する。
以上説明したように、実施形態2によれば、テレビ番組の視聴中に、任意で視聴優先モードの設定もしくは解除をおこなうことができる。この場合において、視聴優先モードの設定指示があると、視聴中の番組の番組名やジャンル名がキーワード格納領域162に自動的に登録されるので、同じ番組名やジャンルの番組を以後視聴時に、ユーザが毎回キーワード登録をおこなうことなく、視聴優先モードが自動的に選択されることになる。これにより、例えば、連続ドラマなどといった、同一の番組名によって複数回放送される番組については、例えば、初回視聴時に視聴優先モードを設定するだけで、次回以降の放送も自動的に視聴優先モードとなる。反対に、一度視聴優先モードを解除すれば、同一のキーワードの放送については、以後視聴優先モードとはならない。
以上説明したように、本発明を上記実施形態の如く適用することで、割込動作の禁止を所望する番組を特定する番組名やジャンル名をキーワードとして登録することで、当該キーワードに該当する番組の視聴時に自動的に視聴優先モードが実行されるので、ユーザが所望する番組の視聴時のみ割込を禁止する効果的な割込制御を実現することができる。
また、テレビ番組の視聴中におけるユーザ操作によって、視聴優先モードの設定または解除をおこなうことができる。視聴優先モードを設定する場合、EPG情報などといった、当該番組の番組情報に基づいてキーワードが自動的に登録される。反対に、視聴優先モードを解除する場合、登録されているキーワードが自動的に削除されるので、効果的な割込制御を容易に実現することができる。
そして、割込を禁止している場合であっても、音声通話の着信時には、留守番電話サービスに自動的に接続され、文字情報に変換された伝言メッセージが、視聴中のテレビ番組とともに表示画面に表示されるので、テレビ番組の視聴が中断されることなく、音声通話の着信があった旨や発呼者の伝言をユーザに通知することができる。すなわち、割込制御をおこなっている場合の利便性を向上させることができる。
上記実施形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。すなわち、種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、留守番電話サービスをサービス提供装置200がおこなうものとしたが、例えば、移動体通信端末100に伝言録音機能がある場合、発呼者の伝言の録音や録音された音声の文字情報への変換を移動体通信端末100がおこなってもよい。この場合、移動体通信端末100には、サービス提供装置200と同様の音声データを文字情報に変換する機能が、例えば、制御部110がプログラムを実行することで実現されるものとする。この場合、例えば、音声処理部150によって再生される発呼者が発話音声を順次文字情報に変換することができる。
上記実施形態では、視聴優先モードを実行する番組を特定するためのキーワードとして、番組名とジャンル名を例示したが、EPGデータなどから取得できるものであれば、キーワードの種別はこれに限られず任意である。例えば、出演者名などをキーワードとして用いてもよい。
また、上記実施形態では、サービス提供装置200から移動体通信端末100への通知を電子メールとしたが、伝言メッセージの文字データを送信できるのであれば、その形態は電子メールに限らず任意である。さらに、伝言メッセージを直接移動体通信端末100に送信しなくてもよい。例えば、サービス提供装置200において、伝言メッセージを示したウェブサイトを用意することで伝言メッセージを移動体通信端末100のユーザに通知することもできる。
この場合、当該ウェブサイトにアクセスするためのアドレス情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator))を移動体通信端末100に通知し、移動体通信端末100は、番組再生動作のバックグラウンドで当該ウェブサイトにアクセスする。ここで、当該ウェブサイトを、例えば、BML(Broadcast Markup Language:放送用マークアップ言語)で記述しておくことで、再生中のテレビ番組に付随するデータ放送の形態で伝言メッセージを表示させることができる。この場合も、再生動作を中断することなく伝言メッセージの表示をおこなうことができる。
なお、上述した移動体通信端末100のように、本発明を実現するための機能を予め備えている移動体通信端末として提供できることはもとより、これらの機能を備えていない既存の移動体通信端末などにプログラムを適用することで、本発明にかかる移動体通信端末として機能させることもできる。この場合、移動体通信端末に、上述した移動体通信端末100の各処理を実行させるためのプログラムを適用し、当該移動体通信端末を制御するコンピュータ(CPUなど)がそのプログラムを実行することで、本発明にかかる端末装置として機能させることができる。
このようなプログラムの適用方法は任意であり、例えば、インターネットなどの通信媒体を介して提供することで任意の装置に適用できる他、所定の記録媒体(例えば、メモリカード、CD−ROM、DVD、など)にプログラムを格納して配布することでも適用可能である。
本発明の実施形態にかかる移動体通信システムの構成を示す図である。 図1に示す移動体通信端末の構成を示すブロック図である。 図2に示す記憶部に格納される情報の例を示す図であり、(a)は放送データ格納領域に格納される情報の例を示し、(b)はキーワード格納領域に格納される情報の例を示す。 図2に示す制御部によって実現される機能構成を示す機能ブロック図である。 図1に示すサービス提供装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1にかかる「番組視聴処理(1)」を説明するためのフローチャートである。 図6に示す番組視聴処理(1)で実行される「着信通知処理」を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態1にかかる「留守番電話サービス処理」を説明するためのフローチャートである。 図7に示す着信通知処理における移動体通信端末での画面表示例を示す図であり、(a)はテレビ映像表示枠外に伝言メッセージを表示する場合の表示例を示し、(b)はテレビ映像表示枠内に伝言メッセージを表示する場合の表示例を示す。 本発明の実施形態2にかかる「番組視聴処理(2)」を説明するためのフローチャートである。 図10に示す番組視聴処理(2)で実行される「視聴優先モード設定/解除処理」を説明するためのフローチャートである。 図10に示す番組視聴処理(2)における移動体通信端末での画面表示例を示す図であり、(a)は視聴優先モードが実行されている場合の画面表示例を示し、(b)は視聴優先モードが実行されていない場合の画面表示例を示す。 図11に示す視聴優先モード設定/解除処理における移動体通信端末での画面表示例を示す図であり、(a)は「キーワード種別確認画面」の表示例を示し、(b)は「解除確認画面」の表示例を示す。
符号の説明
1…移動体通信システム、10…移動体通信網、20…交換機、30…基地局、100…移動体通信端末、110…制御部、111…受信・再生処理部、112…キーワード処理部、113…モード制御部、114…着信通知処理部、120…無線部、121…無線通信部、122…アンテナ、125…テレビ放送受信部、126…アンテナ、130…操作部、140…表示部、150…音声処理部、151…マイクロフォン、152…スピーカ、160…記憶部、161…放送データ格納領域、162…キーワード格納領域、163…プログラム格納領域、200…サービス提供装置、210…通信部、220…留守番電話サービス処理部、230…端末情報記憶部、240…音声メッセージ記憶部、250…文字メッセージ処理部

Claims (7)

  1. テレビ放送視聴機能を備える通信端末であって、
    テレビ番組の番組情報にかかるキーワードを格納するキーワード記憶制御手段と、
    前記テレビ放送視聴機能で視聴されるテレビ番組の番組情報を取得する番組情報取得手段と、
    前記番組情報取得手段が取得した番組情報に前記キーワード記憶制御手段によって格納されたキーワードが含まれているか否かを判別する番組判別手段と、
    前記番組情報に前記キーワードが含まれている場合、当該テレビ番組の視聴中に割込動作を禁止する視聴優先モードを選択して実行するモード選択手段と、
    前記視聴優先モードの実行中に、前記通信端末への音声通話の着信が発生した場合、通信網を介して接続されたサービス提供装置に、留守番電話サービスの実行を要求して留守番電話機能を実行する着信処理手段と、
    前記サービス提供装置から送信された文字情報を、前記通信網を介して受信する文字情報受信手段と、
    前記視聴優先モード実行中に前記文字情報受信手段が受信した文字情報が、前記留守番電話機能で録音された伝言メッセージを含むものであるか否かを判別する文字情報判別手段と、
    前記視聴優先モード実行中に受信した文字情報が前記伝言メッセージを含むものであると前記文字情報判別手段が判別した場合、該受信した文字情報から、少なくとも当該伝言メッセージを示す文字情報を抽出し、前記視聴優先モードで視聴中のテレビ番組画面とともに表示するメッセージ表示手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  2. 前記文字情報受信手段は、前記留守番電話機能で録音された伝言メッセージを示す文字情報が本文となっている電子メールを受信し、
    前記文字情報判別手段は、前記文字情報受信手段が受信した電子メールのヘッダが示す識別情報に基づいて、前記文字情報受信手段が受信した文字情報が、前記留守番電話機能で録音された伝言メッセージを示すものであるか否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記着信処理手段は、前記着信にかかる発呼者の発話音声を文字情報に変換し、
    前記メッセージ表示手段は、前記着信処理手段によって変換された文字情報を表示する、
    ことを特徴とする請求項またはに記載の通信端末。
  4. 前記モード選択手段は、前記通信端末でテレビ番組を視聴しているユーザからの指示に基づいて、当該テレビ番組に対する視聴優先モードの設定あるいは解除をおこない、
    前記キーワード記憶制御手段は、前記モード選択手段が視聴優先モードを選択した場合、前記番組情報取得手段が取得した当該テレビ番組の番組情報からキーワードを取得して格納する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信端末。
  5. 前記キーワード記憶制御手段は、前記モード選択手段が視聴優先モードの解除をおこなった場合、前記番組情報取得手段が取得した当該テレビ番組の番組情報からキーワードを取得して、格納されているキーワードから当該キーワードを削除する、
    ことを特徴とする請求項に記載の通信端末。
  6. 通信網に接続され、該通信網を利用する通信端末にサービスを提供するサービス提供装置であって、
    テレビ放送の視聴を優先する視聴優先モードが実行されている通信端末からの要求に応じて、当該通信端末への音声通話の発呼者に対し、留守番電話サービスを提供するサービス提供手段と、
    前記サービス提供手段が提供した留守番電話サービスによって録音された伝言メッセージを文字情報に変換する変換手段と、
    前記変換手段によって変換された文字情報を、前記通信網を介して、前記サービスを要求した通信端末に送信する送信手段と、を備え、
    前記送信手段は、前記視聴優先モードで実行された留守番電話サービスであることを示す識別情報を、前記文字情報に付加して送信する、
    とを特徴とするサービス提供装置。
  7. テレビ放送視聴機能を有する通信端末を制御するコンピュータに、
    テレビ番組を特定するためのキーワードを記憶装置に格納する機能と、
    視聴されるテレビ番組の番組情報を取得する機能と、
    前記番組情報に前記キーワードが含まれる場合、当該テレビ番組の視聴中における割込動作を禁止する視聴優先モードを選択して実行する機能と、
    前記視聴優先モードの実行中に、前記通信端末への音声通話の着信が発生した場合、通信網を介して接続されたサービス提供装置に、留守番電話サービスの実行を要求して留守番電話機能を実行する機能と、
    前記サービス提供装置から送信された文字情報を、前記通信網を介して受信する機能と、
    前記視聴優先モード実行中に受信した文字情報が、前記留守番電話機能で録音された伝言メッセージを示すものであるか否かを判別する機能と、
    前記視聴優先モード実行中に受信した文字情報が前記伝言メッセージを含むものであると判別された場合、該受信した文字情報から、少なくとも当該伝言メッセージを示す文字情報を抽出し、前記視聴優先モードで視聴中のテレビ番組画面とともに表示する機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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