JP4868280B2 - 無線LANシステム、そのQoS制御方法、及び無線LANアクセスポイント - Google Patents

無線LANシステム、そのQoS制御方法、及び無線LANアクセスポイント Download PDF

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Description

本発明は、無線LANシステム、そのQoS制御方法、及び無線LANアクセスポイントに係り、特に1つの物理的なAP(アクセスポイント)を複数の論理的なAPである仮想APとして運用可能な仮想AP機能を有する無線LANシステムのQoS制御に関する。
無線LAN(Local Area Network)システムは、機器の低価格化とともに急速に普及してきており、今後は無線VoIP(Voice over Internet Protocol)端末によって活用場面がさらに増大すると期待されている。この時問題となるのは、通話品質の保証である。この品質を保証するために規格化されたのがIEEE802.11eであり、その仕様のうち、製品に広く適用されているものがWiFiアライアンス(WFA)で規定されたWMM(Wi-Fi Multimedia)仕様である。
WMM仕様は、無線送信するデータのQoS(Quality of Service)情報に応じて送信キューを分けるとともに、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access / Contention Avoidance)手順のパラメータを変更することで優先制御を行う。また、WFAで検討中の仕様としては、端末がアプリケーションの起動等によってQoS提供が必要な場合に要求を送信し、それを受信したAP(アクセスポイント)で受付可否を判断を行うアドミッション制御がある。
IEEE802.11eやWMMの仕様では、データのQoS情報は、IP(Internet Protocol)ヘッダのToS(Type of Service)フィールドやIEEE802.1Qヘッダ中のVLAN(Virtual LAN)ヘッダのプライオリティフィールドを使用し、WMMのQoSカテゴリに対応付けてマッピングされている。このマッピングの例を図10に示す。
図10に示すQoS情報とQoSカテゴリとの対応情報2dでは、データのQoS情報、すなわちIPヘッダのToSフィールドにおけるToS情報と、IEEE802.1QヘッダのVLANヘッダのプライオリティフィールドにおけるCoS(Class of Service)情報とが、WMMのQoSカテゴリ、すなわち4つのAC(Access Category)、すなわちAC_VO(VOICE)、AC_VI(VIDEO)、AC_BE(BEST EFFORT)、AC_BK(BACKGROUND)にマッピングされている。このうち、音声伝送用のAC_VOに最高の優先順位が与えられ、AC_VI、AC_BE、AC_BKの順に優先順位が低くなっている。
一方、1つのAPを複数の事業者で共有することで、設置スペースや敷設コストの増大を低減しつつ無線LANのカバーエリアを広げる方法として注目されているのが仮想AP機能である。
なお、無線LANのQoS制御に関する先行技術では、特許文献1では、端末ユーザ毎にQoSを識別して提供する方法が記述されている。また、特許文献2では、仮想AP構成でQoS提供の受付制御を行うシステムが記述されている。
特開2004−179882号公報 特開2005−354423号公報
しかしながら、特許文献1では、端末ユーザ毎にQoSを識別して提供する方法が記述されているが、AP内の制御については言及していない。また、特許文献2では、仮想AP構成でQoS提供の受付制御を行うシステムが記述されているが、SIP(Session Initiation Protocol)を使用する場合のみに言及している。従って、これらの先行技術では、使用するアプリケーションが限定される等の運用上の制約があり、1つのAP内で仮想AP毎に柔軟なQoS提供を行うのが困難であり、その対策が望まれている。
本発明は、このような従来の事情を考慮してなされたもので、使用するアプリケーション等の運用上の制約に縛られることなく、1つのAP内で仮想AP毎に柔軟にQoS制御を行う無線LANシステム及びそのQoS制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る無線LANシステムは、無線LANと有線ネットワークとの間を中継する1つの物理的なアクセスポイントを複数の論理的なアクセスポイントである仮想アクセスポイントとして運用可能なアクセスポイントを備えた無線LANシステムであって、前記アクセスポイントは、前記無線LANとの間で前記仮想アクセスポイント毎にデータを送受信する無線インタフェース手段と、前記有線ネットワークとの間で前記仮想アクセスポイント毎にデータを送受信する有線インタフェース手段と、前記1つの物理的なアクセスポイントのシステムQoSレベル情報と、前記複数の仮想アクセスポイントに対応する複数のQoSレベル情報とを、QoSカテゴリ毎に設定するQoSレベル設定テーブルと、前記無線LANと前記有線ネットワークとの間で、前記無線インタフェース手段と前記有線インタフェース手段とを介して前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想アクセスポイントでデータを送受信する際、要求されQoSカテゴリのQoS提供が前記対象とする仮想アクセスポイントに許可されているか否かを、前記QoSレベル設定テーブルを参照して、前記システムQoSレベル情報と、前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報と比較結果に応じて決定するQoS制御決定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明において、前記QoSレベル設定テーブルは、前記システムQoSレベル情報と前記複数の仮想アクセスポイントのQoSレベル情報との少なくとも1つを運用中に変更可能に構成されていてもよい。前記QoSレベル設定テーブルは、前記アクセスポイントの機器動作状態及び時間帯の少なくとも1つに応じて、前記システムQoSレベル情報と前記複数の仮想アクセスポイントのQoSレベル情報との少なくとも1つを変更可能に構成されていてもよい。
本発明において、前記QoS制御決定手段は、前記無線インタフェース手段を介して前記無線LANの利用者端末からのQoS提供の要求を受けると、その要求に対応するQoSカテゴリのQoS提供の可否を、前記QoSレベル設定テーブルを参照して前記システムQoSレベル情報と、前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報とを比較し、その比較結果に応じて決定してもよい。
前記QoS制御決定手段は、前記有線インタフェース手段を介して前記有線インタフェースからデータを受信すると、そのデータに含まれる所定のQoS情報で決まるQoSカテゴリのQoS提供の可否を、前記QoSレベル設定テーブルを参照して前記システムQoSレベル情報と前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報とを比較し、その比較結果に応じて決定してもよい。
前記QoS制御決定手段は、前記システムQoSレベル情報に対応する第1のレベル値と前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報に対応する第2のレベル値との大小を比較し、前記第2のレベル値が前記第1のレベル値以上のときに前記要求されるQoSカテゴリによるQoS制御を許可してもよい。
前記QoS制御決定手段は、前記無線LANの利用者端末の識別情報と前記複数の仮想アクセスポイントの識別情報との対応関係が予め設定された対応テーブルに基づいて、前記無線インタフェース手段を介して前記無線LANの利用者端末から送られてくるデータから、前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想ネットワークを特定してもよい。前記対応テーブルは、前記利用者端末のMACアドレスに対応するSSIDと、前記複数の仮想アクセスポイントの識別情報とを対応付けるものであってもよい。
前記QoS制御決定手段は、前記有線ネットワーク内に仮想的に構成された複数の仮想LANと、前記複数の仮想アクセスポイントとの対応関係が予め設定された対応テーブルに基づいて、前記有線インタフェース手段を介して前記有線ネットワークから前記仮想LAN毎に送られてくるデータから、前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想ネットワークを特定してもよい。前記対応テーブルは、前記複数の仮想LANのタグIDと、前記複数の仮想アクセスポイントの識別情報とを対応付けるものであってもよい。
前記QoSレベル設定テーブルは、IEEE802.11eに準拠したVOICE及びVIDEOを含むQoSカテゴリ別に設定されてもよい。
本発明に係るアクセスポイントは、無線LANと有線ネットワークとの間を中継する1つの物理的なアクセスポイントを複数の論理的なアクセスポイントである仮想アクセスポイントとして運用可能なアクセスポイントであって、前記無線LANとの間で前記仮想アクセスポイント毎にデータを送受信する無線インタフェース手段と、前記有線ネットワークとの間で前記仮想アクセスポイント毎にデータを送受信する有線インタフェース手段と、前記1つの物理的なアクセスポイントに対応するシステムQoSレベル情報と、前記複数の仮想アクセスポイントに対応する複数のQoSレベル情報とを、QoSカテゴリ毎に設定するQoSレベル設定テーブルと、前記無線LANと前記有線ネットワークとの間で、前記無線インタフェース手段と前記有線インタフェース手段とを介して前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想アクセスポイントでデータを送受信する際、要求されQoSカテゴリのQoS提供が前記対象とする仮想アクセスポイントに許可されているか否かを、前記QoSレベル設定テーブルを参照して、前記システムQoSレベル情報と、前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報と比較結果に応じて決定するQoS制御決定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る無線LANシステムのQoS制御方法は、無線LANと有線ネットワークとの間を中継する1つの物理的なアクセスポイントを複数の論理的なアクセスポイントである仮想アクセスポイントとして運用可能なアクセスポイントを備え、前記アクセスポイントが前記無線LANとの間で前記仮想アクセスポイント毎にデータを送受信する無線インタフェース手段と、前記有線ネットワークとの間で前記仮想アクセスポイント毎にデータを送受信する有線インタフェース手段とを有する無線LANシステムのQoS制御方法であって、前記1つの物理的なアクセスポイントに対応するシステムQoSレベル情報と、前記複数の仮想アクセスポイントに対応する複数のQoSレベル情報とを、QoSカテゴリ毎にQoSレベル設定テーブルに設定するステップと、前記無線LANと前記有線ネットワークとの間で、前記無線インタフェース手段と前記有線インタフェース手段とを介して前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想アクセスポイントでデータを送受信する際、要求されQoSカテゴリのQoS提供が前記対象とする仮想アクセスポイントに許可されているか否かを、前記QoSレベル設定テーブルを参照して、前記システムQoSレベル情報と、前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報と比較結果に応じて決定するQoS制御決定ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明において、前記QoS制御決定ステップは、前記無線LANの利用者端末の識別情報と前記複数の仮想アクセスポイントの識別情報との対応関係が予め設定された対応テーブルに基づいて、前記無線インタフェース手段を介して前記無線LANの利用者端末から送られてくるデータから、前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想ネットワークを特定するステップと、前記無線インタフェース手段を介して前記無線LANの利用者端末からのQoS提供の要求を受けると、その要求に対応するQoSカテゴリのQoS提供の可否を、前記QoSレベル設定テーブルを参照して前記システムQoSレベル情報と前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報とを比較し、その比較結果に応じて決定するステップとを有してもよい。
前記QoS制御決定ステップは、前記有線ネットワークに仮想的に構成された複数の仮想LANと、前記複数の仮想アクセスポイントとの対応関係が予め設定された対応テーブルに基づいて、前記有線インタフェース手段を介して前記有線ネットワークから前記仮想LAN毎に送られてくるデータから、前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想ネットワークを特定するステップと、前記有線インタフェース手段を介して前記有線インタフェースからデータを受信すると、そのデータに含まれる所定のQoS情報で決まるQoSカテゴリのQoS提供の可否を、前記QoSレベル設定テーブルを参照して前記システムQoSレベル情報と前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報とを比較し、その比較結果に応じて決定するステップとを有してもよい。
本発明によれば、1つのAP内で定義された複数の論理的なAP毎に利用可能なQoSの制御が可能になり、1つのAP内で柔軟なQoS提供が可能になる。
次に、本発明に係る無線LANシステム、そのQoS制御方法、及びアクセスポイントを実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明の一実施例としての無線LANシステムの全体構成が示されている。同図に示す無線LANシステムは、アクセスポイント(以下、「AP」と略称する)10と、このAP10との間で無線LANに従い通信を行う複数の加入者端末(以下、「STA」と略称する)20〜20(STA1〜k)とを備える。AP10は、有線LANを介してVLAN(Virtual LAN:仮想LAN)スイッチ30経由で複数の有線ネットワーク40〜40(1〜n)に接続される。各有線ネットワーク40〜40には、図の例ではサーバや端末PC等の端末50〜50や、IP網60が接続されている。
AP10は、無線信号の送受信制御及びQoS制御を行うハードウェアとソフトウェアと、1つの物理APを複数の論理的なAP(仮想AP)のように運用する機能、すなわち仮想AP機能を備える。また、このAP10は、無線LANと有線LANとのインタフェース機能を有し、このインタフェース機能により、加入者端末20と、有線LAN側に位置するサーバや端末PC等の端末50との間のデータ通信を中継する。AP10の仮想AP機能を用いて運用される複数の仮想AP11〜11(VAP1〜m)は、複数のAPとしてふるまうことができ、それぞれの仮想AP11〜11毎に認証・暗号方式を設定することができる。
STA20は、AP10に加入する端末であり、ノート型PC等のデータ端末と、このデータ端末にカードとして挿入または内蔵され、無線信号の送受信制御及びQoS制御を行うハードウェアとソフトウェアが搭載された無線LANモジュールとから構成される。このSTA20の加入とは、IEEE802.11仕様に準拠した帰属と、その後に実施する認証を合わせたものである。認証するための方法には様々な方法があり、本発明では特に限定するものではない。
STA20は、AP10内の各仮想AP11〜11(VAP1〜m)に割り当てられたSSID(Service Set ID)を指定することで加入する仮想AP11を選択し、その結果、AP10内で仮想AP11とSTA20のMACアドレスが関連付けられる。このSTA20は、各仮想AP11〜11にあらかじめ割り当てられたタグID(VLANタグID)に基づくVLANを通して有線ネットワーク40〜40(1〜n)と通信する。
図2は、AP10の内部構成例を示す。
同図に示すAP10は、STA20との間で仮想AP11毎に通信を行う無線インタフェース部1と、有線LANとの間で仮想AP11毎に通信を行う有線インタフェース部3と、両インタフェース1、3間に接続される主処理部(本発明のQoS制御決定手段を成す)2と、この主処理部2に接続されるAP保守管理部4とを備える。
AP保守管理部4は、オペレータからの監視制御のコマンドを処理し、主処理部2に対して、QoSカテゴリ別にAP10としてのシステムQoSレベルと仮想AP11毎のQoSレベルの設定、SSID(Service Set Identifier)と仮想AP11の対応情報の設定、そしてVLANタグIDと仮想APとの対応情報の設定を行う機能を備える。
有線インタフェース部3は、有線LANとの間でデータの送受信を行い、Ethernet(登録商標)仕様及びIEEE802.1Q仕様のプロトコル処理を行う機能を備え、受信フレームを主処理部2に送信する。
無線インタフェース部1は、STA20との間で無線信号の送受信を行うとともに、無線LANプロトコル処理及びQoS制御を行う機能を備え、STA20の加入時に指定したSSIDをSTA20のMACアドレスとともに記憶する機能を備え、フレームを受信すると受信フレームとともにそのフレームの送信元MACアドレスに対応するSSIDを主処理部2に送信する機能を備える。さらに、STA20からQoS提供要求メッセージを受信した場合には、そのメッセージとともにそのメッセージの送信元MACアドレスに対応するSSIDを主処理部2に通知し、主処理部2からはその返信であるQoS提供応答メッセージを受信して、STA20にQoS提供応答メッセージを送信する。
主処理部2は、有線インタフェース部3、無線インタフェース部1、AP保守管理部4の各々から受信するデータをどの仮想AP11のものであるかを識別し、有線インタフェース部1、無線インタフェース部3、AP保守管理部4に割り振って送るデータ中継機能を備える。
主処理部2で保持するQoSレベル情報を図3に、SSIDと仮想AP11の対応情報を図4に、VLANタグIDと仮想AP11の対応情報を図5に示す。
図3に示すQoSレベル情報(QoSレベル設定テーブル)2aには、AP10としてのシステムQoSレベルと、仮想AP11(仮想AP1〜m)毎のQoSレベル(仮想AP1QoSレベル〜仮想APmQoSレベル)とが、WMMのQoSカテゴリ、すなわちVOICE(AC_VO)と、VIDEO(AC_VI))別に設定されている。図中の例では、システムQoSレベルは、AC_VO=2、AC_VI=2に設定されている。また、仮想AP1QoSレベルは、AC_VO=5、AC_VI=1、仮想AP2QoSレベルは、AC_VO=1、AC_VI=1、仮想AP3QoSレベルは、AC_VO=3、AC_VI=1、仮想APmQoSレベルは、AC_VO=3、AC_VI=3にそれぞれ設定されている。
図4に示すSSIDと仮想APの対応情報(対応テーブル)2bには、SSID NET1〜mと、仮想AP番号1〜mとが互いに対応付けて設定されている。図中の例では、SSID NET1が仮想AP番号1に、SSID NET2が仮想AP番号2に、SSID NET3が仮想AP番号3に、SSID NET4が仮想AP番号4に、SSID NETmが仮想AP番号mにそれぞれ対応付けて設定されている。
図5に示すVLANタグIDと仮想APの対応情報(対応テーブル)2cは、VLANタグID1〜mと、仮想AP番号1〜mとが互いに対応付けて設定されている。図中の例では、VLANタグID1が仮想AP番号1に、VLANタグID2が仮想AP番号2に、VLANタグID3が仮想AP番号3に、VLANタグID4が仮想AP番号4に、VLANタグIDmが仮想AP番号mにそれぞれ対応付けて設定されている。
また、主処理部2は、前述した図10に示すQoS情報(CoS及びToS)とQoSカテゴリとの対応情報(対応テーブル)2dも保持する。図10の例では、図中の例では、CoS=1、2と、ToS=0x20、0x40とが、AC_BKに、CoS=0、3と、ToS=0x00、0x60とが、AC_BEに、CoS=4、5と、ToS=0x90、0x88、0xA0とが、AC_VIに、CoS=6、7と、ToS=0xC0、0xB8、0xE0とが、AC_VOにそれぞれ対応付けて設定されている。
主処理部2は、有線インタフェース部3から、あるQoSカテゴリのフレームを受信した場合、図10に示す対応情報d2に基づいて、そのフレーム内のCoS情報(Class of Service:VLANヘッダのプライオリティ情報)やToS情報(Type of Service:IPヘッダのToS情報)を対応するQoSカテゴリに変換する。また、図5に示す対応情報2cに基づいて、受信されたフレームのVLANタグIDから仮想APを特定する。そして、その仮想APに対して、上記で変換されたQoSカテゴリのフレーム送信が許可されているか否かを、図3に示すQoSレベル情報2aに基づいて、該当QoSカテゴリのシステムQoSレベルと仮想AP QoSレベルの比較で確認し、許可されていればそのままのQoSカテゴリのフレームとして無線インタフェース部1へ送信し、許可されていなければQoS提供なし(ベストエフォート)のアクセスカテゴリのフレームとして無線インタフェース部1へ送信する。
また、主処理部2は、無線インタフェース部1から、あるQoSカテゴリのQoS提供要求をその送信元MACアドレスに対応するSSIDと共に受信した場合、図4に示す対応情報2bに基づいて、SSIDから仮想APを特定する。そして、その仮想APに対して、上記で要求されているQoSカテゴリの提供が許可されているか否かを、図3に示すQoSレベル情報2aに基づいて、該当QoSカテゴリのシステムQoSレベルと仮想AP QoSレベルの比較で確認し、確認結果をQoS提供応答として無線インタフェース部1に送信する。
上述した主処理部2で用いるQoSレベル値の範囲やQoS提供可否の判定の方法については、特に制限は無いが、本実施例では簡単な方法として、QoSのレベル値の範囲を1〜5とし、判定条件を(仮想AP QoSレベル値)≧(システムQoSレベル値)ならば許可、(仮想AP QoSレベル値)<(システムQoSレベル値)ならば、不許可と判定するものを採用している。
次に、図6を参照して本実施例の動作について詳細に記述する。
図6には、AP10がSTA20(STA1)から帰属要求(Association Request)を受けて帰属応答をSTA1に受信し、その後にSTA1からVOICEのQoS提供要求を受けてQoS提供に対する応答を送信するまでの動作例を示す。AP10の主処理部2には、オペレータからAP保守管理部4を通して図3から図5に示す各情報2a〜2cが登録されているものとする。
まず、STA1がAP10に対して帰属要求を行うと(ステップSt1)、AP10の無線インタフェース部1では、帰属受付処理を行い、帰属時に使用されたSSID情報であるSSID_NET1とともにSTA1のMACアドレスを帰属情報として保存し(ステップSt2)、帰属応答をSTA1に送信する(ステップSt3)。これでSTA1は、AP(仮想AP1)に加入した状態となる。
その後、STA1内でVoIP(Voice over IP)アプリケーションの起動等によって、VOICEのQoSが必要になると、STA1はVOICEのQoSカテゴリ(AC_VO)を要求するためのQoS提供要求をAPに送信する(ステップSt4)。
これを受信したAP10の無線インタフェース部1では、STA1からのVOICEのQoSカテゴリを要求するQoS提供要求をそのMACアドレスに対応するSSID情報であるSSID_NET1と共に主処理部2に送る(ステップSt5)。そのQoS提供要求を受けると、主処理部2は、図4に示す対応情報2bに基づいて、STA1の帰属したSSID情報であるSSID_NET1から加入している仮想AP1を特定する(ステップSt6)。さらに、主処理部2は、要求されたAC_VOについて、図3に示すQoSレベル情報2aに基づいて、その仮想AP1のQoSレベルとシステムのQoSレベルを比較する(ステップSt7)。図3の例では、要求されたAC_VOは、システムのQoSレベル=2に対して、仮想AP1のQoSレベル=5であり、この比較結果として仮想AP1のQoSレベルがシステムのQoSレベル以上となる。このため、主処理部2は、AC_VOのQoS提供を許可し、そのQoS提供許可のQoS提供応答を無線インタフェース部1を介してSTA1に対して送信する(ステップSt8、St9)。
一方、図7には、STA1宛のデータ受信をしてから、そのデータのIPヘッダのToSフィールドを参照して、仮想AP1に許可されているQoSカテゴリがどうかを確認してからSTA1に対してデータ送信を行うまでの動作を示している。
まず、AP10は、仮想AP1配下のSTA1宛のデータを、有線インタフェース部3を介して受信すると(ステップSt11)、AP10の主処理部2は、図5に示す対応情報2cに基づいて、データとともに送られてきたVLANのタグIDであるVLANタグID1から対応するSSID情報であるSSID_NET1を特定し、図4に示す対応情報2bに基づいて、特定されたSSID_NET1から仮想AP1を特定する(ステップSt12)。そして、主処理部2は、図5に示す対応情報2cに基づいて、データのIPヘッダに含まれるToS情報=0xE0から無線インタフェース部1へ送信するQoSカテゴリであるAC_VOを特定する。
その後、主処理部2は、特定されたAC_VOについて、図3に示すQoSレベル情報2aに基づいて、仮想AP1のQoSレベルとシステムのQoSレベルを比較して、仮想AP1に許可されているQoSカテゴリであるかを確認する(ステップSt13)。図3の例では、特定されたAC_VOは、システムのQoSレベル=2に対して、仮想AP1のQoSレベル=5であり、その結果として仮想AP1のQoSレベルがシステムのQoSレベル以上となる。このため、主処理部2は、AC_VOのQoS提供を許可し、そのAC_VOのQoSカテゴリでSTA1宛にデータ送信を行う。
図8は、上記動作によりAP10の中で各仮想AP11〜11(VAP1〜m)に許可されたQoSカテゴリを示すものである。この例では、図3に示すQoSレベル情報2aのシステムQoSレベル(AC_VO=2、AC_VI=2)及び仮想AP11のQoSレベル(仮想AP1QoSレベル:AC_VO=5、AC_VI=1、仮想AP2QoSレベル:AC_VO=1、AC_VI=1、仮想APmQoSレベル:AC_VO=3、AC_VI=3)を用いている。
まず、仮想AP1では、AC_VOは、仮想AP1QoSレベルがシステムQoSレベル以上となり、AC_VIは、仮想AP1QoSレベルがシステムQoSレベルよりも小さい。このため、仮想AP1では、AC_VOのQoS提供が許可され、AC_VIのQoS提供は許可されない。よって、上記の動作説明と同様な手順をたどる中で、配下のSTA1からAC_VOやAC_VIのQoS提供要求があると、VOICEのみ許可されない。また、配下のSTA1へAC_VOやAC_VIに相当するToSフィールドをIPヘッダに持つデータ送信要求があると、VOICEのみ許可される。
また、仮想AP2では、AC_VO、AC_VIともに、仮想AP2のQoSレベルがシステムのQoSレベルよりも小さいため、QoS提供が許可されていない。よって、上記の動作説明と同様な手順をたどる中で、配下のSTA2からAC_VOやAC_VIのQoS提供要求があっても、いずれも許可されず、配下のSTA2へAC_VOやAC_VIに相当するToSフィールドをIPヘッダに持つデータ送信要求があっても、ベストエフォートで配下のSTA2に送信されることになる。
さらに、仮想APmでは、AC_VO、AC_VIともに、仮想APmQoSレベルがシステムQoSレベル以上となるため、QoS提供が許可される。よって、上記の動作説明と同様な手順をたどる中で、配下のSTAk−1からAC_VOやAC_VIのQoS提供要求があると、いずれも許可され、配下のSTAk−1へAC_VOやAC_VIに相当するToSフィールドをIPヘッダに持つデータ送信要求があると、VOICEやVIDEOのQoSカテゴリで配下のSTAk−1に送信されることになる。
上記の実施例では、QoSレベルを運用中に変更しないものであったが、APの状態や時間帯によって各仮想APのQoSレベルを変更することで、より柔軟な運用が可能となる。これを図示したものが図9である。
図9では、図8と同様の例において、QoSレベル情報2aのシステムQoSレベルを時間帯やAPの混雑状況でAPのシステムQoSレベルを変更している。図中の例では、時間帯A、時間帯B、混雑時(統計情報による判断)が設定されている。この場合、QoSレベル情報2aのシステムQoSレベルは、時間帯AではAC_VO=1、AC_VI=2、時間帯BではAC_VO=2、AC_VI=2、混雑時ではAC_VO=3、AC_VI=3にそれぞれ設定されている。また、仮想AP1QoSレベルは、AC_VO=2、AC_VI=1、仮想AP2QoSレベルは、AC_VO=1、AC_VI=0、仮想APmQoSレベルは、AC_VO=3、AC_VI=2にそれぞれ設定されている。
この場合、仮想AP1では、AC_VOは、混雑時は仮想AP1QoSレベルがシステムQoSレベルよりも小さくなり許可されないが、それ以外の時間帯は許可される。また、AC_VIは、時間帯A、時間帯B、混雑時はシステムQoSレベル小さくなり許可されないが、それ以外の時間帯は許可される。
また、仮想AP2では、AC_VOは、時間帯B及び混雑時は仮想AP1QoSレベルがシステムQoSレベルよりも小さくなり許可されないが、それ以外の時間帯Qを含む時間帯は許可される。また、AC_VIは、時間帯A、時間帯B、混雑時を含むいずれの時間帯も、システムQoSレベル小さくなり許可されない。
さらに、仮想APmでは、AC_VOは、時間帯A、時間帯B、混雑時を含むいずれの時間帯も、仮想AP1QoSレベルがシステムQoSレベル以上となり許可されない。また、AC_VIは、混雑時はシステムQoSレベルが小さくなり許可されないが、それ以外の時間帯A、時間帯Bを含む時間帯は許可される。
図9の例のように、時間帯やAP10の混雑状況でAP10のシステムQoSレベルを変更することで、仮想AP毎に柔軟なQoS制御を行うことができる。なお、この例では、システムQoSレベルのみを変更しているが、運用に応じて、仮想AP11のQoSレベルのみを変更したり、システムQoSレベルと仮想AP11のQoSレベルの両方を変更したりすることも可能である。
以上説明したように、本実施例の無線LANシステムは、以下のような特徴を有している。
AP10は、仮想AP20〜20(VAP1〜m)に論理的に分割して運用される。このAP10は、図2に示すように、QoSの内容を識別するQoSカテゴリ(例えば、VIDEO、VOICE)別のレベルを、AP10全体のシステムQoSレベルとVAP毎の仮想AP QoSレベルとして保持するQoSレベル情報(QoSレベル設定テーブル)2aを備える。このテーブルに基づいて、AP10は、あるQoSカテゴリに対して各VAPがQoSを提供するかどうかは、システムQoSレベルと仮想AP QoSレベルの比較によって決定する。これらのQoSレベルは、すべて運用中に変更可能である。
このAP10の構成において、ある加入者端末STA1がVAP1に加入し、IEEE802.11e仕様のサブセットであるWMM(Wi-Fi Multimedia)仕様の手順等に基づき、あるカテゴリのQoSを要求すると、AP10は、図2に示すテーブルに基づいて、該当するVAP1の仮想AP QoSレベルとシステムQoSレベルを比較し、このレベル値の比較でSTA1に対するQoS割付の可否を決定し、その結果をSTA1に通知する。
また、有線ネットワーク側からAP10が受信したデータのうちVAP1配下のSTA1宛のものについては、AP10は、その受信データにマーキングされているQoS情報がVAP1で許可されているかどうかを、図2に示すテーブルに基づいて、VAP1の仮想AP QoSレベルとシステムQoSレベルを比較し、このレベル値の比較で要求されたQoSを提供するかベストエフォート処理にするかを決定して、AP10から該当STA1宛に転送される。
すなわち、本実施例では、1つの物理的なAPで複数の論理的なAPのように運用可能な機能である仮想AP機能を有する無線LANシステム構成において、物理的なAPと論理的なAPである仮想AP毎に、それぞれ運用中に変更可能なシステムQoSレベルと仮想AP QoSレベルをQoSの種類別に備え、このシステムQoSレベルと仮想AP QoSレベルの比較を行うことで、1つの物理AP上のQoS制御を仮想AP毎に運用中に可能にしている。
従って、本実施例によれば、1つのAP上で運用される仮想AP毎に異なるQoS制御を提供し、かつその制御内容も運用中に変更できるので、1つのAPで柔軟なQoSを提供する無線LANアクセスサービスを実現することができる。
以上、本発明の一実施例を詳細に説明したが、本発明は、代表的に例示した上述の実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、特許請求の範囲の記載内容に基づき、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の態様に変形、変更することができる。これらの変形例や変更例も本発明の権利範囲に属するものである。
例えば、前述した本実施例に係る無線LANシステムのアクセスポイントを構成する各部の少なくとも一部の機能を、プログラムコードを用いて実現する場合、かかるプログラムコード及びこれを記録する記録媒体は、本発明の範疇に含まれる。この場合のプログラムコードは、オペレーティングシステムや他のアプリケーションソフト等と共同して上記機能が実現される場合は、それらのプログラムコードも含まれる。また、記録媒体としては、ハードディスクやROMのほか、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
本発明は、1つの物理的なAPで複数の論理的なAPのように運用可能な機能である仮想AP機能を有するAP及びこれを用いた無線LANシステムの用途にも適用できる。
本発明の実施例に係る無線LANシステムの全体構成を示す図である。 本発明の実施例において、アクセスポイントの内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施例において、QoSレベル情報(QoSレベル設定テーブル)の例を示す図である。 本発明の実施例において、SSIDと仮想APとの対応情報(対応テーブル)の例を示す図である。 本発明の実施例において、VLANタグIDと仮想APとの対応情報(対応テーブル)の例を示す図である。 本発明の実施例において、無線LANの利用者端末からのQoS提供要求に応答する場合の正常処理フローを示す図である。 本発明の実施例において、有線ネットワーク側からのデータを受信して利用者端末に送信する場合の正常処理フローを示す図である。 本発明の実施例において、図6及び図7に示す正常処理に基づいて実施される仮想AP運用の例を示す図である。 本発明の実施例において、図6及び図7に示す正常処理に基づいて実施される時間帯やAPの混雑状況に応じて変更可能な仮想AP運用の例を示す図である。 データのQoS情報とQoSカテゴリとのマッピングの例を示す図である。
符号の説明
1 無線インタフェース部
2 主処理部
3 有線インタフェース部
4 AP保守管理部
10 AP
11 仮想AP
20 加入者端末
30 VLANスイッチ
40 有線ネットワーク
50 端末
60 IP網

Claims (20)

  1. 無線LANと有線ネットワークとの間を中継する1つの物理的なアクセスポイントを複数の論理的なアクセスポイントである仮想アクセスポイントとして運用可能なアクセスポイントを備えた無線LANシステムであって、
    前記アクセスポイントは、
    前記無線LANとの間で前記仮想アクセスポイント毎にデータを送受信する無線インタフェース手段と、
    前記有線ネットワークとの間で前記仮想アクセスポイント毎にデータを送受信する有線インタフェース手段と、
    前記1つの物理的なアクセスポイントのシステムQoSレベル情報と、前記複数の仮想アクセスポイントに対応する複数のQoSレベル情報とを、QoSカテゴリ毎に設定するQoSレベル設定テーブルと、
    前記無線LANと前記有線ネットワークとの間で、前記無線インタフェース手段と前記有線インタフェース手段とを介して前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想アクセスポイントでデータを送受信する際、要求されQoSカテゴリのQoS提供が前記対象とする仮想アクセスポイントに許可されているか否かを、前記QoSレベル設定テーブルを参照して、前記システムQoSレベル情報と、前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報と比較結果に応じて決定するQoS制御決定手段と
    を備えたことを特徴とする無線LANシステム。
  2. 前記QoSレベル設定テーブルは、前記システムQoSレベル情報と前記複数の仮想アクセスポイントのQoSレベル情報との少なくとも1つを運用中に変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の無線LANシステム。
  3. 前記QoSレベル設定テーブルは、前記アクセスポイントの機器動作状態及び時間帯の少なくとも1つに応じて、前記システムQoSレベル情報と前記複数の仮想アクセスポイントのQoSレベル情報との少なくとも1つを変更可能に構成されていることを特徴とする請求項2記載の無線LANシステム。
  4. 前記QoS制御決定手段は、前記無線インタフェース手段を介して前記無線LANの利用者端末からのQoS提供の要求を受けると、その要求に対応するQoSカテゴリのQoS提供の可否を、前記QoSレベル設定テーブルを参照して前記システムQoSレベル情報と、前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報とを比較し、その比較結果に応じて決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線LANシステム。
  5. 前記QoS制御決定手段は、前記有線インタフェース手段を介して前記有線インタフェースからデータを受信すると、そのデータに含まれる所定のQoS情報で決まるQoSカテゴリのQoS提供の可否を、前記QoSレベル設定テーブルを参照して前記システムQoSレベル情報と前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報とを比較し、その比較結果に応じて決定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の無線LANシステム。
  6. 前記QoS制御決定手段は、前記システムQoSレベル情報に対応する第1のレベル値と前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報に対応する第2のレベル値との大小を比較し、前記第2のレベル値が前記第1のレベル値以上のときに前記要求されるQoSカテゴリによるQoS制御を許可することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線LANシステム。
  7. 前記QoS制御決定手段は、前記無線LANの利用者端末の識別情報と前記複数の仮想アクセスポイントの識別情報との対応関係が予め設定された対応テーブルに基づいて、前記無線インタフェース手段を介して前記無線LANの利用者端末から送られてくるデータから、前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想ネットワークを特定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の無線LANシステム。
  8. 前記対応テーブルは、前記利用者端末のMACアドレスに対応するSSIDと、前記複数の仮想アクセスポイントの識別情報とを対応付けるものである請求項7記載の無線LANシステム。
  9. 前記QoS制御決定手段は、前記有線ネットワーク内に仮想的に構成された複数の仮想LANと、前記複数の仮想アクセスポイントとの対応関係が予め設定された対応テーブルに基づいて、前記有線インタフェース手段を介して前記有線ネットワークから前記仮想LAN毎に送られてくるデータから、前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想ネットワークを特定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の無線LANシステム。
  10. 前記対応テーブルは、前記複数の仮想LANのタグIDと、前記複数の仮想アクセスポイントの識別情報とを対応付けるものであることを特徴とする請求項9記載の無線LANシステム。
  11. 前記QoSレベル設定テーブルは、IEEE802.11eに準拠したVOICE及びVIDEOを含むQoSカテゴリ別に設定されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の無線LANシステム。
  12. 無線LANと有線ネットワークとの間を中継する1つの物理的なアクセスポイントを複数の論理的なアクセスポイントである仮想アクセスポイントとして運用可能なアクセスポイントであって、
    前記無線LANとの間で前記仮想アクセスポイント毎にデータを送受信する無線インタフェース手段と、
    前記有線ネットワークとの間で前記仮想アクセスポイント毎にデータを送受信する有線インタフェース手段と、
    前記1つの物理的なアクセスポイントに対応するシステムQoSレベル情報と、前記複数の仮想アクセスポイントに対応する複数のQoSレベル情報とを、QoSカテゴリ毎に設定するQoSレベル設定テーブルと、
    前記無線LANと前記有線ネットワークとの間で、前記無線インタフェース手段と前記有線インタフェース手段とを介して前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想アクセスポイントでデータを送受信する際、要求されQoSカテゴリのQoS提供が前記対象とする仮想アクセスポイントに許可されているか否かを、前記QoSレベル設定テーブルを参照して、前記システムQoSレベル情報と、前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報と比較結果に応じて決定するQoS制御決定手段と
    を備えたことを特徴とするアクセスポイント。
  13. 前記QoSレベル設定テーブルは、前記システムQoSレベル情報と前記複数の仮想アクセスポイントのQoSレベル情報との少なくとも1つを運用中に変更可能に構成されていることを特徴とする請求項12記載のアクセスポイント。
  14. 前記QoSレベル設定テーブルは、前記アクセスポイントの機器動作状態及び時間帯の少なくとも1つに応じて、前記システムQoSレベル情報と前記複数の仮想アクセスポイントのQoSレベル情報との少なくとも1つを変更可能に構成されていることを特徴とする請求項12記載のアクセスポイント。
  15. 無線LANと有線ネットワークとの間を中継する1つの物理的なアクセスポイントを複数の論理的なアクセスポイントである仮想アクセスポイントとして運用可能なアクセスポイントを備え、前記アクセスポイントが前記無線LANとの間で前記仮想アクセスポイント毎にデータを送受信する無線インタフェース手段と、前記有線ネットワークとの間で前記仮想アクセスポイント毎にデータを送受信する有線インタフェース手段とを有する無線LANシステムのQoS制御方法であって、
    前記1つの物理的なアクセスポイントに対応するシステムQoSレベル情報と、前記複数の仮想アクセスポイントに対応する複数のQoSレベル情報とを、QoSカテゴリ毎にQoSレベル設定テーブルに設定するステップと、
    前記無線LANと前記有線ネットワークとの間で、前記無線インタフェース手段と前記有線インタフェース手段とを介して前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想アクセスポイントでデータを送受信する際、要求されQoSカテゴリのQoS提供が前記対象とする仮想アクセスポイントに許可されているか否かを、前記QoSレベル設定テーブルを参照して、前記システムQoSレベル情報と、前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報と比較結果に応じて決定するQoS制御決定ステップと
    を備えたことを特徴とする無線LANシステムのQoS制御方法。
  16. 前記QoSレベル設定テーブルは、前記システムQoSレベル情報と前記複数の仮想アクセスポイントのQoSレベル情報との少なくとも1つを運用中に変更可能に構成されていることを特徴とする請求項15記載の無線LANシステムのQoS制御方法。
  17. 前記QoSレベル設定テーブルは、前記アクセスポイントの機器動作状態及び時間帯の少なくとも1つに応じて、前記システムQoSレベル情報と前記複数の仮想アクセスポイントのQoSレベル情報との少なくとも1つを変更可能に構成されていることを特徴とする請求項16記載の無線LANシステムのQoS制御方法。
  18. 前記QoS制御決定ステップは、
    前記無線LANの利用者端末の識別情報と前記複数の仮想アクセスポイントの識別情報との対応関係が予め設定された対応テーブルに基づいて、前記無線インタフェース手段を介して前記無線LANの利用者端末から送られてくるデータから、前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想ネットワークを特定するステップと、
    前記無線インタフェース手段を介して前記無線LANの利用者端末からのQoS提供の要求を受けると、その要求に対応するQoSカテゴリのQoS提供の可否を、前記QoSレベル設定テーブルを参照して前記システムQoSレベル情報と前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報とを比較し、その比較結果に応じて決定するステップとを有することを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載の無線LANシステムのQoS制御方法。
  19. 前記QoS制御決定ステップは、
    前記有線ネットワークに仮想的に構成された複数の仮想LANと、前記複数の仮想アクセスポイントとの対応関係が予め設定された対応テーブルに基づいて、前記有線インタフェース手段を介して前記有線ネットワークから前記仮想LAN毎に送られてくるデータから、前記複数の仮想アクセスポイントのうち対象とする仮想ネットワークを特定するステップと、
    前記有線インタフェース手段を介して前記有線インタフェースからデータを受信すると、そのデータに含まれる所定のQoS情報で決まるQoSカテゴリのQoS提供の可否を、前記QoSレベル設定テーブルを参照して前記システムQoSレベル情報と前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報とを比較し、その比較結果に応じて決定するステップとを有することを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載の無線LANシステムのQoS制御方法。
  20. 前記QoS制御決定ステップは、前記システムQoSレベル情報に対応する第1のレベル値と前記対象とする仮想アクセスポイントのQoSレベル情報に対応する第2のレベル値との大小を比較し、前記第2のレベル値が前記第1のレベル値以上のときに前記要求されるQoSカテゴリによるQoS制御を許可するステップを有することを特徴とする請求項15乃至19のいずれか1項に記載の無線LANシステムのQoS制御方法。
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