JP4866151B2 - 動力システム - Google Patents
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Description
前記復水器との間で循環する前記溶液を低温排熱により加熱して前記溶液から前記低沸点媒体の蒸気を分離する再生器と、前記復水器から前記再生器へ向けて前記溶液が流通する濃溶液流路において前記溶液を昇圧して前記再生器に送出する循環ポンプと、前記再生器から前記復水器へ向けて前記溶液が流通する希溶液流路において前記溶液を減圧して前記復水器に送出する減圧部とを配置してなる再生回路とを備え、
前記再生器で分離した前記低沸点媒体の蒸気を、前記蒸気タービンに供給される作動流体に合流させるように構成された動力システムに関する。
この種の動力システムは、上記蒸気発生器において、エンジン排ガス等の排熱により供給ポンプにより供給された作動流体の溶液を蒸発させて当該作動流体の蒸気を発生し、上記蒸気タービンにおいて、その蒸気により得た軸動力により発電機等を駆動し、上記復水器において、蒸気タービンを駆動した後に流出した蒸気を溶液に復水させるという動力回路を備える。
この種の動力システムは、復水器で復水した溶液を、再生器との間で循環させ、当該再生器において、その循環する溶液を低温排熱により加熱して当該溶液から低沸点媒体の蒸気を分離するという再生回路を備え、更に、その再生器で分離した低沸点媒体の蒸気を蒸気タービンに供給される作動流体に合流させるように構成されている。
そして、このような動力システムにおいて、再生器で分離した低沸点媒体の蒸気を蒸気タービンに供給される作動流体に合流させることで、蒸気タービンの軸出力を増加させることができ、これは、再生器に供給した低温排熱の熱エネルギを、蒸気タービンの軸動力に変換して回収し得ることを意味する。
しかしながら、蒸気タービンの蒸気流出部の圧力をできるだけ低くするために、その蒸気流出部側に直接接続された復水器の圧力を過剰に低下させすぎると、復水器における管継手やシール部等を介した外気の侵入により、サイクル効率が低下することが懸念される。
また、復水器の圧力は、作動流体の復水器での温度における飽和圧力に相当するものとなることから、復水器での温度を低下させることで、復水器の圧力を低下させることができる。しかしながら、一般的に復水器の冷熱源としては大気などが利用されているため、復水器の温度を低下させるには限度があった。
前記復水器との間で循環する前記溶液を低温排熱により加熱して前記溶液から前記低沸点媒体の蒸気を分離する再生器と、前記復水器から前記再生器へ向けて前記溶液が流通する濃溶液流路において前記溶液を昇圧して前記再生器に送出する循環ポンプと、前記再生器から前記復水器へ向けて前記溶液が流通する希溶液流路において前記溶液を減圧して前記復水器に送出する減圧部とを配置してなる再生回路とを備え、
前記再生器で分離した前記低沸点媒体の蒸気を、前記蒸気タービンに供給される作動流体に合流させるように構成された動力システムであって、その第1特徴構成は、前記希溶液流路に、前記減圧部として、前記溶液の速度エネルギにより吸引部に吸引力を発生するエゼクタを備え、
前記蒸気タービンの蒸気流出部が、当該エゼクタの吸引部に接続され、
前記減圧部は、当該エゼクタの吸引部に発生する吸引力により、前記蒸気タービンの蒸気流出部の圧力を前記復水器の圧力よりも低下させる点にある。
したがって、本発明により、吸収式冷凍機の原理を利用して高温排熱及び低温排熱の2種類の排熱を効果的に回収し得る動力システムにおいて、サイクル効率の更なる向上を図ることができる技術を実現することができる。
更に、蒸気発生器では、低沸点媒体が高濃度で吸収されている溶液が高温排熱により加熱され蒸発するので、当該蒸気発生器における高温排熱の熱回収量を増加させることができ、結果、蒸気タービンに供給される蒸気の流量を増加させて、蒸気タービンの軸出力を増加させることができる。
図1に示す動力システムは、高温排熱としてのエンジン20から排出されるエンジン排ガスEの排熱を高温排熱とし、エンジン20を冷却するエンジン冷却水JWの排熱を低温排熱として、これらエンジン排ガスEとエンジン冷却水JWとから効率良く排熱回収して、蒸気タービン2により発電機35を駆動するための軸動力を出力するサイクルを利用するように構成されている。
そして、この蒸気タービン2が出力する軸動力は、発電機35を駆動するための駆動源として利用される。
即ち、かかる再生回路50は、復水器3との間で循環する溶液Lを低温排熱により加熱して溶液Lからアンモニア蒸気Saを分離する再生器4と、復水器3から再生器4へ向けて溶液Lが流通する濃溶液流路18において当該溶液Lを昇圧して再生器4に送出する循環ポンプ17と、再生器4から復水器3へ向けて溶液Lが流通する希溶液流路19において当該溶液Lを減圧して復水器3に送出する減圧部Xとを配置して構成されている。
そして、復水器3で蒸気タービン2から供給された蒸気Sが混合された後の比較的アンモニア濃度が高い濃溶液L1は、復水器3から濃溶液流路18を通じて循環ポンプ17により昇圧された後に再生器4に供給され、一方、再生器4でアンモニア蒸気Saが分離された後の比較的アンモニア濃度が低い希溶液L2は、再生器4から希溶液流路19を通じて減圧部Xにより減圧された後に復水器3に供給されることで、高圧の再生器4と低圧の復水器3との間で、圧力差を維持しながら溶液Lが循環されることになる。
即ち、吸収器5において、復水器3から供給ポンプ14により流路13を通じて供給された作動流体の溶液Lに、蒸気アンモニア蒸気流路10から分岐する分岐路10aを通じて供給されたアンモニア蒸気Saが吸収されて、アンモニア濃度が非常に高い作動流体の溶液Lが生成され、その溶液Lが供給ポンプ16により一層加圧され流路15を通じて蒸気発生器1に供給される。
よって、再生器4で分離されたアンモニア蒸気Saが比較的低圧であっても、この吸収器5でその低圧のアンモニア蒸気Saを良好に溶液に吸収させることができ、更には、当該蒸気発生器1で高濃度の溶液Lにより多くのエンジン排ガスEの熱を回収することができるので、蒸気タービン2に多くの蒸気Sを供給して蒸気タービン2の軸出力を増加させることができる。
そして、蒸気発生器1は、吸収器5においてアンモニア濃度が高くなった溶液Lを、排ガス路21の下流側から上流側に向けて流通させて、排ガス路21を流通するエンジン排ガスEの熱を当該溶液Lに与えるように構成されている。
よって、蒸気発生器1において、排ガス路21における下流側(蒸気発生器1に対するエンジン排ガスEの出口側)付近では、溶液Lに高濃度に含まれる低沸点媒体であるアンモニアが比較的低温のエンジン排ガスEとの熱交換により良好に蒸発するので、蒸気タービン2に対して多くの蒸気Sを供給することができ、更に、排ガス路21における上流側のエンジン排ガスEの温度が一定である場合でも下流側のエンジン排ガスEの温度を充分に低下させることができることから、蒸気発生器1におけるエンジン排ガスEに対する熱回収量を増加させることができる。
また、一般的に吸収器5が復水器3よりも高温であることから、当該吸収器5に供給する冷却水C2は、上述した復水器3で熱回収した後の冷却水C1とすることができる。尚、復水器C1と吸収器5とに冷却水C1,C2を個別に供給しても構わない。
即ち、上記吸収器5で溶液Lに吸収し得なかったアンモニア蒸気Saの残部が、蒸気アンモニア蒸気流路10から分岐する分岐路10bを通じて、蒸気タービン2の低圧段2aに供給される。
よって、再生器4で分離されたアンモニア蒸気Saが比較的低圧であっても、その低圧のアンモニア蒸気Saを良好に比較的低圧な蒸気タービン2の低圧段2aに供給して、蒸気タービン2の軸出力を増加させることができる。
即ち、このエゼクタ30は、液体駆動で気体を吸引する公知の液体エゼクタ(水エゼクタと呼ばれる場合がある。)と同様のものであり、希溶液流路19において、再生器4から復水器3へ向けて希溶液L2が流通することで、希溶液L2を減圧するという減圧部Xの機能を果たしながら、吸引部30aに吸引力を発生させるように配置されている。
よって、蒸気タービン2において蒸気流入路11と蒸気流出路12との圧力差を充分に大きいものとして、蒸気タービン2の軸出力を増加させることができ、結果、動力システムのサイクル効率を向上することができる。
(1)上記実施形態では、蒸気タービン2の軸動力により発電機35を駆動するように構成したが、本発明において、蒸気タービン2の軸動力は、例えば圧縮式ヒートポンプの圧縮動力等のように、別の用途に利用しても構わない。
更に、希溶液流路17を流通する希溶液L2から熱を回収する冷却器や、蒸気流出路12を流通する蒸気Sから熱を回収する冷却器を設けて、復水器3における冷却効率を向上させるように構成しても構わない。
2:蒸気タービン
2a:低圧段
3:復水器
4:再生器
5:吸収器
12:蒸気流出路(蒸気流出部)
14,16:供給ポンプ
17:循環ポンプ
18:濃溶液流路
19:希溶液流路
30:エゼクタ
30a:吸引部
40:動力回路
50:再生回路
L:溶液
L1:濃溶液
L2:希溶液
S:蒸気
Sa:アンモニア蒸気(低沸点媒体の蒸気)
X:減圧部
Claims (4)
- 高沸点媒体と低沸点媒体とを混合してなる作動流体の溶液を高温排熱により加熱して蒸気を発生する蒸気発生器と、前記蒸気発生器から供給された前記蒸気により駆動する蒸気タービンと、前記蒸気タービンから流出した前記蒸気を冷却して前記溶液に復水させる復水器と、前記復水器から供給された前記溶液を前記蒸気発生器に供給する供給ポンプとを配置してなる動力回路と、
前記復水器との間で循環する前記溶液を低温排熱により加熱して前記溶液から前記低沸点媒体の蒸気を分離する再生器と、前記復水器から前記再生器へ向けて前記溶液が流通する濃溶液流路において前記溶液を昇圧して前記再生器に送出する循環ポンプと、前記再生器から前記復水器へ向けて前記溶液が流通する希溶液流路において前記溶液を減圧して前記復水器に送出する減圧部とを配置してなる再生回路とを備え、
前記再生器で分離した前記低沸点媒体の蒸気を、前記蒸気タービンに供給される作動流体に合流させるように構成された動力システムであって、
前記希溶液流路に、前記減圧部として、前記溶液の速度エネルギにより吸引部に吸引力を発生するエゼクタを備え、
前記蒸気タービンの蒸気流出部が、当該エゼクタの吸引部に接続され、
前記減圧部は、当該エゼクタの吸引部に発生する吸引力により、前記蒸気タービンの蒸気流出部の圧力を前記復水器の圧力よりも低下させる動力システム。 - 前記再生器で分離した前記低沸点媒体の蒸気の少なくとも一部を、前記供給ポンプから前記蒸気発生器に供給される前記溶液に吸収させるように構成された請求項1に記載の動力システム。
- 前記再生器で分離した前記低沸点媒体の蒸気の少なくとも一部を、前記蒸気タービンの低圧段に供給するように構成された請求項1又は2に記載の動力システム。
- 前記高温排熱がエンジンから排出されたエンジン排ガスの排熱であり、前記低温排熱が前記エンジンを冷却するエンジン冷却水の排熱である請求項1〜3の何れか一項に記載の動力システム。
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