JP4864742B2 - モジュール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板上に実装された電子部品を樹脂封止した構成を有するモジュール装置に係り、特に、自動車用の各種コントロールユニットやセンサモジュールに用いるに好適なモジュール装置に関する。
従来、自動車の各種コントロールユニット(例えば、エンジンコントロールユニット,モータコントロールユニット,自動変速機コントロールユニットなど)やセンサモジュールに用いるモジュール装置は、自動車の居住性向上の観点から、エンジンルームを狭くして、車室空間を広くする傾向にあるため、小型化・薄型化が求められている。
このモジュール装置の小型化・薄型化を達成するために、電子回路基板上に実装した電子部品及び、少なくともコネクタを電子回路基板に取り付けるところの取り付け部側(接続面側)に配置した金属リード、ワイヤ、フレキシブルな接続用導体等の接続線を、樹脂によって完全に覆い隠すように封止するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−111435号公報
自動車用コントロールユニットの電子回路基板は、制御容量の増加のために、大型化する傾向にあり、そのサイズは、100mm×100mmのサイズを超えるものも珍しくはない。また、電子回路基板の大型化に伴い、放熱用の金属ベースにコネクタをねじ固定した後、金属ベースのコネクタ側の内壁面とコネクタの金属端子配線部分の一部とを、成形する前に予め樹脂でポッティングし、その後、このコネクタの樹脂部と金属ベース上の電子回路基板と金属ベースとを、熱硬化性の樹脂でトランスモールドしたモジュール装置が、提案されている。
この種のモジュール装置においては、前述したように、コネクタの樹脂部と金属ベース上の電子回路基板と金属ベースとを、熱硬化性の樹脂でトランスモールドするために、熱硬化性の樹脂を注入するが、その樹脂の注入に際して、樹脂による封止空間が大きくなっていることに伴い、トランスモールド時の成形圧力を上昇させることが必要となっている。
このように、成形圧力を上昇させると、この成形圧力が、コネクタの樹脂部に作用し、コネクタを変形させてしまうという問題が生じるので、成形圧力を上昇させることが難しい状況にある。その結果、樹脂の充填性が不十分となり、モジュール装置の信頼性を十分に確保することができないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、トランスモールド時の成形圧力の上昇を可能にし、コネクタの樹脂部と金属ベース上の電子回路基板と金属ベースとを、確実に封止し得るモジュール装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、第1の発明は、電子回路基板と、前記電子回路基板を搭載するための金属ベースと、前記電子基板と外部を電気的に接続する接続用金属端子配線を具備するコネクタの一部とを、予め樹脂でポッティングした後、前記電子回路基板及び前記金属ベースを、熱硬化性樹で封止するモジュール装置であって、前記樹脂がポッティングされる前記金属ベースの内壁面に、前記樹脂の移動を拘束する部材を備え、前記樹脂の移動を拘束する部材は、前記金属ベースの内壁面に設けた突出部であることを特徴とする。
また、第の発明は、電子回路基板と、前記電子回路基板を搭載するための金属ベースと、前記電子基板と外部を電気的に接続する接続用金属端子配線を具備するコネクタの一部とを、予め樹脂でポッティングした後、前記電子回路基板及び前記金属ベースを、熱硬化性樹脂で封止するモジュール装置であって、前記樹脂がポッティングされる前記金属ベースの内壁面に、前記樹脂の移動を拘束する部材を備え、前記樹脂の移動を拘束する部材は、前記金属ベースの内壁面に形成した凹み部であることを特徴とする。
さらに、第の発明は、電子回路基板と、前記電子回路基板を搭載するための金属ベースと、前記電子基板と外部を電気的に接続する接続用金属端子配線を具備するコネクタの一部とを、予め樹脂でポッティングした後、前記電子回路基板及び前記金属ベースを、熱硬化性樹脂で封止するモジュール装置であって、前記樹脂がポッティングされる前記金属ベースの内壁面に、前記樹脂の移動を拘束する部材を備え、前記樹脂の移動を拘束する部材は、前記金属ベースの内壁面に形成した粗面であることを特徴とする。
また、第4の発明は、電子回路基板と、前記電子回路基板を搭載するための金属ベースと、前記電子基板と外部を電気的に接続する接続用金属端子配線を具備するコネクタの一部とを、予め樹脂でポッティングした後、前記電子回路基板及び前記金属ベースを、熱硬化性樹脂で封止するモジュール装置であって、前記金属ベースにおけるコネクタ接合部の端面と前記コネクタの接合面との間に、前記樹脂の移動を拘束する部材を備え、前記樹脂の移動を拘束する部材は、内側部が金属ベースの内壁面より内側に突出する板部材であることを特徴とする。
本発明によれば、トランスファモールド時の成形圧力がコネクタに作用しても、これによるコネクタの移動を抑えることができるので、より大きな成形圧力でトランスファモールドすることが可能になる。その結果、100mm×100mmクラスの大きなモジュールでも、安定した樹脂充填が可能となり、安価で高信頼性のモジュール装置を提供することができる。
以下、本発明のモジュール装置の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1乃至図3は、本発明のモジュール装置の第1の実施の形態を示すもので、図1は、樹脂封止前の状態を示す斜視断面図、図2は樹脂封止後の状態を示す縦断面図、図3は封止方法を説明する図である。
図1において、モジュール装置は、大略、放熱機能を兼ねる金属ベース1と、金属製の端子2が組み付けられた樹脂製のコネクタ3と、電子部品4が搭載された電子回路基板5と、この電子回路基板5の回路とコネクタ3の端子2との接続を容易にするための端子整列板6とからなっている。
金属ベース1は、電子回路基板5の固定部材、電子回路基板5上の電子部品が発生する熱の放熱機能、及びモジュール取付けの際の取付固定部材となる。その特性上、金属ベース1の材料として、一般的にアルミ、アルミ合金、銅、銅合金、鉄(表面をメッキしたものも含む)などが使用される。
電子回路基板5は、電子回路のパターンが配線されていて、回路の機能に応じた各種電子部品4やコネクタ3への接続端子が、はんだや銀ペースト接着剤を用いて接続される。この電子回路基板5の材料として、セラミック、ガラエポ、金属等が使用される。
コネクタ3は、モジュールの外部に設けられているハーネスと電子回路基板5間を電気的に接続し、電源の供給を受けたり、外部センサからの信号入力、外部アクチュエータへの信号出力を仲介する。このコネクタ3のハウジング材料としては、無機質フィラを含む熱可塑性樹脂、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ナイロン(PA66)やポリフェニレンサルファイド(PPS)が使用される。コネクタ3の端子2には、錫めっきや金めっきが施された黄銅材が使用される。
前述した金属ベース1には、モジュール取付けの際のための取付ブラケット7が一体に設けられている。この金属ベース1には、図1に示すねじ8によって電子回路基板5が取付けられる。また、金属ベース1の一方側には、環状のコネクタ接合部9が一体に形成されている。このコネクタ接合部9の端面には、コネクタ3がシール部10を介してねじ11によって固定されている。金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内面には、図1及び図2に示すように、後述する樹脂14の移動を拘束する部材としての環状で断面角状の突出部12が形成されている。この環状の突出部12は、金属ベース1の成形に形成される。
図2において、金属ベース1及び電子回路基板5には、これらを封止する封止樹脂13が成形されている。この封止樹脂13は、電子回路基板5を封止することにより、外部環境から電子回路を保護する。封止樹脂13の材料は、無機質フィラを含み40℃以下において固形であるエポキシ樹脂(熱硬化樹脂)が使用される。エポキシ樹脂材料は、エポキシ樹脂とフェノール樹脂硬化剤とからなる組成であり、40℃以下で固形のオルソクレゾール型エポキシ樹脂、ビフェニル骨格を有するエポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン骨格を有するエポキシ樹脂、ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂またはビスフェノールA型エポキシ樹脂などと、フェノールノボラック樹脂、オルソクレゾールノボラック樹脂、ジシクロペンタジエン骨格を有するフェノール樹脂、またはナフタレン骨格を有するフェノール樹脂などとの組み合わせから得ることができる。
また、エポキシ樹脂成形材料には低弾性率化による低応力化を図るため、シリコーンゴムまたはオイルやブタジエン系ゴムなどの低応力化材を含むことができる。無機質フィラとしては、溶融シリカ、結晶性シリカ、アルミナ、酸化マグネシウムなどの破砕状または球状の少なくとも1種類以上を用いることができる。封止樹脂13の成形には、トランスファモールド法が使用される。
コネクタ3の電子回路基板5側内部と金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内部とには、熱硬化性の樹脂14がポッティングされている。この樹脂14は、封止樹脂13を充填する前に、コネクタ3の電子回路基板5側内部と金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内部との空間内に注入される。
次に、上述したコネクタ3の電子回路基板5側内部と金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内部とに樹脂14をポッティングする方法、及び金属ベース1及び電子回路基板5に封止樹脂13を形成する方法を、図3を用いて説明する。
まず、コネクタ3を、金属ベース1のコネクタ接合部9にねじで固定したのち、図3の(a)に示すように、コネクタ3が下側となるように、金属ベース1及びコネクタ3を直立状態に刈り固定する。この状態で、液状の樹脂14を、金属ベース1におけるコネクタ接合部9の開口部9Aから矢印Aで示すように、コネクタ3の電子回路基板5側内部と金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内部との空間内に注入する。
この樹脂14が固化したのち、コネクタ3及び金属ベース1を水平状態にして、図1に示すように、端子整列板6を、端子2の端部を挿入して金属ベース1におけるコネクタ接合部9の開口部に組み付け、次に、端子2の端部と電子回路基板5とを接続して、電子回路基板5をねじ8で金属ベース1上に固定する。
この部品組み付け状態が完了したモジュールアッシーBを、トランスファモールド成形するために、図3の(b)で示すように、金型Cにセットしたのち、溶けた封止樹脂13を、金型C内に注入し、封止樹脂13が充填されたところで、封止樹脂13を確実に充填するために、例えば、数10kgf/cm2の成形圧を印加し、約3分ほどその状態を保持する。
上述した封止樹脂13への印加により、図2に示すコネクタ3の内側部に位置する樹脂14の端面に成形圧が作用するが、樹脂14は、図1及び図2に示す金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内面に形成した環状の突出部12に係合しているので、成形圧による樹脂14の移動が抑えられている。
その結果、封止樹脂13への成形圧を高めることができるので、封止樹脂13の充填性が良好となり、信頼性の高いモジュール装置を提供することができる。
この実施の形態によれば、トランスファモールド時の成形圧力がコネクタ3に作用しても、これによるコネクタ3の移動を抑えることができるので、より大きな成形圧力でトランスファモールドすることが可能になる。その結果、100mm×100mmクラスの大きなモジュールでも、安定した樹脂充填が可能となり、安価で高信頼性のモジュール装置を提供することができる。
なお、上述の実施の形態においては、樹脂14の移動を拘束する部材として、金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内面に環状で断面角状の突出部12を形成したが、コネクタ接合部9の内面に、断面角状の突出部12を周方向に間隔をもって設けることも可能である。また、突出部12の断面形状を、半円形状にすることも可能である。
また、突出部12をコネクタ接合部9の内面に並設することも可能である。このように、コネクタ接合部9の内面に突出部12を並設することにより、樹脂14の移動の拘束を強化することができるので、更により大きな成形圧力でトランスファモールドすることが可能になる。その結果、100mm×100mmクラスの大きなモジュールでも、安定した樹脂充填が可能となり、安価で高信頼性のモジュール装置を提供することができる。
また、突出部12として、金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内壁の肉厚を、部分的に周囲より厚くすることも可能である。この部分的に周囲より厚くする方法の一つとして、機械加工がある。更に、金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内壁面に、部分的にめっきを付けたり、また、溶接により肉を盛り付けて、突出部12を形成することも可能である。
図4は、本発明のモジュール装置の第2の実施の形態を示す縦断面図である。この図4において、図1及び図2に示す符号と同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
この実施の形態は、樹脂14の移動を拘束する部材として、金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内壁に、ねじ孔15を設け、このねじ孔15に、その先端がコネクタ接合部9の内壁内側に位置するようにねじ体16をねじ込み、このねじ体16を突出部として構成したものである。
この実施の形態によれば、前述した実施の形態と同様に、トランスファモールド時の成形圧力がコネクタ3に作用しても、ねじ体16が樹脂14に係合していることにより、コネクタ3の移動を抑えることができるので、より大きな成形圧力でトランスファモールドすることが可能になる。その結果、100mm×100mmクラスの大きなモジュールでも、安定した樹脂充填が可能となり、安価で高信頼性のモジュール装置を提供することができる。
また、この実施の形態においても、ねじ体16を並設することも可能である。また、金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内壁に、孔を設け、この孔に、その先端がコネクタ接合部9の内壁内側に位置するようにピン体を圧入し、このピン体を突出部として構成することも可能である。
図5は、本発明のモジュール装置の第3の実施の形態を示す縦断面図である。この図5において、図1及び図2に示す符号と同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
この実施の形態は、樹脂14の移動を拘束する部材として、金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内壁面に、環状の枠体17を嵌めこみ、この枠体17をねじ18によって固定し、枠体17を突出部として構成したものである。
この実施の形態によれば、前述した実施の形態と同様に、トランスファモールド時の成形圧力がコネクタ3に作用しても、枠体17が樹脂14に係合していることにより、コネクタ3の移動を抑えることができるので、より大きな成形圧力でトランスファモールドすることが可能になる。その結果、100mm×100mmクラスの大きなモジュールでも、安定した樹脂充填が可能となり、安価で高信頼性のモジュール装置を提供することができる。また、この実施の形態においても、枠体17を並設することも可能である。
図6は、本発明のモジュール装置の第4の実施の形態を示す縦断面図である。この図6において、図1及び図2に示す符号と同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
この実施の形態は、樹脂14の移動を拘束する部材として、金属ベース1におけるコネクタ接合部9の端面とコネクタ3の接合面との間に、内周部が金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内壁面に位置する環状に板部材19を挟み込み、板部材19の内側部を突出部として構成したものである。この板部材19のコネクタ3側面には、シール部10が形成されている。
この実施の形態によれば、前述した実施の形態と同様に、トランスファモールド時の成形圧力がコネクタ3に作用しても、板部材19の内側部が樹脂14に係合していることにより、コネクタ3の移動を抑えることができるので、より大きな成形圧力でトランスファモールドすることが可能になる。その結果、100mm×100mmクラスの大きなモジュールでも、安定した樹脂充填が可能となり、安価で高信頼性のモジュール装置を提供することができる。
図7は、本発明のモジュール装置の第5の実施の形態を示す縦断面図である。この図7において、図1及び図2に示す符号と同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
この実施の形態は、樹脂14の移動を拘束する部材として、金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内面に環状で断面角状の凹み部20を形成したものであり、この実施の形態では、溝形状の例を示してある。この溝形状の凹み部20は、機械加工によって形成される。
この実施の形態においては、凹み部20内に樹脂14が入り込み、その固化により、トランスファモールド時の成形圧力に抗して、樹脂14の移動が抑えられる。
この実施の形態によれば、前述した実施の形態と同様に、トランスファモールド時の成形圧力がコネクタ3に作用しても、樹脂14が凹み部20に係合していることにより、コネクタ3の移動を抑えることができるので、より大きな成形圧力でトランスファモールドすることが可能になる。その結果、100mm×100mmクラスの大きなモジュールでも、安定した樹脂充填が可能となり、安価で高信頼性のモジュール装置を提供することができる。
なお、上述の実施の形態においては、樹脂14の移動を拘束する部材として、金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内面に環状で断面角状溝の凹み部20を形成したが、コネクタ接合部9の内面に、凹み部20を周方向に間隔をもって設けることも可能である。また、凹み部20の断面形状を、半円形状にすることも可能である。
また、凹み部20をコネクタ接合部9の内面に並設することも可能である。このように、コネクタ接合部9の内面に凹み部20を並設することにより、樹脂14の移動の拘束を強化することができるので、更により大きな成形圧力でトランスファモールドすることが可能になる。その結果、100mm×100mmクラスの大きなモジュールでも、安定した樹脂充填が可能となり、安価で高信頼性のモジュール装置を提供することができる。
また、上記の凹み部20に変えて、金属ベース1におけるコネクタ接合部9に、複数個の孔を設けるように構成することも可能である。
更に、本発明のモジュール装置の第6の実施の形態として、図示しないが、金属ベース1におけるコネクタ接合部9の内壁面を、エッチングやショットブラスト等の表面粗化手段を用いて、粗らすことにより、凸凹形状の粗面を形成し、この凸凹形状の粗面を、樹脂14の移動を拘束する部材として機能させることも可能である。
この実施の形態においても、前述した実施の形態と同様な効果を得ることができる。
本発明のモジュール装置の第1の実施の形態の樹脂封止前の状態を示す斜視断面図である。 図1に示す本発明のモジュール装置の第1の実施の形態の樹脂封止後の状態を示す縦断面図である。 図1及び図2に示す本発明のモジュール装置の第1の実施の形態の樹脂封止方法を説明する図である。 本発明のモジュール装置の第2の実施の形態の樹脂封止前の状態を示す縦断面図である。 本発明のモジュール装置の第3の実施の形態の樹脂封止前の状態を示す縦断面図である。 本発明のモジュール装置の第4の実施の形態の樹脂封止前の状態を示す縦断面図である。 本発明のモジュール装置の第5の実施の形態の樹脂封止前の状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 金属ベース
2 金属製の端子
3 コネクタ
4 電子部品
5 電子回路基板
6 端子整列板
7 取付ブラケット
8 ねじ
9 コネクタ接合部
10 シール部
11 ねじ
12 突出部
13 封止樹脂
14 樹脂
15 ねじ孔
16 ねじ体
17 枠体
18 ねじ
19 板部材
20 凹み部

Claims (4)

  1. 電子回路基板と、前記電子回路基板を搭載するための金属ベースと、前記電子基板と外部を電気的に接続する接続用金属端子配線を具備するコネクタの一部とを、予め樹脂でポッティングした後、前記電子回路基板及び前記金属ベースを、熱硬化性樹脂で封止するモジュール装置であって、
    前記樹脂がポッティングされる前記金属ベースの内壁面に、前記樹脂の移動を拘束する部材を備え、
    前記樹脂の移動を拘束する部材は、前記金属ベースの内壁面に設けた突出部であることを特徴とするモジュール装置。
  2. 電子回路基板と、前記電子回路基板を搭載するための金属ベースと、前記電子基板と外部を電気的に接続する接続用金属端子配線を具備するコネクタの一部とを、予め樹脂でポッティングした後、前記電子回路基板及び前記金属ベースを、熱硬化性樹脂で封止するモジュール装置であって、
    前記樹脂がポッティングされる前記金属ベースの内壁面に、前記樹脂の移動を拘束する部材を備え、
    前記樹脂の移動を拘束する部材は、前記金属ベースの内壁面に形成した凹み部であることを特徴とするモジュール装置。
  3. 電子回路基板と、前記電子回路基板を搭載するための金属ベースと、前記電子基板と外部を電気的に接続する接続用金属端子配線を具備するコネクタの一部とを、予め樹脂でポッティングした後、前記電子回路基板及び前記金属ベースを、熱硬化性樹脂で封止するモジュール装置であって、
    前記樹脂がポッティングされる前記金属ベースの内壁面に、前記樹脂の移動を拘束する部材を備え、
    前記樹脂の移動を拘束する部材は、前記金属ベースの内壁面に形成した粗面であることを特徴とするモジュール装置。
  4. 電子回路基板と、前記電子回路基板を搭載するための金属ベースと、前記電子基板と外部を電気的に接続する接続用金属端子配線を具備するコネクタの一部とを、予め樹脂でポッティングした後、前記電子回路基板及び前記金属ベースを、熱硬化性樹脂で封止するモジュール装置であって、
    前記金属ベースにおけるコネクタ接合部の端面と前記コネクタの接合面との間に、前記樹脂の移動を拘束する部材を備え、
    前記樹脂の移動を拘束する部材は、内側部が金属ベースの内壁面より内側に突出する板部材であることを特徴とするモジュール装置。
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