JP4863965B2 - 水路遮断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、雨水又は工場、プラント内の排水、処理水などが流れる断面U字型の水路を遮断し水を堰き止めることが可能な遮断装置に関する。なお、本発明で水路は、雨水を処理する側溝、用水路に限定されるもではなく、雨水のほか工場、プラント内の排水、処理水、固形分を含むスラリーが流れる排水溝も含まれる。
工場、各種プラントでは、雨水を集め所定の場所に送るために敷地内に多くの側溝が敷設されている。また工場、各種プラントでは、排水又は処理水を所定の場所に送るために排水溝が使用されている。これら側溝及び排水溝の多くは、断面形状がU字状のコンクリート製の溝であり、上部にはコンクリート製又は金属製の蓋板が載せられ、作業員又は物が落下しないようになっている。発電所構内においても多くの側溝、排水溝が使用されており、火力発電所では排煙脱硫設備を保守点検する場合、石膏スラリーを含む吸収液を吸収液ピットに移送するために排水溝が用いられている。吸収液ピットは地下に設けられており、排水溝を通じて送り込まれる吸収液は、吸収液ピットに自然に流れ込むように設計されている。
排煙脱硫設備と吸収液ピットとを連絡する排水溝は、通常は空の状態であり、排煙脱硫設備を保守点検するような場合にのみ使用される。但し、多量の雨が降ると排水溝の上部には、単に蓋板が載せられているに過ぎないため雨水が入り込む。吸収液ピット内のライニングを補修する場合、ピット内の液を排出する必要があるが、吸収液ピット内のライニングを補修している最中に多量の雨が降ると、雨が排水溝を通じて吸収液ピット内に流れ込んでしまう。これを防止するために吸収液ピット入口部近くの排水溝に土嚢を積み雨水が流れ込まないようにしている。この他の側溝、排水溝においても、雨水あるいは排水等を堰き止めるために土嚢が多く使用されていることは周知のところである。側溝、排水溝を含め水路を遮断する方法には、土嚢を積み上げる方法のほか、水門、ゲート弁を用いる方法、水路の側壁に溝を設け、板を挿入し水を堰き止める方法などがある(例えば特許文献1参照)。
特開2004−238974号公報
土嚢を使用して側溝又は排水溝を堰き止める方法は、簡便な方法ではあるが重労働であり、特に大きな側溝又は排水溝の場合、大量の土嚢を必要とし土嚢を積むことも容易ではない。さらに水を遮断する機能も十分とは言えない。水門、ゲート弁は水の遮断性に優れるものの導入には多くの費用が必要となる。水路の側壁に溝を設け、板を挿入し水を堰き止める方法は、簡便な方法であるが、シールが悪い。さらに既設の水路の側壁に溝を設ける場合には、多くの費用及び労力を必要とし、さらに溝を加工する際に側壁にひびが入ったり、側壁が破損する場合もあり溝を設けることは容易ではない。
本発明の目的は、使いやすく、低コストで既設の水路にも簡単に取付け使用することが可能な水路遮断装置を提供することである。
請求項1に記載の水路遮断装置は、断面がU字型の水路に直交するように遮断板を挿入し水路を遮断する水路遮断装置であって、それぞれ水路の深さと同一の高さを有し、一面が水路の長手方向に直交し該一面が同一平面内となるように水路の両側壁に固定された、遮断板を受け止め保持する一対の受け体と、前記受け体よりも上流側で前記受け体と所定の間隔を有するように水路の両側壁にそれぞれ固定された一対の案内体と、一面にシール用の弾性体を備え、該弾性体が前記受け体と向き合うように、前記受け体と前記案内体とが形成する凹部に着脱自在に挿入され水路を遮断する遮断板と、を含み、前記案内体は、前記遮断板を前記受け体に押付ける押しボルトを備えることを特徴とする。
請求項に記載の水路遮断装置は、請求項1に記載の水路遮断装置において、前記遮断板は、底部に水を遮断可能な弾性体を備えることを特徴とする。
請求項に記載の水路遮断装置は、請求項1又は請求項2に記載の水路遮断装置において、前記遮断板は、水路を完全に遮断する遮断部と水路内の水の流れをじゃましない脚部とを備えることを特徴とする。
請求項に記載の水路遮断装置は、請求項1又は請求項2に記載の水路遮断装置において、前記遮断板は、複数の横長の板状体からなることを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、水路遮断装置は、受け体と案内体とが形成する凹部に、シール用の弾性体を有する遮断板を挿入するだけで水路を遮断することができるので使いやすい。また構造が簡単であるので製造、取付けを安価に行うことができる。また既設の側溝にも簡単に取付け使用することができる。また案内体は、遮断板を受け体に押付ける押しボルトを備えるので、より使いやすい。
請求項に記載の本発明によれば、遮断板は、底部にシール用の弾性体を備えるので、水路の底面に受け体を設けなくても底面からの水漏れを防ぐことができる。これにより水路の底面に受け体を取付ける必要がなく、石膏スラリーのように固形分を含む排水を流した後でも水路内の清掃を簡単に行うことができる。
請求項に記載の本発明によれば、遮断板は、水路を完全に遮断する遮断部と水路内の水の流れをじゃましない脚部とを備えるので、水路を遮断する必要のない場合は、脚部を、受け体と案内体とが形成する凹部に挿入しておけばよい。このように水路を遮断する必要のない場合であっても、遮断板を取付けておくことで、遮断板の紛失をなくすことができ、また保管、移動の手間も省ける。さらに水路を遮断しない場合であっても、受け体と案内体とが形成する凹部に脚部が挿入されているので、石膏スラリのように固形分を含む排水を流しても、受け体と案内体とが形成する凹部には固形分がほとんど堆積することがなく、又受け体の前面には固形分が堆積しないので、遮断部を挿入する場合、ほとんど掃除をすることなく直ちに行うことができる。
請求項に記載の本発明によれば、遮断板は、複数の横長の板状体からなるので、大きな水路であっても遮断板の挿入を簡単に行うことができる。
図1は本発明の第1実施形態としての排水溝の遮断装置1の概略的構成を示す斜視図である。図2は、図1の遮断装置1の平面図である。排水溝の遮断装置1は、排水溝2に直交するように遮断板30を挿入し排水溝2を流れる水を堰き止めるものであって、遮断板30、遮断板30が移動しないように受け止め保持するための受け体である一対の山形鋼(アングル)10a、10b、遮断板30を受け体に接するようにガイドする案内体である一対の山形鋼20a、20bを含み構成される。排水溝2は、断面形状がU字型の鉄筋コンクリート製の溝であり、図示を省略した湿式排煙脱硫装置の吸収塔と吸収液を貯留する吸収液ピット8とを連絡する。排水溝2は、上端が敷地3の高さと同じになるように埋設され、図示を省略した取外し可能な金属製の蓋で覆われている。吸収液ピット8は、上部が地表に表れているものの大半は地下に埋設されている。
吸収液ピット8に近い位置の排水溝2の両側壁4a、4bにそれぞれ受け体である一対の受け用の山形鋼10a、10bが固定されている。受け用の山形鋼10a、10bは、一面11a、11bを側壁4a、4bに接触させるように図示を省略したアンカーボルトで側壁4a、4bに着脱可能に固定されている。また一対の受け用の山形鋼10a、10bは、吸収液ピット入口9から同じ距離離れた位置に固定されており、一対の受け用の山形鋼10a、10bは、それぞれの一面12a、12bに接する平面が同一平面内に含まれ、排水溝2の長手方向に直交するように固定されている。また受け用の山形鋼10a、10bの高さは、側壁4a、4bの高さHと同一であり、受け用の山形鋼10a、10bの一端は排水溝2の底面5に接する。受け用の山形鋼10a、10bは、遮断板30が移動しないように受け止め保持すると共に、その一面12a、12bは遮断板30に取付けられたゴム板32a、32bと接触し水の漏洩を防ぐ役目を果たすものである。一方で排水溝2を堰き止めることなく排水を流している最中は、受け用の山形鋼10a、10bは、排水の流れをじゃまするため、これらの点を考慮し、受け用の山形鋼10a、10bの一面12a、12bの幅を決めることが好ましく、必要以上に幅の広い山形鋼10a、10bを使用すべきではない。
案内体である一対の案内用の山形鋼20a、20bは、受け用の山形鋼10a、10bから吸収液ピット8反入口方向、つまり排水溝2の上流側に一定の距離を隔て、図示を省略したアンカーボルトで着脱可能に両側壁4a、4bにそれぞれ固定されている。案内用の山形鋼20a、20bも受け用の山形鋼10a、10bと同様、それぞれの一面22a、22bに接する平面が同一平面内に含まれ、排水溝2の長手方向に直交するように側壁4a、4bに固定されている。案内用の山形鋼20a、20bの高さは、受け用の山形鋼10a、10bと同様、側壁4a、4bの高さHと同一であり、案内用の山形鋼20a、20bの一端は排水溝2の底面5に接する。但し、案内用の山形鋼20a、20bの高さは、受け用の山形鋼10a、10bと異なり、必ずしも側壁4a、4bの高さHと同一である必要はなく、下端部23a、23b(図示省略)が排水溝2の底面5に接していなくても、又上端部24a、24bが排水溝の上端部よりも低くてもよい。山形鋼20a、20bの一面22a、22bの幅は特に限定されないけれども、必要以上に大きくする必要はない。排水の流れのじゃまとならないように受け用の山形鋼10a、10bの一面12a、12bの幅とほぼ同じであることが好ましい。図1に示す一対の受け用の山形鋼10a、10bは、一面11a、11bが直接側壁4a、4bに接触するかたちで固定されているけれども、ガスケットを介装し固定すればより確実に水の漏洩を防止することが可能となり好ましい。
案内用の山形鋼20a、20bには、遮断板30を受け用の山形鋼10a、10bに押付けるための押しボルト25a、25b、26a、26b(図示省略)が上下2箇所に装着されている。ここでは山形鋼20a、20bに雌ねじを設けているが、雌ねじを設ける換わりに山形鋼20a、20bに貫通孔を設け、貫通孔の囲むようにナットを溶接してもよい。押しボルト25a、25b、26a、26bの数は特に限定されないけれども、遮断板30を受け用の山形鋼10a、10bに平行に押付ける必要があることから、遮断板30が大きくなれば押しボルトの数を増加させることが好ましい。
遮断板30は、金属製の方形の板であり、高さは側壁4a、4bの高さHと同じである。幅は、排水溝2の幅Wとほぼ同じか若干小さい。厚さは特に限定されないけれども、排水溝2を遮断し排水溝2の水を堰き止めたとき変形しない厚さが必要である。必要以上に厚くすると、運搬、取扱いが困難となるので、この点も考慮し厚さを決定することが好ましい。また遮断板30の一面31の両側辺部近傍には、受け用の山形鋼10a、10bの一面12a、12bの幅とほぼ同じ大きさの短冊状のゴム板32a、32bが固定されている。このゴム板32a、32bは、受け用の山形鋼10a、10bの一面12a、12bと接触し、水の漏洩を防ぐシール材として機能する。このため排水溝2を流れる水、排水に対し耐性があり、これらをシールすることができればゴム板に限定されるものではなく、他の部材であってもよい。また、ゴム板32a、32bの大きさも、水の漏洩を防ぐことができれば必ずしも山形鋼10a、10bの一面12a、12bとほぼ同じ大きさである必要はない。
以上のように構成される遮断装置1を用いて排水溝2を遮断するときは、排水溝2を覆う金属製の蓋(図示を省略)を取外し、受け用の山形鋼10a、10bと案内用の山形鋼20a、20bとが形成する凹形の空間部35に、遮断板30に固定されたゴム板32a、32bが受け用の山形鋼10a、10bの方に向くように挿入する。その後、案内用の山形鋼20a、20bに装着された押しボルト25a、25b、26a、26bを押し込み、ゴム板32a、32bを受け用の山形鋼10a、10bの一面12a、12bに圧接させる。取外す場合は、押しボルト25a、25b、26a、26bを緩めた後、遮断板30を取り去ればよい。以上にように簡単な操作で確実に排水溝2を遮断することができる。本実施形態に示す遮断装置1は、排水溝2の底面5に受け用の山形鋼を取付けていないので、排水溝2の清掃を簡単に行うことができる。なお、排水溝2の底面5の凹凸が大きい場合、又は排水溝2の底面5が傾斜しているような場合は、遮断板30の底部34にゴム板を取付け、遮断板30の自重でゴム板が排水溝2の底面5に押付けられるようにしてもよい。これにより、より確実に水を遮断することができる。
受け用の山形鋼10a、10bと案内用の山形鋼20a、20bとの間隔は、受け用の山形鋼10a、10bと案内用の山形鋼20a、20bとが形成する空間部35にゴム板32a、32bが固定された遮断板30が挿入されるので、少なくともゴム板32a、32bと遮断板30の厚さを加算した以上の間隔が必要である。本実施形態では、押しボルト25a、25b、26a、26bが装着されているので、受け用の山形鋼10a、10bと案内用の山形鋼20a、20bとの間隔が広めであってもよい。本実施形態に示すように、押しボルト25a、25b、26a、26bを使用して遮断板30を受け用の山形鋼10a、10bに押付ける場合、案内用の山形鋼20a、20bは、実質的には押しボルト25a、25b、26a、26bを保持するための部材に過ぎない。よって、受け用の山形鋼10a、10bと異なり、案内用の山形鋼20a、20bの高さは排水溝2の高さHに比べ低くてもよい。これ対し受け用の山形鋼10a、10bは排水溝2の高さHと同じで、排水溝2の底面5から側壁4a、4bの上端部まで取付けられている必要があり、取付けられていない部分があるとその部分から水が漏洩してしまう。
押しボルト25a、25b、26a、26bを使用することなく、受け用の山形鋼10a、10bと案内用の山形鋼20a、20bとが形成する空間部35にゴム板32a、32bが固定された遮断板30を挿入し、遮断した水の水圧を利用し水を遮断することも可能である。この場合、水を遮断し水位が増し遮断板30に十分な水圧が加わるまで、遮断板30のゴム板32a、32bと受け用の山形鋼10a、10bの一面12a、12bとを接触させておくことが好ましい。よって、押しボルト25a、25b、26a、26bを使用しない場合は、受け用の山形鋼10a、10bと案内用の山形鋼20a、20bとの間隔を、ゴム板32a、32bと遮断板30の厚さを加算した値とほぼ同じにすることが好ましい。水のシールは、ゴム板32a、32bと受け用の山形鋼10a、10bの一面12a、12bとが圧接することで行われるため、遮断板30の側辺と排水溝2の側壁4a、4bとの隙間の大きさは特に限定されない。石膏スラリを流す排水溝のような場合、この隙間部分に石膏が沈澱堆積するので狭い方が好ましいけれども、排水溝2の側壁4a、4bが傾斜しているような場合、遮断板30の幅を排水溝2の幅Wと同じとすると遮断板30の底部34が排水溝2の底面5に達しない場合もあるので、この点を考慮し遮断板30の幅を決めることが重要である。本実施形態では、シール材であるゴム板32a、32bを遮断板30に固定しているけれども、遮断板30に換え受け用の山形鋼10a、10bに固定してもよい。但し、メンテナンスを考えればゴム板32a、32bを遮断板30に固定する方が好ましい。
図3は、図1の排水溝2の遮断装置1の遮断板30の第1変形例である遮断板40の斜視図である。この遮断板40は遮断部44と脚部46a、46bとからなる。遮断部44は、図1の遮断板30に該当する部分であり遮断板30と同じ仕様からなり、一面の両側辺部近傍には受け用の山形鋼10a、10bの一面12a、12bとほぼ同じ大きさの短冊状のゴム板42a、42bが固定されている。一方、脚部46a、46bの幅は、受け用の山形鋼10a、10bの一面12a、12bの幅とほぼ同じ大きさであり、高さは側壁4a、4bの高さHと同じである。遮断部44と脚部46とは、同一の金属板から一体的に作られている。
排水溝2を遮断して水を堰き止める場合は、ゴム板42a、42bを受け用の山形鋼10a、10bの方に向け、遮断部44を受け用の山形鋼10a、10bと案内用の山形鋼20a、20bとが形成する空間部35に挿入する。この場合、脚部46a、46bは排水溝2から飛び出した状態となる。一方、排水溝2を堰き止めない場合は、脚部46を受け用の山形鋼10a、10bと案内用の山形鋼20a、20bとが形成する空間部35に挿入する。この場合、遮断部44は、排水溝2の上部に飛び出し、かつ脚部46a、46bの幅は、受け用の山形鋼10a、10bの一面12a、12bとほぼ同じ幅を有するので、脚部46a、46bが排水の流れをじゃますることはない。
図1に示す遮断板30の場合、通常、遮断板30を取外しておく必要があることから、紛失しないように又通行の妨げとならないような場所に保管しておく必要がある。さらに多くの排水溝に遮断装置を取付け使用する場合であって、排水溝の大きさが異なると遮断板の大きさも異なるため、遮断板を保管する場合、どの遮断装置に使用する遮断板か明確にしておく必要がある。これに対し図3に示す遮断板40の場合、通常は脚部46a、46bを受け用の山形鋼10a、10bと案内用の山形鋼20a、20bとが形成する空間部35に挿入した状態で使用するので、上記のような心配がない。
石膏スラリのように固形分を含む排水が流れる排水溝にあっては、図4に示すような脚部56a、56bにもゴム板52a、52bが固定された遮断板50がより好ましい。このような遮断板50を使用すると、排水溝2を遮断しない場合であっても、受け用の山形鋼10a、10bと案内用の山形鋼20a、20bとが形成する空間部35に脚部56a、56bが挿入されているので、石膏スラリのように固形分を含む排水を流しても、受け用の山形鋼10a、10bと案内用の山形鋼20a、20bとが形成する空間部35には固形分がほとんど堆積することがなく、又受け用の山形鋼10a、10bの前面に固形分が堆積することもなく、遮断部54を挿入する場合、ほとんど掃除をすることなく直ちに行うことができる。紛失防止を主目的とする場合、脚部56a、56bの大きさは特に限定されないけれども、石膏スラリなどのように固形分が流れる排水溝2に使用する場合にあっては、受け用の山形鋼10a、10bと案内用の山形鋼20a、20bとが形成する空間部35、又は受け用の山形鋼10a、10bの前面に固形分が堆積することがないように、ゴム板54a、54bを含む脚部56a、56bの大きさは空間部35とほぼ同じ大きさであることが好ましい。脚部を備える遮断板40、50を使用する場合、排水溝2から遮断部44、54又は脚部46a、46b、56a、56bが飛び出すので、遮断装置1は、通行のじゃまとならない場所に取付けることが好ましい。
以上のように本発明の遮断装置1は、側壁の溝を加工する必要がないため、既設の側溝、排水溝、用水路などにも簡単に適用することができる。また構造が簡単であり安価に製造、取付けを行うことができ、取扱いも非常に簡単である。なお、上記実施形態では、受け体及び押え体として山形鋼10a、10b、20a、20bを使用する例を示したけれども、部材の一面が側壁4a、4bに直交するような角パイプなどを使用することもできる。また遮断板30、40、50も必要に応じて、変形を防止するための補強用の部材を取付け使用することが可能なことは当然である。さらに遮断板30、40、50の大きさが大きい場合は、横長の板を複数並べて使用するようにしてもよい。これにより大きな側溝、排水溝であっても遮断板の運搬、挿入を簡単に行うことができる。
本発明の第1実施形態としての排水溝の遮断装置1の概略的構成を示す斜視図である。 図1の遮断装置1の平面図である。 図1の排水溝の遮断装置1の遮断板の第1変形例である遮断板40の斜視図である。 図1の排水溝の遮断装置1の遮断板の第2変形例である遮断板50の斜視図である。
符号の説明
1 遮断装置
2 排水溝
4a、4b 排水溝の側壁
10a、10b 受け用の山形鋼
12a、12b 受け用の山形鋼の一面
20a、20b 案内用の山形鋼
25a、25b 押しボルト
26a、26b 押しボルト
30 遮断板
32a、32b ゴム板
34 遮断板の底部
35 凹部
40 遮断板
42a、42b ゴム板
44 遮断部
46a、46b 脚部
50 遮断板
52a、52b ゴム板
54 遮断部
56a、56b 脚部

Claims (4)

  1. 断面がU字型の水路に直交するように遮断板を挿入し水路を遮断する水路遮断装置であって、
    それぞれ水路の深さと同一の高さを有し、一面が水路の長手方向に直交し該一面が同一平面内となるように水路の両側壁に固定された、遮断板を受け止め保持する一対の受け体と、
    前記受け体よりも上流側で前記受け体と所定の間隔を有するように水路の両側壁にそれぞれ固定された一対の案内体と、
    一面にシール用の弾性体を備え、該弾性体が前記受け体と向き合うように、前記受け体と前記案内体とが形成する凹部に着脱自在に挿入され水路を遮断する遮断板と、
    を含み、
    前記案内体は、前記遮断板を前記受け体に押付ける押しボルトを備えることを特徴とする水路遮断装置。
  2. 前記遮断板は、底部に水を遮断可能な弾性体を備えることを特徴とする請求項1に記載の水路遮断装置。
  3. 前記遮断板は、水路を完全に遮断する遮断部と水路内の水の流れをじゃましない脚部とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水路遮断装置。
  4. 前記遮断板は、複数の横長の板状体からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水路遮断装置。
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