JP2009150178A - 工場排水システム - Google Patents
工場排水システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009150178A JP2009150178A JP2007330493A JP2007330493A JP2009150178A JP 2009150178 A JP2009150178 A JP 2009150178A JP 2007330493 A JP2007330493 A JP 2007330493A JP 2007330493 A JP2007330493 A JP 2007330493A JP 2009150178 A JP2009150178 A JP 2009150178A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drainage
- rainwater
- storage tank
- water
- industrial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Sewage (AREA)
Abstract
【課題】工程の異常により工業用水排水の水質が悪化し工業用水排水遮断弁を遮断しなければならなくなっても工場の操業を継続することができ、かつ、雨水貯留槽の設置によっても敷地の有効活用度を低下させることのない工場排水システムを提供する。
【解決手段】前記雨水貯留槽21を、箱配列構造体と、この箱配列構造体の少なくとも底面および側面を覆う遮水保護層とよりなる地下埋設式貯留槽で構成するとともに、工業用水排水系統30の、水質測定ステーション32より下流側の管路34に切替弁35と、この切替弁35の位置で管路34から分岐して雨水貯留槽21に連通するバイパス路36とを配設し、切替弁35を、測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に工業用水排水の全量をバイパス路36に導けるよう構成するとともに、雨水貯留槽21から公共排水施設2までの間の管路23に雨水排水遮断弁を設ける。
【選択図】図2
【解決手段】前記雨水貯留槽21を、箱配列構造体と、この箱配列構造体の少なくとも底面および側面を覆う遮水保護層とよりなる地下埋設式貯留槽で構成するとともに、工業用水排水系統30の、水質測定ステーション32より下流側の管路34に切替弁35と、この切替弁35の位置で管路34から分岐して雨水貯留槽21に連通するバイパス路36とを配設し、切替弁35を、測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に工業用水排水の全量をバイパス路36に導けるよう構成するとともに、雨水貯留槽21から公共排水施設2までの間の管路23に雨水排水遮断弁を設ける。
【選択図】図2
Description
本発明は、工場敷地内に集まった雨水を一時的に貯留する雨水貯留槽を経由してこれを公共排水施設に排水する雨水排水系統と、工場で使用した工業用水を公共排水施設まで排水する工業用水排水系統とを備え、工業用水排水系統に、工業用水排水の水質を測定する水質測定ステーションを配設し、前記測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に公共排水施設への排水を遮断できるよう構成された工場排水システムに関する。
図1は、従来の典型的な工場排水システムを示す系統図であり、工場敷地1内で発生した排水を処理する工場排水システム90は、主に、工場3で使用した工業用水を公共排水施設4まで排水する工業用水排水系統91と、工場敷地1内に集まった雨水を公共排水施設2まで排水する雨水排水系統92とを有し、工業用水排水系統91は、工場内で発生した工程の異常より工業用水排水の水質が、法的基準や自主基準等を下回って公共排水施設81を汚染しないよう、工業用水排水の水質を測定する水質測定ステーション93を設け、もしこの水質が正常範囲から外れた場合には公共排水施設81への排水を遮断する工業用水排水遮断弁94を、水質測定ステーション93の下流側に配設して構成されている。
一方、雨水排水系統92については、例えば工場敷地1がその多くの部分をアスファルト等で覆ったものの場合排水能力が低く、大量の雨水が発生したときこれを地下に素早く浸透させもしくは公共の排水施設2へ導くことができないため、一時的に雨水を貯留する雨水貯留槽95を設けることが行われていて、このような、雨水貯留槽95としては、工場敷地の一部を深く掘って周囲をコンクリート等で固めたオープンなもので構成されている。
しかしながら、工業用水排水系統91に関しては、もし水質に問題が生じ、工業用水排水遮断弁94を閉じなければならない状況が生じた場合、工業用水排水遮断弁94の上流側には、通常せいぜい小さな枡程度の貯留容量しかないため、水質悪化の要因を特定して正常範囲内の水質で工業用水を排水できるようになるまで、工場の操業を停止しなければならず、大きな問題である。
一方、雨水排水系統92に関しても問題があり、オープン式の雨水貯留槽95は、敷地の有効活用度を低下させコストの増加を招いていた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、工程の異常により工業用水排水の水質が悪化し工業用水排水遮断弁を遮断しなければならなくなっても工場の操業を継続することができ、かつ、雨水貯留槽の設置によっても敷地の有効活用度を低下させることのない工場排水システムを提供することを目的とする。
<1>は、工場敷地内に集まった雨水を一時的に貯留する雨水貯留槽を経由してこれを公共排水施設に排水する雨水排水系統と、工場で使用した工業用水を公共排水施設まで排水する工業用水排水系統とを備え、工業用水排水系統に、工業用水排水の水質を測定する水質測定ステーションを配設し、前記測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に公共排水施設への排水を遮断できるよう構成された工場排水システムにおいて、
前記雨水貯留槽を、内外を連通させる広い開口部を有する樹脂製の箱部材を、縦、横、および、高さ方向に配列して、貯水空間を形成するとともに周囲からの荷重を負担する箱配列構造体と、この箱配列構造体の少なくとも底面および側面を覆う遮水保護層とよりなる地下埋設式貯留槽で構成するとともに、
前記工業用水排水系統の、前記水質測定ステーションより下流側の管路に切替弁と、この切替弁の位置で前記管路から分岐して前記雨水貯留槽に連通するバイパス路とを配設し、前記切替弁を、測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に工業用水排水の全量をバイパス路に導けるよう構成するとともに、前記雨水貯留槽から公共排水施設までの間の管路に雨水排水遮断弁を設けたことを特徴とする工場排水システムである。
前記雨水貯留槽を、内外を連通させる広い開口部を有する樹脂製の箱部材を、縦、横、および、高さ方向に配列して、貯水空間を形成するとともに周囲からの荷重を負担する箱配列構造体と、この箱配列構造体の少なくとも底面および側面を覆う遮水保護層とよりなる地下埋設式貯留槽で構成するとともに、
前記工業用水排水系統の、前記水質測定ステーションより下流側の管路に切替弁と、この切替弁の位置で前記管路から分岐して前記雨水貯留槽に連通するバイパス路とを配設し、前記切替弁を、測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に工業用水排水の全量をバイパス路に導けるよう構成するとともに、前記雨水貯留槽から公共排水施設までの間の管路に雨水排水遮断弁を設けたことを特徴とする工場排水システムである。
<2>は、<1>において、前記水質測定ステーションを、連続的に、もしくは、所定周期で自動的に水質を測定するよう構成し、前記測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に工業用水排水がバイパス路側に全量流れるよう切り替えると同時に前記工業用水排水遮断弁および雨水排水遮断弁を閉じる処理を自動的に行うシステム制御部を設けてなる工場排水システムである。
<1>によれば、前記雨水貯留槽を、前記雨水貯留槽を、内外を連通させる広い開口部を有する樹脂製の箱部材を、縦、横、および、高さ方向に配列して、貯水空間を形成するとともに周囲からの荷重を負担する箱配列構造体と、この箱配列構造体の少なくとも底面および側面を覆う遮水保護層とよりなる地下埋設式貯留槽で構成したので、この地下埋設式貯留槽の上部に工場の一部等の施設を配置することができ、敷地の有効活用度を高めることができる。
また、前記工業用水排水系統の、前記水質測定ステーションより下流側の管路に切替弁と、この切替弁の位置で前記管路から分岐して前記雨水貯留槽に連通するバイパス路とを配設し、前記雨水貯留槽から公共排水施設までの間の管路に雨水排水遮断弁を設けたので、測定水質が所定の正常範囲から外れた場合、水質異常の原因を突き止めて正常範囲内の水質の排水が可能になるまでの間、工業用水排水を一時的に雨水貯留槽に貯めておくことができ、このような場合でも工場の操業を継続させることができる。
<2>によれば、前記水質測定ステーションを、連続的に、もしくは、所定周期で自動的に水質を測定するよう構成し、前記測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に工業用水排水がバイパス路側に全量流れるよう切り替えると同時に前記工業用水排水遮断弁および雨水排水遮断弁を閉じる処理を自動的に行うシステム制御部を設けたので、排水の雨水貯留槽への切換を自動的に行うことができ、汚染水質の公共排水施設への流出防止を遅滞なく行え、しかも、この切換作業を省力化することができる。
本発明の実施形態について図に基づいて説明する。図2は、この実施形態の工場排水システム10を示す系統図であり、工場排水システム10は、工場敷地1内に集まった雨水を雨水用の公共排水施設2に排水する雨水排水系統20と、工場3で使用した工業用水を工業用水用の公共排水施設4に排水する工業用水排水系統30を備える。
雨水排水系統20には、大量の雨水が工場敷地内に集まった場合に、これを一時的貯留して敷地内が溢れるのを抑える雨水貯留槽21と、そこに雨水を導く雨水導水路22と、そこから公共排水施設2に雨水を排水する雨水排水路23とが設けられる。
一方、工業用水排水系統30には、その配管途中、好ましくは、管路中に設けられた排水枡31から水を採取してその水質を測定する水質測定ステーション32と、このステーション32の下流側の工業用水排水路34に設けられ測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に公共排水施設4への排水を遮断する工業用水排水遮断弁33とが設けられる。
さらに、この工場排水システム10は、その特徴として、水質ステーション32より下流側の工業用水排水路34に切替弁35を設け、この切替弁35の位置で工業用水排水路34から分岐して雨水貯留槽21に連通するバイパス路36を配設し、また、雨水貯留槽21に繋がる雨水排水路23に雨水排水遮断弁24を設けており、この構成により、測定水質が所定の正常範囲から外れた場合、水質異常の原因を突き止めて正常範囲内の水質の排水が可能になるまでの間、切替弁を切り替えて工業用水排水を一時的にバイパス路36に導いて雨水貯留槽21に貯めておくことができ、このような場合でも工場の操業を継続させることができる。
この場合、雨水貯留槽21から雨水用公共排水施設2までは、雨水遮断弁24で雨水排水路23を遮断するので、汚染された工業用水を公共排水施設2に排出する危険性はない。
なお、測定水質が正常範囲内となるよう回復したときには、切換弁35を元に戻し、バイパス路36への接続を絶ち、工業用水排水路34を工業用水用公共排水施設4に連通するようにするとともに、雨水貯留槽21に貯留した水質のよくない工業用水排水、もしくは、これに雨水を混合した排水は、そこで水質改善処理をした上で雨水排水路23から雨水用公共排水施設2に排水するか、あるいは、タンクローリなどに汲み上げて専用の処理施設まで運搬しそこで適切な処理を行う必要がある。
水質ステーション32で測定する水質は、PHや濁度等、水質の異常を検知できるものであればよく、水質ステーション32は既存の技術を用いて構成することができる。
ここで、図3に示すように、バイパス路36を工業用水排水遮断弁33の上流側で分岐させ、バイパス路36の途中にバイパス遮断弁37を設け、工業用水排水遮断弁33とバイパス遮断弁37との組み合わせで、切替弁35を代用さえることもでき、この場合、通常は、工業用水排水遮断弁33を開放するとともにバイパス遮断弁37を閉止した状態で排水を行い、水質ステーション32で測定した水質が正常範囲から外れた場合、工業用水排水遮断弁33を閉止し、バイパス遮断弁37を開放する操作を行うことになる。
また、排水の切換を自動的に行うのが好ましく、そのため、水質測定ステーション32を、連続的に、もしくは、所定周期で自動的に水質を測定するよう構成するともに、システム制御部38を設け、測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に工業用水排水がバイパス路36側に全量流れるよう切り替えると同時に前記工業用水排水遮断弁33および雨水排水遮断弁24を閉じる処理を自動的に行うようにする。
そして、この工場排水システム10は、もう一つの特徴として、雨水貯留槽21が、内外を連通させる広い開口部を有する樹脂製の箱部材を、縦、横、および、高さ方向に配列して、貯水空間を形成するとともに周囲からの荷重を負担する箱配列構造体と、この箱配列構造体の少なくとも底面および側面を覆う遮水保護層とよりなる地下埋設式貯留槽で構成されている点であり、図4は、このような雨水貯留槽21の一例を模式的に示す断面図であり、雨水貯留槽21は地中Fに埋設され、その付帯設備として流入桝42及び流出桝44を備えている。
雨水貯留槽21を設置する際には、先ず、雨水を回収し、貯留する対象となる敷地の地表面から凹状のピットPを掘り下げ、このピットPの内表面を遮水保護層46により隙間なく覆ったあと、遮水保護層46により覆われたピットP内に略直方体状に形成された所定容積の箱配列構造体48を構築する。
次いで、箱配列構造体48の頂面側を遮水シート50により隙間なく覆って、箱配列構造体48の外側を遮水保護層46及び遮水シート50により密封した後、箱配列構造体48が内部に配置されたピットPを土により埋め戻して箱配列構造体48の上側を覆土層により覆う。なお、地下に雨水貯留槽21が設置される敷地では、通常、地表面の大部分がコンクリート、アスファルト等の非浸水性の舗装材により覆われる。
敷地には、雨水貯留槽21の周辺に鉄筋コンクリート等により容器状に形成された流入桝42が埋設されるとともに、雨水貯留槽21に隣接して鉄筋コンクリート等により容器状に形成された流出桝44が埋設される。流入桝42は、例えば、敷地を所定の面積を有する複数の領域に区画し、その領域毎に流入桝42を設置し、これらの流入桝42にそれぞれ雨水が流れ込むようなっている。ここで、雨水貯留槽21に最も近接した1個乃至複数個の流入桝42は、通水管54を通して他の流入桝42に接続されている。これにより、敷地全体に降った雨水は、雨水貯留槽21に最も近接した流入桝42内に一旦、集水される。
流入桝42は、その側壁部の下端寄りの部位に流入管56の一端部が接続されると共に、側壁部における流入管56との接続部の上側にオーバフロー管58の一端部が接続されている。流入管56の他端側は、遮水保護層46を貫通して雨水貯留槽21内へ連通し、またオーバフロー管58の他端部は流出桝44の側壁部の上端寄りの部位に接続されている。
流出桝44は、その側壁部の下端部にオリフィス管60の一端部が接続されると共に、側壁部の上端部にオーバフロー管62の一端部が接続されている。オリフィス管60及びオーバフロー管62の他端部は、それぞれ河川、河川等の公共排水施設2へ繋がった通水管、排水用の暗渠、下水道等の排水経路に繋がっている。ここで、流出桝44内には、雨水貯留槽21からオーバフローした雨水が流れ込み、この雨水が一時的に貯留される。またオリフィス管60は、流出桝44内から排水経路へ流出する雨水の流量を制限するオリフィスとしての機能を有している。そして、オリフィス管60とオーバフロー管62とを合わせたものが、図2および図3に示した雨水配水管23に対応する。
ここで、箱配列構造体48は、この例の場合、図5に斜視図で示す樹脂製の基本ブロック41、および、図6に斜視図で示す樹脂製の補助ブロック43の複数個を相互に位置決め嵌め合わせて構成され、基本ブロック41は4種類8個の箱部材40A、40B、40C、40Dを連結部材51、53、55、57等で一体的に連結して構成され、補助ブロックは1個の箱部材40Eよりなる。そして、箱部材40A、40B、40C、40D、40Eには、箱の内外を連通させる開口部45が広く形成されている。
箱配列構造体48を形成するには、基本ブロック41の複数個を縦横それぞれの方向に同じ向きに並べて第1層を形成したあと、第2層を、図7に斜視図で示すように、基本ブロック41を、第1層の基本ブロック41と直交する向きに、第1層の基本ブロック41に嵌め込むようにして配列し、そのあと、図8に斜視図で示すように、その周囲に形成される隙間に補助ブロック43を嵌め込んで第2層を完成し、同様にして、第3層、第4層と積層してゆく。
このように、雨水貯留槽21を、箱配列構造体48と、この箱配列構造体48の少なくとも底面および側面を覆う遮水保護層46とで構成したので地下埋設式の貯留槽を低コストで実現することができる。
1 工場敷地
2 雨水用の公共排水施設
3 工場
4 工業用水用の公共排水施設
10 工場排水システム
20 雨水排水系統
21 雨水貯留槽
22 雨水導水路
23 雨水排水路
24 雨水排水遮断弁
30 工業用水排水系統
31 排水枡
32 水質ステーション
33 工業用水排水遮断弁
34 工業用水排水路
35 切替弁
36 バイパス路
37 バイパス遮断弁
38 システム制御部
40A、40B、40C、40D、40E 箱部材
41 基本ブロック
42 流入桝
43 補助ブロック
44 流出桝
45 開口部
46 遮水保護層
48 箱配列構造体
50 遮水シート
51 連結部材
53 連結部材
54 通水管
55 連結部材
56 流入管
57 連結部材
58 オーバフロー管
60 オリフィス管
62 オーバフロー管
P ピット
F 地中
2 雨水用の公共排水施設
3 工場
4 工業用水用の公共排水施設
10 工場排水システム
20 雨水排水系統
21 雨水貯留槽
22 雨水導水路
23 雨水排水路
24 雨水排水遮断弁
30 工業用水排水系統
31 排水枡
32 水質ステーション
33 工業用水排水遮断弁
34 工業用水排水路
35 切替弁
36 バイパス路
37 バイパス遮断弁
38 システム制御部
40A、40B、40C、40D、40E 箱部材
41 基本ブロック
42 流入桝
43 補助ブロック
44 流出桝
45 開口部
46 遮水保護層
48 箱配列構造体
50 遮水シート
51 連結部材
53 連結部材
54 通水管
55 連結部材
56 流入管
57 連結部材
58 オーバフロー管
60 オリフィス管
62 オーバフロー管
P ピット
F 地中
Claims (2)
- 工場敷地内に集まった雨水を一時的に貯留する雨水貯留槽を経由してこれを公共排水施設に排水する雨水排水系統と、工場で使用した工業用水を公共排水施設まで排水する工業用水排水系統とを備え、工業用水排水系統に、工業用水排水の水質を測定する水質測定ステーションを配設し、前記測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に公共排水施設への排水を遮断できるよう構成された工場排水システムにおいて、
前記雨水貯留槽を、内外を連通させる広い開口部を有する樹脂製の箱部材を、縦、横、および、高さ方向に配列して、貯水空間を形成するとともに周囲からの荷重を負担する箱配列構造体と、この箱配列構造体の少なくとも底面および側面を覆う遮水保護層とよりなる地下埋設式貯留槽で構成するとともに、
前記工業用水排水系統の、前記水質測定ステーションより下流側の管路に切替弁と、この切替弁の位置で前記管路から分岐して前記雨水貯留槽に連通するバイパス路とを配設し、前記切替弁を、測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に工業用水排水の全量をバイパス路に導けるよう構成するとともに、前記雨水貯留槽から公共排水施設までの間の管路に雨水排水遮断弁を設けたことを特徴とする工場排水システム。 - 前前記水質測定ステーションを、連続的に、もしくは、所定周期で自動的に水質を測定するよう構成し、前記測定水質が所定の正常範囲から外れた場合に工業用水排水がバイパス路側に全量流れるよう切り替えると同時に前記工業用水排水遮断弁および雨水排水遮断弁を閉じる処理を自動的に行うシステム制御部を設けてなる請求項1に記載の工場排水システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007330493A JP2009150178A (ja) | 2007-12-21 | 2007-12-21 | 工場排水システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007330493A JP2009150178A (ja) | 2007-12-21 | 2007-12-21 | 工場排水システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009150178A true JP2009150178A (ja) | 2009-07-09 |
Family
ID=40919595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007330493A Withdrawn JP2009150178A (ja) | 2007-12-21 | 2007-12-21 | 工場排水システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009150178A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101158052B1 (ko) * | 2009-09-22 | 2012-06-22 | 한국건설기술연구원 | 유출오염부하 저감을 위한 처리시스템 및 처리방법 |
CN105839761A (zh) * | 2016-05-16 | 2016-08-10 | 汪传发 | 一种雨水弃流系统 |
JP2017150212A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | Jfeスチール株式会社 | 排水の水質管理方法および水質管理システム |
-
2007
- 2007-12-21 JP JP2007330493A patent/JP2009150178A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101158052B1 (ko) * | 2009-09-22 | 2012-06-22 | 한국건설기술연구원 | 유출오염부하 저감을 위한 처리시스템 및 처리방법 |
JP2017150212A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | Jfeスチール株式会社 | 排水の水質管理方法および水質管理システム |
CN105839761A (zh) * | 2016-05-16 | 2016-08-10 | 汪传发 | 一种雨水弃流系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5244571B2 (ja) | 排水ます及びこれを備えた排水設備 | |
KR101859669B1 (ko) | 산업단지형 초기우수와 사고 유출수 분류시스템 | |
KR101146131B1 (ko) | 부력을 이용한 관로 자동개폐장치 및 그 제어 방법 | |
CN105804222A (zh) | 景观水体下调蓄池 | |
CN208899603U (zh) | 一种海绵城市建设模式下的雨污废三管合一排水系统 | |
JP2014109141A (ja) | 雨水貯溜配管構造 | |
JP2009150178A (ja) | 工場排水システム | |
KR20080112531A (ko) | 빗물 저장 탱크 | |
JP2012072622A (ja) | 雨水の管理システムとその運転方法および管理方法 | |
JP2014214543A (ja) | 下水・雨水切換型貯留施設 | |
KR101604535B1 (ko) | 하수관로 물막이 구조 | |
EP3510207B1 (en) | An arrangement for a sewerage system comprising a french drain | |
KR100943655B1 (ko) | 스마트 침사조를 이용한 빗물이용 시스템 | |
KR101437956B1 (ko) | 수질 개선을 위한 조립식 맨홀 | |
KR100806259B1 (ko) | 우수차집장치 | |
JP4029098B2 (ja) | 雨水貯留装置 | |
CN110029721A (zh) | 一种具有排污及初雨调蓄功能的管涵结合截污结构 | |
KR102399563B1 (ko) | 초기우수 및 유해화학물질 사고유출수 흐름유도장치 | |
CN206090797U (zh) | 一体化截流井 | |
KR101272581B1 (ko) | 유입조, 우수 유입 처리 시스템 및 이를 이용한 우수 유출 저감 시스템 | |
JP6250108B2 (ja) | 雨水貯留槽の設置方法 | |
JP2014009490A (ja) | 雨水貯溜配管構造及びそれに用いる排水桝 | |
JP2004036310A (ja) | 雨水処理システム | |
KR200435698Y1 (ko) | 콘크리트 저수조의 방수장치 | |
JP6832754B2 (ja) | 地下灌漑システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110301 |